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2008年09月29日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] コードギアスR2#25

 力尽くで綺麗にまとめた最終回。力技が上手い監督だなぁ。(誉め言葉)
 「この世界ではルルーシュとタメを張れるほど頭が良い人間はシュナイゼルだけ」という設定だから「ルルーシュが悪役を一手に引き受けてその後の世界が平和になる」という無茶な結末ができるのだけど、ツッコミ入れ捲りながらもそこを受け入れれば、生き残った他のみんなはハッピーエンドですが、やはりどう考えてもそこのところがおかしい(性格的にどうしても突っ込まずにいられない)のでやっぱり力技。
 でも、それを踏まえれば、「ルルーシュは偽悪をまとってナナリーのために行動する」という行動律に乗っ取った最後だったし、娯楽として楽しめました。
 まあ、ギアスの謎絡みが途中から脇にまわったので「ギアスとは人の願いに似てる」云々とか無理矢理綺麗にまとめたりとか、「あの動きで(偽)ゼロがスザクだって気付よ!」とか、「玉城、バーのマスターかよ!」とか、いろいろ言いたいことはあるんですが、まあ、楽しめたので無問題。
 ともかく、うっかりが世界を救う、ってことで。え? 違うって? どこが?


2007年09月29日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ウミショー#13と藍蘭島#26

  ウミショー #13「人魚」。都大会のメドレーリレー予選、トップ通過したものの、アンカーの桃子副部長が無理をし、捻挫をしてしまう。補欠として登録していたあむろが代わりに出場することになるが、あむろは、勝ったら要に言うことを聞いて貰うことを無理矢理約束してしまう。

 一度勝ってるんだけど、各強豪校が予選で隠してた実力を決勝ではいかんなく発揮して、結構盛り上げる。黄瀬が脚を引っ張り気味なのは、他のメンバーが実力が高いからしかたないのか。つか、静岡さんの気合いの入れ方は、それはいいのか?w
 メドレーリレー優勝、他のメンバーのインターハイ出場を次々決めて、あむろが要にしたお願いとは……一緒におよご、でした。まあ、そうですわなw けど、無理矢理泳ごうと引っ張られて海に落ちた要は、助けるあむろの姿を見て、小さい頃に見た、自分をおぼれさせたと思った人魚が、おぼれた自分を助けに潜ったあむろだったことを思い出す。
 エンディングは、原作ではあったあむろの帰郷編ですか。この辺りは結構ラブコメな展開なので、スタッフ、本当はこの辺までやりたかったのかも。とまれ、原作に近い絵柄で、結構手堅く作られてました。


  藍蘭島 #26「飛び出して、藍蘭島」。海龍神社の鍵を手に入れた行人たち。妹の美咲を助けるため島外へ出る許可を得るために島の守り神である海龍に会おうとするが、こっそりついてきたあやねがおぼれかけた拍子に海龍のヒゲを引きちぎってしまい、却って怒りを買ってしまう。
 百年に一度の大嵐で荒れに荒れた海に、行人はそれでも一人で乗り出すが、オババから本当に行人を送り出してしまっていいのか、と言われたすずが、行人に追いすがって本当の気持ちを吐露するのだが……

 う〜ん、キャラの行動の動機がちょっとgdgdっぽい。最終回展開のために無理矢理辻褄を合わせたので、しわ寄せがやっぱかぶさってますな。行人を島の外に出したいのか、出したくないのか、各人の気持ちの整理をつける描写がなぁ……その中では、あやねが一番まっとうだったか。自分が海龍を怒らせたために行人がピンチになったのを、海龍神社の海に潜って海龍にヒゲを返し、行人とすずの願いを叶えてくれるようお願いする。
 で、藍蘭島の外に出た行人が見たものとは……いや、それってすずたちのお父さんやお兄さんたちじゃないんか? ここでもgdgd気味。行人が島に戻るのはお約束なので、突っ込まないけど、EDでみちるを出されても……第二期も考えてるのだろうか? でも原作の一番いいところのエピソードを最終回のために切り刻んじゃったからなぁ……う〜ん。
 最終回展開になるまでは結構楽しめたのに、構成に失敗してちと残念でした。

