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2003年06月23日(月) 旧暦 [n年日記]

味噌煮込み食ってきました

 日曜に友人が味噌煮込みを食いに行くというので一緒に行ってきました。大変満足でございました。またの機会があったらそのときもどうぞよろしく。
 今日はここ一週間近く悩まされていた60Hzの亡霊からようやく解放。天竜川以東は50Hzの亡霊になりますが。うむ、これだけでも祝杯をあげたい気分であるのことよ。これであとはデータさえ取れれば問題なし。とにかく電波禁止。ピコ(10の-12乗)アンペアの壁は厚いんじゃ、ゴルァ!
  ファイズ は、アクセルフォームよりなにより先にまず突っ込ませて頂いてよろしいでしょうか? 北條、もとい琢磨さん、戦闘シーンも見せずにいきなりファイズギア取り戻されるかよ!? さすがは北條さ……げほ、ごほ。あと、朝霞駐屯地ですかい!? 自衛隊車両がゴロゴロしてるんですけど……そうか、自衛隊もやはりピザを頼むのか。つか、ライダーで自衛隊協力って本邦初の気がするんですが。一昔前は採石場が定番なわけだったりするわけですが、平成ライダーはいろんな場所で戦闘OKなのは、きっと爆発がCG合成でできるようになった、ってのは大きいのだろうなぁ……しかし、今回自衛隊駐屯地である必然性がようわからん……(あ、必然性云々は言ってはいかんのか)。新登場のアクセルフォームは、マトリックスとかってよりは変移抜刀霞斬り、って感じですか。偉そうに出てきた蠍オルフェノクはあっさりとあぼん。所詮は雑魚か。木場=ホースオルフェノクは相変わらず勘違いでファイズを襲いまくり。いや、この場合仕方ないんだけど、往年のギルスを連想するんですけど……最後の方までギルスを連想することにならなければいいんですが……
  カレイドスター は、アンナの話……なんだけど、こういうときに限って作画がヘタレなのはどう考えたらいいんでしょうか? あの、ひょっとして、この回捨ててますか? でも、脚本は決して悪くはなかった。気になる点はアンナパパの毒舌ネタがちとわざとらしかったくらいですかね。しかし、こういう作画スケジュールで回ってくるってことは、ひょっとして、世間様はショートでつり目を求めていませんか? さいですかそうですか。
 最近あまりちゃんと見てなかったけど、 世界の真ん中 さんで「ほう」と思ったネタが、 税込価格表示義務で絶版続出の危険性空色のクレヨン さん)(1)とか、 覚えやすくて破られにくいパスワードのつけ方日経BT )(2)とか、 Winnyの不正コピーでTVCMが成り立たなくなる理由CNET JAPAN )(3)とか辺りか。
 (1)は、 茨城新聞の12/27付コラム で触れられている「消費税総額表示義務付け」のことらしい。調べて見ると、 この辺 とかでも触れられている。オイオイ、これはまだ生きてるんならマジで洒落にならんのだけど…… この辺 を見ると、まだ生きている法案らしい。勘弁してくれ。こんなことで書籍が絶版になったりしたら本当に洒落にならん。この法案に憤りを感じるとともに、こういうことをきちんと知らせないマスコミにも腹が立つ。有事法案に関しては「軍靴の音が聞こえる」調の批判ばかりで、「それでどのような事態がシミュレートされるか、何が問題となるのか」という実際的な批判は出さなかったのと、相通じるものを感じる。
 (2)は、研究室に入ったばかりのときに尊敬する(いや、マジで尊敬してますねんで?)O内先輩に「風が吹けば桶屋が儲かる」で説明されたパスワードのつけ方(他者には意味が通じず、自分には覚えやすい)と同じだなぁ、という点でちと懐かしく思った。と同時に、こういう簡単ながらそれなりに有効な方式がきちんと教育されずにセキュリティが必要とされるものが普及してしまったのだなぁ、とは思う。
 (3)は、最近、一部似たようなことは考えないではない。可能ならば、CMを同梱すること前提でネットにコンテンツを流してしまった方がいいのではないか、という辺りで。しかし、CMカットすることを禁じるのは実際は難しいので、そう簡単ではないのだけど。P2Pだと「視聴率」のような分かりやすい効果の指標も示しにくいし。でも、なんらかの折り合い、あるいは利用の方法を考えないといけないとは思うのだけどなぁ。
 今週のジャンプで、和月伸宏氏「武装錬金」が連載開始。まあ、錬金術の描写のぬるさはいかにもジャンプなのだけど(「うしおととら」や「からくりサーカス」とは比べるべくもない)、しかし、「GUNS BRAZE WEST」よりはよほどジャンプ向けではあると思う(あれは根本的に設計を間違ってる)。ヒロイン(?)の登場の気の持たせ方はなかなか良いと思った。類似ネタの中でも、そういう辺りの上手さでは頭一つ分リードしてると思う。類似ネタとの頭一つ分以上の差別化が問題だけど。
 どうでもいいが、最近メガネを新調したのに誰も突っ込まないのは何故なんだろう? いや、どうでもいいんだけども、若干さびしいのう。
 どうでもいいメモ。 これが私のご主人様1


