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2007年12月01日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 電脳コイル#26(最終回)

  電脳コイル #26「ヤサコとイサコ」。イサコがミチコさんの空間から帰還することを拒否したことにより崩壊していくコイルスドメインから逃げようとするヤサコ。その時、出口へとヤサコを導くイリーガルの姿があった。それはヤサコのペットマトンであり、ヤサコをヌルたちから守って消えたデンスケのなれの果てだった。死ぬ直前に電脳空間にアクセスしていた人や電脳ペットの最後の記憶や想いをヌルたちが拾い集めて古い電脳空間で再構築されたもの、それがイリーガルの正体だった。かつて電脳空間で迷ったヤサコを家へと送り届けてくれたイリーガルも、兄を失ったショックから再び意識を閉ざしてしまったイサコの治療中、無念の死を遂げたヤサコの祖父の最後の意識だった。
 初めて電脳体であるデンスケの身体に触れたヤサコは、もはや住む世界が変わってしまったデンスケと「さよなら」をしなければならないことを、素直に納得できるようになっていた。
 コイルスドメインから帰還したヤサコだが、まだ電脳体が安定しない上、イサコの状態もかろうじて電脳体と実体とのリンクが保てている状態であり、そこに猫目の攻撃が重なる。急ぎ大黒市に戻ろうとするヤサコたちだが、おばちゃんのバイクが違法駐輪で撤去、移動手段を失ったところに駆けつけたのは、メガ婆曰く「奥の手」、なんとそれはヤサコの父だった。意外な人物の到着に驚くヤサコ、ハラケン、おばちゃんだったが、見せられたのはワイシャツの襟に隠されてた「一」のコイル探偵局会員バッジ……弱みをいろいろ握られてて無理矢理、とトホホ顔の父が語ったのは、メガマス側からの真実。ヤサコの父は実はメガマスからの依頼で極秘の内部監査を行っていた。メガマス内部の旧コイルス勢力が、社の乗っ取りを企み、ある人物を使って事件を起こし現経営陣を追い落とそうとしていた。ヤサコの父が監査していたのは、その尖兵として利用されていた、イマーゴ機能の発明者の息子・猫目。今回、一年前の事件はもちろん、四年前おばちゃんが起こした事件も猫目がそそのかしたことだった。
 会員番号三番でもあったその猫目の攻撃に耐えるメガ婆だったが、ヤサコたち到着前に防ぎきれなくなりそうになる。しかし、防御が完全に崩れる直前に猫目の攻撃が誰かに妨害される。ぎりぎりで駆けつけたヤサコたちが見たのは、暴走した兄の攻撃を防ぎ、遠隔操作でそのメガネを壊すタケルだった。
 リンクがほとんどなくなりかけたイサコの身体に呼びかけるヤサコの電脳体が、再び不安定になり、ヤサコの意識はイサコの中へ。帰ることを拒否するイサコに、イサコの兄が死んだのは交通事故直後でイサコにはなんの関係もないこと、ここはイサコを治療するための電脳空間が元になった空間だが、イサコはそこからでなければならないことを告げる。ヤサコの呼びかけに一度はそこから出ようとするイサコだが、ミチコさんに再び兄を失う心の痛みを突かれ、再び戻ろうとしてしまう。だが、更にヤサコはイサコに呼びかけるのだった。