[アニメ] DARKER#24, #25

  DARKER THAN BLACK #24「流星雨」、#25「死神の見る夢は、黒より暗い暗闇か?」。お互いの生き残りをかけて、契約者をすべて抹殺しようとする「組織」と、アンバー率いるEPRとの最後の戦いが始まる。加速器内部に進入したEPRの契約者を迎え撃つ組織。物量で圧倒する組織に、アンバーの能力で未来を知るEPRの攻防は拮抗する。雨霧とブリタが命と引き替えに加速器を破壊するが、実はその加速器は囮の予備。本物は無傷で稼働していた。
 魏志軍に案内されて壁の内部に進入する黒(ヘイ)だったが、魏が決着を付けるべく突如襲いかかってくる。魏がアンバーに協力する引き替えの条件が黒との対決だったのだが、それをアンバーが許したのは、その対決の結末を知ればこそ。それを知りつつ挑み、破れた魏は、最後に流れた自分の血で壁の内部への通路を切り開く。
 黄(ホァン)が敵を引きつけ自爆し、黒についていった猫(マオ)も、最後にネットワークで検索した情報を伝えると、ゲート内部の影響で能力を失いこの世から消滅してしまう。銀(イン)と二人きりになった黒が会ったアンバーは、能力の対価で幼児にまで退行してしまっていた。そして契約者か人類が消滅する危機の中で、アンバーの口から五年前の真実が語られる。

 #24の「流星雨」ってのは、契約者が次々に死んで契約者の偽りの星がどんどん流れていくってことだったのだな。そのタイトルの通り、敵も味方も次々に死んでいく。#3,4で黒が関わった、モラトリアムから契約者になった柏木舞も、雨霧を迎え撃つ尖兵として使われ、爆発に巻き込まれ死ぬ。
 契約者が生き残るにはヘルズゲートを存続させねばならず、そのためにはゲート周辺、日本全体を不可侵領域にしなければならない。人類か契約者か、アンバーに二者択一を迫られる黒だったが……
 ここで、黒の正体が明かされる。契約者でも人間でもない存在。それが黒。ただの人間の身体に、契約者である妹の白(パイ)の能力が宿っていたのだ。そして、その白はアンバーに協力し、五年前の事故を引き起こした。契約者の未来のために……
 段々契約者へと変わっていく妹のために冷徹非情な暗殺者「黒の死神」に必死になって妹についていき守ろうとした黒。しかし、本心では誰も死ぬことを望んでいなかった。そして、アンバーにより本当の能力が引き出された瞬間、加速粒子砲放たれるのだが……
 すべてが終わったと思ったが、本当の選択をした黒のため、アンバーが対価が残り少ない最後の能力を使う。それにより事が起こる直前まで時間が遡り、黒は第三の選択を取ることが出来た。
 そして、部長に一部始終を見せられた霧原も選択をする。EPRと組織、先に仕掛けたのは組織であり、EPRは生き残りのために破壊的な手段を執らざるを得なかった。が、黒はどちらも生き残る選択をする。それは、人間と契約者の憎悪と差別の連鎖が存続する選択でもある……それでも、組織に追われることを覚悟で黒は選択し、銀と二人で生きることを決める。霧原もまた巨大な相手を敵にすることを覚悟して部長を逮捕する。
 ちと理屈とかが無理矢理ぎみなところがありましたが、満足できる、いい最終回でした。死者たちとの邂逅は、ベタだけどもやっぱり良かったし。

[その他] 言っても詮無いことですが

 無関係な芸能人出して、メシ食わせて、適当なコメント並べさせて、って本当に宣伝になってるんでしょうかね?>00番宣番組
 一週分放送枠が空いたからって穴埋め番組なのはわかるけど、それにしてもテキトー過ぎる。洋画の話題作りに話題の俳優に吹き替えやらせる考え方の延長線なんでしょうが。他人の金だから好き勝手やってるんだろうなぁ。社保庁の不正と何が違うんだか。つか、センスがない。
 これなら監督とかスタッフ呼んで来た方がまだマシ。
 とりあえず、食わせたメシ代は、企画したプロデューサーの自腹を切らせとけ。

[アニメ] 電脳コイル#18

  電脳コイル #18「異界への扉」。意識不明の兄を助けるため、異界への扉を開こうとするイサコと、それを止めようとするオバちゃん。イサコはハラケンから入手したサッチーの内部コードを使ってサッチーを破壊するが、ハラケンがカンナとおぼしき陰について行って持ち場を離れてしまったことから、扉は開いたが一瞬、どこかに開いただけで消えてしまう。
 一方ハラケンの真意に気付いたヤサコがハラケンに追いすがり、電脳の身体がずれてしまっていたハラケンを助けるのだが、結局カンナへの後悔に苛まれるハラケンとの距離を再確認してしまう。
 落ち込んだまま家に帰ろうとするヤサコをフミエが見つけ、両親の出かけたヤサコの家にそのまま泊まるのだが、その夜、制御不能になった「扉」がヤサコの家に開き、京子が異界に迷い込んでしまう。

