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2006年02月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮][アニメ] 土曜日の

  それゆけ!徹之進 #6。順当にバレンタインネタ。ちゃんと「犬にチョコを食べさせてはいけない」と言っている(中毒を起こすことがあるため)。もっとも犬用のチョコ(ホワイトチョコだけど)もあったと思ったけど。
 しかしこのアニメ、本当に黒金一家以外、悪人が出ないなぁ……ぬるいと言えばぬるいんだけど、校長先生がおちゃめで天然気味だったり、ゲイリーがちょこっと再登場してたり、ライバル(ってより一方的にライバル視してる)の黒金麗華もかわいげがあったり、キャラを大事にしようというところが見えてそこは相変わらず好感。

  ウルトラマンマックス #33「ようこそ地球へ 前編」。バルタン星人登場。今回のバルタン星人は二派に分かれてて穏健派と過激派がおり、穏健派のタイニーバルタンが地球へ危機を知らせに来、過激派のダークバルタンがタイニーバルタンの抹殺と地球征服をしようとする。で、タイニーバルタンは本体は小さいんだけど、変身して人間の女の子に。特殊能力を使う際に呪文を唱えたり、21世紀はバルタン星人も魔法少女ですか……ネタとしては笑えなくもないが、バルタンをマスコットにしようって意図も透けて見えて、ちょっとしらけもする。タイニーバルタンが自分の正体を隠したまま騒ぎを起こし牽強付会に侵略者の危機を説得しようとするのもイマイチ意図と意味が不明。

[特撮][アニメ] 日曜の

  エウレカセブン #42「スターダンサー」。ノルブとサクヤが開いたグレートウォールへの道を突破しようとするエウレカとレントン、それを全力で阻もうとするデューイ。ホランドたちの決死のサポートにより、ついにグレートウォールの向こう側「ゾーン」に到達する。
 って、いきなり「日本」ですか! これはイミテーションの地球なのか、それとも本当の地球なのか。本物だとすると、過去が現在か未来か。製作者が意図的に自分たちの「青春」を盛り込んでいる番組なので、やはり製作者の青春の事物が関与してくるんだろうか?

  マジレンジャー 最終回。予定調和的なところは強いのだけど、インフェルシアでのクーデターって大ドンデンが来たのは本当に意表を突かれた。ン・マ様がかなり弱体化したのとヴァンキュリアの裏切り及び反則気味な特殊能力とか、強引といえば強引だけど(まあ、ヴァンキュリア(=ナイとメア)裏切りの伏線自体はちょっと張られてた)、王道的な締めの中で家族の絆の力が世界を変えていく、というのをこういう形で示したのは評価したい。スフィンクスも生きてたしな!

  仮面ライダーカブト #3。今回で天道、加賀美、ZECTの関係がこれでほぼ固まったか? 探偵小説の名探偵と警察みたいな印象。つか、「世の中には迷惑をかける人間と迷惑をかけられる人間の二種類しかいない」とすると、あきらかに迷惑をかけられる人間の加賀美は、毎週天道に振り回されるのか。哀れ。
 今回も戦闘シーンは「らしい」超高速の戦闘を繰り広げてましたが、これだけ力入れてると、息切れするんじゃないかという心配も。また、ワームは変身した人間の外見だけではなく記憶もコピーしていることも判明する。そういった部分とは別に、登場人物のドラマの部分では加賀美がワームを憎む理由の一端が垣間見える。「りょう」という人物が関係しているらしいが、次週、早速それについてのエピソードらしい。天道が加賀美に決断を迫っていたけど、どういう状況だ?

