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2006年01月01日() 旧暦 [n年日記]

[その他] あけましておめでとうございます。

 おざなりな更新ですいません。せっかく新年だから何かあるかと思って覗いてくださった方に、何もないというのも申し訳ないと思い……いや、むしろ内容のない更新だけってのが失礼か?
 まあ、現在帰省中でいろいろイベントはあったんですが、個人的過ぎてここには書けない、というか自分が書きたくない諸々なので、勘弁してください。「なにかあった」というフレーズだけで「あ、なにかあったんだ」と想像を逞しくして楽しんでくださることを期待します。あ、色っぽい方面のイベントはご期待通りにございませんので。
 とりあえず書けるのは、正月早々、BS朝日で放送していた「地獄の黙示録 特別版」を父と一緒に見ていたことくらいです。まあ気にするな。
 とりあえず、実家のネット状況の改善策は真面目に考案しておくか。
 なにはともあれ、今年もよろしくお願いしますっつーことで。


2006年01月02日(月) 旧暦 [n年日記]

[読書] 疾走!千マイル急行/小川一水

 
 発達した科学技術と世界中に施設した鉄道網により隆盛を誇るエイヴァリー市が、軍事国の侵略を受け占拠される。市は四人の少年少女を含む人々をエイヴァリーの誇る「千マイル急行」で脱出させるが、千マイル急行に載っていたのはそれだけではなく、「ドラッグストン・コレクション」と呼ばれる未知の財宝も積載されていた。それを狙う追っ手から逃れつつ、千マイル急行は大陸を横断するが……

 ややネタバレ気味だが、小川氏らしい「技術萌え」「工業萌え」の話である。ジュヴナイルとしても骨子や要素は整っているのだが……
 噛んで含んだような言い方だが、個人的には詰め込んだネタの量と比例するかのような、消化不良の部分が気になって乗り切れなかった。
 「ドラッグストン・コレクション」の正体について、そういったことが可能かどうかというのは、まあ、あくまで「宝」ということでよしとしても、その宝の取り扱いの態度がころころ変わるのが、十分な描写を経ているとは思えなかった。また、最後に逃げたエイヴァリーの人々の亡命先での生活だけども……そりゃないでしょ、と思ったのが正直なところ。いや、ジュヴナイルとしてはそれでいいのかもしれないけど、 山林地の開拓ってのは技術職の複合で、人数がいれば、やる気があればできるというものではない。工業技術に思い入れがあるのに対し、こういった肉体労働系の技術職に対しては思い入れの薄さが対比として出てしまったと思う。あと、小川作品らしく「組織の陰謀」は大規模なのだが、個人の悪人・悪役・悪党がさほど魅力的ではない、というのが出てしまっている。
 良くも悪くも小川作品らしい作品だし楽しみはしたが、魅力の方が十分出し切れたかというと、そうは思わない。


2006年01月03日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日の行動

 九時過ぎに眼が覚めて、メールチェックやらなんやらをたらたらと。帰省前に溜まってたビデオ録画がいくらかあったので数本それを消化したら、昼飯時。実家から持ってきた餅を焼いて食って、特に目的なく自転車で大須へ。途中で小雨がぱらつくが、大したことはなかったのでそのまま突っ切る。
 大須についたら、矢場町方面にあるラーメン屋「山頭火」が行列だった。美味いことは美味いが、そんな行列するほどのコストパフォーマンスとも思わんのになぁと横目で見つつ、まずは書店へ。特に買うものなし。その後CDショップ等を通り抜けながら(つまり、なにも買ってない)、 大須観音 へ。今年はいろいろあわただしく、結局帰省中も初詣を済ませていなかった。しかし、アーケード街は小雨が降っていたこともあるが途中ひどい混みようだった。こういう混み方の中で携帯で電話をしながら歩いていて道を塞いでるのに気づかない輩ってのは、本当に迷惑ですな。歩きタバコとどっこいどっこい。
 大須観音に到着。境内には出店が出ていたが、価格は通常の五割増しくらいか? 寺銭が高いんだろうなぁ。坊主丸儲け。で、こんだけ儲けてるならと安く賽銭を済ませ、一応お御籤引いたりお守り買ったり。ここんとこそういうことしてなかったからなぁ。
 境内から出てすぐにある 大須射撃場 へ。ライフル(鉛の鼓弾の空気銃)を撃たせてくれる店。数年ぶりじゃないのか? 中はおじさんはいなくっておばさんだけでした。撃つのは久しぶりでしたが、静物は百発百中。移動標的は……聞かないでください。しかし案外と体が覚えてるものだ。
 それから 大須演芸場 の前を通りかかり、覗こうかと思わないではなかったが、特別価格なのか値上げしたのか大人2500円。ちと高いので今回はスルー。
 で、 第二アメ横 方面に抜ける途中の 明王殿 でもう一度お参り。特になにもお祈りしなかったが、気分の問題。
 その後久方ぶりに見る第二アメ横が外装がすっかり変わっててびっくりする。第二アメ横内にも古着屋ができたのか。大須、古着屋ばっかになったなぁ。
 その後PCパーツショップを何件か覗き、まだ小雨のぱらつく中帰途へ。
 晩飯の材料を多少買いつつ、部屋に戻り、これまた実家から奪ってきたステーキ肉を焼いて、付け合せにキャロットグラッセを作る。薬味はにんにくだったが、おろさずスライスにするか、生姜の方が良かったかも。まあ、まだ半分残ってるので明日は薬味を工夫してみよう。