 オバちゃん、ガチショタ!? カンナを助けるために異界に行こうとしたハラケンから眼鏡を取り上げ、苦しむハラケンを抱きしめる、までは大人の対応だったのだけど、その後突き飛ばして「死人なんかに、ケンちゃんを渡さない」って……
 そして、案の定暗号屋の黒幕は猫目。表で情報局を操り、裏でイサコを操り、その目的はいったい何なんだろう?
 そして、「向こう側」に行ってしまった京子は……
 ホントにどうまとめるんだろう。ドキドキしっぱなし。


2006年09月29日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] ノートPCクラッシュ その2

 修理に放り込んできた。見積もり待ち

[マンガ] コミックラッシュ見たら

 「コヨーテ・ラグタイムショー」のスタッフのコメントがいくつか。う〜ん、いろいろやりたいことがあったなら、続編と言わずに詰め込みなさいって。そりゃ、詰め込み方のセンスにもよるんだけど。マンガ版は、アニメ見てて気になるところをそれなりに気にかけてる感じ。
 あと、コミック版「奥様は魔法少女」の作画をしてたかんの糖子氏の新連載「昼の月 夜の虹」が開始。なんか「ダークエッジ」っぽいんですが……今のところそれ以上に言うことはないかな。

[アニメ] ゼーガペイン最終回訂正

 最後、ハヤセと一緒にいるのモブの眼鏡っ娘と思ったけど、あの子は多分一年生で、ハヤセと一緒にいるのはタイが三年生のカラーだから、やっぱダメージを負って活動不能になってた恋人だと見るべきなのか。

[その他][特撮] カブト新武器とボウケンジャー新ロボ

 が出るらしい。(東映ヒーローMAX Heroinesより)
  カブト新武器は、ゼクターを装備することでいろんな形態になるもの。ボウケンジャー新ロボはボーケンビークルNo.14〜18が合体し、陸上戦艦と巨大ロボになる「ダイボイジャー」らしい……もはやなんでもありの世界だなぁ。

[アニメ] .hack//Roots#25,26(最終回)

  .hack//Roots #25「Truth」、#26「Determination」。三爪痕と出会い、未帰還者にこそならなかったもののLv.1にデータドレインされてしまったハセヲ。どうすれば志乃を助けられるのか悩むハセヲを見て、タビーもまたどうすればハセヲの手助けが出来るのか悩んでいた。そんなタビーにフィロは「ハセヲに頼りすぎなんじゃないのか?」とアドバイスする。そして、フィロと接触するオーヴァン。「何を考えてる」と聞かれ、オーヴァンは驚愕の告白をする。そして、「俺の抱えている問題は、あんたの問題と同種だ」と……そしてフィロはトウタを呼び出し、ある頼み事をする。

 む、これで良かったのか? とも思えるが、なんとなくこれで良かった気もする。けど、改めて考えてみると結局なんにも解決してないわけで……トウタを通してフィロがガンで亡くなったことを知らされるハセヲ。最後までいつも通りの日常を送ることを選んだフィロの姿に、「結局どう生きるかだ」と諭される。またタビーも志乃の見舞いに行き、自分にも志乃を助ける道はあるのではないかと、看護師の道を進むことを決意する。この見舞いの際リアルのハセヲを見たと言ってるから、これがCDドラマのエピソードのことかな?
 タビーの決意を聞かされたこともあって、同じ事をしても結局前と同じでなにもならないが、志乃を救うことはあきらめないと改めて決意するハセヲ。この場合、ゲームとの比較ではなく、無目的に、でも何かを期待してTheWorldと入り続けた最初のハセヲとの比較なのだろうな。
 と、成長物としては一応形を整えてるが、その他のゲームとのリンクする情報が……データドレインされたハセヲを初心者だと思って近づいたことになってるシラバスとガスパーは、彼のことを気にかけたクーンに頼まれて、素知らぬ顔で近づいたと明かされている。
 また、最大のどんでん返しは、志乃を未帰還者にしたのは三爪痕だとずっと思わされていたが、実は本当はオーヴァンがやったことだった。それが意図的か、左腕の謎のデータが暴走してのことなのかはわからないが……オーヴァンの目的は自分を倒してもらう、あるいは自分を倒せるほどのPCを生み出すことだということなのだろうが、フィロとの会話の件といい、さっぱりわからん。
 これでゲームの最初につながるわけだけども、これで良かったような、釈然としないような、なんか不思議な感じ。

