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2014年05月01日(木) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 烈車戦隊トッキュウジャー#10と仮面ライダー鎧武#27

  烈車戦隊トッキュウジャー #10「トカッチ、夕焼けに死す」。いつもと変わりのない烈車の中、しかしトカッチが突然身体を鍛えると言い出し烈車から降りて次の駅まで走りだす。しかしにわかな体力づくりに烈車を見失いかけ、途中ですれ違った野球少年・弘樹に烈車を見なかったか尋ねるが、「そんな電車見ない」とにべもない。
 だが、トカッチが別れた後で、弘樹少年は他の子どもが烈車のことを話してるのを聞いてトカッチを追いかける。
 トカッチはイマジネーションの強い子どもなら普通は見えるはずの烈車が見れない弘樹の話を聞くと、前の試合で勝利する姿をイメージしたのに失敗したことが尾を引いてるのではないかと考える。
 そんな時、タイプライターシャドーが出現、身体にくっついたタイプライターで打ったコピーを相手にぶつけると、そのコピー通りになってしまう能力を持つ怪人相手に、まず烈車がどこかに追い払われてしまう。さらに、遅れて到着したトカッチに「夕日に死す」などというコピーをつけられてしまい、トカッチの命は夕方までとされてしまう。

 今回は敵の能力が面白いなオイ。相手にコピーを付けることで相手の行動や運命を決めてしまえるという、使い方によっては最強の能力なんだけど、例によってシャドーの頭があまり良くないんでそこまで脅威にはなってないw
 烈車は「さらば、レインボー烈車」とコピーをつけられてしまって何処ともなく追いやられてしまう。その時のワゴンのセリフが「青春の幻影なのね〜」って、999かよ。
 さらに遅れてきたトカッチには「トカッチ、夕日に死す」なんてコピーが……変なタイトルだと思ったら。そのトカッチを助けるためにライトたちは夕方までにシャドーを見つけ出して倒そうと奔走。トカッチ、タンクレッシャーの時といい、前回のバクダンシャドーの時といい、人質体質なのか?
 しかし、夕方までの命になってしまったトカッチは漠然と仲間の帰りを待つのではなく、何やらイメージトレーニングを……「そんなことして何になるんだよ!」と自分のイメージが試合で通じなかったことを思い出す弘樹少年に、トカッチは「それはちょっと違うんじゃないかな」と何やら含みがある様子。
 夕方ぎりぎりになってタイプライターシャドーがようやく見つかるのだが、もう時間ぎりぎり。トカッチも変身して攻撃するのだが、攻撃は当たってものらりくらりとした相手の動きに、決定打が加えられない。そしてついに夕日が完全に沈みそうになり、コピー通りトカッチ=トッキュウ2号は夕日の中、壮絶な殉死……と思いきや、「そして復活」! トカッチの作戦は、シャドーに攻撃すると見せかけて先のコピーを打ち消す追加のコピーを相手の身体のタイプライターで打ち込むことだった。同様の方法で烈車も再度呼び出し、トッキューオー&ディーゼルオーの二大ロボで巨大化戦も撃破。トカッチの行動でただイメージするだけではなく勝利のために考え、特訓することが大事だと気づいた弘樹少年はイマジネーションを取り戻し、烈車で去るトッキュウジャーたちに手を振って見送る。
 トカッチ、いじられキャラだけど、いざって時の落ち着きぶりがかなりのものだよなぁ。基本脳天気なだけのライトや、時々知に溺れがちなヒカリと比べて、実は一番腹が座ってるのかも……


