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2003年06月11日(水) 旧暦 [n年日記]

不調

 どうも起きがけからふらふらしてたんで変だと思ったら、体調を崩していたらしい。無理が利かずに仕事にならんので、早引け。さっさと明日に備えて治さんと……
 昨日書いた通り、 マルドゥック・スクランブル を読み終える。けど、ラストにTo be continued(次回完結!)と……(カッコ内は嘘です) 良く見りゃ、サブタイトルに“The First Compression〜圧縮”ってあるし。ガク。主人公は父親にレイプされた過去を持つ少女娼婦(ティーン・ハロット)ルーン・バロット。恋人に裏切られ、殺されかけた彼女が、その恋人の犯罪を暴くための力と、なんにでも変身できるネズミの相棒ウフコックを与えられる。「なんで自分なのか」愛すること、愛されることの意味を失った少女が、ウフコックとの交流で、自分を傷つけるように過去と対峙しながら、愛を学習し、未来を掴もうとしていく。SFアクションものなのだけど、根底にあるのは、性的虐待によって傷を負っている(と、簡単に言って良いものではないだろうけど)少女が愛を回復しようとしてる姿だと思う。あんまり愛、愛って連呼してると、こっちが気恥ずかしいけど、要はそういうことだと思う。次巻の「The Second Combustion〜燃焼」が楽しみです。
 で、マルドゥックはとりあえず読み終わったので、電車の中で「丸」を読む……なんか、周囲の視線が微妙に痛いんですけど。エログラビア誌読んでる人だってこんな視線受けまいに。うう。補給特集と言うことで、前回(12年前)のイラク戦争やら第二次世界大戦の補給・兵站に関する記事が幾つも掲載されている。先のイラク戦争は予想以上の進撃速度によって、一時補給線が伸びてしまったことが新聞などでも報道されたけども、それが致命的にならなかったのは、イラク側に補給を叩くだけの余力が残っていなかったってこともあるのかもしれないけど、兵站の重要性を米英軍側が十分に認識していたからでもないかという気がする。兵站軽視の悪例としてインパール作戦の記事も掲載されているが、とても対照的に感じた。
 さて、明日に備えて、えぐるように打つべし……ではなく、早めに休んでおきますか。


2003年06月12日(木) 旧暦 [n年日記]

SF考証

 荒箱さんの日記を見たから疑問に思ったわけじゃないけど、数年前からアニメとかでたまに見る「SF考証」とか「SF設定」ってなんなんだろうなぁ、と思う。「SF考証」の場合、例えば時代劇の「時代考証」とかは、その時代に対する学術的な視点を反映させて助言・指導をするし、「科学考証」の場合は、自然科学のあれこれと照らし合わせ、おかしいところはないかチェックする。でも、「SF考証」ってのは、「SFを考証する」ではなく、「SFとして考証する」ってことなのか?
 「SF設定」だとすると、そんなのは物語の主題・組み立て方の方法論によって変わってくるもので、そういったものに深く関わらない限りは「SF設定」と称するより「設定補佐」とか「アドバイザー」とか称する方がイメージ的に近い気がする。どうしてわざわざ「SF考証」だとか「SF設定」だなんて言葉を使うのか、その意図がわからんのだよなぁ。「SFとして見ろ」という明示なのかなぁ。でもそんなん、「人によって定義が違うやん」なんてのはSF村の住人にとっては暗黙の前提だし……う〜ん、本当にようわからん。
 で、「 宇宙のステルヴィア 」は、前代未聞の大プロジェクト「グレートミッション」の前回より、明らかに面白いんですけど……いいですことよ、こういうドロドロしたの? 光太の才能がすごいかってのも、前回より感覚的に分かりやすかったし。シリーズ構成やら全体の統一性に難は感じるものの、今回の話だけ見る限りでは、面白かったです。ハイ。今回、脚本・コンテ・演出「小出克彦・長澤剛(コンテ・演出)」、前回「堺三保・中津環・栗原ひばり」だそうで、SF設定とかよりかはこっちの方が効いていそうではある。面白さへの寄与は誰がどう、と明確な区分けは出来ないけど。まあ、今回を見る限り「宇宙でハリー・ポッター」にはならなさそうで、とりあえず良かった。
 あちこちで「面白い」という評判を聞いていてたのだけど、イマイチ気合入れて「見よう」というところまでは行かなかった「 ボンバーマン・ジェッターズ 」を始めて見る。第37話ということで、かなり中途なところで見てしまったのだけど……これは確かに正統に面白い番組ですわ。他の話を見てないんでなんとも言えませんが、何か特別に「区切りとなる回」ではなかったようだし、これが「特に当たりの回ではない」とすると、とんでもない水準を維持してる番組になる。ううむ。レンタルでチェックするか。
 昨日の体調不良は、一日寝たら治ったみたいです。ご心配をおかけしました(心配した人がいたとしたら)。生き物を殺生する生業ってのは、案外とじわじわ神経に堪えますわ。(特に哺乳類)


