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2008年04月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 例年の

 今年は動物園かよ> アイレム
 ネットラジオまで準備してるよ……たった一日のためにどれだけの手間なんだか。


2008年04月02日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 今期最終回2とその他ちょっとだけ

  破天荒遊戯 #10「君に贈ろう」。何故そうなのかわからないまま言われるままの別れ、とその拒否。あ〜、なんつ〜か、ある意味最後まで破天荒でしたわ。演出・展開が唐突なのはいつものことなのだけど、話の核心らしいキャラが出てきたところで終わり、って、第二期の宣伝でなければただのギャグですな……いや、もともとギャグ寄りの番組だったか。

  俗絶望先生 #13。先週OPで常月のシーンに色がついていたので「もしや」と思ったら、思った通り最終回でOP完成版。本来こうだったんだ。生き場所を失った野良○○とか、めるの吹き替え声優募集とか、前提話とか。二期前提の第一期終了とか。なんかそういう終わりのアニメ、最近多いですね。上のとか。万世橋君の気持ちがちょっとわかったり、永遠の十七才前提でなければツンデレカフェにはちょっと行ってみたかったり。「第二期が怖い」は当然のように「第三期も怖い」。
 そして、最終回でEDも初ED。リアル調の顔が怖い。w

  みなみけおかわり #13「みんな揃って、ごちそうさま」。予定調和だけど、まあ結構上手く収めたと思います。最後に前期のOPが流れるってのはちょっとびっくりした。制作会社が違うって前提での不意打ちだろうなぁ。そしてこれもオチは保阪。保阪は出オチキャラか?
 途中数話「これはないだろう」という話もあったし、逆に結構楽しめた話もあったし。トータルで見ると、まあわりと楽しめたでしょうかね。でも、第三期があるとしたらどちらかと言えば童夢の方でヨロシク。

  ARIA THE ORIGINATION #13「その新しい始まりに…」。三人娘が次々にウンディーネになり、アリシアもアリアカンパニーを去り、新しいそれぞれの毎日が始まる、という終わり。つか、アリシアの現役引退はまだしも、寿退社って……今までそんな描写はなかった(と思う)のは、まあいつものことか。(原作にはちょろっとあるっぽい)
 最後にすっかり一人前になった灯里の元に、アイが入社してくる、というのは、お約束だけども良いまとめ方だったと思う。灯里は灯里でアリシアとは違うウンディーネになった、ってのがワンシーンで上手く表現されてたし。

  獣神演武 #26「演武の果て」。OPも旧OPでの最終対決。史明の力も取り込み、人間を捨ててしまった慶狼とタイトウの最終対決。最初わりと普通に帝位をめぐる武侠ものかと思ったら、いきなりヒゲのおっさんがラスボス魔王化したりと、意外と楽しめたり。前半、ホントにひねりがなかったし、後半も特別すごい展開というわけでもなかったけど。
 テーマとしては「運命を言い訳に逃げた男と、運命だのを振り切って自分で自分のなすべき事を見つけた男の対決」というところだろうか。まあ、ありがちって言えばそうなんだけど、蕾薇の「だって星は北辰七星だけじゃないもの」ってのは、まあ、その通りで。 大したことのない話と言えばそうなんだけど、「運命を言い訳にしないで自分のすべきことを自分で考えて行動しろ」って感じのところは、ちょっと共感してしまった。

 それとこないだのプリキュア5、消えたおやつのケーキをめぐってメンバー内で喧々囂々の疑い合い。普通は「仲間を疑うのは良くない。信じ合おう」で終わりになるのだけど、良いことを言って止めようとしたココを逆に疑ったりと際限のない醜い争いに。そこにたまたま現われたブンビーさん、濡れ衣を着せられてご愁傷さま。ちょっと今回はなかなかにはっちゃけてました。


2008年04月03日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] A-10はイナバ物置?

  さすがA-10、胴体着陸してもなんともないぜTechnobahn )。ホント、流石A-10というべきか……映画「トランスフォーマー」でも大活躍だったし、まだまだ現役?

  <フジテレビ>江原さん出演番組で報告書公表毎日 )。フジテレビサイトで公開されてるというので見に行くと、見当たらない。サイト内検索でようやくわかった。> ■「FNS27時間テレビ「ハッピー筋斗雲」について」(2007年7月28日放送)
 わかりづらいのもアレだけども「2・番組プロデューサー・アンケートの実施」を見て唖然とする。
 一部抜粋ですが「 今回の最大の問題点は、一般の方に“どっきり”という演出手法をとったことだ。」「 一般人に「勝手にどっきり」を仕掛けているわけで、それは「よけいなお世話」になると思う」「 放送後に出演者から抗議が来るということは、放送前の話し合いやコミュニケーションが欠けていたとしか思えない。」「 収録内容には納得、しかし編集上がりには不満足という、出演者とテレビ局の間にありがちな揉め事になってしまったのではないか。」。
 なんか、一般的な感覚から乖離しすぎてると思うのですが……問題は「江原氏が事実とは違う糾弾を行い、それにより出演者が精神的苦痛や風評被害などの被害を受けた」という点だと思うのですが。
 一方で、「 テレビが極めて「暴力的」で「危険な」メディアにもなり得ることを、スタッフは慎重に考えなければならない。」「 局の思いや企画意図がどうあれ、結果的にAさんやAさんの周りの方が不愉快な思いをされた時点で、この企画に不具合があった。」「 非科学的な根拠の薄いテーマを題材にした番組制作に対する一層の注意喚起が不可欠であることを実感した。」などのもっともな意見もあります。
 が、「 放送に私事が乗ることが、その人の人生を左右する(あるいは、すると感じる)ことがある。一般の方に協力いただく場合は、そこまで注意しなければならない。」は非常にまっとうな意見なんですが、逆に言えば「それって当たり前すぎることじゃない?」であるわけで、その当たり前のことがいまさらのように出てくるというのはやはりおかしいんじゃないでしょうか?
 とりあえず、こんなの流すんだったら地上波で 怪しい伝説 を流せと何度言えば(ry