2003年06月25日(水) 旧暦 [n年日記]

PHS受難

 先週末、PHSが壊れていて人様に迷惑をかけてしまい、個人的にもないと大変不便なので、DoCoMoショップに修理に持っていく。補償期間内なので無料交換してもらえることになったのだけども、611Sなんてえ古い種類の端末なので、いい加減買い換えようかなぁとも思う。思うけども、データ通信と普通の電話とに使える端末というとそうそう換えはない。似たような端末は DataScope くらいなのだけど、流石に大きさが……119x29x57mmって、いったい何時の携帯やねん。携帯電話というより、携帯電話もかけられる簡易PDAという気が。最近のまるっこいデザインに媚びてないデザインはいいのだけどねえ。
  どうやら マルドゥック・スクランブル−The Second Combustion−燃焼/冲方丁 が出たらしいので、書店に寄って購入。同時に小川さんの新刊 第六大陸 も出ていたので購入。今、 ソラリスの陽のもとに/スタニワフ・レム を読んでいるので、その後か。その前には 柳生忍法帖/山田風太郎 を読んでいたのだけど、一応読了。会津藩加藤家家臣堀の一党が、あまりに不条理な主人に対し反旗を翻したため、一族一党、ことごとくが虐殺されるところから話は始まる。その先鋒となっているのは「会津七本槍」と呼ばれる尋常ならざる武芸者七人。その手は尼寺に逃げ込んだ堀の女達にも迫るが、後見人である千姫により、かろうじて堀の女たちは事なきを得る。が、尼寺に押し入り殺生まで行いか弱い女たちを殺そうとした七本槍の所業に怒りを感じた千姫は、三代将軍家光の師とも言われる沢庵に協力を求める。そして、堀の女たちに一族の仇をうたせるべく沢庵が呼んだ助っ人は、父・柳生但馬守に勘当を申し渡され流浪の身となっていた柳生十兵衛だった。忍法帖シリーズでは奇怪な(相対的に)技を使う忍者が出てこず、普通に活劇時代小説な作りになってる。けど、堀一族の女たちが人外の技とまではいかないまでも人並みはずれた兵法者である七本槍を一人、また一人と討ち果たしていく様、また、会津集の逆襲に窮地に陥る十兵衛と七人の女たちがどう窮地を逃れるか、と十兵衛は「七本槍には手出しをしない」という約束で動いているので、これが良い意味で非常に面白いことになっている。微妙な色恋や人間同士の機微が読者をひっぱるように配置されているのは、さすが山田風太郎というところか。また、忍法帖シリーズの中ではわりあいと後味の良い終わり方になっている。普通の時代小説の感覚で読める。
  産経新聞 のサイトを見たら興味を引く話題が幾つか同時に載っていた。 漫画家の山根赤鬼さんが死去 。「え!? カゲマンの山根青鬼氏が!?」と思ったら、弟君の方でした。すいません。しかし、双子だったんすね。
  t.A.T.u.来日 。SARS騒ぎがピークだった頃(今も終わったわけじゃないんだけど)、ユーリャの体調の関係で来日スケジュールがキャンセルになったけど、ようやく来日か。これで日本でCDがもう少し入手しやすくなればなぁ。海外に注文するのは微妙にめんどい。
  英王立化学会「おいしい紅茶はミルクが先」 。こんな研究をしてるなんざ、さすが戦場にまでティーセットを持ち込むトミーどもなだけはありますわ。
  読売60式自走無反動砲をイラク派遣の自衛隊に なんて記事があったのだけど、 自衛隊のイラク復興支援スレ では「んなワケないじゃん」と一笑に付されてる。あんまり笑えないのだよなぁ、実際。
  これが私の御主人様 にリンクを貼ったら、なぜか リンクを貼られてしまった のだけど、いや、どうして名前が出ただけで……ガンガン本誌で、第一話が読み切りで載ったのは読んだかなぁ。と、いう程度の覚書だったんですが。つか、主人公がどうしようもない鬼畜なダメ人間なのは良いとして(良いのか?)、あんなフレンチメイド(メイド風娼婦)ばりの格好でメイドメイドと喜んでるなんざメイド好きの風下にも置けませんぜ? メイドがガーターベルトしてたら怒れ! それが最低基準だ! ただしワイルダネスの下着メイドは除く! 君と僕との約束だ!
 それはそうと、 リンク先の日記 で、「武装錬金」について「ヒロインがかなたに似てる」というところを「ヒロインがかたなに似てる」と読み違えてしまった。いや、何も疑問に思わず、すぐに「まあ、顔に傷あるしなぁ。 ハジキ × カタナ とか言ってるおねえさんがたにしてみりゃヒロインか?」とか思ってしまいますた。


