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2012年02月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その5

  ハイスクールD&D #1「彼女、できました」。今期のおっぱい枠。この手のは一部から馬鹿にされながらも一定以上のソフト販売数が期待できるので、商品としては定番なのだよね。
 そいでもって個人的には吉岡たかを枠でもある。
 内容は、ただのエロアホ高校生だった主人公がなんか身体に宿した特別な力目当てに堕天使に殺されたと思ったら学園の憧れの生徒会長によって生き返り、しかも悪魔になってしまいましたというハーレム系中二病エロコメ。こういうライトなのはやっぱ吉岡氏得意だよなぁ。しかもノリじゃなくマジメにやるから情報とかもきちんとつめ込むし。
 ただ、この番組最大の見せ場はやっぱEDかと。ストリップダンス(っぽいダンス。下着は着てる)はまだしも、ポールダンスは珍しいんじゃ。しかも動きが滅茶苦茶気合はいってる。
 まあ、肩肘張らずに見られる枠ってことで。

  テルマエ・ロマエ #1「時をかけるローマ人/白鳥の湖」。「ブラック☆ロックシューター」が始まるはずが、なぜか突然三話だけで始まったノイタミナ新作。しかもFROGMAN制作のフラッシュアニメ。いや、まあ結構合ってるといえば合ってるんだけど……BGMもクラシックだったり、かなり急場の企画&低予算ぶりが見てとれる。ロックシューターに何かあったのか、それとも 映画 との単純なタイアップ?
 まあ、蛙男商会がやってる時点で、公式パロっぽくって特に突っ込み入れる気にもならないんですが……でもやっぱり経緯が不明すぎる。


2012年02月04日() 旧暦 [n年日記]

[映画] ハラがコレなんで

 原光子は黒人の彼氏についてアメリカまで行き、でも捨てられて、日本に戻ってきたものの貯金を底をつき、アパートを出るはめになった24歳妊娠九ヶ月の妊婦。出産費用どころか生活費すらもままならない。ところがそんな悲惨な状況なのに本人は自分のことより他人のことを心配してばかり。テレビに出てきたリストラ社員に同情して大泣きしたり、金もないのにありったけの小銭を困ってるひとに渡したり。というのも光子の価値基準は「粋」か「粋じゃない」か。ひたすら極端な行動に走る光子は、ふらりとボロ長屋に流れ着く。そこはかつて光子が暮らしていた場所で、光子が義理人情と粋を教わった場所。しかし、かつて貧乏ながら活気にあふれていたそこにもはや人影はなく、光子に粋を教えてくれた大家のおばさんは寝たきりになって「早く死にたい」とぼやくようになっていた。
 それを聞いた光子は「おばちゃん、こんなのちっとも粋じゃないよ!」と一念発起。唯一長屋に残っていた幼なじみの陽一とその叔父の経営するレストランに乗り込み、ひたすら「粋」で困ってる人を助けようと周囲を振り回す。
 光子が長屋を離れてから十五年間ずっと彼女のことを思っていた陽一ですら「困ってるのはお前の方だろ!」と呆れるが、しかしそんな常識的諦観などどこ吹く風、次第に光子の「粋」は行き詰った人たちを集め、周囲を元気にしていく。
 「川の底からこんにちは」「あぜ道のダンディ」の石井裕也監督の最新作。人生どん詰まりの人たちの笑いと涙が暴走状態の人情喜劇というのは「川の底から」と同じなんだけど、あっちは卑屈だった主人公がその卑屈さと開き直りを武器に逆襲するのに対し、こっちはなんだか勘違いした江戸っ子みたいなヒロイン。なんでもかんでも「粋」か「粋でない」かで判断し、臨月のボテ腹を抱えて走りまわってあちこちに首を突っ込み、話を引っ掻き回しては一方的に話を中断して「よし、わかった、オーケー。とりあえず風向きが変わるまで昼寝しよう」とマイペースなのかなんなのかワケがわからないが、とにかくゴーイング・マイ・ウェイ。そしてヒロインを演じるのは、「時をかける少女」の仲里依紗。
 「どーせみんな風に流されてるんだ。風向きが悪かったら昼寝でもして、風向きが変わったらどーんと行けばいいのさ」という光子の言葉は、まさに不況・災厄のコンボの続く日本に向けてのエールとしか思えない。つーか確実にそう意識してるんだけど。でも、確かに自分の環境がちょっと悪くなったからと「他人を助ける余裕なんてない」なんて言ってる人間は、風向きがいい時にだって人を助けなんかしやしないのだよね。光子みたいに自分のこと度外視して、ってのはさすがに極端だけど。
 でも、そんな光子の行動は確実に周囲を変え、そしてついに迎えた出産のときに、そのことが逆に彼女を助ける。そして、赤ん坊に話しかけた光子の言葉が、日本に向かって、これからを生きる子供たちと大人たちに向かってのメッセージだと思う。いや、もう終盤はハチャメチャなんだけどw  絶妙の間といい、現代版の人情喜劇。そして「これからいいことなんてないんだろうなぁ」だなんて思わずぼやいてしまう人にこそおすすめの映画。


2012年02月05日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#49とフォーゼ#21

  海賊戦隊ゴーカイジャー #49「宇宙最大のお宝」。ついに全ての戦隊の大いなる力が揃い、そのキーであるらしいナビィに扉を開けと迫るゴーカイジャーたち。ナビィはそんなの知らないと言いつつ、追い詰められて扉に。34のレンジャーキーでその扉を開け奥に向かうと、そこにはピラミッド型のオーパーツが。そのオーパーツを介して語りかけてきたのは地球の意思。34戦隊の大いなる力で得たお宝。それは宇宙を好きなように作り変えることが出来るものだった。それさえあれば、ザンギャックがなかったことにできた上、アカレッドも、シドも、ルカの妹も、ハカセの故郷も、アイムの国も、全て元に戻した世界を作ることが出来る。喜ぶゴーカイジャーたちだったが、その力の発動と引換に34戦隊の力は消滅してしまうという。それどころか、34戦隊そのものが存在しなかったことになってしまうという。力の発動をためらうゴーカイジャーたちだったが、起死回生をかけたインサーンが自ら開発した「グレートインサーン」で襲ってくる。

 初期幹部唯一の生き残り、インサーンの退場回であり、ついに宇宙最大のお宝が姿を表す。その力は、34戦隊の大いなる力により一回だけ好きなように宇宙を作り変えられるというもの。喜ぶマーベラス達だが、その引換に失われるものを知って愕然。前回まで想像してた「友情」とか「仲間」とかとは、全然違いましたな。
 そして空気を読まないインサーンの最後の襲撃だけど、意地を見せて食らいつくものの大いなる力を手にしたゴーカイジャーたちには太刀打ち出来ず、倒れる。でもインサーンは倒したものの、続けてザンギャックの主力艦隊が押し寄せ絶体絶命の危機に。
 次回予告では、地球の危機に歴代戦隊が自分たちが犠牲になってもいいから大いなる力を使うように迫ってるよう。使わないとは思うけど、使わないでどうやってザンギャックと戦うんだろう? 次回、元戦隊以外にもゴセイジャーの天地博士などが出てくるらしいけど、それが関係するのか?


