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2001年11月21日(水) 旧暦 [n年日記]

“ワッシュワリワリ”ってどういう意味?

  Mozilla0.9.6 Release だそうで。tabに関する設定が増えてたり、siteのicon対応になってたりという部分が違うのはわかるけど……イマイチtabの設定がわからんのお。完全なtabブラウザにはならんのか?
 一昨日の日記について友人からツッコミ。「小春とは、元々陰暦10月が春のように暖かい事からの呼び名であって、従ってそもそも『晩秋・初冬』の時期を指している。」だそうで。調べたら 本当 でした。間違って言葉を覚えてたのね。反省せねば。
 さて、何時の間にやら ひっそりとBleem!がお亡くなりになっていた そうなのだけど、 slashdot.jp の記事ではBleemincの迷走が原因としてるのに対し、zdnetでは ソニーの圧力によるところが大きいだろう としてるのが面白い。いや、多分どっちも間違ってないんだろうけど。Bleem!と云うと法的に後ろ暗いところはないとして大々的に売り出されたエミュレータだけに、やはり少々惜しい気はする。
 あと、ソフトウェア関連としては Gratzer Sound Station が何時の間にかバージョンアップしていたり、 divX も4.11もなってたり。割と細かな修正ですが、どちらも使いやすくなってるみたいです。いや、まだよくわかってないけど。
 “ワッシュワリワリ”ってのは70年代ポップスの掛け声(?)と言うのは知っていたけど、ルーベッツっつーグループの十八番らしい。で、そのルーベッツの Sugar Baby Love のカバー曲が主題歌の関東ローカル深夜アニメ ちっちゃな雪使いシュガー一話だけ地方でも放送する そうな。わりと評判は良さそうなのだけど、一話だけでどないせいっちゅーんじゃ。そもそも深夜枠にせなばならない内容とは思えないが、時間帯が他に取れなかったらしい。TBS系列は、アニメには冷たいらしい。そう云えば、ZOIDのシリーズが割合堅調なのに打ち切りになったのは、数少ない子供向け番組枠をウルトラマンに取られたからだっけ。ま、商売だからって言えばそれまでなんだけどね。しかしアニメは肩身が狭いの。大抵のドラマはバラエティはそんなタイアップを取る必要がないのに、なんかエンタテイメントとして格が下だって言われてるみたいで…
 ちなみに Sugar Baby Love原詞 は、振られ男の忠告みたいです。しかし本当に「ワッシュワリワリ」ってどういう意味だ?(多分意味なんてないと思うけど)


2001年11月22日(木) 旧暦 [n年日記]

