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2011年11月11日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][その他] 地方に住んでわかったこと

 一応キー局圏からその外に移り、見られるアニメ番組がぐっと減るなぁ、と思ってたのですが、案外とそうでもないのですよね。というのも、今や深夜番組のかなりがBSなりネットなりで配信されてるから。
 調べてみれば、以下の番組が合法的に無料でその放送地域外でも見られます。

日:ヴァンガード、WORKING'!!、persona4、Fate/Zero、アイマス
月:未来日記、ラストエグザイル銀翼のファム、侵略!?イカ娘、ぬら孫
火:たまゆら、C3
水:ベン・トー
木:ダンボール戦機、ましろ色シンフォニー、マケン姫
金:アイマス、君と僕、ピンドラ、シャナIII、ホライゾン、ちはやふる
土:プリズム、イナイレGO、まじ恋、P4、はがない(今週から)

 ほとんどは最速放送からは一〜五週程度の遅れはありますが、編成によっては地方局が最速放送の場合、その翌日から見られるというものすらあります。
 アニメの場合、ほとんどがDVD・BRの売上により制作費を回収するビジネスモデルで、要は売る側にとっては無制限に見られるのも困るが、まったく見られなければ認知すらされない、ってことなのですよね。
 ソフトウェアを直接視聴者に売り込む、という形にとって、キー局が作った番組を地方局が買う、という局単位のいわば古いビジネスモデルってのはもはや邪魔なだけ、というのが見えてきます。そもそも深夜アニメは局主導ですらなく制作側が局に売り込んでるわけで、地域ゾーニングが前提のテレビ局の従来型の経営というのは、もう明らかにツギハギだらけで広告効果の低下が進めば崩壊は時間の問題なのが目に見えてるのです。そもそも視聴率自体が下降の一途で(好みの多様化ってのもあるけど、番組の質の低下は明らかであると思う。脊髄反射的な刹那的娯楽番組(報道番組も含む)ばかりを作った結果、結局その層はより安易で便利な刹那的娯楽であるネットや携帯ゲームに逃げてしまったという皮肉かと思える)
 そうなると一番合理的なのは経営的にもネット局の合併で、地方局は大手の支局という形でローカルニュースやローカル番組枠を作り放映するというNHK方式なのですが、まあ、そう簡単には行きませんわな。東京、大阪、愛知などの主要キー局がすり合わせるだけでも大変だし、地方局も大量の人員解雇を伴うのが予想されるので、素直に賛成なんかできないでしょう。でも、それをやらないとどんどんジリ貧でもっと悪い条件でそれをやらざるを得なくなるだけなんですけどね。あるいは現状システムを固持したまま凋落を加速させてくか。
 アメリカだけではなく海外と比べても日本は従来型の形態に対するこだわりが異様に強く、これは書籍にも言えるわけです。
 一番良かった時期を基準に考えてしまうので、それにしがみつきたいというのが大きいのでしょうね。
 でも、確かに出版や放送というのはかつては先進的な若い分野だったでしょうが、今はそうではないのですよね。新美南吉の「おじいさんのランプ」を思い出しますわな。
 JAL、東電、それらで起こったことが遠いか近いか、わかりませんが、まあいずれ起こるでしょう。TPPの話もあるし、今のところは放送事業は影響なしという見方らしいですが、そんなもんどうなるかわかったもんじゃないですわな。
 まあ、テレビ局の皆様、ご愁傷さまです。


2011年11月12日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] プリズム#32

  プリティーリズム・オーロラドリーム #32「爆笑!せれのん浅草漫才修行」。お笑いを追求するせれのんことセレナとかのん(というより追求してるのはセレナだけ)は東京で行われた若手芸人グランプリに参加。審査員には大盛況だが東京漫才界の重鎮・中山しずこだけは辛い点をつけ、そのために優勝を逃してしまう。
 しずこの採点に納得の行かないせれのん(というよりセレナだけ)は浅草の演芸場にいるしずこを訪ねるが歯牙にもかけられないどころか名前さえ覚えてもらえず、舞台の掃除やら老人会の浅草巡りのガイドをさせられるハメに……