  仮面ライダーフォーゼ #21「進・路・誤・導」。スコーピオンゾディアーツである園田紗理奈は度重なる失敗から罰としてダークネビュラに送られた。学園では「病気のため退職した」と伝えられ、真実を知らない弦太郎たちはショックを受ける。が、その園田の退職により宇津木という新任女性教師がやってくる。ところが、宇津木はまったくやる気のないダメ教師。弦太郎たちの進路指導もいい加減な空返事ばかり。弦太郎たちも調子が狂わされる。
 そんな時、あらたなゾディアーツ、ペガサスが現れ、格闘技の猛者に襲いかかるという事件が連続して起こった。仮面ライダー部では捜査を開始するが、実はペガサスはリブラである速水も正体を知らないゾディアーツ。生徒にスイッチを渡そうとしてる現場にフォーゼが現れ、落として紛失したスイッチだったのだ。
 ペガサスが接触しようとしていたリブラが逆に攻撃を受け、戦っているところにライダー部が駆けつけ、流星のメテオも含めて四つ巴の戦いに。しかし流星の不在を友子がいぶかしんだことからメテオは撤退、リブラも隙を見て撤収し、フォーゼと戦っていたペガサスもハイキックを浴びせた隙に逃走してしまった。
 ライダー部ではペガサスが落とした扇子を元に調査、それと同時にひたすら強い相手に襲いかかることから、大文字を囮にペガサスをおびき寄せるが、弦太郎はペガサスが落としたキックからペガサスの正体に心当たりを得る。

 今回のゲストは弦太郎たちの新担任、宇津木遥。演じるはハリケンブルーだった長澤奈央。Wでも「リリィ白銀」としてゲスト出演してましたが、キレのいいアクションができるようになってすっかりアクション女優の品格。
 でも演じる役柄は教育にやる気のまったくない新任教師。そもそも彼女はキックボクシング一筋で行きたかったものの、それだけで生活することができるわけがなく、仕方なく教師についたことでくさしていた。
 ペガサスが見せたハイキックが宇津木の見せたのとそっくりだったことから、弦太郎はペガサスの正体が宇津木ではないかと疑い、ジムでスパーリングをする宇津木の元に押しかけ「教師とだってダチ公になる!」と、彼女の本気を引き出そうとする。
 他にも進路指導で「将来の夢は宇宙飛行士です!」とそこそこまともな夢を語るユウキだけど、格好がどう見てもまともじゃなかったり、進路指導で指導を覚悟してた賢吾が思い切り肩透かし食らわされたり、進む道に「一直線」と書いた弦太郎が「そう、でも曲がり角には気をつけてね」と斜め上な返しをされたりと、なかなか高度なコントが連発してました。~   数回おきに地味に活躍を見せる大文字さんも今回美羽への未練とかキングの名に恥じる活躍だったりなんだり。そういえば大文字と美羽、早々に進路が決まってライダー部の活動には支障はなさそう。
 今回は「したい仕事じゃないけど仕方なくしている」という宇津木と弦太郎の絡みがメインだけど、ヴァルゴが本格的に絡みだしたり、そろそろ迫水校長が粛清されそうだったり、次のフェーズに移りそうな感じ。
 一度ホロスコープスになった者は救いがなさそうなので、宇津木先生はさすがに第五のホロスコープスにはならないと思ったら、なるのだったらサジタリウス?(聖闘士星矢の影響)
 あと、次回は弦太郎のとんがりリーゼントが崩れた顔が出てくるっぽい。中の子、普通にイケメンなんだよなぁ。


2012年02月06日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その6

  ブラック★ロックシューター #1「あとどれだけ叫べばいいのだろう」。キービジュアルから各方面に展開している「ブラック★ロックシューター」のTVアニメーション。こういう企画物は失敗することが多いのだけど、わりとギスギスした空気があって、個人的にはちょっと好きかも。元のキービジュアルのキャラだけだとストーリー性を出すのが難しいと思ったけど、今のところは現実世界とリンクするような異世界(幻想?)として描くのか。中二病空想とも言えますが。あと、低予算番組とかでなく初音ミクを主題歌に使ってるのは初めてじゃないのか? ひとまず、様子見。

  ゼロの使い魔F #1「聖国のルイズ」。シリーズ完結編。ルイズ、サイトはタバサにとって仇でもあるガリア王ジョゼフの侵攻を退けたのもつかの間、今度は聖教の最高権威者であるロマリアの教皇、ヴィットーリオに招聘される。そこで聞かされたのは、ルイズだけでなくヴィットーリオ、ティファニアも虚無の使い手であること、そして残る四人目の使い手がジョゼフその人であるということだった。虚無の使い手四人の力を一つにするため、協力を申し込まれるルイズたちだったが……
 原作の方は原作者の厳しい闘病生活が伝えられ、作者の状態とともに完結が心配されているのだけど、アニメは最初から「完結編」を謳っている。おそらく最後までプロットが伝えられて、それを元に作成されるのだと思うけど、作者にも病魔に打ち勝って原作を完結させていただきたいものです。
 実際のヨーロッパの歴史とかのあれこれを反映させてる展開ですが、今回中心になるのは一番取り扱いが難しいローマ教会をモチーフにしてると思しきロマリア。教皇ヴィットーリオは異端とされてるエルフの血を引くティファニアにも分け隔てなく接する好人物ではあるのだけど、それが本心なのか、本心だとしても隠れた政治的事情があるのかもというところを匂わせてる。そいでもって自身が虚無の使い手と知らされたティファニアの召喚の儀に再召喚されたかのように見えるサイトは……? 多分多重使い魔になるんだろうけど。
 長いシリーズで前シリーズまででは結構急ぎ足の展開が多々見られたけど、どういう着陸をするか、楽しみ。

  アマガミSS+ #1「ユウワク」。好評を受けてのシリーズ続編。今回はオムニバス的に展開された各ヒロインとの「その後」を、前シリーズのヒロイン順とは逆に展開していくらしい。というわけで最初のヒロインは「裏表のない良い人」の絢辻詞。相変わらずの腹黒ぶりだけど、主人公も相変わらずの変態紳士ぶりで安心。
 今回は絢辻がクリスマスイベントにひきつづいて相変わらず内申のため(と称してるけど、責任ある仕事にやりがいを感じてるっぽい)に生徒会長選挙に挑むのだけど、かねてより彼女を一方的にライバル視してる女生徒が対抗してきて、さらに絢辻に対する心理作戦のように主人公を誘惑してきて……という展開。「裏表のない」綾辻さん、なんか怖いんですが。潰されそうなんですが。まさかホラーな展開?

  キルミーベイベー #1「いぬをしのびてさくらさく」。普通の女子高生、折部やすなと、彼女の級友でなぜか殺し屋のソーニャ(と、その他約一名)が繰り広げるほのぼの?学園&放課後シュール系ギャグアニメ?(なのか?)
 第一回はまずまず、という感じなのだけど、びっくりしたのが登場キャラの少なさ。メイン二人に不条理担当の呉織あぎり(と、もう一人隠れキャラ的に没キャラなるのが出てくるらしい。OPには最初から出てるけど。)
 個人的に少ないキャラでやるってのは大変好感。
 あと、EDの変なダンスはとてもツボる。
 って、監督、「初恋限定」の人だったんですね。ちょっとスタイリッシュなあの芸風とまた違ってて、それでちゃんと方向性があって、なかなかすごいです。


2012年02月07日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 時間ジャンプの演出法

 いやガンダムAGEと輪廻のラグランジェの最新話で、主要キャラが知りあってからの期間を短時間で描写するって展開があったのだけど、明暗の差がはっきりと……
 ガンダムAGE、はっきり言ってダメダメですな。簡単に言えば、その時間の間に築いた関係が描けてるかどうかってことで。
 敵の潜入工作員であるゼハートがガンダムの情報を得るためにモビルスーツ部に入部して、その間をイメージ映像ですっとばして、それが悪いという事ではないけど、彼らの関係が近づいたという描写がまるでないのに、最後のほうで一方的にゼハートが主人公たちに気持ちが揺らいでいるという描写がなされてる。唐突過ぎ。
 輪廻のラグランジェの方は、いかにも怪しい謎の人物であるムギナミをまどかが受け入れる一方、ランは警戒心を強めるのだけど、ムギナミはあけすけに自分が敵対する勢力であることを明かした上で、それでも今の生活が楽しいと言い、敵同士になるまでは今を楽しもう、とランに言う。
 ところが、ムギナミは独断で動いており、そのことを彼女が慕っていて行動の原動力でもあった人物・ヴィラジュリオからその独断を冷たく糾弾され、切り捨てられてしまう。
 ヴィラジュリオの言動もどうもできるだけ犠牲なく地球側の降伏を望んでいて、その上でムギナミを戦いや無茶な行動から遠ざけようとしてるふしがある。そもそもムギナミは天然ボケのケはあるけど、身体能力が高く目端は効くので、彼女を役立たず呼ばわりするのは、最初から彼女を戦場から遠ざけてたとしか思えないし。
 そして、ヴィラジュリオはかつてランと親しい仲だった、というところで、登場人物同士の相関と、その間の因縁を一気に構築してしまっている。ムギナミに不信感と反感を抱いているランも、かつて慕っていながら今は仇敵となった相手に快く思っていなかったムギナミが同様に冷たく切り捨てられ、単に反抗的でいるだけとは思えない。
 あと、今回漫画版のキーパーソンである「ユリカノ」の名がはっきりと登場。漫画版にランも出たし。っつーか敵側の「イゾ」が漫画版の主人公だと今まで気づかなった。かなり不覚。どうもこの「ユリカノ姫」がどうなったのか、ってのが一つの鍵であるみたいなのだけど。
 と、漫画版とのリンクの話は脱線。AGEの方は脚本・演出的な人間関係の「ギャップ」を「製作者の都合の良いように視聴者が埋めろ!」と「強いて」いるのに対し、ラグランジェの方は「描かれなかった時間の間でムギナミがランに歩み寄ろうと努力してた」という描写に使い、そしてその上で一気にキャラの関係図を構築してしまった。これはもろに巧拙の差が出た例だと思う。