2003年06月26日(木) 旧暦 [n年日記]

未知との不遭遇

  ソラリスの陽のもとに/スタニスワフ・レム を読了。いままでタルコフスキーの映画も原作も読んだことありませんですた。マインド・イーターもの(?)の元祖だとか粗筋だとかは知っていたので、ホラー系、パニック系の鬱々とした話かと思ったら、そうではなかった。連星の二つの太陽を戴き、知性を持つ海を持った惑星、ソラリスの基地へ調査のためにやってきた科学者、クリス。しかし、到着する直前に先任の三人の科学者のうち一人は自殺し、一人は姿を見せず、もう一人はなぞめいた忠告をする。そしてクリスの前に、決してそこにいるはずのない人間、過去に自殺した妻のハリーが現われる。彼女は何者なのか、ソラリスの海が彼女をクリスの元に送ったのか、ソラリスの海とはいかなる知性体なのか。これは人間が他の知性体と出会う「ファーストコンタクト(初接触)もの」なのだけど、出会う相手は人間との共通点とがまったくない知性体である。何を考えているのか、それとも意識と呼べるものがあるのかすらもわからない。しかし、ただ「知性体」であることだけはわかっている。作者のスタニスワフ・レムの意図は、後書きにある原著の序文に記されている。西側SFの異星人ものにありがちな「どっちかが勝つ・負ける、あるいは共存する」ではなく、「そもそも共通点の存在しない生命体と遭遇したら」ということである。それは「他者」ではなく、もはや「現象」としてしか相対しようがないものになる。今度、再度映像化された映画が公開されるそうだけど、これだけ叙情的なSFを(まさしく、SF的な意味で叙情的である)、きちんと映像化できるかというと、疑問ではある。
 しかし、レムってアメリカのSF読めてたんかいな? 以前レム原作の「顔をなくした男」(だっけか?)原作のテレビ映画を部分的に見たけど、想像により映像化されたアメリカのヒッピーが、なんつーか、まるで阿片窟から這い出てきたアヘン中毒患者だったというかなんというか……あと、ソ連時代の「想像によるジャズ音楽ってのはこんな感じ?」ってことで作られた曲を聞いたけど、ジャズとは似ても似つかぬものですた。むしろ前衛芸術。永遠に追いつけません? いや、ひょっとしたら本当は闇ルートで知ってるんだけども、知ってるとわかったら粛清くらうからわざと似ても似つかぬものにした可能性はありますが。まるで「時間どおりに出勤してきた工員は、西側の(正確な)時計を持っているにちがいないという理由で投獄された」ってアネクドートみたいですのう。
 ふう、これでようやく マルドゥック・スクランブルの二巻 に行ける。(ごめん。 第六大陸 は後回し)。
  乗馬器具が糖尿病に効果産経 )。あ〜っと、気のせいかもしれないけど、この名大保体センター佐藤研って、後輩が行ったところのような気が……こんな研究しとるんかよ。
 あと、ここ数回「ボンバーマンジェッターズ」見てますが、面白いですわ。コレ。最初から見てなかったのが悔やまれるなぁ。
P.S.なんだかんだ言ってますが、 これが私の御主人様 は買いました。つか、いずみが16歳未満でさえなければ……( シカゴ在住の元ボクサーのパスタのゆで方に一家言のある私立探偵のポリシーに従い


