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2001年07月21日() 旧暦 [n年日記]

特番なんていらない

  こんな特番 要りません。 テイマーズ をちゃんと放送しろ!
 この時間帯に10%超の番組に対し予算といいこの扱い、フジテレビってしわいなあ。
 え〜、 てつま 氏の「GUNNER」読み終わりました。ゆっくり読もうと思ってたら人様の日記でヲイラの評価待ちと書かれてたので慌てて読んだり。
 え〜っと、面白かったかと言うと、面白かったです。文句無しに、とはいいませんけど、取りあえず最初にそれを明言。
 人を選ばないかと言うと、多分冒頭で銃器のことなどに描写が割かれてる部分で退く人も出るとは思います。そこらへんはやはり銃火器マニア、メカマニアの方が受けがいいと思います。基本的なストーリーは、良くも悪くも(日本よりは)海外の刑事ドラマ、アクション映画的で、あくまで文学性を捨ててオーソドックスなエンタテイメント重視な作り。プロローグから44Pまでが試金石になってます。ここで問題なく楽しめた人、ちょっとでも面白そうだと思った人は問題なく楽しめると思います。そうでない人は…どうだろ? ちょっと難しい人もいるかも。
 全体評としては、銃器、メカ関連の描写がしっかりしてる半面、人間関係の文章があっさりしてるかなぁと。殆ど相手をどう思ってるかとかが台詞だけで表現されてくので、メカ関連へのこだわりの哲学は読み取れる反面、人間関係や個人の持つ哲学は「ステレオタイプ」という感じはします。前半、ちょっとメカ関連の描写の方の比重が大きいかなというのは後半になると解消されていくのだけど、逆に後半はどんどん話が破天荒になっていくので、そこらへんのバランスは少し悪いかもとも思います。ネガティブ評は以上。ポジティブ評としては、最初ちょっと足りないと思ってた外連(ケレン)味がどんどん加速されてく点。登場人物がやたらと熱い点。ここに共感できるかが一つの評価の分かれ目かも。エンタテイメント性としては、良くも悪くもオーソドックスです。その意味での目新しさは期待しない方が良いかと。銃火器、ヘリ・航空機のメカ好きで、アメリカのエンタテイメント映画好きな方は読んで損はないと思います。それ以外は…よくわかりません。<おいおい
 知人と言うことで手心が加えられてると考えるかもしれませんけど、一応自分としては公平に評価したつもりですんでそこんとこヨロシク。
 ついでに紹介。 アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA)計画の署名運動 。ALMA計画に関しての詳細は こちら へ。宇宙のみが現代のフロンティアとは思わないけど、宇宙が現代に残されたフロンティアのひとつであることは事実。頑張って欲しいと思う方は是非。


2001年07月23日(月) 旧暦 [n年日記]

だけどユートニウム博士は間違って余計なものを入れちゃった!