 見た直後は、もう胸が詰まって何も言えませんでしたわ。
 4423は兄の死の直後再び心を閉ざしたイサコの治療のための電脳空間。そして、幼いヤサコが会った「4423」はその中で生み出されたイサコの記憶から元に構築されたイサコの兄だった。兄と二人きりの空間で心を癒していたイサコだが、「4423」がその役割を終え消えようとしていたところで現われた乱入者がヤサコ。初恋をしたヤサコが無邪気に兄(4423)にキスするのを見たイサコが嫉妬した心が生み出したのが4423空間を元にした「あっち側」と「ミチコさん」。そう言えば、冒頭でのヤサコのモノローグの「噂」に、ミチコさんはあっち側へ迷い込んだ女の子の魂だってのがあったようななかったような。
 イサコの治療中に倒れてそのままみまかったヤサコの祖父は、イサコの心がまだ戻らないことが無念で、その想いがヌルに拾われてイリーガル化してたのだった。そして、最後にヤサコのように迷い込む子が出ないようにデンスケを介してコイルスドメインに「鍵」をかけ、ヤサコのことをデンスケに頼んで去っていく。
 デンスケも元々は電脳治療のシステムの一部で、恐らくは電脳治療空間とメガネを介した強化現実とをシームレスにつなぐナビゲーター+ペットセラピー療法のツールだったのだろうな。だから、デンスケはコイルスドメインを自由に行き来できたわけか。
 そして、痛みから逃げようとするイサコを叱咤する。ヤサコ。「あなたの名前は天沢勇子! 勇子のユウは、勇ましいのユウ! あなたは痛みに負けない、勇ましい女の子でしょう!」と……
 その言葉に、自分がしなければならなかったのは痛みから逃げることではなく、兄に別れを告げることだと悟ったイサコは、痛みを感じる方向へ……現実空間へと向かう。「痛みの方向に、出口はある!」って台詞には、涙が出てきましたよ。なおもイサコを引き留めようとするミチコさんを、あっち側の一部であるはずの「4423」が羽交い締めにして食い止める。
 一年後、中学に進学したヤサコたちだが、そこにはイサコの姿はなかった。全てを思い出し痛みを受け入れたイサコは、その後ヤサコと何も話さないまま金沢へと去ってしまった。しかし、突然かかってくるイサコからの電話。「お前が友達かどうかは、わからない。でも、同じ道を歩んでいたとき、お前と私は確かに『仲間』だった」と。道が分かれれば仲間ではなくなるが、また、同じ道を目指すときまで、と再会を誓うイサコ。その直後に、メガネをかけていないはずなのに見えるデンスケの幻影。
 電脳コイルって、結局子供たちが「サヨナラ」を言えるようになるまでの物語だったのだな。ハラケンはカンナに、イサコは兄に、ヤサコはデンスケに……何者にも代え難い人との別れを受け入れ、乗り越えてこそ道の先に進めるし、その人の記憶が本当に自分の一部になる。
 正直、これを見始めた時は惰性というか半分以上意地で新作アニメ(ほぼ)総チェックとかやってまして。実際の所を言えば、私生活では無茶苦茶厳しい時期だったんですよ。神経はボロボロに消耗してました。それは別件で回復したんですが、でも、そんな状態の時でも意地でもなんでもこの作品を最初から見続けて、最後まで見れて良かったと思いますわ。
 第一話から見てない人、途中見てない話がある人は、来週から同じ時間で再放送なので、是非見てください。
 つか、これが来年星雲賞取らなかったら泣くぞ。


2007年12月02日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#43とゲキレン#40

  電王 #43「サムシング・ミッシング」。ターミナル駅長の調査結果によると、桜井侑斗が時間の分岐点における鍵であるとの考えには、疑問があるという。ならば何故桜井は時間の中を逃げ回り、侑斗は自分の存在を削りながら戦うのか。オーナーは桜井が失踪した前後の良太郎の記憶に、なにか誤りがあって重大なことを忘れてるのではないかと指摘する。だが、良太郎にはいくら考えてもわからない。
 そんな時、イマジンを察知して駆けつけた良太郎の前にカイが現われ、良太郎に取憑いたモモタロスに「そんなことをしてると、自分たちも消えるぞ」という言葉を残す。カイが桜井侑斗を消すことでつなげようとしてる未来はイマジンたちの未来。その未来につながらなくなれば、イマジンであるモモタロスたちも消えてしまうのは当然だった。今まで思い至らなかった事実に愕然とする良太郎だが、それでも過去に飛んだアルマジロイマジンを追う。しかし迷いは大きく、戦いは生彩を欠く。戦い続ければばモモタロスたちが消えることになるが、戦わなければみんなが傷つき、消えていく。突然思い立ったかのように良太郎はデンカメンソードを捨てて徒手で立ち向かっていくのだった。