2012年02月08日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回その6

  スイートプリキュア 。諸悪の根源であるノイズを倒したものの、ハミィはノイズを倒すためノイズの中に飛び込んだ後遺症で意識を取り戻さないまま。世界を幸せにする幸福のメロディを歌うのはハミィでなくては。そう決意したプリキュア四人はハミィの目覚めを待つのだが……
 シリーズ最終回。プリキュアの中では王道と言うより絡め手の展開ではあっけど、敵味方の境界が曖昧になりつつも「ノイズ」という存在できっちりその差別をつけてたので混乱することもなく、娯楽作としてまとまって楽しめました。
 とは言え、最初に正体不明のキュアミューズが出てきて、エレンが敵方からプリキュアになって、と展開の意外性で引っ張りすぎた割に主人公たちの動機面がそれを支えるほどではなかった感は否めず、展開の意外性に頼りすぎたかなぁ、という感じはします。マイナートリオとか、楽しかったことは楽しかったですが。
 とりあえず、もうみんな許してやれよな?

  ダンボール戦機 。え〜っと、なんかもう、いろいろアレで。風呂敷を広げてはいるんだけど、広げ方が下手なのでたたむ以前の問題です。それでも、逆にそれに頭を麻痺させてロボットバトルだけを眺めるだけなら流し見出来るんですが。
 商品展開やメディアミックス(宣伝)という点ではよく考えられてるなぁと感心できるんですが、アニメ単体としては志のないアニメだなぁ、という評価です。おもちゃを売りたい、以外に伝えたいもののない番組ですね。ガンダムAGEも多分その文脈なんだと思いますが。


2012年02月09日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] コメントするほどのことではないんですが

  民主が“爆笑”人事!鳩山が外交、菅がエネルギー担当の噴飯zakzak )。いや、消費税増税などをめぐっての党内の反発勢力対応のため、各派閥を取り込もうとしての人事、ってのはあからさまなんでわかるんですが、よりによってこの布陣ですか。普天間基地問題をこじらすだけこじらせた前々首相と、原発事故の初期対応でミスしまくった挙句、その後のエネルギー問題でも周りを困惑させるだけで屁にもならなかった前首相を登用ですか。どう見ても「ミスマッチ」どころの話じゃないですわな。
 民主のド素人内閣ではまあ大体がどれも最悪かそれに近いものかと思ってたんですが、想像の少し斜め上を行ってましたな。どれだけ最悪に挑むつもりなんだろうなぁ、このアホ内閣は。

 と、もはややってることが政局以外のなにものでもないしその政局の目的が一部官僚にいいように丸め込まれての増税やらTPPやらで、野田総理の志の欠如、というか、民主党自体の志と能力の欠如がいい加減アホにもわかってもいい頃だとは思いますが、いいかげん みのもんた与良正男 やらは、口を開く前に死んだ方がいいと思います。反省もしない、責任ある立場から身も退かない、うわついた戯言ばかりを口にしてふんぞり返ってる。まあ、そんな連中の戯言に耳を貸した連中も死ぬほど反省した方がいいですがな。


2012年02月11日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] プリズム#44と夏目友人帳肆#6

  プリティリズム #44「スイート&ビターバレンタイン」。少女向けアニメでは定番のバレンタインデーネタに、オーロラライジングを絡めての話。跳ぶことすらそもそもほとんど不可能で、唯一跳んだそなたはオーロラライジングに心を囚われ、家族離散になった曰くつきのジャンプ。その実現のためにりずむはケイの指導を受け、バレンタインで浮ついた心を「すべてを捨てろ」と迫られ、あいらもまた、阿世知社長と共に許可を受けに行くのだが、そなたの顛末を間近で知っているあいらの母から猛反対を受ける。
 甘いバレンタインのはずが、オーロラライジングという高い壁に挑むという決意のため、それぞれビターな現実に直面することに。
 しかしパパさん、いっつも親バカぶりばかりの役どころだけど、今回子どもを信じる親の覚悟を見せたと思ったら、オチがそれとは……そりゃまあ、他が関係者で特に説明なしでも話が通じてたから、阿世知社長の説明不足って言えばそうなんだけど……
 ところで第二期の放映も決定したようで。韓国キャラが絡むのはいいんですが、無理矢理韓流呼ばわりしなくても……いろんな宣伝費やらマーケティングやらの費用(いわゆるステマやヤラセも含めてだけど、それは日本でも普通にあるので特に言及しないということで)を考慮すると、正直、「鳴かず飛ばず」に等しいかと。安価なコンテンツ供給元というポジションも、そろそろキツイかもしれません。つか、ブランディングの失敗……

  夏目友人帳 肆 #6「人と妖の間(はざま)で」。級友たちと祭りに行った際、あやかしものに魅入られてしまい、ビンの中に閉じ込められてしまった夏目。持ち主でなければ空けられないため、ニャンコ先生(斑)が夏目に化け、手がかりを聞いてまわるのだが……
 前回が夏目が周りから奇異の目で見られ「どう見られてもいい」という態度だった時代の話なので、周りからどう思われるかを気にする夏目の姿は、わりと成長、と見ていいのかなぁ、と。
 しかしニャンコ先生、わざとやってからかってるというより、本気で対人関係がらみ、やる気ゼロだなぁ。つか、そのまま笹だとどうにかなってしまえば良かったのに!


2012年02月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#50とフォーゼ#22

  ゴーカイジャー #50「決戦の日」。ついに押し寄せたザンギャックの大艦隊。ゴーカイジャーたちは三十五大戦隊の大いなる力を駆使して迎え撃つが、無尽蔵に現れる敵についに力尽き、ガレオンも大きなダメージを負ってしまう。しかもザンギャックはいたぶるように翌日の総攻撃を宣言。もはや銀河最大のお宝を使い、戦隊の存在と引換にザンギャックのない世界にしてしまうしかないのか、そう悩むゴーカイジャーたちだったが……

 ゴーカイジャーたちは戦隊の存在を消さないため、自分たちの力でザンギャックを倒そうとするが、やはり圧倒的戦力差はいかんともしがたく、これまでの大いなる力その他(メガレンジャーとかは初お目見えだよなぁ)を総動員してもかなわない。(まだ出てないのがあるけど)
 しかし敗走しつつザンギャックの手から人々を助けるゴーカイジャーたちの前に、かつて戦隊と共にあり、その勇気を信じる人々の姿が……天知博士や山崎由佳などの過去作のレギュラーだけではなく、ゴーカイジャーでかつて出てきたゲストも再登場。二話でゴーカイジャーからレンジャーキーを取り返そうとした子も、自分の力で抵抗する姿を見せている。
 しかし、ガイはジュウレンジャーのマンモスレンジャー・ゴウシと遭遇。自分たちが消えても地球をすくってくれと言われ、苦渋の決断を仲間に告げる。レンジャーマニアのガイのことだから、余計に辛いわなぁ。
 その決断に対するマーベラス達の答えは「スーパー戦隊は地球にとって必要だ」というもの。ガイも納得した上で、「宇宙最大のお宝」を破壊してしまう。
 まあ、あとは改めて戦隊としての覚悟の名乗りを上げた上でのクライマックス。つってもこの戦力差、どういうご都合主義で蹴りをつけるのか。最終回はアカレンジャーがゲスト出演らしい。残る大いなる力も出てくるか?


