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2006年12月03日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケン#40とカブト#43

  ボウケンジャー #40「西のアシュ」。高丘の祖先に封印されていた西のアシュ・オウガがクエスターたちによって解放される。クエスターたちはオウガをたきつけボウケンジャーたちにぶつけてる間に、プレシャスを奪おうというハラなのだ。しかも、オウガは映士の母・ケイと因縁が深いらしい。アシュの身で人間の子を産んだケイの魂が死後も苛まれているのを救うため、オウガは映士を仕留めようとするのだが……

 どうもクエスターたちが他のネガティブシンジケートの協力もとりつけ、プレシャスを集めてでかい戦いを仕掛けようとしてるみたいだけど、まだ最終エピソードには早いよなぁ……クリスマス商戦に向けた展開かな?
 そのせいもあってか、劇場版オンリーだった合体パターン・ダイタンケン(ボウケンビークル6〜10までの合体)も登場。
 しかしオウガがいじましいのか往生際が悪いのか、なんともビミョーですな……途中からケイの魂を救うってより嫉妬がメインの動機っぽくなってるし。声が八尾一樹ってあたりも、微妙な女々しさを演出。
 しかし、案外とオウガやケイは人間くさいので、愉快犯じみたクエスターたちは別にアシュの標準って訳じゃないのか。


  カブト #43。パーフェクトゼクターの力で乃木を倒したカブト。だが、乃木は倒しきられておらず、それどころかカブトの技さえ覚えて復活してしまう。一度見た技を盗んでしまう乃木をどうすれば倒せるのか、悩む加賀美。だが天道はそれとは別に、ひよりを取り戻す手段を考え続けていた。そんなとき、サルに天道が姿を見せるのだが、俺様ぶりがまったくなく、明らかに様子がおかしい。それは実はひよりと共にいた擬態天道で、ひよりの平安のためと称し、天道を倒そうとダークカブトに変身して天道に襲いかかってくる。

 こちらは間違いなく最終エピソードに入ってきたかな? 強力な敵である乃木に加え、ダークカブトまで参戦してくる。天道はひよりのいる時空の果てに通じる道を知っているのは自分の偽者だけど、わざと倒されて加賀美にその後元の時空に戻る偽者の後を追ってひよりを取り返すように頼むのだが、加賀美は危機に陥った天道を助け、「俺が超えようとした天道は、たった一人のために自分を投げだすようなちっぽけな人間じゃない!」と叱責する。加賀美も言うようになったねえ。
 加賀美の言葉に失っていた自分を取り戻した天道はハイパーカブトになってダークカブトを圧倒。だが、とどめを刺そうとしたところにひよりが現れ、擬態天道をかばう。どういうつもりなのかわからず天道と加賀美は再び混乱することに……
 それとは別の筋で、乃木から岬を護ろうとして結局倒されてしまった神代だが、「次は勝つ」と強がる神代に、岬が「現実を見なさい」と厳しい一言を……まあ、確かに神代の現実見なさっぷりはすさまじいけど、根は悪い奴じゃないからなぁ。これで自身がワームと知ったらどうなるんだか。
 一方、シャドウに復帰する気はないかと矢車と影山に持ちかける田所。矢車は鼻にもひっかけないが、差し出されたザビーブレスに、影山は明らかな未練を見せる。ネガティブ兄弟、解散の危機?
 ところで関係ないけど、なんで田所さん、いまだに幼生態なんだろう? 組織におけるポストとはあまり関係ない?

[アニメ] ストレイン#6とオリンシス#9

  奏光のストレイン #6「安らぎに背を向けて」。なんだか世界名作劇場パターンから逸脱して貧乏お嬢様状態から早々に抜け出してしまったわけですが、ロッティが、セーラが兄の敵の身内だと知らないという爆弾を抱えてるので、緊張感は維持してますな。
 しかし、リーダー格のロッティはじめ、リーズナーたちが揃いも揃ってボンクラ揃い。ガンビー乗りたちの悲壮感漂うくらいのテンパりぶりとは正反対。まあ、ガンビー乗りは位置付け的に貧相な装甲と装備で最前線に出される、板子一枚下は地獄な生活だし、リーズナーは若干安心感があるのと自分たちが戦場の中心だという自負と責任感があるんで、そうなっちゃうのかもしれませんが。それはそうと、ボンクラ精鋭なリーズナーたちの中でも特にボンクラなのがラヴィニア。どんぐらいボンクラかと言うと、ショートでもつり目でもないのに思わず惚れてしまいそうなくらい。なんつーかすんげーダメ人間。
 作画レベル的には低い方だけど、なんだかんだで楽しんでますわ。