 今まで気付かない良太郎が迂闊なのだけど、侑斗のことやら愛理のことでそれどころじゃなかったんだろうなぁ。それにしても、自分たちが消えること覚悟で良太郎と一緒に戦い続けるモモタロスたちの覚悟は泣けるで。
 しかし、良太郎の方はそれを受け入れられない。かと言って戦わないわけにもいかない。良太郎が取った選択は、「モモタロスたちに自分自身が消える戦いをさせず、自分一人で戦う」というものだった。しかし、イマジンの力を借りずに戦えるほど良太郎は強くない。ピンチの電王の前にゼロノスが現われるが、桜井も攻撃を受けそうなところだったのに、何故かゼロノスは電王を優先して助ける。
 それってまさか、本当の分岐点の鍵は良太郎で、桜井は良太郎を守るために自分が鍵のふりをして姿を消したってことか? 人類の未来と、愛する女性の弟を守るために。
 けど、当面はお互いを想う気持ちからすれ違った良太郎とタロスたちがどうなるか、か。


  ゲキレンジャー #40「頭、バカーン! 衝撃の事実」。幻獣拳四幻将の一人、幻獣キメラ拳スウグの衝撃の事実。スウグは激獣拳最強の拳士ダンの激気魂を封じ込めた自動人形で、ダンはジャンの父でもあった。まあ、生き別れの父との衝撃の対面、というか、死に別れなんですが。これまで仲間たちの家族の絆を見て家族というものに漠然とした憧れを持っていたジャンだったが、思い描いていたのとは違いすぎる姿になりすぎた父に、戦う意欲すら挫かれる。
 一方理央もかつて不完全な形で勝負し、命を奪ったものの決着をつけそこなったダンの末路を知り、決着をつけるためにはジャンと勝負をつけるしかないと決意し、幻獣王となる。激獣拳側を支える物が家族の絆で、理央はその家族の絆でジャンと因縁を持っている、ということで、上手いこと主人公に最後の展開がすべて集約した感じ。
 しかし、理央との決着の前にダンを闇討ちしたのは誰か、ってことだけども、普通に考えればロンが理央を幻獣拳側に引き込むために罠を張った、ということだよなぁ。
 ところで、生前のダンを演じるのは大葉健二。うん、確かに最強に見える。w

[アニメ] やっとかめ探偵団#9

  やっとかめ探偵団 #9「まつ尾、危機一髪!」。まつ尾ばあちゃんを残し、以前殺人未遂のあった健康ランドにまた遊びに行ったお婆ちゃんたちとマイたち。あんな事件があった後でも気にせず楽しむ一行だったが、生田さんが間違って入り込んだ布団部屋でお婆さんの死体を見つけてしまう。いつもはのほほんとした生田さんが大変なショックを受けたこともあり、まつ尾たちは事件の真相を探ろうとするが、亡くなった常泊のお婆ちゃんの葬儀に探りに行っていた芝浦さんが、不審人物として警察に任意同行されてしまう。

 今回、まつ尾ばあちゃん推理してねえw てか、この健康ランド、立て続けに事件が起こって大丈夫か?
 被害者の家庭問題はなく、内部の人間関係が元になっての事件ではとまつ尾が潜入捜査することになったのだが、同じく宿泊した金髪サングラスの美女がつきまとい妙な感じ。でも正体はまつ尾を心配したマイが鷺谷さんに連絡し、鷺谷さんからまつ尾の監視を頼まれた市川婦警の変装。犯人は元有松絞りの職人の常泊客。
 まつ尾の推測では、前の事件の時に家族に一時的に家に引き取られた犯人が、また事件が起これば家に帰れるのではないかと起こしたのではないかという。推理物としてそれでいいのかという気もするが、演出は二転三転して面白いなぁ。
 しかしCM前の芝浦さんの逮捕はマジびびった。CM後には誤認逮捕として笑い話になってましたが。

[その他] まー、いろいろ

  防衛研究所で「化学兵器中国で遺棄」覆す文書見つかる産経 )。以前にもそんなニュースがあったなぁ。あの時は図書館かどこかに保管されてた気がするけど、これは防衛省の施設か。
 一時期の日本のネガティブキャンペーンに散々利用されてましたが、こういう資料できちんと覆されるといいなぁ。無論、日本側に責任があることは日本側の責任で処理すればいいのですが。しかし、外務省、ホントに自分たちが日本の国益のために存在してるってのがわかってないんじゃないかと時々思えるなぁ。

  週刊少年ジャンプで好きだったマンガ1位に「ジョジョ」アメーバNEWS )。これはジョジョファンとしては非常に嬉しいですな。てっきりドラゴンボールかと思ったんですが。最近のが強いのは当然なんですが、連載を終えても根強く記憶に残ってるってのに、むしろ注目したいところ。

