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2006年04月01日() 旧暦 [n年日記]

[その他] エイプリルフール

 ぼくはしょうじきものなので、きょうはうそをつきません。


2006年04月03日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] エウレカセブン#49、50

 エウレカセブン#49「シャウト・トゥ・ザ・トップ!」、#50「星に願いを」。最終回で二話一挙放映。この形式、今期多いね。
 指令クラスタをついに破壊されてしまったレントンたち。このままでは指令クラスタによって眠らされていたコーラル・スカブが目覚め、クダンの限界が訪れてしまう。レントンとエウレカは最後の手段として自分たちが新たな指令クラスタになってコーラル・スカブを眠らせようとするが、それすらもデューイの罠だった。デューイを止めようとするホランドの目の前でデューイは自ら命を絶ち、その生命反応が途絶えたのに連動してエウレカとアネモネのしていた首輪の仕掛けが発動する。それはデューイが死んだと同時にどちらかが指令クラスタになって、コーラル・スカブを自滅させるようにプログラムされていた。なす術なくエウレカを目の前で失ったレントンは落ち込むが、エウレカはプログラムに必死で抵抗し、スカブを目覚めさせまいとしていた。それを知ったゲッコーステートはもう一度エウレカに直接語りかけるため、エウレカのいるスカブの樹に急ぐ。しかし目覚めつつあった抗体コーラリアンが月光号を襲う。このままではエウレカが意識を失うまでに間に合わない。レントンは最後の手段で、満身創痍のニルヴァーシュに呼びかける。すると……
 この二話だけ見るとエウレカセブンが傑作だったんじゃないかと錯覚してしまうほどに良く出来てました。元々ポイントポイントの話のテンションは異様に高くはあったのだけど、今回は今まででも群を抜いていた。絵的にも月光号の高機動戦闘といい、ニルヴァーシュ最終形態のバカみたいな戦闘力といい、実に爽快。
 結局デューイの思惑にはまったまま、終末を迎えようとするレントンたち。しかし、エウレカを助けたいと言うレントンの気持ちが奇跡を起こす。最終形態になったニルヴァーシュは抗体コーラリアンを殲滅。一気にエウレカの元へ向かう。エウレカにもう一度気持ちを打ち明け、エウレカの為に一緒に人間でないものになっても構わないと断言するレントン。二人で指令クラスタになろうとしたその時、ニルヴァーシュの右目にレントンと同じ青い色の光が宿る。エウレカの心とレントンの心をアミタ・ドライブに刻み込んだニルヴァーシュは、二人の代わりに指令クラスタとなる。そしてコーラルスカブの大部分と指令クラスタに取り込まれた人々を連れ、時空の裂け目から新たな宇宙へと旅立っていく。そしてレントンとエウレカを放出し、「この星で二つの種族の共存を導き、より良き進化を遂げよ」と言い残す。これこそがセカンド・サマー・オブ・ラブだ、と月光号で実はコーラリアンであることを明かしたゴン爺がゲッコーステートに告げる。一年が経ち、アクセルの元で暮らす子供たちは、アクセルと一緒にレントンとエウレカの帰りを待ちわびていた。空に浮かぶ月にはハートマークにレントンとエウレカの名が刻み込まれていた。そして、二人が帰還することを示唆して話は終わり。
 レントンは結局世界を救った本物の英雄になったけど、レントンにとってはそんなことよりエウレカたちと生きていくことが大事だろうし、そういう終わりになっていた。
 最終回の最後の声は「つづく!」ではなく、きっと「おしまい!」だと思ってたけど、やっぱそうだったなぁ。まあ、シリーズ構成ははっきり言ってかなりメタメタだったと思うけど、終わり良ければすべてよし。見事にみっともこっぱずかしい青春ものであることを最終回で貫いたのは立派。
 ところで最近ようやく気付いたが、エウレカの服って「怪奇大作戦」でSRIのお茶くみ女子職員がごく初期に着ていた服なのな。

[アニメ] 牙#1とマイメロシャッフル#1

  牙-KIBA- #1「運命の風」。風の吹かない、空気のよどんだ街。そこに住む少年ゼッドはその乱暴さと扉やドアを壊しまくるという奇行ゆえに学校からも警察からも鼻つまみ者扱いされていた。唯一幼馴染のノアだけは彼のことを気遣い、何か理由があるのだと庇い続ける。だがついに学校はゼッドを退学させるつもりで補導するが、突然担当の教師がゼッドを補導した生活指導の教師を不思議な力で殺し、続いてゼッドにも襲い掛かってきた。そのゼッドを「シャード」と呼ばれる不思議な力で救ったのは、記憶喪失で入院していた彼の母だった。
 近未来風異世界からはじまるのに、いきなりファンタジー風異世界に飛ぶってのはちょっと戸惑う。神林長平風と思えば別にどうということはないのだけど。ちょっとエキゾチックなおかんが飛んだり跳ねたりするのもちとびっくり。しかし、大味な台詞回しや作劇なのに妙に個人的な趣味に合うなぁ、と思ったら、脚本が井上敏樹氏ですた……げしょ。