[アニメ] ドラゴノーツ#25とシャナ2#24

  ドラゴノーツ #25「共鳴 ―永遠に響き合うように―」。ドラゴンを汚す存在として人類を抹殺しようとしていたタナトス。それを思い直すように説得しようとジンとトアはタナトスに乗り込むが、二人が見せた絆にタナトスは考え直すものの、その結論は「興味深い存在として人類をすべて同化する」というもの。地球に60億のオストルムが襲撃する。それをクロムウェルたちが撃退しようとするが多勢に無勢。人類の命運は再びタナトスを説得しようと乗り込むジン、トアそしてギオにかかる。

 毎回予想外、というかやや斜め上の展開続きで、どっちに行くのか右往左往させられた感のあるシリーズもこれで終わり。元々「プローブ」として作成されたのに過ぎないトアの寿命が迫り、ギオがトアを助けるためにタナトスの後継者になる。トアと別れるか、それとも一緒にいて寿命を迎えてしまうかの選択を迫られ、別れてでもトアを助ける方を選ぶが、トアを助ける方法とはタナトスとの同化。ジンとトアは大事な人と同化することと一緒にいるということは違う、違う存在同士だから一緒にいたいのだということをタナトスに必死に訴える。
 まあ、話としてはオーソドックスなテーマの主張がなされてたのだけど、ウィドーが寿命を迎えてカズキがいきなり黒カズキから裏返って、「ギオはカズキを守りたい俺の願望だ!」とカミングアウトしたりってのはちょっとはっちゃけすぎ。それどころか、ジンの妄想の世界でウィドーがカズキの彼女って……流石にそれは年齢やらなんやらでげふんげふん。
 胸の大きさに比例して存在感のなかったアキラが途中退場で盛り上げる要員だったり、それがいきなりタナトスと同化してたり、またオペレーター3人娘がムダに戦闘力が高かったり(一名除く)、あれこれいまいちまとまりはなかった気がするけど、その右往左往ぶりが逆に楽しかった気も。なんだかんだで登場人物たちも結構好きだったし。
 ファーストコンタクト∽恋愛という結構不動のパターンを上手くまとめてたとは思います。


  灼眼のシャナ2 #24「守るべきもの」。悠二の零時迷子がバルマスケに奪われ、御崎市に巨大な徒が生み出されようとする。御崎市を守るため、なによりこのままでは存在が消えてしまう悠二を助けるため、バルマスケから零時迷子を奪い返そうとするシャナたちだったが、敵はあまりに強大だった。

 って、ぱっと見壊刃サブラクの方が苦戦してた気がするのは気のせいでしょうか? でも余計な説明はあまりなしにアクションシーンで見せてたので、クライマックスとしては結構楽しめた気も。
 アクション的な方面よりも、吉田が池の告白を受けてそれにはっきりとした答えを見せたり、悠二がシャナと吉田の二者択一を迫られたりというラブコメ部分の区切りの方がシリーズの区切りとしては大きいのかな? 結局どちらを選んだかは明示せず、「シャナを選んだらしい」ことを暗示するシャナの笑顔で締めてるわけですが。
 悠二が御崎市を旅立つまで、あるいはその必要がある状況が解消されるまでは続けられるので第三期もあり得るのですが、実際作れる作りになってるし。第三期前提での第二期終了?<おいおい
 アニメとしては台詞による設定解説のハッタリが強く、それは前期のままなのだけど、作画が上がった分、楽しめたかなぁ、という感じ。
 今期こんな感想ばっかですね。すいません。


2008年04月04日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日はネガティブの日

 いえね。別に特になにがあったってわけではないんですよ。強いて言えば昨日不運と疲労からくる注意散漫で失敗を繰り返したくらいですか。
 でも、それがなくても私、基本的に元々ネガティブな人間なんですよ。ここ最近の気分的にもどっちかというと鬱寄りなんですよ。それでも場を暗くしないためだったりなんだったり、わざとハイテンションにしたりするわけですよ。
 疲れます。
 ですから、今日一日は身体に良くないポジティブは封印し、「ネガティブ&ローテンション」をキャッチコピーに過ごしております。
 とりあえず「仮面ライダーカブト」の矢車・影山のネガティブ兄弟を参考に、「いつも口の端に厭らしい卑屈な笑いを浮かべる」「疲れたら(人生とか、仕事とか)すぐにその場にへたり込む」「『お前はいいよな。俺なんかどうせよ〜』とことあるごとに繰り返す」を実践しております。
 自分の精神ポテンシャルを無理矢理上げて世間と向き合わないのって楽でいいなぁ。ああ、癒される。
 しかしこれでは社会的に死んでしまうので、明日からはまたそこそこポジティブに行きます。