  「らき☆すた」イベントで鷲宮神社にオタクが集結…地元民は冷たい目線?痛いニュース )。いや、「オタクがマナーが悪い」と言うより「オタクの中にマナーが悪い連中がいる(そうでない中にマナーのいいヤツと悪いヤツがいるように)」とか、「地元小中学生への悪影響を懸念するならテレビの悪影響でも懸念しろ」とか言いたいのもやまやまなんですよ。(って言ってるやん) やまやまなんですが……
 それよりむしろ鷺宮商工会の商魂のたくましさ&オタ釣りの上手さにワロタw >>156のメニュー(ぼったくり価格なのはデフォで)とか、>>283のスクラッチカードの中身の内訳の配分とかw ここまでやられたら釣られるオタが悪い。


2007年12月03日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 嫌韓とかのつもりはないですが

  韓国が先発メンバー変更 紳士協定を無視 野球アジア予選産経 )。ここまで必死だと笑える。しかも、卑怯な手を使って負けてるってのがさらに。「 投手力の面で劣勢の韓国はこの日、試合前に偽装オーダーを組んで日本を翻弄(ほんろう)したが 」( 朝鮮日報 )と、恥じるところがまるでないのが実にそれらしいですね。いや、恥じてる韓国人もいるんだろうけどさ。こんなんが主要紙のコメントに平然と載るんじゃ、ねえ……

 そういや、関係ないですが、今日通勤の時に前の人が本を読んでたんでなんの気はなしに視線を移したら……レンタルマギカでした。こんなときどんな顔をしたらいいのか。

[アニメ] 簡略版:しおんの王#8とかマイユア#9とかキミキス#8とか

  しおんの王 #8。いや、話も面白いんですが、安岡おかん、かわいすぎw つか、若すぎでしょう。安岡名人、どうやって騙した!

  マイユア #9。奈々香の過去が、OPの長髪の男と結びついてきた、と思いきや、それが叔父さん? う〜ん、ミスリードの匂いぷんぷんだけど、でも、他に妥当な容疑者もいないのだよなぁ。あと、例の老人ホームのお婆ちゃんとどうつながるのかもわからないし。それはさておき、久々に金朋メガネの大人げのなさ炸裂w なんで教師の声が今まで出てもいなかった若本規夫なのか、おかしいなぁとは思ったけど、悪の首領役だったとは……アニメンジャーはいろいろアレすぎ。

  キミキス #8。どうやら原作のヒロインが出そろってきたみたいで、話もいよいよ転回点。てか、メインヒロインのはずの星乃さんが正当派すぎて、明らかに摩央ねえに負けてるのが……お互い別のパートナーが出来てやきもきしてるのが目に見えてるのが、お約束か。
 しかし二見さんの味オンチぶりはなんとかしてください。マウンテンのスパですら「おいしかったわ」と言いそうだ。


2007年12月04日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなみけ#9とオーバン#9

  みなみけ #9「三姉妹日和」。ハルカが創立記念日で暇をもてあましたり、バカが風邪を引いたり、カナとチアキでカナのバカさ加減を、夜を徹して語り合ったり。カナのバカさ加減があれば話が回ることは確認したw
 それはそうと、次回はもうひとつのみなみけメンバー登場。いや、弟って……


  オーバン #9「驚きのスーパースター」。アイカ王子と純粋な走りでの勝負をしようと誓いあったのが、なんとしても勝とうとするドン・ウェイの指示で台無しにされてしまい、挙げ句負けてしまう。二連敗して後がない地球チームだが、モリーはふてくされたまま。ドンともジョーダンとも顔を合わせようとしない。しかしそんなモリーを、コーチとして復帰したリックが特訓する。そして、三戦目のスーパースターとの試合が行われるが、スーパースターの攻撃により砲座が吹き飛ばされ、ジョーダンはコース外へ吹っ飛ばされてしまう。

 ジョーダンはクロッグとの同盟国の王子であるアイカに敵意を燃やすが、アイカの方はアイカでなにか事情がありそう。そいでもってアイカとの清々堂々の勝負をフイにされてふてくされるモリーだが、ドンが一人でこのレースに地球の滅亡がかかっている責任を負っていることを、知らない。
 そいでもってスーパースターの意外な正体、てか、そりゃ予想してなかったわw

