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2010年04月01日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ!!#12とバカテス#13とはな幼#12

  デュラララ!! #12「有無相生」。セルティ(首の方)を求め、彼女をかくまっていたという帝人に凶刃を向ける矢霧誠二。だが、それをセルティ(首なしライダーの方)が庇う。って文字にすると分かりづらいな。
 一心な首への愛から帝人に迫り、セルティからの打擲にも「俺とセルティの生活には痛みは必要ない! だからこの痛みは感じない!」と滅茶苦茶なことを言う誠二。ほんと滅茶苦茶だ。
 業を煮やしたセルティが大鎌を振るうのだけど、それを庇ったのは首の女。饒舌に誠二の良いところを語って彼を庇う彼女を見て、帝人とセルティは彼女の正体を察する。
 彼女はセルティの首ではなく、誠二に殺されセルティの首をつなぎ合わされたと思われていた、誠二のストーカーである張間美香その人。一命を取り留め、波江の嫉妬から誠二と首を切り離すために、セルティの首そっくりに整形されていた。
 これは本人も承諾済だったみたいだけど、元から似てたとは言え、なんともはや……
 そして彼女を整形したのが「セルティ」の名を知る医者だったと聞き、セルティは自失呆然としてその場を去る。誠二もまた、自分が首の偽者を見抜けなかった事実に呆然とする。しかし臨也の一言、ホントにひどいな……
 で、セルティと「医者」の新羅の間で一悶着。新羅は首を取り戻したセルティが別人になりいなくなってしまうことを恐れ、全てを利用したと悪びれもせず語る。セルティもまた、首こそが自分の生命の中心であると直感し、死への不安から自分の「死」を手元に置いて管理したかったのだと告白する。その事実と首のない二十年間築いてきたもの、それは首に固執する理由の瓦解でもあった。
 そして後日談。誠二は首の真贋を見抜けなかった事実を受け入れ、その戒めと首への愛を忘れぬ為に、美香とつきあい「セルティの顔の偽者」を常に置いておくことを選択する。美香もまた、誠二が自分ではなく別のものを見てるとわかっていながらそれを受け入れる。歪みまくってるな。
 非日常を求め最高の非日常を経験した帝人は、臨也に不吉な言葉を残されながらも日常に戻っていく。セルティが見つけた、本当に大事な、ごく当たり前のありふれたものの中に……
 次週は一週休みで次からは罪歌編か。その後黄巾賊編で、今回の伏線がちょっと生きてくるのか。原作ではその後もっとエスカレートしてますけどね。


  バカとテストと召還獣 #13「バカとテストと召還獣」。クラスの設備入れ替えをかけたAクラスとの試験召還戦争。でも、様々なトラブルの末Aクラスが棚ぼた的な、あっけない勝利を得てしまう。
 仕方ないと諦めるFクラスの面々だったが、明久は納得が行かない。それは負け方そのものよりも、明久が試紹戦争を仕掛けたそもそもの理由に原因があった。

 なんだかんだで、これまでの伏線が全部生きてきたなぁ。原作にはないらしい鉄の腕輪、翔子と雄二の思い出、そもそもの発端のクラス分け試験……
 まあ、勝利が奇跡の逆転だけじゃなく、裏取引のせいだってのがらしいですがw~   でもそうしてかなえたの明久の願いは「姫路の再度のクラス振り分けテスト受験」。姫路はFクラスにいていい人じゃない、ただその想いだけで無謀な挑戦を続け、努力してきたことは、まったく意外な結果で裏切られる。いや、お約束とも言えるけども。
 姫路が答案用紙に名前を書かず自らFクラス落ちを選んだと聞き、明久は姫路の気持ちがまったくわからず理事長へ殴り込み。呆れられてみんなから「バーカw」と……うん、こいつは良いバカでした。
 でも、この予告は一体どんな意味が……
Aクラスに勝利すれば戦いが終わるわけではない。人生が続く限り戦いは続くのだ。Aクラスの上のSクラスを倒しても、裏で糸を引いていたゼロクラスの魔の 手が迫る。しかし、それを撃破しようとも他校の刺客が忍び寄り、その侵攻を食 い止めてもまだ地区予選に過ぎず、関東大会、全国大会と強大な敵が続々と……。
 ちょっと超絶展開を期待しちゃったじゃん。w


  はなまる幼稚園 #12「はなまるなクリスマス/はなまるな気持ち」。前半はクリスマスに、望みどおり大人になってつっちーと会った杏の話。まあ、モラトリアムモラトリアム。
 後半は桜先輩の旦那の個展に行ったつっちーたち。そこで桜と杏をモデルにした絵を見て、桜が旦那とくっつけたのはつっちーのおかげだと明かされる。教師と生徒という壁に諦めようとしていたとき、桜らしくないと土田が口にした言葉が「好きって気持ちは、何よりも強いんだから!」。土田から桜へ、桜から杏へ、そして杏から今また山本先生のことを諦めようとしていた土田に……
 寝入ってる杏の指の形とか、雪で凍った路面ですべる描写とか、何気にそういうところがすごかったですわ。山本先生は結局最後まで超絶的な空気の読まなさでしたが。
 作画演出が結構丁寧な作りだっただけに、昨今の事情で1クール作品になってしまったのが惜しい。