  仮面ライダー鎧武 #27「真実を知る時」。光実=龍玄の騙し討に遭い、変身が解かれ気絶してしまう紘汰。「何故お前がこいつを攻撃する」と糾弾する戎斗=バロンに、「あなたにとってもこいつは邪魔者のはずだ」と止めを刺そうとするが、「こいつは邪魔者ではあっても敵ではない」と、紘汰の自分とは違った強さを認めるバロンに、強き者を背後から撃つ卑怯者こそが自分の敵だと龍玄に猛攻を仕掛ける。戎斗の怒りに気圧されてしまった光実は、紘汰にとどめを刺しきれず、逃げ出すはめに……
 一方、プロジェクトアークの発動を前に、その要である戦極ドライバーの開発の頃のことを思い出す貴虎と凄馬。しかし、凄馬のことを信頼しプロジェクトの命運を委ねる貴虎に対し、高い能力を持ちながら人類救済などという愚にもつかない目的のためにそれを使う貴虎に、凄馬は彼をプロジェクトの最初期から彼を見限り、野望を共にする者達とともに自分たちが進化の神秘を握ろうと画策していた。
 戎斗の妨害で紘汰の排除に失敗した光実は、チーム鎧武のたまり場に戻り、舞から「紘汰の仲直りした?」と尋ねられるが、もはや舞の心配も届かず、曖昧に言葉を濁すばかりだった。
 紘汰は、何故か木の上で目覚めたことに戸惑いつつ(戎斗がインベスに襲われないよう運んでおいた)、オーバーロードの探索を再開、戦極ドライバーとロックシードの影響で本当に腹も減らないことに驚きつつも探索を続けると、どこかで見たようなふらふらな人影が……それは、見つけたクラックから勢い込んで森に飛び込んできた鳳蓮。入ってきたクラックも閉じてしまい、戻る手段のわからないまま森をさまよっていた彼だが、飢えにも関わらず傭兵時代の訓練で学んだ用心深さで、幸いにもインベスの実は口にしないで生き延びていたのだ。心配する紘汰に、最初は突っぱねるものの、紘汰のもってたおにぎりの魅力にはかなわず、行動を共にすることに……
 だが、紘汰たちは鳳蓮を送り返すためクラックのあるユグドラシルのベースに向かうが、バロンに傷を負わされたオーバーロード・デュムシェがバロンを求め怒り狂いベースを襲っているのを見つける。駆けつけた斬月・真と共に圧倒的なパワーをふるうデュムシェに立ち向かうのだが……

 いろいろ陣営が入り混じってた展開だけど、今回のでかなり最終的な立場が方向付けされた印象。凄馬は人類救済など興味がなく、自分と自分が認めた者による新たな進化の手段を求める。一方、貴虎は初めてオーバーロードの存在とそれによる新たな人類救済の可能性を紘汰から教えられ、紘汰とともにその道を模索する流れに。
 しかし、貴虎がオーバーロードの存在を知ることを予期していた凄馬は、シドを使って撹乱し、決定権のある貴虎を排除する方向に持って行こうとする。って、謀殺っぽい流れなんだけど……~  その途中で語られるのは戦極ドライバー開発秘史。自ら実験台となって人類救済の希望であるロックシードとドライバーの開発を行う貴虎を、「選ばれし者」に相応しい精神力との持ち主と認めた凄馬だが、自ら人の上に立つことよりも人類を救うことを優先する彼に失望、観測隊から報告が上がってきたオーバーロードの情報を自分のところで握りつぶし、密かに野望のための計画を薦める。って、光実といいコイツといい、鎧武の悪役って基本ヤンデレばっかだな。つかヤンデレ化しやすすぎだろ。
 シドと耀子がどこから出てきたのかは気になるけど、こいつらもこいつらで引っ掻き回すのかねえ。
 ちなみにシド演じる波岡一喜は、息子が丁度仮面ライダーメインターゲットの年齢で、ライオン丸GやグランセイザーのDVDで自分が変身するところは見せていたけどリアルタイム変身を見せられることを喜んでいるそうな。って、子どもにライオン丸G見せてるんかい!!!!
 ともあれ次回で事態は明確な対立構造になりそうで、光実もねじくれたままどんどん事態を深みにはめていく模様。
 ところでゲネシスドライバーとレモンエナジーロックシードを使った戎斗はデュークにならずにバロンレモンエナジーアームになったけど、次回、貴虎のドライバとロックシードを使った光実は普通に斬月・真になってるみたいなんだけど、変身前素体のベースって何で決まってるの??? そういや量産型ドライバ使ったザックが変身するナックルも、クルミロックシード使ってるとはいえマスクのベースは黒影と全く違うものなぁ。


2014年05月10日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 烈車戦隊トッキュウジャー#11と仮面ライダー鎧武#28

