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2010年03月11日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] あんた、この世をどう思う?

  どうってことねえか?  と宇崎竜堂のナレーションをしてみたり。
 いや、日中NHKなんて見れないんで改めてチェックしてなかったんですが、ここ最近国会会期中だというのにNHK-BS2で昼に普通に映画流しまくってるらしいのが気になって調べて見たら、 本気で国会中継放送してないんですな。
 いや、衆議院のサイトでは見られるんですが、この一点を見ても異常だと普通は思うと思うんですけどね。
 まあ、それ以前に鳩山氏やら民主党各位の発言に「もうこいつらには何言っても無駄だ」と思われてる節もないではないけど(自民もないとは言わないが、民主の発言の奇矯さには到底及ばない)。普通なら国民目線の政治とか散々言ってたんだからむしろ積極的に報道して欲しいものと思うんですが、逆の状態と言うことは「よっぽど国会中継して欲しくない」のが本音なんでしょうね。
 いまさら「誰のせい」とか言う気もないけど、自分たちの選択の行く末くらいは目を逸らさず見ておこうぜ?  あんた、それでも生きてんの?
 ここ一日二日だけでも、
  子ども手当、正しく支給される? 外国人の海外の子も対象中日
 厚労省によると、児童手当の受給児童は2008年度は1290万人で、支給総額は約9980億円。このうち海外居住の外国人の子どもの人数や額は把握していない。
(中略)
 委員会終了後、本紙の取材に「地方自治体で、外国に本当に子どもがいるかどうかを確認するのは難しいにもかかわらず、国が政策を進めようとしているのは問題」と訴えた。

  首相の公邸入居費用、さらに清掃費など280万読売
 鳩山首相が公邸に入居した際にかかった費用が、政府が公表した413万円ではなく、実際は約700万円にのぼっていたことが10日、政府関係者の話でわかった。
(中略)
 鳩山首相の場合は「内装補修」だけを公表し、過去3代の首相の支出額には含めた「点検・清掃」費約280万円を外したことになる。「点検・清掃」費を除いた過去3代の首相の支出額は数十万〜百数十万円にとどまっている。

  さらに言えば、民主主義も揺らぎだ 11日の鳩山首相朝日
 ――総理は民主党代表だった1997年ごろ講演などで「民主主義の本質は揺らぎ」とおしゃった。国民の声を取り入れて主義主張が変化することがあるという考えを示していたということだが、総理は今でも民主主義の本質はゆらぎだと思うか。

 「物質の本質が揺らぎなんですよね。そういう意味で、あらゆるこの地球も、とか宇宙というものの本質は揺らぎだという風に思っています。で、人の心もあるいは、人間そのものもですね、さらに言えば民主主義自体も揺らぎだと。一つのものにすべてが、何か核心的に決まっているということではなくて、ある意味で民主主義というのは多くの皆さま方の意見を聞かせていただきながら、その思いを大事にしていくという過程の中で、揺らぎ、全く人の意見を聞かなければ揺らがないかもしれませんが、いろんな意見を聞きながら、そしてその揺らぎの中で本質を見極めていくというのが宇宙の真理ではないかなとそのように思っていたわけで、そのことを申し上げた時期があるということであります」
 いや、子ども手当とか誰の意見を聞いてるのかと。これまでの行動を見る限り会う人ごとに意見をころころ変える変節漢以外ではありえませんが。

 順調に過去の山出し革命軍の轍をたどってるようですね。つか、普通ならとっくに致命的になってることがいくつも出てるんですが、無関心ってのはどうなのかねえ。ちょっとむかっ腹が立ってます。

[アニメ] ソラノヲト#10とデュラララ#9

  ソラノヲト #10「旅立チ・初雪ノ頃」。季節も冬に移り変わろうとしていた頃、砦に教会のユミナが客を連れてきた。彼女は山で一人暮らす「マダム」と呼ばれる老女が数日姿を見せないのを心配しており、カナタとリオがマダムの様子を見に行くことに。しかしカナタにはリオに関して気になり続けていることがあり、リオもまた何事か気にし続けていた。
 マダムの家にたどり着く二人だが、マダムは体調がすぐれないのを圧して新しい家を建てようとしている。なんのつもりだと詰問するリオに、マダムは「いつか迎えに来ると約束した恋人と息子と一緒に、暮らすための家だ」と答えるが、リオはそれを聞いてさらに感情的に老婆を問い詰める。それは、老婆の境遇と彼女の母親のそれがあまりに似ていたからだった……

