不定期日誌


google検索

日記内検索  ウェブ全体から検索

hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2012年01月 来月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
HNS logo

2012年01月01日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 新年あけました

 おめでたいかおめでたくないかはまあ色々なので。
 まあ、「おめでたい年だったね」となるようにしたいものです。

[アニメ] 最終回いろいろその2

  C3-シーキューブ- #12「超越者はどこにでもいる」。忌まわしい由来を持つ器物が「呪い」から人間の姿になり、それを受け入れる主人公の元へ集うラノベ原作のアニメの最終回。
 いや、まあ、「普通の人」を重要なキーワードとしてる割に、生粋の「普通の人」が主人公ぐらいで、しかも主人公も普通の人としては特殊なのは、まあお約束の上に構築されまくってる最近のラノベなので言っても詮無いのはわかってるんですが。
 ただ、新房演出を唯一再現する大沼心監督なのだけど、新房演出と違うのは「空間」の感覚が非常に薄いことだなぁ、というのが改めて確認。新房監督も空間感覚が色濃いわけじゃないんだけど、他にもいろいろ違いはあるのだけど、そこが一番決定的な違いかな、と。新房演出は省力との兼ね合いを兼ねた経験と試行錯誤の上に築きあげられたものなのだけど、他の人が受け継ぐのはちと難しいものなのだなぁ。

  森田さんは無口。2 #13「四人は仲良し」。萌え4コマのアニメ化は大変多いけども、これは女子高生が主人公だけど萌え系よりはやはり正統派の4コマ作品の系統かと。OP合わせて三分ちょっとの長さといい、アイドル系声優がメインにも関わらず変にひねることなく気軽に楽しめました。またちょこちょここういうのやってくれればなぁ。

  君と僕。 #13「陽だまりの詩」。男子高校生系ほのぼのマンガのアニメ化。まあ、女子高生が主役の萌え4コマの男子版という感じ。まあ、「こんなメルヘンチックな集団いねーよ!」って突っ込みはどこまでも無粋なので割愛。それを除いては、案外と「あるある」っぽいところもあるので、まあ、割と楽しめました。最終回の幼稚園児の描写は、ちと観察が足りなさすぎかと。


2012年01月04日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回いろいろその3

  ベン・トー #12「国産うなぎ弁当790kcal」。オルトロス編完結編。風邪による体調不良もあってオルトロス姉妹に敗退した槍水仙。その後さらに風邪を悪化させてダウンしてしまいながらもリベンジのために丑の日特売のうなぎ弁当争奪に参加しようとする槍水のために、佐藤は彼女の寝てる間にオルトロスからうなぎ弁当を勝ち取ろうとする。
 しかし、オルトロス姉妹の異常とも思える挑発行為に疑問を持ったあやめと二階堂の調査により、彼女たちがかつて隣町の狼たちから排除されていたということを知る。そしてその首謀者だった「ヘラクレスの棍棒」の二つ名を持つ人物から、佐藤たちはある申し出を受ける。

 オルトロスこと沢桔姉妹の破竹の半額弁当破りを阻止しようと佐藤と二階堂がまずは戦うのだけど、その時にオルトロス姉妹に勝手に付けられた二つ名が「ツードッグス」って、「氷結の魔女」といい、どんだけソフトアルコールに偏ってるねん……しかも二階堂は「変態」の二つ名をもつ佐藤とコンビだと思われることを嫌がってたけど、白粉のネット小説の中ではホモ達扱いされてると知ったら、どう思うのか。
 結局オルトロスたちの異常行動はかつて彼女たちの実力に対抗できなかった隣町の狼たちがヘラクレスの棍棒の誘いに乗って彼女たちとの戦いを「拒否」することで排斥したことに起因していて、同じ事をされようとしてたのだけど、アホの佐藤の行動でその計略は崩れ、佐藤は正面からオルトロスを破って月桂冠をゲット。まあ、破るところは描かれてないんですけどね?
 この作品の欠点は結局心意気のみの描写で押し切ってるので何故強いのか、どうして勝ったのか、のタクティクスな部分が欠如してるところかと。まあ、ライトに楽しむ分にはこれで十分ですが。
 最終回で一番驚いたのは、二つ名「茶髪」が同じ学校に通ってたってことですが……タイの色が白粉とも槍水とも違うから、三年なのか。