2003年06月28日() 旧暦 [n年日記]

いろいろネタはあったはずなのに

 雑事や仕事を済ませた後だと、すっかり忘れてしまうなぁ。メモはちゃんととっておかないと……
 ここんところ、NHK歌壇とNHK俳壇がビミョーに楽しみな土曜の朝ですが、和歌、川柳と俳句では、NHK歌壇の方がどうやら直観的に性にあってる気がする。季語とかなんとか、そういうルールは置いといて、5・7・5・7・7は「言葉」になるが、5・7・5では「文」を書くのがやっとという気がする。見てるだけで言葉の配置や選び方で雰囲気や含めるものがこれだけ変わると、いろいろ慧眼させられる。いや、マジで。
  t.A.T.u.、ミュージックステーション出演ドタキャンに対しテレ朝抗議朝日 )。まあ、抗議もするだろうなぁ。 来日イベントを企画したユニバーサルミュージックの企画イベントもドタキャンを危惧して中止産経 )だそうで。別にイベントとかは興味なくって「らしいなぁ」って程度なんですが、でも、「奇矯な行動でファンをがっかりさせるだけ」なのはやめて欲しい。同じ奇矯な行動でも、ファンを喜ばせることだってできるはずだし。
 ところで秋葉原でPVのゲリラ撮影をしようとして断られたらしい(許可取ってないから。渋谷でも断られたらしい)けども、 秋葉いつき と言い、露西亜人は秋葉原が好きなんか? つか、秘密裏でいいから許可くらい取れ。
  2ch軍事板 あなたのおじいさまの戦争体験を教えて スレの 480 の書き込み。まあ、今から見ると万歳連呼ってのはどうかって感じるけども、意図的に無視されてるのか、それとも無視されるように誘導されているのか、当時の米軍の行動ってのは間違いなく民間人の大量虐殺だったわけで(そうするに至った事情は当然それはそれで存在する)。身内に被害者や当事者もいないのでそれを今責めてどうこう、ってことはないですが、「虐殺を受けてる側だった」って認識って、多分ないのだろうなぁ……
 友人に TWO突風(トップ) ネタを振ったらほとんど誰も反応してくれませんでした。亜美ちゃんって言ったらゴツいオヤジストリートギャングの亜美潟ですぜ? ヒガチューって言ったら火達磨比嘉忠ですぜ? すいません、座羅月が妙に気に入ってます。こんな苗字ありえねー!
  さくら出版の原稿流出事件で弘兼憲史氏、まんだらけを提訴へ朝日 )。いや、新人・中堅漫画家の立場は弱く、原稿権利についてきちんと契約を取り交わしてない場合も多く、事件が起こっても裁判を行えるだけの経済的体力もないので、大御所漫画家が動くってことは、非常に良いことだとは思うのですよ。でも、これってまんだらけを訴訟してことが済む話なのかなぁ、と思う。ちと盗品の古物売買に関する法律を色々調べたけども、盗品と知らずに買い、店頭に並べたことに対する罰則は当然ない。遺失(盗難含む)した古物の無傷の返却は、遺失から一年以内なら可能のようだけども、今回の件は少しそれとは様子が違うように思える。漫画家の権利をしっかりさせなきゃいけないとは思うけども、それが誰かの権利を抑圧する形でないことを願う。
 それと、この件に関連する話題でちと気になることを耳にしたのだけど、アクションで「女子校生」を連載してる「大島永遠」女史って、まさかとおもうけど、大島やすいち氏のお身内? つか、具体的に御息女? それっぽい話を小耳に挟んだだけで、事実関係が全然つかめないのですが……全然違ってたらどうしよう。
  首締められてナイフで反撃は正当防衛に認められず中日 )。いやー、状況がわからないのでなんとも言えませんが、 首締められて冷静に「あ、ナイフはやりすぎだな」なんて状況判断できる とでも思ってるんでしょうか、警察は。イラクの自衛隊派遣について火器携帯とか交戦規定をぐたぐた言ってる人たちと似ているような気が。
 注文していた Let's note light W2 がようやく届いたと、PCショップから連絡が。遅いですよ? まあ、サービスを付け加えてくれるなら良しとしましょうか。宅配便で送ってもらって、明日届くように手配。設定してる余裕あるかなぁ。
 それと、「不定期日誌の人」とか言われても、なんつか、中の人などいませんよ?
#「感染るんです」が連載して何年もしてどうしてこのフレーズが流行るんだか。