 実験で大はまり。ある実験の為に昔のノートの組成を参考に溶液を作ったら、大事なものを入れ忘れてお話にならないことに実験段階で気付く。仕方がないので作り直さなきゃいけない。そういうわけで溶液を作り直し。あれやこれやと混ぜて、最後の段階でpHのチェック。実験が化学平衡に関わるもので、pHの狂いは非常に致命的なのだ。
 が、はかってみると明らかにpHがおかしい…pH5以下。あれ? 途中でチェックしたときにはpH7.2にしたはず。pHメーターの故障かとチェックするがそうでもないらしい。溶液にはpH緩衝液が入っていて、ちょっとやそっとじゃpHが狂わないようになっている。だからpHが狂うということは、何か酸性に大きく偏ったものが入ったということになる。そんなもの入れたか? とあれこれ考えるが思い当たらない。仕方ないのでとりあえずpH調整でどうにかなるか、やろうとしたところで思い出す。最後の段階で入れた塩化カルシウム溶液、これか。よく考えたら以前も塩化カルシウム二水和物を溶かした時に酸性に大きく傾いたことを思い出す。そんなことも忘れて一価イオンの化合物と同じつもりでついつい考えてしまっていた。う〜む、鳥頭。結局溶液自体は微調整でなんとかpH修正できてホッ。うむむ、きをつけんといけんのう。
 土曜に新しいウルトラマンシリーズの「 ウルトラマンコスモス 」を見ようとするが、見事に見逃す。これまでのシリーズと異なり、怪獣を「保護する」という立場の組織が主役らしい。世の大抵のものがそうであるように賛否両論あるのだけど、絶賛は聞かれないわりに「見るのやめた」という声は聞こえるのが気になる。とりあえず一回は見てみないとなぁ。
 同じ特撮ヒーローもの、 仮面ライダーアギト 。G3−X暴走の理由はAIが優秀すぎたから。どうも装着者の意図に過敏に反応しすぎてたらしい。機械に人間が合わせるべきと考えるのはわりと陥りがちな罠だなぁ。そいでもってアギトは突然記憶を取り戻す。「思い出したぞ、全てを!」っておいおい、いきなり全部か。出さないときはとことん出さないのに、出すときには出し惜しみなしなところがステキ。次回はアギトのパワーアップ第一弾らしい。ううむ、ケレンなサービスを惜しまないなぁ。
 実は特撮もの二つを並べたのは意図的で、毎日新聞の投書に「アギトは残酷で子供に見せられない。それに比べてコスモスは安心して見せられる」というものがあったという話を聞いたから。コスモスを見逃してコスモスとアギトの比較が出来ないのは返す返すも惜しいが、でもこの指摘ってなんか少し違う気がする。毎日新聞がコスモスのキー局の毎日放送の系列だからということを除いても、小骨を抜いた魚ばかりを求めてる態度に思えるのだけど…


2001年07月24日(火) 旧暦 [n年日記]

色々メモっておく

 空き時間のスキに。
  戦士の銃(コスモドラグーン)の系譜 。しかしこんなものは松本零児も「なんとなく、かっこよく」で書いてるに決まってるんだから一々整合性を云々するな、と言いたい。それでもいちいち突きつけて合わせてみたくなるのがマニアの性だということはわかってるが。
  宇宙船レッドドワーフ号再放送スケジュール 。映画って本当に作ってたのか。Mr.ビーンの二の舞にならないことを祈る。

最高気温39度…

 名古屋市内は灼熱地獄ですカ!? アスファルトの焼けた路面の上だとおそらく40度は越えてると思います。でも自転車に乗りながらふらふらして、これは暑さのせいだけではないぞと考えてみると、ここんとこほとんど炭水化物しか摂ってなかったことに気付く。いかん。死ぬる。
 まだ食欲がなくて喉をものが通らないという状況ではないので夏バテではないと思うけど、予算の関係上やらなんやらで麺類が多いのである。当然自炊。一応乾麺類は箸で触った感触でゆで具合がわかります。慣れればアルデンテも箸の感触だけで判別できます。
 麺つゆも市販のものを使うと価格がばかにならないし、なにより味が好みではないので、自分で作り置きしておく方が早い。うどん類よりはそばの方が好きなので、麺つゆもそばつゆっぽく作る。混合ぶし多め、干し椎茸、昆布でまずだしを取り、それと別にみりんと醤油を混ぜ、軽くひと煮立ちさせてかえしを作る。醤油とみりんの量は好みだが、私の場合はほぼ等量。だしとかえしの割合は、わりといい加減だが2:1くらいの事が多い。これは結構濃いのでつけ麺用か、薄めるかして使う。かえしが冷めたらさっき取っただしと混ぜるのだが、だしを取る時に使った椎茸と昆布は捨てるにしのびなく、かえしを作る時になべにほうり込んでみる。冷めるまで一緒に置いておき、冷めた後で取り出す。これは結構いける。かえしを少し余分に取っておき、椎茸と昆布は刻んで佃煮にしてもいいかもしれない。混合ぶしは何故再利用しようとしないかと言うと、以前やろうとして失敗したからである。ううむ。
 やはり夏場と来れば麺類だなぁ。