  仮面ライダーフォーゼ #22「馬・脚・一・蹴」。ペガサスゾディアーツの正体は宇津木先生? フォーゼが攻撃をためらった隙にペガサスはヴァルゴの力を借り逃走、メテオが脇腹に強烈な一撃を喰らわせるが、取り逃がしてしまう。
 宇津木先生からスイッチを取り上げなくてはと弦太郎は再び宇津木の通うジムへ。そこでスイッチを手放すように迫るも、宇津木は知らぬ素振り。だが落研の部長鬼島から聞いたごまかすときの仕草をするのを見て、宇津木がペガサスだと確信し、スイッチを手放させようとして何故かスパーリングすることに。しかし、素人の弦太郎は手も足も出ずノックダウン。しかし弦太郎は諦めず、キックボクシング一本で行くかどうか迷う宇津木に、「明日の放課後俺が進路指導してやる!」と呼び出す。
 同じ頃、ペガサスの正体を探っていた流星は邪魔者を排除しようとするヴァルゴと遭遇、必殺技の通じないヴァルゴに驚愕するが、ヴァルゴはなぜかそのまま姿を消す。その際の一言が流星にはどこか引っかかり……
 翌日、弦太郎の進路指導に迷いながらも足を向ける宇津木。そこにはフォーゼに変身した弦太郎が……面食らう宇津木に「タイマンを張ってお前の悩みを全部受け入れてやる!」とゾディアーツに変身するよう、スイッチを出せと迫るが、宇津木がカバンの中から出したのは彼女が壊した火災報知機のスイッチ。宇津木はペガサスゾディアーツではなかったのだ。
 一方でラビットハッチで流星は、大文字の一言をきっかけにペガサスの本当の正体に思い当たる。

 ペガサス編後編。宇津木がその正体だと思った弦太郎は彼女に真正面からぶつかっていき、それは勘違いではあったのだけど結果としてキックの道と教師の仕事の間で迷う彼女の悩みを晴らす。「2つの道を進んでいけば、そのうち一つの道になることもあるかもしれない」。その一言で二足のわらじを履くことを決意するのだけど、それって開き直り? いやまあ、人生には開き直りも大事だけど。結果として教師の自覚が芽生えたからいいのか。
 そして、ペガサスの本当の正体は落研の鬼島。愛想笑顔を浮かべたその裏には、ちょっと不快を感じた相手を陥れて喜ぶ、捻くれた性格が潜んでいた。鬼島がスイッチャーだと知って何気にJKがショックを受けてるのが、結構JKもいいやつになってきたなぁという感じ。
 他人の仕草動作を盗むのが得意なペガサスが、宇津木から盗んだキックに苦しめられるフォーゼだったが、宇津木の実地指導でニセモノのキックを凌駕、リミットブレイクでペガサスを倒す。
 が、最輝星も輝かなかったのに、なぜかラストワンを超え、鬼島はキャンサーゾディアーツに……より歪んだ欲望を持つ者がホロスコープスの素質があるってこと?
 新たな強敵の出現に驚愕するライダー部だけど、宇津木は学校に残りキックボクシング部を立ち上げるとやる気を見せる。弦太郎たちの担任だし、レギュラーになって弦太郎を鍛えてフォーゼもパワーアップ?(その前に弦太郎が持たなさそう)


2012年02月13日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンガード#58とラグランジェ#6とスマイルプリキュア#1,2

  カードファイト!!ヴァンガード #58「激突!オーバーロード」。レンがサイクオリアの力に飲まれるままにしてしまった後悔を、レンを打ち倒し目覚めさせる決意に換えて勝負に挑んだ櫂。サイクオリアにより勝負の展開のイメージを掴んでいるレンにやはり苦戦するのだが、この日のために取っておいたとっておきの奥の手「オーバーロード」への「クロスライド」を発動させ、レンを追い詰める。

 全国大会決勝戦を目前にして、櫂が自分の使命とばかりにレンに挑む。いかにも噛ませ犬のタイミングなんですが……いや、ここで勝っちゃうとアイチの出番、ないしねえ……
 とは言え、櫂もただの噛ませ犬ではない。とっておきの「クロスライド」により最強の手札ドラゴニックオーバーロードを更に強化させる。それのみではなく、そのスキルにより、同じ手札を捨てることにより再度攻撃可能という手段でレンを追い詰めたかに見えたのだが……
 そうは問屋が卸さないのはそうなんだけど、レンもまた、同じく「クロスライド」を繰り出し、やはり同じく同じ手札を捨てることにより発動するスキルを出す。それが、攻撃力追加とトリガーチェックの追加……それがなければガードで防げたのみならず、一度のヒールトリガーで何とかしのげたはずの展開が、櫂は無念の敗退。最後まで二度のヒールトリガーを信じていたものの、うなだれるのは、鍛えて強くなったはずの自分ですらレンを止められなかったことだろうか。つか、テツ、ちゃっかり自分が二人と同レベルの視点でナレーション入れてるし。
 その後の展開でレンにクロスライドのカードを渡したのがウルトラレアのスイコであることが明かされ、そして、二人の対決を見ていたアイチにもレンと同じく「光と闇のカード」の選択を迫る。
 レンは迷いなく闇のカードを選んだけど、アイチはサイクオリアを発動させ、また暴走モードとは言わないまでもトランス状態っぽいような……でも、サイクオリア自体を否定してはいないものの、自身の強さなしにサイクオリアに頼れば力に飲まれてしまう、と悟ったアイチが、どっちかのカードを選ぶものなんだろうか?
 それと第二期が決まったようで、目出度いです。カードは買わないけど。


  輪廻のラグランジェ #6「風邪と水と火と鴨川と」。宇宙海賊「キッス」首領のヴィラジュリオによる最後通告がなされるが、まどかはそれよりもヴィラジュリオがムギナミの想いを踏みにじったことに怒り、出撃を催促する。まどかの言い分はともかく地球側としても感化できない敵対行為と判断した田所司令は翌朝払暁を前にしての先制攻撃を計画、ウォクス・オウラとウォクス・リンファの二機でキッスを迎え撃とうとするのだが、圧倒的大軍を前にウォクス二機も苦戦を強いられる。しかし、ウォクス・イグニスのメモリアを持つモイドが意気消沈のムギナミに近づき、甘言をもってヴィラジュリオへの憎悪を煽る行動に出る。

 なんかいきなり最終決戦。その割にはなんか栄養ドリンクでみんなおちゃらけるわ、いつも叩き上げのキャリアウーマン然としてる渡部艦長もなんかギャグかましてるし。いかにもアニメキャラ配置のメインキャラの中で、渡部艦長は微妙に現実感を醸しだす大事な要員なのに……
 とりあえずまどかはムギナミの気持ちを踏みにじったヴィラジュリオを許せない気持ちから行動。ランも、昔の自分を重ねたのかヴィラジュリオへの怒りをかきたたせ、ムギナミを心配するが、そのムギナミにはモイドが接近、ウォクス・イグニスを駆らせて戦力にさせようとする。
 けど、ムギナミは天然ボケで処世してるものの、その実は天然ボケを装って自分を守る脆弱さを抱えていた。彼女にとっては「お兄ちゃん」であるヴィラジュリオとの幻想が一番大事で、一度は激情に駆られ倒そうとするものの、いざアウラの攻撃が及ぼうとすると、かばってしまうそしてヴィラジュリオを許せないまどかに対し、「人のためって言ってるけど、結局全部自分のため」と言ってしまう。その一言がまどかの激昂を誘発し、それによりウォクス・リンファは隠された力を発動させる。って、花をばらまくだけかい!
 とは言えモイドも「輪廻が発動したのか」と言ってるし、どうもヴィラジュリオの本当の目的もこの能力だったよう。まあ、なんとも迂遠な策謀と言うか……
 そいでもって次回はいきなり水着回、っつーかプール回? キッスの侵攻とかムギナミのアレコレとかどうなったの?


