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2009年02月11日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 対照的

  ネット暴力:匿名背景に集団化 ブログへの悪質書き込み摘発、無責任な書き込みに警鐘毎日 )と 2NNの管理運営者中島竜馬さん「ネット世論がすべてではない。でも、力は持ち始めている」朝日 )。これはどちらも間違ってはいないのだけど、社風というか、社内のネットに対する雰囲気がもろに出てるというか。毎日はどうもネット耐性が弱く、朝日も結構叩かれてるのだけど毎日のようにはネット敵視的な記事は多くない。どちらも書いてることは間違いではないのだけど、「ネットで誤った情報が広がり続ける」という面ばかりを毎日は強調するけど、一方で 毎日新聞の疑わしい記事を検証し、それを報告する ということも行われているわけで。無論、これも本当かどうかはわからないし、さも事実のように書かれたことが嘘であったり間違いであったりということが多いのも確か。(ただし、この記事の追求に関しては検証可能なように問い合わせ先を示されているので、検証は可能) 「ネットでは誤った情報が正されず一人歩きする」というのは事実であるが、一方でその逆の現象も起こる。前者の面だけを強調してネットを否定することは、もはや不可能なのだろう。結局、朝日の載せた「ネット世論がすべてではない。でも、力は持ち始めている」が現実に即しているのだと思う。毎日もネットに対する統括的な方針をきちんと定め、散発的に攻撃的な記事を載せるのではなく、きちんと向き合ってつきあうべきだと思う。

  米紙「米国経済の『新』救世主―日本」論評掲載サーチナ )と Asia's sufferingeconomist )。どっちにしても微妙にうれしくない記事内容なんですが……どっちにしても中国の状況をどう見るか、日本、中国を含む極東アジア戦略をどう取るか、という気が。中国の情勢はイマイチ露出しないのだけど、市場と見るにしても労働力と見るにしても全世界規模のこの不況で景気が良いとは思えないわけで。つっても外需回復の見込みが立たない日本だけをパートナーにして立て直し云々というのも、現実的とは思えない。結局複数国で、という こういう見方 が一番良いのかな、とも思う。
 ところで戦後日本はつまらないにしても戦後史は戦後史で面白いんだけど。経済紙の記者だから、会社がどうとかいう視点でしか見てないのかなぁ。

[アニメ] 続夏目ちょっとだけ

 新キャラ多喜登場。つか、貴志がそれよりも友人たちに引っ張られて行くのに出くわし、微妙に嫉妬してる委員長萌え。

[その他] 視聴率と視聴人口

  肥留間正明の芸能斜め斬り 1兆円企業のNHKが一人勝ち内外タイムズ )。民放の不振とNHKの好調、なのだけど、この記事読んでふと気になったのは、視聴率と視聴人口というのは比例なのかということ。マーケティングを先鋭化させて性別と年齢層のターゲットを絞って、ということを一面ではやってきたのだけど、それって家族で見る、とかは正確に換算できない、というのがいまだに現状な感じが。そもそも、「家族でテレビを見る」というシチュエーションがあまり顧みられない昨今ではありますが。
 「この時間帯はこの層を狙え」→「その辺りはこれが受けてる」→「それみたいな番組を」の繰り返しが今の民放のていたらくのような。いや、時代に迎合することも大事なんだけど、それって逆に視聴者なめてるってことかなあ、と。


2009年02月12日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とらドラ#19

  とらドラ #19「聖夜祭」。期末テストが終わり、いよいよクリスマスパーティの当日。竜児はみのりが来るのか気もそぞろだが、大河が自分に任せておけと妙に自信ありげに言う。パーティのために大河はもちろん、竜児も大河父の要らなくなったお下がりのイブニングを着て、めいっぱいめかし込んでパーティへ。やはり会場にみのりの姿は見あたらない上、手際の悪さに見かねた竜児はついフルーツパンチの配膳役を替わったりとなんだかイマイチさえないが、それでもパーティは盛り上がり、竜児も知らなかった大河と亜美のクリスマスソング合唱でピークを迎える。だが、亜美から大河が会場を離れ、みのりを説得してから帰ると言っていたと聞き、竜児もいても立ってもたまらず会場を飛び出してしまう。