 作画レベル低めというと 銀色のオリンシス も最初から低空飛行気味だけど、それなりに楽しんでますな。本当にあまりそういうの気にしない性質なんだなぁ、自分。
 話の構図的にはわりとありきたりで、スケール感はさほどないんだけど、そのせいか身の丈にあった話をやってるって感じ。#9ではミスズの当て馬っぷりがツボにはまりましたわ。トキト本当に酷いな。ミスズはどうもそのせいでなんかやけっぱちな行動をとるらしい。でもミスズは裏切られたと言っても良いけど、ヴォルフは勝手に先走って自滅しただけでは……「オリンシス現象」というもので過去や未来から人間が飛ばされてくるらしくって、ちょっとまだ話のギミックが見えてこないですが、なんだか古くさくも懐かしいED含めて、結構楽しめてます。

[その他] 気持ちがすさみ気味ですなぁ

 いかんですなぁ。


  【コラム・断】給食費という高い税金産経 )。「 日本だけが類例のない制度を続けている」。へ〜。類例がないんだぁ。知らなかったな。
  「イギリスの学校給食に革命!」eikokutabi.com )。あれ? 類例がないんじゃないの? おかしいですね。生活が大変だ、というのは同情しますし、学校給食から弁当に制度を変えるべきだという意見自体はあってもいいですが、話の筋が違ってませんか? あらゆる制度がそうであるように、学校給食にもメリット、デメリットがあります。それを別の制度と比較しつつ、検討をするというのならいいでしょう。でも、これってデメリットを挙げてばかりのただの印象操作じゃん。最近ではアレルギーの子供への配慮で、アレルギーがひどい場合には給食ではなく弁当持参でもOKというところもある模様。それに非難されてるのは給食を食ってるのに対価である給食費を払わない親であって、それらの親が「給食から弁当にすべきだ」と確固たる主張を持ってるわけではない。この論調では給食費を惜しんでるだけか、給食制度自体に私怨があるように見えてしまう。
 つか、 Wikipediaでの記述 を見ると、見るたびに記述が変わってなかなか笑える。


  日本「寿司」国際認証へ…韓国人運営食堂打撃憂慮中央日報 )。ん〜、ちゃんとしたもの出せばいいだけなんじゃね? つか、一々職人が日本人か韓国人かとかで区別なんかしないし、できないでしょ。別に日本食ブームにあてこむことは構わないけど、それで日本食のブランドイメージが下がるものを出されたら困る、って話なんだから。国粋主義ってなら、「日本食」の看板を使わなければいい。それだけの話でしょ。


  『陛下のガン』も笑いのネタにした『皇室中傷』芝居産経 )。別に天皇を崇拝しようがしまいが構いませんが(個人的には日本における天皇の役割と重要性を見れば、敬意くらいは払っても罰は当たらないと思いますが)、これは単なる誹謗中傷の猿芝居でしょ。他人の病気を揶揄することが常識的にどういうことかもわからないんでしょうね、多分。


  桃太郎は反男女共同参画?北名古屋 女性の会が啓発劇収録中日 )。これも調子っ外れだなぁ。性別入れ替えれば男女平等、って、なんだそりゃ。わけわからん。逆に男の雇用が制限されてる職場ってのもあるんですが、そういうところに男が入ってもいいわけでしょうかね?
 もうちょっと考えて主張して欲しい。


  ギネス掲載の肥満女性死去 米、476キロを記録共同 )。人間の体重ちゃうやろ……つか、半tの体重でも人間って生きてられるんだなぁ、という人体の脅威が。亡くなる前は体重が激減してて180kgほどだったらしいんですが……いや、確かに激減してるんですが……寝たきりだったのは、健康のせいなのか体重のせいなのかもかなりあれで……とはいえ、亡くなられた方にあまりあれこれ言うべきではないですね。すいません。

[アニメ] 牙とマイメロちょっとだけ

 「牙」、ネオトピアのツンデレメガネが実は妹属性まで兼ね備えていたことが判明。うはっwwwwwそれなんて完璧超人?wwwwww っつっても、メガネははずしちゃってるんですけどね。ノアの「メガネのない方がいい」という言葉にたぶらかされたのか。メガネなきゃただのツンデレデコ女だし。
 てな冗談はさておき、ちょっとお人好しのケモノビトが出たり、 長島雄一(現・チョー)の指導者がセト様同様やっぱろくでもなかったりで (追記:声だけでチョー氏と思ってましたが、麻生智久氏でした。ご指摘多謝。つか、でも似てるなぁ)、なんだか展開が混迷してきたような。アミルガウルの色が赤くなってたのは、あれはなんなんでしょうね?


