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2008年10月11日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 地獄少女三鼎#1とまかでみWAしょい#1と伯爵と妖精#1とあかね色に染まる坂#1

  地獄少女三鼎 #1「奪われた少女」。地獄少女としてのつとめを果たし、人として消えてしまった閻魔あい。だが、きくりが新しい仲間山童(やまわろ)を連れて骨女たちを招集する。閻魔あいのいないままにとある学校に潜入した地獄組たち。そこでは厳しい教師の生徒指導に敵意を燃やす一人の少女と、その行き過ぎとも思える行動を不安に見ている級友がいた。

 まさかまさかの第三期。閻魔あいは消えてしまったはずだけど、今度はどうも平凡な人間の娘・御景ゆずきに憑依してるらしい。現世に干渉するための媒体なのだろうけど、どうして彼女を選んだのかはまだ不明。日本各地を飛び回ってた地獄組だけど、今回は賽河原第四中学校を中心に活動することになるのかな? またこの一帯が阿鼻叫喚の渦に巻き込まれることに……
 「"8"の一刺し」など、最初から今回はギャグをとばし気味だけど、相変わらず実に後味の悪い終わり方で、そのあたりはやはり健在。今期も楽しみに見てみよう。


  まかでみ・WAしょい #1「なんか女の子出てきちゃったんですけど」。普通の高校生拓人と従姉妹の鈴穂は実は秘密の魔法学園に通う魔法使い。異空間にある学園で召還魔法の試験を行っていた拓人だが、魔法は失敗し大爆発。だが、その爆発跡に裸の女の子がいたのだが、彼女が尋常でない魔力を持っていてしかも暴れ回るので大変なことに。さらにそれを見た鈴穂が嫉妬し、魔力吸収の能力を暴走させて、事態はさらに悪化してしまう。

 まあ、見たまんまです。いや、それ以外に特にコメントすることもないんですが。榊一郎だし。
 時間に余裕があったら視聴継続という感じでしょうか。どうせならもっとへっぽこ感が漂っててくれれば、継続する意欲が沸くのに……


  伯爵と妖精 #1「あいつは優雅な大悪党」。エジンバラに住む少女・リディアは妖精を見、会話することが出来る「妖精博士(フェアリードクター)」。だが、周囲の人間からはおかしな娘としか見られてなかった。そんな彼女の元にロンドンに行っていた父から手紙が届き、その招きに従って父の元へとロンドンに向かう。だが、父の使いと称して現れた男の屋敷で、そこにとらわれていた美青年と出会う。使いのうさんくささもあり、彼を助けて逃げ出したリディア。その助けられた青年はエドガー・アシェンバートと名乗り、妖精国に領地を持っていたと言われる「青騎士伯爵」の子孫だという。これまで妖精が見えているということを父親以外に信じてもらえなかったリディアは、微妙な不信感と期待を同時に持ってしまうのだが、彼はロンドンを騒がしている怪盗と容姿が似通っていることに気づく。

 コバルト文庫のファンタジーシリーズが原作。らしい。
 19世紀末くらいのイギリスを舞台に、家督継承のためにその権利者の証である宝剣を探す若き貴族と、それに巻き込まれた妖精博士である娘のロマンスもの、なのだろうなぁ。
 ま、それはともかく、エジンバラが出てくるのにロックが好きなおっさん警部が出てこないのは納得いかない。いかないったらいかない。(出るわけないだろ)
 まあ、リアル指向で行くとスコットランドとイングランドの微妙な確執とか、上流と下流の格差だとか、当時のロンドンの汚さだとか、突っ込みたいところは出てくるけど、ラブロマンスとしてはこんなものでしょう、という感じか。そういう視点での妖怪ものってのに興味はあるから、しばらく視聴してみます。


  あかね色に染まる坂 #1「あかね色のファーストキッス」。え〜、なんというか……パス。「女の子に大恥」とかいう問題じゃないだろう。妹の「変にがんばらないでください」という台詞がそのまますぎ……まあ、声が釘宮ってあたりで本性に気づいとくべきだったか。