  スマイルプリキュア #1,2。プリキュアシリーズ最新作。今回は「プリキュア5」以来久々の五人体制というか、戦隊布陣のようで。カラー配置もそれに則ってるけど、今回はあまり奇をてらわない王道の方向性で、ってことなんだろうか? ここんところちと展開で奇をてらうシリーズが続きましたし。
 主人公は活発系のドジっ子ということでキャラ立ちがあまりしないけど、とりあえず必殺技を撃ったら疲れる、というのは笑えたw 必殺技は疲れる、というのが今シリーズの基本設定?
 絵本(お伽話)がモチーフの世界観、というのは、仮面ライダー電王を彷彿とさせるけど……まあ、多分コラボはしませんわな。


2012年02月15日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] まあ、どう考えても実現不可能なんですけどね

  野田首相、維新公約を歓迎=平沼氏「国家観ない」時事 )。
 これだと民主は維新の会と同じ方向性みたいな書き方なんですが、
  地に足が着いているか疑問=「維新の会」公約で―安住財務相Y!hl )。とまあ、牽制したり取り込もうとしたりと政局ばっかで。
 実際、どう考えても実現不可能なことばっかでどう判断していいかわからないんですが、「こういう人しかないで!」みたいなアホなオッサンどもは一度死んだ方がいいと思います。まあ一度死んだら二度と生きられませんが。
 これを鵜呑みにして橋下救世主論を平気で言う方たちはそれはそれでさておいて、「言ってることに現実味がない!」と言う、民主やらなんやらの方たちってのは、どの面下げて言ってるんでしょうね?
 「お前が言うな」すらめどい。この方たちの親に製造責任を問いたいレベルです。本人は完全無能力者ですから。
 「こういうことを言えば有権者は釣れるんだよ!」って道筋をつけた連中がどうこう言っても悪い冗談どころか地獄に落ちろとしか言えませんね。橋下についてはこんなでっち上げぶちあげて何やりたいか読めないので、保留。自分の過去の発言顧みず支持したり批判してる奴らはまず先に地獄に落ちてください。


2012年02月17日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 銀翼のファム#15.5

  銀翼のファム #15.5「Second adjournment」。二回目の総集編。っつーか、「銀翼のファム」じゃなく第一期の総集編じゃん! OP・EDも当時のものに差し替え。2クール分の前シリーズを一話分にまとめてしまうという無茶ぶりだったけど、実は前期ほとんど覚えてなかったので、お陰でちょっとだけなんとなく覚えてました。っつーか前期からたった二年後だったんかい。>銀ファム
 でも相変わらずDVDの売上はあまり……らしいけど、でも、ガンダムAGEと比べてちゃんと政治アニメしてるよなぁ。いや、そのガンダムAGEを基準にすることがそもそも間違ってる気がするけど(でも第二部のモチーフのZガンダムなんて連邦軍の二部隊が内部抗争やってるなんていう政治的なものがわからんと背後で何やられてるかがまるでわからないものだったのに)、でもなんだかんだで民族対立、国家内紛、陰謀、裏切りなんかがちゃんと描かれてて、主人公がステロタイプな真っ直ぐなキャラだけどそれが嫌味になることもなく、むしろ正解のない紛争の中で「グランレースを開催する」という目的を持ち続けてるのが救いになってて、結構面白いと思うのだけど。

[その他] バカ検出器とは言うけども

  “すき家のバイト”が「嘔吐物を鍋に入れた」とツイートし炎上LivedoorNews )。熱が出て吐き気がして、までは本当だろうけど、鍋にリバースはありえんわな。本人は腹いせのつもりだったんだろうけど(実際無理矢理出させられたなら出させたのも問題だし)、なんかこの勢いは「ツイッターでバカやってしまったバカの人生」をことごとく破壊しそうです。もはやネットリテラシーの教育とかそういう問題ではありません! 貴重な天然のおバカさんを保護するためにも、一刻も早く彼らをツイッターやSNSから隔離すべきです!
 ……とか言ってみた。ホントにいつだれに見られるかわからないって意識がないってのが命取りになる時代なんだなぁ。まあ、人のふりして我が振り直せ、で。


2012年02月18日() 旧暦 [n年日記]

[その他] なんかずれてる気もするけど

 同時に、なんか腑に落ちる部分もある気がする。
  岡田斗司夫氏、「東のエデン」を見て疑問を抱く「『エデン』と『まどマギ』、どっちも登場人物の描写が薄く感じるのはなぜ?」オタニュース速報 )。「東のエデン」は主人公の物語と言うより、この閉塞感漂う日本への疑問がメインだったし、「まどかマギカ」は、魔法少女ものに対するちょっと意地の悪いアンチテーゼを突き詰めたもので、時代感だったりメタな視点だったり、「それを楽しむもの」という意識があったので、岡田氏が何故このように腑に落ちないかと言うのか、イマイチピンと来ない。
 でも同時に人物ではなくキャラクターである、という指摘はなるほど、とも思う。まあ、「東のエデン」はテーマを進めるためのコマとして、「まどマギ」は「キャラクター性の追求」という意味合いで、それぞれ違うけど。
 でも、なんでそこでゴッドマーズ? 北斗の拳を比喩にしつつ、比較の対象はゴッドマーズ。ちょっとわけわからない。
 ただ、これはドラマと絡めてあらためて考えるべき話かもしれないと思うと、興味深い。

[アニメ] プリズム#45

  プリティリズム #45「光訪ねてブエノスアイレス」。今回のメインはみおん。母親の因縁を背負ったりずむ、そのりずむの因縁の元を作ってしまった阿世知の意思を受け止めたあいらに対し、みおんは「ただの天才」なので、ザ・因縁ウォーズ的にはかなり立場が弱い……みおんは自分のアイデンティティでもあるブエノスアイレスに行き、両親と再開。でもそれは純の仕組んだ発奮剤で、しかもまだ序盤。つか、みおんがただ一人誕生日が違うことにちょっと落ち込んでた伏線がここに来るとは。
 そのことは一人どこか疎外感を抱いていたのを、あいらとりずむとの繋がりを確信させたのだけど、りずむはMARsとも翼とも関わりも過去も捨て去る決意をしたことを、みおんはまだ知らない。
 って、早速次回りずむとあいらの対決ですか? それって本戦での対決じゃなくて? そもそもみおんはこの対決に絡めるの? なんかもう噛ませ犬役以上では完璧なくなったせれのんコンビはともかくとして。
 アーケードゲームとのタイアップ企画にも関わらずまるで大映ドラマばりの展開ですよ、これ?

[その他] 「はがない」今更全巻読んだ

 いや、コミックとアニメは見たものの、原作を「流行りのラノベに飛びつくなんて!」という意味のわからない見栄も若干あって(いや、それだけじゃないんですよ。それだけじゃ)読んでなかった「僕は友達が少ない」(はがない)を、なんか日常のストレスもあって一気読み。
 キチガイ狂宴のスラップスティックだった序盤が、五巻あたりから主人公を中心とした典型的ハーレムラブコメになり、「いや、そっちの方向性望んでない……」と思ってたら、メインヒロインである(ハズ)三日月夜空がどんどんボロボロになってくのが、結構面白くて。(お前、最悪だな)
 夜空は主人公・小鷹の子供の頃の親友(ただし男の子と思われていた)で、小鷹は気づかなかったものの夜空の方は気づきつつも打ち明けられず、現在絶賛ディスコミュニティ同士なのをいいことに、「友達を作る部活を作る」という名目で誰も入りそうもない部活をでっち上げ、二人きりの空間をつくろうとする。が、誰も入るわけのない意味不明の部活を作ったはずが、次々友達がいない連中が部活に入り、しかも小鷹に好意を寄せる美少女揃い(最初男と思われた幸村も何故か女と判明)。「実は幼馴染でした」という事実で精神的優位性を保っていたものの、周囲はそれでもあからさまな熱烈アタックを仕掛け(小鷹本人のみが気づかない(あるいは気づいてないフリ))、自身の優位性の根拠だった「幼馴染」でさえもライバル?の星奈がそれ以上に幼馴染どころか「許嫁」(と言っても両親同士のその場の勢いの口約束。星奈の父親だけが覚えてて固執してた)だと知り、行動が支離滅裂になりパクリまでしてしまい、仲間内の評価もガタ落ち。しかも、読者の「お前らとっくに友達じゃん」ってツッコミを理科が代弁してしまったことにより、「隣人部」という集まりの前提が崩れる。
 隣人部自体が内輪化してったのはただの流れなのだけど、本気で友人を欲していた者や、成り行き上参加した者もいても、実はホントに隣人部で友達をつくろうとしていなかったのは夜空だというオチで。
 同じツッコミをしても星奈とかは「こんなのあたしの思い描いてた友達じゃない!」とか言いながら「こんなのはナシ! だからホントの友達が出来るまで部活を続ける!」とか言いながら部活を続けようとするだろうし、理科あたりは「まー、そうなっちゃったんだからいいんじゃないですか?」でいいと思うだろうし。夜空と、「友達がいない者同士の集まり」という前提でしか集まれない小鷹だけがそのことで本気でアイデンティティが崩壊するんだけど、小鷹がそのことを自覚してることを認識しちゃったし、夜空は小鷹にこだわるあまり自身も楽しんでる隣人部の集まりに拒絶反応を示してるし。
 世間では「肉」の人気が高いみたいだけど、構造的にどう見ても肉は当て馬ポジションなのだよなぁ。
 なんか最初読者が望んでた方向からずれてる気もしないでもないけど、この展開の続きは気になるから最後までは追ってみる。