 鬱展開に本格突入。2chのスレも異様に伸びてる。
 みんな楽しいクリスマスパーティにうかれ、竜児もその気分に引きずられるものの、最大の目的であるみのりは姿を見せないまま。それでも竜児に「大丈夫」と言った大河の秘策は、「みのりが来ないと、竜児はいつまでも待ってる」と言うことだった。そうすることで二人の背中を押した大河だったが、自分はきっと好き合ってる二人が会うにはお邪魔虫とばかりに、自宅で一人寂しくツリーの前でたたずむ。
 だが、そんな大河の部屋を熊サンタが訪れる。「サンタがホントに来てくれた」とはしゃぐ大河だが、本当はその熊サンタの正体に気づいていて……気づいていても来てくれて、そばにいてくれて嬉しかったのだろうけど、それでも熊サンタを「あたしを嘘つきにするつもり?」と無理矢理送り出す。しかしその後で悟ったのは、もし竜児とみのりがくっついたら自分はもうこれまで通り二人の、竜児のそばにいられないこと。どんなときでも、いつでも自分のそばにいた竜児がいなくなってしまう、と考えた大河は思わず表へ飛び出し、ひたすらに竜児の名を泣き叫ぶ。
 自分が本当に心からいて欲しいと思っていたのは誰か、もう不可分なくらいに頼り切って依存していた相手が誰だったのか、自分の手ですべてを壊し手遅れになってから気づいてしまう大河。だが、その大河の叫びはもうそこにいない竜児には届かず、竜児が待ってると言われた学校へ向かおうとしていたみのりが聞いてしまう。そしてその結果は、これまでの全部を壊し、でも何も生み出さない結末……竜児は釈然としないまま、失恋の痛みも実感できないまま自分の恋の打ち切りを宣言され、ただ呆然とするしかない。
 亜美は亜美で大河がパーティ会場から去っていったことに気づかなかった竜児に「だから言ったのに」と怒りを除かせながら突き放す。でも、「あたしの言ったこと、聞いてなかったんだ」ってのは、ちょっと酷かと。それは亜美だからわかることだったのであって、竜児を含めた他の同級生にそれを判れというのは、それは詮無いこと。亜美もわかってはいるのだろうけど、「見えてしまう」自分だけが自分の気持ちを押し殺してまで損な役回りをしなければならないことに、ついに静かにぶち切れる。
 全員が誰かのためと思い、でも幼く未熟だからその反動の重さに耐えきることもできず、食い違ってしまった状況を大人の対応でどうにかすることもできず、形は保っているけどもこれまでの関係は完全に分断されてしまう。
 個人的にはこのラストの後でバニラソルトが流れたら痛々しさが最高潮だったのになぁ、と思うけど。まあ、劇中歌のクリスマスソングも、クリスマスにかけた祈りのはかなさが出てていいんだけど。


2009年02月13日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] よくわかりません

  赤松健「バクマンは原作者の願望充足漫画」アルファモザイク )。う〜ん、文章を見ると見出しほどには攻撃的なところはないのだけど、やっぱり読んでてちょっと引っかかる。具体的に言えるのは、竹熊氏の考察は「キャラのタイプ」としての話で、赤松氏は思考パターンの話を主軸にしてるので、「違う」というほどのものではないのですよね。真城が独り立ちするような伏線もちょこちょこあるので「画力もあり話も作れるキャラクター」としての理想が真城に投影されている可能性はあるけども、そこで「作者の願望充足」という言葉が出てきてしまうのがやはりちょっと「あれ?」と思ってしまうのですよね。「作者の願望」はあるにしても、「充足」と現時点で表現するのは、分析というより印象だと思うのですが。
 その他の分析は「徹底的に傾向と対策で売れるマンガを作った」赤松氏だけあって面白いしさすがと思うのですが……島本氏も「売れた漫画家の上から目線」というかなり棘のある発言をしてるし、普通、もし若手や駆け出しの発言なら「ねたみ」と済ませてしまいそうになるのだけど、どちらも独自性を確立しニーズを確保してる作家なので、単純に「売れた者へのねたみ」とは思えないのですよね。島本氏は「燃えペン」「吼えペン」でやっぱりマンガ業界を舞台にしてるわけなので、マンガ業界を舞台にしてること自体にどうこう、ではないはず。(逆にそこに対する方法論の違いで何か引っかかりを感じてるのかもしれませんが)
 ともかく、もしかしたら、話題になっているという以外にも何かマンガ家さんが気になる要素がある、ということかもしれません。
 しかし、何気にジャンプ王道パターンなことは、普通に言われてはいますがそこは欠かせない要素だと思うのだけどなぁ……