[その他] いや、別にからかおうとかってんじゃないですが

  痛いニュース さん経由で 大韓帝国皇室を復活、皇族会が皇位継承式を開催YONHAP NEWS )。いや、「韓国にも皇室を」って動きがあることは、 すでに報じられててzakzak )知ってはいたんですよ。でもまさかこんな拙速な感じでホントにやっちゃうとはねえ……そもそも現在の韓国の国体に韓皇室は必要ないっつー致命的な事実があるんですが(やると憲法やらなにやらいろいろ変えないといけない)、この「大韓帝国皇室会」なる組織は皇室家族会みたいな感じっぽいですから、実質的影響力はほとんどないでしょう。他にも記事内容にツッコミどころ満載。
 「 日本による植民地化のため没落した」って、本当は没落したのは韓帝国併合後ではなく、韓国独立後なんですが。その辺はzakzakの記事参照のこと。皇族会としては、名誉回復的な意味合いが実際は強いのか? ま、いったいなに考えてるんだろうなぁ、って感じです。ハイ。


  秋葉原の「オタク狩り」で8人逮捕スポニチ )。ま、今更なんだけど。
 この手のニュースを見ると、要はオタクは珍獣扱いなんだな、とつくづく思う。タマちゃん、風太の気持ちがちょっとわかった。


2005年09月29日(木) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 東海道金谷

 必殺シリーズ第十三弾「必殺からくり人 富嶽百景殺し旅」第十二話。現在テレビ東京系時代劇アワー(月〜金AM11:35〜)で再放送中。
 大井川のある東海道金谷の手前、島田の渡しにやってきたお艶一座。その河原へ駆けつけてくる女が一人いた。時間外だというのを頼み込み、柄の悪い川越え人足に身体を撫で回されても耐え、なにか委細がある様子。同時にその頃、「極楽桜」と呼ばれる桜の木の枝で、一人の娘が首を吊った。
 一座が唐十郎から受け取った大井川から臨む富士の絵をあぶると、本陣の旗が赤く染まった。本陣とは大名行列などが参勤交代の折に泊まる指定宿。しかし金谷の本陣の富士見屋は地元の面倒見の良い、人格者だという。絵に込められた意図のわからぬ一行は、唐十郎が富士見屋へ、宇蔵が脇本陣の嵯峨乃屋へ下働きに潜り込んで事情を探る。
 そんな時先だってのいわくありげな女おふじが楼郭に駆け込み「娘のキヌに会わせてくれ」と訴えたが、キヌは首を吊って死んだことを聞かされ愕然とする。お艶一行が目にしたあの首吊りの娘がキヌだったのだ。
 何があったのかと事情を探ろうとするが、おふじはお艶の言葉にも頑なに心を閉ざしたまま。実はおふじ母娘は遠縁を頼って江戸に行こうとする途中、川止めに遭い、更におふじが病を抉らせた為、娘のキヌが下働きに出る代わりに脇本陣から金を借り、母のおふじを違法な渡しで渡らせたのだ。そして何故かキヌは遊郭へ身を落としていた。
 丁度金谷では川止めが相次ぎ、川越え人足たちも旅人たちも、苦しい思いをしていた。本陣の富士見屋も川越えによる都合で大名行列に素通りされる事が多く、本陣株を返上しようかというところまで追い詰められていた。
 どうやら嵯峨乃屋と川越え人足の元締め川庄屋、それと代官の宗方が怪しいとお艶たちは睨むが、おふじが娘の死んだこの地で働きたいと嵯峨乃屋に下女として奉公することになってしまった……