 (なぜか)本業のプリズムショーそっちのけで(おもにセレナが)お笑い道を邁進するせれのんだが、その前に立ちはだかった漫才界の重鎮。しかし、せれのんをからかうように手玉に取る彼女には悲しい過去が……って、いい話っぽく作ってるけど、せれのん、完全に本筋忘れてるだろ……最初は嫌味でクールなライバルキャラだったのに、もはや名実共にお笑いキャラになってしまったのか。
 かしまし娘やら笠置シヅ子やら内海好江桂子やらなんかいろいろ混ざってるっぽいおばあちゃん芸人に指導を受け、漫才芸人として新たな高みへと登ったせれのんの活躍に今後も期待……ではないでしょ。ここんところ妙なテンションだったけど、今回もまたかなり変なテンション。
 まあ、自分たちの技術と演技に驕って観客の方をいまいち向いてなかった二人が観客を見るようになることでプリズムショーでもまた一つステージを上げた、ということで無理矢理良しとしておくしか。
 で、中山しずこを演じるのはクセのあるババアを演じるならやはりこの人の京田尚子。実際に刀自は楽屋では辛辣だが的確な指摘が冴え、落語や三味線、義太夫もやられるというからこのキャラは他には考えられんでしょうな。


2011年11月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#37とフォーゼ#10

  ゴーカイジャー #37「夢を掴む力」。ワルズ・ギルの乗り込んだグレートワルズによって倒されたゴーカイオー。マーベラスは止めを刺される前に皆を無理矢理脱出させ、一人ゴーカイガレオンに残る。ガレオンから投げ出されたゴーカイジャーたちはレッドを探しつつも、ガイは「自分は一方的に守られることなんか望んでなかった!」とマーベラスの行動に憤慨する。
 一方、やはり放り出されたが他のメンバーとはぐれたジョーは、因縁の相手であるバリゾーグに遭遇する。

 これまでなんだかんだで地球を守りつつも決して「地球を守る」とは言わなかったマーベラス。自分に守る力があるのか確信を持てないことが「守る」と言わせなかったのだけど、ガイは「自分は守られたかったんじゃなく、一緒に守りたかった」と言う。その気持は皆一緒で、マーベラスも吹き飛ばされたガレオンの中でアカレッドの魂に諭され、認めた仲間たちとともに夢を掴むことこそ自分のなすべきことだと自覚する。
 で、そのことでゴーカイジャーの大いなる力が発動、カンゼンソウルが誕生し、ゴーカイオーがマッハルコンと豪獣神と合体することで「カンゼンゴーカイオー」に。うーん、ちとブロック型合体ですな。さすがにゴーオンジャーみたいなタワーにならんでもいいですが、ちと最終形態としてはさみしいような。でもマフラーが巨大な左手になるのはおもしろいかも。
 そしてジョーもシドへの弔いのためにバリゾーグを倒し、グレートワルズもカンゼンゴーカイオーにより撃破。まさかのワルズ・ギル退場。このあとの敵はどうなるのかわからないけど、まずはワルズ・ギルから父親の命により自分を蔑みつつも見張っていたと罵倒されたダマラスが、忠義からの復讐心に燃えてるような。ザンギャック皇帝とか出てくるのかしらん?
 そして次回はメガレンジャー編。かつて高校生だったメンバーは、今どうなってるのかね?


  仮面ライダーフォーゼ #10「月・下・激・突」。フォーゼがアルターゾディアーツの攻撃に苦戦している傍らで、友子がスコーピオンにゾディアーツスイッチを渡し、欲望を解放させるようそそのかす。
 変身を解いた律子は勝ち誇り立ち去り、友子に儀式の夜にスイッチを押すように指示するが、友子はどうしたらいいのか、迷ったまま。しかし魔女の呪いを存分に見せつけた律子はそんな友子の気持ちに気づくこともなく、学園中を恐れさせながら自分の威厳を魅せつけるように練り歩く。
 弦太郎たちはアルターの目的を知るには友子に協力してもらうしかないと、彼女の家に押しかける。そして彼女の部屋で見たのは、蛹、抜け殻、マトリョーシカ人形と、それまでの姿を脱ぎ捨て姿に変わるもの。弦太郎は友子の望みが「変わること」と悟り、そんなに必死に自分を否定する必要はないと説得するが、誰にも受け入れられなかった友子には弦太郎の声は届かない。もはや自分の救いは魔女のいる月面にしかないと言う彼女を、フォーゼに変身して無理矢理ラビットハッチに連れ込み、実際の月面を見せつける。自分を否定してどこかに逃げようとしてもどこにも救いなんかない、今のままでも、変わり者のままでも受け入れてくれる場所があるはずだと語り、仮面ライダー部なら居場所が見つかるはず、と友子に仮面ライダー部に入ることを勧める。
 初めてそのままの自分でいいと言ってくれた弦太郎に感謝し、律子の企てを語る友子。その計画とは、魔力を極限まで溜め込んだアルターの杖を学園の屋上に描いた魔方陣に突き立て、学園を一瞬で燃やし尽くすこと。それを阻止しようと、仮面ライダー部のメンバーは夜の学園に忍びこむのだが……