  WORKING'!! #13「さよならぽぷら」。今まで手が届かなかった備品破損報告表に手が届くようになり、ぽぷらの背が伸びたとショックに陥る小鳥遊。突然よそよそしくなった小鳥遊に違和感を覚えたぽぷらは山田に相談するのだが、山田が変な方向に話を持って行って「ぽぷらが受験でワグナリアのバイトをやめるかも」ということになってしまい、それがスタッフに広まってしまう。それぞれぽぷらにやめて欲しくないけども将来のこともあるのでそれなりに真剣に悩むのだけど、相変わらず話はトンチンカンな方向へ……

 日常系アニメなので、大きな事件がないのはいいんですが、恋愛がらみのドタバタがあまり中心にならなかった分、ちと一期より目立たなかったかなぁ、と。最終回でも、「種島(ぽぷら)さんが辞めたら小鳥遊くんもバイト辞めちゃう?」という伊波と、それへの小鳥遊の返答とか、八千代がらみの相馬のからかいで静かにマジギレする佐藤とかはあったんですが。
 そういや相馬と佐藤の絡み見てると、「デュラララ!」第二期はまだかと思ってしまうんですが。
 それはさておき、相変わらず最終回要員な「普通のホール担当」松本麻耶がデウス・エクス・マキナばりに全部事態を収拾。つか、普通にあれだけこだわってる時点で普通じゃないと思うんですが……
 松本麻耶じゃないですが、フツーに面白かった、という感じでした。作風を前期に合わせていたために監督本来の持ち味が出せなかったという印象は否めませんが。それもこれもAKBのアニメのせいか……(逆恨み)


  侵略!?イカ娘 #12「訓練しなイカ!?/祭りじゃなイカ!?/やっぱり祭りじゃなイカ!?」。こちらも日常系アニメ。Aパートは普通に訓練にかこつけて侵略者気分を味わうイカ娘がやっぱり逆襲を食らういつもどおりの話。B・Cパートが最終回エピソードで、イカ娘と栄子の喧嘩話を、夏祭り話にからめてのオリジナル色が強い話。前期最終回はイカ娘が自信を失ったら、だったけど、今期は栄子との関係にクローズアップ。みんなの人気者のイカ娘だけど、その一番身近にいるのは栄子で、イカ娘にとって栄子はやっぱり特別だということか。
 タコ娘(田辺梢)も最登場し、一期の夏祭りの回では出なかった「とっくに私たちの日常はイカ娘ちゃんに侵略されてるのかもね」のセリフで締め。
 安定してキャラの魅力を引き出してたシリーズでした。このまま第三期も期待したいところです。


  gdgd妖精s #13「終わりなき追憶の彼方に〜Eternal〜」。シリアスで始まったかと思えば、ただのモブキャラと思えた持田房子が出てきたりピクピクが典型的すぎるうらぶれ方してたり、滅茶苦茶すぎる展開……と思ったら相変わらずのグダグダぶりで。低予算で好き勝手やってるぶりは最終回まで相変わらずでした。つか、二代目gdgd妖精sって、と思ったけど、単なる思いつきのネタだろうなぁ。最後のおまけの座談会まで売上アップ会議で、名にし負わぬgdgdぶりでした。あほらしくて気楽に楽しめるので、続きをやっていただきたいところ。ソフトを買うかまでは微妙ですが。(^^;


2012年01月06日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] え? ナニこの番組?