 マイメロは、ちと一ヶ所間違いの指摘。飲食店の前にある盛り塩は、あれは魔除けではなく、客寄せのおまじない。 参照
 塩は清め塩でもあるからまるっきり間違いでもないけど、飲食店は追い払うより招く方がメインなんだから、やっぱ違うと思う。


2006年12月04日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] いかん。

 間違って土曜日の日記消しちゃった……保存はしてないし、復旧は無理か。
 こんな単純な操作ミスとは、本格的に疲れてるな、漏れ。


2006年12月05日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 出勤途中で

 なぜか駅のゴミ箱に空き瓶があるのを見つけた。ただの空き瓶だったらどうということはない。酒瓶だったとしても、そんなにおかしくも思わない。
 けど、なんでよりによってスピリタスの空き瓶が……寒くなったからどっかのロシア人が駅でラッパ飲みでもしてたんか? わけわからん。


  日本版「西遊記」に反発 中国、文化ギャップ鮮明共同 )。ん〜、正直香取版西遊記は一回見てやめたんで、非難されてもさもありなんなんですが……
原作に忠実な中国作品を世界に問うことが
……あれ?  オリジナルを尊重しないことでは人後に落ちないのでは?  ちなみに堺版西遊記は、「Monkey!」というタイトルで英国及びオーストラリアで放映され、日本では未発売のDVD-BOXまで発売されています。要は、面白いモノを作って広める方が先、って話だ。


  実刑が不服と両親殺害の少年側が控訴ニチスポ )。う〜ん、いや、弁護士の仕事は被告を弁護することだってのはわかるんですが…… 弁護側は「判決は犯行の残虐性ばかりに着目し、未熟さなど少年の特性を理解していない」って、ホントにそれで済む話? 未熟だから、両親を、というか、他人を殺しても情状酌量の余地が与えられるべきだ? ちとこの理屈は私にはわかりませんわ。


  漫画制作会社「たまくら」が所得隠しニチスポ )。流石に数人のアシが数十人に偽装してたってのは、 にわか収入があったのに税務面をいいかげんにしていたところがあったではすまんでしょう。明確な脱税意図。っつーか、アニメを作ろうってんじゃないんだから数十名のアシって一体何事よ?


  イラン人一家在留、長勢法相が特別許可与えない意向読売 )。これは、まあ仕方ないだろうなぁ、と思う。何故なら、これを許したら居留許可目的で密航、不法滞在する人間が増えるのは間違いないから。つまり不法滞在が増える一因になりうる。まあ、細かいこと言えばそれだけじゃないんだけど、違法な手段で居座ってもOKってのは、単純に納得できない。

[特撮] ライオン丸G#10

  ライオン丸G #10。先週までの戦いはさておいて、サオリの誕生日を祝おうと、コスKが獅子丸たちを巻き込んでサオリの誕生パーティを企画する。
 「飲み会で盛り上がるとサオリは脱ぐ」というコスKの嘘に釣られてカレーパーティの企画を手伝う獅子丸。でも料理がてんでだめな二人に代わって立ち上がったのが、意外なことに獅子丸につきまとうブス二人組。割烹着姿でプロ顔負けの調理を……登場させたキャラ、あますところなく使ってるなぁ。
 まあ、一応今回、獅子丸がフランキーズに絡まれて、変身もせずに相手をのしてしまったり、果心居士に選ばれし者と言われてジョーが迷ったりするんだけど、獅子丸が変身する気配に果心居士共々ホストクラブに飛び込むと、隠し芸で変身した獅子丸の姿が……ま、呆れるわな。いつもよりライオン丸が小さい(つか、ヒール分の高さがあるとは言え、サオリより小さい!)のは、多分中身に松波一喜氏が入ってたからじゃないのかな。衣装もだぶついてたし。
 登場キャラの隠し芸大会が見られたり、酔っぱらったサオリに告白されたあげくキスされて動揺して逃げる、珍しいジョーの姿といい、最終回前の休息的話っぽい。獅子丸も結局いいとこなしかと思いきや、コスKに(ほっぺに)キスされて、微妙に動揺。ライオン丸の記事で稼がせてもらってることもあってか、コスKは微妙に獅子丸に好意的だな。
 次回は初めて(にして、多分最後)の怪人、「シシトラ」が登場。豪山の手下で、獅子丸のいるホストクラブに入り込んでくるらしい。
 ところで今回のJr.の軍曹様(つか、リー・アーメイ)ネタ、パロディの中では悪くなかった。