と、そんなことは置いといて

 日記のアクセスログから逆引きし、さらにそこからたどって こういうもの発見21日に感想を書いたてつま氏 の「GUNNER」の、別の方による書評。ライトノベルへの冷静な考察も加えている辺り、ヲイラじゃ適わないなぁ、と思う事しきり。ついでなので自分の感想文にもちょっと補足。
 「人間の関係性への哲学がステレオタイプに感じる」と書いたわけですが、実際には類型的にまとめうる人間関係はあっても、類型的な人間関係そのものなんてのはないのでこれは言い方が正しくはないわけです。正確には、人物のメカへの描写がきっちりしてる反面、人間への描写のレベルがそこまで至っておらず、結果アンバランスなイメージを受ける、そのアンバランスさを埋める為に、読者の頭の中の類型的人間関係を動員せねばならない面があると感じる、というところです。いや、なんか妙な物言いだとは自分でも思うけど。その中でもメカの描写レベルと遜色ないレベルで描かれてるのが主人公たちのプロ意識、熱さであり、それが「登場人物がやたらと熱い」となるわけです。
 個人的には、以前読んだパイロット版と比べて良くなってる、おそらく悪くなってる点というのはほとんどないので比較したいのだけど、でもそれって読者全般向けのレビューには結局ならないわけなのだよなぁ。うぐ。
 よく描写されてる点、というのはやはりてつま氏自身が思い入れがより強い部分なわけで、そこらへんのバランスの取り方が以後の課題の一つになるのだと思います。わざと突出してる部分を薄めるというのもありなのかもしれないけど、やはり「濃さ」は残して欲しいなぁ、などと思ったり。
 ところでヒロインの髪について触れちゃ、やっぱまずいっすかね?


2001年07月25日(水) 旧暦 [n年日記]

やっぱり殺る気か

 28時間ぶりに家に帰ったら熱くて死にそうでした。炊きたてだったご飯はとうぜん傷んでました。捨てました。しくしく。扇風機で送られてくるのはもはや生ぬるいと言うレベルではない温風。こんな日本に誰がした?
  野尻さんとこの掲示板 で「SFファンが『これはSFではない』ということについて論争」が繰り広げられてました。いや、いいんだけど。もとはと言えば にたいしての読者からの反応に瀬名氏が「しばらくSFから離れる」発言をしたことから。経緯に誤解があるといけないので、ちゃんと野尻ボードから関連リンクをたどってください。(自分で整理する気無し)
 現状における「これはSFではない」というSFファンによくある物言いについての問題点は、発言そのものより、SFジャンルのリサーチにおいてそういう物言いをするコアなSFファンに偏重するか、あるいは全くそういうのを無視した濃くない、別にSFに拘りがあるではない読者を想定するかという、中間層不在な読者層の状態に起因してるのだと思うけど。無論瀬名氏の提言は「これはSFではない」という発言を控えることでコアなSFファンの存在感を薄くし、そういう周囲環境的な敷居の高さを下げるということのみなわけではないが、コアなSFファンでない相手に平気で「これはSFではない」と言うのは単にデリカシーがないというか何も考えてないただのオタクというだけで論外ではあるのだけど、SFの問題点の多くをSFファンとそれ以外のディスコミュニケーションに大きな部分、求めてる気がする。無論全くないとは言わないが、書く側がそれにとらわれすぎるのはどうかと思う。所詮SFとはそういう単語に過ぎないのだ。単語に色々意味を持たせるのが人間だが、その意味の持たせ方は人それぞれで(だから「SFとは何だ」という永遠不毛な論争が続くのだ)、作者の言う「SF」と読者の見る「SF」は異なってるかもしれない。それを単なる言葉である「SF」という単語で縛ろうとするからそれぞれの持たせてる「意味」の違いから読者との齟齬が始まるのだ。読者として「SF」に拘る気持ちとは別に、作者としては「SF」だろうが「ホラー」だろうが、そんなものはただの言葉と割り切って利用し自分が書きたいものを広めてやる、くらいの図太さがあっていいのではないかと思う。
 あ、でもスライド30の「SFのセンス・オブ・ワンダーと「フレーム」」の話はむっちゃわかりやすいわ。
 ただ、提案された問題意識、解決方法に賛成するかはおいといて、こういう姿勢ってのは非常に好感が持てます。