2008年10月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#34とキバ#36

  ゴーオンジャー #34「悪魔ナオンナ」。ギンジロー号にゴージャスな美女が訪れてきて、男性陣はメロメロに。甘え上手な彼女に翻弄される一同。しかし、その光景を見て取り乱したのは早輝。美女の正体は早輝の姉の早羅。彼女の本性は実は性悪で、早輝は幼い頃からずっといじめられ続けてきたのだ。彼女の正体をばらそうとしても、昔のおねしょ写真をネタにゆすられて真実を皆に告げることが出来ない上、皆骨抜きにされて聞く耳を持たない。早輝は唯一早羅に不信感を抱いて近づこうとしなかった軍平に早羅の化けの皮をはがしてくれるように依頼するのだが……

 これはひどいw ガイアークの方がまだ質がいいんじゃないか? 今回のヒーターバンキも、気温50度にまで上げても「異常気象に慣れっこ」の一言でちっともパニックにならなかったし。
 姉の目的が金だと気づいた早輝は軍平に彼女をどうにかしてくれるよう頼み、引き受けた軍平はおねだりや泣き落としなどの彼女の手管をこともなげにかわすのだけど……でもやっぱり相手の方が一枚も二枚も上手でしたとさ。
 で、それと平行してヨゴシュタインが一人捜し続けていたホロンデルタールがついに復活。ヒーターバンキを倒してほっとしてる一同の前で、街のビルを次々と破壊していく。猿人というかゴリラみたいな姿だけど、エンジンオー、キョーレツオーも適わないパワーの持ち主。おまけにキシャモスたちがその姿を見て様子がおかしくなってしまう。
 次回、ついにG12登場ですか。いや、もうブロック状態ですが。


  キバ #36「革命・ソードレジェンド」。大河に深央が好きなことをついに告げた渡。深央もまた、大河に好きな人がいることを告げ、婚約の破棄を申し入れる。キングとクイーンが結ばれる運命に疑いを持っていなかった大河はそのことにショック。渡がその相手と気づかず、「深央には好きな人がいるらしい」と、一緒に深央の行動を見張る。そして深央が会っていた健吾がその相手だと勘違いするのだが、人が変わってしまった健吾は深央に迫り、渡も交えて一触即発の事態に……
 一方、キバの新たな目覚めに呼応したかのようにキャッスルドランの中に現れた最強の剣・ガンバットソードを、渡なら使えるかもしれないと、次狼は渡を連れて剣を取らせようとするのだが……
 22年前、ついに完成したブラッディローズを前に喜びを分かち合う音也と真夜。しかし、自分にはゆりがいるからと別れを告げようとする音也に対し、真夜は「そんなことが出来るのかしら?」と不適な笑みを見せる。

 現代と過去とでクイーンを巡る恋愛話が進んでる。大河は渡を傷つけようとは考えてないみたいだけど、初めて自分の思いのままにならない事態にかなりの動揺を見せてる。今は渡の正体を知らないからいいけど、キバのことについて真夜に問いただしているビショップといい、正体がばれる日も近い気が……そうなると、さすがに親友とか関係なくなるんじゃないかなぁ。
 渡が深央がらみで成長を見せて近所の人たちの苦情にも静香にかばってもらうのではなく自分で対応できるようになって、深央もまた成長を見せてるのだけど、間違った方向に成長してる健吾と、その健吾にイクサ装着者の座を奪われ人生のずんどこ状態の名護さんが、別の意味でそれぞれ痛々しい。いや、名護さんのは楽しいとも言いますが。
 過去編では距離を近付ける音也と真夜に苛立ちを隠せず、ファンガイアにその怒りをぶつけるゆりが……しかも過去のキングまで出てきて、なんか単なる愁嘆場では済まなさそうな。
 次回はガンバットソードがキバの手に渡るらしい。コウモリ型のモンスターがくっついて、それを上下動させることで音が出るアクションが玩具的売りらしいけど……いまいち何というか……

 それと、レスキューフォース。ダーエン、メカダーエンと立て続けに敵の首領が倒されてるけど、今度の新ボスはダーエンの娘マーエン……って、妙なハイテンションなのだけど、声が斉藤千和……いや、まあ、いいんですが。