 今出川西紀キター! って、あれ? 前もこんなパターンはやったような……
 それはともかく、今回は本陣と脇本陣の争い。本陣というと横溝正史の「本陣殺人事件」でも本家筋の本陣と分家筋の脇本陣との確執があったし、「新必殺からくり人」でも本陣と脇本陣の争いの話があった。やはり確執があるものなのかしらん?
 ターゲットを示すヒントに浮かび上がったのは本陣の陣旗で、宿場町で悪さを働いているのが誰かと、からくり人たちが混乱する元になっている。「そんな混乱するようなヒントを書くな!」というツッコミを除けば、これが今回の話の鍵となっている。
 一旦川止めが起これば貧しい旅人の路銀はたちまち底を尽き、首を吊る者、身を売るものが続出する。その犠牲となったキヌの母親おふじを演じるのは「薄幸の町娘No.1」の今出川西紀。これだけ不幸を引きずりながらなげきひたすら耐える演技の似合う女優もそうはいまい。その姿に、宇蔵がはかない思慕を寄せる。
 しかし人の良い富士見屋は嵯峨乃屋が代官と組んで行っている必要のない川止めに気付きつつ町を混乱させないために黙っていたのを、ついに耐えかねて直訴する。だがそれが裏目に出て富士見屋と下男の嘉平は始末されてしまう。そしておふじも嵯峨乃屋に言い寄られ、キヌがその毒牙にかかった事を知らされ、仇を取ろうとして返り討ちに遭ってしまう。
 その直後のおふじの死体を見た宇蔵の怒りの仕置。そして悪人たちを一掃した後、縁起が悪いと極楽桜を切り倒そうとする鈴平を複雑な表情で見、「桜の咲いた時分にまた来るぜ」と誰にともなく言う。悪人たちの犠牲になった悲しみはキヌからおふじへ、そして宇蔵へと受け継がれる。
 要素がばらけずにバランスよくまとまった話。でも相変わらず唐十郎の戦闘力は、ほとんど他のメンバー要らないんじゃないかと思えるのだけど……
 ところで、いい味を出してる下男役は必殺ファンには馴染み深い梅津栄。一番ピンと来るのはひかる一平を追い回すおかまの玉助か。

[その他] 私があなたに惚れたのは、丁度十九の春でした

 昨日の話だが、テレビをつけっぱなしにしていたらNHK-BSで沖縄歌謡の「十九の春」についての番組をやっていた。私は「十九の春」というと映画「ナビィの恋」を思い出すのだが、それはさておき。
 「十九の春」がどのように誕生し、島民と共にどのような変遷を辿っていったかというドキュメンタリィ色の強い番組で、日露戦争の時出稼ぎに九州に出ていた与論の人たちが、抜刀隊のことを歌った「ラッパ節」を持ち帰り、「与論ラッパ節」となり、「大島ラッパ節」「与論小唄」となり、現在の曲が形作られていったことが触れられていた。曲のみならず、歌詞もそれぞれが世情により好きに変えて歌い継ぎ、少しずつ節回しの違う、様々な歌詞の曲が出来上がっていった。
 その番組を見て、まったく関係ない二つのことを考えた。
 ひとつは「知財」ということについて。
 与論の人たちがラッパ節を好きに歌い継ぎ、変えていくことによって様々な歌が派生していき、そして原曲から半世紀以上経って、田端義男の歌う「十九の春」というまったく別のヒット曲を生み出した。「ラッパ節」≒「十九の春」だろうか? ある面で現在の著作権商売のバカバカしさの反例を示しているように思える。
 もうひとつは、派生した曲のひとつで、「嘉義(かぎ)丸の歌」というのが存在していることについて。
 大戦中、奄美大島沖で米軍潜水艦の魚雷を受けて沈んだ貨客船の悲劇を歌った歌だが、番組の最後でその歌を復活させた女性と、当の嘉義丸の沈没で生き残った老婆のことを取り上げていた。とても気になったのは、番組では司会進行役が「受け継ぐべき歌」というようなフレーズを何度も繰り返していたことだ。復活させた女性、当事者の老婆は、これを強く受け継がせたい、というのはわかる。あるいはその関係者、その歌に感銘を受けた人も。それ自体は何も悪いところはない。ただ、番組では司会進行役はその歌に限らず、歌に込められた与論の人の苦労を強調しつつ、ずっとそのような事を繰り返していたことだ。
 結果から言おう。無理だ。
 派生した全部の歌を、その歌に込められたあまたのすばらしい、残すべき価値のあるものを、全て残すなど無理だ。
 ゲストの沖縄出身の音楽家の人がことあるごとに匂わせていたが、民衆の間に歌い継がれた歌は、様々に派生し、また別のものを生み出し、そしてそのほとんどは泡沫のように消えていく。歌だけではなく、過去幾つもの遺すべき形のない財産が泡沫のように消えていった。遺す努力は無駄だ、ということではない。だが結局、受け取る側のキャパシティの問題がある以上、結局残るのはそのごく一部、ということだ。歌とは、文化とはそういうものだ。そして自覚無自覚の文化の担い手は、覚悟してるかしていないかに関わらず、ほとんどがそうなってしまう。忘却の対象だ。
 記憶とは、形のない文化とはそういうものだ。それでも遺そうとすれば、それは「記録」として遺すしかない。多くのものを取りこぼしつつ、それでもまったく消えるよりはずっといいと納得して。
 当事者が、身近な者が残したいと残そうとするのはわかる。しかし一方でそういう厳然たる現実もある。何も考えずにひたすら「遺すべき」と繰り返す司会の言動が軽く、ひたすら無責任に響いた。