[アニメ] マクロスF#1

  マクロスFrontier #1「クロース・エンカウンター」。ゼントラーディとのコンタクト、彼らとの戦争から半世紀。地球から出発した二十五番目の移民船団「マクロス・フロンティア」、そこに空を目指す少年たちがいた。学園のパイロット養成コースの一人、アルトはフロンティアにやってきた人気アイドル、シェリル・ノームのコンサートのアトラクションに参加することになる。しかし目の辺りにした人気アイドルは高飛車で高慢ちき。一方でその準備の最中、やはりコンサートに行こうとしていたアイドル志望の少女、ランカと出会う。ランカをコンサート会場に案内するも、その天真爛漫な人なつっこさに戸惑う。
 そして駆けつけたコンサートのアトラクション。危険ということで禁止されていたコークスクリューを行ったアルトは、コントロールを失いニアミス、シェリルをステージから落ちさせてしまう。間一髪救うが、シェリルは自分の身の危険を怒るよりステージを続ける方を優先させ、アルトはシェリルのことを少し見直す。
 しかしそんなときにフロンティアを謎の宇宙生物群が襲う。軍が迎撃するが、防衛戦を突破した一体が居住区に侵入する。緊急避難命令を聞いて、スタッフに促されるように観客より先に批難するシェリルを見て、客を置いて逃げるのかとアルトは逆上。啖呵を切って飛び出てしまう。しかし街中では宇宙生物が街を攻撃し人々を虐殺、駆けつけた民間軍事組織の最新鋭機・VF-25のパイロットも目の前で殺されてしまう。初めて目にする戦争の現場に立ちすくむアルトだったが、やはり逃げ遅れたランカが宇宙生物に襲われそうになるのを見て思わずパイロット不在のVF-25に乗り込んでしまう。

 マクロスシリーズ最新作。って、いつシリーズになったんだろう?(続編が作られた時からです)
 まあ、基本的には最初のシリーズと同じ、宇宙での航空機動戦、宇宙船の中の日常的都市空間、アイドル、三角関係。
 今回は敵となる宇宙怪獣(としか今のところ言いようがないけど)と、アイドルであるシェリル・ノーム、もう一人のヒロインランカ・リーと主人公の関わりはじめ、ってところか。いや、主人公がさっさとバルキリーに乗ってはいるんですが。
 一方のヒロインのランカがアイドルになっていくっぽい感じの設定ですが、もう一方のシェリルも傲岸不遜ながらそのプロ根性は筋金入り。一人熱血する主人公に冷めた言葉をつぶやきながらも、妙に気にかかるところがあるよう。
 で、その主人公なんですが、家が歌舞伎役者の家系で、家に反発してる、ってのはいいんですが、「姫」とか呼ばれるくらい滅茶苦茶女顔ってのが……ランカと最初に会ったとき、女と間違われるし。ランカの兄はどうも宇宙怪獣の襲来を予想して設立された民間軍事組織の一員らしいし、そういう方面で戦いに巻き込まれていくのだとは思うけど、どっちかというと主人公が女装して女性アイドルとしてデビューしてヒロイン二人とユニットを組むという方向性もアリかなと思ったり。(ないない)

 あ、いけね。ネガティブじゃなかった。


2008年04月05日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] アリソンとリリア#1

  アリソンとリリア #1「アリソンとヴィル」。長い歴史の間戦争を繰り返しているロクシアーヌク連邦とベゼル・イルトア王国連合がある大陸。そのロクシアーヌクの学生・ヴィルの元に空軍に入ったアリシアが飛行機でやってくる。他の基地に飛行機を送る途中、故郷に立ち寄るよう飛行計画を作成したのだ。久々の再会にヴィルはいつものように振り回されるが、ツーリングの途中で、地元では「嘘つき爺さん」として知られる老人に出くわす。彼を家に送ったついでにお茶に招かれるが、ズケズケとものを言うアリソンを気に入った老人は、これまで誰にも話したことのない話をする。
 老人はかつて一般には全滅したと伝えられる特殊部隊に属し、「戦争を終わらせる宝」を探す任務に参加したというのだ。任務は達成できなかったが、それを聞いたアリソンはその話に目を輝かせる。が、その話をうさんくさく思うヴィルをよそに、老人が怪しげな男に拉致される。

 すいません、マ王の方は勘弁してください。(^^;
 なんか、絵柄がちょっと黒星紅白の線と違うので、それが違和感あるなぁ、と思ってたのですが、監督が「もっけ」の人か。
 話としては、一次世界大戦くらいのヨーロッパみたいな世界が舞台なんだけど、状況設定から言ってファンタジー色が強いのがありあり。「連邦」「王国連合」って、どちらの「多くの国(邦)の寄り集まり」なんだから、そう単純に二分した戦争がいつまでもおこるってのはファンタジー以外ありえないと思うのですが。
 まあ、それはそれとして、「お宝」を巡る冒険譚なのですが、ちょっと設定がやや陳腐っぽいのが気になるところ。その辺りを気にさせない展開、語り口であれば、まあ何も言うことはないのですが、その辺、もう少し見てみないとわからないかなぁ。
 ところで老人の声が家弓家正ってことは、やっぱ宝って「バルス」とか唱えるアレですか?<絶対違う

[アニメ] 今期の最終回3

  True Tears #13「君の涙を」。眞一郎が好きなのは自分ではなく湯浅比呂美。乃絵はそのことを察し、兄の潤も妹に実は道ならぬ思いを抱いていたことから乃絵から離れることを決意し、「飛ぶ方法」が見つけられない彼女は、雷轟丸がいた鶏舎裏の木から飛んでしまう。乃絵を探してその場に駆けつけた眞一郎が救急車を呼び、折からの降雪から足の骨折だけで済んだが、乃絵とどう接していいか、眞一郎は迷う。比呂美も、自分が乃絵に言った言葉が原因でそんなことになったと、思い悩む。それでももどうしても乃絵のおかげで描けた絵本を乃絵に見て欲しい眞一郎は、比呂美の一言をきっかけに、「全部ちゃんとするため」に、もう一度乃絵に会いに行く。
 病院で乃絵に絵本を見てくれと言う眞一郎だが、乃絵は「見ない」と言う。眞一郎は、「乃絵に見てもらえないなら、『地べた』が飛ばないことを選んだ海に捨てに行く」と絵本を書いたスケッチブックを持ち去るのだが……