[その他] 白だの紅だの

  紅白出場歌手が決定!ニチスポ )。一覧見ると、この上なく興味をそそられないなぁ。つか、ユーザー層が多様化した現代で、皆が納得する代表を選ぶのがこの上なく難しいのですが。
 それはそうとして、中川翔子が出るって、やっぱ「空色デイズ」なんでしょうか。

  「日本軍が天皇から授かった武器である手榴弾を配ったのは、住民への死の強要にほかならない」沖縄タイムス )。この人たち、言ってることがだんだん支離滅裂になってるけど、大丈夫かなぁ……(主に頭)


2007年12月05日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#10

  もっけ #10「カマイタチ」。東京に遊びに行った芙美の土産話で盛り上がる下校途中の静流たち。東京の良さを強調する芙美に、静流は「そんなでもない」と答えるが、「でも、町の外は見てみたいかな」と口にする。それを、丁度後ろから声をかけようとした瑞生が聞いてしまった。
 いますぐどうなるということではないが、姉との別離が予感されてもんもんとする瑞生。そんな瑞生の前に、霊獣であるカマイタチが現われる。実は瑞生とカマイタチが会うのは初めてではない。夏に一度出くわしていたのだが、カマイタチなのに物を斬ることができないカマイタチを「カゼイタチ」とからかったところ、ムキになって「冬にまた現われて俺の鎌の切れ味を見せてやる!」と言い残したのだしかし相変わらず風が吹くばかりで何も斬れないまま。それでも瑞生は威勢はよいがおっちょこちょいで、どこか人のよさげなカマイタチのことが気に入ってしまう。その後現われたカマイタチの弟分によれば、鎌が退化したのは彼だけではなくカマイタチ全体でのことで、彼は仲間たちがそれを諦めて山の中に閉じこもってしまったのに反発して、一人再び鎌を使えるようになろうとしているのだという。
 カマイタチが仲間恋しさに鎌を使えるようになろうとしてるのだと思った瑞生は、それを口にしてしまうのだが、カマイタチはその言葉に腹を立てて去ってしまう。そして、その日から瑞生の前に姿を見せなくなるのだが……

 たよりになる姉との別離を予感して、心細さと寂しさを同時に覚える瑞生。そんなときに現われたカマイタチ。カマイタチったって鎌は使えなくなってるから、ただの「イタチ」なんだけど、基本、霊獣だからなぁ。そのカマイタチの強情さ故に孤立してる姿を見て、勝手に自分に重ね合わせる瑞生だけども、それは帰ってカマイタチを怒らせてしまう。その際にイズナの名前が出てくるのが……イズナは気にしていないふうだったけど、瑞生にとっては後味の悪い別れ方だったからなぁ。で、結局カマイタチが物の怪に取り憑かれた瑞生のためにカマを使えるようになる、ってのはお約束なんだけど、カマイタチがなんで鎌を使えるようになりたかったか、ってのは、瑞生がそうしてたように自分一人の寂しさをごまかすためでも、仲間と自分は違うと思いたかったわけでもなく、自分自身のための誇りを忘れたくなかったからで、さらに仲間にもそれを思い出して欲しかったから。そのカマイタチの姿を見て、姉と離ればなれになることは決して姉とのつながりが消えるわけではないということを漠然と感じる。
 一話目はちょっと演出とか無理矢理3DCGな物の怪とかがちょっと、と思ってましたが、半分は原作の力とはいえ、結構いい感じになってますな。あとの半分は堀勝之佑で出来てますが!(おいおい)


2007年12月06日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 回線が変

 夕べは回線が変で、外にアクセスしようとすると接続がぶちぶち切られて困った。朝までそれが続き、帰宅したら治ってた。ときどきあるんだけど、なんなのかなぁ。どうも上流に原因があるらしいけど、明確なトラブルではないらしく、トラブル情報には載ってないし。


2007年12月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ナイトウィザード#10と素敵探偵#10と#10マイユア#10