2004年09月29日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 病欠

 昨日はお昼を大分回った頃に目が覚める。
 いったいなんでこんな時間まで寝てるんじゃ、と自分に悪態を吐くが、体に力が入らない。だるい気持ち悪いふらふらする。発熱はしてないが鳥肌が立ち汗が出る。こりゃあかん、と病欠することに。このままじゃどうせ仕事にならん。
 ほとんど一日中寝てたのだけど、昼過ぎまで目が覚めなかったくせにいくらでも寝られる。体の深いところで疲労が蓄積してた模様。まあ、多分、不摂生のせいなんだろうけど。
 今日はかなり良くなったとは言えまだ完治はしてないのだけど、薬で十分なんとかなる程度なので平日どおり。しかし、疲労の噴出がいつもかなり突然だなぁ。

[その他] 「燃える」というより、積極的に燃やしてるような……

 2ch極東ニュース板界隈では(マイナス側の意味で)話題だった本宮ひろ志作「国が燃える」だけども、案の定、南京事件のところに入ってお祭り状態のようで。しかも、参考資料として捏造写真の可能性を指摘されている写真群を使用するなど、もう狙ってやってるとしか思えないというか……
  軍曹様35歳 でその一例を示してますが、信憑性が疑わしいとされている写真の、日本軍のではない軍服・軍帽をわざわざ日本軍のに描きなおしてるんだから、意図的というか、しょうもないというか……フィクションだから、という擁護もありうるのかもしれんが、だったら「南京事件については諸説ある」くらいのキャプションはつけてもいい気もしないでも。なんせ、「支那」とか「満州」って言葉を使うときに「歴史的な云々」とキャプションで言い訳させられてるマンガもあるくらいだし……しかしここまで徹底的に信憑性が疑問視されている写真(しかも恣意的な改変まであり)ばかりだと、本宮ひろ志による壮大な釣りに見えてきてしまう。まあ、ろくでもないには違いないのだけど。

[その他][漫画] さすがにここまではチェックしてないよ!

 あぶないあぶない。アンテナは広げておくものですな。つか、 このゲストの面々 は何よ!?


2002年09月29日() 旧暦 [n年日記]

ストレンジベント・ザン・パラダイス

  龍騎 で出てきた「ストレンジベント」って何なのだろう? 一度ベントインした後に吐き出されて、トリックベントに変わってたけど。ランダムにカードを変化させる? 肉弾攻撃系のカードしかなかった龍騎はじめての特殊能力カード?
 わからないって言えば、今回から本格登場の「タイガ」のファイナルベントもよくわからない。契約モンスターが敵を引きずりまわして、そいでタイガが持ち上げて……うーん。しかし、陰険メガネがライダーってのはいいかも。
 今売りの少年エースにMEIMU氏作画の「龍騎スペシャル」のコミックが載っている。「戦いつづける」エンドだったけど、二種類結末を書いて、テレビに合わせたんだろうか? うーん。ただでも無理があったスペシャルをさらに短くまとめるので無理はあるのだけど、その制限の中ではがんばっていると思う。真司の不器用な力のこもった変身ポーズだとか、「あ、マニアだなぁ(しかもよく見てる)」とか、感心するところも。スペシャルのDVDは「戦いつづける」「戦いを止める」の他に4っつのエンディングが加わったものになるとか。
  ぴたテン 最終回。まあ、無難に終わった、という感じか。毒にも薬にもならないかもしれないけど、これはこれで悪くないかと。原作では 紫亜がコタローの曾祖母 で、おまけに 寿命で死んでしまったり とか怒涛の展開になってますが。
 小耳にはさんだ話では、某ゲームは序盤10時間が無茶苦茶退屈だとか。10時間我慢って……地獄の黙示録が3回見れるんですけど……苦行ですか?
 先日の「朝まで生テレビ」で、田原総一郎が「日本は600万人の朝鮮人を強制連行した」と発言して、在日韓国人の姜尚中教授に即座に「それは流石にウソ」と否定されていたという話で……そりゃ、600万人って当時の朝鮮半島の人口の何割だと思ってるねん? こういうちょっと考えればありえないことを平気で発言するテレビって……