 リオが皇女だってことはこれまでも示唆されてたし、父親と確執があること、そしておそらくは姉であるイリアとは腹違い(髪の色から)ということも薄々は察していたけど、妾腹と言うより、むしろ隠し子的な存在だったとは。とは言え公にされてなかっただけで、姉であるイリアはリオを心配してよく訪ねてきていたようで、そのためにイリアに対する思慕は非情に強く、母を最後まで一人にした乳に対する反発と同じくらい、イリアを死に追いやったものにも強い怨みを抱いていた。
 そんなリオの事情を薄々察し調べようとするカナタ。が、そんな二人はある老婆に出会う。
 もはや先が長くないことを分かっていながら決して来ないと分かっている恋人を待ち続ける彼女。当然彼女の生き方を母親と重ね否定しようとするリオだが、「約束する以外、何が出来た?」「あの人を愛した記憶があるから、生きて来れた」と強く語る彼女に、リオは何も言い返すことが出来ない。
 そして初雪の降った夜、老婆は迎えに来た恋人の幻影に導かれ、リオたちが泊まった彼女の家から姿を消す。雪原に途絶える、足跡だけを残し。
 老婆と出会ったことでリオは母親の生き方、イリアの生き方、そして自分の出生を受け入れ、カナタたちに全てを話し、父親の求めに応じ、砦を離れていく。おそらくは、敵国との和平のための政略結婚をするために。
 けど、タケミカヅチが段々完成してきてるし、不穏な動きがこれで収まるって事はないような。次回のサブタイトルは「萌ユル雪原」だし。


  デュラララ #9「依依恋恋」。誠二の姉である、矢霧製薬の開発主任、波江。弟に無尽蔵の愛を注ぐ彼女は、監視下に置いていた弟と「彼女」の消息が途絶えたことに苛立ちを隠せない。
 誠二は昔叔父の家で見た「女の首」に魅入られ、波江は首と弟を引き離すためだけに叔父の経営する矢霧製薬に入社し、首を実験材料にするという名目で弟から引き離したのだった。しかし、ある日高校入学を目前にした誠二が「首」を盗み出し、部屋に隠してあったそれをストーカー女に見られ、殺してしまったと連絡があったことから彼女の愛は更に暴走することになる。
 波江は弟と「彼女」を探し続けるが、その「彼女」を、セルティが見つけ、ないはずの顔色を変える。「彼女」の傷のある首から上、そこに収まってるのは、まぎれもないセルティ自身のなくした首だったからだった。
 「首の女」を追おうとするセルティ、逃げる「首の女」、彼女を守ろうとする誠二。状況はもつれにもつれ、何故か「都市伝説の首なしライダー」セルティから逃げる「首の女」をたまたま通りかかった帝人が保護することになってしまう。