2010年04月02日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] のだめカンタービレフィナーレ#11とひだまりスケッチ×☆☆☆#12

 共に最終回。
  のだめカンタービレフィナーレ #11。「音楽と向き合うこと」を突きつけられ、スランプに陥っていたタイミングで千秋とルイとの共演で、自分が千秋とやりたかった最高の演奏の具現化を見てしまったのだめ。大学で音楽を続ける意義を見失ったのだめの前に、シュトレーゼマンが現れ、自分との共演を持ちかける。唯々諾々と受けるのだめだが、何かから逃げるように演奏に打ち込み、のだめのデビューは大盛況を受ける。が、当ののだめは姿をくらまし、誰にも行方がわからなくなってしまう。
 彼女が抱えていたもの、それを知ろうとのだめを探し続ける千秋だったが、のだめはいつの間にかいつものアパルトマンにふらりと戻っていた。のだめが何かから逃げたいのなら、それでもいい。プロポーズを受けよう……そう決心する千秋だが、逆にのだめに拒絶されてしまう。

 これは場面場面で同じ曲でも曲の雰囲気が全然変わるところが、聞いてるだけでも楽しいアニメだったなぁ。金かけてますわ。
 単に「楽しい音楽をやること」「千秋と共演すること」それだけが目標だったのだめは、それが破れてしまい、しかもその直後に最高の演奏をしてしまったことで柄にもなく迷う。迷って逃げて放浪した挙句に結局戻ってくるのだけど、心配する千秋にもよそよそしい態度。それは、最高の演奏をしてしまったがために千秋と演奏してもそれを上回れないのではないか、ひょっとしたらそうすると千秋への想いも冷めてしまうのかもしれない……そんな胸の内を明かすのだめ。
 千秋はそんなのだめを無理やり引っ張り、「二台のピアノのためのソナタ」を無理やり一緒に弾かせる。千秋との演奏がゴールではない、色んな人と演奏し、色んな人とつながる。千秋とだって、何度も、色んな風に変わりながら演奏できる……演奏を通して千秋に説教されるが、前と同じミスをして実際にも説教される辺りが、この番組らしいw
 のだめは音楽を続ける理由を見つけ、大学に戻りつつプロとしての活動も。そして、のだめの回りの人たちも……
 音楽をテーマにした作品として実にテーマをしっかりと描き、また楽しかったと思います。


  ひだまりスケッチ×☆☆☆ #12「リコピン」。春庭先に植えたトマトが実り、ひだまり荘一同でトマトパーティを開くことに。それぞれがサラダやピザ、パスタ、デザートを担当し、トマトづくしの食卓が出来ていく。

 内容は楽しかったんだけど、何が楽しかったか説明するのが難しいな。いつものひだまり荘の面々が、いつもどおり和気藹々と小ボケを繰り返しつつ食卓を彩る「だけ」、と言ってしまえばそれまでなんですが。でもそれが何故か妙に楽しいのだよな。定番となった強みか。
 後輩たちも加わり、まだまだ次期もやる気十分なラストのようで。


2010年04月03日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] HEROMAN#1とB型H系#1とトランスフォーマーアニメイテッド#1

  HEROMAN #1「ビギニング」。未来のアメリカで祖母と二人きりで暮らす少年、ジョーイ。生活費を稼ぐためのアルバイトに追われる彼だが、裕福な家庭のウィルのグループから常に目を付けられていた。ウィルは妹のリナがジョーイに好意を寄せているのが気に入らないのだ。
 それでもジョーイは友人のサイやちょっと変わり者の科学教師デントンに囲まれ明るく毎日を過ごしていた。そんなある日、ウィルの仲間が最新のトイロボットを壊してしまい、惜しげもなく捨てるのを目にする。トイロボットが欲しくても変えなかったジョーイはそのロボットを拾ってアルバイトの合間に修理、動きこそしないものの外見は元に戻ったそのロボットに「ヒーローマン」と名付ける。
 しかしそんな日常を送る地球に、デントンが宇宙に向けて発した電波を受信し、地球侵略をもくろむ宇宙生命体「スクラッグ」が迫っていた。さらにそれに呼応するように落雷を受けたヒーローマンが大きなロボットの姿に変貌する。