2009年02月14日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まりほり#6とドルアーガ2#6

  まりほり #6「倒錯の保健室」。朝から気味の悪い百面相を鞠也に突っ込まれるかなこ。今日、天の妃高等部では身体検査があり、順調に伸び続ける身長と胸囲に憂鬱になる一方で、クラス委員であるかなこも保健委員のサポートにかり出されるため、堂々と露出率高めの娘さんたちを視姦出来ることに浮かれているのだった。しかしそれをネタにかなこいじりをする鞠也も何故か憂鬱そう。早朝から茉莉花と出かけ、朝食にも顔を出さない。これはきっと男だと言うことがばれないよう、権限を使って身体検査をばっくれるつもりかと、妙に勝ち誇るかなこ。
 いよいよ待望の身体検査だが、期待が高まりすぎたかなこは目の前で桐が脱ぎだしたのを見て鼻血を吹き出して昏倒。せっかくの役得タイムだったのに保健室のベッドから動くことができない。だが、カーテン越しに級友と話す鞠也の声が……なんで男の鞠也が他の子たちと身体検査を!? と驚いて飛び上がりカーテンをはね除けるかなこが見たのは上半身裸の鞠也が隠す胸元に確かにある、二つのふくらみだった。

 鞠也の双子の妹・静珠登場。つか、一瞬「あれ? 声聞き覚えがあるけど誰だっけ……?」と迷ってしまった。もろ平野綾なのに。読者全プレのCDドラマではかなこ役だったらしいけど、アニメではこっちに回りましたか。
 ほくろの位置と性別以外は見た目鞠也とそっくりの静珠。でも、ドSでやることが容赦ない鞠也に対し、静珠はちょっとどこか抜けてて押しに弱い感じ。しかも男装で男子校に通ってるのに、男嫌いという……そりゃ体操着やらリコーダーの上の部分やら盗まれてれば……と思ったら、小さい頃からこの調子で鞠也からいじられまくってたのが原因っぽい。でも、鞠也にしてみれば身内でかわいいからいじってるとかいう……倒錯してるなぁ。あれ? でも、それじゃかなこをいじるのは……ただの珍獣あつかいか。
 かなこに対して「かなちゃん」と妙にフレンドリーなのは、元々ひとなつこい性格なのか? 原作ではなかった「保健室を飛び出そうとして鍵がかかってることを忘れて扉が開かず、とまどう」という描写でドジっ子成分増量みたいだけど、アニメじゃ今後登場あるのかなぁ。第二期があれば登場の機会は確実にあるのだけど。
 そいでもってオマケはエピソードの間に差し挟まれてた「下着泥棒」ネタを膨らませたもの。完全に犯人扱いされたまま「続く」になっちゃってますが、投げっぱなしジャーマン?
 あ、アイキャッチの伸び続ける自分の身長に憂う隆顕様は非常にかわいらしゅうございました。


  ドルアーガの塔〜the Sword of URUK〜 #6「四つの刺客」。先行しているニーバたちを追うジルたち。だがジルのパーティは階を移動した際にばらばらにはぐれてしまった。ヘナロとはなんとか合流し更にファティナたちを探すジルは、グレミカの一行と遭遇する。カイを取り戻そうとするジルと迎え撃つグレミカだが、その戦いは何者かの攻撃によって中断された。その突然の乱入者は機械人間と少女の姿をしていたが、その攻撃力は絶大で、戦いを中断したジルたちとグレミカたちをたやすく圧倒していく。
 一方先行するニーバたちの前にも、同じような男女二人組が立ちふさがっていた。

 ジルたちが塔に入ったのは半年遅れだというのに、ニーバたちはまだ入って十日あまりしかたってないという。時間の流れが遅いというより、ギルガメスの心象世界だから時間の流れも不安定なんだろうな。
 そいでもって前シリーズの終わり頃にちょっとだけシルエットが出てきた、「パズスの棺」の中身。かつてドルアーガに使えた四体のナイトの力を宿した人工生命体なのだが、彼らに対してのヘナロの反応がおかしい。どうも彼らのことを知ってるみたいで、しかも浅からぬ因縁らしい。ヘナロって単に巻き込まれただけかと思ったのだけど……計算して巻き込まれたように見せかけた、というふうにも見えないのだよなぁ。まあ、幼女はいくらなんでも狙いすぎ、とか思ったら、グレミカの攻撃にあっさり退場……あらら。と思ったら、傷ついた彼女はクーパに拾われた模様。OPでも一緒にチアガールやってるし。
 もう三体の刺客はロボット風味で顔の表面に表情のような模様が浮き出るのと、普通に強そうな戦士風の成年、それとやや熟女っぽい偽KOS-MOSw まったく歯が立たないわけではないけど、一対一ではニーバですらも危うい強さ。ただでも困難な旅を引っかき回しそう。
 ニーバの最終目的も明らかになったけど、カーヤの目的とはちょっと違い、もう一人のギルガメスを通して気まぐれに人間を苦しめる神をたおす、それが無理でも一矢報いることだった。能力はとても高いのに庶子であるために嫡子であるジルと生まれながらの差がある、というのが尾を引いてるのだろうなあ。これでジルがいやな奴ならストレートにそっちに恨みが向かったのだろうけど、ジルは裏表なくニーバを兄と慕ってるみたいだし。
 後はジルとファティナの痴話喧嘩が夫婦漫才化してたりだとか。もうお前らくっついちゃえよ!
 そして次回は死んだはずのアーメイが? 単に戦いではなく、ちょっと違った様子の話になるのか?