  ゾイドG #44「離陸」。ルージたちはギルドラゴン復活のためにコトナの故郷であるアイアンロックへと向かう。すでに街は完全にディガルドに制圧され、コトナの知ってる人たちもほとんど処刑された後だった。姉のコトナにわだかまりを抱きつつもディガルドへの復讐のために手を貸すリンナの強力を得て、ついにギルドラゴンが復活する。
 ロンが「いくつもの段階を経なければならない」と言ってたので、ギルドラゴンが意外とあっさり復活した印象。でも、おもちゃ的な造型なんだけど、動きとかで巨大感が出てる。離陸のシーンで本当に山よりでかくなってたのはやりすぎかな、と思わないでもないですが……ついに離陸したギルをラプターグイ部隊が襲い来るシーンとか、3DCG部分、いつもいい仕事してます。
 エンディングも残り十話をとっくに切っているのに新ED。今回もレ・ミィ&コトナのキャラソン。動作画は、製作体制がけっこうかつかつであろうことを反映してかあらっぽいけど、習作アニメーション的なイキオイがある。「電車男」のOPよりいい仕事だろう。これまでのゲストキャラ大集合なのは前EDからの流れで。まさか荒法師ディンガやムラサメライガーに乗りたがってた村の子供たちまで出てくるとは……

  マイメロ #46「一発なぐれたらイイナ」。クロミの黒幕が柊であり、自分に近づいてきたのも打算だと知ってショックを受けた歌。家族や友人たちはそんな彼女を慰めようとする。
 慰め方がそれぞれのキャラクターらしい。で、タイトルのような慰め方がふさわしいキャラクターって言うと、真菜と小暮。歌のために、今まで一発もパンチを当てることのできなかった柊を殴りに行く。けど、どちらかというとマイメロと歌の絆の再確認の方がメインだったかな? 歌がみんなとの、そしてマイメロとの絆を再確認して立ち直っていく話だった。この辺、夢の扉を開いたのがまたまたマイメロ大好きの白山くんであることまできちんと関連してくる。この配置の見事さはいつもうなるなぁ。
 で、来週はいきなりマイメロ逮捕ですか?

[その他] 確かに斜め上だ。

  [俺]おれせん。 さんより 【韓国】理由のない反日はもうやめにしないかmumurブルログ )。え〜、確かに斜め上でした。まずそれが前提なのね。(笑) 「なんでそれを前提に考えるのか」ってことを考えてないあたりがいい感じに狂ってます。
 ちなみにceltsは、「セルツ」でも「ケルツ」でも間違ってないですが、日本じゃ「ケルツ」の方が意味が通りやすいかなぁ……

 テレビでCASSERNやってたので見たのだけど、確かにこれは酷い(笑)。どうしてこうなったのかは幾分かはわかるのだけど、いくらかはわからない。その考察はまずは置いておくとして、気になったのは戦争とか独裁国家の描き方。パロディのパロディの更にパロディを見てる気になる。CASSERNで顕著だったけど、別にこの映画に限ったことではない。特にアニメとかに顕著だ。これってたぶん、我々の世代は「戦争のパロディ」や「『戦争のパロディ』のパロディ」を見て、それが「本当の戦争」と思ってしまってるところがあるってことなんだろうなぁ。少なくとも「本物の戦争のなにがしかが反映されてる」と。どこに反映されてるか、どう反映されてるかをちゃんと分析するということはほとんどやらないだろう。
 それに無自覚だと違和感を抱かない。抱いても何が変なのか、具体的にわからない。所詮我々の世代で「戦争を体験しろ」ったって無茶なのだけど(体験せざるを得なくなっても困る)、ちゃんと調べ、考えれば幾分かはましになるんじゃないだろうか。たぶん。


2006年02月13日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] なにその不思議生物?

  マジレンジャーの冥府十神スレ ってのがあったので覗いてみるとスフィンクスの人気が微妙に高い。でも付随する単語を見てみると「委員長」「メガネ」「ネコ耳」「ツンデレ」「八重歯」……あ〜、確かに一応全部当てはまってるけどさ。単語だけ拾ってみるとどう考えても「なにその謎の萌え生物?」。
 実物は こんなの

