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2012年02月22日(水) 旧暦 [n年日記]

[映画] 「ドラゴン・タトゥーの女」と「ミレニアムI ドラゴン・タトゥーの女」

 骨太の記事を載せることで知られる経済ジャーナリズム誌「ミレニアム」の看板記者、ミカエル・ブルムクヴィストは窮地に立たされていた。経済界の大物ヴェンネルストレムの不正を暴く記事を書いたのだが、証拠はすべて捏造とされ、名誉毀損の罪で有罪判決を受けたのだ。
 記者としての名声も地に落ち、賠償金により経済的に困窮するばかりか、発行人を務める「ミレニアム」の存続すら危ぶまれる最中、ミカエルの元に富豪一族の当主ヘンリック・ヴァンゲルからの依頼がやってくる。その依頼とは60年前に突如姿を消したヘンリックの姪はリエッタを殺した犯人を突き止めること。
 最初はあまりに怪しげなその依頼を断ろうとするのだが、切羽詰まった状況からやむを得ず引き受けることになる。
 ミカエルが富豪の奇妙な依頼にとりかかる一方で、ヘンリックが彼の身辺調査をする際に雇った調査員リスベット・サランデルは、契約が終了した後も個人的な興味からミカエルのことを調べ続けていた。しかし、精神に障害があるとされていた彼女は、良き理解者でもあった後見人のパルムグレンが脳梗塞で倒れ、新たに貢献になったビュルマンからは社会不適合の危険人物とみなされ威圧的な態度を取られるばかりか、彼女の財産管理を握っているのをいいことに、彼女に性的な行為を強要され続けていた。
 つながりを持ちようのない二人だったが、ハリエット殺しの調査が進むうちに、二人の運命は一本に収束していく。
 本国スウェーデンを始めとしてベストセラーとなったミステリーシリーズ「ミレニアム」の第一部「ドラゴン・タトゥーの女」の映画化。って、なんで二本あるのかって? 今上映中のものは ハリウッドリメイク で、もう一本、それより先に スウェーデンで映画化されたもの があるから。
 原作がそもそも上下巻の長編なので二時間半とは言えども尺が足らず、原作をかなり端折っているのだけど、その端折り方がそれぞれ違う。若干のアレンジはあるけど、原作に忠実なのは意外にもハリウッド版の方。ミカエルが禁固刑も受けたことがないことと、若干の違い以外、原作の展開を忠実に踏襲している。ただ、原作で描写されてた心理描写や周辺状況はばっさり切ってしまっているので、テンポと洗練されたスタイルで魅せる、という感じ。
 スウェーデン版は、ハリウッド版で端折った部分を拾っている一方で、展開の方に改変が加えられてる部分が多い。ハリエット失踪の手がかりに気づくきっかけが、ハリウッド版では原作通りミカエルの娘なのだけど、スウェーデン版はミカエルのPCをクラッキングしてリスベットが気づく、という展開になっている。概ねの展開までは変わらないのだけど、ハリウッド版でそぎ落とされた分が拾われている反面、原作で熱を入れて語られていた展開が逆に端折られたりする。でも展開重視なハリウッド版に対し、キャラクター同士の絡みや背景を重視したスウェーデン版、と見ることも出来る。特にスウェーデン版ではリスベットが「女を虐げる者への強い怒りを抱くこと」、そしてその原因となったものを匂わせる描写が残されており、よりリスベットに感情移入を訴えるものとなっている。ハリウッド版はよりエキセントリックなんだけど、最後のシーンを残していてよりリスベットの恋愛感情よりになっている。
 まあ、原作の意図を汲むなら改変があってもスウェーデン版なんだけど、やはりハリウッド流に洗練されたフィンチャーの映像も強い。つか、何より「移民の歌」が卑怯だ。あれ流れたらなんでもオサレになってしまうやん!