2009年02月15日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 侍戦隊シンケンジャー#1とディケイド#4

  侍戦隊シンケンジャー #1「伊達姿五侍」。人々を襲い苦しめることで三途の川をこの世に氾濫させようとしている外道衆と一人戦う青年、志葉丈留。しかし外道衆の大将である血祭ドウコクがまもなく復活し、そうなれば敵も強力になり丈留一人で戦い続けることは難しい。それを予期したジイこと日下部彦馬からかねてより各地にちりぢりになった家臣筋の者たちを集結させるように丈留に進言する。だが、丈留はそれに色よい返事をしない。主家だ家臣だということで、これまで平穏に暮らしていた連中を生死をかけた戦いに巻き込みたくなかったからだが、ジイは押し切って招集をかける。
 その頃、かつて志葉の一族によってばらばらにされていたドウコクがよみがえり、勢いづいた外道衆からアヤカシ・カゲカムロが人間界の露払いを買って出る。

 和のテイストを正面から押し出したシリーズだけど、これまで「カクレンジャー」「ハリケンジャー」と忍者モチーフの戦隊はあったが今回は侍。まあ、あの全身タイツは侍というより忍者と言った方がしっくりくるからなぁ。
 和ものテイストはアイテムにも反映されてて、「モヂカラ」という力を具現化して変身したりするための変身アイテム「ショドウフォン」に、共通アイテムである「シンケンマル」、その他各自の武器も斬馬刀、和弓、槍、扇子、手裏剣がモチーフになってる。これまでの戦隊ものだと共通アイテムと独自アイテムの棲み分けが微妙なところがあったけど、今回はシンケンマルがそれぞれの武器に変化するという形。
 巨大ロボは普段印籠のような形をしている「折神」がモヂカラによって巨大化・変形、今回はまだだけど合体して巨大ロボになるらしい。動物形態だけで戦うのかと思ったら格納形態でも体当たり攻撃したりするのはちょっと新鮮。
 今回仲間が同じ立場でならんでるのではなく、レッド以外の仲間は血統的に家臣というのが面白い。極端に忠義心が篤いブルーに、今時らしい高校生な態度で古式然とした君臣関係に醒めた態度を見せるグリーンと、仲間内がまとまるまでにもいろいろありそう。これで途中でジイが犠牲になったりしたら多分泣くな。w
 敵側は今回は女幹部も完全着ぐるみ。しかし、声がチョーと朴ろ美……聞き覚えがあるわけだ。
 マスクのデザインでいろいろ言われていたけども、お約束と斬新なコンセプトが両方盛り込まれて、割と期待できそう。


  ディケイド #4「第二楽章・キバの世界」。写真館事再び次なる世界に転送された士たち。今度の世界でいきなりビルに巨大な竜が埋め込まれた光景に驚くが、士はそれがキバの世界だということを思い出す。ここでも怪人――ファンガイアを倒せばいいのか? この世界でなすべき事がまたもやわからない士だが、写真館にやってきた客がいきなりスパイダーファンガイアになったのに驚き、ディケイドに変身しようとする。だが、スパイダーファンガイアの様子が何か変。栄次郎が見せたチラシには「ファンガイアと人間の交流会」のお知らせがあるし、外へ逃げたスパイダーファンガイアを見ても通りかかった子供たちは怖がるどころか士からかばいはじめる。どうやらこの世界ではファンガイアと人間は友好的に暮らしているらしい。だったら自分がすることは何もないのでは? と悩む士。
 しかし、街中を人間を追いかけ制裁を加えようとするライオンファンガイアに出くわす。「やっぱり人間と共存なんて嘘だったか!」とライオンファンガイアを倒すディケイド/士だったが、騒ぎを聞きつけ現れたファンガイア族の王子ワタルがまたもやディケイドを見て「悪魔」と呼びキバに変身して襲いかかってくる。その戦いを止めたのは、クウガの世界にいるはずのユウスケだった。