2003年06月15日() 旧暦 [n年日記]

自己防衛の社会

 深夜番組録画のビデオを見てたら、いきなり「ミニミニ大作戦」という文字が……なんだ、またテレビ東京系で再放送するのか、ってアレ? 今の録画、TBS系の録画だったはずだよなぁ、と、巻き戻してみると、ち、ちがう、ワシの知ってる「ミニミニ大作戦」じゃない。なんか「オーシャンズ11」とか「バンデッツ」みたいな、いまどきの犯罪映画ですよ? そう言えば、リメイクをするって話は聞いた気がするけど……探したら、 リメイク版の公式ページ が見つかった。うう、テーマ曲が例の「We are the self preservation society」ってヤツじゃなくなってるっぽいんですが、しかしそれは百歩譲るとしても、エリザベス女王が心のアイドルの愛国ギャング・ブレッジャーさんはどこへ? それ以前に、舞台がアメリカ??? あの、原題は「The Italian Job」のままのはずですよね? あの、「Italian」だからイタリアじゃないんですか? 前作ではそうだったんですけど。おかしいですよ、カテジナさん! って、冒頭の部分は一応ベニスが舞台なのか。う〜ん、イマイチ、看板にイツワリあり、の気も。日本では「ミニモニ大作戦」と読み違えて劇場に入る人はいますかね? いませんね。すいません。
 研究室の恒温槽の中の、こないだ単離した細胞をチェック。どうやら生きてるっぽい。それにしても、恒温槽の中のにおいが……誰か、絶対痛んだ細胞をそのまま放置してるぞ。誰だろう。
 で、そのついでに大須へ。そろそろノートパソコンが欲しいので、見て回る。ねらい目はヒトバシラー覚悟で この辺り なのだが、新製品なため品薄。しょうがなく、取り寄せだけ頼んで帰ってきたら……帰宅途中の住宅街の中のパソコンショップに在庫アリで置いてあった……しかも、値段もそんなに変わらない……うう、しまった。盲点だった。
 まあ、大須では巫女喫茶の店頭販売で冷しあめを飲めたし、それでよしとしよう。
 しかし、相変わらず大須にも赤いジャケットを着たY!BBの人たちが多い。けども、イマイチ往時の元気がないような。ただ単に暑くなってきたからなのか。 Y!BBのモデムの所有権転売可能に/.JP )ってな話もあって、個人情報の流出が云々ってことも言われてるけど、どちらかと言えば不良在庫かしがちなADSLモデムを証券化することによってそこらへんの会計を云々、ということらしい。ただ、9万円という買取価格はどう考えても適正な価格とは思えず( このへん を見ても、9万円のADSLモデムって……とは思う)、なにが、いなんだろうなぁ、という感じが。
 朝、カレイドスターの録画時にビデオ残量がなくって、カレイドスターはリアルタイムで見つつ、テープを巻き戻し。う〜む、ファイズの前に気付いて良かった。と、思ったら、今日はゴルフ中継でお休みでやんの……そういえばそうだった。
  カレイドスター は、前回二週間の限定興行とは言えレイラの代わりに主役に抜擢され、「レイラのように」と意気込むそらだが、意気込みとは逆に客の反応は芳しくない。「レイラと同じことをしても客は満足しない」ということに気付いてしまうが……現実味で言えば、演出家や他の共演者の了解を取らずに勝手に筋書きや演技を変える(しかも興行期間中に)ってのは突っ込みどころなんだろうけど、他の共演者との衝突や、自分なりの解釈をして役を作り上げていくところってのが描くことの主眼だし、その部分は良く描けてたので満足。ラストでレイラが自分とは違うタイプのそらのことをライバルとして認識する暗示で締めってのも、王道的。でも、関東では視聴率あまりかんばしくないらしいのだよなぁ……大丈夫かな?