 スタン・リー、最近日本進出をいろいろやってるなぁ。元々日本のマンガやアニメは好きみたいですが。あの東映の「スパイダーマン」も絶賛してたくらいだから。(ただしレオパルドンは意味不明だったらしい)
 で、「アメフトの選手とチアリーダー」というステレオタイプなアメリカの理想の学生像とちょっとずれたところにいる気弱でちょっとオタクっぽい主人公、というのは氏の代表作「スパイダーマン」そのままだなぁ。次回は「持てる者の責任」と、スパイダーマンで力に酔いしれたピーターがそのとばっちりで叔父を失うことで得た教訓そのままの話らしいし。
 王道展開を志してるっぽいけど、そのわりにはヒーローマンが何なのか、意思があるのかないのか、そういった辺りとかよくわからないのはマイナスのような。まあ、しばらく見てみますか。


  B型H系 #1「ぼーい♂みーつ♀がーる あなたの『初めて』私にちょうだい!!/放課後大作戦!とりあえずキスしましょ」。高校入学早々学校中の注目を集める美少女・山田。高校での目標はHトモ(セフレ)100人という彼女だが、実はその中身はエロ妄想はたくましいがまだキスすらも経験のないバリバリの乙女。目標を達成するためにはまず初めてを済ませてしまわねばと焦る彼女だが、妄想こそたくましいものの根は純な上初めてとバカにされることが怖くて彼氏すら作ることが出来ない。
 そんな彼女は書店でたまたま同級生・小須田と出くわし、そのあまりの凡庸さ、人畜無害さ、押しの弱さに「こいつなら大丈夫!」と目を付ける。そこから小須田で初体験を済ませるべく、アタックの日々がはじまるのだが、恋愛経験皆無の彼女のやることなすことピントがずれまくっていて、逆に小須田は引きまくることに……

 ヤングジャンプでもう結構長いこと連載してる、基本は純愛ラブコメなんだけどエロ妄想女子高生のせいでそうは見えない「B型H系」のアニメ化。美少女だけどピントがずれまくってる山田に小須田が振り回されつつも二人の仲が進行していく、というパターンが確立して安定してる原作だけど、アニメ化も結構良い感じ。流石に原作の「セクフレ」はコード的に際どいのか、「Hトモ」になってるけど。
 作中では過激な描写はないけどはしばしで赤裸々な設定や物言いがあるので、その辺がどう処理されるかが心配ではあるけど、いかにも乳だので視聴者を釣ろうとする萌えアニメな印象とはうらはらに、ラブコメとしてちゃんと楽しめそうな感じ。製作は吸収されたけどハルフィルムメーカーみたいだし。
 でも山田の声が田村ゆかりなのは、ちょっと微妙だ。


  トランスフォーマー アニメイテッド #1「新章!トランスフォーマー」。ディセプティコンが追放され長い平和を過ごしてきたオートボットたち。その中で、宇宙辺境でのゴミ掃除という冴えない任務を受けた、オプティマス・プライムの部隊があった。しかしその任務の最中に、不思議なエネルギー体を見つけてしまう彼ら。メンバーの中で前の戦争に参加した経験のあるラチェットによると、それはディセプティコンとの争いの原因にもなり、宇宙に廃棄された奇跡のエネルギー体「オールスパーク」のひとつだと言う。即刻捨てるようにというラチェットの提言を退け本部に指示を仰ぐオプティマス・プライムだが、時既に遅く、ディセプティコンのリーダー、メガトロン率いるディセプティコン軍団がオールスパークを奪うべく迫ってきていた。攻防の結果、オプティマス・プライムたちはオールスパークを守り抜くことに成功するが、宇宙船もろとも地球に落下してしまう。

 固有名詞を日本オリジナルからアメリカ側にものに準拠するようしたみたいだけど、やっぱ呼びにくいよ、オプティマス・プライム……オプティマス・プライムは歴代オートボット司令官に与えられる称号、という裏設定を知ってるとトレーラー型じゃないのになんで「コンボイ」なのか、ってのがわかるんだけど。これまで消防車やジェット戦闘機やゴリラまでみんな「コンボイ」だったし。まあ、個人的にはそれより呼びやすさ優先だと思うんですけどね。プップーでもういいじゃね?
 ちなみにOptimus Primeってのは、多分ローマ皇帝の称号の一つ「Optimus Princeps」が元ネタじゃないかと勝手に思ってますが。
 しかし日米共にどういうスタッフが作ってるのかわかりませんが、アニメ第一作の第一話の映像が「グレートウォー」の記録映像として流されたり、ディセプティコン側にビーストウォーズで聞いたような声が……予告はすでに暴走気味だし。
 今回のメガトロンは若本規夫だけど、意外にもこれが初メガトロンだったのね……