おかださんの謎

 今日は同じ研究室にいた高井センセの教授就任祝賀会。貧乏人には痛い出費だけど、高井さん、いい人だし、非常に聞きたい事があったので参加。なんか着の身着のままで行ったらみんなそれなりの格好してました。正装の事って書いてなかったじゃん。これだから医学系って…でも、まあ、会そのものはアットホームで和気藹々とした感じで、高井さんの人徳と言う感じでした。いや、お世辞じゃなくマジで。
 閑話休題。
 で、聞きたい事と云うのは何かと云うと、「オカダサン」の事なのである。おかださんと云っても「岡田さん」ではない。「オカダ酸」、英語では「 Okadaic Acid 」と云うが、ある種のリン酸化酵素の機能を止める作用を持つ薬品。生物を齧った人なら、リン酸化と云うのが生態に於いて非常に重要な働きをしているのは御存知の事と思う。で、このオカダ酸の発見者(っつーか、作用解明か)が今日祝賀会を開いた高井先生なのだ。で、前々から聞こう聞こうと思っていたのは「何故オカダ酸はオカダ酸か」と云う事。命名者の高井センセは、岡田なんて名前じゃないし、論文の連名にも岡田なんて名前はない。論文でokadaic acidの文字を見た時から、皆で「何でオカダ酸?」と首を捻っていた。
 今回を逃してしまうと、高井先生は旭川の大学に移ってしまうので、そうそうお会いできない、ほぼ最後のチャンスなのだ。
 祝賀会が始まった後、談笑が途切れてるのを見計らって突撃レポート。「で、なんでオカダ酸はオカダ酸なんですか?」
 なぜか待ってましたとばかりの満面の笑みで「それはね」と説明が始まる。え〜、固有名詞はイマイチ良く覚えてませんが、オカダ酸はある種の海綿がよく生成していて、その海綿の学名がなんちゃらかんちゃら・オカダイドとか云う名前らしい。で、その名前は学名を付けた人が岡田と云う恩師にちなんで名付けたらしい。なんだ、もっと面白い逸話があるかと思ったのに、と毒気を抜かれたところで、高井センセ、またニヤリと笑って言葉を接ぐ。「ウチのニョウボの旧姓も岡田なんですよ」あー、なるほど、そういうことですか。(^^; ゴチソウサマでした。
 なんか、友人からのメールで知ったのだけど、MPEG4以上に高画質高圧縮率で、更にソフトウェア再生でもCPUへの負担が小さいと云う夢のような動画圧縮規格があるそうで。 ナンシー と云うのだけど、decoder、encoderの配布はしてないようなので実際はどうなのかなぁ。良い規格なら普及して欲しいのだけど、良い規格だからと云って普及するとは限らないのが世の中。ヲイラとしては、フリー化しないかなあとか、虫のいいことを考えてしまう。まあ、下手すりゃ DivX みたいにクラックされて配布、と云う事もありうるけど。まあ今のバージョンはクラック版じゃないだろうけどね。
 え〜っと、他の話題としては アキハバラデパートが閉店 だそうだけど、フルーツジュース売り場の、アニメ声のお姉ちゃんの声はもう聞けなくなるんだなァとか、 FBIがトロイの木馬使用 とか。
 mozilla0.9.6の 日本語言語パッケージ がリリースされとります。ふむ。


2001年11月23日(金) 旧暦 [n年日記]

善意の押し付け

 なんかここの所、飯を食った直後に熱が出てくる。暫くすると下がるのだけど、体調が悪いのか普通のなのか、イマイチよくわからん。
 えー、もうすぐ年末です。募金の季節です。ってわけで、恐らく一度は見たことがあるであろうユニセフのDM。ユニセフって言ったら当然 United Nationed Children's Fund、国際児童基金 である。下宿には送られてきたことはないが、実家にいた時に送られてきたものを見たことがある。なんつーか、「なんでわざわざDMでもって人に善意を強要するわけ?」と大抵の人は思うだろう。ワシも思った。ユニセフって言ったら黒柳徹子女史だが、実はDMを送ってくるのは 日本ユニセフ の方で、黒柳徹子女史の活動は日本ユニセフには帰せず、直接国際ユニセフに帰しているらしい。 情報元はここ 。広報になるべく金銭をかけずに、募金に戴いたお金はできるだけ全て国際ユニセフに送りたい、と云うのは、確かに黒柳女史の知名度と影響力があればこそ出来る事だとも言えるが、DMの宛先の住所名簿の流出や、相手先の都合を無視して押し付けてくるようなDM攻勢などは、やはり「?」となる。欧米のようなボランティアのシステムが確立されていないから、企業化するのはある程度仕方ないとは云え……うーん。
 でもやっぱり 事務経費が10〜15% とか(ユニセフのサイトを見たけど、ちょっと収支決算内容に関する情報は見つからなかった)、 こっそり積立金25億溜めこんでたり とか聞くと、一概に悪いとは言わないけど、一体募金が何に使われてるんだと云う気にはなってしまうよなぁ。


2001年11月24日() 旧暦 [n年日記]

ザブングルは男の子!