 いよいよ一巻分、というか、首なしライダー編とでも言った方がわかりやすいか、とにかくセルティの首探しについて佳境……つったって、これまでが淡々とした個別のエピソードの連続だったので、話を掴みかねてると分かりづらいかもしれないけど。
 で、今回の語り部はあまり出てきてない矢霧波江。セルティの「首」の、失われた後の話が語られる。そして、誠二の首に対する愛と、波江の誠二に対する愛、もう一人の人物の愛……みんな変なんだけどね。
 しかしそれなりに取れていた平衡が、セルティが「首」を見つけてしまったことで崩れる。セルティを見て悲鳴を上げ逃げる首の女、それを追うセルティ、そのセルティを阻もうとする誠二、友人であるセルティのために誠二を止めようとする静雄。
 って、愛のために静雄の太ももに平然とボールペンを突き立てる誠二もやっぱり異常だけど、その誠二を簡単に引っこ抜いてぶん投げる静雄もいつもながら異常w もっとも一番異常なのは、静雄がボールペンを突き立てられてもキレないことなんですが。しかもセルティに「『俺は大丈夫だから、先に行け』一度言ってみたかったんだよな」とセルティに気遣ってかっこつけてみせるのがまたらしくないというか、実は静雄の本質はこっちなのかなとか。でも、「相手のことを知らないって、それで運命の人ってのはどういうことなんだ!」とキレてぶん投げるのは相変わらずなんだけどw その後、誠二が「俺は俺の愛を行動で示す! だから彼女を守る!」と静雄の目を狙ってボールペンを突き立てようとするのを、「臨也より気に入った!だからこれで勘弁してやる!」と頭突き一発で済ませていますが。~
 取りあえず、すったもんだの末に「首の女」は、帝人の元へ。取りあえず事情が分からないまま彼女を保護する帝人だが、事態を俯瞰して面白がってるのは臨也。全部の事態を掌握してるわけではないけど、事態を相当複雑なことにしそうな。


2010年03月14日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#5とW#26

  ゴセイジャー #5「マジカル・ハイド」。共同生活を始めたものの、性格の違うメンバーはあちこちでギクシャクが続く。特に顕著なのは慎重で理論派のハイドと猪突猛進でまず実行のアグリ。夕食の買い出しに行っても適当に買おうとするアグリを止めて、近場のスーパー全てを回って買い物の計画を立てるハイドに、振り回されたアグリは疲れ果てる。そんな時、女性の悲鳴が聞こえ、駆けつけると女性がウォースターの星人ウチュセルゾーに襲われていた。
 その場は撃退するが、その女性、敷島蓮子は内閣直属の研究機関の科学者。彼女は今巷ではやっている頭が良くなってしまう風邪「天才風邪」と呼ばれる新病がウォースターの陰謀であることに気付き、その特効薬を開発していたのだが、それにはウィルスの元となったウチュセルゾーの体液が必要だと言う。そうこうしているうちにも、子どもに良い点を取らせようとする親たちにわざと天才風邪を感染させられた子どもたちが激増し、ウォースターの思うつぼになってしまう。

 ゴセイジャー、つまらないわけじゃないけど、感想が書きづらいなぁ。シンケンジャーが若干ひねりが入っていたために今度は典型的なパターンにしてしまってるからか、イマイチモチーフがピンと来ないからか。
 取りあえず今回はハイドがメインで、クールで慎重だけど実は熱いところもあるという一面と、新しいゴセイマシンの活躍が描かれる。って、ゴセイマシン、追加のは基本的にヘッド部分のみなのか。頭まですげ替えとは思わなかったからちょっとびっくりした。
 今回の怪人の元ネタは「宇宙戦争」で、モチーフは多分カメムシ(スティンクバグ)。
 あと、どこかで見たようなスーパーが出ていたような……


  仮面ライダーW #26「Pの遊戯/亜樹子オン・ザ・ラン」。変身の解けた堀之内に「娘を利用するなんて」と亜樹子は詰め寄るが、「娘を愛してない」とまで言う彼女に「お前に何がわかる!」と堀之内は逆上。再度変身して襲いかかるが、本体の戦闘力は高くないパペッティア・ドーパントはあっさりWとアクセルに追い詰められる。が、そんな時、「ウェザー」のメモリ音声と共に俄に濃霧が起こり、収まった時には堀之内の姿は消えていた。
 まだ怒りが冷めやらない亜樹子だったが、風都にやってきたすぐ後にリコと一度会っていたことを思い出す。その時、亜樹子はたまたま人形を拾ってあげたリコに人形と話が出来るふりをして元気づけていた。自分が言ったことを信じて依頼をしてきたリコを心配するが、再び現れたリコは「人形の声を聞いて」としか言わない。亜樹子はもどかしさのあまり、「人形なんてどうでもいい!」と言ってしまう。リコは再び姿を消し、例の人形だけが残されていたが、亜樹子は逃げるようにその場を去ってしまう。
 が、更に竜の調べで堀之内の娘である里香子は一ヶ月前に事故で死んでいたとわかる。それでは、亜樹子に依頼したリコと名乗る女の子は何物だったのか。もしかして人形が理香子の代わりに依頼をしてきたのか? そう思った亜樹子はゴミ収集車に回収されてしまった人形を必死になって追いかけ、どうにか追いつき取り戻する。
 そこに人形の代わりにクレイドールを操ったパペッティアが現れ、自分の愛を否定したと亜樹子を襲う。