  おねがいマイメロディ くるくるシャッフル #1「マイメロに会えたらイイナ!」。クロミが解放してしまったダークパワーを退散し、人間界での役割を終えたマイメロ。歌と涙の別れをするが、マリーランドで罰として牢屋に閉じ込められていたクロミが、再びクロミキーを奪って人間界へ脱走してしまう。人間界では柊家に恵一の弟・潤が留学先のイギリスから帰ってきていて、クロミの持っていたギターピックを手に入れてしまう。
 前回異様なテンションを毎回保っていたマイメロの二年目シリーズ。システムは若干変わったみたいだけど、クロミが騒動を起こしマイメロが解決するという基本パターンは同じ。この手のもので無理矢理に延長したものは失速するものが多く、新しい悪役?の潤が兄の恵一に比べて貫禄不足なのも不安だけど、それ以外は今のところ大丈夫かな。柊恵一の関わり方も通り一遍等ではなさそうだし。でも、お助けキャラのマイメロママのすさまじい毒舌ぶりにごまかされた気もなきにしもあらず……


2006年04月04日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケンジャー#7とカブト#10

  ボウケンジャー #7「火竜のウロコ」。邪悪なサラマンダーを復活させ、地上を滅ぼそうと邪竜一族がプレシャスを狙うのだが、何故かその出来事は明石の好きな冒険小説家の最新作通りに起こってしまう。
 なんというか、日記を几帳面につけていておまけにうっかり流出させてしまう邪竜帝、おちゃめですなぁ。でも冒険小説家さん、絶望するならもうちょっとちゃんと絶望しましょう。

  カブト #10。矢車に代わりザビーゼクターの適合者に選ばれた加賀美。加賀美はこれで天道と一緒に戦えると喜ぶが、ゼクトから下った指令はカブト抹殺だった。組織への忠誠と加賀美への友情の板挟みになった加賀美は天道に相談するが、天道は「友情」を軽々しく口にする加賀美に冷たい態度を取る。
 矢車、あっさり負けを認めましたな……完全調和ではない味を作ってみせた矢車に、天道は「お前らしさを大事にしろ」と取って置きの豆腐を手向けに、激励する……ってまた料理かよ!
 ザビーになってうかれる加賀美だけども同時に組織に対して責任を負うことを悟る。また加賀美がザビーになったのと連動するようにひよりが加賀美への嫌悪を見せる。ライダーは過去の隕石落下と関係ある、という伏線か。
 展開速いっつーか、むしろ唐突だなぁ。でも息子が心配でこっそりサルに様子を見に来たり、天道に息子をよろしくと挨拶する本田博太郎萌え。加賀美は迷った挙句、天道と戦うことよりもザビーの資格を自ら捨てる。責任の放棄というより、自分のやり方ではない、ってことなんだろう。そいでもってそんな息子の成長に密かに喜ぶ本田博太郎やっぱり萌え。って、実は加賀美がゼクトに所属してることを知ってたんですな……で、装着者が宙に浮いたザビーに代わり、新たなライダー、 キャプテントンボーン ドレイクが登場。まあ、トンボです。

[アニメ] 舞-乙HiME#25,26とタクロア#13

  舞-乙HiME #25「蒼天の乙女」と#26「Dream☆Wing〜夢の在処」。これも一時間スペシャル。
 ハルモニウムによってオトメシステム自体を無効化し、オトメによる代理戦争で成立する秩序を破壊しようとするナギ。アリカたちはハルモニウムを破壊してそれを止めようとするが、ハルモニウムによってかろうじて生命維持されているセルゲイを守ろうと、ニナが立ちはだかる。
 前作(舞-HiME)は最終回がギャグになってしまったけど、今回は一応シリアスで締め。これまで登場したオトメたちも全員ローブ装着で総登場。ってミズ・マリア、ローブ装着で若返ってるよ……流石に登場数が多いのでメインキャラでも見せ場は1シーンか2シーンだけども、冗長になるよりは良いか。セルゲイを巡る関係だけども、アリカはマシロの理想とニナのために戦い、ニナはあくまでセルゲイのために戦ったことで決着か? ニナを娘として以上に見れなかったセルゲイだけども最後に記憶を失ったことでニナとのフラグが。
 キャラ多すぎでバタつき気味だったけど、前作のような不満はありませんでした。
 でもなんと言ってもローブを装着したミズ・マリアだよなぁ……

  タクティカルロア #13「アウトワード・バンド」。オカマ潜水艦に雪辱を果たし、ラクロマによる政変もグランドロア発生装置の破壊で決着を見る。って、かなりはしょってましたな。で、漂介の気持ちとかも決着がついたと思いきや……思い切り引きずってるし。まあ、思ったより悪いシリーズではなかったし、腹にもたれるほど重いわけでもないので気にすることもないのだが。
 2期目を作るつもりなのか、ここまでしか収集がつけられなかったのかは微妙なところ。なんか製作者側にいろいろ語り足りないところがありげな最終回だけど、これからも女だらけの護衛艦でのギャルゲラブコメは続くって事で。最後の最後に渡辺明乃のゴスロリエロリスト妹も出たし、個人的にはそれでいいや。(そんなんばっか)

[その他] 酒の肴

 最近肴によって酒の味わいが全然変わるという教示をいただき、香りの立ってる系の日本酒(千代むすびの澱酒)を入手したので、アドバイスに従いさっぱり系の肴を……と思ったがなかなか近場で入手できない。仕方ないから、自分でねぎまの塩を作って柚子こしょうを薬味にして肴にしますた……この手の肴と一緒に呑むと、香りがやや相殺されて味の方もしっかり味わえる。味が香りに勝ってるような酒だと、味噌系の肴をつまむと味が相殺されて香りが楽しめていいんだとか。ふむー。