2012年02月19日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#52とフォーゼ#23

  ゴーカイジャー #52「さよなら宇宙海賊」。戦隊の力を守るため、自分たちだけの力でザンギャックに立ち向かうことを選んだゴーカイジャー。しかし苦戦する彼らの前に、ナビィがバスコの船フリージョーカーで援軍に駆けつける。
 体勢を立て直し、ジョー、ルカ、ハカセ、アイムたちにダイランドーを任せ、マーベラスはガイと共にフリージョーカーで旗艦ギガントホースを強襲する。

 35番目のスーパー戦隊にして、お祭り企画、堂々の最終回。とは言え、基本は戦隊なんですが。主人公戦隊たちが過去の戦隊の歴史をたどりつつ、戦隊としての自覚に目覚めていくという形で、基本は成長していく戦隊というもの。過去の戦隊もの出演者が多数出演で、ファン的にも満足度が高かったかと。
 とは言え基本は戦隊モノのフォーマット。最後は主役戦隊が力を合わせてボスを倒す、というフォーマットは崩さず、戦隊フォーマットとお祭り企画を上手く組み合わせたかと。
 最後の最後でアカレンジャーも出てきたし。
 ただ、アカレッドはどうなったのかが気になる。あと、結局使われなかった「大いなる力」がなんだったのかが……


   仮面ライダーフォーゼ #23「白・鳥・同・盟」。クラスで、人知れず人々を助けるヒーローのことが噂になりだす。が、それはフォーゼではなくキッグナスと言うらしい。そのキッグナスのコスプレで啓蒙を行う江口の誘いで、キッグナスファンクラブの集会に参加する弦太郎達。流星もそのキッグナスがゾディアーツではないかと疑い、一緒についていく。
 ところがその途中、鬼島が進化したキャンサーが現れ、フォーゼへの借りを返そうと攻撃してくる。強力なハサミと甲羅を持つキャンサーに手も足も出ないフォーゼ。そこへ、白い羽を舞い散らせながら噂のキッグナスが登場。意外な伏兵の登場に、キャンサーは逃走。からくも窮地を抜けだした弦太郎はキッグナスに例を言うが、ダチになろうという彼に「ヒーローは孤独なもの」と拒み、立ち去っていく。
 疑問に思った流星はタチバナに「正義のゾディアーツなどいるのか」と質問するが、タチバナの返事は「愚問」。やはりキッグナスは正義の味方などではない。ならば、キッグナスの目的は?
 流星が疑問に思う内、キッグナスファンの集会に到着した弦太郎達。ところがファン会長のミサは人を人とも思わない罵詈雑言で弦太郎たちにダメだし。それでも見学を許可してもらったが、キッグナスファンの集会とは名ばかり、ミサの支配する自己啓発セミナーのような集会だった。アホの弦太郎とユウキはささやかな善行報告に感動するが、流星は呆れるばかり。そんな中、友子が具合が悪くなり、会場を出ようとするがミサがそれを許そうとしない。「具合の悪い人間に無理強いして善行も何もあるか!」とミさの言葉を歯牙にもかけず友子をつれて会場を出る流星。友子の言うには、会場の雰囲気がかつて所属してた選民意識丸出しのオカルトサークルの閉塞感に似ていて、気分が悪くなったのだという。
 そんな時、再びキッグナスが登場。キッグナスを愚弄したと流星を攻撃しだす。流星は逃げたふりをしてメテオに変身、友子に襲いかかるキッグナスと戦うのだが、キッグナスはこともあろうに友子を楯にする。「俺はフォーゼとは違う」と構わず攻撃しようとするメテオだったが……

 前回ホロスコープスの仲間入りをした鬼島。もはや歪んだ魂を隠そうともせず、水迫校長にも「同等なんだから命令口調はやめてください」と言って放つ。校長、どんどん落ちぶれてく……
 そして今回のゾディアーツは「ヒーロー怪人」。歪んだ正義の味方怪人ってのは最近だとコックローチドーパントやバッタヤミーなんかか。今回のは「ヒーロー扱い」されることが目的で、JKの調査によると人助けの裏で自分に批判的なことを言った生徒を次々に襲っているという。あからさまにファンクラブ会長のミサが怪しいのだけど、次回予告であっさりばらしちゃってるよ……相変わらず怪人の正体バラシに躊躇がない。
 いや、そもそもバレエのチュチュを着て白鳥の湖を踊りながら登場してる時点でちょっと常軌逸してますけどね、ミサ……
 で、そのキッグナス、邪悪な姿がバレてフォーゼと交戦中、「今まで私はお前の分身だった」と意味有りげな言葉を。もしかして、フォーゼの活躍を見て、それに憧れたというか、嫉妬したのがきっかけ? あと、キッグナスに憧れてるにも関わらずささやかな親切もできない江口の挽回の場面はあるのか?
 一方、勘の良さを発揮する友子だけど、流星との絡みが多いなぁ。メテオに仮面ライダーのあるべき姿を説教したのも友子だったし、流星の方も、仮初の仲間のはずが、いつの間にか楯にされて攻撃できなくなってしまってるし。
 今回新登場のスイッチは「ビッグフット」。ただのデカ足かと思ったら、局地的に重力増大させて相手を押しつぶすアイテムだったとは。なんかむちゃくちゃすごくありません? それと比べて大文字さんの出番ときたら……


2012年02月20日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンガード##59とラグランジェ#7とスマプリ#3

  カードファイト!!ヴァンガード #59「頂点の座をかけて」。櫂がレンとの勝負に敗れ行方がしれなくなったまま迎えることになった全国大会決勝。前回は櫂への反発から参加しないまま敗退したことを悔やむカムイは、夜遅くまで起きて構成したデッキでチームAL4の先鋒・テツに挑む。しかし、闘志を燃やすカムイに対し、テツは会場にいない櫂のことしか眼中になく……

 櫂が噛ませ犬になってしまって迎えた決勝。普通に考えて大将戦でアイチとレンが戦うだろうから、カムイかミサキが負けるのだけど、ミサキが前回の因縁がある分、負けるのはカムイっぽいのだけど……(嫌な見方をする視聴者の典型)
 カムイもただでは負けないと思うけど、意地は見せられるのか? あと、アイチも前回スイコに差し出されたカードをどうしたのか。レンはサイクオリア使わずに勝てる相手じゃないし。


  輪廻のラグランジェ#7 「曇り のち 鴨川」。まどかはヴィラジュリオを撃退したものの、彼をかばいまどかに「自分がしたいだけなのに人のためとか言わないで!」と切れたムギナミとの間にしこりを残す。ムギナミの気持ちがわからないと、混乱したり憤るまどかは、逆に心ここにあらずという態度を「ジャージ部魂はどこにやった!」と岩渕先生に叱咤されてしまう。

 予告では水着回でしたが、水着回どころか、マッパ回でした。どこへ行くんだ、この番組。
 それはそうと、前回まどかとの間に大きなわだかまりを残したムギナミ。そのムギナミの過去も明かされ、わざととぼけた態度をとって距離を置いていたのが、本気でぶつかり合う。ムギナミはヴィラジュリオを守りたかった一方でまどかの気持ちが嬉しかったのも事実で、まどかはムギナミのために怒ったのは事実だけど意固地になってムギナミの気持ちをわかろうとしてなかったのも事実。お互い自分の気持ちを素直に認め合い、仲直りし、それに嫉妬したランも加わって夜の海の友情のマッパ大会に。どんな展開だよw
 それにしてもヴィラジュリオの呼び方が限りなくいい加減なまどかだけど、ヴィランジュリオンって……汎用人型決戦兵器ですか?