2010年04月04日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#8とW#29

  ゴセイジャー #8「ゴセイパワー、暴走!」。望の絵を見て絶賛するアラタは、自分も絵を描くよう薦められるが、いつもの前向きさに似合わす逃げ腰で、事情を知ってるらしいエリは苦笑するばかり。そんなときウォースターのおちこぼれ、出鱈目のファンダホーが現れる。いつもの星人と比べるべくもなく弱いファンダホーをあっという間に撃退してしまうが、戦闘が終わって変身を解除すると、何故かアラタだけが変身できずゴセイレッドのまま。ファンダホーは攻撃した相手の神経系を混乱させる特殊能力を持っており、そのためアラタは天裝術を上手く使えなくなってしまっていた。

 ゴセイジャーたちがいろいろ苦手にぶつかりながらそれを克服してく、っていうのが基本展開なんですかね? それだけで持つとは思えないので、序盤だけだとは思いますが。
 天裝術が上手く使えず変身がコントロールできないだけでなく、ゴセイマシンも呼び出せなくなり、カードも真っ白に。とにかく何とかしようとするアラタは、白くなったドラゴンヘッドのカードに、自分で絵を描き込むのだけど……いや、それはどうかと。それで呼び出せてしまうのもどうかと思うけど。
 いつもの赤の他に4色のドラゴンヘッドを呼び出したゴセイジャーはそのヘッドも加えて「エキゾチックゴセイグレート」に。でももう同じカードを書くことが出来ず、一回限りの合体で終わり。ヘッドのマウントが翼にもある、ってアピールだったのかな?
 今回の星人は「スズメバチ(ホーネット)」モチーフで名前の元ネタは「ファンタスティック・フォー」。今回は分かりやすかったなぁ。


  仮面ライダーW #29「悪夢のH/眠り姫のユウウツ」。今回依頼に飛び込んできたのは大学生の姫香。夢の中で怪物に追われているので助けてくれという。探偵の仕事じゃなく行くべきは医者じゃないかと突っ込む翔太郎だが、話を聞けば、夢の中で怪物に捕まってしまうと目が醒めなくなり、そうやって昏睡状態に陥ったゼミ生が何人もいるという。
 これは他人の夢に入り込めるドーパントの仕業と、ゼミに話を聞きに行くが、明晰夢をテーマに研究をしている赤城教授は「単に被験者になって疲れて寝てるだけだ」とにべもない。しかし同様にドーパントの関与を疑っている竜も調査に現れ、自分がそのドーパントを倒すと研究に使っていた機械を借り出す。
 竜に負けじと翔太郎もフィリップの制止を聞かずに機械を借りて眠ろうとするのだが、「時代劇なんて眠くなるだけだ」と言って借りた時代劇のDVDにはまってしまい、世を徹して見ることに……
 「何やってるのか」と呆れられる翔太郎だが、竜が眠ったまま起きなくなったと聞きドーパントの正体はやはり赤城に違いないと研究室に乗り込もうとするが、そこへ追いかけてきたフィリップが夢のドーパントと戦う作戦を持って来る。ダブルに変身したまま眠れば、意識が一体化したフィリップも一緒に夢の世界に行けるというのだ。
 早速その作戦を実行する翔太郎だが、夢の中は昨晩徹夜で見ていた時代劇の世界そっくりだった……

 流石に時代劇のセットの中で戦ったライダーは記憶する限り存在しねーわw 普通は戦隊物がこの時期太秦映画村でのロケ回があるだけなんですけどね。天使と時代劇はちょっと会わんしなぁ。(バテレンで処刑か?)
 なんかジョジョを連想させるネタが多いWですが、今回は第三部のDEATH13っぽい。いや、それ言ったらそもそもがエルム街が元ネタなんですが。
 なんだか微妙になんとか星から来たようなキャラの姫香に、翔太郎は戸惑いつつ「運命の王子様」と言われ悪い気がしないけど、亜樹子は「なんじゃあの女は〜〜〜!」とえらくお冠。生理的に受け付けないんだろうなぁ。でもあっさり竜に鞍替えしたり、尻軽というか天然というか、はっきり言って「おつむが弱い」としか言いようがない。
 そんな彼女の態度を「優しさ」と言うゼミ生がいるが、どう考えてもこいつが……だよなぁ。
 で、アクセルも流石に相手の思うがままの夢の世界で思うように戦えず、残されたWはフィリップの作戦で変身したまま夢の中へ……これは花京院がスタンドを出したまま眠った(気絶した)のに似てるような。でも「フィリっ八」はないだろw
 夢の中では翔太郎は岡っ引きで、フィリップはその下で働く下っ引き。竜は町方という……妙に当てはまるけど、元々太平洋戦争中は探偵ものは風当たりが強いのでかなりの推理作家が代わりに捕物帖を書いていたという事実があるので、これはむしろ理に適ってるのだよな。戦後GHQの統制下だと、逆に時代劇俳優が探偵ものやったりするという逆転現象が起こるのだけど。
 閑話休題、フィリップの作戦は功を奏して「もう一人明晰夢を見てる者」としてフィリップがドーパントの攻撃を無効化するのだけど、そのタイミングで現実世界に井坂=ウェザードーパントが……フィリップは強制的に目覚めさせられ、変身も解除されて夢の中に取り残された翔太郎はピンチに。
 それと、折り返しも過ぎたしそろそろWの最終フォームが出てくる時期なのかな?
P.S.って、 東映のサイト 見たら、「日本一の斬られ役」福本さんが出てたのか! あと、メモリーを起動したときの音声がいつもの「サイクロン!」「ジョーカー!」ではなく「旋風!」「切り札!」と和風に……芸が細かいなぁ。