 友子編+ファイヤーステイツ登場編後編。自分を肯定できず月に行って魔女に生まれ変わることだけが自分の救いだと信じる友子。しかし律子の復讐にも賛同しきれず、どうしたらいいのか迷ったところで弦太郎から今のままのお前でいい、と言われ、自分の道を選ぶ。
 月面に連れていき、友子の現実逃避先を潰すという強引な方法で友子の目を覚まさせる弦太郎だけども、どんな人間でも受け入れ友達になろうという度量があればこそ。その度量により、単に火に関する特殊能力をモツだけだったはずのファイアスイッチがその力を進化させ、あらゆる熱攻撃を無効化・吸収し、それを攻撃に転化するという能力を開花させる。そして、アルターに一方的に炎攻撃を受け、一見フォーゼのピンチに思えた局面でその秘められた力を見ぬいたのは友子。友子はネット関係の情報収集役かと思ったけど、霊感でのヒントの提示をする役割なのか?
 アルターも倒し、新たに友子も仲間になった仮面ライダー部だけど、友子が持ってた未使用のゾディアーツスイッチの解析を楽しみにしてた賢吾だけがアテが外れてがっかり。なんだかんだで友子、メイクも薄くなってはつらつとしてしまったような……ちと残念かも。あと、この二回のエピソード、大文字さんなにげに大活躍だったな。


2011年11月15日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] TPPに関する首脳会談のアレコレ

 まあ、いろんな思惑があるだろうしニュースで見えてないこともいっぱいなんでしょうが、野田総理と「今参加しないと乗り遅れる!」と言っていた連中、いい面の皮ですな。
 アメリカはしてやったりと「日本は総括的適用に合意した」と発表し、野田総理は青い顔。山本一太の追求にすらまともに答えられないという体たらく。多分経産省の官僚あたりにいいように操られて自分でもそれと気づいていない状態なんでしょうが、ホントにどうしようもないですわな。こんなアホ丸出しで交渉で米国と渡り合えると本気で思ってたのかしらん?
 ドジョウだから泥の中にもぐれば逃げられると思ったのかもしれませんが、アメリカ人はそういう場合容赦無く火炎放射器で泥ごと焼き尽くすってことを理解してなかったんですな。
 今になって「TPP不参加もありうる」と言い出してますが、数日前に「脱退するなんて言ったら足元を見られるから脱退も考えてるなんて言わないだけ!」とテレビで言ってた推進派議員も梯子外されたバカ状態ですな。
 まあ、野田が慌ててTPP参加撤回を言い出し、それを糾弾されてさっさと退陣、とかが一番いいシナリオじゃないでしょうか。でもそうなったら後釜はもっと馬鹿か。救いようのねえ状態だなぁ。ま、民主党を国民の多数が選んだんだから(私は選んでませんが)、選んだ人は特に享受してもらうしかないですな。
 今日経のウェブ版で松下幸之助の「私の履歴書」を再掲してますが、松下幸之助も日本の政治を担うべく育てたはずの連中がこれでは、いい面の皮ですな。


2011年11月17日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 簡単にいろいろ

 未来日記。母親の声、三石琴乃かい。と思ったら水原薫だってヴァ! それはそうと、丁寧な作りはいいんだけど、表情が崩しにくいんで、原作のギャグ的な部分がちと固くなっちゃってるなあ、というのが少々残念。全般的にやっぱりよく出来てるんで、若干のそういう部分が微妙に気になるっちゃ気になる。まあ、些細なものなんだけど。