2006年01月04日(水) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 新シリーズ

 ポツポツ小耳には挟んでいたけど、 公式サイト もできたようなので。 響鬼 の後番組は「 仮面ライダーカブト 」。平成ライダーシリーズ第六弾ということで、六人目の昭和ライダー、ストロンガーにあやかってるのだと思うが、昨今の昆虫ブームへの便乗も狙っているのかもしれない。
 このライダーのギミック的なウリは「キャストオフ(脱ぎ捨て)」というシステムで、重装甲の「マスクドフォーム」から軽装の「ライダーフォーム」へ「脱皮」するらしい。今のところ発表されているライダーは三人で、主役のカブトと、ハチがモチーフのザビー、もう一体、名前とモチーフが不詳のライダーがいる。ストーリーについてはまだ不明で、とりあえず主人公は対怪人組織に属しているらしい。ライダーは別格としても、強化服を着た一般戦闘員もいるそうな。メインライターは井上俊樹氏ではなく、米村正二氏らしいが、プロデューサーが白倉氏なのでそちらのカラーの方が強いかもしれない。クリーチャーデザインは韮沢靖氏。
 スーパー戦隊の次回作は「 轟轟戦隊ボウケンジャー 」だそうで。最近はメカ戦隊→ファンタジー戦隊のローテーションになっていて今回もそれに則ってメカ戦隊。世界中にある現代科学では解明できない秘宝を探し保護する戦隊で、彼らの乗るメカが合体してロボになるのだそうな。アーカム財団? スプリガン? オプションメカもあるようで、多分ロボは組み替え系なのか? 世界の各地って、どう考えても本当に世界各国でロケなんかできっこないから、日本が舞台になるんだろうなぁ。雑誌バレを見ると、各メンバーの紹介が、「たよれるチーフ ボウケンレッド」「すぐれたサブチーフ ボウケンピンク」「なぞをひめた女性 ボウケンイエロー」「まじめなメンバー ボウケンブルー」「もとトレジャーハンター ボウケンブラック」となっていて、なんだか微妙に可笑しい。ピンクがボケ役のムードメーカーでないのは、ちと久々かも。

[アニメ] 最終回とか

  ARIA The ANIMATION 最終回。ゲストキャラ総登場での新年イベント。ゆったりまったり癒し系アニメということで、非常にハイクォリティにそれを貫きました。佐藤順一の暗黒面はなしに。第二期も製作決定したとか。

  はっぴぃセブン ざ・テレビまんが 。ま〜、なんつーか、予定調和。キャラクターの個人的なうだうだではなく、「するか、しないか」という話だったのはそれなりに良かったかも。最初グダグダだったキャラ立ても意外にきちんとしたし。

  ラムネ 。バイク事故で突然意識不明の重態に陥った健次。ようやく想いが通じ合った七海は意識を取り戻さない健次の病室を毎日見舞うが……唐突っちゃ唐突だが、エピローグ、として見れなくもないかも。最初から二人の想いがどう成就するか、に話を集約させていたので、これはこれで綺麗な出来。

 最終回じゃないけど、 ムシキング 。ポポは敵であるデュークが自分の父であり、さらに守護者の証が森の生命力を奪いムシキングの力とするものだと知らされる。故郷の森を黒い森にし、母を花にしてしまったのは他ならぬ守護者の証だったのだ。それを知ったポポは旅の意義も、戦う意味も見失ってしまう。そんな折、甲虫相撲の大会が開催されている村を訪れる。しかし甲虫王者決定戦の最中、赤い目の甲虫が大会を遅い、参加した虫たちや森の民を次々と襲う。ムシキングでなくては歯が立たないが、黒い森を広げたくないポポは守護者の証を使うのを躊躇する。しかし森の声がそんなポポにささやきかけた……
 ここんとこかなりヌルかったけど、久々に暗黒設定が炸裂した展開。ここから更に「森の守護者の本当の役割」となっていくのだろうけど。ソーマも、森の生命力を奪う守護者の証を奪おうとするデュークやアダーの意図を疑い始める。特に、実の親子で戦いを挑むデュークには明確に不信感を抱いている。この子はもともと「大義」がないと行動に迷う、弱い子なんだろうけど、それが最後の展開の鍵になるのかな?

