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2004年02月21日() 旧暦 [n年日記]

大バカモノ

 ナマモノ系の実験、とくに培養系では「 クリーンベンチ 」ってのを使うんですよ。滅菌されたコンパートメントの中で、消毒した機材や手を突っ込んで作業をするんですが、うちではその消毒に75%アルコールを使うんです。なんで75%かって言うとアルコールって実は濃度によって殺菌能力が違っていて、一番殺菌作用が高いのが70%強くらいだと言われているから。まあ、それはともかく、クリーンベンチの中に手を突っ込む前にアルコールを吹きつけて消毒する、ってことなんす。
 もうひとつ説明しとくと、クリーンベンチの中にはガスバーナーが置いてあります。何に使うかと言うと、ピンセット等の器具や、密封容器の開閉時の消毒に使うんです。
 で、今日クリーンベンチの外からスピッツ管(スクリューキャップのプラスチック製試験管のようなもの)を手といっしょに消毒して、開ける前にいつもどおりガスバーナーに開閉口周辺をかざしてあけようとしたんです……ふと気付くと熱い。「これはひょっとして、スピッツ管のキャップ周りに巻いたフィルムに火がついたか!?」と慌てて手を離したんですが、それでも熱い。なんでや! と手を振ったりしてようやく熱さが引いて……どうも、スピッツ管に吹いたアルコールに引火、そのまま生乾きだった手のアルコールにも引火、ということだったようです。アルコールの火は目で見て分からんからたちが悪い。つか、迂闊だったこっちが悪いんだけど。大火傷ってことはないけど、手のあちこちに火傷して、ひりひりしてます。いっときは痛くって脂汗だらだらだったけど、抗生物質入り軟膏を塗ってようやくマシになってきた。

 知人がよく言う言葉で、(半ば冗談で)「世界の半分は我々のもの」ってのがあったりする。どういう意味かというと、全世界の総生産の半分がG8参加国で占められているということ。まあ、ある意味数字遊びっぽくはあるのだけど、同じような数字遊びで「日本がアメリカの51番目の州になった場合」というのがある。日本と米国を比較した場合 人口は45% (合併後は全米人口の30%)、 国民総生産は47% (合併後は全米総生産の31%)、 保有する米国債は40兆円 。え〜、余裕で米国を乗っ取れそうなんですけど……まあ、これはあくまで数字遊びなのだけども。
  /.JPこの投稿 で知って、 VOICEのデモ をダウンロードしてみる。ちょっと慣れると、配置くらいはすぐにわかる。慣れれば形とかも聞き分けられるのだろう。単純なアイデアなのだけど、わりとびっくり。
 以下メモ。
  各国国歌歌詞、原文と訳文 。「君が代」って無茶苦茶平和な内容なんだよなぁ(他国の物騒さと比べて)。
  RagnarokOnlineプロモーションムービー (avi, 24MB)。
  ポーチドエッグのレシピ簡単なポーチドエッグの作り方


2004年02月22日() 旧暦 [n年日記]

カレーが食いたい

 なぜか今日はカレーが食いたくなった。けど、自分で作るには時間がないし、なにより一人分作るってのは無理。近くのインドカレー屋はディナーはちょっと高いし(そんな高いわけじゃないけど)、CoCoイチ、ましてや吉牛に行く気もない。おまけに雨が降り出したので遠出しにくい。仕方なく、レトルトのカレーを買ってきてちょっと手を加えて食う。レトルトのカレーでも手を加えると結構いけるのだけど、でも物足りないよなぁ。ちゃんとしたカレーが食いたい。
 未読だった カエアンの聖衣/バリントン・J・ベイリー 読了。ワイドスクリーンバロックSFの代表作。多分下手なSFだと「外見に寄って自己同一性が云々」とともすれば陳腐な話になるのだと思うけども、これはそんなものはどこ吹く風、アイデアのごった煮でしかもちゃんとまとまってる。荒唐無稽なSFを楽しみたいならお薦め。
 夕べ、なぜか刑事ドラマの話をしていて、ふと「特捜最前線」のエンディング「 私だけの十字架 」を歌っていたチリアーノってどんな人だ? と気になって検索。 恐怖の追跡 バンド・アーティスト部門 で「イタリアの音大教授」であることが判明。その他「もともと番組用に作られた曲ではないが、作曲担当の木下氏宅にスタッフが訪れた際、木下夫人が『うちの人に作れる最高のものはこれです』と示されたのが『私だけの十字架』だった」とか……それにしても、クロード・チアリと勘違いしてた人って、やっぱり多かったんだなぁ。ファウスト・チリアーノ氏は一度115話「 チリアーノを歌う悪女 」でゲスト出演していたそうな。かすかに記憶はあるけど、どんな話か覚えてねえ。
  デカレンジャー は、重機っぽい巨大ロボ合体が結構好み。つか、巨大ロボで横っ飛びとかやるとは思ってみませんでしたよ……まあ、この部分は使いまわしのバンクになるのでしょうが。発砲前に上空に向かって威嚇射撃をしてるのが妙に芸が細かいと言うか。ただ、近距離用の武器が剣じゃなくって警棒だったら完 だったのに……あと、弁護士とかナシで簡易裁判で現場で処刑って、連中はワイルド7かなにかデスカ!?
   余談。森は面白かった。宿命は、ちとなぁ……