 今度は一気に話が飛んで、キバの世界。だけど、ここもこの前まで放映していたキバとはなんだか違う。渡は渡でなくワタルで子供だし、キバットは2世でなく3世、ファンガイアは人間を襲うことを掟で禁止され、人間と共存して暮らしている。糸矢が憎めないヤツになりすぎw
 一見、理想的な世界に見えるが段々いろんな問題をはらんでいることが明らかになっていく。ファンガイアの中には掟に力尽くで押さえつけられることに反発し衝動のままに人間のライフエナジーをむさぼろうとする不満分子がおり、それを抑える要であるワタルは何故かファンガイアの王となることを拒否し続け、王位は長いこと空位のまま。そこで音也・士の出番……ではなく、どうも鍵はユウスケの方らしい。自分が悩み、挫折し、そこから八代や士の叱咤によって立ち直ったことと重ね合わせ、ワタルに自分が進むべき道を見つける手助けをしようとしている。
 そこに現れた謎の男。どうもファンガイアらしいのだが、人間とファンガイアの共存など所詮は絵空事、とうそぶく。しかしかつてはその理想を抱いていたらしいから、だとするとワタルの……?
 そして、またもや謎の男に呼び出され現れたカイザがディケイドを襲う。「俺の思い通りにならないヤツは邪魔なんだよ!」と草加節全開。w
 あと、各ライダー世界二話のうち、一方は旧作のタイトルパターンを踏襲するのか。クウガ編だと「漢字二文字(#3「超絶」)」だし、今回は「音楽用語・内容」のキバのパターン。特にサブタイトルがなかったアギトとか、明確な法則がなかった電王とかはどうなるんだろう?


2009年02月17日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなえり#7

  みなみけおかえり #7「オレでよければ」。運動会の二人三脚でマコトとペアを組まされることになったチアキ。だが勉強は出来ても運動はまったくダメなチアキは、文字通りマコトの足を引っ張りまくる。マコトにはそんなそぶりは見せなかったが、実は気に病んでいたチアキはマコトと同一人物とは気づかないままマコちゃんに練習相手になってくれと頼む。

 今回はマコちゃん特集。マコちゃんがマコトだと気づかず二人三脚の練習をするチアキ。照れて距離を置こうとするマコちゃんの手を取り、肩に回させたり。なんとか上手く行くようになってマコちゃんに感謝するチアキだが、うっかりマコトが元の姿での練習の時に肩に手を回してしまい……いや、まあ、どっちが悪い、ってわけじゃ、ない、よね?
 他にはマコちゃんの胸があまりに平地なのが気にされたり、うっかりマコちゃんがタヌキの尻尾を出しそうになったり。
 「それだけは男として越えてはいけない一線!」って、とっくに一線は越えてる気がするんですが……って、あれ? マコちゃんの正体知ってるのって誰なんだっけ? カナ、内田、吉野と冬馬だけ? マキは知らなかったんだっけ?

[その他] グンクツの音が聞こえそう

 このところのマスコミの麻生政権への攻撃、というよりはむしろはっきり揚げ足取りを見てると、さすがに引きますな。何度も言ってるけど、現政権批判は批判でいいんですが、捏造と言っても良い切り貼り、どうでもいい揚げ足取り、ダブルスタンダードぶりを見てると、理性のかけらも感じられないのですが。戦前戦中の満州当たりとか太平洋戦線前半当たりの報道の過熱ぶりって、こんな感じだったのかなぁ、とか思ったり。
 ネットが普及し情報化社会と言いますが、ここんところ困るのは検索性。普通ならぐぐって調べればいい、という話なのですが、マスコミがあまりに切り貼りのロンダリングを行うと、そちらの記事と、あとそれを真に受けたサイトの記述ばかりが検索で引っかかってしまい、元発言やらの検索順位が異様に下がってしまうのですよね。逆に言えば、バカにならない数のサイトが「元発言の参照・リンク」を行わないままマスコミ記述をそのまま受けて意見を書いてる、ということなのですが。ネットは完璧ではないにしても、本当はじっくり腰を据えて調べれば色々とお宝が出てくるものなのですけどね。とにかくスピードと数で押し流されてしまうのは、なんとかならないものか。
 いくら手段や行為がアレでも、一応若干の敬意を持ってるので「マスゴミ」とは言わないようにしてるのですが、本当にこうもゴミをまき散らされると思わず言いたくなってしまいますな。