 最初「なんだろなぁ」と思ったけど、恋愛ものとして上質な作品に仕上がったなぁ。眞一郎は比呂美が好き。比呂美も、眞一郎への想いを秘めていたが、それは許されないと思いこんでずっと気持ちを押し込んでいた。それが解放され、「飛ばないことを選んだ地べた」のように、自分の選択に自分を全力投球する。
 飛ぼうとした雷轟丸だけではなく、同じだけの全力で地面の上で生きることを選んだ地べたもまた偉いのだと、眞一郎も乃絵も気付き、だからそれゆえに「飛ぼうとする」自分たちと比呂美に大きな隔たりはないのだと悟り、眞一郎と比呂美のそれぞれの想いを認識し、消化することができた。
 しかし、眞一郎の乃絵への気持ちもまた、恋とは違うものの、その純粋さへの敬意といとおしさ、空を飛ぶ勇気をくれた恩人としての感謝の念、なにより、「戦友」とも言える、同じ「飛ぶことを選ぶ」仲間への気持ち、それらも決して劣らないものだった。だからこそ、眞一郎は書き上げた雷轟丸の物語を乃絵だけに捧げ、別れを告げる。
 乃絵もまた、「乃絵は飛べる」と信じてくれた眞一郎の言葉、気持ちを糧とし、また一歩を踏み出していく勇気を得る。
 最後、地べたしかいなくなった鶏舎の前で乃絵が「人を初めて好きになり、そして初恋を失った」ための涙を流したことを暗示させるシーンで終わる。
 テーマとしては「大切な人のために流した涙は、すべて真実の涙だ」ということなのだろうな。
 登場人物の心情を細やかに描いた、予想しなかった良作でした。
 それにしても、覚醒した後の比呂美の攻めっぷりはなかなかアグレッシブでしたわ。特に乃絵兄への「あなたが好きなのは、私じゃない」はクリティカルヒットだったかと。ノコギリや包丁持ち出さなくても相手をえぐる描写ってできるのね。
 てか、これまで富山で放送してなかったのか!>公式サイト


  しおんの王 #22「明日へ・遙かな高み」。しおんの両親を殺した犯人は羽仁名人。その羽仁名人とすべてをかけての最終対局。
 原作とほぼ同時に真犯人が明らかになったわけですが(まあ、ああいう流れでは他に犯人がいようはずもないですが)、最終回は悪い意味でサスペンスものに堕してしまったような。原作の方は、羽仁の将棋に対する執着ぶりが善悪を越えた怪人物としてより描写されていたし、逮捕後の悟の行動も人間の複雑さが出ていたし。
 ちと最後が無難に終わった感はあるものの、楽しめたシリーズなことは確かで。
 しかし、アニメが先に終わってしまい、原作がどういうラストを描くかは大変楽しみでもあり気になるところ。


  ロザリオとバンパイア #12「月音とバンパイア」。これまで通りパンツアニメでの終了。というか、池田秀一の無駄遣い。
 って、え? 第二期決定?(ジャンプSQ掲載の情報) それはさすがにどうかと……せめてもっとはじけてる部分があれば……


  バンブーブレード #24「“それから”と“これから”」。石田が去ってしまった室江高校剣道部。しかし翌年、二人の新入生が見学に訪れる。

 あ〜、あの二人をそういうふうに使ったか。原作の雰囲気とは変わってしまったけど、倉田英之らしい、上手くまとまった終わりに持って行ったような。ただやっぱり都大会での急ぎ足の展開は流石に雑すぎて惜しかったですが。
 って、これも第二期制作決定って話を聞きましたが、どうなんでしょうね? いかにも第二期ありますよという前提な終わりではありましたが。原作とここまで変えてしまうと、第二期は作ってもほとんどオリジナル展開のような。
 まあ、心配しながらも期待して待ちましょうか。


2008年04月06日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#8とキバ#11

  ゴーオンジャー #8「最高ノキセキ」。前回仲間になったキャリゲーターとそれによる新たなロボ・ガンバルオーにより危機を脱したゴーオンジャー。だが、ボンベバンキの攻撃により錆びたスピードルたちのエンジンキャストは元に戻らず、エンジンオーにもなれない。そんな時に新たにボーリングバンキが現われ、更にガイアーク三大臣も姿を見せる。キャリゲーターもチャージ中で大苦戦。走輔たちはスピードルたちを元に戻すためにサビを拭き取ろうとする。
 が、最もサビの酷いスピードルはいくら拭いてもサビを落としきれない。走輔はそれが厭になって「奇跡がきっと起きる!」と言うが、スピードルは「奇跡は起きない」と言う。それを否定の言葉だと思った走輔は仲間の元を飛び出してしまう。そして飛び出した町中で、元所属していたレーシングチームの監督と出くわす。

 走輔たちがゴーオンジャーになったときのいきさつが明らかに。つか、生きてたんなら連絡くらいしろよw
 走輔は監督に事情を話し、「レースでいつも起こしていたように、今度も奇跡を起こしてみせる」と啖呵を切るが、監督は「それは奇跡じゃない」と諭す。走輔の無茶な走りを支えたのはスタッフたちの献身的な努力だと言い、仲間とのチームワークと地道な努力が奇跡の正体だと言う。
 スピードルと出会い、ゴーオンジャーに選ばれたことが最高の奇跡だと悟り、その責任を果たすためには仲間との連携と努力が必要だとわかった走輔は再び仲間たちの元に戻り、地道にスピードルを磨き始める。
 この辺、バディ物の体裁を取っているからこそのエピソードか。
 二号ロボが現時点で出ているけど、現時点の六体の炎神が合体したエンジンオーG6に、さらに三号ロボ、それとの合体もあるらしい。今回はオプションではなく独立してもロボになるような玩具展開なのか。
 ついでに、次回「スーパーハイウェイバスター」がお目見えらしい。