  ナイトウィザード #10「破壊神〜カルネアデスの板〜」。七つの宝玉をすべてあつめたエリスたちだが、その途端エリスが暴走。実はエリスは大魔王シャイ・マールの転生体で、宝玉がすべて集まった今、完全な覚醒まで時間の問題だった。そうなればすべての世界を滅ぼす大魔王を前に、アンゼロッテは苦渋の決断としてエリスの抹殺を決断するが……
 アンゼロッテのことだからいつものノリで「はいかイエスで〜」ってノリかと思ったら、ちゃんと苦悩はしてるのね。でも柊蓮司がそれに納得するわけがない。命令を無視して、エリス救出に……そこでキリヒトも登場。蓮司はついに、大気圏規模で下がる男になりましたw さらっと「腕輪ごと腕を切ろうとした」発言とか、なにげに黒いですが、「化けた」とまでは行かないものの、結構シリアスで面白い展開になってきたなぁ。

  素敵探偵 #10「贖罪の生贄」。こっちはあいかわらずだなぁ……液体窒素で水を凍らせて足場を作るって、水と液窒の比熱の差を考えるだけでも無茶さがわかろうというものなのに……それはマンガだからよしとしても、雨で溶けることが予測されてる足場を登るって……どれだけ無理やねん。多少の荒唐無稽は目をつぶるが、流石にいい加減すぎる。
 って、シリーズ構成見たら、もやしもんと同じ高橋ナツコだった……なんでこんな差があるんだ?

  マイユア #10「桜のために」。なんだか鬱展開ですよ? 継母は誤解かと思ったらストレートに浮気しまくりのビッチだし、おばあちゃんは孫を失ったせいで精神を病んで刃物沙汰だし、双子は家を出るとか言い出すし。ムードメーカーのはずの双子から崩れたら、ホントどうしようもないじゃん。こういうときには金朋メガネもたよりにならないしなぁ。あの声でまともの説教されてもなんですが。


2007年12月08日() 旧暦 [n年日記]

[必殺][その他] ホンマかいな?

 ネットで「ぱちんこCR必殺仕置人」がリリース予定だという文章をちらっと見たが、ホンマかいな? 公式情報が見当たらないので、どうにも信憑性がなぁ……
 必殺の話題を振ると間違いなく必殺仕事人の話が返ってくるのがデフォなのに、仕置人をやるメリットが見つからない。素直に仕事人IVかVじゃないのか?
 いずれにしてもパチンコはやらないのですが。

[アニメ] プリズムアーク#10

 今日は用事もあったせいかそれとも電脳コイルが終わってしまったせいか気力がなんだかイマイチ出てこないので、これだけ(それも超短縮版)で。
 やたらと凝りまくりのシスターヘルのポージングわろたw つか、アメリカのストリッパーのくねくね踊り(ポールダンス)だよなぁ、基本的に。

[その他] 嗜好と思考

 ときどきですが、「(趣味)嗜好の方向性と、思考(様式)の方向性が違いすぎ」みたいなことをですね、言われたりするんですよ。特にとりとめもない雑談的議論をしてるときとか。必殺とか魔術とかオカルトとか結構好きなくせに、現実のそういう方向性の話をすると、理屈っぽいというか、保守的というか、理屈がわからないことは信じないというか、基本的に科学原則主義的というか。
 「矛盾してない?」とか言われるんだけども、実は逆なのですよね。「そういう嗜好(の人間)だからこそ、知識をかき集め、またそういう思考様式を身につけなきゃいけなかった」と言うのが正しいのです。でなければ、簡単におかしな方向に突っ走ってしまいますから。自分の嗜好から逃げるか、その嗜好に対抗しうるだけの思考様式を身につけるか、どっちかしかなった、というわけ。
 いや、なんでいきなりこんな話を書いたかというと、そういう話をしてるときって、こっちはあくまで雑談の馬鹿話のつもりなのに、相手がセミナーを受けてるかのような表情をしたりしてるんですよね。先日またそういうことがあって、「あれ?」と思い、いろいろ考えを整理してみた次第。別に特に真面目ぶって考えてる訳じゃないんです。雑談もそういう話も基本的にシームレスな性格なんです。すいません。


2007年12月09日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#44とゲキレン#41

  電王 #44「決意のシングルアクション」。このまま戦い続ければ、勝てたとしてもモモタロスたちが消滅するかもしれないと知った良太郎は、タロスたちと戦うことを拒絶する。怒るモモタロスだが、良太郎も戦いをやめるわけにもいかず、せめて自分自身を消滅させる戦いに皆を関わらせまいという苦渋の決断だった。
 だが、双方の気持ちはすれ違う。そんな時にターミナル駅内にもぐりこんだアルマジロイマジンが、ターミナル内で暴れ出す。タロスたちが食い止めようとするが、分厚い装甲を持つアルマジロイマジンにキンタロスの怪力でさえ歯が立たない。良太郎もただ一人で立ち向かおうとするが、その良太郎の前にモモタロスが「自分一人で戦えるってなら、俺に一撃入れてみろ」と立ちふさがる。

