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2001年09月21日(金) 旧暦 [n年日記]

アメリカの軍事行動に関する話なんですが

 一番各国首脳の発言で的確に状況を表していると思うのは リビアのカダフィ大佐の発言 だったりします。最終目標を「国」でなく「人物」に標榜してる以上、労多くして益少なし、どころか害ばかりになる可能性が高いと思う。イスラム圏に支持者の多いラディン氏を拘束すると云う結果が、軍事行動で得られるかははなはだ疑問。「引渡しをして欲しいならまず証拠を出してみろ」というアフガニスタンの言い分は、ラディン氏引渡し拒否の為の方便ではあると思うのだけど、筋は通っている。それだけに厄介。テロを許容してはいけないと思うし、何が何でも武力の行使を否定するというわけではないのですが、これが最良の行動とはとても思えない。でも最早止まらんのだろうなぁ。こちらとしては失うものが大きくなる前にさくっと終了してくれることを祈るしかない。嗚呼。
 なんか nimda が猛威を振るってるらしいと聞いてはいたけど、ここまで深刻とは。マイクロソフトのセキュリティについての考えの甘さ(そしてその影響によるユーザーのセキュリティの重要性への無理解)がとうとうここまで来たか、という感じ。「絶対安全」なんてことは世の中にはないけど、今回の被害の半分以上はマイクロソフトの責任だと思う。責任追及しても仕方ないので、気になる人はウィルスチェック・駆除ソフトの試供版でも使ってチェック・駆除してください。( ウィルスバスター試供版
 あ、 Mozilla 0.9.4対応の 日本語言語パック のベータ版の公開始まってます。


2001年09月22日() 旧暦 [n年日記]

む、新手のスタンド使いか!?