2001年07月26日(木) 旧暦 [n年日記]

そりゃオタクじゃないんかと言われればオタクなんだけど…

 先日友人からのメールでも情報が流れてきてたのだが、最近ではすっかり定番になったHybrisに代わり猛威を振るってるのが SirCam というwarmらしい。こいつのやっかいなところはシステム破壊など、症状が凶悪な上に一度感染したら駆除が難しい事。何をやってるかというと、自身をRecycleフォルダにコピーしてそこから実行するということをやってるらしい。アンチウィルスソフトはRecycleフォルダは検索しないという事を突いているのだ。しかもOutlookを使ってる場合、addressのメールアドレスに自己複製して送付しまくるというのだから性質が悪い。半分はMS社の責任の気もするが。ともかく「実行ファイルが送られてきても実行するな」という基本が守られていればおそるるに足らなくはあるのだけど…
 29日に前の研究室の後輩N口君がバーベキューをするというのでM瀬君から「良ければどう?」と誘われてたのだけど、後からM瀬君伝にその後輩が「オタク度が上がるから来て欲しくない」と言ったのだそうな。話を聞いてみればその後輩の彼女と友達二人が来るという。ま、気持ちは分かるんだけどね〜、彼女とその友達の前でかっこわるい所を見せたくないというのは。そうでなくとも、居心地の悪い雰囲気を作らないように人選をするというのもわからないではない。しかし気持ちはわかるし、ちょうど29日には他の用事が入ってたのでどうせ参加は出来なかったのだけど、だからと言ってムカつかないかというと話は別。下手にごまかされて拒否されるよりはいいが、せめてそういう失礼な事を言うのなら人伝でなく本人の口から言われれば、こちらだってちっとはすっきりするのだ。あまり根に持つような事ではないが、だからと言ってきっぱり忘れられるほどこちらも人間は出来てない。まあ、オタクだというのは間違いではないのだけどね。
 まあこういうオタク呼ばわりはむかつきはするのだけど、事実だから「怒る」まで行くかというと別にそこまでは行かない。けど最近ウチの姉から届いたメールが…
「×××にはまった」
注:×××は某週刊少年誌で連載中で、アニメ化もされてるある漫画です。
「×××の原作コミック買った」
「×××のページ作っちゃった」
 ……わたしゃあんたにだけはオタク呼ばわりされたくありません。