  NHKオンデマンド で昨年12/25に放送された「 永田町・権力の漂流 」を見たんですが、これは酷い。さり気なく番組前のナレーションで現在の政権の右往左往ぶりが野党にもあるみたいなこと言ってるのもアレなんですが(まあ、確かに様々な問題を棚上げにし続けたのと、百歩譲って一党独裁により結果として多党に政権運営能力の芽を潰したことは責める要因になるかもしれませんが、冒頭で言うには無理がありすぎ)、それ以上に政権奪取後に早々に崩れたトロイカ体制についての当事者三人の言い分が見事に責任の押し付け合い。唯一多少なりとも同情に値するのは意外にも小沢氏なのだけど(検察からの突き上げと、菅氏を立てるために閣僚人事から外された。唯一、党内まとめ上げポジションを確保することで影響力を残した形になった)、それとても党内の抗争の部分も否めないので、一概に是と云いにくい。でも、鳩山氏と菅氏がそれ以上に「上手く行かなかったのは他の人のせい」発言があまりにもひどすぎ。特に菅氏においては「自分の意に従わなかった連中がいたから上手く行かなかった」という意味のことを恥じらいもせず言っている。
 脱官僚を標榜した予算編成でまず最初の大きな躓きを見せる。まあ、そもそも何をもってその自信があったのかわからないけど、小沢は言をはっきりとさせないながらも当時の内閣に対し冷ややかな言葉を浴びせている。当事者の意識がないんか、という見方もあろうが、一本化した党への陳情窓口という権力を以って予算編成に影響力を持とうとした戦略と指針がある以上(それだけでなく影響力の拡大も狙ってはいただろうが)、何の考えもなしに官僚の壁にぶつかり、あるいは篭絡され、身内で角突き合わせていた連中よりは幾分かはマシだと思える。
 そして次の大きな躓きは鳩山氏の首相辞任に直接結びついた米軍基地の普天間移設問題だが、これについては移設に固執する鳩山氏に対し、菅氏はおろか小沢氏ですらも関わりを持たないようにしていたようだ。つまり、それだけ「無理」なことは傍目から見て明らかだったということだが、これについては鳩山氏に多少なりとも大義がないわけではない。普天間移設は、選挙前からの党内の総意であったという認識があり、これは選挙前の民主党の言説を見ると必ずしも間違ってるとも言えない。鳩山氏が旗を振ってたのを他の議員は調子を合わせておいていざ実際になったら実行する気はなかったということかもしれないが、鳩山氏としては筋を通したつもりではあったろう。要は鳩山氏は鳩山氏なりに誠実であろうとはした。ただし、政治家としての能力がまったく伴わなかったのではあるが。
 個人的にはむしろ、やはり能力が不足していてあっという間に官僚に丸め込まれた他の閣僚やあっという間に日和った他の議員がそれ以上に議員失格に思える。まあ、鳩山氏も議員失格なんで全員ならないで欲しかったんですが。
 中でも酷いのが当時の防衛相である北澤氏で、鳩山氏を直接批難もできず、普天間移設問題について「(選挙前の発言を踏まえての)野党の追求で蟻地獄のように追い込まれた悲劇が鳩山さんはあったんじゃないか」と、選挙前の言は一切無視していいという態度を隠さず、さらに野党の追求のせいで鳩山氏が態度を硬化させたのだという責任転嫁まで行ってる。
 その後、参院選選挙直前も批難の高まっていた鳩山氏、小沢氏が自ら身を退くことで選挙を乗り切ろうとしたのだけど、消費税10%発言などで致命的な支持低下を招き、大敗北を起こしたことは記憶に新しい。党内からも選挙の責任を問う声が高まり、支持率も下がり始め、追いつめられたところに起きた震災、そしてその間も政権は迷走し続け、昨年夏の内閣不信任決議をめぐっての争いになる。
 そもそもの消費税10%発言も政務次官が完全に官僚に丸め込まれてる発言に流されたり、認識不足での行き当たりばったりでという、どうしようもない実情が浮かび上がってくる。本人が言を尽くして正当化してるのだが、僅かな間に言をあっさり翻したことは党内からですらこれは批難の的になっているのだから言い逃れのしようがない。
 あまりに酷い政権の迷走ぶりだけども、党内の権力抗争をさておくと、菅氏のあまりの酷さが目に余る。
 他の二人と比べ、資本や派閥といった確かなものが欠けているため常に自らが目立つ立場にいてパフォーマンスをしなければ党内支持を失うという危機感はあったにしろ、権力に異常に固執するわりに「権力を取得したその後」というものが全くない。すべては「権力を維持するため」という行動原理のみであり、さらにパフォーマンスしか頭にないため、その決定はすべて軽佻浮薄である。
 番組中に最も呆れたのは、普天間問題の件について菅氏が語る場面で、菅氏は「(鳩山氏は)総理にはすでにたくさんやってもらうことをお願いしてもらいますので、この件はこちらでやりますから」というような事を語っていたこと。菅氏は、当時そうではなかったにも関わらず自分のことを「総理」と言っていた。番組作成の時期からしても、おそらく退陣後であろう。菅氏の人物がよくわかる事例だと思う。その他、公明党取り込みの稚拙なやり方など、言うにおよばず。
 酷い現状を正味で示す番組ではあったけど、決定的にかけてる要素が、少なくとも二点あるように思えた。一つには周辺勢力として存在していた勢力の存在。仙谷氏が顕著なのだけど、このあたりがほとんど触れられてなかった。
 また、検察などの世論を大きく左右した動きについても触れられてないのは片手落ちだろう。
 まあ、内閣不信任決議否決の下りとかもパリッとしなかったけど、まあ、これでもまだよくやった方でしょう。ジャーナリズムとは呼べないレベルではあるにしろ。
 しかし、「勝者なき権力闘争」って言ってるけど、その権力闘争が主に民主党内部のものであること、そして大事な時期に議会を空転させた菅氏の権力への固執がまるで触れていないあたりが、あまりにもダメすぎですな。