2004年02月24日(火) 旧暦 [n年日記]

少しはマシになったような

 ここんとこずっと少し欝気味だったのが、ちょっとはマシになった感じ。いったいなにがきっかけで良くなったり悪くなったりするのかわからないのがなぁ……
 ゆで卵のトマト煮のことで、「ポーチドエッグにしてみたら?」というアドバイスを受けて、試してみる。ところがこれが、ポーチドエッグ自体を作るのが難しいんすよ。試したのは「ポーチドエッグにしてからトマトソースに入れて煮込む」「トマトソースにそのまま入れてポーチドエッグにする」。黄身に火を通さないように、ってのは黄身がつぶれるとなんなので、結局火を完全に通しましたが、結果は<前者>白身が完全に黄身からはがれ、分離状態。<後者>まあ、まとも。白身よりは黄身の方が味がしみやすいだろうので、実は黄身だけで煮込んだほうが美味いのかもしれない。ううん。
 新必殺仕置人の#40「愛情無用」、#41「解散無用」を見る。
 「愛情無用」。「寅の会」の仕置人の処刑人「死神」が惚れた女の敵討ちに仕置人を殺してしまう。死神と知らず彼をかくまった「念仏の鉄」のグループのメンバー「正八」はその境遇に同情し、仲間にも内緒でかくまい続けようとする。しかし私怨で仕置人を殺した死神の始末をめぐって鉄のグループと殺された仕置人のグループとが対決することに。
 「解散無用」。鉄のグループの「巳代松」が仕置の現場を町方に取り押さえられ、過酷な取調べを受ける。しかし「寅の会」の元締め「寅」は「寅の会」の解散を告げ、巳代松の件は自分に任せろという。寅は自分一人を犠牲にして、仕置人たちと巳代松を救おうとしていたのだ。だが、唐突な解散に不満を持った仕置人グループが離反して新たな仕置人組織を作ろうとする。解散を待たずして崩壊していく「寅の会」。一方、殺しの現場を押さえられたのに巳代松の罪状が「物取り」なことに不審を抱き、主水は巳代松捕縛の裏を探る。
 プロットとか細かいところは突っ込みどころ満載なのだけど、やっぱ見るものをねじ伏せる演出力、台詞回し等の凄みがある。あと、設定も「寅の会」という複数の仕置人グループ(鉄、主水、巳代松らのグループはこの中の一グループにすぎない)を統括する組織の中で、仕置人グループ同士の抗争や掟破りの処刑があったりと、ケレン味がある。 正八が押す大八車が逃げまどう相手を追い掛け回しながら、大八車に乗った(拷問で廃人同様になった)巳代松とおていが短筒で仕留める とか、むちゃくちゃすぎるものなぁ。個人的には「新仕置人」より「仕置人」の方が好きなのだけど、シリーズ中の最高傑作と言う人もいるほど。ただ、個人的な感覚としては皮肉なことに「新仕置人」を頂点として、情念めいた映像のエネルギーは次第にシリーズから消えていっているように思える。
  アナン国連事務総長、国会演説で自衛隊のイラク派遣を評価朝日 )。 朝日の演説要旨 。 要旨中にある旧敵国条項とは国連憲章の 第107条 のこと。それと関連して 第53条 。戦後が終わった、続いてるとかいうのではなく、単に歴史は断絶することなく続いているだけのこと。良きにつけ、悪しきにつけ。
  誤認逮捕で死亡の男性、警備員を呼んだ女性の方が泥棒?読売中部 )。女性が見つからない以上実際のところは断定できないけど、そうだとしたら本当にひどい話。もちろん殺意があってのことではないだろうけど、でもやりきれない。
P.S.一般的にジャガイモは煮物の場合メークイン系が向いてます。ダンシャク系はマッシュポテトやコロッケ向き。ただ、煮込む前に軽く表面を炒めておくと煮崩れしにくくなります。