 Persona。#5はマヨナカテレビもシャドウも関係なし。そういう回もあるのか。とは言っても基本が青春モノなので、そう違和感はないかな。ただ、ギャル系の子の声が伊藤かな恵ってのは、やっぱちょっと違和感が。ちょっとずつ上手くはなってるんだけど。

 ダンボール戦機。なんとなくは見れてしまうのだけど、見ていて腑に落ちない部分がいろいろと。過去の作品のお約束展開のつなぎあわせ、というのはまああるんだけど、それがゲーム的なお約束、というかゲームテンプレートな展開と合わさって、「どこかで見たようなお約束の展開」にしかなってないんですよね。「ああ、ここで中ボス登場だよね」的な。まだ完全オリジナルだから流し見でもなんでも見られるけど、サンライズから依頼されてるとはいえ人の褌で相撲を取ってるガンダムAGEもこれと同じ作りだから、出来が……と、まあ、それは言わないお約束か。
(白い狼でシン・マツナガって喜ぶと思うなかれ。あんな作りで。)

[その他] 一川防衛相

 いや、来日してるブータンのワンチェク国王・王妃を招いての晩餐会をほっぽって民主党のパーティーに出席したってんで、どんな人だろうと思ってぐぐってみたんですが……
 「え? なんでこの人防衛相なの?」って疑問と共に、「ああ、うん、この背景なら票田耕しに国賓ほっぽって支持者のパーティに行くわ」と納得……
 基本、昔ながらの農家が地盤の政治家ですわ、この人。目立った政治活動もやはり農政が多く、政治活動において地元周りとかが重要なタイプ。見る限り、農水相あたりの方がまだよっぽど納得行くんですが、防衛相の ポストをあてがわれたのは、民主党派閥力学のバランスと、内閣において防衛相というポストが軽く考えられてる、ってことなんでしょうな。いやまあ、利権とかとはわりと縁遠いですし、大臣の権限がそう振るえないのはそうなんでしょうが。(逆にてきとーな人事でそこまで左右されては困りすぎる)
 ゲル長官なんかは「ミリオタ」とか言われつつ、実は農水方面でも結構いろいろ頑張ってたのだけど、この人の場合はほとんど逆ですね。むしろ農水相にすえれば? って感じだけど、今の農水相ってだれだっけ? 鹿野さん? とにかく近い身内で重要ポストを固めたってのが顕著な人事ですな。とは言え、鹿野さんより有能(マシ)とも思えないので、さくっと首を切っても問題ないレベルと思います。まあ、晩餐会欠席がそこまでのこととは思いませんが、厳重注意以上のペナルティ、例えば公式にブータンに謝罪を述べるとかは最低でも必要に思えます。
 ま、首を切った所で痛くも痒くもない人材には思えますけどね。


2011年11月19日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] UN-GO#4とギルクラ#4

  UN-GO #4「素顔の家」。突然先代当主駒守に後継者として連れてこられた風守が死に、その犯人が家族内にいるとして新十郎が捜査に入った佐々家。しかし風守の正体はAIであり、家族の前では義体を使っていたにすぎなかった。ならば出てきた死体は誰なのか、誰が殺したのか、疑惑の目はAIである風守に向かうのだが……

 いろいろと「うわー」。つか、最終的な風守の義体が、狙いすぎ。
 けど、世界設定はわかりにくものの、ベースの謎解きの部分については ちゃんとした原作があるので安心して見てられる。
 しかし、「善をなしたがるのは人間の根源的欲求」というのは同意なんだけど、その「善」ってのが大抵は本人の主観のみなのが困るところなわけで……


  ギルティクラウン #4「浮動」。一度は理解し合えたかに思えた谷尋の密告により、テロ組織「葬儀社」の協力者として拘束されたシュウ。しかしGHQのセガイからガイへの疑念を吹きこまれ、取引を持ちかけられる……

 世界観の背景と、「葬儀社」の位置づけに迫ってる回という位置づけなのか。
 奇病の存在感が薄いなぁ、ってのはさておいて、GHQってネーミングがあからさまに戦後日本を意識してるような。同じ今期ノイタミナ枠の「UN-GO」も太平洋戦争後を強く意識した設定だし、「復興」は今年の一つの重要なキーワードとしても、敗戦後の日本に照らし合わせすぎなんじゃないかと思える。商業的なあれこれもあるので「するな」とまでは言えないけど、一種の都合の良い懐古主義にも思えるのだけど。