[読書] ファイナルシーカー レスキューウィングス/小川一水

 バンダイビジュアルとメディアファクトリーが共同で行っている、自衛隊小松基地航空救難団を舞台にした「レスキューウィングス」シリーズの小説。シリーズって言っても小松航空救難団が舞台という以外、アニメ、コミック、小説に共通点はない。特にこの小説の場合、他の二作と違い主人公はヘリパイロットではない。
 幼い頃、海難事故に遭遇した時に取り憑いた幽霊「灯」によって救難隊員としての道を歩まされた高巣英治。「灯」の能力によって驚異的な要救助者発見率を誇るが、人命のかかった救助という仕事の重さと、本質的には戦うために存在する「自衛隊」という組織と人命救助との二律背反に翻弄される。
 救助の話ってより、半分くらい「自衛隊という組織」の話になっちゃってるんですが、ちょっと気になったのは最後に出てくる中国の潜水艦と乗組員の描写かな。あれはどっちかというと北朝鮮の組織っぽく描かれているが、当たり前だけど北朝鮮と中国はまったく違う。国籍が違うってだけじゃなく、置かれている内政・外交の状況がまるで異なっており、「これはありえないな」とちょっと思ってしまった。台湾と中国海軍、中国海軍と自衛隊のあれこれについては、気になる話も小耳に挟んでまして……
 まあそれはさておいて、デティールの描写は小川氏らしい取材の賜物。詳しい方に言わせれば違ってる部分はそれでもあるのでしょうが、私の素人目には救難隊員の立場を十分演出している。
 ただ、誰の話だったのかというと、英治ではなく「灯」の話だったかな、と感じる。ってのも自衛隊の組織と人命救助の二律背反の比重が大きかったように見え、よりその葛藤が大きかったのは灯の方だからだ。特に領海に侵入して座礁した中国潜水艦乗組員の救助ということになると、どうしたってそういう話になる。その意味で「半分くらい救助ではなく自衛隊という組織の話」ということだ。
 その上で描かれる作者の「軍隊」「自衛隊」のイメージってのはおそらくかなり世間一般的なものだと思うけども、実際はもうちょっと政治とか外交とかとからんだ、複雑な有機体なはずなんですよね。背景となる外交もいろいろアレなことがあるし。読んでてその辺の自分の認識とのギャップで妙に歯がゆくもあったんですが、正面から「自衛隊という組織」と四つに組もうという姿勢が見えて、清々しい読後感につながっている。
 それと航空機の救助隊と幽霊という組み合わせだと、映画「 オールウェイズ 」を連想する。あれも幽霊が主役だった。まあ、テーマとか展開とかは関係ないんだけど。
 シリーズにできる設定だけど、たぶんシリーズものにはならないだろうなぁ……

[その他] パロディのパロディ、さらにそのまたパロディ

 昨日CASSHERNの件で触れた「パロディのパロディ」って話を補足。
 昨日は戦争や独裁体制の話をしたんでまずはその例で行くけど、作り手がどういう体験をしたか、ってところなんですよね。たとえば「喜びも悲しみも幾年月」とかの場合、木下恵介監督は実際に徴兵され戦場に行っている。「独立愚連隊」などの岡本喜八監督も、徴兵されている。もっとも岡本監督は士官学校に在籍中に終戦を迎えているので、実戦経験自体はないはずだ。宮崎駿氏と富野由悠季氏は同い年(1941年生まれ)で、幼い頃を戦時下ですごした。
 つまり、CASSHERNのオリジナルである「新造人間キャシャーン」なんかは、戦中に子供だった人たちや戦後すぐに生まれた人たちが作ってる。CASSHERNと比べるとオリジナルの方が戦時下のぎすぎすした空気が感じられるのはそのせいもあるだろう。また、この世代は戦時下に大人だった人たちの作ったものを見て育っていることもある。
 で、これから「戦争」という言葉だけでイメージして、その次の世代が作るとどうなってしまうか、というのがCASSHERNにはよく反映されている。紀里谷監督は1968年生まれなので、明らかに「戦争を知らない世代」だ。戦争を知らない世代というのは間違いか。多くが軍事的衝突や緊張が伝達しにくい空気の中で育っており、ほとんどがテレビの中の出来事として戦争を認識している世代だ。その中で伝えられたフィクションとノンフィクションがごっちゃになった戦争観を、CASSHERNは反映している。
 CASSHERNだけでなく、ガンダムの影響で作られたいわゆる「リアルロボットもの」の系譜を見てもそういった推移が顕著。これが「パロディのパロディ」と言った理由。
 別に「だから戦争とか平和主義は云々」って話をしようってんじゃありません。
 だって同じことは時代劇とかでも説明できます。どれくらい江戸の雰囲気が残った中で育った人が作ったか、作った人が何を見て育ったか。時代劇に要求されるものの変化とかもありますが、こういった要素は非常に大きい、ということ。
 無論、「実際に体験した人じゃなきゃダメだ」ってことでもないです。実際体験してたってダメなものしか作れない人もいるし、体験せずとも調べ、考察していくアプローチで消化して作品に反映していく人もいる。だから「作り手自身の素養が大きい」ってことでもあるんだけども、その素養に「世代」ってのもその人が何に触れたかという点で無視できない要素をなす。それだけの話。
 CASSHERNを見て「ダメダメ」と切ってしまうこと自体は簡単だけども、ダメなところがそういうふうにダメなのには理由があるという話でもある。