  烈車戦隊トッキュウジャー #11「闇の皇帝」。次の停車駅は遊園地。人々の夢であふれた遊園地はドリームラインにうってつけの場所。長時間の停車に、トッキュウジャーたちもはしゃいで遊びまくる。
 そんな中、ご飯を注文しまくって単独行動を取ってたライトは、不思議な青年と出会う。常識はずれな行動を取りながらも「これからはキラキラの時代だよな!」と楽しそうに言う青年にライトは興味を持つが、同時にふとした拍子にとてつもない恐怖も感じる。
 仲間たちと合流し、青年の名前を聞こうとするライトだったが、その直前、クライナーが大量に到来、シュヴァルツ将軍、ネロ男爵、ノア夫人ら、シャドーラインの幹部が勢揃いする。その青年の正体こそ、シャドーラインの総帥・闇の皇帝ゼットだった……

 序盤の締め、敵の親玉が登場。そして敵の幹部勢揃いでトッキュウジャーたちと顔合わせ。「ずっと闇の中にいた」と言うゼットは遊園地で遊ぶ人間たちやライトたちの中にキラキラを見出し、それを羨ましがりはしゃぐ姿に、ライトは興味を抱くが、同時に底のしれない恐怖も感じる。タイプとしては、自分に欠けたものを羨望しそれを得るためにそれを持ってる者を破壊しようとする、電王のカイに近いタイプなのか?
 シャドーラインの当座の目的も、光の中では生きてはいけない彼のために地上を闇で満たすことらしい。
 幹部たちの桁外れの強さに押されながらも、突然倒れた闇の皇帝の撤退をかばったためなんとか暗いなーロボ形態を新コンビネーションで撃退……したはずだが、キラキラに興味を持ったゼットの指令でランプシャドーが、ライト以外の人々からイマジネーションを奪い、トカッチたちにレインボーラインが見えなくなってしまう。
 そして、闇の皇帝に畏怖したグリッタは、彼の花嫁になることを拒否し、逃げ出してしまう。うーん、見た目はアレだけど、実はシャドーラインの中では一番まともなのか?


  仮面ライダー鎧武 #28「裏切りの斬月」。ヘルヘイムの森で紘汰からオーバーロードの存在を知らされ、人類を救うために紘汰への協力を申し出る貴虎。そのことを喜ぶ紘汰は嬉々として光実に語るが、光実の表情は固い。貴虎が自分の兄であることがばれ、これまでの裏切りがばれるのかと不安に陥るが、そうではないことがわかり、安堵する。しかし、現状を喜ぶどころか、不安をつのらせるのは変わらず……
 オーバーロードのことを知った貴虎は凄馬たちに彼らの協力を得ることによる人類救済の可能性を語るのだが、人類救済などハナから眼中にない凄馬たちにとって、貴虎が完全に邪魔者になったことしか意味していなかった。
 追い詰められた凄馬たちは、ついに彼を排除する決断をし、貴虎の決断を快く思わない光美もそれに協力することに……

 貴虎・裏切りに散る……って、死んでない?
 まあ、いずれにてもこれまで貴虎を利用しつつ、邪魔者になった途端ユグドラシル幹部三人組と光実は、あっさりと彼の排除を決意、実行する。特に、光美まで陰謀に加担していることを知らず、危機の最中に現れた彼に自身の救援より紘汰へのメッセージを託すのが……貴虎ニーサン、いままで無能だ、間抜けだだの言ってて正直すまんかった……人が良すぎる以外、出来過ぎてるくらい出来過ぎてたんだけどねえ。
 光実は罪悪感を感じながらも、自らの行いを肯定するために貴虎のドライバーで斬月・真に変身、貴虎のふりをして、紘汰を絶望させようとする。
 しかし、光実の行動の一切を見ていた戎斗は、光実の行動に激怒。紘汰の希望も、光実たちの野望も興味が無い彼だったが、背後から信頼している者を撃つような真似を「強さに対する冒涜」と感じ、光実の変身した斬月・真に挑みかかっていく。
 光実、シドたちのような明確な野望もなく、自分のための嘘と裏切りを繰り返し、だんだん小悪党然としてくなぁ。
 凄馬たちも、邪魔者が消えたことによりそれぞれ野望のために動くことに。まずシドが機先を制し、ユグドラシル社内のクラック発生装置を破壊、消えかかるクラックを通り、ヘルヘイムへと消えていく。オーバーロード側の思惑もあるようだし、脚本家が結構小悪党を活躍させるから、先の展開が想像付かないなぁ。


2014年05月15日(木) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 烈車戦隊トッキュウジャー#12と仮面ライダー鎧武#29