2003年06月29日() 旧暦 [n年日記]

ハードでソフトな物語

 朝起きて、ビデオの予約が入ってなかったことに気付く。がっくり。ダマラム一生の不覚。折角のファイズが、アバレンジャーが、カレイドスターが……まあ、アバレンジャー以外は関東の友人に融通してもらえそうではあるので、我慢しよう。しくしく。
 朝、昨日店からの電話にあった通り、 Let's note light W2 が届く。ソフトケースだのLANケーブルだの、最低限のものを揃えにちょっと外出。で、せっかくなんで家庭内乱、もとい、家庭内LANの設定をする。ルータ経由での外への接続は容易に完了したのだけど、あれ? ルータにぶら下がっているPC間の参照が上手くいかない……フォルダ共有しても、ワークグループ設定しても、全然見えない。なんでやねん、といじっていたがどうも上手くいかない。どうやらノート側ではなく、元からあるPC側らしいと気付き、もしや、とパーソナルファイアウォールを止めたら……犯人はこれですた。フォルダ共有可能な設定し直して、ようやく設定完了。たったこれだけのことに、とても疲れた……
 あとはメールやらなんやらの環境を整えれば、ひとまずOK。ウィルスチェッカーとかはどうしようかなぁ。入れないのは流石にまずいだろうし。
 で、いろいろ買い足しに行ったついでに小川一水氏の短編が載っているSFマガジンの最新号を購入。近所の書店にいつの間にか入らなくなっていたのだものなぁ、SFマガジン。
 小川氏の短編は「老ヴォールの惑星」。話自体は面白かったし、ネタになっている話題もホットなものだったのだけど、しかし、あくまでこれは小川氏の作品の評価ではないと断っての話だけども、どうしてハードSFポジティブ方面の人って、人間と全く異なる知性体が人間と同じメンタリティを持ってることを、わりとあっさりスルーしてしまうのかなぁ。化学・物理学的には確かに「ハード」なんだけども、文化人類(?)学、民俗学的にはちっともハードでないものもしばしばある。無論、メンタリティや文化からきちんと構築していった名作も多数あり「ハードSFの人間は……」と一般化するつもりはないのだけど、読む方はやはり二の次、三の次、という気がする。よく出来た設定と世界を見るのは確かにとても楽しいのだけど、人間の、それも、現代人のメンタリティそのものの異星人を見ると、ナルニア国物語のラストで最後の審判の出来の悪いコピーを見せ付けられるのと同じくらい萎えてしまう。
 とりあえず、「老ヴォールの惑星」の設定に関して私が突っ込みたいところは、どんな生き物であっても生き物である以上「最も機能的なサイズ」があるはずで、ちと、その辺の考察が見当たらなかったなぁ、ってことと、たとえ同質であってもすべてが均質な社会ってのは、なんか違和感があるなぁ、ってくらいです。ハイ。
  ノートパソコンに搭載可能な小型燃料電池開発日経 )。900グラムだそうで、ちと重いかなぁ、とも思うけど、稼働時間40時間というジオン脅威のテクノロジーを見せられては、納得せざるをえない。それに、世代が進めば軽量化もされるだろうし。しかし、どのタイプの燃料電池なのかなぁ。石油ストーブばりに灯油とか入れて燃料補給とかだったら面白いが。
  t.A.T.u.会見「謝るつもりない」産経 )。コミュニケーション不足が原因、って言い訳もどうだかなぁ、と思うけども、そんなことはともかく、やはりユーリャは可愛いと思う。しかし、リェーナはこの年齢にして、ちと太り気味の朝貢が出てないかい?(写真のアングルが悪いのか?)