 今回はちょっとホラー仕立て。亜樹子が依頼人と思ってた里香子は既にこの世にはおらず、人形が里香子の姿で代わりに亜樹子に依頼をしてきていた。最初それに気付かず人形のことを否定してしまった亜樹子だが、人形が、持ち主だった里香子の気持ちを代弁して依頼してきたのだと気付くと、一転して我が身を省みずゴミ収集車に回収された人形を追いかける。「たかが人形に……」と不可解を隠さない竜に、「それが亜樹子なんだよ」と亜樹子の優しさとおやっさんから受け継いでいる探偵の魂を見る翔太郎。後でフィリップが亜樹子に「君のことを一番理解してるのは翔太郎だよ」と言って、怪訝な顔をされてたけど。
 今回、堀之内は亡くした娘との思い出をせめて永遠のものにしようと本にしたが、その本が批判されたことで娘との思い出も愛も否定されたと暴走、事件を起こした。クレイドール、そしてアクセルを操ってWを追い詰めるが、新ガジェットを使った作戦で撃破される。妻も娘も失い、復讐も出来ず全てを失ったと悲嘆する堀之内だが、亜樹子から人形からのメッセージを聞き、渡された人形を抱きしめ号泣する。
 今回影で暗躍してたのがウェザーの男、井坂。パペッティアを助けたり若菜に何かしかけてたり。その目的は「ガイアメモリの真の可能性の追求」らしく、メモリに浸食されないようにするためのドライバはむしろメモリによる進化の邪魔と、若菜のドライバに細工、これまでにないパワーを与えると共に、直差しと同じく次第にメモリに浸食されるようにしてしまう。そんな井坂に流石に冴子も恐れを抱き始める。
 次は透明になれるガイアメモリの暴走で意図せず透明になってしまう女マジシャンが出てくるらしいけど、むしろ本当のメインはついに姿を現すウェザードーパントか。つか、タイトルの「D」って何の頭文字?


2010年03月15日(月) 旧暦 [n年日記]