開き直ってオタクな話題

 週刊少年チャンピオンで高橋葉介「KUROKO−黒子−」がひっそりと終了。しかしやや打ち切り気味の急ぎ足な展開にも関わらず、少年ジュヴナイルとしては非常に良く出来たラスト。ベテランという事もあるが、あやうい世界観を安定して作り出す事といい、高橋葉介は少年漫画のストーリーテラーとしては第一級と言って良いのではないだろうか。
 惜しむらくは高橋葉介のビジュアルの奥にある思考を読める読者は殆どいない(だから王道でありながら異端なのだ)ので、どうしても対象年齢が高めに、読者層も偏ってしまう。夏の間に新連載の予定があるらしいので続けて期待したい。
 少年チャンピオンというともう一つ、王道にして異端な漫画が載っていて以前「殆ど誰も誉めないが誉める!」と書いた「大介ゴール」の作者馬場民雄氏の「虹色ラーメン」。
 前作に引き続きみっともこっぱずかしくなるような題名だが、中身は極めて王道。絵柄といい作話法と言い、これだけ丁寧に、地に足をつけて(嘘がないわけではない)、なおかつそれでいながらケレンがあるという漫画を書ける人は極めて希少な人種だろう。
 高橋葉介は異端な視点、世界様式の上に王道の世界観を作り上げるのに対し、こちらは何から何まであまりに王道すぎるがゆえに逆に異端となってしまっている。言葉は悪いが、これだけ「王道」すぎる漫画は最近では流行らないだろう。でも面白い。すごいとしか言い様がない。
#個人的に「大介ゴール」は少なくとも中盤まではスポーツ少年漫画の中でも一二を争そう出来だと思っている。
 心配なのは「大介ゴール」でもそうだったが、あまりにしっかりと地に足をつけて主人公の成長を描いてしまうがために、物語の進行が進む前に主人公の成長が終ってしまい、連載が比較的短命になってしまう事。(実は長期連載されている少年漫画の主人公というのは殆どが 成長してない のだ) この点を克服できるか、どう克服するかを楽しみにしたい。


2001年07月28日() 旧暦 [n年日記]

鉄人の引き際

 友人から教えてもらった 鉄人騎手の引き際 。競馬には興味はないのだけど、紹介文だけでこれだけ強烈に「本物」を感じさせる人はそう多くはなかろう。と、いうわけで再放送をチェック。
  アギト、ママさんにも人気 だそうな。やっぱり。 ヒーローヴィジョン のインタビューによると、クウガと違って新人を多く登用したのは新人をこれだけ大々的に使うことができるのは特撮番組くらいということで新人への間口を広げたかったからだという。確かに特撮物を登竜門に役者として経歴を築いていった人は案外と多いし、最初はちょいとなんだった演技も、みるみる上手くなっている。
 そんなアギトの 映画版初代ライダーこと藤岡弘が出る そうな。しかも警視総監。史上最高に暑っ苦しい警視総監ではなかろうか?
 その アギト 関連の情報として、信憑性は自分で判断してもらうしかないが アギトの最終フォームはシャイニングフォームとバーニングフォーム というらしい。ドリキャスマガジンに載っているそうな。それよか「ギルス2」のお披露目はまだだろうか?
 特撮つながりで「 ウルトラマンコスモス 」を見る。うーん、確かに特撮は一昔前に比べるとすごくはなってるのだけど、肝心のドラマ部分がグダグダ…確かに昔のウルトラマンの匂いはするのだけど、人間の利益との間のジレンマってのがあまり見えないような? あまり難しくしすぎる必要はないとは思うけど。
 昨日から自転車に乗っているときに額から垂れる汗が眼に入ってうっとうしいので100円雑貨で安物のバンダナを買って来て使ってみる。なかなか便利。更に徹夜空けでまだ実験が続いて目をしゃっきりさせたい時に濡らして頭に巻くと便利。と、いうわけでほぼ一日つけてたのだけど…会う人毎に「海賊みたい」と言われる。そりゃオタク面にバンダナではもろにオタクだってのはわかってるんですけどね。まあそれは「タオルを頭に巻くよりはまし」と割り切ってはいるのだけど、それを見たボス「帽子?」と聞いてくる。まあボスくらいの年代ならそれもいたしかたあるまい。しかしその時に近くにいたA田さんのフォロー「違いますよ。スカーフですよ」…いや、スカーフって言い方もどうかと思いますが。ちなみにA田さんは私よりいくつか年上なだけです。
 実は昨日は京大の小谷野先生が特別講義に来ていたり。小谷野先生はウチのボスと懇意らしくってボスの家の夕食に招かれていたのだけど、オイラもついでにお呼ばれ。ボスの奥さんは料理が上手で幸せ。しかも食いきれないほど出てくる。今日は殆ど食いだめ状態。うい〜。


2001年07月29日() 旧暦 [n年日記]