[アニメ] ケメコデラックス!#1とガンダム00ちょっとだけ

  ケメコデラックス! #1「鋼鉄の花嫁」。小林三平太は普通の中学生……のはずだったが、ある朝いきなり天井にロケットは落ちてくるは妙な戦闘員が部屋に乗り込んでくるは、極めつけは樽のような超メタボ体型の女がやってきて戦闘員と戦い、去っていく。あまりに現実離れしたことに寝ぼけて見た夢だったと思いこもうとするが、その超メタボの変な女・ケメコが学校までやってきて、三平太の嫁宣言をする。だがケメコから逃げ回る三平太の前に、炊飯器のような妙なロボットが現れ、彼を守ろうとしたケメコと戦闘。ケメコはロボットを倒すが、自身も戦闘で受けたダメージで倒れてしまう。さすがに気遣う三平太だったが、その目の前でケメコの中から、ケメコとは似ても似つかぬ美少女が気絶して排出される。

 なんつーか、この原作に水島努は反則過ぎだろう!(ほめ言葉) OPからして頭がおかしいとしか思えないが、EDがそれに輪をかけておかしい。まあ、本編も頭がおかしいんですが。
 ヒロインがビヤ樽体型の女……のロボットをかぶった美少女。見た目のギャップだけではなく、かなりキレた行動を取るケメコに対し、中の人のエムエムはやっぱりどこかずれてるのだけど、どちらかと言うとカタブツで人見知りが激しいと、性格までがらっと変わるので、同一人物と言っていいのかどうか……声優も斉藤千和と戸松遥で変わってるし。
 で、小さいとき、そのエムエムとおぼしき女の子に喰わされた何かを求めて巨大家電企業が三平太を襲ってくるのだけど、そっちの話は原作でもあまり進んでなくて、むしろ自称嫁をはじめとして巨乳幼なじみ、妹、腹黒お嬢、ツンデレなどのハーレム状態……なのにひどい目に遭うというシチュエーションを楽しむものかも。しかも水島努のおかげでひどいことになってるし(ほめ言葉)。
 今期楽しみな番組の一つですな。

 ガンダム00も見てるんですが、何というかこれまた相変わらずというか……どの辺から突っ込めばいいのかわからない。やっぱり隙は多いのだけど、コードギアスの方が突っ込み入れるのが楽しかったなぁ。


2008年10月13日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 天体戦士サンレッド

  天体戦士サンレッド 。ヤングガンガン連載の、正義の戦士と悪の組織の壮絶なる抗争の物語……ではなく、妙にアットホームで苦労性な悪の組織と時々悪の組織と戦う以外は完璧に彼女の「ヒモ」な正義の味方の妙に庶民じみたやりとりを描くマンガが原作。地上派、キッズステーションの他に、 ニコニコ動画 でも配信されてます。
 タイトルではサンレッドが主人公みたいだけど、実質の主人公は悪の組織フロシャイム川崎支部(本拠地はただの民家の借家)の中間管理職・ヴァンプ将軍のような。サンレッドに戦いを挑んでは簡単にボコボコにされつつ、組織内の人間関係に頭を悩ませなんとかサンレッドとの対決をすっぽかすまいとする苦労人。いや、なんとなく第二話ですでにサンレッドに勝つ気皆無の気がするんですが。サンレッドも怪人たちを呼び出して引っ越しの手伝いとかさせるし。エクセルサーガとか、苦労する悪の組織ってのは定番化したんですかね。
 動画を見ると、フラッシュアニメなのかなぁ。監督は「瀬戸の花嫁」で妙にはじけてしまった岸誠二監督なのだけど、(瀬戸の花嫁は上手くかみ合っていたけども)変に燃えアニメ造るよりはこっちの方が合ってるかも。瀬戸の花嫁でもデルザー軍団出してたし。
 ところで、正義のヒーローがろくに働かないプータローってのは、やっぱレインボーマンからの伝統なんでしょうか? 金もほしいし名もほしい。