 良太郎の決意は固く、「消えるとかどうでもいい」というタロスたちに、はっきりと拒絶を告げる。良太郎自身もどうすればいいのかわからないのだ。でも、タロスたちにとって、良太郎たちと一緒にいること、一緒に戦う「今」こそが何よりも大事。その辺の表現の役回りは、一番精神年齢が低いリュウタロスが主に担ってましたが。どうしようもない離別ではなく、隆太郎自身から離別を宣言されたのだものなぁ。
 タロスたちはなんだかんだで良太郎に入れ込んでるのだけど、キンの「わいの命は、とうの昔に良太郎に預けとる」ってのは、ウラタロスじゃないけど泣けるで。モモはああ見えて人情家だし、リュウタロスは愛理を通じて良太郎に親近感を抱いてるし。ウラタロスは、わかりにくいけど、自分とまったく反対の良太郎にどことなく憧れてる、ってことかなぁ。
 でも良太郎はその責任の重さに耐えかねてる、ってことでもあるのか。特に、タロスたち皆に愛着を持った今となっては。コハナも「あんな奴ら、大嫌いと思ってたのに、今は変わらなければいいと思ってる」と、自分の心情を吐露する。イマジン嫌いだったっけ、そういえば。あまりに普通にモモタロスたちとどつき漫才してるんで、忘れてました。
 モモタロスは、良太郎が一人で戦えるわけがないということを、良太郎を叩きのめすことで納得させようとするが、それでも良太郎の決意は覆せない。そんな良太郎に「俺たちが消えるかもしれないなんてのはまだわからない先の話だろ! それより大事なのは『今』だろ!」と言ってのける。いずれ消えるか、別れるかもしれないけど、それでも今は良太郎と一緒に、良太郎のために戦いたい。その気持ちを受け取った良太郎は、迷いを吹っ切ってアルマジロイマジンに、四体のタロスたちと立ち向かう。
 いや、基本4フォームにクライマックスフォームへのチェンジってのは、クリスマス商戦前のテコ入れ展開ってのはわかってるんだけど、結構来たなぁ。特にクライマックスフォーム大好きなんでw あのてんこ盛りw
 しかしアルマジロイマジンは倒したものの、ゼロノスが時間を逃げ続ける桜井さんよりも電王を優先して庇ったことについて、カイが何か感づいたよう。「良太郎の消えた記憶」が鍵らしいけど……どういうこと?


  ゲキレン #41「ズシズシ!もうやだ!」。突然、父・ダンと理央との宿命が自分に背負わされたことに耐えかね、ジャンは家出してしまう。父の激気魂の注入されたスウグは理央の言いなりの敵だし、あこがれていた家族が自分に勝手に宿命を背負わせたということで、ジャンも気持ちの整理が付いてない模様。でも、家出した先で足を挫いたマスター・シャーフーと出くわす。更に折悪くジャンが理央の宿命のライバルとしてふさわしいか試そうとするメレが襲ってくる。居残り組にも強敵二体が襲ってきてるのだけど、結構弱体化するからなぁ、この手の敵。
 メレ、理央のキャラ立てが立ちすぎててイマイチ主人公たち側が印象が立たなかったのだけど、次回にジャンの動機が改めて確立するよう。
 ところで、ケンしか使えないはずだった激気研鑽、普通に他のメンバーも使えるようになってますなぁ……

[アニメ] 感想短縮版

  キミキス #9「water girls」。展開は王道で大変よろしいんですが、「ど突きゴーグル」の摩央姉が、妙にテンション高くてわろた。いや、無理にはしゃいでるのはわかるんだけどさ。

