アヤシげなケルト・ミュージックCDリスト

 私、ケルト系の音楽が好きなんですが、そんなこんなで趣味の道を邁進して行くうち、気がつくと趣味を語れる相手がいない、という事態になってしまったんですね。
 で、こうやって私の持ってるCDの中で聞いててちょっとアヤシイものを厳選して見ようというページです。
 と、以前書いたけど、気がついたら私の手持ちのCDリストになってるなぁ、という気もしないでもない。(別にこれが全部じゃないけど)

使用上の注意

total:40
グループ名GROUP
タイトルTITLECODEアヤシイ度オススメ度
カパーケリー(カパケリ)Capercaillie
サイドウォークSidewaulk国内盤MSI-30002★★★☆☆☆☆
ゲットアウトget out海外盤GLCD-3110★★☆☆☆☆
ディリリアムDilirium海外盤GLCD 3108★★☆☆☆
カパケリKapercaillie国内版BVCA-665★★★☆☆☆☆☆
シークレット・ピープルSecret People国内盤BVCA-647★★★☆☆☆☆
ヴォイス・オブ・カパケリVoice of Capercaillie国内盤VICP-5766
トゥ・ザ・ムーンTO THE MOON国内盤VICP-5770★★★★☆☆☆☆
ナイトノイズNIGHTNOISE
シャドウ・オブ・タイムShadow of Time国内盤BVCW-608☆☆☆☆
サムシング・オブ・タイムSOMETHING OF TIME国内盤FHCH-2002★★☆☆☆☆
クラナドclannad
パースト・プレゼントpast present国内盤BVCP-7417★★☆☆☆
バンバ〜ケルトヘの道BANBA国内盤BVCP-841★★★☆☆☆☆
アネム(魂)anam国内盤BVCP-7440★★★☆☆☆☆
フアムfauim国内盤VICP-5769☆☆
ロアーLORE国内盤BVCP-930★★★☆☆☆
妖精の詩〜マジカル・リングMAGICAL RING国内版BVCP-7386☆☆☆
rogha:
the best of clannad
海外版RGA 07863
66978-2
★★★☆☆☆
CLANNAD
the ultimate collection
海外版74321
48674 2
★★★☆☆☆
デュラマンDULAMAN海外版CEFCD 058★★★☆☆
ストーン・エイジstone age
ストーン・エイジstone age国内盤ECSA-6451★★★★★☆☆☆☆
アルタンaltan
ヴォイス・オブ・アルタンvoice of altan国内盤VICP-5644☆☆
レッド・クロウThe Red Crow国内盤GLCD 1109★★☆☆☆
The Best of altan海外盤GLCD 1177★★★☆☆☆
ザ・チーフテンズTHE CHIEFTAINS
アイリッシュ・イヴニングAN IRISH EVENING国内盤BVCF-2515☆☆☆☆
アナザー・カントリーAnother Country国内盤BVCF-1503★★☆☆☆
セレブレーション
〜音楽の饗宴
CELEBRATION国内盤BVCF-2507☆☆☆
オーヴァー・ザ・シー・
トゥ・ザ・スカイ
over the sea to sky国内盤BVCF-1529★★☆☆
ロング・ブラック・ヴェイルThe Long Black Veil国内盤BVCP-782★★★★☆☆☆☆
メアリー・ブラックMary Black
サーカス〜時の交差点〜CIRCUS国内盤MECI-25031☆☆☆
シャインshine国内盤MECI-25074 ☆☆☆
サントラ
父の祈りをIn the Name of Father海外盤314-518 841-2☆☆☆☆☆
ヴァン・モリソンVan Morrion
ヒーリング・ゲームTHE HEALING GAME国内盤POCP-7220/1☆☆☆☆
アイリッシュ・ハートビートIRISH HEARTBEAT海外盤834 496-2★★★☆☆☆
オンヤ・ミノーグAINE MINOGUE
神秘の時間
ザ・ミスト・オブ・タイム
THE MYST OF TIME国内盤VICP-5767★★★☆☆☆
イオナiona
ケルズの書the book of kells国内盤POCY-00905★★★☆☆☆☆
ケイト・ブッシュKATE BUSH
ドリーミングTHE DREAMING海外盤CDP 46361 2★★★★☆☆☆
ハウンド・オブ・ラブHound Of Love海外盤7243 8
57978 2 8
★★★☆☆☆
オムニバス
WBイェイツを唄うNow And In Time To Be国内盤GRACD 219★★★☆☆
sult〜喜びの饗宴sult spirit of the music国内盤TOCP-50224★★★☆☆☆
エメラルドの瞳Emerald Eyes国内盤VICP-5747★★★☆☆☆
深い森のケルト2HEAT OF THE GAELS国内盤FRCP-1013★★★☆☆☆