  信頼と誇りある教育復活掲げる 「都教連」が発足東京新聞 )。この人たちはこの人たちで言ってることがおかしい。


2006年02月14日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 微妙にアクセスが少ないと思ったら

 はてなアンテナが更新を認識してないので、そっちから来る人が減ってるみたい。だからってどうもしやしませんが。

  麻生外相発言:「誠実さも賢明さもうかがえぬ」米紙が批判毎日 )、 NYタイムズ、靖国参拝批判など渡辺読売主筆紹介記事読売 )。なんだかNYタイムズが日本批判に精を出してます。
 「NYタイムズ」「日本批判」と続くと、自動的に「大西哲光記者か!」と出力がポップアップするようになってますが、今回、後者の記事は ドンピシャ ですが、 前者 は社説ということで違う模様。いずれにしても大西記者、署名記事の検索結果見てると日本たたきと韓国北朝鮮ニュースばかりってのはかなり異様な感じだ……何が彼をそこまでさせるのかが非常に気になります。
 社説については「 ただし、社説は、南京事件の市民の犠牲者を中国側が主張している「数十万人」としたり、中国潜水艦の領海侵犯事件などがありながら「中国が最近、日本に脅威を与えたような記録はない」と指摘するなど、中国寄りの論評となっている。」と毎日新聞にすらバッサリ切られています。NYタイムズ、なにをやりたいんだか。

[アニメ] よみがえる空#6とタクティカルロア#6

  よみがえる空 #6。OPがさしかえで「ひょっこりひょうたん島」になってるのはちとびっくり。話によると「ひょうたん島」は死後の世界のユートピアの話だという裏設定があったんだそうで。でもこれが明かされたのはここ数年のことなので、葬儀のタイミング(1993年)では当然知らなかったはず。
 訓練ばかりで手ごたえを感じることの出来ない一宏の描写をメインに、不本意に戦闘機乗りから転属させられた本郷三佐の過去が最後に起こったレーダーロストを絡めて描かれるのだろう。バードストライクによる事故で同僚を失い、また自分も転属をさせられた本郷だけど、当初強固に転属に反抗してたのは意外か。そのバックボーンと救難ヘリの仕事に意義を見出す過程が、一宏への乱暴とも思える指導の仕方と絡めて描かれればいいのだけど。技能的なこととか心構えの部分とかはともかく、飲み会への参加を強制してるってのは、ぱっと見意味がわからないものなぁ……指導の方法論というのは人それぞれであるので、横暴に思えても筋が通っているならかまわないです。

  タクティカルロア #6。観艦式閲覧に来日した外国の副大統領の命を狙う テロリスト姉妹と護衛任務に就いたパスカルメイジの攻防。兵器の無茶さ具合とかは、まあスーパーロボットみたいなものだと割り切りましょう。そう見てみる限りでは、結構緊張感のある戦闘になっている。(特に「かもめ」は哨戒機で武装がない設定になってるのでこういう無茶をしないと厳しいんでしょう)
 で、終わりは一転視聴者サービスに……「なんで女ばっかの護衛艦にしたか」というコンセプトをてらいもなく実行してます。コールマンの艦長との、本来男らしいはずのやり取りがかなーり浮いてますが、気にしません。(あのおっさん、本気で軽蔑してたわけじゃなく単にもともと口が悪いだけか) クルーとか副大統領とか、全体的に年齢が不自然だろうとかそんなレベルの高い娘ばっかなわけはないだろうとかは、男らしくいいわけもせずに開き直ってます。ある意味え らいです。その元の「少女と兵器」というコンセプトの必然性はどうだ、とか考え始めるとまだ頭がとっちらかるのでしばらくそれは脇に置いておきますが。まだ「この番組はどういう番組か」という自分なりのくくり方ができない。
 しかし、テロリスト姉妹の無意味に発情したようなくねり方とか絡み方とか、副長の体型とか、本当にスタッフは助平だなぁ……