  韓国・ネット加入者771万人の情報流出朝日 )。うっかりじゃなく営利目的の故意犯ってあたりがいたたまれん。

  日々是魚を蹴る さん経由で、 ボトムズを作ってしまった男、語る日経BP )。生活、というか生計の立て方のスタイルについて、いろいろ感じ入るところが多い。いや、多分心酔ってんじゃないけどさ。

 民主党関連がいろいろばたついてるようで。どうなっても色々あれそうなんでまじめに調べてないけど、小沢氏を次期代表に引っ張り出そうとかなんとかというのがあるそうで。でも、小沢氏を引っ張り出したとして、これが失敗したらいよいよ民主党解体だよなぁ、ってのが正直なところでないかい? そいでもって小沢氏が出てきたところで上手く行きそうに思えない。破綻を引き伸ばすには管氏辺りが無難だろうが、それにしたところでそれほど長引かせられるとは……ちゃんと存続させるには大々的な組織改変(担当の変更とかの小手先でなく)が必要だけど(ぶっちゃけ、票田と利権がらみ)、それが出来る状況には見えない……自民の失敗待ちという情けない状態。つまりそれって、状況がより悪くなることを期待してるってことなんだが……まあ、ヲイラごときがガタガタ語れることじゃないからいいや。

  COMIC SEED 再創刊にあわせて双葉社から幾つかコミックスが復刊。価格見ると、普通の価格帯だ……同じようなビジネスモデルに見えて、ちょっと違うのか?
追加: COMIC SEED再創刊の報道プレス 。広告収入辺りが違うのか?


2006年04月05日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] スクールランブル二学期#1、ラブゲッCHU!#1、ARIA THE NATURAL#1、錬金3級まじかる?ぽか〜ん

  スクールランブル二学期 #1「ScrambleがReloaded! SuperstarにRequest! ScandalousなRestart!」。サブタイなげーよ! 以前夕方の時間帯にやってたシリーズの続き。それ以上に特にないよなぁ。まあ、前作のノリが気に入った方なら、くらいか。今回は女性キャラ紹介コーナーを設けて狙いがよりわかりやすく。まあ、どうでもいいんだけど。でも次回は原作で最高に 盛り下がった サバゲ話。ちとあのガンアクションはセンスがなさすぎた。まあ今回限りの視聴でいいか、という気が。

  ラブゲッCHU! ミラクル声優白書 #1「桃子、声優になります!」。携帯ゲームコンテンツが原作の、声優を目指して専門学校に入学した女の子たちの青春もの? 正直、いろいろ低クォリティでお送りしてます。でも入学試験で専門学校の校長が怒ったのは当然だよなぁ……おまけに入学させるだけ入学させて学費だけ巻き上げるってんじゃあなく、入学者数を絞ってちゃんと育てようってんでしょ? 無茶苦茶良心的な社長じゃないですか。指摘してることもごくごく当然のことばかりだし。いきなり下腹にパンチ入れるのはどうかと思いますが、それでもこの社長さん以外、まともな奴いないよ……どうしろっての。

  ARIA THE NATURAL #1「そのカーニバルの出逢いは…」。続きのシリーズというより、そのまんま2クール目なので特に説明なくフツーに話が進んでく。前作と同じく雰囲気アニメ。よく言えば暖かい、悪く言えばぬるい雰囲気を生み出すのに特化した作品で、作り自体は丁寧なのでそれが合うかどうか次第。恥ずかしいセリフとか癒し系に我慢できない偽善性を感じないなら、よろしいんではないかと。こういうのにむやみに反発しなくなった分、ワタシも大人になりました?

  錬金3級 まじかる?ぽか〜ん #1「はじめての呪文は甘い罠」「午後の呪文は赤いカブ」。確かに見ているこっちがぽか〜んとした……そういう狙いなのだったら狙い通り。シリアスっぽいOPとはまるっきり関係なさそうな、人間界にやってきた頭のゆるい魔界の女の子四人がくりひろげる頭の悪いドタバタ。まあ、幼女とかパンツとかそういう話です。第一話だからか、絵は妙に綺麗だった。ただ、公式サイトの登場キャラ設定にツッコミどころが。「 普段は高飛車だが、イイ男に目がなく(上質の食料である為)、好みのタイプの前では猫を何匹も被る。典型的なツンデレである。」って、いや、それツンデレと違うから。
 それはそうとこういうのって主人公(?)+人造人間、狼人間、吸血鬼の組み合わせはデフォルトになったんですかね?

 流石に多すぎるから適当に視聴対象は絞らないといかんな。

[その他][マンガ] 武装錬金最終巻とか

  武装錬金(10)/和月伸宏
 別冊に掲載された「武装錬金ピリオド」と読み切りの「エンバーミング」、それと書き下ろしの武装錬金の後日談を収録。作者的には実質打ち切りの作品に、構想通りでなかったとは言えちゃんと結末をつけられて幸せだったろうと思う。ただ、幸せな作品だったかと言えば、保証の限りではない。ちょっと一皮剥けないと、作者は今後きついだろうなぁ……

 本日いろいろそれなりに。地獄に片足突っ込んだ気もするがそれも先方次第。一度地獄を見ておくのも悪くないだろうしな。浮かれず、落ち込まず、という精神状態を保つのはなかなかに大変。