  ガンダム00 #10「ガンダム鹵獲作戦」。作戦担当が周りから「天才」と称されてるにもかかわらずお利口気取りのアホ丸出しなのは、基本なのでしょうか? いや、敵もそんな利口ではないですが。軍事物としてはスカイガールズの方がまだマシに見えるレベルってのは、そもそもその領域に挑戦すべきではなかったということと思われますが。
 ただ、髪のあるガンダムってのはノーベルガンダム以来で、ちょっと笑った。落ち込んだティエリアの一人称が俺→僕→私になってるってのは、「実は僕、女の子(以下略)」展開の伏線でしょうか? ってそれはないか。でも、最近は声で云々はあまり当てにしない方がいい気もするし。うーん。
 それと、状況継続中に落ち込んでる暇はないと思いますよ。漏れが現場の人間だったら、この作戦立案担当はどこかでこっそり戦死体にしたい衝動に駆られると思う。作戦をミスするだけならともかく、作戦行動中に自分は「もう関係ない」と酒なんか飲んでるのだしなぁ。


2007年12月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オーバン#10とやっとかめ#10

  オーバン #10「しぶといラッシュ」。予選最終戦で初めての勝利を収めるモリーたち。だが、相変わらずドンとの溝は深い。そんな中行われた次戦の相手はラッシュ。本人と同じく巨大な船体を駆るレーサーだが、今度のルールは特別ルールでターゲット争奪戦。ジョーダンとの連携で先行していたラッシュを逆転して勝利する。が、ドンはそれでもモリーのことを認めようとしない。腹を立てたモリーはベースを飛び出てしまうが、その後を、レースで負けたラッシュが付けていた。
 リック、モリーの相談に意味深な事ばかり言って返すから薄々でも気付いてるのかと思ってたら、気付いてなかったのかよ!w ドン・ウェイに「あんたの子供は大変だな。娘だったらもっとだ」と言ったのは、モリーを娘に見立てての嫌味にすぎなかったのか。
 そいでもってドン・ウェイの過去わろた。w 妻をレース中の事故で亡くした後、エバ(モリー)を寄宿制の学院に預け、自身はレースプロデューサーとしての立場も捨てて世捨て人同然に放浪……その途中でリックとも出会い、プロデューサーとして再起したのだけど、それにより完全に過去を、家族を切り捨ててもしまっていた。今度こそリックも気付いたか?
 で、意味深なラッシュの行動だけども、遺跡の中に入り込んだがその遺跡が崩れてピンチのモリーを、ラッシュが海に飛び込んで助ける。ラッシュの意図はレースの健闘をたたえ合うことだったという……無茶苦茶良い奴じゃん。


  やっとかめ探偵団 #10「プリンちゃんを救え!」。まつ尾ばあちゃんの友達の中で天然なのか本当にボケが入ってるのかわからない、妙に艶っぽい生田さん。その生田さんに男の人が会いに来る。元芸者の生田さんのなじみの客で、懇意にしていたのだという。が、何やら言いにくそうな本題を切り出すと、その内容は金の無心。工場建て直しのために、二千万貸してくれという。金の話になると途端にしっかりしだした生田さんははっきりと断り、追い出すように相手を追い返してしまう。
 旧知との気まずい再会の後だが、生田さんはいつもの調子でそのことも忘れてしまっている。が、そんなとき生田さんの飼い猫・プリンが誘拐され、身代金に二千万円を要求された。

 前回縊死体を発見してえらいショックを受けたにもかかわらず、後日そのことをけろっと忘れてしまった生田さんがメインの話。妙に艶っぽいおばあちゃんだと思ってたら、やっぱり元芸者でした。元お妾さんか水商売だろうなぁ、とは思ってたのですが。のほほんとしていながら金のことになると「帰ってちょー」と、しっかりしだすのが……
 まあ、犯人は最初から分かり切ってるわけですが、でもその解決方法が、朝の番組でこんなん流すんかというもの。場所を突き止めたまつ尾ばあちゃんたちが見守る中、「男の扱いは慣れとるでね」と言って単身説得に向かう。相手は男の意地やらなんやらで最後に一花咲かせたいと思い詰めてこんなことをしでかしてしまった。そんな相手に「猫でも飼いなさい」と、もうこれまでの人生で十分頑張ってきたことを諭し、慰める。
 金の話になると急にシビアになり「うちらみてーな商売(しょーびゃー)のもんにとっては、金が最後のたよりだでよ」って言い切る生田さん、いや、正論なんだけど、朝の明らかに子供向けの番組で言う台詞じゃないですよ。w