2009年02月18日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] これはひどい

  週内の予算案採決見送り 辞任問題で審議一時空転47news )。これはまったくすごい。民主「中川氏が辞任しなければ審議拒否」→中川「審議に影響を与え国益を損なうので辞任します」→民主「謝罪しなければ審議拒否」。結局審議拒否しかしないんじゃん。
 二次補正予算も定額給付金はまったく益のない悪いもの、という風潮になって(何故かその益のない悪いものを世界各国が行い、GDPを一時的にとは言え押し上げてたりしますが)「そんな定額給付金を押し通そうとするから民主が審議拒否をする。自民が悪い」的な報道をされてますが、これ見る限り(というか以前から見え透いてるとおり)定額給付金をはずしても別の理由をつけて「審議拒否」なのは見え見えですね。何故かほとんどのマスコミが審議拒否について民主を糾弾する論調を見せず、不思議なことに「自民の指導力がないのが悪い」とかいうことになっていますが。
 あ、言っておきますが、私は「自民を信じてる」わけでも「民主を特別信じてない」わけでもありません。ただ行動を見てるだけです。そしてその行動とそこから推測できる次の行動で、「民主を支持しない」と言ってるだけです。つか、主義主張は人それぞれだけど、この現状で「今の状態は自民のせいだから民主に交代した方が良い」と言ってる人の判断力は疑いますね。まあ、それは一昨年の選挙の時から思ってますが。その時想定した最悪レベルのシナリオを、現状はほぼ踏襲しています。予想外だったのはマスコミの思った以上の偏向っぷりかな? 結果的に自分で自分の首を絞めてるとしか思えませんが。(景気対策が遅れて景気が低迷し続ければ、広告収入が回復するわけはないのに)
 中川氏の辞任についても、マスコミや経産省官僚がはめたんじゃないか、って話もありますが、まあ、そこは憶測レベルなのでアレ。

 私がわざわざこんなこと書いてるのは、別にこれで世間の流れを変えられると思ってるからじゃありません。あまりの頭の悪い展開に愚痴を言いたい、というのもありますが、基本、アリバイ工作のためです。「自分はこの頭の悪い展開には荷担していませんでした」と将来言うための。荷担した人の中には、そのうち「だまされた」と言う人もいるかもしれません。おそらく大半はそれすらも言わず、別の犯人捜しをするでしょう。悪いけど、私はその頭の悪い行為に加わりたくありません。だからここでアリバイ証明です。
 まあ、こんなことが必要ない展開になればいいのですが、わりとそうなる可能性が高いのですよね。こんなことが無駄に終わって私が笑い者になることを、心の底から願います。


2009年02月19日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とらドラ#20

  とらドラ! #20「ずっと、このまま」。みのりにふられたショックもあって年末年始をずっと寝込んで過ごしてしまった竜児。新学期の初日にはなんとか投稿できるようになるが、クリスマス以来ずっと竜児を避けてた大河は「私がいつも竜児と一緒にいたからみのりは誤解しただけ! 私がしっかりして自立すれば誤解も解ける」と言い切る。そんな大河の声援もあって竜児は頑張っていつも通りにみのりに挨拶しようとするのだが、朝教室前でばったり出会ったみのりは、クリスマスのことなど何もなかったかのように、まったくいつも通りに挨拶してくる。逆にテンパった竜児が逃げ出してしまう始末。みのりの意図がまったくわからない竜児は、放課後、ハワイでの写真集の撮影から戻ったばかりの亜美とばったり遭遇。何故かこれまでにない棘のある言葉を投げつけられるが、亜美と待ち合わせしていた大河から話を聞いた亜美は、「ついに大やけどしちゃったんだ」と……そして竜児の顔を見ていたくないとばかりに去ってしまう。
 不自然に変らないみのり、不自然に変った亜美と大河に戸惑う竜児だが、相も変わらぬ大河の励ましで、沖縄から雪山になってしまった修学旅行でみのりの本当の気持ちを聞いて現状打破することを決意する。

 修学旅行編突入。
 竜児への気持ちに気づいてしまった大河だが、それを押し殺し、自分が自立することでみのりと竜児をくっつけようとする。みのりはみのりで、竜児が告白する前にそれを拒絶したのだが、不自然なまでに以前通りに接してくる。だが、ふとしたはずみに見せる竜児への表情はすでに以前通りではない。二人して同じ事考えてるんだなぁ。
 亜美は亜美で、ねじれにねじれた不自然な状況が、なんとか避けようとしていた事態になり、なんだか投げやりに。竜児に対しても「バカだから顔も見たくない」とけんもほろろな言葉を投げつける。自分の気持ちを殺してでも守りたかったものが、結局誰もわかってくれなかったばかりに予想したとおりに壊れてしまったのを、もはや自嘲気味に見つめるしかしない。
 でも、それには気づかない、気づけない竜児。一番全体を俯瞰してるのは亜美なんだけど、亜美はもはやあきらめ気味だし。
 で、修学旅行。本当は沖縄だったはずがホテルが全焼。雪山スキーという展開に……南の島から一気に雪山じゃ、気分も萎えるわなぁ。能登や木原なんかのサブキャラも北村と大河をくっつけようとしたりそれを防ごうとしたり。まあ、春田は相変わらず空気を読まないアホキャラぶりだけど、こいつが狂言回しにならないと進まない場面ってのが多々あるんだよなぁ。
 それにしても独もといゆりちゃん先生の「人生、思い通りになると思うなよ?」は重みと含蓄があるw