[映画] 時をかける少女

 母子家庭で育った芳山あかりは、無事大学受験を終えたばかり。薬学者である母の和子とお祝いもして、ささやかな幸せに浸っていた。が、誕生日のその日、突然和子が交通事故に遭い、自失呆然に陥る。大きな外傷はないはずなのに意識が戻らない母をひたすら毎日見舞うが、ある日、和子がほんのわずかな時間だけ意識を取り戻す。和子は古い写真を手渡し、「私の代わりに、私の研究室にある薬で1972年4月の理科準備室に行って、深町一夫に伝えて……」とメッセージを託すと、再び意識を失う。
 半信半疑ながら母の必死の頼みであり、またそうすることで母が目覚めると信じてあかりは薬を使う。と、果たして彼女の意識は遠のき、いつの間にか過去へ……だが、そこは母の言った1972年4月ではなく、1974年2月。たまたまその理科準備室にいた溝呂木涼太から日付を聞き、あかりは叫ぶ。
「跳ぶ日を間違えた!」
 アニメ版「時をかける少女」のヒロイン・紺野真琴を演じた仲里依紗がそのまま原作のヒロイン・芳山和子の娘を演じる、4つめの「時をかける少女」の映像化作品。キャスティングやヒロインの性格から、アニメ版の成功を受けての企画でありその影響も強いと思うけども、アニメとはまた違い原作を受けての続編的位置づけになる。原作では1972年って年の指定はなかった気がするし、原作の発表は1965年だし、と思ったら、初の単行本かとNHK「少年ドラマシリーズ」での「タイム・トラベラー」のタイトルでのドラマ化が1972年。少年ドラマシリーズの続編のつもりだとしたら、意外とマニアックだなぁ。
 原作やその映像化作品では意図せずタイムリープしてしまったり、アニメでは意図的にできるけどろくでもないことに使ったりだったけど、今回の映画ではタイムリープは基本的に一回につき一度だけで、間違って飛んでしまった時間で母のメッセージを伝えるべく右往左往するあかりが描かれる。が、何気に話の中心は芳山和子の方。
 予定より二年近く後の時間に飛んでしまい、既に中学を卒業してるとおぼしき深町一夫を探すが、出身校に行っても誰も知ってる人間がおらず、仕方なしにまだ高校生の和子に会って聞いてみても、写真を見て「こんな人、知らない」と言うばかり。
 脳天気なりに途方に暮れるあかりを支えるのは自主製作映画を作る大学生の涼太。自主製作のSF映画を撮っていて(それが絶妙なしょぼさ)SF好きもあってあかりが未来から来たというのを信じて、生来の人の良さもあって深町一夫探しを手伝うのだが、彼のアイデアのおかげでなんとか深町一夫にたどり着くことができる。が、予想だにしていなかった深町の正体と、そして彼によって突きつけられる過酷な選択に、あかりは涼太に抱きかけていた思慕故に苦しむことになる。
 即物的で現実的ないかにも現代的なあかりのキャラクターと、1974年の丁寧な描写で、「昔は良かった」ではない、また「あのころ描いてた未来と違う」でもない、あの時の人たちも一生懸命生きていた、というのが賛美でもなんでもなく、さりげなく描かれていくのはとてもいいと思った。それに久々に映像で「ソゴル・ケン」の名前を聞けたのも嬉しかったし。ただ、それだけにラストはちょっと微妙なところ。和子の話とあかりの話を同時に描いたために、和子にちょっと焦点が当たりすぎた上に初恋がある意味報われた和子に対比して、あまりにあかりの方は茫洋として、しかも救いがあまりないのが……これはこれで余韻があるのだけど。
 現代っ子のあかりと1974年とのふれあいが結構出来が良かっただけに、残念。


2010年03月16日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミンずぅ#23

  キルミンずぅ #23「ラブラブオカメインコの暗号!?」。神浜キルミンズの中で唯一キルミンフォーゼできないタマオ。仲間からはそれなりに頼りにされているが、やはり一人だけ仲間はずれな感じがしてしまう。相談したナギサから、「動物と触れあってみるのがいいんじゃない?」と言われ、学校のニワトリ小屋で特訓するが一向に効果がない。そんなある日、タマオの家に一羽の鳥が迷い込んでくる。生き物を飼ったことがないタマオはおっかなびっくりだが、オカメインコだということがわかり、リムに似た声で「ダイスキ」とさえずるその鳥に愛着が湧いて「リムちゃん」と名付けて面倒を見ることに。
 仲間にも内緒にしていたが、タマオの様子がおかしいのに気付かれて怪訝な目で見られてしまう。密かに想いを寄せてるリムの名前を付けている気恥ずかしさもあってごまかすタマオだったが、オカメインコのリムが「サラワレタ」と言うのを聞いて、背後に何か大きな事件があると、慌ててキルミンズの仲間たちに相談する。

 また唯一変身できないタマオの話。コンピューターやハイテク関連では活躍するもののどうして自分だけ変身できないのか悩むタマオだが、ナギサに言われて動物と触れあうことから初めて見ようとする。ケンも最初はネズミなのが微妙そうだった割に早々にネズミとなじみ、その辺は実際に関係ありそう。タマオは普通に鳥が怖いみたいだし。
 が、そこに迷い込んできたオカメインコを世話することで、キルミンフォーゼする手がかりが得られるのではないかと考えたタマオ。おっかなびっくり世話しながら、リコたちに内緒で相談したママさんに「生き物を飼うと言うことは一時であっても命に責任を持つこと」と言われ、下心で世話をしようとしてた自分を戒める。
 けど、本気で感情移入してきたところで、オカメインコの言葉を真に受けてしまってまたドタバタなことに……誘拐事件と騒いでいたのはタマオの早とちりだったけど、オカメインコのリムに愛情を注いでいたのは本当で、ほんの少しだけキルミンコンパクトもレベルがアップする。なんで変身できるかより、なんでタマオだけが変身できないのかの方がキルミンの秘密に関係ありそう。キルミン深度が深くなるのがいいことばかりとも思えないし。
 今回もカノンは当て馬だったけど、次回は久々にビューティバットが登場らしい。
 けど、あのストリートミュージシャンのおっさん、あの外見で怪しむなと言う方が……


