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2009年12月13日() 旧暦 [n年日記]

[その他] ちょっと京都に行ってきました

 土日と、京都に行ってきました。主な目的は新婚の友人宅訪問。
 土産には1.6kgのロース肉で作ったチャーシュー。流石にこの大きさで作ったのは初めてだけど、中まで味も染みてたようだし安心。
 それ以外の観光とかは何も考えてなかったので下調べしてなかったのだけど、友人が気を利かせてあちこち案内してくれたり、ふと思い立って行った伏見稲荷本社がトレッキングコースとして予想外に楽しかったりで、中々に見応えがありました。
 今度はちゃんと下調べして行きたいなぁ。

[特撮] ダブル#14とシンケン#42

  仮面ライダーW #14「レディオでQ/生放送大パニック」。バイオレンス・ドーパントに粉砕されてしまったクレイドール・ドーパント。しかし、砕けたはずの欠片がまた集まり、元の姿に……驚く翔太郎とは別に、フィリップはクレイドール・ドーパントの腕を握った時の感覚が若菜に手を握られた時と似ている気がし、クレイドールの正体が若菜ではないかと感づき始める。
 番組のロケはなんとか無事に続行するが、フィリップは「ミスタークエスチョン」が二回目の電話で言った言葉が、身近にいる人間でなければ知り得ないことを割り出す。犯人に業を煮やした若菜はフィリップの元へ直接犯人を聞き出しに押しかけるが、それに答える前に、フィリップは若菜に「殺されかけた答えはあるか?」という質問をする。
 そこで語られたのは、若菜の幼い頃からの家庭環境。決して幸せとは言えない中で、ただ一人、心を許せる存在だった弟のことを話す。その話の時にいままで見せたことのない安らいだ様子だった若菜に、「それがきっと本当の若菜さんだ」と言うフィリップ。
 そして「地球の本棚」での検索結果、一人の名前が浮かび上がる。

 若菜とフィリップが接近するエピソードの後編。でも、これは恋愛感情というより……てか、フィリップは若菜の弟? 琉兵衛は実の息子を実験台にした?
 フィリップは若菜の正体にうすうす感づきつつ、それを明らかにすることを避ける。若菜はフィリップが組織の追う存在であることに気付かぬまま安らぎを憶え、その言葉に真犯人への復讐を思いとどまり、クレイドールのガイアメモリーを捨てるのだが……でも、フィリップはほとんど確信していながら決定的な瞬間を避けようと、若菜と直接会わないままにしようとしてるから、このままだと破局なんだろうなぁ。捨てたメモリーも琉兵衛が拾ってるし。
 で、事件は大方の予想通り若菜のマネージャー。しかし、ガイアメモリーを買ったのは彼ではなく若菜の先輩DJの素子。彼を唆しガイアメモリーを渡し、事件を起こさせていた。マネージャーはメモリの影響で若菜を想う気持ちに歯止めがかけられなくなり、事件を起こし続けていたのだった。ドーパントはダブルが倒し、素子はフィリップの言葉に思いとどまった若菜には見逃されものの、園崎家の外になるものとして霧彦に排除されてしまう。
 しかし、これまでタイトル中のアルファベットは基本的にドーパントのイニシャルだったけど、今回は違うのか。重複しない方が優先なのかな?


  シンケンジャー #42「二百年野望」。アクマロの狙いは、日本の中心で事件を起こし、そこから亀裂を生じさせこの世と地獄を裏返らせる「地獄ガンドウ返し」を行うことだった。アクマロの執念とは、アヤカシとして生まれたために地獄にも現世にも行けないために見られない「地獄」を見ること……そのためには現世はもちろん自分を含む三途の川のアヤカシたちの犠牲も厭わないという妄執に、ついに儀式は完成。その最後の鍵を握るのが「人でもアヤカシでもない」はぐれアヤカシ、腑破十臓だった。そしてそのためにアクマロは十臓にとある事実を明かす。

 アクマロ、いいねえ。最近の戦隊物悪役ではなかなか突き抜けた奴だなぁ。
 「本来なら決して見れない地獄を見たい」そのためにはいかなる犠牲も厭わないアクマロ。その「犠牲」には十臓、そして十臓の家族も含まれていた。人斬りに魅了された十臓。そしてその最後の一線を越えさせた裏正こそ、十臓の家族の魂を塗り込めて作った刀だった。十臓の妄執と、それを止められなかった家族の無念、それこそが地獄を呼び出すのにふさわしいと嘯くアクマロ。その事実を聞かされた十臓は、これまでのように「人斬り以外興味ない」という態度をすぐには見せない。
 そこに関係しそうなのが、源太。アクマロの狙いを調べるために古文書を調べるシンケンジャーたちに、ちゃんと侍の教育を受けなかったためにその手伝いが出来ない。久々に源太が侍の家の出ではないことを意識する彼らだが、その分「家族」にはより強い思い入れを持っているよう。それに、源太と十臓には握った寿司を「美味い」と言った因縁もあるしなぁ。
 対アクマロ戦は、源太と十臓が鍵を握るのか。