[アニメ] おとボク#9とその他ちょっと

  おとボク #9「まりやの気持ち」。文化祭を目の前にして色めき立つ学園。そんな時、生徒会長の貴子が瑞穂に生徒の人気投票で選ばれたからと、瑞穂に生徒会主催の劇に出て欲しいと依頼してくる。貴子を敵対視するまりやは何かの罠ではと疑うが、瑞穂は考えたあげくに依頼を承諾、まりやは「好きにすればいい」と自分で言ったのに、何故か不機嫌になる。まりやは、いつも自分の後を追いかけていた瑞穂がいつの間にか自分がいなくても歩き出したことに、物寂しさと嫉妬を覚えていたのだった。
 一方貴子は、やはり人気投票で劇のヒロインを演じることになって瑞穂を意識しまくり。敵なのか友人なのか、態度のわからない瑞穂との関係をはっきりさせようとする。

 現時点でまりやと貴子の問題の話をぶつけてくるってことは、メインヒロインはこの二人にするつもりはないのかな? そうすると紫苑ってことになるのだけど、これまで存在感が薄かったからなぁ……ちと、終盤の構成が不安。
 そんなうがった見方はともかく、貴子はこれまできっちり瑞穂に対する複雑な気持ちを要所要所で描いてきたことが生きてきてますな。まりやは、伏線が足りない気もするけど、瑞穂のフォローをする姿とかは描いてきたからなぁ。
 今回はまりやがらしくなくうじうじしてるのだけど、瑞穂の今回の行動で次回はふっきれるのかな?


 で、ちとなんなのがギャラクシーエンジェる〜ん。つらい。さすがにつらい……ギャラクシーエンジェルとの落差が以前に、見所が……今回はそれが極まれり。どうも内輪ネタらしいけど、単純にネタとしてベタな割に見所も落としどころもない。いや、これまで付き合ってて言う言葉じゃないかもしれないけど、動作画はそれなりに持ちこたえてるように見えるのに、シナリオと演出がこれではなぁ……


2006年12月06日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 連絡、ってほどのことか?

 すいません、おそらく週末まで日記の更新が止まります。すいませんって誰に謝ってるんだ?>自分
 ちと時間制限付きの予定が重複した。投げ出すわけにもいかん。リーダーってのは辛いな。って誰がリーダーやねん(私じゃありません)。てか、それ以前になんでブチャラティやねん。
 ってわけで、予定が済んだら早々に復帰はします。更新がなくても死んだわけではないので、そこんところよろしく。


2006年12月09日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ストレイン#7と徹之進#48

  ストレイン #7「ラヴィニアの素敵な陰謀」。ボンクララヴィニア、大活躍の回。もちろんボンクラな活躍ですが。漏れの目に狂いはなかった!
 前回助けられてすっかりセーララヴになってしまったラヴィニアがセーラをモノにしようとあの手この手を尽くす。が、当然すべて自爆しまくり。乳掘り出してあばれまくりだけど、色気とは無縁です。宇宙時代ともなると陰謀に使う画鋲もクリスタルですよ。クリスタルである意味全然ないですが(笑)。
 しまいには全裸で艦内一周する羽目に。話に尾ひれがついて真剣にその対策を講じる上層部。いつの間にかロッティが勝手にストリーキング周回の回数増やしてるし。尾ひれの出元はそこか! すばらしいボンクラ揃いだな! つか、WOWOWで年齢指定無しなのに湯気も修正もなしでいいのか?
 でも、それでも懲りずセーラの気を引こうとラヴィニアはエミリィを隠してしまうが、それが間違ってゴミ箱に落ちてしまったため、またもやセーラはミミックを失う危機に陥る。
 他人にとって大事なものを深く考えずに持ち出してしまうラヴィニアは今回悪い意味でボンクラだったけど、よく考えればきちんと管理すべきものをそうしてなかったのはセーラだからなぁ。まあ、過去を考えれば仕方ないのだけど。
 で、廃棄されたエミリィを探しに寄港地に降りたセーラは、幽閉同然の毎日を抜け出した、人間の方のエミリィと出会う。
 ラヴィニアのはじけっぷりに史上希なバカ回かと思いきや、なんだか意外にシリアスな展開につながったなぁ。これに懲りずにラヴィニアにはおとなしくならないでいて欲しいものだが。