2001年09月29日() 旧暦 [n年日記]

まずは怒れ

 NYテロ事件とアメリカの報復軍事活動のニュースに隠れてあまり騒がれていないけど、決して軽いニュースではないのが狂牛病発見のニュース。前にも説明したけど、狂牛病は最近やウィルスではなく蛋白質が病原体となっている極めて特異な病疾で、家畜のみならず人間にも感染する。病原が最近やウィルスでないから、消毒や殺菌といった予防策は無意味に等しい。つまり加熱調理したって駄目なのだ。蛋白質と言うと熱に弱いといったイメージがあるけど、全てがそういうわけではない。異常プリオンの変成する温度は確か百数十度だったと思う。十分加熱すれば大丈夫なのだが、人間が口にするものの調理で常にそこまでしっかりと火を通すかと言えば難しいだろう。増してや牛肉は生でも大丈夫というイメージがあるし。この病気の感染経路の一つとして、骨肉粉の飼料がある。つまり、食肉用にもならず、廃棄処分となった牛などの家畜自身の死体を家畜飼料に再利用したものである。私は同族食い云々のタブーについては触れるつもりはない。触れても無意味だからだ。しかしこの骨肉粉も一応、加熱し、異常プリオンが機能しないようになっている「はず」なのだが、加熱が不十分な飼料が出回っているのも事実。危険である事は既に承知のはずなのに、日本ではこの骨肉粉の使用は厳密な意味では禁止されていない。「牛への飼料には用いないよう」という「指導」がなされているのみである。狂牛病の国内発見後も、農林水産省の対応はのらりくらりのままである。
 偶然だが、昨日非加熱製剤による薬害エイズの被害者の死亡の刑事責任を問うという、つまり非加熱製剤の危険性が明らかでながら流通を許可していたのは事実上の殺人罪だという判決が出た。とても重要な判決である。しかし刑事罰が下って、賠償金を支払って、そんなことをしても、亡くなった人は帰ってこないし、健康な身体が返ってくるわけでもない。
 今、政府は自衛隊派遣に関する法案改正に一生懸命になってるように見える。テロにより日本人が傷付けられ、殺されたという事はとても悲しい事だし、テロから日本人を守る事は重要だ(私にはそれと法案改正のつながりはいまいち見えてこないが)。しかし同様に、狂牛病から日本人を守る事も重要なのではなかったか? 今回のテロは別の国、別の環境にいる人たちが関わる事だが、狂牛病に関しては日本人が日本人を傷付けているのだ。こっちの方が余程対応は簡単だろう。どうしてその熱意をこちらに割けないのか?
 「お役所仕事」「官僚主義」に対して日本人は鈍感というか、諦観の域に入ってしまっているように見える。でも本当にそれでいいの? 勿論動かなければ何も意味がないのは事実だ。だが動く為の原動力になるのは何らかの感情だ。必ずしも怒りでなくてもいい。それが何かにつながるのかつながらないのかもわからない。しかしこんなこと漫然と受け入れたくはない。だから私は怒る。青臭いかもしれない。何も分かってないかもしれない。だから何? 変な事は変だし、間違ってる事は間違ってる。それだけの話。

と、真面目ぶった後でなんですが、

 明日の アギト に登場の木野薫(♂)、やはり アギトに変身する ようです。 名前はアナザーアギト 。多分 そんな名前 は劇中には出てこないですけど。しかも アンノウンとも戦うけども、自分が最強の存在になる為に他のアギトである翔一や涼の命まで狙う らしい。なかなか食わせ者ですな。 変身後のバイク まで用意されてるらしいので、数回こっきりのキャラという訳ではなさそう。 最初アギトの情報が流れた時に三人ライダーと聞いて「マジ?」と思ったものですが、三人ライダーどころか四人ライダー(番外編の映画のG4や特別編のG3マイルドを加えたら6人ライダーじゃ)とは。