2012年01月07日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回いろいろその4

  境界線上のホライゾン #13「境界線上の整列者達」。三河当主の娘ホライゾンの魂を宿しており、さらに7つの大罪武装すべてを支配下に置くことができるがゆえ、三河消失の責を負わされ処刑されようとするP-01s=ホライゾン・アリアダスト。彼女を助けるようとしアリアダスト教導院のクラスメイトの力を総動員し武力・外交・交渉で救出しようとする葵トーリだったが、あともう一歩というところで当のホライゾン自身が救出されることを拒む。

 中二病で安易なエロでまとまりがなくて、なのだけど、見ていて案外と面白かった。一度失った神格を取り戻すために人間がかつての歴史を再現するという大きな魔術的行為自体が世界の舞台なのだけど、それを管理する立場にある連中がそれを自らに都合よく利用しようとするのに自他ともに認める「無能」であるトーリがたった一人の少女を救うために歯向かう、というシリアスなストーリーが下敷き。なのにも関わらず、全キャラいい加減と言うかアホばっかというか。黒田崇矢に「私はいつもどおり(ゲームの)姉キャラ後略担当だな」とか言わすなよw 子安の守銭奴は全然okだけど。
 それでいて、中二病全開のご都合主義設定ながら、トーリは芸能の神の力を借りそこから供給される力を仲間に与えることが出来るようになる代わりに、その神を失望させる行為、すなわち「悲しむ」ことを一切禁止されるなど、そういったシリアスとアホのバランスが結構良くとれてる。
 また、話の中で仮にもガンダムの名を冠してるガンダムAGEよりもよほどまともに外交や折衝をやってるってのが、また。
 これだけごちゃごちゃした設定で、キャラのビジュアル的な書き分けも上手いとは言いづらいキャラクターデザインなのに、13話見終えてみると名前まではさすがに覚えないまでもどのキャラがどれだったか、大体覚えているといて、しかも悪い印象を持ってるキャラがいないというあたりは、キャラクター小説として非常に正しいのではないかと思える。
 監督の小野学は「咲−Saki−」くらいしかヒットとしてはあまり印象にないが、原作との相性もあったのか今回は非常に手腕を発揮したように思える。
 これで一旦は最終回だけども、分割二期で後半は夏に放映されることがすでに決定してるので、もうしばらく楽しめそうな感じ。