 ボス、急に呼び出されて来週頭までにそれをでっちあげろって結構きついっす。他にも作業はあるんですけど…いや、やりますけどね。
 でもそんな中抜け出して仮面ライダーアギトの劇場版を見に行く私。おまけにこんな雑文まで長々書いてるし。文句を言う筋合いナシ。
 初日の土曜日なので劇場混み混みか? と思いきや、客の入りは5割〜6割で案外とそんなでもない。劇場の設備が結構古いところだったから人気があまりなかったのかもしれないけど。
 オタクとかミーハーな主演俳優ファンが多いんじゃないかと危惧したけど、概ね健全な家族連れでした。良かった。でも近くに座ってたご年配の夫婦が、待ち時間中に「スパイダーマンがどうの」と話してるのは結構びびりました。筋金入りですね!?
 最初は「ガオレンジャー 火の山、吼える」から。テレビシリーズからして悪乗りの連続だが、その悪乗りは映画でも健在。 「さあ、みんな。後ろのみんなも一緒に呼びましょう。せーの、『ガーオレンジャー』」とアトラクションのヒーローショーノリ。でも子供が本当に声出して呼んでた のは微笑ましかったです。多分この映画一番キャラが立ってたのはテトム姐さん。全編のほとんどでへべれけのただの酔っ払いっぷりをアピール。大人が笑えるネタと子供が楽しめるネタ、それを相殺することなく詰め込んだバランス感覚は見事としか言い様がない。あざといおもちゃとのタイアップにも関わらず、人気があるのは伊達ではないです。
 ストーリー的には尺が30分程度という事もあって、番外編という感じで特には語る事はないです。さすがにお金はそれなりにかかってますが。敢えて言うなら余計な事をしようとしなかったのがエライ。これって案外難しい事のように思える。
 で、その後目当ての「 仮面ライダーアギト劇場版 Project G4 」。ネタバレは何時も通りブラックアウト。
 超能力を持つ孤児たちを研究するとある施設。そこを突如、大量の蟻型アンノウンが襲撃する。子供たちや職員がなす術もなく殺されていく中、予知能力を持つ少女沙耶香はその能力ゆえに弟のような少年レイと、からくも逃げ延びる事が出来た。通報を受け、現場に駆けつけるG3−X=誠。そこに広がっていたのは破壊された建物と無数に転がる職員、護衛の自衛官、そして施設の子供たちの死体だった。しかし一体だけ、残っていたアンノウンが襲い掛かり、G3−Xはこれを撃退する。そしてその事件からまもなく、自衛隊から研修の名目で自衛官深海理沙がG3ユニットに編入される。しかし突如深海は研修を切り上げ自衛隊に復帰してしまった。
 それから2ヶ月、涼=ギルスは沙耶香とはぐれたレイがアンノウンに襲われているところに偶然出くわし、これを助けるがギルスへの変身の後遺症で倒れてしまう。涼の力を目の当たりにしたレイは、仲間の敵を取ってもらおうと涼を介護する。一方、沙耶香の方は太一がダンプに轢かれるところを予知能力で救った縁で、美杉家に引き取られる。しかし秘密を抱え込んでかたくなに自分の事を語ろうとしない。真魚はそんな沙耶香に自分と似たものを感じ取り、心を開かせようとする。そんな二人に外出先で襲い掛かるアンノウン。アギト=翔一と、駆けつけたG3−Xが二人を庇うが、圧倒的な人海戦術で攻めてくるアンノウンにアギトやG3−Xも押されがちになる。そこへ突如飛来した自衛隊所属のヘリから舞い下りた、銀色の影。G3−Xに良く似たシルエットを持つその装甲強化服はG3−Xを遥かにしのぐパワーと火力でアンノウンたちを一掃してしまう。呆然とする二人の前で外したマスクから現われた顔は、2ヶ月前のアンノウン襲撃事件で傷付きながらも運良く生き延び、アンノウンとG3−Xの戦いを朦朧とする意識の中で見つめていた自衛官、水城史郎。そして自衛隊機からは深海理沙が降り立つ。水城が装着していた装甲強化服こそ、強力すぎる力でやがては装着者そのものを死に至らしめる為に、開発者であった小沢澄子が設計を封印し、それを深海が盗み出したG3−Xの次世代型、G4だった。
 危険すぎるG4を何故実現させたのかと問い詰める小沢に、「これも全て国を守る為」と取り合おうとしない深海。水城も誠に、G4装着により命を落とした同僚たちの遺体の前で、自分もそのうち死ぬであろう事、しかし命を惜しんでいては十分な戦いが出来ないと、耽々と語る。それは2ヶ月前の事件の悔恨から来た言葉だったが、G4の圧倒的な力を認めつつも、死に向かう水城の姿勢に誠は納得が出来ない。しかし深海はそのG4を更に強化する計画を進行していた。それはやがて予知能力を持つ真魚たちも巻き込んでしまう。
 ただでもごちゃごちゃと登場人物の多い番組なのに、更に新キャラを追加して大丈夫か、と思っていたけど、G4とG3ユニットの対立を主軸に、レギュラーの面々が事件に巻き込まれていく様をちゃんと描いている。メインキャラ三人の中で演技力の向上が著しい氷川誠役の要潤が主軸になるように持ってきたのは正解。他のキャラにもちゃんと見せ場があり、初代ライダー、藤岡弘のゲスト出演も危惧していた「とってつけたような」感じはあまりなかった(「今の俺に出来ない事を、君たちがやってくれ」という台詞も、幾らでもとりようがある)。10/1放送のテレビのスペシャル版の予告も流れたのだけど、むしろ京本政樹の方が心配になってきた……
 戦闘シーンは、アンノウンが強いのか弱いのかよくわからんというテレビシリーズの問題点を引きずってはいるけど、圧倒的物量で攻め寄せるアンノウンの映像はそれを十分カバーしてる。またテレビより一足先に登場のアギトバーニングフォーム・シャイニングフォームに加え、ギルスの新形態も登場。写真で見た時はごてごてしすぎてあまり恰好いいとは思えなかったのだけど、アングルとカットと動きが加わると大分印象が違っていた。特にあのうねうねが……と、これは秘密。名前は「エクシードギルス」で良かったですけど、劇中には多分名前出てこないんで関係ないです。
 映画単体として見てどうかはともかく、シリアスな雰囲気を損なうことなく、更にお祭り特有の豪華さを盛り込んでいてファンなら必見の出来。喩えるならお土産付き豪華幕の内。ただし後味はあまり良くないけど。(^^;
 あ、ちなみに日記の題は、ギルスの最初の変身シーンの感想。見ればわかる。