2009年12月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] エレメントハンター#23とエリン$48

  エレメントハンター #23「チタン消失!夢よ消えないで」。キアラの母の撮影現場で元素消失が起こる。スタッフは無事だったものの、莫大な予算をかけたセットの建材に使われていたチタンが消失してしまい、映画の企画は凍結に。心配していたキアラだが、予定が空いてしまった母が訪れ、無事な姿を見せ安堵する。しかし、自分と父親より女優の夢を選んだ彼女に、キアラはどうしてもわだかまりを持ってしまい素直に接することが出来ない。

 予告でキアラが重々しい雰囲気だったから犠牲になるのかと思ったら、単なるブラフでした。でも、元素消失のペースは上がっており、どんどん身近に被害が増えていくよう。
 で、本当は女優として活躍する母を誇りに思う一方で、その道を選んだことで家庭を捨てた格好になっていることで、心ない口の利き方をついしてしまう。だが、母親はそんな感情をまっすぐぶつけるキアラに「本当に私そっくり」と……
 実は母親に女優の道を諦めないように進めたのは父親で、離れて暮らしていても、二人は決して不仲でも気持ちが離れていないことを知る。
 元素消失の方は、ネオQEXがQEXからポジ元素を吸収することが判明。また、生物と言うよりロボット的で、元素消失自体に関わるのではないかと示唆される。けど、コロニーの上層部は「元素消失の原因が分かると不都合」らしい。ハンナもその目的のために強化を受けたらしいのだけど……
 次回はレンの父親の方がピンチらしい。そいでもって地球チームにもビークルがようやく登場? コロニーチームのビークルを、レンやホミはうらやましがってたものなぁ。


  獣の奏者エリン #48「リョザの夜明け」。ついにセィミヤが運命の決断を下す日がやってくる。セィミヤがシュナンと結婚し真王家と大公家がひとつになるか、それともエリンに王獣を使わせ大公家の闘蛇軍をひれ伏させるか。セィミヤが迷う中、王獣舎に泊まり夜明けを待つエリンの前に、裏切り者として追われるキリクが現れる。
 傷ついた彼を、自分を裏切っていたと知りつつ手当てするエリン。そんなエリンにキリクは亡き妹を重ね、エリンに共に逃げようと誘う。

 エリンの中に亡き妹、そして真に清らかなる者を見出し、ダミヤの解く理念に疑問を持ったキリクは、ダミヤから離反。イアル同様に追われる身に……そしてエリンに一緒に逃げようと持ちかけるのだが、リランと最後まで共に生きることを決意したエリンはその申し出を断る。
 そして、キリクはエリンの為に死ぬ覚悟を……最初、死に場所を求めイアルと切り結ぶキリクだったが、その真意をイアルに見抜かれてしまう。そして追っ手の仮面の男たちに迫られイアルと共闘。イアルをダミヤの元に向かわせ、自分は雪の中力尽き倒れる。生死は不明だけど……
 イアルは仮面の男に化けダミヤの側に。そして運命の夜明けを迎えたセィミヤは、初めて世界に目を向ける。これは、どうするか決心したのかな?
 各人の思惑が考査する中、いよいよ決戦の日を迎えたけど、セィミヤがどう決断しようとダミヤがそのまま引っ込んでるとはとても……


2009年12月16日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミンずぅ#11

  キルミンずぅ #11「暗闇でドキドキどっきり!?」。カノンは母ミサの命令で御子神姉妹を見張ることに疑問を憶え始める。中途半端なアニマリアンとしか思えず、見張っている価値があるように思えないからだ。しかし、ミサが「裏切り者の孫」という言葉が気になり、何か秘密があるとにらんで御子神姉妹のことを調べようと、彼女らの家を訪れるが、丁度クリスマスの準備の最中まっさかり。飾り付けに呼ばれたケンたちに便乗して入り込むが、カノンの策略で起こった停電で屋敷の中が真っ暗になり、キルミンコンパクトを探してリコとカノンがドタバタを起こす。