  徹之進 #48「てつのしん 永遠の愛に泣く」。前回、ネオ側のスパイ「トゥエルブ」であることがばれたショコラ。ショコラがネオの魔法で命をかたに取られてることを知って、徹之進はネオを倒そうと一人で白金に向かう。

 まさか、こんなにバカスカ登場キャラたちが退場するとは、さすがに思ってなかった。メグ一人(匹?)をショコラの見張りに置いて徹之進を助けに行く犬楽園の仲間たち。メグの誰にも見せなかった感情を見抜いて見張りに置いていったのは珍しくセト様炯眼。ただし、同じ想いを抱いていた者同士で、ショコラを慰めさせようというつもりだったのだろうけど、今回はそれが裏目に出てしまう。
 駆けつけた犬楽園の仲間たちもろとも危機に陥る徹之進を、メグが連れ出したショコラが救う。でも、結局徹之進が助けようとしたショコラが犠牲になってしまう展開に。サスケの時のように「まだひょっとしたら生きてるかも」でも、カイザーのように宇宙に飛ばされただけでも、ルミのように石にされたわけでもなく、明確に「死」を描写してるからなぁ……最後に長々と犬楽園の仲間たちとのお別れをするかと思いきや、メグがすっぱりそれを断ち切って徹之進と最後の別れをさせる。鈍い徹之進は最後の最後までショコラの「旅に出るだけ」というあからさまな嘘に気付かなかったが、さすがにショコラの亡骸を前にただただ泣くしかない。イワンの「もう一度バカって言ってくれ!」も泣ける。しかし、イワンっていっつも間抜けな役所ばっかだったけど、ちゃんと強かったんだ。まあ、ハスキーだし。
 次回も誰かがいなくなるらしいけど、公式の次回予告を見ると、リニアとイワンの気配が濃厚……イワンだったら、ポチと並んで主要なムードメーカーだけにショコラ以上にきついぞ。