[その他] 声優ドラマ?

 夜、テレビをつけっぱなしにしていたらNHKのローカルニュース枠で次の朝のテレビ小説 純情きらり に出演するとして、戸田恵子氏のインタビューが突然流れた。え!? と思ったが、やはりあの戸田恵子らしい。つか、何時の間にか女優業が盛況だったのね。って、そもそも主演が 宮崎あおい じゃん! なんだかなぁ。


2006年01月05日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 褒められない

  カラシニコフが“至宝”に ロシアの博物館に収蔵livedoor )。おお、すごい! AKの優れてるところが国家レベルで評価されたか、と思い、賞賛しようとキーボードを叩こうとしたが……できなかった。工業製品的には卓抜してることは、そっち方面で造詣の深くない私ですら多少はわかる。でも、手放しを褒めようとしてできなかった。
 道具の罪ではない。カラシニコフ氏の罪でもない。しかし、カラシニコフ小銃にまつわるもろもろは、それとは切り離せなくなってしまっている。褒めてもどこかで必ずそれを取り上げねばならないと感じてしまっている自分がいる。褒めないのが正しい、とは思わない。でも、現時点の自分ではどこかでくささずに書くのはできそうもない。

 新年だからか、偶然にかはわからないが、「太平洋戦争の総括」みたいなことを求める記述を連続して見た。いや、つたない私の知識で総括しようなんてのがそもそも間違いなんですが、個人的には「総括なんてできっこない」が総括なんじゃないかと思いますです。問題点は多すぎるくらいあった。だが「問題点のみによってできた塊」が支那事変から対米戦争終了にかけての戦争かと、言われるとそれもちがうだろーと思う(別に良かった探ししようってことじゃなく)。問題点はいくらでも見出せるが、問題点を見出さねばならないという目で見ると、果たしてそう言えるのか微妙なところまで問題点として言及してしまいがちだ。「聖戦」も同様のこと。
 戦争だから悲惨な事例が多いのは当然だが、「悲惨なものだ」で総括するのもおかしい。その枠組みに当てはめようとすると細部のリアリティを塗りつぶしてしまうからだ。「日本軍はひどいことをした」「開戦は避け得なかった」等々、これらもある部分を見ると事実であるが総括足り得ない。総括にすると間違いになる。あえて言えば「近代日本が起こした戦争」としか言いようがない。なにも言ってないも同然だ。全てに矛盾がない上で明快な文脈を語ろうとしても自分にはそれだけの知性がないと思い知るだけだ。
 私ごとき足元に及ばない知性ならば、あるいはなにごとかを言えるのかもしれないが……

 星雲賞非公式ノミネートサイトの推薦BBSに最近業者書き込みが多く、ちまちま削除はしているのだが面倒でかなわない。特定文字列が含まれる投稿ははじくようにしてもいいのだが、労働コストに対するパフォーマンスとしては削除とどっちがいいかは微妙なところ。掲示板からリストページに反映するのもここのところは滞りがちになってるので、いっそのことWikiを使ったシステムに変更してしまおうかと思っている。これならば不足したデータ(初出年月日)を他の人に補完してもらうこともできるし(手抜き期待かよ)、書き込み即反映となる。まあ、ボチボチシステムを探したいところ。

  米紙が「MANGA」連載 日本の少女漫画イメージ共同 )。で、件の「Peach Fuzz」は こちら らしい。う〜ん、色々「日本の少女マンガ」と言ってしまうと(絵柄の)文法が違うのだけど……「日本の少女向けアニメ」の方が近いと思えるが。まあ、日本のマンガの影響が強いものであることは間違いなく、米国の一般層にもそういったものが受け入れられる下地が十分出来た……ってことでいいのか?

  陸海空“熱い頭脳戦”・・・自衛隊HPアクセス読売 )。ううむ。イベントでは札幌の雪祭りとか富士総合火力演習とか、実際の活動では災害救助とかで陸自が最も民間に身近な自衛隊って印象があるのだけどなぁ。あ、空自は各地の航空祭があるか。災害救助ももちろんしてるし……観艦式は流石に機会が少ないが。装備の注目の引き具合ということもあるのかもしれない。プロモーション映像とか見ると、陸自のめっさかっこいいの結構あるんだけどね。iTuneをインストールしてるなら やまあらし-Protect and Serve がお薦め。
 余談だが、全般的に各駐屯地のサイトとか、デザインもだけどサイト構成自体がいまいち洗練されてない印象が強いが、きっと自衛官による管理なのだろうなぁ。さすがに各基地の分まで外注するような広報予算はそんなつかないだろうし。