2001年09月23日() 旧暦 [n年日記]

虫の知らせ

 昨日、自転車で移動中に親から電話があった。出ようと思った矢先切れてしまったのだが、部屋に帰って留守電を聞くと、実家にいた犬が死んだ、という話だった。
 実はこれに先駆けること一時間ばかり前、何故か死んだ祖母の事を考えていた。祖母は手の指が何本か欠けていて、昔紡績工場で働いていた時の事故だとかなんだとか聞いた気がするけど、詳しい話は知らない。祖父も既に亡くなっていて、先の戦争末期に徴兵されたと云う話は聞いてたが、その時の話とか聞いとけば良かったなぁ、と思った。で、その次に思い出したのは昨日死んだ犬の親。なんかのんびりしてるというか天然ボケと言うか、妙に気というかテンポが私と合ってはいた。最期はボケ気味で、首輪をはずして外に出てしまったところを車に轢かれた。死んだことを聞いた時、こんなことなら実家に帰った時もっとかまってやれば良かったと思った。なんか故人(+故犬)の、心残りな事ばかり思い出して、それで何故か昨日亡くなった犬の事も思い出したんである。そう云えば最後に帰った時、あまりかまってやらなかったなぁとか、そんな事を取りとめもなく思っただけなのだが。
 で、実家からの電話があった時、幾つか可能性はあったのだが、なんとなく、その事じゃないかという気がした。部屋に帰って留守電に、その犬が死んだ事、最期は眠るように息を引き取ったという伝言が入っていて、ああ、やっぱりと素直に思った。親犬とほどには馬があったわけではなかったけど、それでもやはり悲しくなって少し泣けたのがちょっと意外だった。
 多分その犬のことを最後に思い出したのはただの偶然だし、電話があって、その事だと見当がついたのは、単に繰り返しかかってこなかった事とか、かかってきたタイミングからの重要性の推測から直感が働いたとか、そんなことだろうと思う。でも最期の時にまで、ずっと忘れっぱなしではなかった、と思う事で少しは心が慰められるのなら、虫の知らせと思うのも悪くはないと思う。多分最期まで忘れっぱなしだったら素直に悲しむことも泣いてやる事も出来なかった、そんな気がする。


2001年09月25日(火) 旧暦 [n年日記]

緊急速報(一部限定方面)

 11/5、大都社より伊藤明弘作「ザブングル」発売予定。
 伊藤明弘と云っても広島大で味噌の研究をしてる教授じゃありません。当然マンガ家の伊藤明弘氏です。それなりにディープな伊藤明弘ファンならピンと来ると思いますが、そう、恐らくはアレです。
 よく知らない、と云う方の為に説明しておくと、伊藤明弘氏は過去バンダイから出版した書籍扱いの雑誌にて、「戦闘メカ ザブングル」のラグの後日談を描いた「BLUE GALE」「BLUE GALE II」と云うコミックを書いて掲載したのですよ。「III」はネームまで準備されていたのだけど、掲載のアテがなくなり、更に版権モノということでわりと幻の作品ということになっていた(探せば見つからないわけじゃないけどね)。本当に幻の「III」まで掲載されるかはともかく、今回の「ザブングル」がその「BLUE GALE I・II」であることはほぼ間違いないと思う。割目して待て! ごく一部の人間だけ!