[その他] 読んでてクスリと

 途中から積ん読だった「ローマ人の物語」(文庫版)を再び読み始めてるのだけど、「悪名高き皇帝たち」を読んでるところで、思わずちょっと苦笑が漏れてしまった。
 カリグラのユダヤ人弾圧の下りの部分なのだけど、ユダヤ人がローマ世界の中でどのような存在だったのかを、かなりの紙数を割いて説明されている。その説明と評価が、かなり在日韓国人・朝鮮人に当てはまるのが、苦笑の理由。すべてを許容し同化を許すローマ世界だが、ユダヤ人は総体としてその同化を拒む選択をした。ユダヤ人にとって良いローマ治世だったのは、それを尊重し適当な距離をとり続けた政権だった。
 どうして同化を拒んだのかということだが、虐げられ続けたがゆえに選民思想に傾倒し信仰への依存を強化してきたこと、そんな状況で強固な一神教を築いてしまったことがある。それがゆえに神の定めた「法」は絶対で、多神教であり人間の定めた法が秩序を作るローマを受け入れられなかった。しかし、特に金融関係に多く人材を輩出していたユダヤ人を、ローマとしてもかなりの程度取り扱いに注意しなければならなかった。
 で、笑ったのはローマの認めたユダヤ人の特権(兵役義務の免除)について述べているくだり。
「特殊」を認めさせたということは、「普遍」への道を自分たち自身で断ったということである。(「 ローマ人の物語18 悪名高き皇帝たち[二] 」p167)
 特別永住許可などの「特権」を日本に認めさせている在日韓国人・朝鮮人にも、まったく同じことがあてはまる。日本と朝鮮半島は、ローマとユダヤ人とまったく相同ではない。が、いくつかの特徴で共有する部分がある。日本が宗教的にゆるい国であり、他国の文化とその方面で干渉することが少ないこと。また、ローマほどではないにしろ元来日本人は外国からのものをほとんど無意識的に同化させてしまうという奇妙な性質を持っている。キリスト教のお祭りであるクリスマスでさえも、キリスト教とは無関係の「日本風クリスマス」にしてしまった。どうしても自分たち風に出来ないものは排除されるが、自分たち風にできるものならば大抵の物は取り入れてしまう素地がある。
 朝鮮半島側の特徴だが、長らく虐げられてきた民族であること。これは地政学的に中国という一大地域に頭を抑えられ、海が天然の要衝となったために諸外国から軍事的な干渉を受けることが少なく独自に一大勢力を築いた日本との間に挟まれていたことは、人ごとのようだけども不幸であったと思う。特に中国は華夷文化の国だから、必要ならば辺縁にいかなる過酷な対応をすることも平気だ。自国民に大してだってするくらいだから、他国属国となればもっと躊躇はない。
 地政学的な不幸としか言わざるを得ないのだが、虐げられた民族が築いた文化、という点ではユダヤ人と共通する。小中華思想とも揶揄されているが、基本的に自分たちと他者の区別が他の民族よりも激しい。これは個人が人として良い悪いではなく、文化の素地だから仕方ない。「同化」を拒み、「普遍」たりえない理由だ。
 また、そういう民族は身を寄せるべき権力者を判断するとき、酷薄なぐらい機を見るに敏でもある。これも仕方ない。そうしなければ生き残れなかったのだから。
 こうして見ると今日の事態はほとんど必然なのだが、問題は日本が朝鮮半島を統治する際、必然性はあったとはいえこういうめんどくさい民族に手を突っ込むということを、あまり認識してなかったように見えることなんだよなぁ。中国進出についても同じ事が言えるのだけど、日本人は自分たちがほとんどのものを自分風にして取り込んでしまうから、他国人もそれが出来ると考えてしまう。個人としてはそういう人もいるだろうが、文化としてはそう簡単ではないのだよなぁ。中国人の文化は中国人の文化だし、朝鮮人の文化は朝鮮人の文化以外の何物でもない。日本と同じような変化は無理だ。
 ローマとユダヤ人の関係は在日関係の問題のヒントになるようなならないような、だが、相手にそれを認めさせられるかはともかく、日本人と第三者に対しては「在日韓国人・朝鮮人の特殊性は日本人の押しつけたものではなく彼らの選択であり、それを選択し続ける限りは普遍性への道を自ら閉ざしている」と周知させるように努力することかなぁ。とりあえずは。
 人によっては反韓文章に見えるかもしれないけど、ちゃんと読めばわかるとおり、半島への嫌悪感は(現在は)ほとんどないし、交えてもいないのでそこのところよろしく。