  烈車戦隊トッキュウジャー #12「虹の定期券」。突然トカッチたちのイマジネーションが失われ、駅自体もシャドーラインに取り込まれてしまう。これ以上の停車は出来ないと言う車掌に、ライトは仲間を取り戻すためにとどまると告げ、単身、この町で夢を失った仲間をどうにかしようとする。
 そんな彼の前に、闇の皇帝ゼットの護衛であるランプシャドーが姿をあらわす。ランプシャドーは戦いを挑むでなく、この状況を招いたゼットの意図を淡々と説明する。すなわち、町の住人達はおろか、仲間たちからさえ信用されない状況で、ライトが「キラキラ」を持ち続けられるかどうか、それこそがゼットが知りたいことなのだと。そのため、ランプシャドーから仲間たちの勤務先を知らされたライトは彼らを訪ねトッキュウジャーとしての使命を思い出させようとするのだが、イマジネーションを失った彼らは完全にトッキュウジャーとしての記憶をなくしてしまっていた。レインボーパスのことすら記憶に無く、ライトの話すパスのことを、子供の頃ライトがみんなに配った手作りのパスのこととしか思わないのだが……

 前回、ゼットがライトたちを見て「お前ら、一度闇に取り込まれただろう?」ということを実証するかのような展開。イマジネーションをなくし、トッキュウジャーとしての記憶も失った仲間たちは、それぞれ堅実な職について生活してるように世界が改変されてしまう。トカッチのサラリーマン、ミオの婦人警官、ヒカリの研究者、カグラのグラビアアイドル、というふうに。特に一番子供っぽいカグラがグラビアアイドルという浮沈の激しい世界とは言え、ライトに「大人になりなさい」って言うのはじわじわ来ますわな。逆にトカッチの、有能ビジネスマンを気取ってても同僚OLに完全に軽んじられてるのは妙にほっとするw
 仲間たちからも相手にされず、何故自分がトッキュウジャーに選ばれたのかというところから自問するライトだが、絶望の仕上げに襲ってきたランプシャドーとの戦いの最中、仲間たちが語った「もう一つのパス」についての記憶をよみがえらせる。そして、そのパスに刻まれた彼ら五人の約束も……
 「絶対五人で助けあうこと」
 その約束を信じ、ランプシャドーの攻撃を耐え続けたライトの絶体絶命のピンチに、約束を思い出した仲間たちが助けに駆けつける。
 彼らの持つレインボーパスこそが、幼い頃みんなと交わした約束の「パス」だった。
 友情と約束の想いが詰まったパスで復活した仲間たちに、ランプシャドーを撃破、続くロボ戦ではライトのイマジネーションでサポート烈車との新たな合体「超トッキュウオー」を完成させ、完全勝利する。
 今気づいたけど、「超トッキュウオー」ってネーミング、「超特急」とかけてたのか。
 一つ危機を乗り越え、また一歩失われた過去に近づいたトッキュウジャーたち。でも一方で、ゼットの花嫁になることを拒否し、彼を暗殺しようとしたグリッタは、逆にその瞳の中の「キラキラ」を見出され、ゼットに気に入られてしまう。顛末を傍観していたシュヴァルツだが、グリッタが落とした、彼のハンカチを見付け、グリッタの想いに気づいた模様?
 光と相容れない闇の者なのに光に憧れるゼットに加え、グリッタとシュヴァルツがどう動くかがなかなかに楽しみ。

  仮面ライダー鎧武 #29「オーバーロードの王」。斬月・真に襲われるも、バロンレモンエナジーアームズの助けのお陰でなんとかしのいだ鎧武=紘汰。だが紘汰は、貴虎が裏切りを受けそのアームズを光実に奪われたことを知らず、戦極凄馬に騙されているからだと、彼を信じ続ける。そんな紘汰を見る光実は、仲間のふりをしつつ彼の排除の決意を一層固くする。
 そんな中、凄馬の秘書、耀子が紘汰、光実、戎斗への招集を呼びかける。仇敵と言ってもいい自分たちにどういう意図で、と訝しむ紘汰だったが、凄馬はシドの裏切りを正直に吐露。彼の目的が森の支配権を得るための「禁断の果実」であることを話し、シドの目的を阻止するため、協力を呼びかける。紘汰も、貴虎との面会を条件に、その協力に応じるが、裏を知っている光実や戎斗にとっては完全に茶番でしかない。
 紘汰の底なしの人の良さを知る戎斗は、紘汰へ光実の裏切りを告げるでもなく、光実への嫌味を言い残し単独行動を宣言し離脱するが、紘汰を完全に邪魔者と考えている光実は、再びの裏切りを画策する。
 一方、凄馬たちの裏切りにより崖下に落ち絶命したかと思われた貴虎は、オーバーロードたちの王・ロシュオにより助けられ、一命を取り留める。自身を助けた意図を問いただす貴虎に、ロシュオは自身の文明の終焉の真実を語る……