[アニメ] にゃんこい!vol.2オーディオコメンタリー

 #3,4収録分。参加者は浅沼晋太郎、井口裕香、小林ゆう、佐藤利奈。ツッコミどころとか気付いた点とか。
  • 収録、アドリブがフリーダムすぎだろうw
  • 迷い猫を預かってくれた用務員さんの名前は富井(トミー)さん。
  • キャストがついてくのが大変くらいのテンポの方が個人的に好みぽい。
  • 千鶴のセクハラオヤジぶりもさることながら、凪先輩大人気。
  • それ以上にジョセフィーヌが女性陣に大人気。
  • 小林ゆうはやはり「何かが降りてる」と認識されているらしい。
  • #4の演歌風挿入歌で「誰が歌ってるんですかね?」と皆がわからず、「要チェックですね」と言っておきながらEDテロップの頃にはすっかり忘れられてるw(今井麻美です)
  • 入浴シーンの加奈子の胸はTVオンエア後監督が「大きすぎたので直します」と言ってたそうだけども、直したとおぼしきDVDでもまだでかい……


2010年04月05日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#26

  キルミンず #26「宇宙探偵キルミンずぅ」。謎の動物捕獲マシンに捕らえられてしまうリコたち。でもそれがUFOだと誤解したまま、脱出しようと彷徨うのだが、中はおかしな仕掛けでいっぱい。リコとケン、リムとタマオ、そしてナギサと三組に離ればなれのままそれぞれがピンチに……

 2クール目も終わり、ということで折り返しらしくいろいろとめぼしいイベントが。一つは、ついにタマオがキルミンに変身できたこと。ただしタマゴのような姿……というかタマゴそのものに。それを持って逃げ惑うリムが三組の中で一番ピンチなのだけど、途中でひよこに孵ったタマオは、リムのピンチにクジャクに変身する。一気にレベル上がりすぎじゃね? でもこれまでの努力と苦労を見てるので、ちょっと嬉しいけど。
 もう一つは、ミサとハルカが再度対面。前のときはハルカはミサに見覚えがないふうだったけど、今度は思い出しミサのことを「ミシェル」と呼ぶ。ミサはミサで彼女の母もろともハルカを「裏切り者」呼ばわりするし。過去に何があったのか。

[アニメ] 戦う司書#27とレスキューファイヤー#51

 共に最終回。

  戦う司書 #27「世界の力」。バントーラ図書館と武装司書が隠していた秘密が明らかになると共に、「天国」の正体であり図書館館長だったルルタが力を解放、彼の中で眠っている滅びの意思の権化となったニーニウの望むがまま世界は滅びへと向かっていく。それを止めようとしたハミュッツは殺され、もはや眠りの中で全人類は滅びるばかりかと思いきや、本を食べられていないのにルルタの仮想臓腑の中にハミュッツが現れ、ルルタの中の「本」たちを倒していく。
 最初世界観やらエキセントリックさばかりが目立って「見続けるのつらいかなぁ」と思ってたら、後半からどんどん上り調子に。裏切りやら謀略やらが錯綜し、武装司書たちも次々に倒れていく。もうめぼしいキャラがいなくなっちゃって最後はどうなるの? と思ったら、そこでハミュッツの本当の能力が……その能力とは、「本喰い」に強制的に本を喰わせること。その能力で自分の本はもちろん、これまで斃れた武装司書の本を次々に喰わせていく。
 武装司書たち大集合に、本来ハミュッツを恨んでるはずのヴォルケンまでもハミュッツに協力していくのはまさにオーラス。つか、おばちゃん若返って萌えキャラになってる……おいおい。
 これは終わりよければすべてよし、の典型になりましたな。最初で切らないで良かった。

  レスキューファイヤー #51「最終決戦 ドンカエンを爆沈せよ!」。う〜ん、シリーズ中あからさまな玩具展開が多く、それで番組自体が右往左往してたような。前作の「レスキューフォース」よりバトルの比重が高かったので、「戦いではなく人命救助が優先」という面もそれほど強調されなかったし。名古屋展開は地元民にはちょっと嬉しかったですが……
 レスキューフォースは完成度こそ高くなかったものの一本通った筋があったので、こっちはちょっと玩具展開にばかり走ってしまった印象が強いのが残念。