[読書] 上の文に関連して

 上の文でローマと日本の共通事項として「多神教である」と わざと 書かなかったのだけど、これには理由がある。いや、多神教は多神教なのだけど、はっきりと多神教と明言しまうのには躊躇がある。
 多分、近い時期に 日本の神々/松前健 を読んだせいだと思う。この本は、古事記や日本書紀で書かれた日本神話がどのように編纂され、主要な神がどこからやってきて日本神話で統合されたかということを考察している。いや、借り物の本なんですけどね。
 日本神話の主要神と言えばイザナギ・イザナミ、天照大神、素戔嗚尊などだが、正直、昔古事記などを読んでて混乱したことがある。イザナギ・イザナミの国産みから、天照大神・月読、素戔嗚尊の誕生、天照大神への主権委譲、素戔嗚尊の追放とのその後の流れ、天孫降臨などが、部分部分で雰囲気がバラバラすぎたからだった。名前の付け方のパターンも断続的にバラバラだ。特に素戔嗚尊の混乱は激しく、無軌道でまさしく「暴風の神」にふさわしい立ち振る舞いだった高天原とは打って変わり、追放後は大人しくなり品行方正な英雄になってしまってる。というか人間になってしまってる。アニメ映画「わんぱく王子スサノオの冒険」では母を失った無分別な怪力王子が憂さ晴らしに暴れ回ったということになっているが、原典はその解釈では成立しない。そもそも、三神はイザナミが産んだのではなく、黄泉から帰ってきたイザナギの禊によって生まれたのだから、そんな親子の情がからむわけがない。
 神話とは元々荒唐無稽なもの、と思われがちだが、荒唐無稽なりに語り継がれる型というものがある。日本神話にはそれがない。天孫降臨や天照大神の誕生は政治的意図が明白だが、その他がまったくわからなかった。
 それがこの本を読んである程度合点がいった。
 あからさまに不自然な素戔嗚尊はもちろん、イザナギ・イザナミ、天照大神は、そもそも完全に関連性のない、それぞれ別の地域で祀られていた独立した神だというのがその説明だ。というより、天照大神がそもそも天皇家の祭神ではないという説がちとびっくりだった。
 どの地域にどの神がどのくらい昔から祀られているかなどを調べ、イザナギ・イザナミは淡路地方に、素戔嗚尊は出雲をはじめとして紀伊、摂津、播磨、吉備と広範に信仰されていた神、天照大神は伊勢の地方神だったのではないかと推測している。それが国の統合などや、あと政治的状況からこのようになったのではないか、ということ。
 特に天照大神は特殊で、天照大神を祭神とした痕跡を遡れるのは古くても8世紀までで、祭事や関連神社の分布などからは元々祭神は天照ではなかったのではないかという痕跡すらある。叙述ではそれがタカムスビではないかと推測しているが、農神的性質が強く日本神話にも高位の神としてかなりはじめの方から存在したことを考えると、かなりの程度説得力がある。米を主要作物とし政においても重要だった日本においては、王家の祭神としてふさわしいと思える。ただ、何故タカムスビから天照に祭神を変えたか、幾つか可能性を挙げてはいるが、根拠としてはいまいち決め手に欠ける。
 この手の地方神が国や集落の統合などによって一つの神話体系にまとめられていくのは多神教では当然のことなのだし、ギリシャ神話やローマ神話もそれをやっているのだが、日本の特殊なところは最初から最後まで、つまり世界の成り立ちから神からの支配権委譲(つか、その根拠が神の血筋なんだが)天皇家の王権の正当性の主張まで、一つの流れで全部やってしまってること。これは王権が千数百年来変わらなかったから作られた神話も破棄もされず残ってきてもいるのだが。また、だから日本神話は場面場面であんなに雰囲気などがバラバラであるということになる。
 素戔嗚尊はその編纂の過程で広範に人気のあった神を組み込むために、おそらくは性質の違う他神を無理矢理つなぎ合わせたのではないかということだ。
 もう一つ特殊なところがあって、それは普通の日本人にはほとんどそんなことが関係ないということ。各地方でそれぞれ元々信奉してた神を信奉し続けるのは当然なんだけど、ご神体という物も特にない。リンガであったりただの石であったり、まあ比較的時代が下ったところでは鏡であったりということはあるが、たとえばご神体が神の像だったりするものはと言えば、私の知る限りほぼ存在しない。戒律で偶像崇拝を禁止していたわけでも禁忌視されてたわけでもない。後世絵姿を書かれることはあったが、信仰において神を模した像のたぐいの物を置く必要性を、日本人はそもそも感じていなかった、ということだろう。背景には万物に霊魂が宿るという思想、つまりそこにあるものが神であり、別段神様を作る必要がそもそもなかったのではないかと思える。精霊信仰に近い部分もあるのだが、精霊信仰ともまた違う。そのせいか古事記や日本書紀の記述は庶民には驚くほど拘束力がない。
 こうなると、多神教は多神教なのだが、ローマなどと同じ、少なくとも共通項として挙げて良い物か迷ってしまう。だから「多神教であること」を上では共通項として挙げなかった。
 日本ってつくづく、調べれば調べるほど変な国ですわ。


2006年12月10日() 旧暦 [n年日記]

[その他][アニメ] 何度も見たいOP

 まあ、ワタクシ周知の通りオタクでございまして、体力削りつつ週に何本もアニメとか特撮とか見てるわけでございますよ。(今数えたら三十作品近く見てた……わはは(汗))
 ただ、時間も惜しい昨今、毎回のキャスト・スタッフがテロップされるEDはともかく、固定スタッフがテロップされるOPは飛ばしてしまう傾向があるのですよね。
 アニメのオープニングとエンディングってのは、多分バンク映像と同じで使い回しで尺を稼げるというところが大きいと思うんですが。中には「ARIA THE ANIMATION」「同 NATURAL」のように毎回OP映像は書き下ろしとか、2クール作品なのにOPが三種類とかあるという「ぱにぽにだっしゅ」のような変則もあるんですが。
 とはいえOPは番組の顔。本編のイメージを代表したり、見る者の興味を惹くためのものであるわけでして、それだけの魅力が本来要求されるわけです。思わず飛ばしてしまう(数度見て、それで満足してしまう)OPってのは、おそらく個人的に求心力が足りないんだろうなぁ、と、スタッフには酷いことを思ったりするんですが。
 それでも中には何度見ても飛ばさず見てしまうOPってのもあるわけでして。
 今放送中のだと、「 地獄少女 二籠(ふたこもり) 」が典型かなぁ。第二シリーズになって手下の三人(一目連、骨女、輪入道)がそれぞれ主観となりつつも、依頼者側も微妙にぶっ壊れた、ねちっこい世界を描いて絶好調なわけですが、OPがつい何度も見てしまうのだよなぁ。OP歌詞とキャラの唇の動きがシンクロする場面とか、回り込みが多いカメラワークとか。前期のOPも見事だったけど、今回もさらに見事。