ルーズ+ルーズ

 ボス:スケジュールにルーズ(というよりどうでもいいと思ってる事はすぐ忘れる)+ワシ:根本からルーズ=殊スケジュール管理に関しては最悪の組み合わせ
 と、いうわけですな。う〜む。
 日曜日の アギト 、映画を見てきた次の日ということもあって見る前から気分は燃え燃え。しかし特撮部分はお金のかかってる(っつっても4億未満だけど)映画と比べると見劣りしてしまうのは致し方ないか。初めてお互いがアギトでありギルスであることを知った翔一と涼の初顔合わせ。榊亜紀に関する誤解も拍子抜けするくらいあっさりと解けてしまい(そりゃこんなゆるそうな奴に人殺しが出来るように見えんわな)、すわ、共闘モードか!? と 心配 になったけど、お互い初めての近い境遇の人間ということで共感はしてるみたいだけど、一緒にどうこうということはなさそうで安心。しかし全般的に戦闘シーンも多く、テンポが良くってイイ。そして満を持してバーニングフォーム登場! 映画ではグランドファームからの多段変身だったけど、こちらは最初からバーニングフォーム。しかも映画ではあくまでシャイニングの前座的な取り扱いだったのだが、コチラは身体のひび割れから炎がちらつくと言う演出で凶悪な強さを演出。よく考えると画面上にアギト、ギルス、G3(−X)が同時に出るというのは初めてではないが、敵味方でないのは初めてか。次回は名前だけ出ていたあかつき号グループリーダー木野薫が初登場。名前では性別不明だったが男だったらしい。しかも、予告に現れたアギトもどきはひょっとして……と期待させてくれる。しかしそのアギトもどき、ギルスを襲ってたように見えるのだけど…… 牙の覗く口 がええのう。
  デジモンテイマーズ は話のターニングポイントとなる24話。しつこいけど一週遅れなんだってば。先週サルに攫われたクルモンを追ってデジタルワールドへ行く決意をした子供達。親や先生たちに別れを告げていく話。当然反対する親、子供達の旅立ちを祝福する親、デジタルワールドへ行く事を告白されて、教師としての自分も面倒を嫌う一個人としての自分も選べずにどうすればいいのかわからず戸惑う先生。子供達の親との別れの形もそれぞれ。真正面から両親に決心を告げるタカト、親に反対されることを見越してメールで知らせ、妹にだけ直接別れを云うジェン、デジモンが受け入れられないだろう事、そして旅立ちを何があっても反対するだろう母に、いつもは着ない、母の選んだ少女趣味の服を着てみせて別れの代わりとするルキ、そして恐らくは再婚以来関係にしこりの残り続ける親に言い出せなかったジュリ。冒険の期待と別れの寂しさを淡々と描いてるけど、情報密度の高い映像に叙情あふれる語り口。多分第一話と並んでベスト・エピソード。
 エンジェリック・レイヤーは完全に予定調和的というかあまりに予想通りであるけども、まあ悪くはないと思う。でもクライマックスの戦闘は相変わらず退屈なのだろうなぁ。


2001年09月26日(水) 旧暦 [n年日記]

普通はびびる

 ふんとはログに残ったドメインを晒すのって良くないんだけど。
 日記のログを眺めてると、ふと*.navy.milなドメインが。そうです。今アフガンの方にエンタープライズとかニミッツとかでお忙しいアメリカ海軍さんです。すわ、エシュロン(アメリカとかが実現してると言われてる、ネット上で飛び交う情報の中からある登録された単語を含むものを自動的に収集すると云う傍受システム)の襲来か! とか、アメリカの悪口書いたから探してるのか!? とかびびったんですが、よくよくログを見てみれば google で検索してやってきている。しかも検索ワードが「シャイニングフォーム」。ちゃんと日本語で。
 ……米海軍施設に勤める日本人関係者なのか、日本の特撮番組が好きなあまり日本語を覚えてしまった、ときメモで日本語を覚えて女言葉ばかりしゃべるタイのオタクみたいな兵隊さんなのか、あるいはその家族が職場に遊びに来てたのかはよくわかりませんが(日本に駐屯する兵隊の家族で日本の番組を見る人は結構いるらしい)、いや、まあなんてえか。あう〜。


2001年09月27日(木) 旧暦 [n年日記]