 一応、ミサたちの狙いは非暴力的なアニマリアンの革命なのか。まあ、ノーマルな人間を無理矢理アニマリアンにするのはどうかとは思うけど、一応あまり非道な悪役ではないようで良かった。
 で、ミサの言葉の端々から、御子神家にも何か秘密があることが臭わされる。姉妹が裏切り者の孫ってことは、祖母のマリアンヌがアニマリアンだったのかな? パルスの持つ「逆進化論序説」と見た時に、ミサの表情が変わったし、姉妹の母ハルカもカノンの顔に見覚えがあるようだし。
 おそらくはミサの勢力と相容れず袂を別ったのが姉妹の祖母なんだろうけど、例の類人猿を連れ去った勢力が、それだとなんなのか。
 カノン自体そこらへんは知らされておらず、探ろうとしてドタバタ、が今回のメイン。カノン同様実は姉妹の監視役のパルスとデート(のようなもの)を期待してうきうきしてたけど父親に邪魔される形になったナギサもアレだけど。パルスはナギサを意識はしてるみたいだけど、ナギサがそうであるほどには強くは意識してないよう。

[その他] Thunderbirdお試しなぅ

 長らくメーラーとして 電信八号 を使い続けてるんですが、アドレス帳へのメールアドレスの登録や整理、メールの振り分け追加などで最近さすがにおっくうになってきまして。特にアドレス帳への登録がコピーペーストしかしようがないのが。
 で、まあ、今平行して Thunderbird を試用中。なんでOEじゃないのかって? いや、きわめてなんとなく。
 今いろいろ設定を試しながら使ってみてますが、やっぱり電八とはかなり違うようで、どのくらいカスタマイズできるか、どのくらい慣れられるかで本格的に移行するかどうかが決まりそう。機能的には最低限はできるのだけど。でも、これもFirefoxみたいにアドオンを付け加えてカスタマイズしてくのがメイン、なのかなぁ。


2009年12月17日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミンずぅ#11

  キルミンずぅ #11「暗闇でドキドキどっきり!?」。カノンは母ミサの命令で御子神姉妹を見張ることに疑問を憶え始める。中途半端なアニマリアンとしか思えず、見張っている価値があるように思えないからだ。しかし、ミサの「裏切り者の孫」という言葉が気になり、何か秘密があるとにらんで御子神姉妹のことを調べようと、彼女らの家を訪れるが、丁度クリスマスの準備の最中まっさかり。飾り付けに呼ばれたケンたちに便乗して入り込むが、カノンの策略で起こった停電で屋敷の中が真っ暗になり、キルミンコンパクトを探してリコとカノンがドタバタを起こす。

 一応、ミサたちの狙いは非暴力的なアニマリアンの革命なのか。まあ、ノーマルな人間を無理矢理アニマリアンにするのはどうかとは思うけど、一応あまり非道な悪役ではないようで良かった。
 で、ミサの言葉の端々から、御子神家にも何か秘密があることが臭わされる。姉妹が裏切り者の孫ってことは、祖母のマリアンヌがアニマリアンだったのかな? パルスの持つ「逆進化論序説」と見た時に、ミサの表情が変わったし、姉妹の母ハルカもカノンの顔に見覚えがあるようだし。
 おそらくはミサの勢力と相容れず袂を別ったのが姉妹の祖母なんだろうけど、例の類人猿を連れ去った勢力が、それだとなんなのか。
 カノン自体そこらへんは知らされておらず、探ろうとしてドタバタ、が今回のメイン。カノン同様実は姉妹の監視役のパルスとデート(のようなもの)を期待してうきうきしてたけど父親に邪魔される形になったナギサもアレだけど。パルスはナギサを意識はしてるみたいだけど、ナギサがそうであるほどには強くは意識してないよう。

[その他] Thunderbirdお試しなぅ

 長らくメーラーとして 電信八号 を使い続けてるんですが、アドレス帳へのメールアドレスの登録や整理、メールの振り分け追加などで最近さすがにおっくうになってきまして。特にアドレス帳への登録がコピーペーストしかしようがないのが。
 で、まあ、今平行して Thunderbird を試用中。なんでOEじゃないのかって? いや、きわめてなんとなく。
 今いろいろ設定を試しながら使ってみてますが、やっぱり電八とはかなり違うようで、どのくらいカスタマイズできるか、どのくらい慣れられるかで本格的に移行するかどうかが決まりそう。機能的には最低限はできるのだけど。でも、これもFirefoxみたいにアドオンを付け加えてカスタマイズしてくのがメイン、なのかなぁ。


2009年12月18日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] DTB流ジェミ#10とささめき#11