 こないだ滓酒の七年熟成やら二十年熟成(!)やらを飲ませていただく機会に恵まれる。二十年熟成に至ると黒くてどろっとしていてびっくりしたのだけど、普通の日本酒とはまた違った味で面白い。まあ、今後の人生でそうそう飲む機会もないだろうけど……

 今月号の コミックフラッパー に天真楼亮一あらため柴田英樹氏「邦立グリパニア学園」の続編が掲載。女子高生たちが全世界の核を無効化しようとする話。正直、「核は世界のガン」って単純な捉え方はどうかと。別に核を正当化はしないけど、あえて酷い言い方をすれば、核兵器は外交戦略の一部に過ぎない。それがいきなり消失した場合、突如空白が出現したことにより混乱が起こり、逆に紛争の原因となりかねない。その紛争の死者に、無邪気な正義感で行動した主人公たちは責任を持ちうるのか? むしろに紛争を起こさずことを収めた各国首脳部の方に拍手を送りたい。冷戦構造の崩れたいまどき、核は事の問題の根幹原因(ってより、そう見えるもの)ではない。それが反映されてないので単に冷戦真っ只中の時期の古臭いSFに見えてしまう。
 他には、アタゴオルの映画化速報とか。

 ファミ通連載「たかまれタカマル!」のCM云々の現エピソード、放送ネット局の話はCMの話に見えて、深夜放送アニメ番組の話だとふと気付く。まあ、そういうことか。


2006年04月06日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ウィッチブレイド#1とRAY#1と涼宮ハルヒ#1

 今晩も多すぎ……うう。(NANAと武龍も本当はあるのだが、流石にこれ以上は時間的関係で視聴対象には突っ込まない)
  ウィッチブレイド #1「始」。副題が短くて助かる助かる(スクランとかの後だと)。アメコミ原作(原案?)だそうだけども、原作は知らない。大震災が起こったあとの未来の日本が舞台で、子供が極端に減少したために特殊な保護政策が取られている設定。娘と一緒に上京してきた雅音は娘の梨穂子と一緒に暮らそうとする。が、児童福祉庁の保護官により生活が安定しない雅音と梨穂子は引き離されようとしてしまう。パトカーを奪って娘を取り戻そうとした雅音は留置場に放り込まれるが、そこで留置されていた男が、化け物になって雅音に襲い掛かる。
 天真爛漫と言えば聞こえはいいが保護者としてはどう見ても生活力に難がある妙にナイスバデな母親が、 年甲斐もなく エロコスに身を包んで化け物と戦うバトルもの(そのエロコスが「ウィッチブレイド」という武器らしい)。児童福祉政策とか云々は、娘と一緒に暮らすために戦わなくてはいけないという動機付けだろう。何故母娘という設定にしたのかまだわからないが、いかにも狙ったようなビジュアルにも関わらずシリーズ構成は小林靖子氏でそれなりに面白そうなので視聴継続。
 でも能登声はちょっと声質が(フェロモン系の声ではないから)キャラに合ってない気も。
P.S.って、これCBC製作なのか。何気にCBC、アニメ製作に力を入れてるような……

  RAY #1。医療ものってえか、医療SF(少し不思議)サスペンス? のっけにブラックジャックが出てきてびっくりしたって感想が結構あるみたいだけど、そういう話です。と言ってもブラックジャックが大きくプロットに絡むことはなかった、と思う。ぶっちゃけ、原作掲載誌のチャンピオンRED創刊時、耳目を集めるためにブラックジャックとタイアップしたって感じ。ただ、医療関係ツッコミどころ満載というところに目をつぶれば(なにこの医者から看護婦まで無駄に戦闘力の高い病院?)、話自体はそれとは関係なくそれなりにでたらめで面白いので(この病院、絶対に秘密結社だ)一応視聴継続。

  涼宮ハルヒの憂鬱 #1「朝比奈ミクルの冒険Episode00」。ラノベ原作。原作は一応読んだ。公式サイトも大概アレだけど(原作のSOS団ホームページを忠実に再現している。変な懲り方を……)、本編ももの凄い勢いで新規視聴者おいてきぼり。原作にあったショボい自主制作映画を京都アニメーションが超絶技術力で再現。いや、涼宮ハルヒとしては確かに正しいんだけどさ……ここまで酔狂展開&初見さん放置しなくても。まあ、見方によってはそれでも30分見られるので、ある意味では凄いかもしれない(でも、そんな見方をする人間自体が酔狂だと自覚はしてるが)。
 実質上第一話は次回だけど、主人公きょんの厭世的というか諦観的一人語りで進む原作なので、どうなるんかな。
 ところで公式サイト、お願いだからスタッフ・キャストくらいはどこかに載せて……

 いぬかみっ!とうたわれるものについてはまた後ほど。いや、名古屋にしては多すぎですよ……

[アニメ] いぬかみっ!#1とうたわれるもの#1

 奇しくもどっちも犬耳犬尻尾ヒロイン。
  いぬかみっ! #1「はだかでドンマイっ!」。ラノベ原作のうちの一本。原作未見。女たらしでひたすら軽い犬神使いの啓太と、彼の犬神のようこのドタバタラブコメ? 犬神と言っても外見上は人間の女の子(耳っぽい髪と尻尾はあるけど)。そうでないとこの手の話ははじまらないものなぁ。なんとなく懐かしいテイストのB級なのだけど、とにかく脱ぐ。惜しげもなく見せる。サービスしまくる……男の裸を。なんか原作もそんなんらしい。ストリーキングアニメ? 嫉妬したようこに魔力で(罰として)脱がされるってのもあるけど、最後に主人公が自分で脱いだのは吹いた。まあ、罪のないドタバタでそういうものとして見れば悪くない。毎回ゲストで芸能人が声優として出るらしく、今回はマイケルだけどもあまり関係はない。
 しかし相手が浮気性の男で、べた惚れで嫉妬深い人外の美少女(しかも緑髪)って辺りでいつ語尾に「だっちゃ!」と付けるのかと思った。電撃代わりにストリーキングか。変態アニメだ。
 公式サイト見てみると、田丸浩氏が関わってそうな気が……