グランドゼロ

 木崎ひろすけ氏っつーマンガ家さんがいたわけですよ。「いた」という過去形から想像がつくかもしれませんが、今年の初めに亡くなられました。メジャー系の作家さんとは云いがたかったのだけど、叙情的な絵柄とストーリーテリングは一部の強いファンの支持を受けました。あまりメジャー誌の仕事には恵まれなかったこと、またお若いうちに亡くなられたことから、残した作品はそう数が多くありません。っつーかまともに完結したのは事実上の遺作となった「A・LI・CE」くらいなんですが。その氏の作品「グランドゼロ」(旧タイトルは「GOD−GUN世郎」)、「少女ネム」、「A・LI・CE」がまとめて刊行された。
 一冊戦数百円と言うのは正直かなりボッてるという気もするのだが、しかし背に腹は替えられない替えられたからってどうだとも思うのだが、ともかく「グランドゼロ」は購入。これを読んだのはそれでも五年位前、徳間から出ていた短命の漫画雑誌に掲載されていた。正直ぱっとしない雑誌中でも最も目を引いた連載の一つだった。主人公世郎の秘密、目的が見えてきそうなところで終わったのが残念だった。少女ネムから入った人などはむしろ童話のような叙情的な面を気に入ってるかもしれないが、私は実はこの「世郎」が一番好きだった。無論、作者が亡くなった以上続きはどうあがいても描けないわけで、読んで連載最終話を読み終わった時、最初に思ったのが「ああ、続きが読みたい」であった。もうとっくにそんなのは無理だというのはわかっているのに。
 どんな方だったのかは全く存じ上げないのだが、しかし作家としては読者がそう思わざるを得ないことは、最上級の賛辞の一つではないかと勝手ながら思う。胃の腑の辺りからこみあげるような無念を以って、半年遅れの氏への追悼にしたい。

諸々

  2ちゃんアギト映画版スレ は半ば「劇場で見かけた迷惑な奴」スレになりかけてるような。いや、正直子供が声を出したり騒いだりするのは大目に見ていいと思う。むしろ子供が喜ぶのは正しいと思う。暴れるのは論外だが。別に息を殺して見る必要もないので笑う場面では笑ってもいいと思う。でも パラパラ踊ったり 気味の悪い笑い声をあげたり するのは止めた方がいいと思います。あと、ガオレンジャーの上映で大人が一緒にガオレンジャーを呼んだりガオアクセスを振り付きでやったりするのも禁止な。
 しかし子供向けじゃないとは言わないが、どう考えてもガオは子供メインの一方で、アギトはかなり大人向けを意識してると思うが。
  来月のBSで放映予定の映画のリスト を見る。ワンチャイですわよ、奥様! でも何故か2と6。馬を素手で殴り殺す4はやらないの? あとは、「悲しみよこんにちは」とか「勝手にしやがれ」とか「キス!キス!キッス!」とかは興味があるのだが……あ、「スリング・ブレイド」もある。来月は主にチャップリン特集らしいけど。マルクス兄弟特集とかバスター・キートン特集とかはやらないのかしらん? 他に興味があるのは「バスキア」と「将軍たちの夜」と「タフ・ガイ」くらいか。「Mr.レディ Mr.マダム」(ゲイの夫婦が主役の有名なコメディ映画)シリーズが一挙放映と言うのも面白いな。


2001年09月28日(金) 旧暦 [n年日記]

これでええんか?

  ジャングルはいつもハレのちグゥ の最終回。落しどころはここだろうとは思っていたけど、しかしなんつーか、まるで連載中断のような終り方……やはりシリーズものは終盤にかけてどう盛り上げるかが重要だなぁ。
  ムリョウ は相変わらずまったりしながらも物語の背景となる謎は少しずつ明らかに。「謎が謎を呼ぶ」というよりは少しずつ謎を明らかにしながら背景の物語が進行する形。背景の物語が登場人物たちの背景にも微妙に絡む辺りが実に上手い。
 ガンダムA2号、安彦良和氏の「ガンダムthe origin」は相変わらずのクォリティ。いわゆるキャラクター商品としてのガンダムとは一線を画する部分がある。前号よりは読めるけど、基本的にこの「the origin」の為の雑誌というのは変わらない。なんか惜しいなぁ。
 なんかWinのリソースがすぐに足りなくなるので友人に教えてもらってMaxFileCacheを設定。飛躍的に安定する。うむむ。のぶちゃんありがとう。
 アギトの劇場版は、出だしはかなり好調らしい。でも未だにロングランの千と千尋の神隠しは「タイタニック」の興行成績の記録を塗り替えてしまったらしい。なんか複雑な気分。