  DTB 流星の双子 #10「偽りの街角に君の微笑を…」。蘇芳はようやく母親に会うが、母親は彼女が紫苑でなく蘇芳と知ると、突然怯えだし、「蘇芳は死んだはず」と言いだす。家族の思い出であるはずの水族館のことを話しても通じず、混乱して飛び出す蘇芳。そんな蘇芳を見つけたのは、三号機関の同僚をさらった黒(ヘイ)を捜して東京をさまよう霧原未咲だった。
 蘇芳から話を聞いた未咲は放っておけず、彼女の母に会いに行くが、その口から未咲が探し求める「組織」の名前が出てくる。
 パヴリチェンコ博士は組織の科学者だったのだが、組織内の抗争により狙われ、たまたま研究施設を訪れていた蘇芳も巻き添えを食っていた。その時、蘇芳は確かに死に、遺骨を日本に持ち帰って埋葬までしたこと、蘇芳の死体を博士がMEにかけていたこと、そのことで恐怖を覚えた彼女は博士と別れたことを語り、蘇芳のことを「おぞましい」とまで言ってしまう。
 物陰で実の母親から自分が拒絶されるのを聞いた蘇芳はいたたまれずその場を逃げてしまう。

 蘇芳の秘密が明かされる回。蘇芳は紫苑の能力により生み出された本物のコピーに、MEで記録した蘇芳の人格を書き込んだ存在だった。紫苑の能力は予想通り。しかし、意図的に偽の記憶を混ぜ込んだり、「蘇芳は痛みを知らなくちゃいけない」とつぶやいたり、蘇芳を復活させた理由がまだ謎なのが……それに、幼い頃の様子からすると紫苑は2年前より前から既に契約者だったような。
 蘇芳の方は自分が死んだ人間のニセモノであると知り、さらに母親から拒絶されたことで居場所を失ってしまう。思ってたほどショックではない、という蘇芳だが、多分それはショックが大きすぎて実感が湧かないだけで、実際蘇芳は自分のアイデンティティを失ってしまう。
 本物も偽物も、最初から自分にとって蘇芳はお前だけだ、と言う黒に、蘇芳は混乱したまま自分の気持ちが黒に対する恋と気付かぬままその胸の内を告げてしまう。
 それと、今回びっくりなのは猫(マオ)の人間の時の姿が出たこと。陽気な外人のおっさんですな、普通に。のみならず、彼はかつて蘇芳の母親に会っており、しかも博士の暗殺未遂の巻き添えを食らって肉体を失っていた。おいおい。意外な活躍だな。しかし自分の肉体を失った直後に「俺の体、粗挽きミンチになっちまったじゃねえか!」って、意外と余裕のような……
 一方、黒はさらった耀子から三鷹文書のことを聞き出し、マダムから蘇芳の危機を知らされる。その後耀子は無残に殺された遺体で見つかるのだが、これは黒の仕業ではないよなぁ。マダムの仕業なのか?
 そして終盤に現れた、見えるはずのないオレンジ色に輝く月。偽りの空に現れた月は、何かとんでもないことの予兆のようなのだけど、一体何が起こるのか。マダムはすべてを裏で操っているようでいて、この現象を歓迎はしてないようだけど……


  ささめきこと #11「なんでもない」。あずさの母から色々迷惑をかけたということでリゾート施設の入場券をもらった純夏。あずさと、いつもの面々と遊びに行くことになるが、汐(うしお)と二人きりになれるという期待と裏腹に、自動的にあずさの相手をしなければならないポジションに……しかしきよりの機転(?)で、汐(と朋絵)と一緒になることが出来る。喜ぶ純夏だが、何故か汐との会話はぎくしゃくしてしまう。

 純夏、完全に心は男……というか、おっさんですな。耳に入った会話から汐のあられもない姿を妄想するわ、ハプニングの再来を期待するわ……でも、折角汐と二人になれたのに何故かぎくしゃくしてしまう。汐が自身もそれと気付かないうちに純夏の神経を逆なでする事を言ってしまってるからだが、鈍感な純夏はもちろん、汐自身も自分の気持ちのささくれに気がつかない。それは、純夏にあずさが接近したことが原因なのだが、それに朋絵は気がついているようにただ黙って二人を見守る。
 そして朋絵が気を利かせたおかげで二人きりになった純夏と汐は、そのぎくしゃくをお互いうめるかのようにはしゃぎ合う。その時の二人の表情を見たあずさは、純夏の気持ち、汐の彼女自身も気付かない気持ちに気付き、そして二人を見て覚えた胸の痛みで自分自身の純夏への初めて気付いてしまう。
 初恋の自覚と失恋を同時に知ったあずさだが、朋絵のなぐさめの言葉に、純夏たちの関係を「おいしいわね」と評する。半分強がり、半分本気、なんだろうな。
 この次で最終回。まあ、二期目やるとしたらロッテが出るんだろうけど、そうするとさらにギャグ方面にgdgdに……


2009年12月19日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] にゃんこい#10とけんぷファー#11