  うたわれるもの #1「招かれざるもの」。SLG原作のアニメ。アイヌとかそれっぽいファンタジー世界で獣人で、でも衣服がアイヌ風なのに家屋が大和風ってのは何故なんだろうかとかはまあ突っ込まないでいいところなんだろうな。第一回は主人公の仮面の男(ハクオロ?)がヒロイン・エルルゥに助けられたけど記憶を失ってて、村が怒った山神様によって危機に陥りそうだというところまで。原作がSLG(S-RPG?)ってこともあって多分戦国大河っぽくなってくんだろうけど、この手のの常でスロースタートっぽい。数回見てみないとなんとも。

 水曜深夜枠はそれなりのレベルのものが揃ってるだけに、視聴者側としては時間的にちときついな……

[その他] 民主のあれこれ

 民主党の代表、菅氏と小沢氏が立候補表明してるとか。菅氏はまあどうころんでも「菅氏だからなぁ」で済まされると思うが、小沢氏は本気で表に出てくるつもりなんだろうか? いずれにしても当選後相手を冷遇しないという趣旨の発言をしてるみたいだが、 幾つかの政策で双方の考えが食い違ってることが明らかになっている読売 )。基本路線はこれまでのを踏襲してるけど、どちらが代表になったとしても「烏合の衆」状態を脱却しないとどうしようもないと思うのだが。

  全廃の「指紋」復活 入管法改定案衆院で可決民団新聞 )。どーもこの辺、よくわからない。指紋を取られて何か問題があるのか、が。無闇に犯罪者扱いされてるようで気分が悪い、ってことかもしれないが、無闇に犯罪者扱いされない決め手でもある。中学のとき女子バレー部部室に下着ドロが入ったことがあったが、犯人の指紋を割り出すため部員は全員指紋を取られた。彼女らの指紋は今も警察に保管されてるはずだが、特に部員から文句が出たって話はない。外国人に対してのみ、ってのが気になるなら、日本人の指紋も取っても構わないと思う。「管理社会だ」って言うかもしれないけど、国家ってのはそもそも管理のためってのがその一側面でしょ? 犯罪の検挙・抑制なんてのは管理そのものじゃないか。
 それらもろもろを踏まえて言葉のイメージ遊びを排除して考えると、どうにも反発の根拠がよくわからない。ゴネネタにしようってことかと考えても、テロ防止でもあるという主張をなされては同意は受けにくかろう。

 たまたまつけていたNHKのニュースで、新宿であった武装すり団(これって変な言葉)のニュースをやってた。捕まったのは不法入国の韓国人らしく、逃走時に催涙スプレーを使って抵抗したそうなのだけど、その催涙スプレーがカプサイシンのものだったんだそうな……すいません。変な想像してしまいました(汗)。


2006年04月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ゼーガペイン#1ときらりんレボリューション#1

  ゼーガペイン #1「エンタングル」。ちょっと近未来の学園、たった一人で水泳部を守り立てようとするキョウはプールで見たことのない美少女と出会う。だが、彼女が何か言っているのにキョウにはまったく聞こえない。そうこうしているうちに彼女の姿自体が消えてしまった。キョウは水泳部存続のために彼女を入部させ男子部員を増やそうと画策するが、そんな能天気な計画など凌駕した事態がキョウを飲み込んでいく。
 のっけに主人公が幼馴染に頼まれての撮影風景、相手の女の子が実は男の子だったのは吹いた。
 美少女が出てきてロボットに乗らされて、そいでもって今まで現実と思っていたのと別の世界があると知らされて、というのが一話のおおまかな流れ。主人公が深刻になりすぎるとセカイ系一直線だが、主人公がバカすぎるのでそういう方向に流れてないのは安心。ってえか、適応力高いな。高すぎる。
 どうも主人公の乗るゼーガペインを擁する組織ってのが、正義のために戦ってるわけではなさそうなこともあって、主人公のバカっぷりがいい方に転がるかどうかで今後の視聴が決まるかな?

  きらりんレボリューション #1。色気よりも食い気の主人公月島きらりが、学園ではビン底メガネをかけてるけど実は美少年の男の子に一目惚れ。彼にもらったコンサートチケットを持ってコンサートに来たはいいけども、実は彼はナンバーワンアイドルで、彼に近づくためにアイドルになる決意を……
 ってのが第一話。きらりの意中の人、星司は学校ではわざとさえない格好をしていて周りはその正体に気付かない。アイドルに興味がないきらりは素顔を見てもアイドルだと気付かず、コンサート会場で気付く始末(それまでコンサートスタッフだと思ってた)。星司の相方・宙人はきらりが単なるミーハーなファンだと勘違いして牽制して、きらりの反感を買うのだけど、構図としては憧れの人と会うと喧嘩ばかりだけど気になるアイツ、という少女マンガの典型的パターン。ただ、意中の人が普段では周りからはダサイ奴と思われてる、ってのはちょっとひねってるかな? デフォルメキャラの割合が高いってのは、ちょっとたがみよしひさ作品を連想した(軽井沢シンドロームとかNERVOUS BREAKDOWNとか。作風は全然違うけど)。ただ、主人公の女の子がすごい美少女って設定になってるけど、そうは見えないのが……う〜ん。