  ぬらりひょんの孫 千年魔京 #25「乾坤の千年魔京(総集編)」。最終回は総集編で、実質的には前回で終わってるんだけど。原作の羽衣狐編まで。羽衣狐のポジションとか、開花院家のことや奥州遠野組の関係などで、ちととっちらかった感はある。これは原作からなんだけど。あと、邪魅が普通に登場してたんだけど、前期では邪魅のエピソードってたしかやってなかったよね?
 アニメではこれまでの大きな事件の背後にいたのが魔王山ン本五郎左衛門と鵺こと安倍晴明と判明し、原作でも山ン本(江戸百物語組)編から次のエピソードに移るところなのだけど、三期があったらそこまでで終わりそうだなぁ。原作が鵺との対決がちゃんと書けるか、掲載順位的に心配ではあるんですが。
 本来は深夜ではなく夕方にやるポジションの原作だと思うんですが、カードゲーム化しにくかったり、商品展開と絡めづらいから仕方ないんですかね。


2012年01月08日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#45とフォーゼ#15

  #45「慌てん坊忍者」。未だ大いなる力が明らかになってない唯一の戦隊、「カクレンジャー」についてナビィの占いに手がかりを求めるゴーカイジャー。しかし、占いの結果は「隠れた忍者は見つからない」というもの。手がかりにならない手がかりに頭を悩ませるが、かつてタイムイエローに依頼されて守った神社が「寝隠神社」だったことに思いあたり、何か意味があるのではないかと再び寝隠神社へ。
 そこで不思議なツボを見つけた一同は、ツボに封じられていたカクレンジャーのサポートロボ・ニンジャマンを解放する。正義感は強いがおっちょこちょいを咎められて十年間封印されたニンジャマンは、そのために十年の間におこったレジェンド大戦のことはまったく知らない。そのことを説明しつつも、今までの経験からまずニンジャマンの好感度を上げてから大いなる力を譲ってくれるよう頼もうと作戦を立てるのだが……

 以前のタイムレンジャー編が伏線になってたカクレンジャー編。そこまで過去に干渉していいんかタイムレンジャー。
 そしてニンジャマンにコレまでの戦いの軌跡を説明するという大義名分でこれまでの総集編。主にゴーカイチェンジと大いなる力(主に玩具連動)の紹介ですが、ゲストは(劇場版以外は)総ざらえなのでそれなりにおめでた感はあるかも。
 これまでの戦いを知り、ニンジャマンの好感度も急上昇でいけるか? と思いきや、ニンジャマンはこれまでのオッチョコチョイを反省し、しばらくガレオンに居続けてゴーカイジャーたちを見極めることに。つか、十年間封印されてたのに大いなる力のこと知ってるの?
 さらに、なんかニンジャマンがガレオンの新たなメンバーになりそうな口ぶりだけど、もう残り一ヶ月くらいだよなぁ、と思ったら、次回にはもうニンジャマンがゴーカイジャーを認めてしまうっぽい。いや、もうさっさと話を片付けないといけない時期なんですが、ちょっと拍子抜け。バスコの件も片付けなきゃいけないんだけど、それはもう少し後になりそう。
 オール一色シリーズも、オールレッド、オールグリーン、オールイエローに続き、今回はニンジャマンになぞらえてオールブルー。オールホワイトは出るみたいだけど、オールピンクはあるのか? イエローと違ってピンクは完全に女性キャラだからなぁ。