2003年06月17日(火) 旧暦 [n年日記]

日本で春風亭柳昇というと……

 その 春風亭柳昇師匠がお亡くなりになられました産経 )。徴兵された軍隊時代の話を面白おかしく高座にかけていたのをテレビで見たのはもう何年前か……一方的な思い入れに過ぎないのだけども、こういった人が一人、また一人といなくなってしまうのは、なにかが欠けて落ちていく気はしてしまう。記録の中の映像、音声を見ても、もうこの人はこの中にしかいないと実感するのだろうなあ。合掌。
  ニューズウィーク の「オタク産業、世界へ」という記事を読む。アニメ・マンガと言ったいわゆる「オタク産業」の欧米での市場が広がってきたことに関するレポート。ちょっと目を引いたのは、これまで買い手を待っていた状態から、積極的に日本から海外へと営業をするようになってきたこと、それとこれまでの体制だとアニメなどのロイヤリティは主に原作者に還元されてしまい、海外でヒットしても製作現場が潤うことはほとんどなかったこと、か。アニメ産業に関してもいろんな規制緩和がされるということであり、そういったものによって製作現場が今以上に活気付けばいいなぁ、とは思う。また、アメリカ版のジャンプも35万部の発行部数を達成したそうな。百万部規模の日本の週刊少年誌よりは小規模だけども、まだまだ成長の余地はあるということなのかもしれない。
 同じ号に掲載されているのは、アジアでの韓国ドラマの台頭の記事。ちゃんと読んでないので、こっちは詳細不明。某ドラマが日本の某アレのパクリだとか、そういう話は多分載ってません(当たり前)。
 最近、雨が多いので職場の行き帰りは主に地下鉄。けど、地下鉄に頻繁に乗るようになって気付いたけど、地下鉄の乗客って、さほど混雑してるわけでもないのに乗降客に道をあけたりしない人ってけっこういるのね……別に居眠りしてるとか、そういうわけでもないのに。微妙に嫌な雰囲気だなぁ。
 で、最近地下鉄の中で読んだのは 装甲騎兵ボトムズIウド編 IIクメン編 。小説版と銘打ってるけど、どちらかといえばシナリオを小説形式で書き下したもの、という感じで、だけど、きちんと話の流れはわかるようになってる。そこらへんは腕ということか。二巻の解説の大河原氏のインタビューがたいへん面白かった。 サンサ編 も買わんとなぁ。
 久々に紅鉄絢氏の新作を見たと思ったら、成人誌……いや、どこかで見たようなキャラクターたちの気もしますが。つか、ペンネームも 鉄絢になってるし……一般誌での登場はないんだろうか?


2003年06月18日(水) 旧暦 [n年日記]

伊賀妊婦帖

 土曜の朝のNHK歌壇・NHK俳壇が楽しみになってきている今日この頃、皆様、いかがお過ごしでしょうか? 朝のNHK教育の番組、なかなか侮りがたし。あ、一応受信料払ってますんで。
 今日の通勤途中の読書は くの一忍法帖/山田風太郎 。いや、でもこれ、読んでて、「くの一忍法帖」ってより、「くの一 妊婦 帖」って言った方がぴったりな気がする……ストーリーは、大阪城落城直前、真田幸村が豊臣家再興のために、配下のくの一五人に秀頼の子供を身ごもらせようとするところからはじまる。そのことを家康は半蔵から知らされ、さらにその五人が秀頼の妻であり家康の孫娘である千姫付きの侍女の中にまぎれ込んでいることを知り、伊賀の手だれ五人を差し向け、人知れず始末させようとする……ってな話。しかし、女五人VS男五人というところから推測がつくように、技の多くがエロ方面。でも、これってエロなんかな? う〜ん、エロはエロでも後ろに「グロ」が付く気がしないでもない。忍法の内容も、一応一見それらしい科学的説明がついてはいるものの、「そんなん無理や〜」と突っ込むこと請け合い。いや、無論確信犯でやってるのはわかるし、荒唐無稽なような、そうでないような妖しさが楽しいんですが。多人数対多人数パターンの忍法帖にありがちな欠点、物語の中心となる人物が定まらず、感情移入できない、というのが出てしまってるのが、ちと。結局のところ、主題らしきものは「母は強し、男は阿呆」というところのような気がするけども……ただ、こういう形での母性の描き方はちと強烈だった。
  アンマン空港爆発事故の五味氏が特赦で釈放NNN )。無論、殺意があったなんて思っているわけではない。しかし、過失とは言え、死者まで出てしまっている。冤罪ではないのだから、きちんと罪をつぐなってもらっても、日本との関係が悪化することはないと思うけど……本人はこれから社会的にいろいろなものを負うことになるだろうので、別に罰されなきゃいけない、ということじゃないけど、でも、喜ぼうって気にならないのも事実なのだよなぁ。
  総連施設の半数以上、免減税Yahoo!hl )。公民館などと同じ扱い、ということだそうだけども、調査を行わず「公共性が高い」というものが多いというのが、まあ、やっぱそうだったんだろうなぁ、という感じ。総連が成り立ちからすべて悪いとか思わないし、異邦の地での互助組織は必要なんだろうけども、こちらが安心できるだけの透明性はやはり欲しい。
  IWC、反捕鯨国提案の「保存委」設立決議を採択読売 )。IWCが、鯨保護が 何故か 政治問題化したことにともない、反捕鯨国による政治的鯨保護の場と化した観があるけど、もうさすがにいい加減脱退してもいいんじゃないかという気になってくるよなぁ……82年の馬鹿馬鹿しいとしかいいようのない採択の時点で切れてても不思議じゃなかったんだから。参考: 外務相の国際漁業協定についてのインタビュー
  北朝鮮入港拒否で扇国交相「日本をなめているのか」朝日 )。まー、なんと言いますか……たしかに こっち もなんだかなぁ、ですが。「不備があると入港できないとは知らなかった。」って、あーた……
  CARTOONNETWORK の新番組 TEEN TITANS が日本のアニメ風ということで、「どこが?」と思ったのだけど、 原作コミックの表紙 を見ると、まあ、たしかに、その、なんだ。