[その他] 嘘はいけませんね。確かに

  「社会変革の運動を失速させたのは間違いない。しかし、彼らがいたから、今でも日本には徴兵制がなく、日本人は戦争に行かずに済んでいるのではないか」毎日 )。……どこをどう考えれば「日本に徴兵制がないのは連合赤軍のおかげ」になるのかまったく理解できませんが、まあ、「あーちすと」だから面白いものを作ればいっか、と思ったのですよね。ええ、確かにいっときはそう思ったんです。
 でもよくよく考えたら、連中のしたことって……(参照: やる夫はあさま山荘を攻略するようです【山岳ベース編】 まあ、わかりやすくしたまとめなので、正確さに問題はありますが、流れはつかめるはず)
 これも基本は「赤軍側の証言」です。「権力におもねらない」という態度は立派だとは思いますが、それは「権力側の見解を全否定する」ではないはずなのですよね。一方からの見方では偏りがでるから、多くの視点が提示された方が良い。それは確かです。が、おかしいものはおかしいのです。映画は見てないので、偏ってるかどうかはわかりません。が、やはりこの日本赤軍の正当化は明らかに間違ってる、とは言えます。それは曲げるべきではないのですよね。


2009年02月20日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まりほり#7とドルアーガ(2)#7

  まりほり #7「疑惑の黒下着」。みんなとの昼食中、同じ自宅生ということもあってすっかり仲良くなった様子を見せるサチと奈々美。美少女同士がたわむれるのに鼻の下をのばすかなこだったが、温厚な弓弦が「おもしろくない」とつぶやくのを聞いてしまう。意味が分からないまま寮に戻るが、今度は鞠也が弓弦の最近の様子について聞いてくる。同じ弓道部の鞠也は最近弓弦が調子を落としているのが(自分の部のインハイ行きがかかってるので)気にかかっていたのだ。特にこれといった心当たりのなかったかなこが、昼食のときのことを話すと、鞠也が意味ありげな笑みを……
 翌日、弓弦はサチを部活の見学に誘うが、サチは奈々美と買い物の先約があるからと断ってしまう。弓弦は一番の仲良しだったサチが最近奈々美とばなり仲が良く、取り残されたように感じていたのだった。そのことで心を揺るがせる未熟さを、部活中に鞠也に相談する弓弦。だが、その時買い物を後回しにして見学にやってきたサチと奈々美が内緒話をしてるのに動揺し、弓弦は道場を飛び出してしまう。

 仲間はずれだーれだ? の回。
 前回の下着泥棒の件、投げっぱなしじゃなかったですな。でも、「踏みとどまってる」って、全然踏みとどまってませんがな。
 奈々美とサチが急接近することにより、弓弦はサチが取られたように思ってしまい、嫉妬気味。かなこは奈々美が加わった事によるグループ内の均衡が崩れてることに気づかないのだけど……他の人がスルーしてる生徒会長と鞠也の不仲は気づくのに、鋭いのか鈍いのか。
 温厚でグループのまとめ役っぽい弓弦が、それで嫉妬しその嫉妬にまた苦しみ、鞠也にも相談するのだが(まあ、性格と性別以外は完璧超人だからなぁ)、やはり仲良くするサチと奈々美を見て感情を抑えきれなくなってしまう。
 で、醜態をさらしたのと嫉妬する自分を見せたくないので仮病でずる休み……が、その弓弦をサチたちがやってくる。見舞い、ということもあるが、何よりその日は弓弦の誕生日。奈々美とサチが相談したり買い物したりというのは、そのプレゼントのためだった。照れながらプレゼントを差し出す奈々美を見て、弓弦は自分の空回りと、奈々美は自分にとっても友人であることを実感し、誤解と嫉妬が氷解する。
 ……ってここまでならいい話で終わりなんですけどね。所在なさそうなのはかなこ。弓弦の誕生日を知らず、何も用意してないまま。回りのフォローが一層痛々しい上に、鞠也までプレゼントを用意してやってきてこっそりとどめの一言で突き刺す。いや、まあ、実は鞠也がそれとなくチャンスを与えていたのに(鞠也が全校生徒のプロフィールを把握してる、と言ったところ)、それを桃色妄想で潰しちゃったんだから、まあ、ちょっとは自業自得ですわな……
 そしてまたもや投げっぱなしになるかもしれないかなこの隠し芸前振り。鞠也の無茶振りにどう答えるのか!? って、かなこが出来るのは自爆芸くらいか……