スマイルプリキュア #3「じゃんけんポン♪でキュアピース」。三人目登場で、まあそれはいいんですが、黄色がいつ「〜でゲソ」とか「ステキステキ!」と言わないか気になって仕方ない。小林ゆう声の凛々しい系先輩プリキュアの登場はいつですか? ホーリーネームは「キュアカオス」で。
 あと、マスコットの口調、なんか引っかかるなぁと思ったら、語尾に「クル」って、クルモンかよ……


2012年02月22日(水) 旧暦 [n年日記]

[映画] 「ドラゴン・タトゥーの女」と「ミレニアムI ドラゴン・タトゥーの女」

 骨太の記事を載せることで知られる経済ジャーナリズム誌「ミレニアム」の看板記者、ミカエル・ブルムクヴィストは窮地に立たされていた。経済界の大物ヴェンネルストレムの不正を暴く記事を書いたのだが、証拠はすべて捏造とされ、名誉毀損の罪で有罪判決を受けたのだ。
 記者としての名声も地に落ち、賠償金により経済的に困窮するばかりか、発行人を務める「ミレニアム」の存続すら危ぶまれる最中、ミカエルの元に富豪一族の当主ヘンリック・ヴァンゲルからの依頼がやってくる。その依頼とは60年前に突如姿を消したヘンリックの姪はリエッタを殺した犯人を突き止めること。
 最初はあまりに怪しげなその依頼を断ろうとするのだが、切羽詰まった状況からやむを得ず引き受けることになる。
 ミカエルが富豪の奇妙な依頼にとりかかる一方で、ヘンリックが彼の身辺調査をする際に雇った調査員リスベット・サランデルは、契約が終了した後も個人的な興味からミカエルのことを調べ続けていた。しかし、精神に障害があるとされていた彼女は、良き理解者でもあった後見人のパルムグレンが脳梗塞で倒れ、新たに貢献になったビュルマンからは社会不適合の危険人物とみなされ威圧的な態度を取られるばかりか、彼女の財産管理を握っているのをいいことに、彼女に性的な行為を強要され続けていた。
 つながりを持ちようのない二人だったが、ハリエット殺しの調査が進むうちに、二人の運命は一本に収束していく。
 本国スウェーデンを始めとしてベストセラーとなったミステリーシリーズ「ミレニアム」の第一部「ドラゴン・タトゥーの女」の映画化。って、なんで二本あるのかって? 今上映中のものは ハリウッドリメイク で、もう一本、それより先に スウェーデンで映画化されたもの があるから。
 原作がそもそも上下巻の長編なので二時間半とは言えども尺が足らず、原作をかなり端折っているのだけど、その端折り方がそれぞれ違う。若干のアレンジはあるけど、原作に忠実なのは意外にもハリウッド版の方。ミカエルが禁固刑も受けたことがないことと、若干の違い以外、原作の展開を忠実に踏襲している。ただ、原作で描写されてた心理描写や周辺状況はばっさり切ってしまっているので、テンポと洗練されたスタイルで魅せる、という感じ。
 スウェーデン版は、ハリウッド版で端折った部分を拾っている一方で、展開の方に改変が加えられてる部分が多い。ハリエット失踪の手がかりに気づくきっかけが、ハリウッド版では原作通りミカエルの娘なのだけど、スウェーデン版はミカエルのPCをクラッキングしてリスベットが気づく、という展開になっている。概ねの展開までは変わらないのだけど、ハリウッド版でそぎ落とされた分が拾われている反面、原作で熱を入れて語られていた展開が逆に端折られたりする。でも展開重視なハリウッド版に対し、キャラクター同士の絡みや背景を重視したスウェーデン版、と見ることも出来る。特にスウェーデン版ではリスベットが「女を虐げる者への強い怒りを抱くこと」、そしてその原因となったものを匂わせる描写が残されており、よりリスベットに感情移入を訴えるものとなっている。ハリウッド版はよりエキセントリックなんだけど、最後のシーンを残していてよりリスベットの恋愛感情よりになっている。
 まあ、原作の意図を汲むなら改変があってもスウェーデン版なんだけど、やはりハリウッド流に洗練されたフィンチャーの映像も強い。つか、何より「移民の歌」が卑怯だ。あれ流れたらなんでもオサレになってしまうやん!


2012年02月24日(金) 旧暦 [n年日記]

[映画] TIME/タイム

 技術の発達により人間の老化が止められるようになった未来。人々は25歳から年を取ることがなくなったが、そのかわり、全ての通貨が「時間」になり、労働の賃金も余命で支払われ、買い物などの支払いも、全てが時間のやりとりで行われる世界になってしまっていた。
 数日の余命をやりくりして生きている者ばかりのスラム地区に暮らす青年ウィルは、ある日なぜかそのスラムに迷い込んだ上流階級の男がギャングに時間を奪われそうになるのを、助ける。しかし、男はあまりに長すぎる時間に人生の意味を見失い、ただただ時間を浪費するためにスラム地区にやってきたのだった。「自分だったら、残り時間なんて見ない」と言うウィルの答えを気に入り、百年もの余命を与え、自ら時間切れになる男。突然大金に等しい時間を与えられたウィルは、友人や母に時間を分け与えようとするが、母親は突然行われた値上げ政策のせいで、ウィルの目の前で時間切れになってしまう。最愛の存在を失ったウィルは、男が最後に残した「連中はスラムの人々の時間を奪っている」という言葉から、貧しい人々から奪われた時間を取り戻すために富める人々の集まる「ニュー・グリニッチ」へと向かう。
 「ディストピアSFを見てたと思ったら、『俺たちに明日はない』になってた。何を言ってるかわからないと思うが(以下略」
 25歳で老化が止まる代わり、その時点で1年の余命となり、時間を「稼ぐ」ことをしないと死ぬのを待つばかりの社会。全ての通貨が時間になり、買い物や支払いも全部時間。貧しい人々は一日程度の余命を稼ぐのがやっとで、その日を生き抜くのが精一杯という見た目に分かりやすすぎる格差社会になっている。っつーか誰だよ、こんな社会システム構築したのはw
 しかし、一見平等なシステムももともと持てる者は貧しい人々から時間を吸い上げ続け、貧しい人間はどうあがいてもそこから抜けだせず死ぬのを待つばかりという社会は、わかりやすい現代社会の寓意となっている。
 が、そこから何故か話はボニー&クライドへ……何度も「あともう少しで余命がなくなる!」って事態に陥るんで、「俺たちに明日はない」ってのは間違ってないんですが。
 「時間の浪費」とか「時間泥棒」とか、なんかそのまんまのシーンが出てきて、現代社会の皮肉と見ると面白いですが、SFとしての整合性はあまり考えてはいけません。
 キャラクターとしては体制を維持する立場で、役目以上にウィルの逮捕に執念を燃やす時間管理局レオンが一番面白かったです。


2012年02月26日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 特命戦隊ゴーバスターズ#1とフォーゼ#24

  特命戦隊ゴーバスターズ #1「特命戦隊、集結せよ!」。人々の営みを支えるエネルギー「エネトロン」を狙い、未知の存在「ヴァグラス」が襲い来る。しかし十三年前ヴァグラスの襲撃を受けていた人類は、それに対抗する若者たちからなる特命戦隊「ゴーバスターズ」を結成、備えていた。初めての出動で善戦するバスターブルーとバスターイエロー。だが訓練とは勝手が違う実践に、危機に陥ってしまう。その彼らの元へ、もう一人のメンバーが駆けつけようとしていた。