2006年02月15日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] サムライもアフロの時代か

  自費出版漫画「アフロサムライ」、いきなり全米TVへ読売 )。アフロとサムライかよ。アメリカ人ベタベタだな! ってのは置いといて(あ、作者は日本人です)、かなり特殊な事例、ってなるのかなぁ。ひょっとしたらこれからこういう形態も増えてくのかもしれませんが。検索したら 英語サイト が見つかりましたが、このプロジェクトの管理するサイトでしょうかね? 主演がサミュエル・L・ジャクソンって、体型的にどうかなぁ……しかし、去年にすでに発表されてたニュースなのか。いまさらなんだけど、私も初めて知った(笑)。
 しかし、「南極物語」も ディズニーがリメイク するし( 英語サイト )、米国映画業界のネタの枯渇、深刻なんだなぁ。(イマジネーションの枯渇というより制作費が高騰しすぎてリスクの計算がしづらいオリジナル企画が通過しにくくなってるんでしょうが)

 それにしても今日はあったかかったなぁ。

[アニメ] ノエイン#18とムシキング#46

  ノエイン #18「ワルイユメ」。ハルカは悪夢を見る。友人たちがハルカのことを覚えていないという夢だった。ノエインに自分の存在の不確実さを示唆されたハルカは、不安からアルバムをひっくり返している途中で幼い頃の自分が映っているはずの古いビデオテープを見つける。どうにかして見ようと友人たちを巻き込んで8ミリのデッキ探しに奔走する。
 一方竜騎兵最後の一人になったクイナは、密かに通じていたノエインにも見切りをつけられる。崩壊するラクリマからシャングリラへ逃れようと、挽回をあせるクイナは、ハルカを確保しようと現実世界へと降下する。そんなとき、自らハルカを手に入れようとするノエインがシャングリラの遊撃艇を引き連れて現実世界へと現れた。
 ハルカはみんなが自分のことを忘れてる悪夢を見るが、これって設定的にありうる展開なんだよなぁ……観測者により世界が確定するので、「ハルカがいなかったはずの世界」になる可能性もある。8ミリに映ってるものはなんなんだろう。
 クイナ、無惨。どのくらい無惨かというと「むーざんむーざん」と歌いたくなるくらい。クイナがラクリマからシャングリラへと逃げたいのは、単に生き延びたいってわけじゃなく、ラクリマにある自分の不幸そのものから逃げたかったのか。しかし役に立たないとあっさりノエインに見捨てられる。愛を告げたコサギにも裏切られ、ノエインにもう一度すがりつこうとハルカ確保へ。コードを切り離したカラスを一度は圧倒するけど、それも束の間。ハルカを守ろうとするユウとリンクし、存在の力を与えられたカラスに返り討ちに。そのうち自ら乗り込んできたノエインに一蹴されてしまう。今回の切なさナンバー1。
 そのノエインはフクロウを分解したことを忘れてないハルカにより遊撃艇ごと撃退される。けど、トビからの情報を得た内田は近似世界未来であるトビたちの世界に、自分たちの世界が影響され、同じ道をたどろうとしていることに気付く。ハルカがその中心人物であることに、トビたちの話を聞き確信する。
 今回はノエインを撃退したけど世界そのものが不安定なものになってきてる中で、登場人物たちの人生ごとどうなるのか。特に記憶を失って安定していたアトリが、シャングリラの遊撃艇を見て記憶を取り戻してるみたいなのでどうなるのか……

  ムシキング #46は、チビキング=ムシキングが明らかになる前段階か? 閉鎖空間で突然ムシキングが現れたこと、ムシキングが現れるときにはいつもチビがいないことでポポはチビキングとチビの関係を疑いだす。次回はデュークがムシキングそのものを封じる作戦に出るらしい。


2006年02月16日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 夢の中で

 こんな夢を見た。と黒澤明の「夢」のモノローグを真似しても大した夢を見たわけじゃなく、夢の中で眠くて眠くて寝てしまうという夢を見ただけなんだけど。夢の中での睡眠では夢を見なかった。夢の中で目が覚めると、いつの間にか椅子を並べてその上に横になってて、「いいから帰れ」とか言われてしまった。寝てるのに眠いってのも変な感覚だったが、そんなに昼の眠気が印象が強かったんだろうか?