▼寸評▲
(“”を押せばページのトップに戻ります。)
カパーケリー(カパケリ)
正確な発音は「カパーケィリィ」が近い。私の最も好きなケルトグループの一つ。スコットランドのバンド。カパケリとはハイランドに棲む雷鳥の一種らしい。

サイドウォーク
少し変な名前のこのCDはカパケリのトラッド中心からオリジナルに移行する際の過渡期のもの。カパケリのベストとする人も結構いる。一曲めの“ALASDAIR MHIC CHOLLA GHASDA”はクラナドもカバーしてるケルト伝統のワーキングソング。

ゲットアウト
『出て行け!』と言う意味のアルバム。日本では廃盤予定でやむなく海外に注文。このCDは何と言っても一曲目の“waiting for the wheel to turn”がいい。

ディリリアム
このアルバムは収録されている同名の曲から。『一時的な精神錯乱』を意味している。これも国内になかったので海外注文である。全体的に静かな感じで演奏されてる曲が多い。

シークレット・ピープル
カパケリのスタイルが完全に定着してるアルバム。1曲目「ボナパート」11曲目「ザ・ミラクル・オブ・ビーイング」と14曲目「ブラック・フィールズ」がよい。歌詞カードがないのが残念。

カパケリ
アレンジバージョンを多く含むアルバム。「ディリリアム」のアレンジ「ホェン・ユー・リターン」、「ザ・ミラクル・オブ・ビーイング」のアレンジが出色。

ヴォイス・オブ・カパケリ
カパケリ初期のトラッドバンドの色濃いアルバム。忠実なトラッドというのは実はそれ程好きでない。

トゥ・ザ・ムーン
二曲目“CLAIRE IN HEVEN”と九曲目“GOD'S ALIBI”が特に好み。湿り気を帯びた海風の様なアイルランド・グループの音楽とまた違い非常によろし。

ナイト・ノイズ
グループ名は「こんなのは音楽でない。夜の雑音にすぎない」という意味だそうだが、他のケルトバンドの多くのどれよりもある意味上品な曲を演奏する。

シャドウ・オブ・タイム
遊佐見森もファンだという話。そう言えば曲のイメージが似てる気も…

クラナド
エンヤの姉、モイア・ブレナンなどが参加してることで有名なグループ。エンヤも一時期参加していた。活動開始から25年以上と言うベテランのグループである。個人的にはトラディショナルを中心に活動していた初期よりオリジナル中心の現在の方が好き。

バンバ〜ケルトへの道:
「バンバ」とはアイルランドの古い呼び名の一つ。肌寒さすら感じるような音作りが、結構好きだったりする。


ファム:
実は唯一エンヤの参加したアルバムがこれ。エンヤはその後、音楽の方向性を理由にこのバンドを去る。トラッド色が強く、個人的にはあまり好みでない。


ストーンエイジ
「石器時代」という名のフランスはブルターニュ地方出身のアーティストらによるグループ。名前もなめてるが、歌詞の内容もなめてる。(笑)
しかし非常に心地よいという変ったグループ。
2番目に収録されてる「カロン・マリ」はホンダのセイバーのCMに使用されていた。♪ラッタラレッタ

アルタン
トラディショナルを中心に演奏。しかしその中にもオリジナリティが込められてる。

チーフテンズ
知る人ぞ知るアイルランドの音楽大使。日本で一番有名なアイリッシュ・トラディショナル・バンドの大御所。トラッドに拘らず非常に豊かな音楽性を生み出すその姿には脱帽。

ロング・ブラック・ヴェイル:
このCDに関してはあやしいのは曲が怪しいのではない。出演者が異様にあやしいのだ。なにしろ
ヴァン・モリソンやシンニード・オコナーといったアイルランド系アーティストはもちろん、スティングやローリングストーンズと共演してるのだ! 表題曲の“The Long Black Veil”はミック・ジャガーがあの舌っ足らずな調子で歌ってるし。
アイルランドの公式な音楽大使たる彼らの交友関係、音楽性の広さを実感。ただのジジイどもじゃないぜ!
ちなみに一曲目のスティング歌う“Mo Ghile Mear”(すばやき戦士)は他のアーティストもカヴァーしているトラディショナルの定番の一つ