[メモ] リモートデスクトップ

 諸事情から部屋のLAN構成が変わる可能性があるので、ちょっとリモートデスクトップの導入をテスト。VNCを導入しようとしたのだけど、公式サイトのサーバが落ちてる……仕方ないのであちこち探してネット上で公開されてたRealVNCの4.1.1をダウンロード。と思ったら、日本語が通らない!? と思ったら更に既に日本語入力対応してるものがあった。使ってみたら、ファイルサーバーとして使ったりしてるものを管理する程度の用は十分に足せそう。構内LANとか家庭内LANとかだったらこれで十分か。
 セキュリティホールとかちゃんと調べてないので、一応調べないと。

[その他] 民主党代表選

 どうやら小沢氏に決定したらしく、あちこちでその緊急特番が組まれていた。小沢氏が出てくるということはいよいよ民主党も正念場ということか。小沢氏も悪党であろうということはこの際どうでもいい。小悪党の政治家よりマシな悪党の政治家はごろごろしてる。問題は、民主党を立て直せるかどうかということだ。こればかりはお手並みを拝見するしかあるまい。これで小沢氏も失敗したら、民主は政権交代どころか党の存続も危ぶまれるだろう。成功の道筋が本当にあるかというのは、私にはよくわからない。
 と、そういう真面目な話は置いといて、民主党代表選の特番の煽りで、本日東海テレビで16:00〜放送のはずだったデジモンセイバーズが4/10に延期することに……なんで野党の代表云々ごときでそんなに特番組むんだか……ヲイラはショートでつり目が見たかったんだよ!

 いかなる悪も理不尽も世界になさそうな世界観の、癒し系作品について(特定作品の話ではないデス)。確かにそういうのって理不尽な不幸、どうしようもない負の面の存在自体を無視しているように見えて、どうしようもない偽善に見えるってのはある。数年前の自分もそうとしか見えないで嫌悪を示していたと思う。
 だけど、作者は本当にそういうのがないと思って作品を作ってるのかな? それらを排除した作品を作りたくて作ってるのかな?
 作者の人生にまで想いを馳せると、そう単純な結論は導けそうにない。だとしたら、作者はどうしてそういう作品を敢えて作ったのか。あるいは、私とかが「排除されてる」と感じる理不尽な不幸の只中にいる人は、その作品を見て自分は排除されたと感じる人ばかりなのか。そういった作品にちょっとした慰めを得る人はいないと言い切れるのか。
 あるいはその作品はむしろ深い悲しみの発露なのかもしれない。
 だから、私にはもう単純に否定も肯定も出来ない。私はどう思う、なら言える。可能性も示唆できる。だが恐らく私がある程度の妥当性をもって言えるのはそこまでだ。そこをはみ出たら、妥当性は急速に失われる。それでも言わずにはいられない、ということもあろう。しかし妥当性を失ってまで言うべき発言か、は、気をつけねばならないのだろう。

 ちょいと明日のために、いろいろ下ごしらえ。う〜ん、慣れない道具はどうも扱いづらいな……


2006年04月09日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] スパイダーライダーズ#1と牙#2とマイメロシャッフル#2

 BLOOD+、先週録画し忘れたが今週から見ても何にも問題なかった……一体何なんだか。

  スパイダーライダーズ #1「地下世界」。録画の消化。アメリカ企画の日本製作アニメシリーズ。 地下にある世界でインセクターと呼ばれる昆虫の怪物の侵略と戦う、正義のクモとその騎士の活躍を描く……ってなことになるんだろうか。なんでクモなのかはようわからん。ただ、一話を見た限り、特に心惹かれるところはない、というのが正直なところ。異世界に行くと言ってもいきなりどっかのピラミッドの中から始まるし、最初から異世界でも問題なかった気がする。これだったらリメイクのガイキングの方がなぁ……作りとしてもまあ無難という感じ。特に見続けようという気は起きない。

  牙-KIBA- #2「新しい世界」。異世界の国テンプラーに転移したゼッド。老師ジーコと彼を狙う刺客とのシャードキャスター同士の戦いを目の当たりにし、また自身もシャードキャスターであることを知らされるのだが、騒ぎを起こし不審な人物と言うことで捕縛されてしまう。ジーコの弟子ロイアの助けを得て逃げ出すゼッドだが、ロイアのスピリットを狙う刺客が二人を襲う。
 まあ、ルール説明ってところか。なんでシャードキャスターのゼッドが異世界にいたのかとか、自身はそのことを知らなかったのかとか、そういう伏線とかも張られてる。元はカードゲームらしいのでそれをわかってればなんとなくルールの要領がつかめるが、そうでないとちとわかりにくいかな……? あとはまあ無難な第二回、というところ。それとロイアのへそ。