2001年09月29日() 旧暦 [n年日記]

まずは怒れ

 NYテロ事件とアメリカの報復軍事活動のニュースに隠れてあまり騒がれていないけど、決して軽いニュースではないのが狂牛病発見のニュース。前にも説明したけど、狂牛病は最近やウィルスではなく蛋白質が病原体となっている極めて特異な病疾で、家畜のみならず人間にも感染する。病原が最近やウィルスでないから、消毒や殺菌といった予防策は無意味に等しい。つまり加熱調理したって駄目なのだ。蛋白質と言うと熱に弱いといったイメージがあるけど、全てがそういうわけではない。異常プリオンの変成する温度は確か百数十度だったと思う。十分加熱すれば大丈夫なのだが、人間が口にするものの調理で常にそこまでしっかりと火を通すかと言えば難しいだろう。増してや牛肉は生でも大丈夫というイメージがあるし。この病気の感染経路の一つとして、骨肉粉の飼料がある。つまり、食肉用にもならず、廃棄処分となった牛などの家畜自身の死体を家畜飼料に再利用したものである。私は同族食い云々のタブーについては触れるつもりはない。触れても無意味だからだ。しかしこの骨肉粉も一応、加熱し、異常プリオンが機能しないようになっている「はず」なのだが、加熱が不十分な飼料が出回っているのも事実。危険である事は既に承知のはずなのに、日本ではこの骨肉粉の使用は厳密な意味では禁止されていない。「牛への飼料には用いないよう」という「指導」がなされているのみである。狂牛病の国内発見後も、農林水産省の対応はのらりくらりのままである。
 偶然だが、昨日非加熱製剤による薬害エイズの被害者の死亡の刑事責任を問うという、つまり非加熱製剤の危険性が明らかでながら流通を許可していたのは事実上の殺人罪だという判決が出た。とても重要な判決である。しかし刑事罰が下って、賠償金を支払って、そんなことをしても、亡くなった人は帰ってこないし、健康な身体が返ってくるわけでもない。
 今、政府は自衛隊派遣に関する法案改正に一生懸命になってるように見える。テロにより日本人が傷付けられ、殺されたという事はとても悲しい事だし、テロから日本人を守る事は重要だ(私にはそれと法案改正のつながりはいまいち見えてこないが)。しかし同様に、狂牛病から日本人を守る事も重要なのではなかったか? 今回のテロは別の国、別の環境にいる人たちが関わる事だが、狂牛病に関しては日本人が日本人を傷付けているのだ。こっちの方が余程対応は簡単だろう。どうしてその熱意をこちらに割けないのか?
 「お役所仕事」「官僚主義」に対して日本人は鈍感というか、諦観の域に入ってしまっているように見える。でも本当にそれでいいの? 勿論動かなければ何も意味がないのは事実だ。だが動く為の原動力になるのは何らかの感情だ。必ずしも怒りでなくてもいい。それが何かにつながるのかつながらないのかもわからない。しかしこんなこと漫然と受け入れたくはない。だから私は怒る。青臭いかもしれない。何も分かってないかもしれない。だから何? 変な事は変だし、間違ってる事は間違ってる。それだけの話。

と、真面目ぶった後でなんですが、

 明日の アギト に登場の木野薫(♂)、やはり アギトに変身する ようです。 名前はアナザーアギト 。多分 そんな名前 は劇中には出てこないですけど。しかも アンノウンとも戦うけども、自分が最強の存在になる為に他のアギトである翔一や涼の命まで狙う らしい。なかなか食わせ者ですな。 変身後のバイク まで用意されてるらしいので、数回こっきりのキャラという訳ではなさそう。 最初アギトの情報が流れた時に三人ライダーと聞いて「マジ?」と思ったものですが、三人ライダーどころか四人ライダー(番外編の映画のG4や特別編のG3マイルドを加えたら6人ライダーじゃ)とは。