好人好日

 選挙の日、ってわけで衆議院選挙に行く。しかしイメージ戦略ばっかであいかわらず具体的なものが見えん。やはり国会中継に実況解説は必要なのだ。取り敢えずこちらの手元の情報で判断しうる投票をしてくる。
  パワーパフガールズ はいつもPPGを呼ぶだけの役の市長さんが一念発起して街の平和を守る…はずが街を破壊しまくる話。この手の話の「お約束」を逆手に上手くとっている。それより市長を止めろよ、ミス・ベラム。強いのは先週でわかってるんだから。
 これで目が覚めて久々にガオレンジャーを見る。色々ツッコミまくるが、しかし昨日見たコスモス第二話と違い話の主眼がはっきり貫かれてるので面白い。変だけど。しかし強い敵役は残って欲しかった。
 そいでもって当然 アギト 。今まで失ってた記憶を取り戻した主人公津上翔一(仮名)。まるで最期の晩餐であるかのように腕によりをかけた夕食を美杉家の人々にふるまい、その席上で子供の頃の話を…しかし食い気に夢中で記憶が戻ってる事に気付かない一同。気付けよ。ギルスは相変わらずあちこちで疎まれ不幸のズンドコ。でもちょっとだけど暴れまくり。量産型カラス軍団も大暴れ。ともかく主人公の記憶が戻ったことでこれまで謎だったアギト・あかつき号事件・黒岩都知事もとい沢木哲也こと本当の津上翔一の関係は見えてきそう。でも記憶が戻ってもアンノウンやアギトの秘密は主人公も知らないのでした。まる。
 ちなみに バンダイのショー でアギトの新フォーム、 バーニングとシャイニングのおもちゃが展示 されていたらしい。ちなみに「俺のこの手がうなって以下略」とは叫びません。多分。
 九時からテレビ愛知(テレビ東京系)で初心者向け証券取引情報番組「 お金の達人 」が。別に株も何もやらないが実はたまに見ている。今日の特集はおもちゃ会社ってことで バンダイタカラ を特集。テレビ番組との提携による強力な商品ラインナップを誇るがイマイチ商売は上手くないバンダイと、既存の商品シリーズでは立ち行かなくなり新しい分野開拓を迫られたタカラ。ある意味好対照。まあそれはさておき、この番組によるとバンダイの去年の売り上げトップ3はガンダム、デジモン、仮面ライダーだったそうな。こりゃ「今更」と言われてもガンダムの新企画を立てるわけだ。
 そいでもって売り上げ二位の デジモンテイマーズ 。シナリオも絵も奇麗。どうしてメガログラウモンの回でこれが出せないかと思うが、ローテーションだから仕方がない(30分アニメの制作には3ヶ月くらいかかるので、スタッフが一チームだけでは平行作業でもテレビシリーズを維持する事は不可能)。まあレナモンが活躍しなかったし、こんなものか。
 夕方、両親が大阪での用事の帰りに名古屋に寄る。駅ビルと松坂屋でぶらぶらと買い物をした後、ちょっと変わったところに連れて行こうと思い 鮪小屋本店(ユニモール店) に案内。ちょっと話したい事とかもあったのだけど、カウンター席になってしまい接客係のおばさんが話が上手い人で、ちょっと落ち着いて話せる雰囲気でなく断念。まあ喜んでくれたみたいだからそれでよしとするか。こういうことくらいでしか偶の親孝行も出来ないしな。


2001年07月30日(月) 旧暦 [n年日記]