[特撮] ボウケン#41とカブト#44

  ボウケン #41「メルクリウスの器」。映士がオウガ最期の術によって石にされてしまったボウケンジャー。どうにかしようとするが、各ネガティブが一斉に動き出したこともあってひとまず後回しにせざるをえない。だが、戦力が分散してしまい、ことごとくプレシャスの奪還に失敗。そしてついにすべてのプレシャスが揃った時、とんでもないものが生まれてしまう。

 映士は身体は石に、魂は異世界に飛ばされてしまう。そこで母・ケイと出会い、平和な暮らしの幻想に浸るのだが……映士自身がうちやぶらねば仕方がない、ということで、やっぱそういう展開なのね。
 一方、四つのプレシャスから生まれた無敵の巨人・ホムンクルスを操り、ダイボイジャーも打ち破るクエスターたち。だが当然他のネガティブをあっさり裏切り、自分たちだけでホムンクルスを独占して人間世界を滅ぼそうとする。ガジャ様の「なんでいつもこうなるのだ」というつぶやきが切なす(笑)。
 次回、映士不在のままサイレンビルダーなどを出してどうにかしようとするらしいが、多分映士復活してメンバー勢揃いで撃破、のパターンか。そうすると、解決は次々週かな?


  カブト #44。天道と擬態天道との戦いに中に割って入ったひよりは、再び擬態天道と共に時空の果てに消えていく。ひよりが戻りたくないのならば……と言う天道に、加賀美はそれがひよりの真意ではないと言う。どうすればひよりを取り戻せるのか悩む天道だが、悩む間もなく乃木がエリアXを、ライダーシステムを奪おうと襲う。天道と加賀美は二人同時攻撃なら乃木を倒せると作戦を立てるが、ハイパーモードに変身したとたん、再び食が起り、時空の扉が開く。加賀美は、ひよりを連れ戻す間持ちこたえると、天道を行かせる。乃木の圧倒的な力になすすべのないZECT。危機に陥った岬を、勝てないまでも守ってみせると剣が身を挺してかばう。その姿に、流石に岬も心動かされる。だが、サソードもガタックも乃木には勝てない。ザビーザクターを再び得た影山も、加賀美のアドバイスに耳を貸さず、あっけなく倒され、協調の心に反応するザビーゼクターに再び見限られる。
 そして、天道は時空の果てで再び擬態天道とひよりに対峙するのだが……

 ひとまず、最終展開前の一段落かな? 天道は本当は元の生活に戻りたいひよりの心を見抜き、ひよりの戻るべき世界を守る、と約束し、連れ帰ることに成功する。だが、そのことで擬態天道が暴走することに……乃木が倒された以上、ダークカブトが最後の敵か?
 一方、剣、影山が次々と倒される中、天道が戻ってくることを信じ、ボロボロになりながらも乃木と戦い続ける加賀美。そんな加賀美をバカにする乃木だが、加賀美の決心は揺るがない。加賀美、天道を説教し支えるまでになるとは、成長したなぁ。
 そしてライダーシステムを奪われるくらいならとエリアXが爆破されようとしたそのとき、ついにひよりを取り戻し戻ってきた天道に、弟分である影山の意趣返しに現れた矢車を加え、トリプルライダーキックが炸裂。乃木を倒し、エリアXを守ることに成功する。考えも立場もバラバラの三人が共闘するのは、いいねぇ。
 でも、ダークカブトの不穏な動きに加え、ネガティブ兄弟の独自の動きがどうなるのかが……明確なラスボスが存在しない、ってのは平成ライダーに多いパターンだけど、ひよりをめぐって世界を守る、ということが中心になりそう。