  ドルアーガ(2) #7「常春の館」。幻の塔の内部とは思えない、おだやかな平原に建つ閑静な館へとやってきたジルたち。警戒して館の様子を窺おうとしていたところを、ウラーゴンたちとはぐれたメルトとクーパに遭遇。金剛の間でのことでファティナが文句を言いかけたところで、一行の前に、死んだはずのアーメイが現れる。あっけに取られつつも、再会を喜ぶ一同。だが、その不自然な出来事の理由を、アーメイは言葉を濁しはっきりと答えようとはしない。何か邪悪な力がなしているわけではなさそうでもあり、一行はすっかりくつろぐ。
 ただ、ヘナロだけが事の異常さを訴えていたが、ファティナたちの前にもカリーが、そしてヘナロにも死んだはずの父親が……
 アーメイたちの話によれば扉自体は近くにあるのだが、それには館の物置にある鍵を見つけなければならないという。乱雑な部屋をクーパの指示で片付けつつ探すのだが、ウトゥが、「しばらくここにいてもいいんじゃないか?」と、鍵の探索に消極的な言葉を吐く。
 一方、兵士たちが全滅した黄金騎士団もウラーゴンとクムがクーパが拾った少女(ドルアーガ四騎士の一人、マイト・ザ・フールだが、ウラーゴンたちは正体を知らない)を連れて館にたどり着く。だが、相も変わらずウラーゴンに八つ当たりをされるクムの前に、幼い頃死んだはずの姉が現れる。

 階ごとにクリアしなければならない試練があるのだけど、今回は武力ではなく「平穏と懐かしさ」。以前カーヤの入浴シーンが出たのはこの館だったのか。
 もう二度と会えないと思っていたアーメイやカリーと再会し、それが本物ではないことをわかりつつも、それでも喜びを隠しきれない。だが、あまりに平穏で優しい時間は、一行の決意を緩やかに浸食していく。ウトゥは扉の鍵を見つけたのに、それをみんなに言うことをためらってしまうし、皆「しばらくここに腰を落ち着けても」といいつつ、旅の再開を先延ばしにしようとする。ジルは皆を説得しようとしてアーメイに目で助けを求めるが、アーメイは無言で首を振るだけ。この死者の幻たちは、本物ではないけど「限りなく本物」なのだろうなぁ。ただ、自分たちが何故そこにいるのかを知っている。アーメイはその上でジルが自分の言葉と意志で仲間を説得して旅を続けるべきだと思ったのだろう。
 そこに襲撃してくる三騎士。館を守ろうとするファティナたちに、しかしジルは扉へ向かうことを提案し、さらに反対しようとする彼らに渇を入れる。「このままじゃずっと追いつけない。カーヤにも、ニーバにも……アーメイにも!」。その言葉に、黙って頷くアーメイ。扉まで彼らを送ったアーメイたちは、本当に最期の別れを告げた後に消えていくが、アーメイは消える前に以前教えたハンドサインをジルに手向けとして送る。そのハンドサインの意味は「前へ進め」。
 マイトも最初に見た、自分の棺を空けたカリーを親だとすり込まれていて、その幻に「みんなを守って」と言われたその直後、三騎士の館の襲撃が起る。カリーの言葉を命令として認識したマイトは、狂乱したままかつての仲間たちを襲う。自身も傷つきつつも、彼らを撃退するが、気絶した彼女を意外にもウラーゴンがただ一人、背負って扉へと向かう。人造兵器であるマイトにすら現れた「大事な人」が自分のところに現れない、自分には「二度と会えない大事な人」がいないという事実を突きつけられ、疲れた表情を見せていたウラーゴン。だが、母親をしたう赤子のように寝ながら自分のマントを掴んだマイトを見て、何か心境の変化が起きた模様。今までただの無能で部下を顧みない士官としか思ってなかったけど、今回初めてウラーゴンがちょっとかわいそうに思えた。
 そしてもう一人、その正体が明かされたヘナロ……もとい、暗殺者パズスの娘・ヘカテー。彼女がジルたちの一行に巻き込まれたのは偶然ではなく、アミナの命令によるもの。その使命は、パズスがいなくなったことで暴走した四騎士の回収、そしてジルたちがもう一人のギルガメスを倒すのを防ぐことだった。彼らが館にとどまれば、ジルたちを殺さずにすむ。しかしそれでも進む彼らに躊躇する彼女を、パズスの幻影が「殺せばいい」とささやく。苦悩しつつも再びパーティに戻るヘナロだけど、潜在的な裏切り者なわけで……そういえば、ジルがカイに予言された「三つの裏切り」、カーヤとニーバの裏切りはひとつにカウントされるのかな? ヘナロの裏切りもカウントするとして、あと一回、裏切りがあるのかないのか。うーん。
 そして今回も嫉妬しまくりのファティナ。良い感じです。でも多分噛ませ犬的に。