2012年02月24日(金) 旧暦 [n年日記]

[映画] TIME/タイム

 技術の発達により人間の老化が止められるようになった未来。人々は25歳から年を取ることがなくなったが、そのかわり、全ての通貨が「時間」になり、労働の賃金も余命で支払われ、買い物などの支払いも、全てが時間のやりとりで行われる世界になってしまっていた。
 数日の余命をやりくりして生きている者ばかりのスラム地区に暮らす青年ウィルは、ある日なぜかそのスラムに迷い込んだ上流階級の男がギャングに時間を奪われそうになるのを、助ける。しかし、男はあまりに長すぎる時間に人生の意味を見失い、ただただ時間を浪費するためにスラム地区にやってきたのだった。「自分だったら、残り時間なんて見ない」と言うウィルの答えを気に入り、百年もの余命を与え、自ら時間切れになる男。突然大金に等しい時間を与えられたウィルは、友人や母に時間を分け与えようとするが、母親は突然行われた値上げ政策のせいで、ウィルの目の前で時間切れになってしまう。最愛の存在を失ったウィルは、男が最後に残した「連中はスラムの人々の時間を奪っている」という言葉から、貧しい人々から奪われた時間を取り戻すために富める人々の集まる「ニュー・グリニッチ」へと向かう。
 「ディストピアSFを見てたと思ったら、『俺たちに明日はない』になってた。何を言ってるかわからないと思うが(以下略」
 25歳で老化が止まる代わり、その時点で1年の余命となり、時間を「稼ぐ」ことをしないと死ぬのを待つばかりの社会。全ての通貨が時間になり、買い物や支払いも全部時間。貧しい人々は一日程度の余命を稼ぐのがやっとで、その日を生き抜くのが精一杯という見た目に分かりやすすぎる格差社会になっている。っつーか誰だよ、こんな社会システム構築したのはw
 しかし、一見平等なシステムももともと持てる者は貧しい人々から時間を吸い上げ続け、貧しい人間はどうあがいてもそこから抜けだせず死ぬのを待つばかりという社会は、わかりやすい現代社会の寓意となっている。
 が、そこから何故か話はボニー&クライドへ……何度も「あともう少しで余命がなくなる!」って事態に陥るんで、「俺たちに明日はない」ってのは間違ってないんですが。
 「時間の浪費」とか「時間泥棒」とか、なんかそのまんまのシーンが出てきて、現代社会の皮肉と見ると面白いですが、SFとしての整合性はあまり考えてはいけません。
 キャラクターとしては体制を維持する立場で、役目以上にウィルの逮捕に執念を燃やす時間管理局レオンが一番面白かったです。


2012年02月26日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 特命戦隊ゴーバスターズ#1とフォーゼ#24

  特命戦隊ゴーバスターズ #1「特命戦隊、集結せよ!」。人々の営みを支えるエネルギー「エネトロン」を狙い、未知の存在「ヴァグラス」が襲い来る。しかし十三年前ヴァグラスの襲撃を受けていた人類は、それに対抗する若者たちからなる特命戦隊「ゴーバスターズ」を結成、備えていた。初めての出動で善戦するバスターブルーとバスターイエロー。だが訓練とは勝手が違う実践に、危機に陥ってしまう。その彼らの元へ、もう一人のメンバーが駆けつけようとしていた。

 35周年記念のゴーカイジャーを終え、新たに始まったスーパー戦隊シリーズ。過去の戦隊のおさらいの後の新シリーズは、なんともこれまでの戦隊とはかなり大胆なイメチェン。第一話のパターンとしては「遅れて来たレッド」なのだけど、各メンバーに相棒のアンドロイドがいて、バックアップの組織がかなりしっかり描かれていて、さらに等身大と巨大メカ戦が同時に描かれるというもの。特に最後のは、怪人戦の後巨大化して巨大ロボ戦というデンジマン以降のお約束を覆し、人間のシーンの背景で巨大ロボが映るという構図を多用している。これは今までの戦隊ではなかったもの。戦隊名もこれまでのパターンになかったものだし。
 印象としてはまるでメタルヒーローかエクシードラフトとかの系統なのだけど、それでもちゃんと戦隊ものの特徴は踏襲している。お約束破りというより、新解釈というところか。個人的にはスピード感のある戦闘シーンが非常によろしかったです。時代劇の殺陣の系譜とはまた違うけど、意欲的でこれはこれで。
 あと、グラビアアイドルの吉木りさを初めてちゃんと見た。