 35周年記念のゴーカイジャーを終え、新たに始まったスーパー戦隊シリーズ。過去の戦隊のおさらいの後の新シリーズは、なんともこれまでの戦隊とはかなり大胆なイメチェン。第一話のパターンとしては「遅れて来たレッド」なのだけど、各メンバーに相棒のアンドロイドがいて、バックアップの組織がかなりしっかり描かれていて、さらに等身大と巨大メカ戦が同時に描かれるというもの。特に最後のは、怪人戦の後巨大化して巨大ロボ戦というデンジマン以降のお約束を覆し、人間のシーンの背景で巨大ロボが映るという構図を多用している。これは今までの戦隊ではなかったもの。戦隊名もこれまでのパターンになかったものだし。
 印象としてはまるでメタルヒーローかエクシードラフトとかの系統なのだけど、それでもちゃんと戦隊ものの特徴は踏襲している。お約束破りというより、新解釈というところか。個人的にはスピード感のある戦闘シーンが非常によろしかったです。時代劇の殺陣の系譜とはまた違うけど、意欲的でこれはこれで。
 あと、グラビアアイドルの吉木りさを初めてちゃんと見た。


  仮面ライダーフォーゼ #24「英・雄・願・望」。歪んだ英雄願望を晒したキッグナスの正体を探る仮面ライダー部。弦太郎たちはファンクラブ会長のミサが怪しいと睨み、直接会に乗り込んで問いただそうとする。かたや自分を助けてくれたメテオを傷つけたことに怒る友子は、自分を置いて逃げた罰と流星を振り回しキッグナス出現現場を回りインスピレーションで正体を知ろうとする。
 弦太郎たちの方は、ミサを詰問するが空振り。ミサは単にキッグナス信仰が過剰にすぎるただの一般人だった。しかし、友子たちの方はたまたまキッグナスの正体に関わる重大な現場に出くわしてしまう。

 はくちょう座のことを「キッグナス」なんて言わないよなぁ、と思ったら、「キグナス」と「キック・アス」をかけていたとは……気づかんわ、そんなんw
 で、しかもネタが明かされてみれば、元ネタはキック・アスじゃなくファイトクラブ……
 キッグナスの正体は、キッグナスファンの江口。江口は特殊なスイッチャーで、自分への不満からもう一つの人格を生み出し、キッグナスとして活動してる間はまったくその自覚がなく、「第三者としてその現場を見ていた」という記憶を生み出していた。
 一人芝居してるシーンは、まるっきりファイトクラブやん。怪我してるところまで一緒……映画のネタバラシでスマソ。そして予告の釣りに引っかかってごめんなさい。つか、他にも「ブラック・スワン」とかもあるよな。
 フォーゼの戦いをたまたま見た彼はヒーローに憧れ、それが原因でコンプレックスも相まってスイッチを手に入れたことで無意識の暴走を生み出してしまった江口。その彼を救うにはスイッチを取り上げるだけではダメだと、弦太郎が江口の心を救う案を出すのだけど……弦太郎、基本的に小芝居好きだよなぁ。しかも、今回はライダー部の面々もノリノリ。お前ら、キャラ変わりすぎだろう。
 でもその小芝居のお陰で、勇気を出せた江口はキッグナスを否定。自らの意思でスイッチを捨てようとするのだが、そこにキャンサーが邪魔に入り、ミサたちの手により無理やり変身させられてしまう。
 完全に人格を乗っ取られキッグナスは邪悪な人格を全開。フォーゼたちを倒そうとするばかりか、ミサたちすら人質に取ってなりふり構わず「唯一のヒーロー」であろうとする。
 そこを新スイッチ「エアロ」を使い危機を回避するフォーゼだけど、またもやキャンサーが邪魔に入る。そこからはリベンジに燃えるメテオVSキグナス、フォーゼVS邪魔に入ったキャンサーという珍しいパターンに。メテオとキグナスはあっさり片が付くのだけど、キャンサー戦はこれまで装甲とハサミの切れ味に苦しめられてたのに、あっさりと対策できてしまったような。もしかして校長より先にキャンサーが退場するか? 理事長も最悪スイッチさえあれば、ホロスコープスたち本人は必要なさそうだし。
 それにしてもこのエピソードは映画ネタが多かったなぁ。友子も残留思念コンタクトを「本当にそんな能力が?」と流星に言われ「いえ、ただのフィーリングです」と返してしまうネタキャラぶり。しかも自分がネタキャラだと自覚してるよな、アレ。
 次回はアメリカ学園ドラマ・映画で定番の卒業パーティ「プロム」ネタ。って、美羽と大文字が退場!? そういや卒業シーズンなんだけど……まさか留年で残留、というベタなネタではないよなぁ。あ、でもよく考えたらここって「天ノ川『学園』高校」なんだよな……大学部があるとかいうオチ? それはそれでベタか。
 あと、大文字が美羽への未練全開の回のうえ、再生怪人回でもあるらしい。オリオンゾディアーツは再度のスイッチの誘惑を振り切ったけど、他の元スイッチャーたちはどうなんだ?


2012年02月27日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ラグランジェ#8

  輪廻のラグランジェ は、三人娘が結束した矢先に組織のボス登場。今時ありがちなロリ会長なのだけど、会長そのものではなく、祖父の代理人なのはさすがのバランス感覚と言う感じ。つか、ロリ会長の中の人、イカの人じゃなイカ! ついに世界侵略に成功したでゲソね!(ねーよ) ま、順当に行けば黄色なだけにキュアピースなんだろうけど、そっちはあえて無視で。
 今回は世界設定の説明でもあり、ランたちはかつて地球で栄え、滅びた文明の地球外脱出組の末裔ということが明らかに。つまり、生物には宇宙人ではなくまどかと同じ地球人。そして、現地求人の先祖と同じく見捨てられたウォクスを何故かまた必要としてる、ということらしいのだけど……例のミドリの暴走モードにロリ会長は心当たりがあるらしく、二度とそれをさせないためにまどかの搭乗を禁止する。そのことに反発したランとムギナミがボイコットをするのだけど、ほかならぬまどかが、誰も傷つけないためにもうミドリに乗らない決意を二人に語り、収束。でも、そう単純な話じゃないらしく、ロリ会長じゃキッスとも交渉を行なっていたらしい。結局意見を別にして袂をわかつのだけど、どっちにしてもそれだったらウォクスを破壊すればいいだけの話なのに、そうしないのは暴走を単純に恐れてるわけじゃないってことだよなぁ。
 ところで、少年メイドはあまりに酷い。


2012年02月28日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンガード#60とファイ・ブレイン#21とスマプリ#4

  ヴァンガード #60「将軍の壁」。先鋒戦の後半。テツに対し優勢に戦いを進めるカムイ。前大会のアイチ戦でアイチを敗北に追いやった特殊効果も回避。そんなカムイの戦いぶりにテツもカムイを認めるのだけど、テツはさらに奥の手を出して勝利。予想どおり、カムイ敗退でした。でも、最初カムイのことなど眼中になかったテツもカムイのことを良きファイターだと認め、名前で呼び、そのことにデレるカムイ。ツンデレてどうする。カムイのツンデレ属性が敗因じゃなかろうか……?
 でもこれで展開的にミサキが黒星の可能性が高まり、次回ミサキさん大活躍の予感? 中盤まで苦戦するようならその確率はかなり高いかと。(だからそういう見方やめなさいって)

  ファイ・ブレイン #21「光る涙」。オルペウスの腕輪の影響で、脳容量が食いつぶされていくカイト。その影響で、突然視覚や聴覚に異常をきたしたり、これまで苦手だったネギが食べられたりするようになる。しかしカイトは心配するノノハたちに危険が及ばないように遠ざけようとし続ける。
 それでもカイトの側に居続けようとするノノハだったが、カイトが全部を一人で背負いノノハに礼を言ってPOGの愚者のパズルに移動もうとするのに、自分の無力さから追うことができなくなってしまう。
 カイトと距離を置いてたと思ったキュービックだけど、実は密かにPOGのことを探り、カイトを助けようとしていた。軸川もそれに協力し、ついに腕輪の暴走に自我を失いかけたカイトをキュービックとアナの導きでノノハが救う。
 バラバラになったと思われた「カイトを励ます会」は、カイトと自分たちの違いを痛感しつつも、カイトを助けるために再集結。ギャモンも、なんか考えがありそうな、なさそうな。

  スマイルプリキュア #4「直球勝負!風のキュアマーチ!」。 4人目のプリキュア登場。つか、中の人は数年前は同時間帯でヒロイン役をやってた気がするんですが。もしく友達がいない人? 必殺技は超長距離射撃、もしくはドSないちびり発言? 緑とか青とか、結構クールキャラと思ったけど、このあたりでも必殺技出すとつかれてアヘ顔晒すのか……