[マンガ] 年明けのマンガ誌

 少年サンデーで「道士郎でござる」が最終回。すごくクライマックスって感じはないけど、エリタンの問題も解決し、いい感じの終わり方でした。

 チャンピオンは、「サイカチ」でのクイーンとのバトルが終わり。引き分けだけども、なんとも後味の悪い結末で……で、怒りを支配するにはと、次はカブトムシ? きちんと虫の生態を反映してるので、なにかちゃんと意味があるのだと思うけど。
 「ナルトヤ」はゾディアック社が天星厨房に乗っ取りを受け、屋台レースもその手中に? そして最強の刺客、獅子座の天星厨房が立ちはだかる。って、鍋一つで雑煮とは豪快な。
 「ガキ警察」は、痴漢冤罪が絡んでの展開。相変わらずアグレッシブ。チャンピオンの立ち位置じゃないとなかなかできないな。現実問題は、むずかしい話なんだけどねえ。
 「アクメツ」は国対アクメツの正念場が佳境に。電波ジャックで投降までの間に自衛隊によるスクールジャックを世間に流そうとするものの、そのための電波塔を破壊される。本当に大ピンチだな。

 月刊チャンピオン。「野球しようぜ!」。鷹津と日横の試合が開始。マネージャー千種の纏め上げた日横に、そのID野球のさらに上を行く活躍でまず度肝を抜いてみせる鷹津。心理戦も交えてなかなか上手い展開。でも、日横もこのままじゃ済みそうにないなぁ。
 「イゾラバ」。以蔵が担任の先生にあこがれてると知ってショックを受ける常盤。以蔵も毎晩のように迫ってくる常盤に引っ掻き回され、ついに出てけと怒鳴ってしまう。それを真に受けて家出した常盤を追う以蔵。でもその先で担任の教師が以蔵のことを悪く言ってる(と常盤は思った)のを聞いて、逆上して真蛇の本性を現してしまう。一途ないい子なんだけどねえ。「真蛇」ってのは「般若」から更に怒りや嫉妬が進んだ状態の面で、「道成寺」の専用面なんだそうな。


2006年01月06日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] バカって言った方がバカ

 まるで子供の口げんかみたいだけど、新聞でそんなんやられてもなぁ、というのが 朝日新聞01/05の社説
 一方で、戦争の指導者であるA級戦犯をまつる靖国神社に首相が参ることに対しては、国民にも違和感を抱く人は少なくない。まして侵略を受けた中国や、植民地だった韓国に快く思わない人が多いのは当然だとも考える。

 言論人や知識人の多くが首相の参拝に反対するのは、こうした理由からだ。
 さて、この中だけで間違いと、根拠不明の記述が幾つあるでしょう? ってなもの。歴史事実にまつわるものや戦争責任所在云々は喧々囂々するので避けるとしても、「国民にも違和感を抱く人は 少なくない 」「快く思わない人が 多い のは当然」「言論人や知識人の 多く が首相の参拝に反対」。まあ、中国韓国で靖国参拝を快く思わないのはおそらく多数派としても、「違和感を抱く国民」の「少なくない」、「言論人や知識人」の「多く」とは具体的にどのくらいでなにを典拠としたデータか、というのがまったくわからない。子供が親におもちゃやゲームをねだる時の「クラスのみんなが持ってるもん!」じゃないんだから……「少なくない」はパーセンテージとしては少数としても、絶対数で万とかそれ以上いれば「少なくない」と言えなくもない。文中の「言論人知識人」に至っては定義はなにで、母集団はどうで、統計を取ったのかすらも疑わしい。床屋政談ならともかく、まともに「社説」として議論するにはちと恥ずかしいと思われますが……
 中韓の反発などで、結果として終戦記念日の参拝はしていないものの、今度は毎年1回の参拝が信念だと譲らない。自ら火種を持ち込んでおきながら相手を批判し、「外交問題にしない方がいい」と説くのはいかにも身勝手である。
 え〜、私の記憶では、中国が靖国参拝を問題にし始めたのは、1985年に朝日新聞が公式参拝の違憲性を大々的に取り上げたあたりの時期からだったように思います。
  1985/08/10 朝日新聞朝刊「なし崩しの“解釈改憲” 公式参拝容認の靖国懇報告書」日本財団 )。
 参考として、この前日に靖国公式参拝は合憲との意見書が提出されており、それへの批判記事です。これ以前から靖国参拝を批判する記事を掲載しており、その意見書のこともあったのでしょうが、中国政府が 公式 参拝を抗議したわけですね……あれ? 抗議の趣旨がそもそも変わってるような? 火種火種、うん、火種ね。ともかく、その他中国国内での抗議運動もあったようなので朝日新聞のみが原因でこれらの反応があったとは言えませんが、一連の反応の一部ではあるでしょう。
 首相は忘れたのだろうか。靖国参拝が「外交問題」になったのは、首相自身が01年の自民党総裁選の公約に「毎年8月15日の参拝」を掲げ、「心の問題」を政治の問題にしたからだ。
 え〜、靖国参拝騒動にまつわる経緯を見る限り、全然そうは解釈できないんですが。国家間の問題になったのは1985年の中国の抗議から、その原因が公式参拝や合憲の云々であるとしても、小泉氏が首相になるずっと前のこと。そして政治問題化のプロセスには朝日新聞自身も関わっている。