  「中国、最大の潜在敵」 日米同盟、離反図る 米下院委指摘産経 社説)。まあ、米国にもいろんな勢力がある、ってだけの話と言える。じゃ、どんな勢力があってこの発言とはどうつながる? となるとわかりません。ごめんなさい。

 日記のアクセスログに残ってた検索ワードをたどってたら、 ラピュタ阿佐ヶ谷 メイルトレイン というメルマガを見つける。で、そこの 2000/03/09号 [vol.3] に岡本喜八監督インタビューがあった。( 2000/02/24号 [vol.1] から始まっている連続企画です)
 その中に「監督の自作品ベスト5は?」という質問で以下のような返事が。
それは好きか嫌いかで……。順不同で言うと、意外とね、「血と砂」は入る ね。それに「肉弾」、「江分利」、「愚連隊西へ」。
 あと一本はなかなか定まらないようで、それは記事をどうぞ。「江分利」は見たことないので判断できないけど、やはり「血と砂」と「愚連隊西へ」は入るのだなぁ。「肉弾」は人によって変わりそうだけど、「好きか嫌いで……」ということなので、わかる気もする。

  小泉首相訪問が日本人救出したパイロットの友情裂くことに! 本紙が仲裁し誤解解消へ(Milliyet紙)News from the Middle East )。このニュースサイト、東京外語大にあるんですよね。ちとびっくりした。
 それはそうと、小泉首相がトルコ訪問の際にイランイラク戦争時の邦人救出に謝辞を述べたのがパイロットの方だけだったことから、救出に関わられた他のスタッフとの仲がこじれたらしい。小泉首相が見たドキュメンタリーって、やっぱ「プロジェクトX」だったのかな? パイロットの方のショートインタビューは、「世界不思議発見」のエルトゥールル号の回でも放映されましたが。こういうので切り落とされてる事実って、関係者を傷つけることがあるのだなぁ。自戒も込めて。

[アニメ] ガンパレードオーケストラ#17

  ガンパレードオーケストラ #17。「緑の章」終了。う〜ん、ちとこの締め方は……自分が求めてるものと違ったってだけなのだろうけど、「その展開はないだろう」と思わず。自分ならこういう展開にするのに、と考えたものとのギャップを考えると、やはりスタッフの求めたものと私の求めたものが違っただけなのだろう、としか言えない。詰まるところ、感傷の差し挟む余地のない戦争の戦況と感傷との間で、他の大事なものを見捨てて感傷に殉じるのではなく、他の大事なもののために感傷と別れを告げるところが見たかったのだ。それはスタッフの求めるところではなかったのだろう。しかし、スタッフの求めたものって? と考えていくと……詰まるところ、究極的には何を描きたかったんだ?


2006年02月17日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] Monkey Magic

  Monkey magic casts spell in AsiaBBC )。「Monkeyの魔法がアジアを魅了する」ってBBCの記事なんですが、現在 フジテレビ系で放送中のドラマ「西遊記」 のアジア向け展開が順調に進んでるというニュース。それだけだと「ふーん」なんですが、ぱっと見、載っている写真が今やってるフジテレビのドラマではなく1978年の日本テレビ製作の「西遊記」の堺正章演じる孫悟空であることに一瞬「?」となる。
 前にもちょっと触れたけど、日本テレビの「西遊記」は、日本で放送の後、わりとすぐにイギリスやオーストラリアでも放送され人気を博したらしい(英題は「Monkey」)。どの程度かっていうと、現在でも海外ファンサイトが複数存在し( Masaaki Sakaiでぐぐる と出てくる)、日本では発売されていないテレビシリーズDVDも何故かイギリスでは発売されているといった具合。それ以前に「西遊記」がイギリスで知られていたのか(今知られているのかも)不明だが、どうも今回のドラマはこの「堺版西遊記」のリメイクという認識のようだ。まあ、確かにあれのインパクトは強すぎた。「美しい青年僧」として夏目雅子がキャストされたけど、それ以来三蔵役は女性でないといけない、みたいな感じになってしまっており、今回のフジテレビ版も結局それを踏襲している。こないだちらと見たけど、番組自体は個人的にはちとどうかと思いましたが……セットやSFXが安っぽいのは昔のもそうだし、私は「翔べ!必殺うらごろし」なんてよろこんで見ている人間なので、そういうところは問題にしないのですが……
 記事の方に話は戻って、「(堺版)『西遊記』純血主義者は『新訳』に失望するかもしれない」として、その理由を以下に記している。
The opening scene of each old episode that retold the legend of his birth from a stone egg on a mountain has been dropped.