 伊藤明弘氏の「BLUEGALE」に絡んで、「ザブングルってどういう話だっけ?」と云う話題が出てわりとショック。しかし良く考えてみればザブングルの本放送は82年2月から83年1月までなので、私より5つも年下なら物心が付く前だろうし、高校生くらいの世代にいたっては生まれてすらいなかった事になる。当然と云えば当然の話だ。ヲイラは放送当時小学四年生だった。ウチの地域では小学四年生から夏期のソフトボールの練習に強制参加が義務となっており、中盤では泣く泣くソフトボールの練習に行ったことを覚えている。なんで本来レクリエーションのソフトボールに強制があるねん。上手くも好きでもないのに。(断っておくが、私はスポーツ全般が嫌いなのではなく、野球や軟式野球が嫌いなのだ)
 閑話休題。まあ見てなかった分も再放送で見たのだけど、ザブングルは冨野作品の中ではわりと異色の部類に入ると思う。ストーリーの骨子はシリアスなのだが、全編を通してコミカルな雰囲気であり、登場人物の誰もうじうじ悩んだりしてない。ストーリーの当初の肝に、どんな犯罪でも三日経ったら罪を問われない「三日の掟」と云う物がある。家を壊されても盗まれても殺されても、三日過ぎてしまえば「ま、掟だし仕方ないよね」とわりとみんなあっさり諦めてしまう、そんな割り切りの早いキャラばかりだった。主人公ジロン(別名土まんじゅう。主人公らしからぬ風貌)はこの掟に逆らって、両親の敵をずっと追い続けるのだが、決して復讐鬼とかうじうじ悩んだりと云う事ではなく、むしろ猪突猛進、視野狭窄と云った方が正しい。中盤で一旦敵のティンプを仕留めた(と、思ってただけで、実はティンプは死んだふりをしてジロンをやり過ごし、終盤まででずっぱりだった)後は、ティンプが実は生きてたと知っても以前のように「親の敵!」と拘るわけではない。「一旦敵取ったから後はいいや」と言っているようだ。まあ、展開の都合ってのもあるのだろうけど。ストーリー自体はそれ以降、個人的な敵討ちの話から、三日の掟を作り、またティンプらを「仕掛け人」として雇って適当に騒動をおこさせ、支配体制への疑問・不満から目をそらさせていた支配階級(種族)「イノセント」に対する革命劇になっていく。つまり全体としては、一少年が掟を無視して突っ走った事から、理不尽な掟を作り彼らを縛っていた支配社会に風穴(どころじゃないよなぁ)を空けていく(だから主人公のジロンは全く成長してないし、またそれでいい。長生きは出来そうにないけど)と云う大構造に繋がっているのだけど、西部劇としてはやはり断然前半が面白かったのも事実。後半も面白くはあったんだけど。
 そう云う部分や、終盤にかけて細かい破綻があったりはしたけども、「敵も味方も自由気ままな悪党」((c)稲葉振一郎氏)でとても好きな番組だった。それなりには人気はあったのだけど、この路線は途絶えてしまったのは返す返すも残念。他にはダイターン3というのもあるが、それでも最後はシリアス展開だった。
 最近ではスーパーロボット大戦シリーズで知る人も多いらしい。基本的にWM(ウォーカーマシン)は作業機械や車と同じ「ただの道具」として描かれていたので(主役メカですら。これ以上に徹底してたのはボトムズのATくらいだろう)、ガンダムやダンバインのような出鱈目な強さと比較すると派手さに欠けるけど、メカ以上に、キャラクターが生き生きとして立っていたアニメだった。
 ちなみにワシの一番のお気に入りはファットマン(CV:銀河万丈)な。
 ところでザ・テレビジョン見たら、来月でパワーパフガールズが終了となってるんですが…マジ?


2001年11月25日() 旧暦 [n年日記]

あ〜、今日のアギト、マジ面白いわ。

  アギト は謎の核心の一つ、「あかつき号事件」が明かされる。と、云っても今までの展開で大体は明かされていたので、種明かしと云う程の種明かしではなかったりする。あかつき号事件とは別に、アギトの力が何故人類に宿っているかという説明はあるけど、それよりも個別に出てきたあかつき号グループが一同に介してのドラマが目を引く。一年前、自殺した姉・雪奈が恋人「津上翔一」に宛てて出した手紙を偶然見つけ、その封筒にあった住所を元に、香川の「津上翔一」を訪ねようとフェリー船「あかつき号」に乗り込む翔一。そこには後にアンノウンに殺されてしまうあかつき号グループの面々がいた。進路、仕事、家族、それぞれに悩みを抱え、しかし自らを励まし前向きに生きていこうとする彼ら。しかし突如現れた謎の青年、そして青年によりアギトの力を開花させられた翔一を始末すべく現れたエル・ロードは、彼らの希望を打ち砕き、絶望の底に叩き込む。エル・ロードは、翔一の能力を開花させた光の余波を浴びた彼らも近い将来アギトになる事、アギト化の兆候が現れるまでは生かすが、そうなったら逃げ場はない事を告げて消える。この彼らの日常のドラマ、そして一転して異常な事態に巻き込まれる過程が上手にまとめられている。エル・ロードに襲われ、何もわからぬまま足元にアギトの紋章が現れて呆然としたまま翔一が最初の変身を遂げるシーンも淡々と進み、雰囲気に合っていた。そして回想シーンの中でのエル・ロードの「お前達に未来はない」と云う台詞に対応して、意識を取り戻した翔一が「誰も人の未来を奪う事は出来ない!」と叫んでバーニングフォームに変身する翔一。抑えに抑えた展開だっただけにこの台詞で一気に盛り上がって次回へ。アギトを象徴するような回でした。来週はもう一つの謎、ヒロイン風谷真魚の父・風谷信幸殺しの謎に迫るらしい。あと8話、どう転がるのか。