2010年04月06日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] Angel Beat!#1とリルぷりっ!#1と最強武将伝〜三国志演義#1とGIANT KILLING#1

 めんどいので簡単に。

  Angel Beats #1:主人公は見知らぬ学園内で突然記憶を失って目覚め、銃を構えた変な女に「あなたは既に死んでいてここは死後の世界だ」と言われる。最初は信じないが殺されても死ななかったり変な力を使う奴がいたりで、信じざるを得なくなる。そして「平和に学園生活を送っていると、天使に消去されてしまう」と、学園生活を拒否し続ける戦いに参加することを強要されることになる。
 え〜、なんというか、ギャグとかテンポとかあらゆるところで空回り感が。岸誠司監督は小気味良いテンポが持ち味なのに、やたらともっさりした台詞回しや場面転換がそれを阻害してる。相性悪いだろ、常識的に考えて。あと個人的に言うなら微妙に感じる自己陶酔臭が苦手。しばらく様子見。

  おとぎちっくアイドル リルぷりっ!#1 :人間がお伽噺を顧みなくなったせいで崩壊しかけてるおとぎの世界で、消えてしまった白雪姫、シンデレラ姫、乙姫に代わって伝説の力を持てる三人の人間の女の子がアイドルとして活躍する……らしい。いや、まあどういうことか良くわからんかもしれないけどそういうこと。
 とりあえず一にも二にも「棒」の一言に尽きる。それ以外はまあ、どうでもいいというか……

  最強武将伝〜三国演技 :中国で製作された、三国志演義のアニメ化。まあ、良くも悪くもオーソドックス。声優がなんか妙な感じと思ったら、役者さんがやってたのか。こういうのはむしろNHKが放映しそうなもんだと思ってたんだけどなぁ……
 あとついでに、SD三国伝も出だしだけ見ましたが、ジムの母子がザクの黄巾党に追われてる場面を見た時点で腹がよじれて視聴不可能になりました。だめだ、あれはちょっと耐えられる自信がない。

  GIANT KILLING #1:Jリーグの弱小チーム「ETU」がチーム立て直しのため招いたのは、イギリスでもアマチュアチームでプロチームに対抗させた実績のある男・達海だった。しかし、彼はかつて選手としてETUに所属していた時代、チームに後ろ足で砂をかけて出て行った人物として、一部のサポーターから裏切り者と恨まれてもいた。
 弱いチームで強いチームに勝つ「大物食い(ジャイアント・キリング)」をするのが楽しいと公言する男、達海。その彼が抵抗にあいながらも弱小チームを変えていく、王道と言えば王道のパターン。けど、原作も面白いし一話を見た限りではアニメもかなり良い出来だと思う。早速今期No.1候補ですかね。


2010年04月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンパイアバンド#12と君に届け#25とキディガーランド#25

 やっぱり最終回。

  ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド #12。原作とは背景を大幅に変えての三大公編終了&シリーズの締め。正直微妙だなあ。政治云々の話じゃなくてミナの個人的な出生の話に変えられちゃったし。第二期を意識して引きと落とし所を作ったのはわかるけど、原作の面白い要素を大幅に削いでしまっては……
 頑張ってはいたしそれなりに面白かったけど、やはり監督の作風との相性が悪かったとしか。


  君に届け #25。大晦日、千鶴とあやねのはからいで風早と二人きりで二年参りに行くことになった爽子。二人の粋な誕生プレゼントのおかげで爽子は初めて家族以外と誕生日である大晦日を、それも意中の相手と過ごすことに……
 爽子と風早のピュアっぷりが、心のどす汚れた私からすると若干いらつくこともありましたが、全体的に楽しめたかと。千鶴とあやねの二人のキャラによるところも大きいし、もともとそういうバランスが上手い原作をやはり上手いことアニメ化できたんでしょうね。
 でもこれ、ホントに深夜でやる意味ってあったんだろうか……昨今のアニメ製作の状況がそういうことなんでしょうが、でもアニメを見る層を増やす戦略を考えないと、こんなものどんどん先鋭化と尻すぼみの一方ですよ?