  仮面ライダーフォーゼ #15「流・星・登・場」。フォーゼとは別のスイッチの力を使う新たな仮面ライダーメテオ。その正体である朔田流星が、とある目的のために弦太郎たちのクラスに転校してくる。彼がメテオとは知らない弦太郎は早速彼と友だちになろうとするが、流星はそんな弦太郎に表面上は気弱な転校生を装い話を合わせながらも辛辣な目で見続ける。
 ちょうど学園内に現れた猫の怪人を追う彼らに同行し、仮面ライダー部の内情と自らの目的のため新たなゾディアーツのことを調べようとする流星。流星の目的とは、病床についた親友のためにあるホロスコープスを目覚めさせることだった。

 新たな仮面ライダー、メテオが本格参戦。その正体である朔田流星は人工衛星にいる仮面の人物「タチバナ」の指示により学園に潜入、正体を隠し、フォーゼやゾディアーツの情報を集めようとする。
 その流星の目的とは、かつてゾディアーツスイッチを使おうとした副作用で意識を失った親友を助けるために、エリアル・ゾディアーツを見つけること。現在いる黄道十二星座のゾディアーツ・ホロスコープスはスコーピオン、リブラ、ヴァルゴ、レオの四人のみ。だからエリアルが必要な流星は雑魚ゾディアーツを目覚めさせるために「ラストワン」を超え、ホロスコープスになる人材を探す必要があり、前回フォーゼの力を貸したように見えたのもその目的でありたまたま。どうして正体を隠してるのかとか、彼にメテオの力を与えたタチバナなる人物とかいろいろ不明なのだけど。
 そんな彼の正体も知らず、メテオに対しても流星に対しても無邪気に接する仮面ライダー部の面々なのだけど、初対面で「ダチになろうぜ!」と言った弦太郎が、調子を合わせて「友だちだから」と助け舟を出した流星に、何か言いたいことがあるよう。次回予告で、ライダー部に入りたいという流星に弦太郎が反対してるようなのだけど。多分、ダチってのは簡単になるものではなく、もっと紆余曲折の末お互いのことを認め合ってなるものだ、ってことなのだと思うけど。つか、弦太郎いつの間にか生徒たちになじみまくってるな!
 今回の山猫座のゾディアーツ、リンクスは正体とかもすぐわかってるし、そう深い関わりはなさそうなのだけど、スイッチャーの癖を弦太郎が覚えていてリンクスが同じ癖を持つことから正体を見破ったり、弦太郎の友情観と親友を助けるためとはいえかたくなな流星との対比の導入編、になるのかなあ。


2012年01月09日(月) 旧暦 [n年日記]

[映画] 川の底からこんにちは

 木村佐和子は東京に出て五年目のしがない派遣社員。仕事はお茶くみOLだし東京に出てから四人の男に捨てられてるし五人目の今の彼氏はバツイチの子持ちだし、慢性便秘だしで、まさに底辺人生。ほとんど絶縁状態になっていた田舎の実家から父親が末期がんだと連絡があるが、それでも過去のわだかまりから帰ろうとしない。だが、付き合っている彼氏がほとんどクビ同然に会社をやめ、佐和子の実家を当てにしたことからしぶしぶ帰郷。病床の父に代わってやむを得ず家業のしじみ工場に入るが、従業員は曲者ぞろいのおばちゃんばかりの上、会社の業績は右肩下がり。しかも、とある過去から故郷の誰もが佐和子のことを見下していた。
 ひたすら萎縮する佐和子だったが、従業員にはバカにされるは、男は同級生に寝取られ逃げられるは、散々な目にあった末、ついに開き直り「中の下」の人生への逆襲を図る。
 今 ハラがコレなんで を全国巡業中(主要都市では終わってるはず)の石井裕也監督の商業デビュー作。なんと言うか、全編脱力系コメディです。前半はずっとダウナー系の負け犬系なんですが、それでも暗くて鬱々としてるってことではなく、どこか気の抜けたというか間の抜けた展開で、気がつくといつの間にか吹き出してる。
 後半は一転して主人公の人生への逆襲になるのだけど、それも面白いは面白いのだけど、主人公の抱いていたコンプレックス、父との葛藤とかが、浪花節というか人情喜劇と言うか、そういう形で描かれ、主人公の成長につながっていく。
 ああ、そうか。「 あぜ道のダンディ 」の時にもなんか懐かしい笑いと思えたのだけど、基本、石井監督の作品は人情喜劇だったんだ。
 芸術作品としてみると作りの甘さはあるんだけど、若干25歳にしてこの昔なつかしの人情喜劇の系譜を踏まえた作品を作るのはやはりすごいと思う。
 とりあえず 木村水産社歌 を聞いて抱腹絶倒したヒトにはおすすめ。
 まだ見てないけど、「ハラがコレなんで」も、「時かけ」の仲里依紗主演ということもあって楽しみ。