2004年02月25日(水) 旧暦 [n年日記]

腹八分目は医者知らず

 ここしばらく昼飯を食ったあと眠気で気持ち悪くって仕方なかったのだけど、昼飯を軽く済ませることでなんとかクリア。しかし、食いすぎが体に悪いのは当然としてもとしても、なんであんなに眠くなるのだろう?
 青マルジャンプにスティールボールラン外伝と特集記事、及び荒木飛呂彦インタビューが掲載されていたので購入。外伝はSBRの主催者・MRスティールがSBRを開催するいきさつの話。ウルトラジャンプに掲載した「変人偏屈列伝」の影響があちこちに嗅ぎ取れる。なかなかいい話でした。特集記事・インタビューの方は
  • 第六部で神父によって一巡した世界の話。ジョジョ第七部と取ってもらってもまったく新しい話と取ってもらってもかまわない。(ただし深読みは不可)
  • ディエゴは石仮面のないこの世界でのディオ自身に相当。ファンサービスもあるがストーリーにも絡む。
  • ジャイロの鉄球は波紋ではないが近い能力。スタンド「のようなもの」も出る。
  • 最初に砂男が追われるところから始めたのは、「舞台が西部劇の時代」とわかるようにするため。
  • ポコロコは悪ではないが強敵になる予定。(幸運強化兵じゃあなぁ)
  • ジョニーはジョジョと呼ばれているらしいが(これもこの世界のジョナサンに相当)、本編じゃ呼ばれるのかなぁ……(第四部以降最初以外呼ばれてないし)
  • 週31Pは話の展開を早くするため。でも充電期間がなくてはやっていけない、とも。(途中で連載休止が入る?)
ってなところ。
 W2K、XPでのスタートアップアプリケーションの削除に難儀して、 INASOFT さんの「いじーるつくーる」を導入。レジストリを直接叩けばいいのかもしれないけど、どのキーかを探すだけだけでも結構手間だものなぁ。
  渡辺謙さん、米映画「バットマン」出演へ 悪の首領役朝日 )。ラーズ・アル・グールって全然知らないんですが。アラビア系が新作で悪役ってのは、あまり深読みしない方がいいのかなぁ。それはそうと、監督が「 メメント 」のクリストファー・ノーランってことは、やっぱり構成の時系列がめちゃくちゃに?
  暇ギャン (暇なギャングの略)。ギャングなのにほのぼのなWeb Comic。暇だからねえ。
  HyperNikkiSystem のリビジョンが上がっていたことにようやく気付き、慌ててアップグレード……したのはいいのだけども、失敗して設定がふっとんでしまった。泣く泣く最初から設定しなおしたのだけど……そのせいで昨日までとはちょっと違ってるところがあります。スイマセン。


2004年02月26日(木) 旧暦 [n年日記]

荒木飛呂彦インタビューの続き

 SBRやジョジョとは関係ない部分で注意を引いた部分。
 青マルジャンプの荒木飛呂彦インタビューにBEAMS TからのTシャツのイラスト依頼のことを語る部分について思うことあり。以下該当部分引用。
最初はね、マンガのキャラクターとは違うイラストっていうオーダーだったんです。「マンガのキャラクターTシャツではないもの」を作りたかったらしいんですよ。でも例えばジョルノではなく新しいキャラクターを作って描いても、僕の絵なんだから結局は同じになったと思うんですよ。だったら『ジョジョ』でもいいだろうって。
それに誰が描いたか、わからない絵は嫌だったっていうことはあります。「マンガのキャラクターだろうが現代アートだろうが同じじゃないかな」って思うし、やっぱり「良いか悪いか」ってところで見てほしいから「僕はこういう絵しか描けません」ってことでジョルノと徐倫になったんですよ。
 過日の 町山智浩氏の日記(2/17) で村上隆氏について触れられていたので連想したのだけど、荒木・村上両氏のスタンスの違いがくっきり出ているように思える。「これが自分の作品であり自分の絵だ」と過去に描いてきた作品群の上に立って断言できる荒木氏、マンガ・アニメという先人たちが築いてきたもののイメージや記号を使っているがそれそのものへのリスペクトも感じさせないし寄与もしていない村上氏 *1 。どちらがよりなにかを生み出しているか、広く深く浸透してるかを考えれば、格の違いは自明であると思える。
*1: 余談。先のリンク先で岡田氏が「叩く側が自分たちと同類かよりか弱い存在ではない一線を越えた存在だと認識されたから、オタクの村上叩きがなりを潜めた」ってなことを言っていたとある。でもどっちかといえば「オタクがアーティストを気取っている」と思っていたのが、自分の興味の外の世界の人間だとしか認識しなくなっただけの気がする。それを一線と呼ぶなら一線かもしれないが、SBR外伝の「サルの毛を剃ったプロモーター」と同じ類だろう。