  にゃんこい! #11「暗くなるまで待って」。ツインテール双子の妹、朱莉を学校で見つける潤平。だが、周囲との壁を作って友達もいないよう。タマとノワールによると、霊感が強く人には見えないものが見えるせいでずっとクラスメイトから敬遠され、今では自分から距離を置くようになってしまったのだという。
 丁度赤点を取ってレポートを提出しなければならなくなった加奈子のために常盤町の歴史に詳しい双子に手伝って貰ったこともあり、お礼にと商店街で加奈子が双子にアクセとアイスをプレゼントする。慣れない他人との接触に照れながらもまんざらでもなさそうな朱莉。しかし、加奈子が商店街にある名物の間抜け面の招き猫に面白がって落書きをした途端、血相を変えて怒り出す。「呪われるわよ」と言う彼女に空気がしらけてしまい、その場は解散となったが、双子の言ってた「招き猫の呪い」というのが気になった潤平は、夜中に加奈子の家の付近へと出かける。そこで見たのは、呪いの招き猫と戦う双子の姿だった……

 う〜ん、相変わらずオリジナル話は……
 双子の中でも特に妹の朱莉に焦点を当てた話だったけど、変身魔法少女だとかなんだとか、妙な要素を入れてすべってる気が……第一本人が「自分への祟りは払えるけど他人のを払うほど強い力を持ってない」って言ってるのに、設定が変わってる……
 基本、一番日常が描かれない双子にクローズアップし、霊感のせいで回りから浮きがちな朱莉を描く(琴音の方は単に電波なストーカーだから周囲から引かれてるだけ)のは悪くないのだけど、退魔とかなんとかはこういう形で入れなくても良かったんじゃないかなぁ、と。
 加奈子も本気で双子を不気味がったわけじゃなく、レポートを手伝って貰ったのにつれなくして悪いと思ってたり、朱莉も他人と距離を近付けるのが決して嫌なわけではなく加奈子にもらったアクセをつけて学校に来てクラスメイトと話をするようになったりと、その辺は悪くないのだけど、ネタに走るかストーリーを掘り下げるかで中途半端になってしまったなぁ。ちょっと残念。
 そして猫地蔵の首が折れてることが最後でばれてしまい、潤平の呪いの進行が……最終回展開でさらにオリジナルらしいけど、大丈夫かな?


  けんぷファー #11「歓喜の歌」。ナツルたちをケンプファーにして戦わせていた黒幕は、沙倉楓だった。そのことを雫から聞かされ悩むナツルは、意を決して楓に真相を確かめに行くが、逆に楓に操られてしまう。
 そのナツルに呼び出された紅音、雫、水琴は、待ち構えていた楓と彼女が率いる白のケンプファーに襲われ、絶体絶命の危機に陥る。

 え〜っと、これは本来当て馬ポジションの雫がまさかのメインヒロイン化、ということでよろしいのでしょうか?
 いや、メインヒロインの楓は立場的にケンプファーの戦いの埒外にいることもあって常に蚊帳の外に置かれがちな上、キャラ的にちっとも魅力的でなかったのは確かなんですが、黒幕化ですか……確かに存在感は急激に増したけど、いろいろしわ寄せを一遍に受けたとも言え、ちょっとなんともはや。
 同じメインヒロインで名前が楓でも、にゃんこいの水野楓は嫌いじゃないんだけどなぁ。
 で、その楓に操られたナツルは雫らの呼びかけで我を取り戻し、楓に従うことを拒否、モデレーターに反抗する側に身を置く。と書くとかっこよさげだけど、意味不明に臓物アニマルが巨大化して第九を歌ったり、楓たちが空を飛んで去っていったり、いやはやもうなんなんだか。
 メインヒロインが空気化の後ラスボス化、で、結局キャラが一番立った雫が美味しいポジションにという、まあ、その点は面白いと言えば面白いですが、結局なんだったのかなぁ、この番組。
 一応あと一話あるようですが、番外編ということで実質今回が最終回。う〜ん。