  仮面ライダーフォーゼ #24「英・雄・願・望」。歪んだ英雄願望を晒したキッグナスの正体を探る仮面ライダー部。弦太郎たちはファンクラブ会長のミサが怪しいと睨み、直接会に乗り込んで問いただそうとする。かたや自分を助けてくれたメテオを傷つけたことに怒る友子は、自分を置いて逃げた罰と流星を振り回しキッグナス出現現場を回りインスピレーションで正体を知ろうとする。
 弦太郎たちの方は、ミサを詰問するが空振り。ミサは単にキッグナス信仰が過剰にすぎるただの一般人だった。しかし、友子たちの方はたまたまキッグナスの正体に関わる重大な現場に出くわしてしまう。

 はくちょう座のことを「キッグナス」なんて言わないよなぁ、と思ったら、「キグナス」と「キック・アス」をかけていたとは……気づかんわ、そんなんw
 で、しかもネタが明かされてみれば、元ネタはキック・アスじゃなくファイトクラブ……
 キッグナスの正体は、キッグナスファンの江口。江口は特殊なスイッチャーで、自分への不満からもう一つの人格を生み出し、キッグナスとして活動してる間はまったくその自覚がなく、「第三者としてその現場を見ていた」という記憶を生み出していた。
 一人芝居してるシーンは、まるっきりファイトクラブやん。怪我してるところまで一緒……映画のネタバラシでスマソ。そして予告の釣りに引っかかってごめんなさい。つか、他にも「ブラック・スワン」とかもあるよな。
 フォーゼの戦いをたまたま見た彼はヒーローに憧れ、それが原因でコンプレックスも相まってスイッチを手に入れたことで無意識の暴走を生み出してしまった江口。その彼を救うにはスイッチを取り上げるだけではダメだと、弦太郎が江口の心を救う案を出すのだけど……弦太郎、基本的に小芝居好きだよなぁ。しかも、今回はライダー部の面々もノリノリ。お前ら、キャラ変わりすぎだろう。
 でもその小芝居のお陰で、勇気を出せた江口はキッグナスを否定。自らの意思でスイッチを捨てようとするのだが、そこにキャンサーが邪魔に入り、ミサたちの手により無理やり変身させられてしまう。
 完全に人格を乗っ取られキッグナスは邪悪な人格を全開。フォーゼたちを倒そうとするばかりか、ミサたちすら人質に取ってなりふり構わず「唯一のヒーロー」であろうとする。
 そこを新スイッチ「エアロ」を使い危機を回避するフォーゼだけど、またもやキャンサーが邪魔に入る。そこからはリベンジに燃えるメテオVSキグナス、フォーゼVS邪魔に入ったキャンサーという珍しいパターンに。メテオとキグナスはあっさり片が付くのだけど、キャンサー戦はこれまで装甲とハサミの切れ味に苦しめられてたのに、あっさりと対策できてしまったような。もしかして校長より先にキャンサーが退場するか? 理事長も最悪スイッチさえあれば、ホロスコープスたち本人は必要なさそうだし。
 それにしてもこのエピソードは映画ネタが多かったなぁ。友子も残留思念コンタクトを「本当にそんな能力が?」と流星に言われ「いえ、ただのフィーリングです」と返してしまうネタキャラぶり。しかも自分がネタキャラだと自覚してるよな、アレ。
 次回はアメリカ学園ドラマ・映画で定番の卒業パーティ「プロム」ネタ。って、美羽と大文字が退場!? そういや卒業シーズンなんだけど……まさか留年で残留、というベタなネタではないよなぁ。あ、でもよく考えたらここって「天ノ川『学園』高校」なんだよな……大学部があるとかいうオチ? それはそれでベタか。
 あと、大文字が美羽への未練全開の回のうえ、再生怪人回でもあるらしい。オリオンゾディアーツは再度のスイッチの誘惑を振り切ったけど、他の元スイッチャーたちはどうなんだ?