  キディガーランド #25。どうして日本産の魔王はすぐ世界を滅ぼしたがるのか。そういう「お約束」だと言えばそれまでだけど、同時にそういう安易な方向に持って来られると途端にリアリティがなくなるのだよなぁ。まあ、そもそもそういう話じゃないって言えばそれもそうなんですが、前作は結構ひねった設定だったから、ちょっと安易な話になってがっかりかなぁ、と。
 ちょっと中途半端でどっちに向いて作ってるかわからない話の印象でした。

[アニメ] 薄桜鬼#1とWORKING!!#1

  薄桜鬼 #1「雪華の都」。全然前情報なしで見たけど、新撰組ものだったんですな。ただ、なんか鬼みたいなのが出たり、基本は伝奇っぽい。っつーか、お嘆美逆ハーレム。まあ、元が女性向けゲームらしいので、そういうアレなんでしょう。
 新撰組と腐女子は昔からの定番の組み合わせなので(つか、みなもと太郎氏によると新撰組を再評価したのがそもそも腐女子の元祖らしい)、とやかく言うことではないんですが……う〜ん。
 どうせなら「行殺 新選組!」でもアニメ化すればいいのに。とか言ってるとマジでアニメ化されかねない昨今のアニメ業界の原作食いつぶしなので、言うのはやめとこう(って手遅れ)。


  WORKING!! #1「ワグナリアへようこそ♪小鳥遊、働く。」。北海道にあるファミレス「ワグナリア」。人手不足から新しいバイトを募集することになるが、それを任されたのはどう見ても小学生な女子高生・種島ぽぷら。友達や街頭の勧誘でも空振りで、最後の最後に必死の勧誘を行った男子高校生がようやくアルバイトに来てくれることに。
 その高校生・小鳥遊宗太はそんな経緯でワグノリアで働くことになったが、そこで働く人たちはみんな一癖も二癖もある面々ばかりで……

 ヤングガンガンで連載中のファミレスもの。変人ばかりが働いているファミレスでバイトをすることになった小鳥遊宗太だけど、彼にも実は代わった性癖が。小さい女の子や小さい動物が大好きで、そうでない女性が苦手というもの。回りからはロリコンの疑いを持たれるが、「つきあいたいとかそういうんじゃなくって、小さくてか弱いもの守ってあげたくなるようなものが好きなんです! 敢えて言えばミニコンです!」と、悪びれもせずに言うというたちの悪さ。w
 その他の面々もまったく仕事をしないヤンキー臭い店長や、楚々とした美人なのに何故か日本刀を下げているフロアリーダー、腹黒とちょっと怖い感じのキッチン担当二人組、そして極め付けは男性恐怖症で怖さのあまり目の当たりにした男性を半殺しにしてしまうウェイトレス……
 よくこんなんで営業できるなと思うけど、まあ、その他にまともな従業員もいるんでしょう。そして何故かぽぷらがこれでもかとばかりに動く動く。A-1 Pictures、アニメノチカラ枠もあるのに頑張るなぁ。今期の中ではかなり上位の期待度。


2010年04月08日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 荒川アンダー ザ ブリッジ#1と閃光のナイトレイド#1といちばんうしろの大魔王#1

  荒川アンダー ザ ブリッジ #1「1 BRIDGE」。有数のエリート企業の御曹司として生まれ育った、誰から見ても勝ち組の市ノ宮行。しかし、彼はズボンを悪ガキどもに取られ、橋の支柱にかけられて困っていた。誰か助けを呼べばいいのだが、彼の家の家訓で「誰にも借りを作ってはならない」というのを骨身にたたき込まれていたため一人でなんとかしようとするのだが、その現場をジャージ姿の少女に見られていた。
 助けようかと言う彼女の申し出を必死で断る行だが、支柱が倒壊し川に投げ出されおぼれかけたところを、意に反して助けられてしまう。恩を受けるとぜんそくの発作が出るまでに家訓が染みついた彼は、恩を返そうとその少女の望みを聞くのだが特にないという。それでもと無理矢理聞き出した彼女の望みは「恋をさせて欲しい」というものだった……

 今期の新房枠w
 ヴァンパイアバンドがちょっと作風がはずれてたのに対し、こっちはまんまというかなんと言うか。堂作者の「聖☆おにいさん」はちょっと違うけど。
 大企業の御曹司から一転、橋の下暮らしをすることになった行だけど、エリート意識が凝り固まった主人公が奇人たちに触れて変わっていく……と言えば確かにその通りなのだろうけど、その変わり方が良い変わり方なのかどうなのか。
 シュール系なので好みは別れるだろうし癖はあるけど、結構良い取り合わせに思えます。


  閃光のナイトレイド #1「救出行」。1931年上海。中国の軍閥に日本財界の重要人物が誘拐され、その事態収拾に新設されたとある特殊部隊が行動していた。その彼らはただのエージェントではなく、それぞれに超常能力を持った異能者たちだった。

 「アニメノチカラ」枠第二弾。雰囲気はそこそこ出てるもののやや上滑りの感もしたりしなかったり。でもこういう「背伸び感」は実は結構好きなんですよね。作画とかのレベルが高いので「へっぽこアニメ」とは言えませんが。
 1クールでどれだけ出来るかというのが結構大変だけども、時間制限有りの超能力(しかも一旦発動させたら制限時間のカウントを止めることが出来ない)というのは、地味に面白いかもしれず。二話以降の様子見かなぁ。