The scene where Monkey achieves immortality by gorging himself on 9,000-year-old peaches will also not be included.
訳:山頂で石の卵から生まれたという伝説が繰り返し語られた、旧作各話の冒頭シーンは削除された。
9000年の年を経た桃の実をむさぼり食うことによりMonkey(孫悟空)が不死を得る場面も、含まれないだろう。
 イギリス人(てか、BBC)にとっては西遊記はやっぱり堺正章版西遊記のようで。
 どうせなら単なる縮小再生産みたいなことやるより「悟空道」でもドラマ化すればいいのに *1 、ってそもそもテレビじゃ放映できないか……と書いててはじめて気がついた。「悟空道」って「極道」とかけてたのか……


  ハリウッド化して欲しいマンガはコレっ!オリコン )。男性は1位「ジョジョ」、2位「ドラゴンボール」、女性は1位「DEATH NOTE」、2位「ドラゴンボール」だそうで。両方とも二位はドラゴンボールってのはやはり強いのはさておき、コメントを見ると「ジョジョ」はスタンド云々ってのがあるので、もっぱら第三部以降が想定されてるのだろう。でも、映画一本として収まるのは第一部くらいだろうに……「DEATH NOTE」もそのままは難しいなぁ。
*1: あれも堺版「西遊記」の強い影響下にあることは承知の上です。

[アニメ] 練馬大根ブラザーズ#6とかしまし#6

  練馬大根ブラザーズ #6「俺のウラウラうらない」。今回からOPが本編の使いまわし映像ではなくなった。前のも結構好きだったんだけどなぁ。今回の相手は巷で評判の占い師「極つぶしほそよ」。でも実はいい加減な占いで、信者を騙して高額で壷を買わせる悪人なのはお約束。って、モデルまんまわかりやすすぎ……いや、これまでのもそうなんですが。って声、坂本千夏ですか……うひゃあ。マコがイチローに(一方的に)恋慕していたりとか、ユキカは情報を流すふりをしながらNDBを逮捕しようとするとか、レギュラーの関係はほぼこれで固定? ユキカもこういう絡ませ方だとでしゃばった感じはしないかも。でもラストは結局被害者が現金つかみ取りでNDBの取り分はなし、ってのは、さすがにワンパターンかなぁ。
 パンダがますます謎キャラになってきたり、そろそろレンタル屋のおやじが普通のダンスじゃ満足しなくなったりとキャラもエスカレートしてきてて楽しい。

  かしまし #6「お嫁さんとお婿さん」。話の筋自体は定番で新味を感じるところもないけど、やはりやす菜のずるさが目を引く。かならずしも悪い意味とは限らず。はずむとやす菜のキスを目撃し、逃げるようにその場を立ち去ったとまり。やす菜はそれをおいかけようとするはずむの腕を掴む。で、言う台詞が「行かないで」じゃなく、「受け止めてくれてありがとう」。
 はずむが単純だからこれ以上の応酬はないけど、やっぱずるい台詞だよね。弱いからずるくなって、ずるさはある意味強さでもある。
 一方、はずむをはさんで今回やす菜と真っ向対立する態度を決めたとまりは、真正面から向かおうとする強さ。同時にそれゆえに正面からぶつかることを恐れる弱さも抱えてはいる。主人公よりやはりこの二人がメインだなぁ。


2006年02月19日() 旧暦 [n年日記]