2012年02月27日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ラグランジェ#8

  輪廻のラグランジェ は、三人娘が結束した矢先に組織のボス登場。今時ありがちなロリ会長なのだけど、会長そのものではなく、祖父の代理人なのはさすがのバランス感覚と言う感じ。つか、ロリ会長の中の人、イカの人じゃなイカ! ついに世界侵略に成功したでゲソね!(ねーよ) ま、順当に行けば黄色なだけにキュアピースなんだろうけど、そっちはあえて無視で。
 今回は世界設定の説明でもあり、ランたちはかつて地球で栄え、滅びた文明の地球外脱出組の末裔ということが明らかに。つまり、生物には宇宙人ではなくまどかと同じ地球人。そして、現地求人の先祖と同じく見捨てられたウォクスを何故かまた必要としてる、ということらしいのだけど……例のミドリの暴走モードにロリ会長は心当たりがあるらしく、二度とそれをさせないためにまどかの搭乗を禁止する。そのことに反発したランとムギナミがボイコットをするのだけど、ほかならぬまどかが、誰も傷つけないためにもうミドリに乗らない決意を二人に語り、収束。でも、そう単純な話じゃないらしく、ロリ会長じゃキッスとも交渉を行なっていたらしい。結局意見を別にして袂をわかつのだけど、どっちにしてもそれだったらウォクスを破壊すればいいだけの話なのに、そうしないのは暴走を単純に恐れてるわけじゃないってことだよなぁ。
 ところで、少年メイドはあまりに酷い。


2012年02月28日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンガード#60とファイ・ブレイン#21とスマプリ#4

  ヴァンガード #60「将軍の壁」。先鋒戦の後半。テツに対し優勢に戦いを進めるカムイ。前大会のアイチ戦でアイチを敗北に追いやった特殊効果も回避。そんなカムイの戦いぶりにテツもカムイを認めるのだけど、テツはさらに奥の手を出して勝利。予想どおり、カムイ敗退でした。でも、最初カムイのことなど眼中になかったテツもカムイのことを良きファイターだと認め、名前で呼び、そのことにデレるカムイ。ツンデレてどうする。カムイのツンデレ属性が敗因じゃなかろうか……?
 でもこれで展開的にミサキが黒星の可能性が高まり、次回ミサキさん大活躍の予感? 中盤まで苦戦するようならその確率はかなり高いかと。(だからそういう見方やめなさいって)

  ファイ・ブレイン #21「光る涙」。オルペウスの腕輪の影響で、脳容量が食いつぶされていくカイト。その影響で、突然視覚や聴覚に異常をきたしたり、これまで苦手だったネギが食べられたりするようになる。しかしカイトは心配するノノハたちに危険が及ばないように遠ざけようとし続ける。
 それでもカイトの側に居続けようとするノノハだったが、カイトが全部を一人で背負いノノハに礼を言ってPOGの愚者のパズルに移動もうとするのに、自分の無力さから追うことができなくなってしまう。
 カイトと距離を置いてたと思ったキュービックだけど、実は密かにPOGのことを探り、カイトを助けようとしていた。軸川もそれに協力し、ついに腕輪の暴走に自我を失いかけたカイトをキュービックとアナの導きでノノハが救う。
 バラバラになったと思われた「カイトを励ます会」は、カイトと自分たちの違いを痛感しつつも、カイトを助けるために再集結。ギャモンも、なんか考えがありそうな、なさそうな。

  スマイルプリキュア #4「直球勝負!風のキュアマーチ!」。 4人目のプリキュア登場。つか、中の人は数年前は同時間帯でヒロイン役をやってた気がするんですが。もしく友達がいない人? 必殺技は超長距離射撃、もしくはドSないちびり発言? 緑とか青とか、結構クールキャラと思ったけど、このあたりでも必殺技出すとつかれてアヘ顔晒すのか……