2003年06月20日(金) 旧暦 [n年日記]

宿酔い

 う〜、新しい職場での歓送迎コンパに参加。一次会は抑えていたものの、何故か参加していた二次会では明らかに飲みすぎ。どうしてあんだけ飲んでN先生は今日も平気な顔でいられるのかが不思議でたまらない……鍛え方が違うのかしらん?
 そんなこんなで今日はあまりまともに仕事にならず。うい〜。これでまた週末に飲みですよ。通りすがりのマッドサイエンティストがアイアンレバー(鉄の肝臓)をくれないものかしらん?
 帰りに書店に寄って何冊か本を購入。 装甲騎兵ボトムズIII サンサ編世界の傑作機別冊 戦争のお値段柳生忍法帖 。それと ウルトラジャンプGX は既に購入済み。
 少し離れた大き目の書店で見つからず「ショボーン」となってたら、近所で見つかった 世界の傑作機別冊 戦争のお値段 は、米軍の兵器や装備、一回戦争をするのにはいったいどのくらいかかるのか、という視点からの兵器カタログ。戦争は金がかかるとはとかく言うけども、いったいどのくらいかかるのか、どこにそんなにかかるのか、というのは一度ちゃんと調べないとなぁ。まあ、ボチボチ読んでいきます。
  TEEN TITANS の主題歌がPUFFYって話を小耳に挟んで、「マジ?」と思い検索したところ、どうやら本当らしい( ここ のMonday, January 13, 2003の記事参照。あと、公式ページの下の方にも良く見るとちゃんとクレジットされている)。アメリカでのコンサートはかなりからい評価だったらしいけど、J-POPもアメリカでちゃんと普及してるってことなんだろうか? それとも日本市場をにらんで、ってことなのかなぁ。ところでravenのレオタード風のコスチュームにフードつきマントってのがなんつーか、一つ間違えると変質者っぽいと言いますか。あと、最初気にしてなかったけど、リーダーっぽい「ROBIN」って、BATMANのROBIN?
  マガジンGREAT をぱらぱらと見て、新連載の「パンプキン・シザーズ」(岩永亮太郎)が少し気になったので一応メモ。しかし、黎明期の装甲ペラペラの戦車でないかぎり、至近距離で戦車の装甲をハンドガンでぶち抜くのは無理すぎの気が……
 もうちょっとメモで バトロワ魂ガンパレ漫画道場 。何気に映画の感想やテコンV紹介も面白いかも? かも? かも?
  世論調査で「全く読書しない」3人に一人朝日 )。う〜ん、そんなものなんかなぁ。そんなものかもしれない。けど、ちっとは読まないのかなぁ。う〜ん。
  キャラミル研究所 がリニューアルしたっていうんで見に行ってみる。で、ツキアイゲノムを調べると、「ピュア」「インスペクター」「フィーリング」で「クール」……なんか、書いてあること、それぞれで矛盾してる気がするんですが……でも、それなりに当たってる気がするのも不思議だ。