  いちばんうしろの大魔王 #1「魔王が誕生しちゃった」。コンスタンス魔術学院の転入生として帝都にやってきた紗伊阿九斗。初めての帝都でおばあさんを助けたらその孫娘に誤解され襲われるというトラブルに見舞われる。が、誤解が解けて話してみるとその少女・服部詢子は正義感が強く、しかも学院の生徒と言うことで意気投合。相手からの申し出で金打(きんちょう)で友情の契りを結ぶ。
 さい先が良いと思われた転入初日、しかし将来の職業を占う学院の八咫烏に「紗伊阿九斗の将来の職業は魔王!」と宣告されてしまう。それが原因で学院中から畏怖の対象にされてしまったばかりか、詢子から裏切り者呼ばわりされて狙われるはめに……

 パンチラじゃなく、ふんチラというのは新しい……のか? つかふんどしの意味ないよな、どう考えても。しかもメインヒロインじゃないとかw
 どうも出生の秘密があるらしいけど超善人の主人公が将来の魔王宣言されて云々かんぬん、という、まあ説明してしまうとそういう話のお色気コメディ?
 毒にも薬にもならず、まあ、そういうものとして楽しめってことでしょうな。
 ひとまず様子見。


2010年04月10日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] HEROMAN#2

  HEROMAN #2「エンカウンター」。自分が作ったヒーローマンが巨大化し、動き出したことに不安を覚えるジョーイ。ヒーローマンの力はすごいが、そんな力を自分が持っていていいものか。思い悩んだ彼は親友のサイに相談するが、その話を信じ切れない様子ながらもサイに「どうすべきかより先に、ジョーイがヒーローマンをどうしたいのかじゃないのか」とアドバイスをされる。
 そんなとき、セントラルシティにスグラックと名乗る宇宙人が襲来、破壊活動を始める。そしてスグラックは傍受した電波の発信元であるデントンを捕獲しようとする。デントンの危機を目の前にして、ジョーイはついに決断をする。

 第一話はなんとも判断がつかなかったけど、二話目はオーソドックスながら良い感じですな。ヒーローマンはあまりごちゃごちゃと秘密とかなしに、どうやらあくまで「突然与えられた力」という位置づけらしい。
 ジョーイはそのヒーローマンの力にあこがれが目の前に現れた興奮を覚えるが、同時に強大な力が手に余るのではないか、自分がこんな力を持っていていいのかと思い悩む。
 それに対し、出した答えはシンプルなもの。ジョーイはデントンを攫おうとしてたスグラックを倒し、みんなを守る。スグラックって倒すとあのでっかい甲羅みたいな形になるのか。
 でもスグラックはまだまだたくさんいるし、ジョーイのことを快く思ってないウィルもジョーイの秘密を知ってしまい、なんだか悶着がありそう。ウィルも心底悪い奴ではなさそうではあるのだけど……

[映画] 第9地区

 南アフリカヨハネスブルグに突如巨大な宇宙船が襲来、だがその中にいたのは、弱り切った数知れぬ異形のエイリアンたちだった。
 なんらかのトラブルで母星に帰れず地球にやってきたらしい彼らを地球人は保護するが、その実は「第9地区」と呼ばれる宇宙船直下の地域に隔離しており、あまりに人類と異なる彼らとのトラブルも耐えないのが現実だった。
 そして彼らの襲来から二十年。エイリアンの管理を委託されている軍事企業MNUは、市民からの苦情や激化する排斥運動を受け、エイリアンを校外の新しい難民キャンプに移動させようとする。
 その責任者となったヴィカスは武装した傭兵たちを引き連れエイリアンたちへの立ち退き勧告を行っていくが、訪問したエイリアンの家で発見した黒い液体を浴びてしまう。それが、エイリアンと人類にとって一大転換期の始まりになるとも知らずに……

 無名監督の比較的低予算映画ながら米国を席巻したということで話題の映画。宇宙人が集団で移民・難民としてやってくる、というアイデア自体は「エイリアン・ネイション」を始め多数あるのだけども、それが南アフリカ、しかもゴミ溜めのようなスラムに押し込められてるという図はかなり衝撃的。作風もセミドキュメンタリー形式で、記録映像風に作った映像を多用しリアリティを増している。
 映画の基本アイデアや筋自体はヘタをすれば陳腐になりかねないのだけど、この演出により臨場感を生み出し、先の展開を読みにくくしている。いや、中盤以降の筋を説明するとひどく陳腐に聞こえてしまうだろうから、説明はしないけど、中盤以降も大変面白かったです。
 この徹底したリアリティ演出は、かなり興味深かったですわ。