2009年12月20日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ダブルとシンケン

  仮面ライダーW #15「Fの残光/強盗ライダー」。鳴海探偵事務所では地球の本棚の検索中、フィリップがまた騒動を起こす。そこで訪れた依頼人冬美の依頼は、仮面ライダーを見つけてくれというもの。「なんだ、楽勝だな」と思っていたのもつかの間、彼女は仮面ライダーのことを「悪党」と言い捨てる。話によると彼女の勤める銀行を仮面ライダーを名乗る怪人が襲撃、金を奪っていったらしい。
 自分たちのニセモノが悪事を働くなんて許せない! と怒りに燃える翔太郎は偽ライダーを見つけ追いかけるが、強力な武器をいくつも使う怪人を取り逃がしてしまう。
 一方、亜樹子も依頼人の冬美に再度接触。というのも、彼女が本当は銀行員でないことを突き止めたからだった。冬美は本当は二人組の怪盗「ツインローズ」の片割れ。相棒のケンジがしばらく前から消息不明で一人で仕事をしていたのだが、強盗に入った銀行で先にやってきた怪人の正体こそケンジと見抜き、人を傷つけることを楽しむかのようなケンジを止めようと依頼してきたのだ。
 ケンジを見つけ説得したら二人で自首することを条件に改めて依頼を受ける翔太郎。街の人たちがつけてくれた「仮面ライダー」の名を汚されてる怒りもあり、「対策を立ててからの方が良い」というフィリップの言葉も気にせず、割り出されたケンジの居場所に向かうが、実は今回の事件自体がフィリップを狙う「ミュージアム」の罠。亜樹子たちを人質に取られ、変身解除を余儀なくされる。そして逃げ出したフィリップの前にも、冴子が姿を現し……

 なんだか今回劇場版で登場のメモリ「ファング」も出てるけど、劇場版でも「ビギンズ・ナイト」の夜にちょっと使われただけで後は消息不明なんだけど……つか、ファングのメモリでかいよ!
 今回、偽仮面ライダーをめぐって汚名を着せられた翔太郎たちがその正体をつきとめ捉えようとするのだけど、今回の事件自体がフィリップを捕まえようとする冴子の罠。会話からすると、ガイアメモリーはどうもフィリップの「地球の本棚」の記憶から生み出されてるような。劇場版でもフィリップは最初、強力なメモリを生み出すことにしか興味がないと言ってたし。フィリップを奪われ、新しいメモリーが開発できずにそのことを琉兵衛から釘をさされた冴子が、今回の事件を裏から操っていた。
 そいでもってフィリップの前に姿を現した冴子は、彼のことを「来人」と呼ぶ。フィリップは自分のことは家族の記憶はおろか名前すらも知らなかったはずだけど……
 で、次回は「ファング」がテレビにもお目見えらしいけど、レギュラーで使うのかねえ、これ。タイミング的にはそろそろ最初のパワーアップ+二号ライダー登場の時期だけど。


  シンケンジャー #43「最後一太刀」。アクマロの「地獄ガンドウ返し」により、このままでは地獄が現世に現れて世界は滅びてしまう。それを防ぐのにもっとも確実なのは、鍵となる十臓を倒すこと……傷つき倒れる十臓を目にした源太は絶好のチャンスと思うが、傷つき倒れたもの、その上地獄ガンドウ返しがなされなければ裏正に込められた家族の無念の魂が放できないと聞いて、結局十臓にとどめを刺すことが出来なかった。
 志葉家で対策を練っているときにそのことを吐露してしまう源太。使命よりも人としての家族の情を優先させてしまった彼に、気持ちはわかるものの、それが「正しいこと」とは言えないシンケンジャーの面々。千明だけは源太を庇うが、源太は自分で自分を責めて飛びだしていってしまう。せめて自分の行動を償おうと、十臓を見つけて地獄ガンドウ返しを完成させないよう頼み込む源太だったが……

 シンケンジャーは基本的に使命を絶対とするよう、家の教えを受けてきたメンバーばかりだから、「情か、使命か」ということになったら結局使命を選ぶことになってしまうのだよな。それは茉子や千明、ことはなどでもそうだったのだけど、その分の「情」を担ったキャラが源太。上手いキャラ配置だよなぁ。
 他のメンバーも使命を至上とせねばならないながらも源太の「情」をうらやましくも思ってるが、源太は源太で自分が本当の侍でないから情に流されてしまうのだと思い悩んでしまう。しかしやはり非情になりきれないと、源太が選んだのは十臓に頼み込むことだった。
 しかし十臓は興味なさそうに「お前は侍には向いてない」と、裏正を振り下ろす。その太刀を止めたのは流ノ介と千明。自分たちは使命を何より第一にせねばならないが、かと言って源太の情もないがしろにしたくないと、一人飛び出した源太を探して追って来ていたのだった。
 が、源太の説得、シンケンジャーたちの抵抗もむなしく、十臓はアクマロの前に姿を現してしまう。ついに裏正を受け取り地獄ガンドウ返しが完成するかと思われた瞬間、裏正の刃はアクマロを切り裂く。そして十臓は、裏正の正体が無念のうちに死んだ家族から作られたと知っていたと明かし、それでもなお己の執着に突き進むのが外道に堕ちると言うことだろうと嘯く。
 皮肉にも「情」を捨てきれなかった源太と反対に「情」を完全に捨て去ってしまった十臓により、地獄ガンドウ返しはふせがれるけど、同時に十臓には完全に救いがないことが確定。使命のためには迷っても結局情を捨てざるを得ないシンケンジャーに、情を捨てきれない源太、完全に外道に堕ちた十臓と、ここらへんきっぱりとしてるのは、やっぱシンケンジャーは出来がいいのだなぁ、と思う。

