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2014年06月21日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 烈車戦隊トッキュウジャー#17と仮面ライダー鎧武#34

  烈車戦隊トッキュウジャー #17「雨上がりの空に」。強力になるシャドーラインに対抗し、新しい戦士のための変身アイテムが届くが、肝心の新戦士は不明。そんな時、クライナーロボが来襲。何故か異様に強いクライナーロボにトッキュウオーとディーゼルオーと二体がかりで勝利する。
 しかし激闘のため線路の保守点検で一時停車。作業員がやってきて、その只者ならぬ佇まいに彼こそが六人目ではないかとライトは疑うが、車掌は言下に否定する。車掌によれば、彼は今は改心しているのだが、元シャドーなのだと言う……

 定番の六人目の戦士登場編。前回の引きでは関根勤が変身するみたいなアレだったけど、ちゃんと候補の新キャラが登場。でも、彼は見た目こそ普通の人間だけども元シャドーの怪人。とあるきっかけで改心し、特別にレインボーラインで保守点検員として働くことを許されているのだという。シャドー怪人としての能力で周囲に雨を呼び寄せてしまう能力を持つ彼は、「自分はシャドー怪人として許されないことをした」と言い、それを償うためにレインボーラインで働きながら死に場所を探してると言うのだけど……その許されない罪というのは、「雨天中止」。運動会や遠足、数ある子どもたちのイベントをぶち壊し、その哀しみで闇を生み出してきたというのだけど、ライトもどんな悪事を働いたと思いきや、思ってもみない答えに「それ、本当に闇生み出されてた?」
 無駄に一人シリアスな彼・ザラムだが、彼の改心は本物と信じたライトは「一緒に戦わないか?」と誘う。しかし自分に酔ってるザラムはまったく聞く耳を持たない。しかも、ザラムの旧知らしいシュバルツがトッキュウジャーに襲ってくる。自らの行動になおも迷うザラムに、ライトは、彼は自分の虹を守りたいという気持ちがよく見えていること、それはトッキュウジャーとして大事なイマジネーションなんだと話しかける。
 ライトの言葉を受け入れ覚悟を決めたかのように変身アイテムを受け取ると同時にザラムの周りに降っていた雨が止み、ザラムはトッキュウ6号に変身。オレンジ姿の追加戦士ってめずらしいな。
 でも変身してもまったく武器や能力を活かした戦いをしようとしないのだけど、何か見たことのない烈車の力を使って窮地を脱する。一瞬しか見えなかったけど、紺色の烈車だったような? 変身アイテムもスライド式のスマホみたいな格好。まるで W-ZERO3 みたいだなオイ。
 これで無事六人目? と思いきや、ザラムはやっぱり「まだ死ねないのか」と変身アイテムを返して立ち去ってしまう。変身アイテムがあれば、一応イマジネーションが強い者なら変身できそうだけど、車掌が変身しようとしてチケット君が変身してたしなぁ。
 次回は更にそのザラムの話。元々敵であるザラムが本当に正義の味方になるのか? 

  仮面ライダー鎧武 #34「王の力と王妃復活」。人工クラックの跡を使い、イグドラシルタワーを選挙したレデュエ。それにより外部から孤立した沢芽市の人々はインベスから身を隠すのが精一杯で避難所への移動もままならない。チーム鎧武の面々も拠点のガレージからなかなか打って出ることも出来ない。
 紘汰は裏切られたと思っていた真・斬月の正体が貴虎ではないと鳳蓮に言われ、その正体を訝しむが、今真・斬月になっているのが光実ではないかと直感する戎斗と耀子は、そのことを口に出せずにいた。
 そこへ、当の光実が何食わぬ顔でガレージへと戻ってくる。無事を純粋に喜ぶ紘汰たちだが、一人、冷たい視線を向ける耀子。その耀子に気づいた光実は、内心の動揺を隠し取り繕う。なぜ耀子がここに……凄馬に裏切られたことで彼女自身も彼に見切りをつけ、王となるに相応しい候補を期待し戎斗と行動を共にしていることを説明する耀子。そんな彼女に、光実は自分がレデュエと手を組んだことを明かし、耀子にも仲間になるよう誘いをかける。が、耀子の望むものは力そのものではなく、力を持つに相応しい王の誕生……ただ状況に流され仲間たちも裏切っている光実の誘いを、彼女は哀れみの視線とともに跳ね除ける。
 一方、レデュエはイグドラシルタワーを占拠した真の目的をロシュオに告げる。それは、人間たちの技術を使い王妃をよみがえらせることだった。そもそもロシュオが知恵の実の独占を狙う理由は王妃の復活。それさえ成就すれば知恵の実は必要なくなる……力では敵わないと考えたレデュエのそのための人間界侵攻だった。そしてロシュオの許可を得たレデュエは、なんと人間の世界に向けて自分たちの存在を明かし、宣戦布告とも取れる放送を仕掛ける。

 終盤展開に向けて、いよいよ人間対オーバーロードとの対決……なのだけど、オーバーロード側の組織がどうなってるのか不鮮明なので「段々謎の核心とボスに近づいていってる」って感覚がイマイチ……紘汰の味覚の異常や空腹感の消失も極ロックシードと関連はしてるのだろうけど、サガラが狂言回しなのだけどどうも便利使いすぎて、主人公が何か試練を乗り越え続けてきた、という印象があまり……
 むしろ事態は光実の暴走が中心のような。その光実の暴走も、状況を上手く利用してやろうという行き当たりばったりの結果で、もう本人にも何が大事だったのかわからなくなってるような。
 状況自体はレデュエの放送を見てアーマードライダー達が出撃、大量のインベスに襲われるも鳳蓮が預かったスイカアームズの珍活躍のお陰でこれを撃破。しかしオーバーロードグリンシャの出撃により鎧武たちも苦戦し、さらに紘汰の姉の晶が自分よりも子どもの安全を優先したせいでオーバーロードにさらわれてしまう。そして全世界が宣戦布告を受け沢芽市へのミサイル攻撃を決行。レデュエの目論見を見守るためにロシュオが出張り、ミサイルを消失させてしまう。貴虎はその一部始終を見て圧倒的な力に戦慄するのだけど、絶望はしていない模様。風呂敷ばかり広げてる印象だけど、たためるのかなぁ。