2012年01月10日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その1

 まあ、大体がニコニコ配信なんですが。

  ポヨポヨ観察日記 。まん丸としていて猫に見えない元ノラ、ポヨと飼い主佐藤萌一家との日常系4コマ。っつーか、原作が樹るうだって知らんかった。何気に樹るう初アニメ化? 三分番組だけど。この調子で他のもアニメ化してくれれば……(本編の話全然してねえ)

  リコーダーとランドセル 。主人公のあつしは街を歩けば女性の目をひきつけるイケメン。だけど実は小学5年生で外見以外は全部歳相応。性別が逆でのパターンのマンガは結構あるけど、この発想はなかったわ……まあ、そりゃ不審者扱いされますわな。つか、置鮎龍太郎が小学5年生の声をやってるって時点で大笑いだけど、限りなく出オチっぽい気も……

  輪廻のラグランジェ 。これは バンダイチャンネル での配信。有料会員(見放題)のみ三日前から見られるのか。これはちょっと面白い商売の仕方だなぁ。これだけだときついけど、見放題のサービスと併せてなら、求心力があるかも。
 内容は敢えて言えば、ロボット+女子高生学園ものという、手垢のつきまくったネタ。つか、ヤングガンガンで連載してるコミック版と全然内容違うよね? 鴨川を舞台にしてご当地とのタイアップもいろいろやるみたいだけど、やはりここはむしろ鴨川ホルモーとか四畳半神話大系とコラボすべきっしょ。そしてロボバトルで負けたら負けた方が「ホルモー!」と叫ぶ。叫ばなくてもいいけど。
 ごめん、これも全然本編と関係無かった。定番ながら元気印のヒロインにいろいろ決め台詞とか工夫しようとしたり、CGのメカ戦とかも頑張ってるかと。様子見。

  探偵オペラミルキィホームズ第二幕 。ゲームとの複合企画でありながらゲームの方のシリアス設定ド無視のハイテンション不条理アニメと化したアニメの第二期。第一話はまたトイズを失ってダメダメに戻ったどころか、日々の生活のためにすっかり農民となってしまったシャロたちに、ブチ切れ寸前のアンリエッタが怪盗帝国の三人組に彼女らを挑発して元の目的を思い出させようとする。って、まあだいたい無駄だってことは第一期でわかっていそうなものなんですけどね? つか、農民状態の方がマジで強くね?
 ようやく探偵としての初心を思い出したと思ったら、また元の木阿弥気味で、そしたら菜園がぶっ潰されて新展開の前フリ? いや、その前に前期最終回で出てきた森・アーティはどこ行ったのよ?

  夏目友人帳 肆 。定番人気シリーズの第四期。まあ定番なんで特に言うこともなく。ただ、のっけから祓い師の的場一族に絡まれての続き物だったり、これまでよりちょっと不穏の空気が増してきたような。そこらへん、今までと変えていくのか、変えないでいくのか、なんとも言えない感じ。まあ、大森監督なので心配はいらないとは思いますが。