[その他] 看板に偽りあり

 え〜、今日昼過ぎに書き物するためにちょいと近場の某ハンバーガーチェーン店に行ったんですよ。いや、そこだとノート用電源貸してくれる、という売り文句なので。で、そこそこのもの頼んで二階席に上がったのですが……あれ? 電源つないでも本体に供給されない? 別の席のコンセントを使ってみてもダメ。これはACアダプタが壊れたのかなぁ。前にもそういうことあったし。と、そこそこで引き上げ、家でACアダプタが本当に壊れてるかチェックしたのですが……あれ? ちゃんと使えますよ?
 え〜っと、ACアダプタがちゃんと使えるってことは、つまりそもそもコンセントに電源が供給されてなかったってことですよね? いや、このご時世なので電気代も節約したいということかもしれません。一回の利用であまり長っ尻されたくないということかもしれません。でもだったらそう表に張り紙しとけよ。と思ってしまった今日の午後。


2008年10月14日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] すいません

 数日更新休みます。


2008年10月18日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 再開します

 しょうこともない日記ですが、再開します。
 きわめて私的なことですが、14日に友人が亡くなりました。16日に通夜があり、17日に葬儀でした。葬儀には出席しませんでしたが、16日にお別れをしてきました。
 喪に服してた、ということでもないのですが、通夜の準備と、さすがに数日はふざけたことを書く気力が奪われてしまい、数日日記を休むことにしました。
 故人は、私が知る中でもっとも尊敬すべき人物の一人です。このようなことは私は普通は絶対に言わないのですが、それでも「神様は連れて行く人の順番を間違えてる」と言わざるを得ない、そんな人でした。
 お別れを済ましてきても、まだ実感がわきません。電話で、いつもの調子で明るい声が聞こえてきそうな、そんな気がして仕方がありません。「もういない」ということを身体が理解できていないのです。私だけではなく、友人一同皆同じ思いを口にしてました。
 彼を覚えてる人々が生きている限り、その中にある彼の一部はまだこの世界と関わりを持てると考えるしかありません。願わくば私もその人々の中の末席に加われますよう。
 もうひとつ願わくば、彼のことで私たちがいましばらく悲嘆にくれることを、どんなに自分が苦しくても自分のことをいつも後回しにしようとした彼が許してくださいますよう。


2008年10月19日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#35とキバ#38

  ゴーオンジャー #35「炎神ノキズナ」。突如現れたホロンデルタールによるダメージを負った炎神たち。チャージの間もホロンデルタールは暴れ続けるが、太古からの因縁のあるキシャモスたちが自分たちが倒すと、走輔と一緒に出撃する。しかしただでも強力なホロンデルタールにヨゴシュタインが強力なネジを装備、さらにパワーアップしたホロンデルタールから伸びてきた触手にキョーレツオーが乗っ取られてしまう。ホロンデルタールと共に街を破壊しまくるキョーレツオーを止めようとする走輔だが、その走輔をヨゴシュタインが襲う。

 エンジンオーG12が登場。そいでもって炎神勢揃い名乗り長っ! キシャモスたちは「パオーン」だけど、それ除いても9体だものなぁ。
 執念の末ホロンデルタールを復活させたヨゴシュタインは自らの発明でさらにそれをパワーアップ。キシャモスたちが合体したキョーレツオーまで操り、さらに街を破壊する。ヨゴシュタインの妨害にも負けずキシャモスたちに必死に呼びかける走輔の声に、キョーレツオーも触手の支配をはねのけ、G12へ合体、の流れ。でもやっぱり名乗りがな(ry
 ゴローダーも加えてホロンデルタールを倒すけど、ホロンデルタールのパワーを蓄えたネジをヨゴシュタインが自ら装着。しかもヨゴシュタインの攻撃を受けていた走輔が金属のようになって倒れてしまう。
 この流れは、どうもヨゴシュタイン最後の戦いっぽいんですが……三大臣の一人がいなくなったら、お色気担当のケガレシアと陰が一番薄いキタネイダスしか残らないじゃん……


  キバ #38「トライアングル・キングが斬る」。「渡さんが好き」と深央に告白された渡。両思いだったことに内心では喜ぶが、大河とのことを考えると素直に喜べない。一方大河はキングとクイーンの間を阻む者である渡を始末するようにとビショップから進言されるが、人間であっても友人の渡を殺すことは考えられない。無理矢理深央との結婚話を進め、また深央にも掟を破った者に対する過酷な罰を深央に説き、二人にあきらめさせようとする。
 渡は二人がキングとクイーンであることを知らないまま、陰から深央を襲おうとしていたファンガイアと戦い、傷つき倒れる。自らの無力を痛感する渡の前に次狼が現れ、心から力を望むのならザンバットソードを抜けとキャッスルドランの中に連れて行く。深央を助ける力が欲しいと、ついにザンバットソードを引き抜く渡だが、ザンバットソードの力が渡を支配、次狼たちを襲い出す。
 22年前。恋人さながらに語り合う音也と真夜を見たゆりはその怒りをファンガイアにぶつけるが、イクサの装着限界時間を超えて気絶。逆にファンガイアに始末されそうになるが、そのゆりを救ったのはクイーンである真夜だった。「私はその女の命より大事なものを奪おうとしている。命までは取る必要はない」と……