(-1:余計なツッコミ)

  ○○○○マンガ五十連発 でドカベンの柔道マンガから野球マンガへの転向に触れているけど、たしかもともと同時期に他誌で高校野球ものを書いていて(「男ドアホウ甲子園」でした)、それが終わるまでということで苦肉の策で柔道マンガとしてスタートしたはず。 *2 たぶん「ドカベン」ってタイトルもジャンルを規定しないことも加味して決めたのではないかなぁ。あと、「じみへん」は「地味で変」ってのと、ジミー・ヘンドリックスの略称をかけたのではないかと。
 しかし、四文字タイトルって結構あるものなのだなぁ。
*2: 検索の上、 こちら にて確認。


2004年02月27日(金) 旧暦 [n年日記]

理屈じゃないんです

 俺がハマーだ!と必殺仕置人をデュアルで流しっぱなしにする幸せ。嗚呼。
 それぞれ初見は、「俺がハマーだ!」は高校のとき(田舎では土曜の午後に放映してました)、仕置人は実は何度か再放送を見ていたようなのだけども、それと認識してしっかりと見たのはNHK−BSの再放送で。特に仕置人はその前年に再放送していた仕留人に輪をかけて後期必殺のイメージから逸脱したアウトローっぷり、アナーキーっぷりにしびれてしまい、その後(すべてではないが)多くの必殺シリーズを見返したけども、中でも一番のお気に入り。途中、俗に言う「仕置人事件 *1 」のために明らかなトーンダウンがあるのが残念だけど、それでもおそらくそれまでの、そしてそれからの時代劇の枠にはまらないドラマ作りは、心臓鷲掴みってなものである(心臓つぶしは仕留人の大吉だが)。後のシリーズとはかなりイメージの違う主水をはじめ(最終回、 他のメンバーと一緒に江戸を離れようとした主水 を見たときは目を疑った)、鉄、錠、おきん、半次、天神の小六のメインキャラも殺し屋の枠にはめられて感情や立場が矮小化されてるなんてことはなく、表情や言動が実にダイナミック。悪役もときとして被害者以上にもう一方の主役として、第一話の闇の御前を怪演する大滝秀治 *2 、四話の聖天の政五郎演じる黒沢年男、後の必殺シリーズでもたびたび悪役を演じた五話の岩蔵親分を演じる今井健二など、一癖も二癖もある活躍を見せている。これ見てたら幸せな気分にもなりますって(それもどうかと)。 こちらのサイト に詳細な作品紹介がされてます。まあ、要は仕置人ラヴってことで(ラヴとか言うな)。
 渡辺謙が演じるというバットマン5の「ラーズ・アル・グール」ってどんなキャラかと思って検索したら、 こちら のサイトにて詳しく紹介。う〜ん、眼光と髭はともかく、額の広さが……
 某サイトにて オウム教祖松本(麻原)被告に死刑判決朝日 )を受けて東条英機を引き合いに出し「生きて虜囚の辱めを受けず、なんて言ってたくせに自分は自殺もしなかった」ってなことが書かれてた。「生きて虜囚の云々」は正統だとは思わないし(もっとも、当時の状況を見るとまったく根拠のないものでもないけど)、東条英機を英雄視するつもりもないけど、東条英機が逮捕前に拳銃自殺をはかり、GHQが「東条を殉教者にするな」と必死の治療をほどこし、命を取り留めたというのはわりと一般的に知られた話だと思ったのだけど……

 近況。まわりが困ってしまうくらいいい人ばかりでうれしいのだけども、戸惑い半分。自分がそんな好意を受けるような人物ではないことに、さらに落ち込み。それにふさわしいだけの人間になるのが一番いいのだろうけどね。
*1: ある殺人事件で、仕置人の影響で犯人が殺人をしたと事実無根の報道をされた
*2: 当時は悪役俳優として活躍していた。


2004年02月29日() 旧暦 [n年日記]

熱が出たんでお休み。

 ってことで。 星雲賞非公式ノミネート のみ更新しました。今年も宜しくお願いします。 しかし、星雲賞の候補作、慌てて考えるとあまり思いつかないなぁ。日記にカテゴリわけつけとくようにしとこう。
 あ〜、体温計ったら38度近いよ……