「外交問題にしない方がいい」と説くのはいかにも身勝手である。
 え〜……「公式参拝合憲」批判から「参拝自体」の批判にいつのまにかすりかえても気づかないふりをしてるのは、身勝手ではないんでしょうか……? その文脈上では「公式参拝ではない」としている時点で既に最初の批判の対象に当たらない。改めて問題となってしまったのは「首相の参拝自体の自粛」(その是非は置いておくとして)の期間中に「公式参拝が問題である」というスキーマが「参拝自体が問題である」というスキーマに置き換わったことが下地にある。この二つはもちろん別のスキーマなので改めてその構築を行うべきなのだが、朝日は自身がスキーマのすりかえを行ったこと自体に気づいていない。だから最初のスキーマに則り行動している小泉首相の言動を「理解できない」「物分りが悪い」と批判している……ように見える。
 「バーカ!」と言ってる方が根拠があいまいな上自分の主張の軸がぶれていることに気づかないという、なんともはやな状況である所以。
 次の首相を選ぶ自民党総裁選が控えている。荒れ果ててしまったアジア外交をどう立て直すのか。その具体策こそが問われるべきであるのは、だれにでも理解できることだ。
 アジア外交は熟慮しなければならないことはもちろんなんですが、まずは日中韓の問題であり、その関係の安定性がアジア外交に響くということで、ちと話を飛ばしすぎですね。あと「荒れ果てた」というのはどういうことか。これは上手く行ってない部分を指摘し、それと靖国問題との関連を説明せねばならないことで、延々と曖昧なことばっか言うより、具体的にそういう解説をすることこそが「社説」にふさわしいと思いますが。
 なにより、この文自体がそもそも「靖国問題」が「政治問題」であるという話なんですが……あるいは「でもある」かもしれませんが、別に小泉首相がそうしたわけじゃないですね。波風は立ててるかもしれないけど。
 あと、「その具体策」を問うのはいいんですが、自身は出さないんでしょうか? 人に具体性を求めてるくせに、具体的、客観的なものはまるでない妙な文章ですね……
 一応、ちゃんと読んでもらえればわかると思いますが、別に「靖国参拝すべきだ」という結論は導いてません。
 この社説は最初に小泉首相がおかしいという結論を持って来、その後その補強を行う意図文章が続きますが、具体性に乏しく(てよりほぼ皆無)、また靖国問題の経緯から見るとおかしな文脈も用いてます。最初にある結論のイメージに引きずられたまま読み飛ばすとそれぞれ正しいように誤読してしまうかもしれませんが。つまり、「この社説は靖国参拝すべきではないという結論を導くにはおかしい文章だ」というだけの話です。

 こんな子供も騙せない文章に快哉を挙げてしまうジャーナリストもいるのだから困ったものだ。
 あと、マスコミの一部論調(全部とは言いません)で影響力を行使したがるわりに自分が責任を負ってないかのようなふりをするのはどうにかなりませんかね?

[その他] 靖国ってえと

  渡辺・読売主筆、朝日主幹と対談 首相の靖国参拝を批判朝日 )。年末の報道ステーションといい、渡辺読売主筆と朝日が靖国参拝批判で妙なタッグ組んでるなぁ、というか。で、気になって渡辺氏の経歴を調べてみた。こないだ元陸軍二等兵ってことは見たのだけど、元共産党員とか(でも喧嘩して飛び出した)、隊内でも反抗的だったとか、「そりゃ、モチベーションの大部分が私怨じゃない?」という気がしてならないんですが……それだけかってえとわかんないし、それだけってこともないんじゃないかな、って気もしないでもないでもないですがそうでないかもしれないかもしれない。でも元共産党員ってのは色々腑に落ちた気がしたり。気がしただけですけどね。

 近所に刀削麺を食べさせてくれる店が出来たので、昼飯控えて晩飯に。それほど大きくない店なんですが、オープンキッチンで実際に刀削麺を鍋に削り入れていくところが見えるようになってます。もらったチラシによると、だんだん細くしていって茹であがりが一定になるようコントロールするらしいんですが、ややきしめんっぽい平たい麺で、太さが違う麺が混じってるので食感が面白く、これはなかなか病みつきになりそう。実はそれのみならず、一緒に頼んだ餃子が無茶苦茶美味かったです。焼き目がパリッとしてるのは勿論なんですが、皮自体はもちもちやわらかく、中は非常にジューシーで、タレはあくまで好みでちょっとつけるだけで十分なくらい。ダバダバ無神経にラー油入れなくて良かったと思いましたですよ。アレはマジで美味かった。チラシにいろいろ割引券がついてたんで、比較的近くで食ってみたい人、一緒に行きましょう。(M瀬君とか)