2010年03月17日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンパイアバンド#09

  ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド #09「ロストボーイ」。人間と吸血鬼の対立を煽り立てようとする組織「テロメア」。その走狗のヒステリカにより吸血鬼化した人間たちが街に暗躍する。その目的は大規模テロを起こし、ヴァンパイアバンドを潰そうというものだった。
 人間に紛れ地下鉄で自爆テロを起こそうとするヒステリカの「子供」を、ミナの姪により地の一族「ベイオウルフ」たちが狩り出す。アキラもベイオウルフの一員としてテロリスト吸血鬼を狩り出す任務に当たるが、彼が見つけたヒステリカの手先は、吸血鬼になって姿をくらませた級友、彦坂だった……

 ヒステリカ編の結末。テロメアの凶行により吸血鬼化してしまった生徒会長・東雲ななみの行方を、彼女を慕う幼なじみのユズルから「ななみお姉ちゃんを捜して」という依頼から彼女を手下にしていたヒステリカの陰謀が明らかになる。って、自爆テロってかなり際どいネタの気がするけど、それが吸血鬼の血と反応し爆発する「アグニの血」がイマイチピンと来ない演出のせいであまりインパクトがないのが良いのか悪いのか。新房作品は緊迫感とかサスペンスとかとは折り合いが悪いよなぁ。スタイリッシュなんだけど。
 ななみとユズル、アキラと彦坂、そしてヒステリカとヴェラの三組の関係がそれぞれこの事件の結末を迎えるのだけど、原作ほどの叙情性は感じなかった、というのが正直なところ。これはこれで無難なアニメ化なのだけど。


2010年03月18日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ#10とソラヲト#11

  デュラララ!! #10「空前絶後」。首に傷のある女をかくまうことになった帝人。正臣に相談するが、ベタなラブコメ展開と茶化し、あまり深刻に受け取ってる様子がない。しかもそのことを放っておいて隣のクラスにいるヤツがダラーズかどうか確かめに行こうと言いだす。果たして、彼、滝口はダラーズかと聞かれてあっさりと肯定。だが彼の語るダラーズの姿は巷の恐ろしげな噂と異なり、各人が自由でいられるゆるやかな繋がりのようだった。
 滝口との会話に満足した帝人だったが、杏里と下校しようとしたところで時代錯誤なヤンキーに絡まれてしまう。どうも以前杏里に絡んでたいじめっ子が、彼氏を連れて仕返しに来たのだ。
 青ざめてうろたえる帝人だったが、突然現れた黒バイク、そして臨也が助けるというカオスな展開に……
 黒バイクの目的が首の女と気付いて帝人はごまかして逃げようとするが、ひたすらついてくる彼らに、思い切って用件を尋ねる。案の定黒バイクの目的は首の女だったのだが、本物の都市伝説と会話し、その出自を聞いて興奮する帝人。黒バイク=セルティが悪人ではなさそうと、家にかくまってる首の女に会わせる約束をする。
 が、何故か彼女は家から消えており、清掃業者のふりをした二人組が帝人に襲いかかり、彼女の居場所を吐かせようとする。