  マイメロくるくるシャッフル #2「アニキに勝てたらイイナ!」。歌たちのクラスに潤が転入。柊の弟というのにまるで似ない軽薄な性格の上に兄の恵一に敵意を顕にする潤に、女子たちの反応はイマイチ。しかし柊が気に食わない男子生徒からは気さくな性格もあって受けはまずまず。そんな潤に、同じく優秀な兄が嫌いな野球部員が友達になろうと近づいてくる……
 既にフォーマットが安定してるのは二年目だからか。柊の弟が黒幕になるってんで単純な一年目のコピーになるかと思いきや、クロミが大好きな恵一とクロミキーにパワーを充填できる潤との板挟みになったりとドラマ的な展開も面白い。何より、柊(兄)に与えられた罰がマイメロ魔法の新システムに直結してたとは……「夢が見つかるまでウサミミ仮面としてマイメロのお助けキャラになれ!」というのがその内容。無茶苦茶恥ずかしい格好で恥ずかしいセリフやポーズを取らされる柊。拒絶するとバクにされてしまうというので本当に嫌々従ってるのだけど、確かにこれはすごい罰だ(笑)。ウサミミ仮面のサポート役として執事のセバスチャンもヒツジ仮面になるのだけど。こちらは何故かノリノリ。お助けキャラだから毎回の登場ではないだろうけど、マイメロママといい、毎回こんなんかい?

[特撮] ボウケンジャー#8とカブト#11

  ボウケンジャー #8「アトランティスの秘宝」。ゴードム文明の神官ガジャの狙っていたアトランティスの秘宝を回収したボウケンジャーたち。ところがその秘宝の正体はとんでもないもので、持ち帰ったボウケンジャー基地で騒ぎが起こってしまう。
 う〜ん、これって昔寺沢武一のコブラで、似たようなアイテムがあったよな。あれは目のついた卵だったけど。中途半端にコピーされたダイボウケンがまがい物っぽくて良い(笑)。

  カブト #11。ザビー適合者の資格を捨ててまで天道との友情を選んだ加賀美。しかし天道はそんな加賀美にすげないばかりか「お前は大事なことを忘れてる」とまで言い捨てる。天道の言葉の意味がわからない加賀美だが、そんな彼らの前にさすらいのメイキャッパーが姿を見せる。その正体は……
 また変なキャラが出たぞ(笑)。すべての女性に愛を注ぎ、それ以外は徹底無視するある意味筋の通った変人メイキャップアーティスト。歯がガタガタ浮くようなセリフを吐きつつ、肝心のきめ台詞の最後の言葉を忘れて相棒の少女ゴンにフォローされる変なその男・風間大介の正体は三番目のライダー、ドレイク。風間ってのはV3の風見士郎をちょいと意識してるのかな……? 隕石が落下した渋谷がまだ廃墟なのはびっくりした。復興しないんか?(それとも出来ない理由があるのか)

[その他] Mac爆発とユダの福音書

 知人に教えてもらった。 痛いニュース(ノ∀`):マックが突然爆発痛いニュース さん)。Macが爆発した! とスレが立ち、誰もが「ネタ乙」という反応だったのが、本当に炎上したMacの写真が上げられて態度が一転、親身なアドバイスを……この辺、いかにも2ch。PowerBookのバッテリはリコールがかかっていたらしく、スレ主はそれを知らないで使っていたらしい(回収がかかってたバッテリはLG社製というオチ付)。大事に至らないで良かったけど、いかにもちゃねらーの対応がちゃねらーらしいスレでした。

  歴史を覆す大発見! 「ユダの福音書」が明かす、イエス・キリストの最後の言葉日経BP )。「歴史を覆す」は大げさだと思うけど、確かにすごい発見、というか成果。 ナショナルジオグラフィクス のサイトに関連記事がいくつか 掲載 されている。もろにグノーシス派(キリスト教初期に発生した神秘主義。カトリック的には大異端のはず)の影響バリバリのもので、その影響力がどの程度波及するのかさっぱりわからないけど……もし正典に準じる扱いとなると、とんでもないことにはなるが(ありうるんだろうか?)。

[アニメ] シムーン#1

  シムーン #1「墜ちた翼」。人は皆女性として生まれ、17歳に性別を選びなおす世界。シムーンと呼ばれる飛行機械により圧倒的優位を保ってきたキュー国。しかし、ショウ国の開発した飛行機械の侵略を受ける。性能では劣るが数では圧倒的に上回るショウ国の飛行機械に、シムーン部隊は大敗を喫する。犠牲が多数出、動揺が走るシムーンの精鋭部隊コール・テンペストに二人の補充兵がやってくる。そのうちの一人、アーエルは他と違う雰囲気を漂わせる少女だった。
 最後に出てきたアーエルが主人公だと思うけど、第一回は世界設定の説明が主か。シムーンってのは神秘的な機械として扱われ、操縦者は兵というより巫女に近い。が、他国との軋轢が増してきて本来の目的(シムーンの軌跡で描いたサイン(リ・マージョン)により神への祈りをささげる)から戦争のための兵器として用いられるに至り、その価値観が揺らぎ始めている。そして無敵のはずのシムーンが工業力によって敗北を見る。その中で、巫女というより兵士の目的意識でやってきた補充兵アーエル。ちと独特の雰囲気で話がどう転ぶかわからないが、今のところは百合ものの企画ありきっぽいところはある。ただ、何気にオープニング曲をはじめBGMが気に入ったのでしばらく様子見してみる。
 ああ、あと、なんか今期やたらと能登麻美子氏の声を聞くんですが……