2006年01月08日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] 新年はじめの日曜のいつもの

 あ〜、そういや2日のマイメロは録画し損ねたなぁ。
  エウレカセブン 。ボダラク教の高僧ノルブとドクターベアの対談により、この惑星世界の構造が明かされる。知的生命体の総数が飽和すると物理法則が破れ、世界が破滅するのだが、人類以外の知的生命体であるスカブ・コーラルはその破滅を回避するために自らを休眠状態に落とし込んでいた。その休眠中にやってきた人類は彼らの存在を知らなかったのだが、たまたま目覚めたスカブ・コーラルの一部が人類との共存の可能性を探るために送り込んだのがアーキタイプであり、エウレカたちであった。共にあることにより破滅回避の可能性を信じるボダラクたちに対し、デューイはスカブコーラルを殲滅することにより破滅を回避しようとする。そのための計画が「オレンジ計画」だった。自らが抗体コーラリアンからの救世主であるがごとく演出し、レントンの父のアドロックの名まで出して大衆を扇動するデューイ。世論がデューイの思うように操られていることにも勿論、アドロックが元々の計画の首謀者だったと聞きショックを受けるレントン。そんなレントンを慰めるエウレカだが、その口からエウレカがアドロックと面識があったことを知り、レントンは驚愕する。
 ここんところ説明シーン多いけど、なんかSFっぽくなってきましたなぁ。宗教者(哲学者)と科学者の対談ってのは、いかにも70〜80年代っぽいというか。研究所の面々が加わってにぎにぎしかった月光号だったけど、今回で一旦退場することに。眼鏡の研究員さん、惜しいなぁ。去り際にドクターベアからミーシャに語られたのは「エウレカの変化が早すぎる」こと。エウレカは急速に人間化することでその力を失いつつある、とノルブも語る。エウレカが力を失うまでにデューイの野望を阻止し、コーラリアンとの共生を実現せねばならないのだけど、アドロックとエウレカのことを知らなかったことが、レントンに微妙な影響を与えるよう。
 そういえばもうそろそろ3クール目が終了するけど、またOP、ED変わるんだろうか?

  マジレンジャー 。トードに囚われていた母・深雪を奪還、再び親子が一緒になるけど、一方で父であるウルザードことブレイジェルはティターンとダゴンに破れ、ン・マの魂を奪われた上奈落の底へ……死んだわけではないので、復活するとは思うけど。次回は邪神のティターンがマジレンジャーに対するが、無駄な争いを嫌うティターンと芳香が仲良くなってしまう?
 しかし、それにつけてもスフィンクスたんちょっと萌え。眼鏡だし。

  響鬼 。京介は相変わらず暴走気味で、鬼の修行に専念するためと学校を辞めるが、ヒビキに諭され再び学校に戻ることに。一方、明日夢はひとみに誘われて付き合った朗読の練習で直美という女の子と出会う。しかし練習中に直美が倒れ、その事が気になり鬼の修行にも身が入らない。それを見透かされ、ヒビキに帰れとまで言われてしまう。猛士の方もオロチを沈めるために大地の清めの儀式を行う必要があり、宗家の鬼であるイブキがその任に当たることに。しかし、場合によっては死ぬかもしれないという任務に、イブキは動揺を隠し切れず……
 ヒビキの弟子になった明日夢だけども、鬼の修行の過程でまた一つ、試練を迎えることに。一方魔化魍の大発生現象であるオロチをめぐる動きも活発に。館の男女は童子と姫に、オロチを防ぐために鬼を守るように命じるが、自我に目覚めた二体はその言いつけを破り、響鬼と威吹鬼を襲う。あと二話、どう着陸するんだろう?