 オーバーロード側の事情が明らかになるのと同時に、紘汰の信じる心が問われる回。
 まず、オーバーロード側の事情としては、ヘルヘイムの実は一人の王を選別し、その下に選ばれた者達が自我を保つことができる、ということに気づいたヘルヘイム旧文明民は、選ばれた民による生存の道を選ぶが、その残った民たちは選民思想に侵され、優劣差をつけるために同士討ちを発生、結果として、より強い者は生き残ったものの、文明を維持することが出来なくなってしまった。
 王であるロシュオはそのことを失敗した選択とし、貴虎が人類のリーダーであると認識して彼を助けていた。しかし、人類が人類のまま生存する戦極ドライバーの開発には興味を示すものの、結局最強を目指し同士討ちする人類に対し、落胆を隠さない。貴虎もまた、オーバーロード文明=フェムシンムの滅亡の真実を知り、自身の進めてきたアークプロジェクトがまさしく「選民思想」だと打ちのめされる。
 ロシュオもまた、人類も力による優劣のみしか考えない種族と見なし、生き残る価値なしと宣言するのだが、その中で語られた「知恵の実」の存在。一つ世界を滅ぼすたびに一つだけ生み出されるというそれが凄馬たちの言う「神の力」を手に入れるための「禁断の果実」だと思われるのだけど……ロシュオに認められない限りそれを入手して破滅を乗り越えることが出来ない、的な展開? 力による優越ではない、みんなを助けることを考える者でないとそれを手に入れられない=紘汰を認める展開の伏線? みたいな感じ。
 シリーズの核心に迫る設定がいろいろ出たところで、オーバーロード・デュムシェがクラックからこちら側に進出、どうなるのかと思ったら、キカイダーとのコラボ展開とは……鎧武、いろいろシリーズ展開大変だよね。


2014年05月22日(木) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 烈車戦隊トッキュウジャー#13と仮面ライダー鎧武#30

  烈車戦隊トッキュウジャー #13「走れ消火器」。次から次へとクライナーロボが現れ連戦のトッキュウジャー。超トッキュウオーで楽勝なものの、疲れは隠せない。しかも、想定外の合体である超トッキュウオーの車体にかける負荷は半端でなく、ついに不具合が生じてしばらく超トッキュウオーの使用は禁止されてしまう。
 ノーマルトッキュウオーとディーゼルオーだけでこの攻勢を凌げるのか……不安になったところで、次の停車駅にサポート烈車反応が。街でそれらしい目撃者がいないか聞き込みを開始するが、ライトは聞き込みそっちのけで街の探検をしだす。それに怒ったのは真面目なミオ。しかしミオに叱られたにも関わらずライトの行動は相変わらず。そんな中、ルーペシャドーがクロウズたちを使い、何故か街を真っ黒に塗りつぶしている現場に遭遇。一戦交えるもすぐ逃げ出してしまうが、このまま放っておくわけにはいかない。仕方なくカグラをライトのお目付け役にしてふた手に別れて行動することになるが……

 サポート烈車第二弾登場編その一。強力な超トッキュウオーだが、強力すぎて現状の列車では負荷が掛かり過ぎるということで、車掌からしばらく使用禁止が出てしまう。ほとんど無敵コマンド状態なのをどうするのかと思ったら、使用自体をしばらく禁止状態にするのか。と言ってもずっと使えないわけではなく、補強改修が終わるまでの間、とのことでその内復活する模様。ただ、その間の戦力増強にさらなるサポート烈車の追加をしなければならない。今回の目的はそれなんだけど、そこに例によってシャドー怪人が……何故か街を黒く塗りつぶす、強力な光線攻撃を使うルーペシャドーだけど、何か悪事を働こうとしてるのは間違いなく、放っておくわけにはいかない。サポート烈車探しを中断し、ルーペシャドーを探そうとするミオだけど、ここでもライトが単独行動を取ろうとする。勝手な行動にしか思えないミオは腹を立てるのだけど、ライトの行動は、ミオを信頼してればこそ。ルーペシャドーとの戦いで昔のライトの言葉を思い出したミオは、ライトを信じて持ちこたえる。
 その信頼に応えるように、ライトも街中にあった「子どもにしか見えない」巨大消火器を発見。それこそが探していたサポート烈車、ファイヤーレッシャーだった。ピンチに駆けつけたライトとファイヤーレッシャーの活躍で黒く塗りつぶした街にルーペで光を当て大火災を起こそうというルーペシャドーの企みを粉砕。続く巨大戦もディーゼルオーとの合体、ディゼルオーファイヤーで勝利する。
 しかし、黒く塗りつぶして虫眼鏡で街に火をつけるって、教育的なんだかなんなんだか……