書こう書こうと思って忘れてた

 いや、nao.ac.jpってドメインでどこかで見たことあるなぁと思ったし、 ここ なんかも確かになんとなくレイアウトがどこかで見た気はしてたんですけどね。芝塚さんが関係してたんですか。なんか石を投げれば知人に当たる世の中な気がしてきた。うむむ。
 なんか編集部だか経営者が宗教関係でうんぬんで、それまでは地味に良作をたたき出してきたにもかかわらず最後は「永遠の都」くらいしか見るものがなくなってしまい休刊した「トムプラス」に掲載されていた(そして打ち切られた)みなもと太郎作「雲竜奔馬」、そしてその前身「風雲児たち」(長い前フリだ)。あの長期連載があっけなく、と残念に思っていたら、 実は復活してました 。これまた生命線が細そうな雑誌ではありますが、最後はボロボロだったトムプラスよりは安定感はありそうです。まだ今のところはこれまでの経緯を説明するためにかなりかいつまんだ承前部分。今度はもっておくれよ。でも「西遊妖猿伝」はどうなるよ?
 以前知人に「なんで試合ものとして間違ってるか、戦闘シーンがつまらんか」ということを延々と説明した(そして結局合意は得られなかった) エンジェリックレイヤー 。試合ものとしては致命的に間違っているが、その他の部分はまあまあなので録画ミスしても全然構わん、くらいのつもりで一応見ていたり。前述の知人に解説した時に「だからこの話は母と娘の関係性が中心軸として存在してるんだって」と説明した(そして理解は得られなかった)のだけど、ここ数回、もろにその展開を隠そうともしていない。原作は絵コンテ集の様相を呈してきているのだけど、ちゃんと受けるためには何を追加しなければいけないか、をちゃんと理解してるスタッフが偉い、ということなのだろう。しかし相変わらず戦闘シーンはよく動くという以外にはまったくつまらない。技術的、戦術的説得力は皆無と言っていいし、第一戦闘がストーリー上の感情の盛り上げに役に立ってない。しかしアテナが見せたアルゼンチン・バックブリーカー。スタッフは本当はキン肉バスターをやらせたかったのだろうなぁ、と思ったり。


2001年07月31日(火) 旧暦 [n年日記]

今日の実験

 今日もうだるような暑さだったが、クーラーのない家でず〜っと解析作業。そんなの研究室でやれという話もあるかもしれないが、今日はどこも解析するためのPCが空いてないので家でやるしかない。
 しかし本当に脳みそがボイルされてしまいそうな暑さ、ベランダで洗濯しながらだが、途中でそういう気分転換を入れても頭がウニウニしてくる。ベランダはベランダで日に焼けて熱いことこの上ない。災害用の梯子のカバーがベランダにあるのだが、その金属製のカバーも火傷しそうな熱さ。ホンマに目玉焼きでも焼けるんちゃうか、と思ったところでろくでもないことを考える。本当に目玉焼きは焼けるのか?
 流石にベランダのコンクリの上などで目玉焼きを作るのは衛生上問題があるので、ミニサイズのフライパンに油をひいてしばらくベランダに出して放って置く。限界まで熱くなったなと思ったらスーパーの特売で6個パック10円の鶏卵Mサイズを割って落とす。結果。やっぱり焼けませんでした。すごく端っこの方はたんぱく質が変成し始めてたんだけども、どう考えても全部に熱が行き渡る前に卵がへたれる方が先になるのでこの時点で実験は中断。結論。本当には目玉焼きは焼けませんでした。(当たり前だろという突っ込み禁止)
 うちには温度計は置いてないのでフライパンの温度は測ってないが(置いといたら温度見て投げ捨てたくなる)、黄身の凝固点は65〜70度、白身は70〜80度なのでおそらく表面温度は70度前後はあったはず。おそらく問題はほぼ70度ぎりぎりだったため、卵全体への変成を起こさせるだけの熱の伝導が起こらなかったこと。集光板や凸レンズなど、補助器具の力を借りねば目玉焼きを作るのは難しいだろう。しかしやり方によっては温泉卵は作れるかもしれない。いや、流石にもうわざわざやろうとは思わないけど。
 人間好奇心は重要である。たとえばかばかしいと思う事でもやってみねばわからんのだ。単に暑さで脳がやられて奇行に走ったのだろうという突っ込みは不可。
 ちなみに再来週の アギト は海水浴話らしいです。マジか? と、近所の八百屋で買ってきたきゅうりをかじりつつ。