  キバ #11「ローリングストーン・夢の扉」。22年前、「素晴らしき青空の会」が開発したイクサシステムのテスト稼働が始まる。ファンガイアに殺された母が基本設計を行ったイクサを自分が装着したいと、ゆりは嶋に直談判するが嶋は曖昧な返事を返すだけだった。
 現代、恵がゆりの墓前で同じように嶋にイクサの装着を嘆願するが、嶋は「イクサシステムは危険なものだ。復讐心から装着すれば、恐ろしいことになる」とそれを断る。
 一方渡は大村の言っていた「自分にしか作れないバイオリン」の制作に悩んでいたが、出歩いていた町で路上ライブをやっているロックミュージシャンのたまご、健吾の演奏に感動する。渡は何かヒントが得られるかもと早速健吾の部屋を借りてベースの練習を始めるが、みるみる腕を上げる渡に健吾が逆に舌を巻き、一緒にライブをやろうと誘う。実はドラムが得意だった静香も加え、ライブを開くことになるが、そんな時スパイダーファンガイアが現われ、暴れ出す。駆けつけるキバだが、後から来た名護がキバへの敵意を丸出しにし、スパイダーファンガイアそっちのけでキバに襲いかかる。
 再度22年前。ゆりは街角でファンガイアに襲われるが、その彼女を助けたのはなんと彼女が装着するはずだったイクサ。その事実の方に呆然とするゆりの前でイクサが変身を解くと、中から現われたのは次狼だった……

 静香、一体何者だよw どこかから大村を捜してきたりドラム捌きを披露したり、万能キャラ過ぎる。w
 それはそうと、名護、やっぱかなり暴走気味だなぁ。自らの正義にそこまで執着するのは、単に正義感が強いってだけじゃなく、過去に、特にキバとの間に何かあったのか?
 そして、現代編ではゆりは死亡していることはほぼ確定。少なくとも恵が産まれるまでは生きていたはずだから、今展開している22年前のこととはその死因は直接関係ないのか?
 まだ不完全な22年前のイクサシステムだけど、その装着者は次狼。まあ、元々モンスターだから負荷がかかるシステムでもへっちゃらだろうけど……ゆりは次狼への恋心と復讐心を邪魔された気持ちとで揺れ動くのか? まあ、井上脚本にそういうことは期待はしてませんが……22年前のイクサは武装も少なく、何より現代にはある右の腰のフェイクフエッスルが存在しない。つか、見た目はかなり違うけどフエッスルをシステムに取り込んでるってことは、イクサはキバをモデルにしてる? だとすると、設計者であるゆりの母親って何者? ファンガイアに襲われたのも単にイクサの設計者だからというだけではないのかも。

[特撮] トミカヒーロー・レスキューフォース#1

  レスキューフォース #1「ファイナルレスキュー承認 爆鎮完了!」。社会の発展と共に大規模災害が多発するようになり、一般防災組織では追いつかなくなった。そのために多大な技術力と装備により大規模災害に対応する組織・世界消防庁が設立された。
 その一部隊レスキューフォースに配属された新人、轟輝。訓練過程を終えていないながらもビークルの運転技術の優秀さを見込まれて繰り上げ入隊になったのだが、先輩たちからはひよっ子扱いされる。そんな中、初めての出動を迎える輝だが、その災害現場で暗躍する怪人たちを見かける。

 子供向け時間帯では久々のライダー・スーパー戦隊以外の特撮ヒーローもの。まあ、「マシンロボレスキュー?」ってツッコミはナシの方向で。
 特撮やらは頑張ってるけど、話の展開がいろいろツッコミどころが……ド新人のはずの主人公のスーツの番号が「R1」になってるし、出動時には何故か仕切ってるし。ライダーや戦隊のような「スタイルが固まったもの」ではないので、この辺の甘さは今後に来たいという感じですか。
 しかし、敵がタイムボカンシリーズの三悪パターンだ……

[アニメ] 絶対可憐チルドレン#1とコードギアス 反逆のルルーシュR2#1

  絶対可憐チルドレン #1「絶対可憐!その名はチルドレン」。超能力者たちが巷にあふれ、中にはその能力を悪用する者も出るようになった世界。警察では対処できない超能力犯罪者たちに超能力エージェントを駆使して対処する国家組織B.A.B.E.L。そこに属する研究員であり一般人である皆本は、研修からの帰国早々三人組の女の子のエージェント「ザ・チルドレン」が起こす事件に巻き込まれる。

 「ゴーストスイーパー美神」から大分ぶりのアニメ化だなぁ。しかも、原作とは大分構成を変えてきたようで。アニメは皆本がチルドレンたちと出会い、その保護者となる話が第一話。最近原作でもそれに当たる話をやってたけど、研究職に執着して最初嫌がってた原作と違い、こっちはすんなりと赴任したなぁ。
 また、兵部が一話から出てきてたりと、対立構図を最初から提示してきている。って、声が遊佐浩二なんですが。よっぽど一癖ありそうな青年役にハマリ役なのか。
 まあ、「強大な力を持つために周囲から敬遠されがちなマセた女の子三人組」と「彼女たちを普通に立派な人間にしようと接する保護者の青年」という基本設定が盤石なので多少の改変でも安心して見ていられますな。
 前番組の「ハヤテのごとく」は正直伏せ字ばかりなのと小ネタの応酬な話が多くて途中で挫けたけど、こちらは大丈夫そうかな?