[その他] サボリ宣言

 すいません、今日は妙に疲れがたまってて(実際、ほとんど全日死んでた)、ここの更新まで手が回らないので今日はサボリます……
 とりあえず ボウケンジャー は巨大ロボの武器がスコップとピッケルなのが笑った。いやいや、あのスコップはきっと塹壕戦用にヘリをするどく研いであるのですよ。最終的には定番武器の剣になるのがむしろ残念。
 ウルトラジャンプの「SBR」はリンゴォ・ロードアゲイン編が終了。週刊ペースではもう難しくなっていた濃密な頭脳戦が完全復活か? 久々に純粋にストレートにカッコイイ敵だったなぁ。
 マイメロは予告の衝撃とかに比べて、かなりグダグダな内容。う〜ん、ちと今回はひどかった。


2006年02月20日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 雨の降る日は調子が悪い

 昨日に引き続き調子が悪い。熱は出てない。職場に出てしばらくしたらなんとかエンジンがかかってきたのでどうにか働ける。しかし、終業近くになってまた気分が……作業中もおバカなミスしちまったし。トホホ。

 週末コチラが死んでる間に H-2A九号機打ち上げ成功朝日 )。いろいろありますが良かった。システムの冗長性もこれで持たせられるし。

  米の最新鋭戦闘機F22「日本への輸出有力」 専門紙朝日 )。流石にこれはとばしの記事だと思うんだけどなぁ。う〜ん。

[アニメ][特撮] エウレカセブン#43とカブト#4とゾイドG#45

  エウレカセブン #43「ザ・サンシャイン・アンダーグラウンド」。ゾーンが「地球」そっくりだということに気付いたレントンたち。しかしどうも微妙にそれとは異なっているようでもあり……それより何をしたらいいかもわからないことでレントンとエウレカの間がぎすぎすしだす。またしばらくウダウダな展開になるのかなぁ……う〜ん。

  ボウケンジャー で昨日気付かなかったこと二つ。レギュラーの苗字は探検家の名前から取ってるっぽい。リーダーの明石暁がよくわからないが……明石大佐じゃないよなぁ。あと、敵は複数の組織が存在してるっぽい。

  仮面ライダーカブト #4。ワームはやはり擬態した相手の外見だけではなく記憶までもコピーしてしまうことが明らかに。弟とそっくりな顔、弟の記憶を持つワームを倒すことに躊躇する加賀美に対し、天道は決断を迫る。
 内面までコピーすることでホラー的な風味も出てきたか? 加賀美に厳しい選択を突きつけることで天道なりのやさしさが描かれる。優しさとはちょっと違うかな? 天道が加賀美のことを「どうでもいい奴」とは決して思っていないってことか。その結果自分の弱さにコンプレックスを持つ加賀美は、天道に対しはっきりとライバル心を抱くことに。また、カブトの正体が天道だということを、ゼクトの人間が気付きだす。まあ、あれだけ正体を隠そうとしてないんだからバレて当然ではあるわなぁ……

  ゾイドG #45「遺産」。ソラシティに到着したルージたちだが、地上の戦闘には巻き込まれたくない天空人たちの対応は冷たい。それでも約束どおりメタルZi製の弾丸はもらえることになり、ルージは昔の天空人が作ったというジェネレーターの記録を調べる。一方、ジーンは着々とソラシティ侵略に向けて準備を始める。
 ギルドラゴンを動かしたことでソウタがちょっと前みたいに自信家になってきたか? 地上の戦火をよそに高みから平穏をむさぼる天空人たちが描かれるが、ルージも天空人の技術力に驚嘆すると同時にその態度に違和感を抱く。
 セイジュウロウの病気もあっさり治され(「ついでに」って、そんなんでいいのかよ)、そのセイジュウロウを妙に気にするコトナが強調されてたのは、終盤に向けての展開で巻きが入ったか。そのコトナのあれこれ、異様に力が入ってましたが原画の方がコトナスキーな模様……
 次回はそのソラシティが直接の戦火に晒される。他の国の紛争に高みの見物で介入してしっぺ返しを食うってのは、いろいろ連想しますわな……連想させる以上の意味はないでしょうが。 *1
*1: 「夜鷹の夢」のフルサイズの歌詞を考えると、多少意味ありげな気もしますが。