 いよいよ前半の山場に向かっていろいろ動き出す。って、なんで突然ダラーズのメンバーが出てきてるの? しかも、なんだか結構自由人な感じで、門田が正臣に脅したような不穏さのかけらもない。ただし、ある日知らないメールが届いて勧誘された、というのは一緒。怖がりながらもダラーズに興味津々な帝人は目を輝かせてその話を聞くが、事態は首の女を巡って急転直下、動き出す。
 彼女を追ってたセルティ、そして何故現れたのかよくわからない臨也が勝手に家までついてこようという良くわからん状況になるが、用件を聞いてみたセルティがいい人(?)の上に都市伝説通りの人間ではない異形で、非日常にあこがれる帝人はテンションが上がりまくる。
 が、首の女は姿を消しており、代わりに彼女を捜す矢霧製薬の手下がいて襲われるはめに。外で待っていたセルティたちが異常に気付いて事なきを得るけど、彼らが矢霧製薬の関係者だと臨也から聞いて、帝人の頭の中でバラバラだった出来事の全部がつながる。
 そして帝人が取った行動はまったく意外なもの。セルティたちに「私に協力してください」と、これまでの平凡な学生とは思えない落ち着いた雰囲気を漂わせる彼に、臨也は「疑い半分だったけど、大当たりだ!」と大喜び。前にも帝人にわざわざ会いに池袋まで来たみたいに言ってたし、臨也にとっては帝人は「重要人物」なのだろうけど……
 それはともかく「あいうぉんちゅー!」「ふぁいあー!」「あいるびーばーっく」は笑えたw


  ソラノヲト #11「来訪者・燃ユル雪原」。すっかり季節は冬になり、真っ白い雪原になった中をパトロールするカナタとクレハ。彼女たちは崖下に傷つき気絶した少女を見つける。が、彼女の着ているのは敵国であるローマの軍服。和平も遅々として進まない中、敵の兵隊が何故こんな辺境に? 疑問を持ちながらも彼女に手当をする小隊。しかし意外にもノエルがカナタ以上に熱心に彼女の看病をする。不思議に思うクレハに「罪滅ぼしなのかもしれない」と意味深なことを……
 やがてローマ兵士は目を覚ますが、言葉がまったく通じず尋問も出来ない。しかし本部に引き渡せばこの情勢下、どのような目に遭わされるかわからない。ひとまず様子見することに決まるが、骨董屋のナオミと教会のユミナが砦を訪ねてくる。カナタたちがローマ兵を砦に運んでいるところを街の住人に見られてしまい、事情を聞くために二人がやってきたのだ。
 安穏としてるような街も戦争と無関係ではないことを改めて知らされるカナタたちだが、ローマ語が話せるユミナの通訳により聞いたローマ兵の話は、意外なものだった……

 こっちも急転直下。国を救うために皇女として出来ることをする決意で砦を去っていたリオ。しかしリオの覚悟にもかかわらず、ローマとの関係は日増しに不穏さを増していく。そんな中突然現れた敵国兵士。さすがに戦争と直結してる事件だけに、これまでののんびりした空気は消え失せてしまう。中でも特に様子がおかしいのがノエル。異様にかいがいしく世話をし、フィリシアはそんな彼女の行動を「罪滅ぼし」と言うのだが、どうもノエルは昔軍の研究施設にいてなんらかの兵器を開発、その兵器が大量のローマ兵を苦しめ、命を奪ったことをトラウマとしてるらしい。って、「見えない死神」って、ミシオの母親の命を奪った生物兵器じゃなかったっけ? あれってノエルが開発したの?
 のみならず、ユミナの通訳で語られる敵兵・アイーシャは意外な事実ばかり。アイーシャの祖母はローマ軍の捕虜になった昔の「砦の乙女」で、「天使の化石」「砦の乙女の伝説」など、これまでの伏線が一気にまとめられてく。おいおい、ほんと急展開だな。
 しかも敵兵がいることを聞きつけたいかにも人相の悪い大佐が大隊を引き連れ、引き渡しを求めて砦に押しかけてくる。とぼけてごまかそうとするフィリシアだったが、アイーシャがノエルの名前を聞いて「見えない死神」という単語を発した途端錯乱、そのノエルを追おうとしたアイーシャも見つかってしまう。
 さらに最後の最後で、ローマ軍がノーマンズランドから責めてきてるという伝令が……ほんと、一気に動きすぎだろう。こんな展開、とても面白いです、ええ。www


2010年03月20日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] エレメントハンター#36、37