  ゾイドG 。トラフの街に奇襲をかけるルージたち。グイ部隊と滑走路の破壊には成功するが、駐留するディガルド軍の予想以上の適切な対応に、街の中までは攻め込むことが出来ない。篭城戦に持ち込まれれば、ディガルドの増援により形勢は一気に不利になる。ティ・ゼたちと合流したルージたちは、ブラストル・タイガーのサーミック・バーストによりトラフを取り囲む湿地を干上がらせ道を作り、そこを通って急襲する作戦を立てる。だが、ルージたちがトラフに攻め入る直前、トラフのディガルド基地を謎の砲撃が襲う。
 番組開始当初は「戦闘シーンが弱い」と言われていたけど、ここんところ頑張りすぎ。ブラストル・タイガー二体のサーミック・バーストにえげつないほどのランスタッグの攻撃。エレファンダーやケーニッヒウルフもそれぞれ見せ場があり、きちんと連携した作戦を見せている。
 それにも増して トラフの司令官ボラーの軍人っぷりに萌える。謎の砲撃により斃れ、部隊の頭を失ったこともあってトラフは比較的あっさりと陥落するが、そうでなかったらルージたちももっと苦戦していたはず。トラフに早々に見切りをつけたフェルミは帰りの駄賃にとトラフのジェネレーターを破壊しようとするが、ルージによって阻まれる。ジェネレーターの破壊による故郷の荒廃を見たルージにとって、はっきり言って逆鱗ものでしたなぁ……でも、ジェネレーターの破壊ってのは一種の焦土戦と解釈できるので、まるっきりフェルミの行動も理にかなってないわけではない。ディガルドの大戦略とどれだけ一致してるかはわからないけど。トラフの街が落ちたことを知った本国は、うっかり少将ザイリンをトラフ奪還に派遣する。
 そして、最後に明かされるロンの正体。おおよそ予想通りではあったけど、これで非公式ながらソラシティの天空人たちの援護を受けられることに。ギルドラゴンも本格的に登場するんだろうか?
 エンディングは新年の特別ver.なのか変更したのか、ミィとコトナのイメージイラストだった部分が、これまでのゲストの女の子キャラ総登場に。スタッフ、遊びすぎ(笑)。
 それにしても、今回は新年一発目だったせいか作画も動画も無茶苦茶良好だったけど、冒頭のミサイル飛来シーンで、シーンテイクの書き割りが一コマ混じってたんですが……それによると12/27製作のシーンだったようで、本当にスケジュール、カツカツなんだなぁ。


2006年01月09日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他][アニメ] 煮ても焼いても

 正月料理とか餅とかにも飽きたので、煮物を作ってみる。れんこんとごぼうとにんじんの筑前煮もどきだけど。れんこんとごぼうは良かったのだけど、にんじんが普通に売ってる品種の奴使ったら、まずいことまずいこと……仕方ないので、金時にんじんを買ってきて作り直し。うっかりして焦がしてしまいました……orz 煮汁が煮詰まって焦げただったんで無駄にはならなかったですが。でも、やっぱにんじんの味は全然違う……あんなにんじん食ってたんじゃ、そりゃにんじん嫌いにもなるよなぁ。

  落語天女おゆい 。なんというか、なんとも形容しがたいというか……つまんないかって言うと、そんなこともないんですけどね。主人公の唯のあり得ないくらいのアホさと、ライバルキャラらしい雅のあり得ないくらいのおぼこさ加減は笑えてくるのだが、タイムスリップとか美少女バトルものにする意味はあるのか、その辺はイマイチ疑問。まあ、様子見してみないとなんとも言えないですが。
 圓朝があり得ないくらい美形化されているのだが、江戸時代にあの頭はないだろ、というか……美化というと、歌丸師匠も(生え際の辺りが)美化されてますが。歌丸婦人もちゃんとテロップでは「富士子」と出てましたな。そう言えば。
 もひとつ、江戸時代の高座はちゃんとした小屋で行われるようなものばかりではなく、湯屋や蕎麦屋の二階なんかで行われる小規模なものが多かったとか。そういうところもきちんと再現するのかね?

  ワンワンセレブ それゆけ!徹之進 。九州に住んでたルミちゃん一家が、パパの会社の関係で東京の八本木に出てきて、飼い犬の徹之進も東京に。だけど引っ越して早々、地元の犬に絡まれたり田舎からおじいちゃんおばあちゃんまで出てきて散々引っ掻き回されることに。そんな中、徹之進は老犬を助けるのだが、その老犬は実は犬の神様で……
 最初からいろいろ飛ばしてるけども、まだどういうパターンになるのかがよくわからない。OPや予告を見ると変身もの? しかし金銭感覚が狂いっぱなしのおじいちゃん・おばあちゃんと奥さんに振り回されるお父さんだけど、お金持ちもののお約束とは言え、報われなさ過ぎ……でも入り婿のおじいちゃんまでありえん金銭感覚ってのは、どうなのかと。
 あと、テレビ愛知がキー局なのに、六本木がモデルである舞台を売りにしてるってのは、なんでなんだろう? そういえば東京ミュウミュウもテレビ愛知がキー局だったか。