2001年11月29日(木) 旧暦 [n年日記]

元気じゃないけど元気です

 え〜、ちと色々アレで修羅場ってまして、色々滞ります。鬱に突入して自殺したい気分になりたいけどそんな余裕すらなかったり。
 自転車のサドルも突然壊れたりで散々ですわ。半分以上自分のせいなんだけど。ハァ。


2001年11月30日(金) 旧暦 [n年日記]

遂に師走か

 と、気分も暗くなったところで(おいおい)、久々につれづれと。
 すっかし出遅れた 新ライダー (名前は リュウキ だと云う節がもっぱら)の話題はさておき、 声優はオリジナルを真似してない米国版「ナディア」 もさておいて、 Badtrans の大発生もさておいて、さておいてばかりでは話が進まないのもさておいて、え〜っと、おしまい。
 って終わってどうするよ?
 いや、最後のが一番今気になってるんですが。だってこのウィルスって、Outlook固有の、しかもちょっと気をつけてれば引っかからないようなウィルスっすよ? それが何故かNimdaの時以上にばかすかと届く。「Outlookが普及してるのが現状だ」ってのはそうかもしれないけど、んな危険なものが普及してるってのもかなりアレ。ヲイラが使ってる 電信八号 はかならずしも初心者向けとは云えず、強くは薦めないけど、でも他にも無料で昨日が揃ってるメールクライアントは幾らでもある。
 例えば Edmax のフリー版とか(フリー版は複数アカウントを同じユーザーとして管理できないけど、一アカウントしか持ってないような通常のユーザーには十分だろう)、Mewって手もある。いや、電信八号よりもっと初心者向けじゃないけど。更に、3000円も出せばもっと選択肢は広がる。「最初からついてるから」と云うのは分からないでもないけど、結局、こういう欠陥ソフト(と敢えて言い切る)を押し付けられていると云う現実がある以上、自分の最低限の安全は自分で守らなければならない部分はどうしたってある。ま、安全にはそれなりの努力が必要ってこと。
 それと、「ドラキュラ戦記」のオチがどこが面白いのかイマイチよくわからないということだけど、 解説にもあったはずだけど、ベル・ラゴシってのは世界で最も有名な吸血鬼俳優。ドラキュラの映画化はドイツの「吸血鬼ノスフェラトゥ」の方が先だけども、最も有名なのはベル・ラゴシの演じた「魔人ドラキュラ」。この映画でベル・ラゴシの演じたドラキュラの容貌が、現在一般に流布してるドラキュラのビジュアルのおおもとだと言ってもいい。それはその前の「ノスフェラトゥ」で吸血鬼を演じたマックス・シュレックの容貌はスキンヘッドだったことでもわかると思う。このマックス・シュレックの役を「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」ではハゲ俳優、ジョン・マルコビッチが演じているのは当然の流れとも云えたり云えなかったり。ともかく、現在流布してるドラキュラのビジュアルは殆どがベル・ラゴシが源流であり、それは「ドラキュラ紀元」「ドラキュラ戦記」でも例外ではない。つまり、「ドラキュラを自分に似させた」ベル・ラゴシが、「ドラキュラに似てたからドラキュラを演じさせられた」と云う本来の因果関係を逆転させてこじつけてるところが笑い所なんである。 って説明すると面白くもなんともないな。