2003年06月30日(月) 旧暦 [n年日記]

トラブル、トラブル、またトラブル

 どうして実験がすんなりいかないか、凝っと手を見る今日この頃。実験セット、ババ引いたかなぁ。
  t.A.T.uの出演ドタキャン、衣装が原因日スポ )。 サンスポ でも。この話が本当なら、まあ、確かに「コミュニケーションの問題」だなぁ。どっちもどっちという気はするけど。
  Winamp、3→2に逆戻りZDNET )。Tranceparenceとか魅力的な機能があったにも関わらず、あまりの不安定さにさっさと旧バージョンに戻したので、別にだからどうだということはないのですが、どうしてそこまで不安定なままにされてたのかなぁ、というのは気になる。
  宅配仕分け中に荷物が爆発、宅配員が怪我産経 )。怪我は負ったが命に別状はないようで、とりあえず良かった。この手の悪戯はとかくたちが悪い。しかし、現場には銃弾が散乱していたそうで、いったいどんな爆発物だったんだ?
 中東関連ではテロ関係のニュースが相次いでいて、気になるのだけど、ちょっとニュースを追いかけきるだけの時間がないのだよなぁ。やっぱイラクの件が刺激になってしまったのだろうというくらいの想像は働くが、具体的になにが進行してるのかが……余裕が出来たら、ちょっとくらいは調べてみたいのだが。
  北朝鮮の高句麗の古墳世界遺産候補に。裏に日本人の活動TBS )。「そんな恩を売っても返って来ないのに」と思って記事を見たら、よく見たら平山郁夫氏でした。う〜ん、この人もどうもなぁ……文化的に非常に重要なものであるのは違いないのだろうけども、どちらかと言えば学術的な調査を入れて、日本と高句麗との文化的つながりを調べてもらう方が古代の浪漫ではある気がする。
  マルドゥック・スクランブル The Second Combustion ──燃焼/冲方 丁 を読み終わったので、 第六大陸/小川一水 を読み始める。う〜ん、ネタ的に出だしは言うことはナシなのだけど、何故か、小川氏の小説を読むときにいつも気になっていたことがあって、今回もそれが引っかかった。おそらく個人的な嗜好なのだけど、社会単位の変化を個人視点に、それもそれなりの短期スパンで収めようとするために、お膳立てが整いすぎているという印象をいつも受ける。ここ最近「群青神殿」や「導きの星」ではあまり感じなかったので、克服しつつあると思ったのだけど、「メデューシン」や今回の「第六大陸」では、ちとそんなにおいがしてしまっている。ヤングアダルト小説としてはそれは技法(作法)として正しいのだけど、折角早川で書くのだから、ヤングアダルトのそういった作法は思い切って切り捨ててしまっても良かったのではないかなぁ、と思う。まあ、まだ出だしなんだけどね。しかし、出だしで引っかかるとなかなか読み進められんのだよなぁ。モチベーション的に。
 マルドゥック・スクランブルはまだ7月に続刊刊行予定。今度は「The Third Exhost──排気」だそうで、サブタイトルはエンジンサイクルのことだったのか、とようやく気付く。ってことはさすがに次巻で完結だな。後書きで鏡明氏が触れているけど、今回の中ではディーラーの婆さんがバツグンに良い。これまでは受身でいた彼女が、自発的に何かをし、自分の存在意義と愛を獲得しようという意思を持ち始めたルーン・バロットだけども、この巻ではその正しい手段を得るきっかけを掴み始める。話がどのように着地するか、はてさて。
 ちなみにマルドゥック・スクランブルは個人的に「趣味に合っている」からかなりの分量感想を書いてるだけで、人に勧められるかはわかりません。入れ込みが過ぎてる部分があるので、冷静に判断できん。
 今日の検索:「武装練金 エロ」で検索かけてくるのは(検索ミスだけど)よしとしましょう。でも、「カタナ×ハジキ」で検索してくるのは勘弁して下さい……