  エレメントハンター #36「時空を越えた奇跡」シェイプシフター・トリ族の失われた最後のオーパーツを求めて海底へ潜ったレンたち。そこは100%の純鉄で出来た洞穴だった。その奥に眠っていた最後のパーツを入手するが、入手直後に洞穴が崩壊、キアラの、そしてレンのブースターウェアのバッテリーも切れてしまい、危ういところだったが間一髪脱出することが出来た。三つのパーツを組み合わせれば帰還の方法と元素消失の謎がわかるかもしれないと、組み合わせた瞬間、完成したパーツから出てきたのは……ユノ?
 #37「あした、十一次元へ」。まだ開かれていた三つ目のポータルを教えられ地球に戻ってきたレンたち。研究所で待っていたカー博士に早速コロニーに連れて行かれる。初めて行くコロニーに驚く暇もなく、コロニーと地球が協力してパーツを解析し、元素消失を止めることになったと聞かされ、喜ぶレンたち。しかし、姿の見えないユノのことが気になって聞いたレンたちは、彼らを救出するためユノが犠牲になったことを聞かされる。そしてなおもユノのためにも元素消失を止めようとする彼らの行動を、大統領への野心のために潰そうとする川嶋長官がハンナに無理やり計画を妨害させようとしていた。

 二話連続なのに、先週のしんみりしたのはなんだったんだYO! と言いたくなるオーパーツの正体に思いっきり脱力する一話目。先週、ユノはレンたちを助けるために元素消失が頻繁に起こっている地球の核付近に向かい、元素消失現象をモニターしてその情報から脱出方法を検討しつつ、元素表面に情報を書き込むサブアトミック技術で自分の身体を構成する元素に脱出方法を記し、最後に自らの身体を溶かしてその元素をレンたちのメッセージとするための犠牲となった。レンたちやアリーとの思い出を「書き込む必要のない、私だけの宝物。だから私だけの中にしまっておこう」と言い、しかし任務を遂行すれば自分ごとそれが消えてしまう、肉体だけではなく、自分の中の思い出までも消えてしまう、それこそが「死」であると理解して初めて涙を流す。(なんでアンドロイドに涙を流す機能があるのかってのはそれはそれとして)
 アリーはそんな彼女に「あなたは人間になったのよ」と最後の通信で言ったのだけど……ネガアースでレンたちがオーパーツを全部集めたら出てきたのはそのユノの立体映像でしたw しかも変な歌で場をあっためようとするし。つまり、オーパーツはシェイプシフターがポジ元素の謎を調べるうちにレンたちより四千年前のネガアースに飛ばされたユノの身体の残骸を見つけ、そこにある情報から再構築して作り上げたものってことか。あんな緊迫した状況でこんなこと吹き込んでたんかいw
 が、それがユノの最後のメッセージだということを知らず、呆れながらも感謝して地球に戻ってくるレンたち。
 で、結局カー博士とコロニーの研究者たちが協力して元素消失を止める方法を探すことになり、ユノがもういないことを知らされたりしながらも元素消失が十一次元にいる生命体の仕業であることがパーツに記されてた情報から判明する。そのために十一次元に行く方法もわかるのだけど、それを邪魔しようとするのが川嶋長官。火星での元素消失を隠蔽していたことがわかり更迭されるが、流石あきらめの悪い悪役。牢獄の中から自分の命令に逆らえないハンナに作戦の妨害をさせようとするのだけど、ハンナは会って長くないのに自分に無私で肉親の情を注いでくれるホミのためにも必死でその命令にあらがい、作戦に参加拒否して彼らを守ろうとする。しかしあらがいきれずハンナの代理として作戦に参加するはずだったアリーを襲ってしまうが、襲われたアリーはあくまで「私の代わりに作戦を実行して」と懇願するアリーにホミの声が重なり、苦しみながらもポータルへと向かう。
 次回はいよいよ十一次元なのだけど、なんだか三次元の時間や空間がごちゃごちゃなおかしな世界らしい。つか、なんでレンがウルトラマンになってるんだ? スタッフ遊びすぎだろう。
 それと今回もダイヤの劈開とか純鉄の不思議な性質とか、何気に科学ネタが。
 あと二話冒頭のアレはユノにコピーされた博士の記憶だったのか。どんな生い立ちなんだか。