  コードギアス 反逆のルルーシュR2 #1「魔人 が 目覚める日」。ゼロの反乱から数ヶ月、日本は強制占領地区に格下げになり、日本人はそれまで以上の激しい迫害を受けていた。しかしアシュフォード学園には、何事もなかったかのように過ごすルルーシュの姿があった。

 いきなり学園ものに再転換かと思いましたわ。でもそんなワケはなく、ルルーシュを泳がせてCCをおびき寄せるという罠のため。しかしルルーシュも本来の記憶を失っていたせいか、ギアスの力も喪失していたらしい。ブリタニア皇帝の息子だってのは、発覚しなかったのか隠蔽されたのか。
 「ロロ」という弟がいたことになってたけど、それは監視のためのエージェントだったのか、単にナナリーの代わりに連れてこられた無関係な人物だったのかも不明。
 で、その偽りの日常が破られ、ゼロが復活する第一話。
 この流れ自体は予測していたものの、予想していた以上に展開が早いな。これからはルルーシュの復讐に中華連邦との絡み、またスザクのゼロへの殺意もからんで、更にカオスな展開になりそうな。
 とりあえずルル君の自爆ぶり、うっかりぶりを期待したいところ。


2008年04月08日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ソウルイーター#1と隠の王#1とD.C.IIS.S.#2

  ソウルイーター #1「魂の共鳴〜ソウル=イーター、デスサイズになる?」。「死武専」という死神専門の武器を作る職人の専門学校の生徒、マカは相棒の鎌「ソウルイーター」を死神の鎌「デスサイズ」にする目前まで来た。そのためには「魔女の魂」を彼に食べさせなければならない。だが、目を付けたお色気たっぷりの魔女・ブレアにマカもソウルイーターもいいように翻弄されてしまう。

 「死武専」の学生と相棒の「武器」のバトルもの、なのかな? 原作はほとんど見たことがなかったけど、この一話は見たことありましたわ。「武器」と言っても普段は人型で、戦いの時のみ武器の形になって職人がそれを使って敵の魂を狩るという形。実際、マカは死神の鎌であるデスサイズと職人の間の娘のようで、ものというよりそういう「種族」と考えておいた方がよさそう。
 夕方の時間帯のわりに(シルエットだけだけど)残虐シーンやお色気シーンがあちこちにあるけど、「レイトショー」ではどう変わるんだろう? 話の筋は同じなら、両方見るのはちょっと時間的になぁ。まあ、ボンズの新作でもあるし、ちょいと様子見。


  隠の王 #1「目醒める者」。冷めた態度の中学生・六条壬晴は新学期同じクラスになった相澤虹一から忍者同好会という怪しいクラスに誘われていた。無視し続ける壬晴だが、顧問の雲平から自分が狙われているという冗談としか思えない話をされる。勿論信じない壬晴だが、家の用事で一人外に出ていると、不思議な声が頭に響く。その声に導かれるようにやってきた神社の境内では、虹一が壬晴を狙う敵忍者と戦っている真っ最中だった……

 いかん! いかんですよ! こんな魔法みたいなインチキ忍法を使う忍者だなんて! 忍術には(どんなに強引だろうが)きちんと理屈があって、しかも少年忍者が「術を仕込むのにも金がいる……」などとぼやいたりするのが本当の忍者なんだい!
 という冗談はさておき、原作は絵は見たことがあったけど話の筋はまったく追ったことがありません。だから初見も同然。(自慢にならん)
 絵は綺麗だけど、設定はありがちなアレ。ただ、キャラの個性が強くて生き生きしてるので、その辺が注目点か。
 しかし、こんな魔法じみたものが忍術だと言われても……やはりナバリというからには「奥の手」が……<それはダメだろ<でも忍風カムイ外伝では放映したぞ


  D.C.II.S.S. #1「深雪の如く」。第一期の最終回で結局全部振り出しに戻ってのダ・メーポ第二期シリーズ。まあ、姉妹と小恋の主人公を巡るあれこれがメインなんでしょうが、いや、個人的に唯一の見所(聞き所)だった美夏の予告ナレーションが、美夏退場と共になくなったからなぁ……しばらく様子見して合わないようだったら切ってしまうかも。

[アニメ][特撮] 今期の最終回その3

  キューティーハニー THE LIVE #24「愛の戦士たち」。結局パンサークローの愉快な面々は如月博士とユキに振り回されて自滅した感じ。烏丸の最期が唯一救いのある方だったか。しかし、見せ場があった田中鮮魚店はまだマシで、後の二人はホント悲惨な死に方だなぁ。〜  で、話としては暴走したユキをハニーがハニーフラッシュで止めてユキが消滅。ミキも自分を生き返らせるために犠牲になり、自分のせいでと落ち込むハニーが、自分の中に二人とも生きていると感じ、立ち直り、悪の組織と戦う「愛の戦士」となるという落としどころ。話は大分原作と違うけど、「ハニー誕生」的な感じ。特にユキの行動と動機回りがかなりキャラを便利使いしたなぁとも思うけど、アクションとかも良かったし、最後の最後にミキとユキがハニーの中に生き続けていることを暗示させたうえで「愛の戦士、キューティーハニーさ!」という決めゼリフを持ってくるところは、あざといと思いながらも結構良いと思ってしまった。
 深夜のアイドル主演ドラマとしては、結構良い出来ではなかったんでしょうか?