  仮面ライダー鎧武 #30「赤と青のキカイダー」。遡ること2週間前、舞と掃除のバイトに出かけた紘汰は、雨が降っても微動だにしない謎の青年を見かける。落雷のショックで再び動き出した青年は、どうも人間ではなく人間そっくりのロボットらしい。だがこれまでの記憶が一切なく、ただ「ジロー」という名前だけを覚えていた。
 持ち主がわからない彼をしばらく紘汰が預かることにするが、さながら居候というより拾われた捨て犬のよう。次第に紘汰はジローに感情移入し、ジローもまた、紘汰に何か感じるところがある様子。
 その頃、イグドラシルでは凄馬が知り合いから預かったという「あるもの」のテストをしようとしていた。その「あるもの」とは、戦闘用アンドロイド「ハカイダー」。凄馬は自らの頭脳をハカイダーに移植。テストを繰り返すが、次第に破壊衝動に取り憑かれていき……

 キカイダーREBOOT劇場公開に合わせての特別編。特別編多いね、今回。
 鎧武の世界にキカイダーたちがやってきて、みたいな特別編で、凄馬が一時的にハカイダーになったり、鎧武とキカイダーの共闘があったり。ただ、最後はイチかバチかでリブートすることを選択したジローが、キカイダーとしての能力を取り戻すものの、紘汰たちとの記憶を失ってしまう。
 行くべきところがある、といい、ギターをかき鳴らし立ち去る彼を、紘汰は寂しげに見送る。
 唐突なギターだけど、キカイダーには欠かせないのね、やっぱ。
 あと、半分こヒーローなんだからWとの共演を、ちらとでもやって欲しいんだがなぁ。


2014年05月25日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 烈車戦隊トッキュウジャー#14と仮面ライダー鎧武#31

  烈車戦隊トッキュウジャー #14「迷刑事、名探偵」。次の停車駅「ぴかりが丘」では半日程度の停車ということで、みんなでランチに行こうと盛り上がるライトたち。ヒカリだけは読みかけの推理小説を最後まで読みたいと車内に残る。
 ところがライトたちが一歩外に出た途端、通りかかった刑事に問答無用で逮捕されてしまう。このところぴかりが丘では窃盗事件が連続しているそうなのだが、刑事は事件に関係ないかもしれないがとにかく連行すると、話にならない。おまけにライトは取調室のカツ丼に釣られて勝手に自白してしまうし、このままではヒーローが前科一犯になってしまう、と車掌たちが大慌て。そんな時、小説を読み終わったヒカリがさっそうと登場、自分が事件を解決する、と宣言するのだが……

 悪ノリ刑事物パロ満載の回。捜査を続ける中、偶然ソウジキシャドーが家電を盗んでいるのに出くわすヒカリは事件の真相に気づくのだけど、全然推理しとらん……取手という刑事はめちゃくちゃだし、しかも演じてるのが小西博之だし。
 無意味な太陽にほえろ的なイメージ映像に、関根勤も某有名ボスのモノマネでノリノリ。石原裕次郎って、今どきの子どもわかんないよね……?
 真犯人はシャドーだと訴えても信じてもらえず(これは小西博之悪くないような……)、次の犯行が起こったドサクサに紛れて出所(無罪だとわかって釈放?)、ヒカリの推理で「キラキラするものばっかり狙われてるから、次の狙いは寿司の光り物」というアホな推理が当たり、シャドー怪人を撃破。一緒に盗まれてたサポート烈車・ポリスレッシャーも見付け、トッキュウオーポリスでロボ戦も勝利。左腕の手錠って何に使うのかと思ったら、普通にマニピュレーターだったのね。
 なんだかよくわからない回だったけど、クールなヒカリもアホの子だった、ってことで。