メアリー・ブラック
近年はケルトっぽさからかなり脱却してしまったらしい。ちょっと残念。

ヴァン・モリソン
あまりケルトっぽくないようで、実はかなりケルトっぽい。この痺れるような歌声は一聴の価値あり。

ヒーリング・ゲーム:
ちょっとトラッドっぽい奴からそうでないのまで。アルバムのタイトルでもある10曲目“THE HEALING GAME”は「ヒーリング・ソング」と呼ばれるケルト・ミュージックの本質をついてる様な歌詞。


アイリッシュ・ハートビート:
チーフタンズと競演。いや、それだけなんだけど。(^^;


オンヤ・ミノーグ:
ヒーリング・ヴォイスの持ち主。エンヤなどの音楽を聴いて「ケルト・ミュージック=神秘的な雰囲気漂う音楽」というイメージを抱いてる人にはお勧めかもしれない。(本当はアイリッシュのトラッドなんかはジグとかの舞曲が多くって神秘的とばかりは限らないんだけど)
ちなみにカイリー・ミノーグとは何の関係もない。


イオナ
わりとクラナドの音楽に似ている。「カパケリ」のカレン・マシスン、「クラナド」のモイア・ブレナンもそうだがこのグループも女性ボーカルのジョアンヌ・ホッグの声が非常に良い。

ケイト・ブッシュ
個人的に「洋楽界のアン・ルイス」と呼びたくなるライオン・ヘアのドハデなおばちゃん。曲調も何というか、かなりキッチュ。でも昔はバリバリのトラディショナルなんかも歌ってたらしい。信じられん…

オムニバス
別にオムニバスという名前のグループではなく、複数のグループの曲からなるアルバム。非常に評価には困るが、適当にピックアップしてアーティストの参考にするには最適かもしれない。

WBイェイツを唄う
日本での発売元レーベルの名前が「オーマガトキ」という、それだけで非常に怪しいアルバム。アイルランドの国民的詩人、W.B.イェイツ(先輩に言わせると「黄金の暁のW.B.イェイツ」だそうだが)の詩をアイルランドの有名アーティストに歌ってもらおうという企画モノ。
私のようなもの好き以外は買わない方が無難かもしれないが、ヴァン・モリソンも参加していたりする。
13トラック目にイェイツ本人による詩の朗読が入っている。(先日は冒頭と書いたが間違い。)

sult〜喜びの饗宴
アイルランドの名プロデューサー、ドーナル・ダニーの企画によるアルバム。トラッドから「これがケルト?」というものまで幅広い。
(このアルバムはドーナル・ダニープロデュースの同名のケルト音楽の一時間番組の既放送分からピックアップしたもの)

父の祈りを:
「ヨシュア・トゥリー」などのU2のボノも曲を提供しているが、そんなことよりまず映画を見て涙せよ! ダニエル・ディ・ルイスとピート・ポスルスウェイトの演技に泣け!
一曲目“IN THE NAME OF FATHER”と十曲目“YOU MADE ME THE THIEF OF YOUR HEART”が良い。七曲目の“WALKING THE CIRCLE”も「あの場面」を思い出して泣ける。
ちなみにBob Marley & the Wailersの“IS THIS LOVE”も入ってたりする。(笑)

「愛さずにはいられない」はUB40でした。何ボケてるんだろ、ワシ。

使用上の注意
・グループ名、タイトルは日本語、原題両方表記しています。日本版で出ていない、あるいはタイトルが不明なものは空欄にしています。
・原題表記は大文字、小文字は特に統一せず、アルバムのジャケットなどに記されている表記にしています。また原題が英語以外でasciiコードに含まれていない文字は、それに近い文字で代用してます。
・「アヤシイ度」は個人的主観に基づくあやしさです。
・「オススメ度」は私個人の好みに準拠してます
・つまりどっちも私の独断と偏見です。参考程度にしかなりません。(^^;
・このサイトの内容により被った被害などの苦情は一切受け付けられません。
 「買ったけどつまらないじゃないか!」
 等と言われても知らぬ存ぜぬを通させていただきます。(^^;;