  ウエルベールの物語 第二幕 #26「結実の章」。今回は第一期では未解決だったティナの復讐がメインになっていたのだけど、その復讐の相手が実はリタの兄だったという衝撃の展開から「これはホントにウエルベールか!?」という感じの急転直下でしたですだよ。B級ドラマ調(決して悪い意味ではなく)の展開のための無理矢理な設定や展開にツッコミ入れて楽しむのがウエルベールの醍醐味だったわけですが、そんな楽しみも残しつつ、話はグリーダム国王ノイシュバーンの裏切り、戦争とハードな方向に。「んなアホな」と思うところもあるかもしれないけど、名門貴族の家の人間が傭兵になったり外人部隊に入ったりって事例は実際にあって、実はそんなにおかしい話でもない。また、同盟国と敵対国がめまぐるしく変わったり身内同士で骨肉の争いを起こしたりというのは近世ヨーロッパを見れば枚挙にいとまがない。使い捨ての外人部隊として凄惨な状況の中、食べ物を得るために凶行に走ってしまったローデン王子だとか、リミッターを解除されたばかりに前線に立ったボルジュラックが砲弾一発で呆気なく破壊されてしまうというあたりとか、00よりまともに戦争してるんじゃないかと思えた。まあ最終回でボルジュラックが復活する辺りがウエルベールなんだけど。w
 歪んだ恨みで始まった戦争は、多数の市民・兵士とガラハドとローデン王子の犠牲を出しながら、終結する。仇のローデン王子を目の前にしながら国民のために身を投げ出す王子に復讐を躊躇し、ついにローデンが巨大戦艦レオンガルドを破壊するために犠牲になってしまい、ティナは復讐をなせなかったわけだけども、結局許すも許さないも選択できなかったことで不完全燃焼のままリタの前から姿を消してしまう。
 けど、勿論それで終わりではなく、再び二人の友情と旅が始まる後日談付。なんだかんだで(ちょっと百合気味の)二人の友情ものだからねえ、この話は。
 マターリつっこみを入れつつも、終盤のハードな展開に驚き、楽しませていただきましたわ。まあ、誰に勧めると言われるととても困る作品ではありますが。(^^;


2008年04月09日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ドルアーガの塔#1とクリスタルブレイズ#1

  ドルアーガの塔 #1「ジルの冒険」。勇者ギルガメスが女神イシターに導かれ邪神ドルアーガを倒し、ウルクに平和が訪れてから80年。今再び塔にドルアーガが復活した。王となったギルガメスはドルアーガを倒すべく冒険者たちに呼びかけ、名声を得ようと野心を持つ者たちがウルクに続々と押しかけていた。
 そんな中の一人、新米冒険者のジルはベテラン冒険者ニーバのパーティに参加したのだが……

 「MoEアニメが帰ってきた」「MoEアニメが帰ってきた」とあちこちで書かれてるので何かと思ったら、なるほど。w
 第一話はジルが有り得ない活躍であれよあれよとドルアーガを倒す成り上がり物語……の夢を、モンスターにのされたジルが見ていたという話。w これがドルアーガって、遠藤氏流石に怒るんじゃね? と思ったら、ラストはどうやらシリアスに締めたようで。
 まあ、シリーズ構成が賀東氏なのでよほど変なものは作らないとは思うのだけど、それにしても第一話は、夢オチにしてもちょっとはっちゃけすぎ。って、GyaOでジルが寝てた間の現実視点の第一話が配信? GyaOで見たんだけど? って、期間限定かよ。明日、また放映するらしい。どうやら「裏一話」はDVD初回特典らしいので、そういう商法なのだけど、GONZOの商法はいつも的を外しているような。まあ、裏一話は見ますけどね。


  クリスタルブレイズ #1。近未来のラグス・タウンという都市。そこで女がガラス像になってしまうという事件が頻発していた。その唯一の目撃者であるホームレスは「生身の女が炎に包まれてガラスになった」と錯乱気味に話すが、誰も信用しない。
 そのラグス・タウンの小さな探偵事務所・S&A探偵事務所に、常連のポリリンから荷物の輸送の依頼が舞い込んでくる。所長のシュウを直々に指名しての依頼だったが、シュウの不在をいいことに、カメ探しだののつまらない依頼にイライラしていたアルバイト女子高生マナミが、やはりアルバイトの事務員アヤカを連れ出して待ち合わせ場所へ勝手に行ってしまう。が、そこでいきなり銃撃戦に巻き込まれおたおたするしかない二人。しかも、バンの中なら現われた依頼の荷物とは、女の水晶像。ところが、驚く二人の前で像は生身の女になるのだった。

 作画が綺麗かと期待してたけど、ちょっとガッカリ画質w まあ、スタジオ・ファンタジアにはぴねっとと来てはこのくらいだろうなぁという感じですが。なにより、前期はぴねっとは成績不振だったというのに、こういうオリジナルを意欲的にやってくるところはきちんと評価したいです。
 それはそうと、OPがジャズ調だったり全編ハードボイルドタッチ。その中で水晶人間サラとシュウが出会う。「外の世界では生きられない」と言われたり、身体が時々水晶のようになったり、回りが妙に温度が上がったりといかにもいわくありげなサラだけど、予告でのアキラの「俺の涙目の活躍に泣け!」に泣いたので視聴継続。w


2008年04月10日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] イタズラなKiss#1,2と紅kure-nai#1と仮面のメイドガイ#1と我が家のお稲荷さま#1

  イタズラなKiss #1「運命のイタズラ」#2「アブない同居生活」。女子高生の相原琴子は意中の相手、入江直樹に告白して大玉砕。しかも「頭悪い女はキライなんだ」と駄目押しの一言まで貰う。琴子は劣等生の集まるF組、入江は成績優秀者の集まるA組、それどころか入江は全国模試一位の成績でもあった。「身の程知らず」と笑われる中、友達は琴子を慰めようと新築したばかりの彼女の家にお祝いに来るが、実は欠陥建築だった新居は震度二の地震であっけなく倒壊。宿無しになってしまい琴子は親子で父の学生時代からの親友だという人の厄介になることにするのだが、なんとそこは入江の家だった。