  仮面ライダー鎧武 #31「禁断の果実のゆくえ」。ヘルヘイムの森でデュムシェと戦っていた鎧武、バロン、シグルド、斬月・真だが、形勢不利と見たデュムシュは偶然出来たクラックから人間の世界へ。鎧武とバロンは彼を追うが、すぐにクラックは閉じてしまう。沢芽市に現れたデュムシェは人間たちの街を見て、弱い人間が自分たちが失った文明の叡智を享受していることを不快を感じ、無差別な破壊を繰り返す。この事態を止めようとする鎧武たちだが、オーバーロードたるデュムシェに苦戦する。紘汰はデュムシェの意図を問いただすが、デュムシェはただ強者として弱者を虐げることを楽しんでいるだけだった。そのことに怒った紘汰はついにオーバーロードとの対決を決意する。
 一方、森に残った斬月・真とシグルドは、もう一体のオーバーロード・レデュエと遭遇。戦闘に入るが、レデュエはすぐに降参を宣言。さらにシドたちが求める「知恵の実」の在り処へ案内すると申し出る。その言葉に、シドは喜ぶが、光実は顔を曇らせる。
 その彼らが向かう先、ロシュオから知恵の実の力を知らされた貴虎だったが、ロシュオはそれを人類が手に入れることは出来ないという。そこに現れたDJサガラは、ロシュオが人類の得るべき知恵の実を横取りしたのだと指摘。人類の命運と引き換えに、自分の願いを叶えようとしてると言う。だが同時に、それはルール違反だと指摘。人類に可能性も残さないのは、人類に残された僅かな希望も奪うことになると。
 それに応えるかのように、ロシュオは知恵の実から新たなロックシードを取り出し……

 前回の特別編で中断していた前々回からの続き。デュムシェが人間の世界に逃げたことで、鎧武、バロンとシグルド・斬月・真はあっちの世界とこっちの世界に分断される。とりあえず紘汰たちは暴れまくるデュムシェをなんとかしようとするのだけど、彼らの説得の希望を捨ててなかった紘汰は、カチドキアームズを使わずピンチに。しかし、デュムシェの真意を知り、ついにカチドキアームズでデュムシェを圧倒するのだが、そこに現れ邪魔をしたのはマリカ。もはや隠蔽しきれない混乱を街が襲う中、戦極凄馬は事態の鎮圧よりオーバーロードの捕獲を優先させたのだった。マリカと黒影部隊により深手を負い、かろうじてバロンにより助けられた紘汰。しかし、デュムシェの「強き者」の考え方を聞かされ、戎斗に「お前もそうなのか!」と虫の息の中詰め寄る。戎斗はただ、「強き者に蹂躙されないために、強くならなければならない」とだけ言う。
 人類を救う鍵の知恵の実を保有するロシュオと貴虎の間に割って入ったのはサガラ。あっちこっちの陣営に少しずつ肩入れして戦いを激化させてるようにも見えるのだけど、新たに生み出された極ロックシードを手に、そこから再び姿を消す。サガラはこのゲームの見届け役兼調整役なのか? だとしたらサガラ自身が「誰かを助けるために誰かを見捨てなきゃいけない」ルールに加担する者、ということになるけど……あと、来月新しい鎧武のアームズが出てくるけど、カチドキが最強形態じゃなかったのか。フルーツ盛り合わせで鍵、ってのは、うーん、どうなんだろう? デザインは 信長の鎧 が元っぽいけど。
 それと、レデュエと遭遇したことで、ロシュオの元に案内されたシドだけど、もちろんそれは罠。レデュエもまた知恵の実を狙っており、それを奪うために人間を利用する腹積もりだった。そして、そのことを見破った光実に興味を抱く……って、シドが単純すぎだと思うけど。結局、シドはロシュオの圧倒的力の前に敗北、ロシュオの警告を無視してなおも立ち向かった結果、無残に岩山に挟まれ、絶命することに……シドの野望の源がなんなのか、わからないままだったなぁ。
 そして、耀子も凄馬の命令通りデュムシェの捕獲を遂行するのだけど、多大な犠牲が出、もはや作戦の続行は不可能なのになおも捕獲を命じる彼に、ついていけないものを感じたよう。善人とは思わないけど、凄馬からの離反フラグかな?