 インチキ占い師・超能力者を襲ってた奴や前の実験体ファンガイアもそうだったけど、チェックメイトフォーって結構求心力ないなあ……わりと下っ端が逆らうよね。
 渡、大河、深央の三角関係のどろどろがしばらく続いてたけど、ザンバットソードを克服した渡がキバに変身してサガを圧倒、とどめを誘うとしたところを、深央がファンガイアに変身してかばおうとする。
 目の前で深央の変身を見てしまった渡はショックで自室呆然、その隙に攻撃を受け、変身が解けて渡も正体をさらしてしまう。大河も正体を見せ、ついに全員がお互いの正体を知る。
 どうも大河も渡=キバだから始末、とはすぐ考えないみたいで、キバと自分との因縁について知ろうとするらしい。まだ生きてた真夜が渡たちと関わり出すのか?
 過去編もそれと連動するように真夜が本格的に音也の簒奪宣言。しかしそれがキングの知るところとなり、追求を受ける。
 次回予告では大河が渡に「兄弟宣言」をしてたけど、ほんとにそういうベタな流れなのかなぁ。あと、キバでもサガでもないライダーが出てたようだけど……
 あと、どんどん矮小になってく名護さん……トゥシューズに画鋲じゃないんから、もうちょっとまっとうな方向に努力しようよ。

[読書][マンガ] マンガ物理に強くなる 力学は野球よりやさしい/関口知彦・鈴木みそ

 高校球児でエースの松山は、物理で赤点を取って夏休み中補習の危機に。久々に甲子園をねらえる逸材という彼だが、物理の担任はそんなことをまったく斟酌しない。このままでは補習で甲子園に行けないと思い悩む彼だったが、練習中に打ち上げたフライを当てて気絶させてしまった女生徒が学年一の才媛で変人の久保聡美だったことから、松山は彼女に頼みこんで物理のことを教えてもらうことになる。

 ブルーバックスでマンガ!? というのが店頭で見ての最初のインパクトで、それが「銭」の鈴木みそ作画なのでおざなりな仕事ではないだろうと思って思わず購入してしまいました。でも、2001年に化学でやはり啓蒙マンガをブルーバックスで出してたのね。
 いや、ブルーバックスを読んで科学での想像の翼を広げていた世代としては、ちょっとびっくりなのですよ。
 で、内容なのですが、「うん、そういうことだよね」であっさりスルーして読めてしまったのですが……ただ、一応曲がりなりにも物理学科出身の自分がほぼまったく違和感なく読めてしまったということは、考え方が物理のそれに沿っていて、ごまかしや間違い、おかしな比喩がない、ということではある。と思う(私が一般的な物理学科かは自信がないので)
 そいでもって、だんだん物理への理解を深めてく松山の姿は、そのまま聡美への「単に変人で秀才」という評価が変化していく、ということでもあるようなドラマの組み方をしてる(世界観を共有していく)あたりは、鈴木みその手腕。
 「物理は世界を理解する手段」という世界観を持つ聡美の対比として、「公式を覚えて機械的に問題を解いていく」という「単に要領のいい勉強の仕方」の代表として恋のライバル(?)のえいみを出したり、松山よりさらに動物的直感で生きてる増田を出したりと、「物理を理解すると世界の見方が変わる」ということをアピールしようとしてるのは、鈴木みその原作解釈力が優れてるか、あるいは自身がその体験をしたかだと思う。
 取り扱ってる範囲は力学の初歩と相対性理論のさわりまでだけど、物理の楽しさを知ってる人は読み物として、知らない人は物理の楽しさを知る啓蒙書として、良くできた本だと思います。