 もうひとつ。舞-乙HiMEもそうだけど、優位的な技術・軍事力により他国に対して優位を保っていたのが均衡を崩されるってのは、やはり昨今の世界観の変遷の反映なのだろうな。


2006年04月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] .hack//Roots #1とデジモンセイバーズ#1

  .hack//Roots #1「Wellcome to "the World"」。 .hackシリーズ の最新作。ネットゲーム「The World」を始めたばかりのハセヲ(PC名)は早速PK(プレイヤーキラー)に遭遇したところを、オーヴァンという上級プレイヤーに助けられる。しかしオーヴァンがハセヲを助けたのは偶然ではなく、彼のギルド「黄昏の旅団」はあり得ないあるアイテムを探すために結成されたギルドだった。オーヴァンはハセヲを黄昏の旅団に誘うつもりなのだ。黄昏の旅団の活動再開を嗅ぎ付け、敵対的な巨大ギルドであるTaNがオーヴァンの真意を探ろうとハセヲに接触してくる。
 .hackだねえ、というのが第一印象。特にオーヴァンの印象を「不思議な人」と答えたハセヲに、「『ビミョー』と同じく便利な言葉」と返すのは、いかにもシリーズ構成・脚本の川崎美羽氏の師匠?の伊藤和典氏脚本っぽい(絶対少年第一話で稀代先生が「『ビミョー』とか言ってみる」と言って息子の歩に「(若者っぽい言葉を使おうとして)無理してる」と言われたやり取りを連想する)。
 巨大ギルドTaNと旅団の対立の原因が不明だけども、「黄昏の旅団」という名前ってことは、探してるアイテムってのは「黄昏の腕輪」なのかな? 対立の原因もその辺?
 「The World」自体は一連の事件の為に最初のバージョンは閉鎖され、今は新しいバージョンに移っているらしい。PKが蔓延してギルド同士の抗争もあって初心者には敷居が高い、というのは昨今のMMOPRGの状況を反映か。TaNとか、いかにもRMTやってそうだしな。
 主人公のPC名「ハセヲ」ってのは間違いなく「指輪物語」のアラゴルンのあだ名「馳夫」からだろうな。斜に構えながらもちょっと半可通を気取ってる感じ。

  デジモンセイバーズ #1「俺が大だ!コカトリモン襲来」。東海テレビでは民主党の代表選特報で潰れた放送の代替放送(二話以降は木曜16:00〜)。デジモンなんだけど、主人公の年齢が14歳と高め。過去四作のテレビシリーズでは11歳前後だった。年齢引き上げの意図はちょっと読みきれない。昔のデジモンユーザー層取り込みを狙ってるのか、プリキュアの成功で中学生が主人公でも小学生にアピールすると確信を得たのか。
 ヒロイン?のヨシノは18歳でマサルたちとは大分年齢が離れてるから、恋愛方面はなしか? 初回はマサルとアグモンに振り回されっぱなしだったが、基本的にズボラお姉さん系のよう。
 のっけに主人公の大(マサル)がデジモンと素手で殴り合ってるのは唖然。「デジモンと拳で語り合うな〜!」とマジツッコミ入れてしまった。おまけに「喧嘩番長」とか名乗ってるし。今のご時勢喧嘩番長かよ……番長だったら学ランだろ!(それも違う)
 今回の設定はデジモンの侵食を防ぐための公的な組織があって、アグモンと(拳で)交流した主人公が素質を見出されスカウトされる、というもののよう。まあ、ツッコミはおいとこ。子供とペット的な旧作に対し、相棒的な側面が強くなったけど、それがどう出るのか。あと、初回からジオグレイモンになるなどバトル主体であることを明示している。でもただのグレイモンじゃなくジオグレイモン? 何が違うの?

 あとは吉宗くんと少女チャングムの夢を録画はしてあるんだが……

[その他] 靖国だなんだ

 小沢一郎氏がA級戦犯の靖国神社合祀に物申したそうで。で、小泉首相は 「政府が言うべきことではない」Y!hl )、安倍氏も 「靖国神社は宗教法人であり、政府が合祀(ごうし)の取り消しを申し入れるにしても、憲法に規定する信教の自由の侵害になる。政教分離の原則にも反する」朝日 )。A級戦犯とされた人たちをどう捉えるかは個々の自由だけど、合祀撤回の強制については、小泉首相、安倍氏の言ってることが理屈が通ってるな……もうちょっと面白いところは、小沢氏は こちらの報道Y!hl ) によると
「靖国神社は戦争で亡くなった人の御霊(みたま)を祭るところ。 本来の靖国神社に戻し 、天皇陛下も首相もちゃんと参拝すればいい」
 え〜っと、本来の靖国神社って、どういうこと? 国の管理下に戻すということ? それってもろに政教分離に反してるんですが……小沢氏、しばらく表舞台から遠ざかってる間にすっかり民主党のネタ体質が染み込んじゃったのかなぁ……
 一応自分の立場を表明しておきますが、靖国の件は内外共にほっとけばいいじゃん、って立場です。どっちにしたって大していい結果にならないんだし。

 ビブロス社が倒産したニュースは今更だけども、 出資してた自己出版会社の経営破綻が原因新文化 ) だそうで。一部では「超人ロックの呪い」とか言われてますが、まあそれは置いといて。
  ZAKZAK記事 によると本社の経営自体は順調で、ワンマン経営の投資による煽りらしい。で、特に堅調だったBL系の作家や編集が引っ張りだこになりそうだという話……