 ご存知多田かおるの原作コミックのアニメ化。なんでも今回、遺された構想メモなどから作者逝去により未完になっていた原作に結末をつけるというのがウリ。って、多田かおるの死因、今回調べて初めて知った……う〜ん。
 まあ、いろいろツッコミどころはあるけど王道に一々ツッコミ挙げてくってのも野暮でしょ。てか、ツッコミながら見てはいるんですが。まあ、金之介は良い奴だよね。アホだし女の子にはもてないだろうけど。
 しかし、これって平日夕方にやってもいいんじゃないの? コードギアスが日曜夕方で、のらみみやこういうのが深夜帯か……テレビ業界も狂ってるよなぁ。(別にコードギアスがいかんというわけではなく、視聴者を育てようという気が皆無なのが)
 ちなみに全番組ののらみみに続いてこれもCBCがキー局なんですが、一週遅れかと思ったら今週一挙二話放映してました。このやる気を羊の皮を被ったどこぞの局にも見習わせたい。


  紅 kure-nai #1「極夜」。紅真九郎は学生生活を送りながら同時にあらゆる揉め事を解決する揉め事処理屋で生計を立てている。ある日、尊敬する業界の先輩である紅香から一人の女の子を依頼で預かることになる。日本人形のような外見に浮世離れした立ち振る舞いのその女の子・九鳳院紫は、実は紅香がとある事情で大財閥九鳳院の屋敷から密かに連れ出した娘。その事情を知らない真九郎は、彼女を家に残して登校するのだが、帰ってくるとその姿が消えていた。真九郎は紫を探して夜の町を駆け回る。

 コミック版しか見てません。つか、のっけから邪気眼なんですが。レベルたけぇなw(誉めてません) 絵はとてもきれいなんだけどなぁ。
 コミック版の印象では、主人公やその周囲の人間は強かったりすごい能力を持ってたりはするけど、激しく日常は逸脱しない話かと思ったら、そうでもないのか。懸念してた紫役の子役も結構良い演技してるのになぁ。つくづく惜しい。
 でも、銀子のためにしばらく視聴継続。


  仮面のメイドガイ #1「はじめましてだ、ご主人!」。高校二年生の富士原なえかは、人並み外れた巨乳以外は一般家庭の普通の女子高生……でもなかった。彼女の祖父・大富士原全重郎は日本どころか世界指折りの大金持ち。孫娘の剣道の試合の応援のために学校も急遽休校にさせてしまう常識はずれの感覚を嫌い、なえかは徒党との幸助と両親共々普通の生活を送っていたのだが、その両親がしばらく前に行方不明になっていた。ここぞとばかり自分の屋敷に来るようにと押しつけるような全重郎の申し出を全力で断るなえかだったが、家事の才能ゼロのためにゴミ屋敷と化した富士原家を見かね、全重郎は二人のメイドを置いていく。二人のうちの一人・フブキは家事万能で才色兼備の普通のメイドだったが、もう一人のメイド・コガラシはメイドと言いつつもメイド服と仮面に身を包んだマッチョマン、すなわち「メイドガイ」だった。

 メイドガイ、声は誰かと思ったら小山力也ですかい。ハマりすぎてて恐ろしい。w
 姿形も異様だけど、能力・行動は更に輪を掛けて異様なメイドガイ・コガラシ。つーか「メイド」と「ガイ」ってそもそもくっつくものじゃないだろう。いや、まあそんなツッコミは半万年ほどいまさらですが。
 その行動は妖怪じみているほど有能と言えば有能なのだけど、根本的に自分が異様であることをまったく理解してないのと、その全能力を持ってデリカシーのなさを発揮するため、なえかはおろか「メイドガイテイマー」であるはずのフブキでさえも振り回され気味。それはED見てもわかることだけど。
 けど、実はコガラシとフブキが二人のそばに使わされた真の理由は、全重郎の財産相続権第一位となったなえかを、他の相続候補者の暗殺謀略から守るため。って、コガラシが近くにいる方が一万倍くらい危険な気はするし、実際コガラシの方が脅威なんですが……
 作画も原作に近づけて、原作に忠実なアニメ化という印象。バカバカしいけど見てしまうだろうなぁ。

  我が家のお稲荷さま。 #1「お稲荷さま、封印解かれる。」。母の実家の三槌家に呼ばれた高上昇と透の兄弟。三槌家をとりまとめる大ばば様が危篤だと聞いて駆けつけたのだが、それは二人を呼び出すための真っ赤な嘘。三槌家はそもそも五行の内の「水行」を祀る家系であり、大ばば様が透が何か妖怪に狙われているのを知って二人を守るために呼び寄せたのだ。だが、相手の妖怪が木気の精だということがわかり、五行相克の理から、三槌家が祀り、また封印してきた金精の大妖怪・天狐の空幻の力を借りることになる。

 まあ、ハーレムでアレなライトノベルのアレ。(←真面目に筋を説明するのがめんどくさいらしい)
 原作未読ですが、第一話は第一巻の内容なんでしょうかね。しかし、狐は普通陰の獣であり、水気か土気の精とされてるのだけど、空幻が金気の精ってのは、天狐だからなのかね。
 木気の雷を水を使って感電させるってのはありがちの定番だけど、定番過ぎて、なんというか。そもそも雷が木気なのは、雷は作物や樹木の成長を促すということから。昔から「春の雷は豊作の徴」と言われてるし。これは雷により窒素化合物が生成され、土壌に窒素が豊富になるからと言われてるけど、本当なのかなぁ。
 閑話休題。どうやら空幻は今後「ぐーたらお姉さん」として家に居着いて騒動を起こすらしいけど、このままだとあまり見所が……せっかくの狐耳なのに。

[映画][マンガ][その他] 原作絶賛荒らし中

  映画「カムイ外伝」2009年上映予定 。エエエエエエエエエェェェェェェェェェ!!!!!?????(主に否定的な意味で)