[映画][特撮] 仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010

 今回はディケイド、W、そしてMOVIE大戦の三本立てで、ディケイド、WのラストがMOVIE大戦に繋がり合流するという趣向。
 あ、ネタバレは全開で行きますので、見たくない人は見ないでください。

 「仮面ライダーディケイド完結編」:
 世界の敵として仮面ライダーたちと戦い滅ぼす存在になってしまったディケイド=士。夏海はもう帰らない彼を光写真館で待つ日々に決着をつけるため、士の持ち物を海東と共に川原で処分する。が、遠くに何かと戦う巨大な影が……それはディケイドと戦うJの姿。駆けつけた夏海はディケイドと戦い、傷ついたユウスケを見つけるが、ユウスケは士は本当の悪魔になってしまったと言う。その言葉が信じ切れない夏海だったが、最後のライダーとなったユウスケ=クウガも倒され、夏海は士を止めるためにキバーラにより仮面ライダーに変身することを決意する。

 「仮面ライダーW ビギンズナイト」:
 クリスマスパーティの準備で賑やかな鳴海探偵事務所で、まだ健在だった「おやっさん」鳴海荘吉の夢を見る翔太郎。亜樹子に「お父さんが帰ってくる夢でも見てた?」と聞かれるが、荘吉が死んだことを話せない翔太郎は言葉を濁すしかない。
 そこにやってきた依頼人は、人気アーティストの睦月安紗美。人捜しというのだが、それが普通の人捜しではない。数年前に海難事故で亡くなった彼女の姉・恵理香を数日前に見かけた彼女は、遺体も見つからない姉の死を信じることが出来ず、姉の生存を信じて探して欲しいと頼んできた。
 さっそく調査を開始する翔太郎だが、その過程で既に死んだ人が遺族や親しかった者の前に姿を現す事件が頻発していると知る。そんな中、突然取り消される依頼。安紗美に事情を聞きに押しかけようとする亜樹子を止める翔太郎の前に、探し求める恵理香が姿を見せる。彼女を追う翔太郎だが、彼女を見失った先に代わって姿を現したのは、死んだはずの鳴海荘吉だった……

 「MOVIE大戦2010」:
 姿を現し総力戦を挑むスーパーショッカーと戦うディケイドと、死人返り事件の犯人を追うW。二人のライダーは合流し、スーパーショッカーの復活させたネオ生命体やネオクライシス要塞を相手にバトルを繰り広げる……


 まず「ディケイド」。ライダーたちをすべて倒した末に、夏海の変身した仮面ライダーキバーラと対峙するディケイド。しかし、ディケイドは自分からキバーラの刃に貫かれる。
 ディケイドが死んだ後に姿を現す謎の青年=紅渡は、次々に復活していく多重世界のライダーたちの姿を見せ、「消え去るしかなかった彼らは、ディケイドと戦うことで再びその物語を紡ぎ出すことができたのです」と、ディケイドの本当の存在理由を語る。って、おい、ぶっちゃけすぎだろうw>制作側
 補足するなら「(番組が終了して視聴者の記憶から)消え去るしかなかった彼ら(番組終了したライダー)は、ディケイドと戦うこと(再登場する)で再びその物語を紡ぎ出すこと(再度脚光をあびること)ができたのです」ってことですか。いや、その通りなんだけど、こうひらきなおって爽やかにリサイクル宣言されるのは、いっそすがすがしいというか……
 更に、「それじゃ、士君はどうなるんですか!? 士君の物語は!?」と役目を終え消え去ってしまった士のことを問う夏海に「ディケイドの(に)物語はありません」とあっさりと……いや、確かにそういう企画モノだけど、はっきり言わなくてもw
 これは制作側が完全に意図的だったらしく、雑誌インタビューで白倉氏は「比喩的表現に落とし込むだけの尺の余裕がなかったので直接言わせた」と言っている。
 結局、忘れ去られるライダーに再び脚光を浴びさせるのが役目のディケイドだったけど、最後には士も復活、復活した大ショッカーあらためスーパーショッカーとのバトルでMOVIE大戦へ突入。
 子どもたちおいてけぼりだけど個人的には「まあ、ディケイドってそういう番組だよね」と納得したのですが、鳴滝さんの扱いは流石にどうよw あと、タックルが出てきたのは「一番忘れられそうなタックルにも脚光を」という、ディケイドのリサイクル精神が発揮されたと言うことでよろしいのでしょうか?
 あと、G-4の装備ギガントやサイドバッシャーが対J戦で見られたのは嬉しかった。

 「Wビギンズナイト」。こちらはWの「エピソード0」という位置づけで、翔太郎がフィリップと出会い、荘吉と別れた晩のことが描かれる。ツッコミどころはあるものの(ファングのメモリーはどうしたとか、Wドライバーのシステムは誰が作ったとか、荘吉はどうして仮面ライダースカルになったのかとか、クレイドールが云々だから、どこに入るエピソードかよくわからんとか)、荘吉の死をようやく受け入れその魂を受け継ぐ翔太郎に、フィリップの名前の由来(ハードボイルド小説好きな翔太郎の命名かと思ったら、荘吉氏の命名でしたわ)、自分の「罪を数え」てその罪の分までも一生懸命に生きる二人が描かれ、楽しめる出来でしたわ。
 自分が言いつけを守らなかったばかりにおやっさんを死なせてしまった後悔にさいなまれる翔太郎。それを敵に付け込まれ、一度は探偵引退まで決意するけども、フィリップに彼の名前の由来を聞かされ、「もう一度あの晩と同じ事を聞くよ? 悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」という質問に、「ハードボイルドの象徴」である帽子を黙って受け取る。
 結局死者を蘇らせる「デスドーパント」が引き起こすと思ってた事件は「他人の姿形をコピーする」ダミードーパントにより引き起こされており(しかも故人と合いたい有力者たちを眠りにつかせ、自分がそれに成り代わり贅沢したいというすげー俗な動機というオチ)、死者を汚されて怒り心頭のWがダミーを追うところでMOVIE大戦へ。
 個人的には風都のラーメン屋台で何故か飲み友達になってる光栄次郎(石橋蓮司)と園崎琉兵衛(寺田農)のツーショットが(時代劇悪役的な意味で)非情にツボりましたわ。

 「MOVIE大戦2010」。ダミードーパントを追うWはスーパーショッカーと戦うディケイドたちと合流する。あとは細かいこと抜きでのバトル、バトルの連続。
 ファイナルフォームライド「ALL RIDER!」で、歴代ライダーたちが順番に前のライダーを「ちょっとくすぐったいぞ」とファイナルフォームライドしてくのはわらったw でも、乗物系のライダーはともかく、武器系のライダーはどうしたんだろう……ちょっとよく見えなかった……
 スーパーショッカーのマンモスメカにハードボイルダーが無理矢理合体して「ハードマンモシャー」になったりと、全般的にサービス満載。ハードマンモシャーに壊されるネオクライシス要塞の中で、死神博士となった光栄次郎の体内から出てきたのは……「シニガミハカセ」のガイアメモリ!? そういうオチですか!? 確かに「強力なガイアメモリー」で「面白いことを起こして」はいますな。つか、そもそもそんな趣味なガイアメモリー作るなよw
 最後は、ネオ生命体がダミードーパントを取り込んで変身した「アルティメットD」に対し、ディケイドがWを分割。両半身サイクロンの「サイクロン・サイクロン」と両半身ジョーカーの「ジョーカー・ジョーカー」にファイナルフォームライドさせ、ダブル(トリプルライダーキック)で〆。
 異世界のライダーたちも役目を終え帰って行くけど、電王ソードフォームのモモタロスはセリフひとつにもやたらとキャラが立ってるような……
 そして、翔太郎が士から渡されたライダーカードにより呼び出されたのは別世界の「仮面ライダースカル」こと鳴海荘吉。翔太郎のことを見知らぬ別世界の荘吉は「誰か知らないが、その帽子、似合ってるぜ」と言って去っていき、翔太郎ははじめておやっさんから一人前に認められたと感極まる。

 ディケイドは最初から企画モノでしかもあのラストだったので取り扱いがむずかしかったけど、どうにか軟着陸。しかも「多重世界のライダー」という概念を作ったので、これからもオールライダーの登場が可能に。
 Wの方は普通に綺麗にまとまり、キーキャラクターでありながら一話冒頭で死んだ荘吉と、翔太郎・フィリップが受け継いだものが描かれてて良かったですわ。その後のMOVIE大戦は何も考えずに楽しめたし。
 ディケイドのラストでもやもやしてる人は見に行っても多分もやもやは解消されないけど、「物語の構造がどう」とかひねくれた見方をしてる自分みたいな人は納得できるだろうし、Wを楽しんでる人は文句なしに楽しめるので、話の種にでも見に行ってもいいかも。