2006年01月10日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 何気に月曜夜がすごいことに……

 東海地方限定ですが、これ、一局で流すのだものなぁ……
  よみがえる空−Rescue Wing 。自衛隊協力アワー第一弾。
 コミックフラッパー及びMF文庫でサブタイトルと同名の作品が連載及び出版予定だが、それぞれ舞台が小松の航空救難団という以外、登場人物や設定に特に関連性はない。はず。
 これまた地味な題材を、と思うのだが、話の内容は更に地味。BGMもアコースティックギターとハーモニカメインで地味。最初から希望しているのとは違う進路を割り振られ、ややくさしている空自ヘリパイロットが主人公。愛知から小松に転勤したが、内心を上官に見透かされ早速いざこざを。東京の出版社に勤める彼女は仕事に東京での生活にと充実した様子なのと対照的。実家の母からの電話だとか、なんにもない地元商店街とか、異様にあふれてる生活感もあり、現状を受け入れつつもめぐまれていない自分の環境に釈然としていないものを抱き続けている様子がリアルに描かれている。決して望んだわけではないけど一歩間違えば人命に大きく関わる職場と、遠距離恋愛の彼女とのすれ違いなど、地味だけどしばらく見てみようという気にはなる。又聞きでは、第三話から大きく話が動き出すとか。

  タクティカル・ロア 。自衛隊協力アワー第二弾。別名「ドキッ! 女だらけの護衛艦隊」。
 こちらは「よみがえる空」とは逆に今時のアニメっぽくギャルギャルしくにぎやか。まーどうして女ばっか、しかも妙齢のご婦人ばかりかってのは、あまり考えない方がいいんだろうなぁ。ファンタジーファンタジー。
 太平洋上に消えることなく存在する巨大低気圧「グランド・ロア」が発生したことにより、空路が不安定化、海上路がメインとなった世界が舞台。同時に近代的に組織化された海賊も横行するようになったため、民間の護衛組織が設立された。主人公たちはその護衛艦勤務、ということになる。女の子ばかりってのは置いとくとして、公式サイトのキャラクター設定見ると、主人公含め年齢が低すぎの気が。全般的に+5補正してもいいと思うのだけど。それとも早熟が当たり前の世界なんだろうか? サービスシーンばかりってのは、視聴者が望むものってことでとりあえずスルー。
 CGによる戦闘シーンはあまりセル絵(喩えです)とはなじんでいないけど、それなりに迫力は出てる。ただ、海戦もので当たりって滅多に出たことがないので、その辺がどうなるか。第一話で主人公と艦長が実の姉弟ってのも全然わからなかった……元近所のお姉さんで、翼との三角関係になるのかと思ってた。
 あと、世界観の掘り下げ不足というか、主人公たちの組織概略、社会における位置づけが不鮮明なのがやや気になる。その辺を突っ込めそうな隙間は多いのになぁ。

  舞-乙HiME 。アカネ退場話。前作では殉職だったが、今回は寿退社? まー、突っ込みどころはあるけど、のーてんき方面に振った話だから、野暮言うこともないか。話としてはオトメの二律背反、義理と人情もとい、職業倫理か恋愛感情かのひとつの答えと、アリカが自身の恋心を自覚するあたりのターニングポイント。それとオトメ同士の戦いと、話自体が大きくうねることになるのだろう。

  灼眼のシャナ 。あ〜、それなりにまとまってましたが、最後のシーンは締めくくりとしては弱かったかと……って、え? 最終回じゃなかったの? てっきり全13話かと思ってた。原作読んでないんで良く知らないけど、次回は戦闘メイドが出てきたり、なんなんだか。

[その他] ワロスワロス……とばかりも言っていられない

  日本に報道規制を要求 中国「対中批判多すぎ」共同 )。いやぁ、まあ、なんと言いますか。ある意味微笑ましいやりとりと言えなくもないのですが。あまり真に受けてかっかしないのが身のため身のため。
 で、それを受けて 東京新聞1/10社説 。まあ、まったくあさっての方を向いてるってこともないのですが……確かに反中的な反応がここのところ過剰になってきてるのも事実だし、 違法デモはもちろん捕まえますが、デモ隊の数が警官隊を大幅に上回ると、多勢に無勢で、取り締まり不能になり、早く通過させ、解散させる方法をとることが多いのです。というくだりも事実。もう一つ付け加えると、ビデオに参加者を録画しておき身元を洗い出し、後日逮捕ということもやっている。去年の北京のデモとかではそれをやっていた。
  東シナ海のガス田開発も、中国側は十年以上前に共同開発を持ちかけたのに、日本が返事しなかったため、待ちきれずに単独開発に踏み切ったのだとも言います。日本政府の怠慢が今日の事態を招いたということにもなります。というのも、ガス田や海底資源開発はひたすら日本がぐずぐずしすぎていたというのも事実。いろいろな意味で政府・各省庁の采配ミスを中国に転嫁してる部分が多いのは確かではある。
 でも、いささか論調が変なことは間違いないよなぁ……軍事面では中国の言い分を無批判に掲載してるのみだし、 日中比較すれば、日本の軍事力は中国を圧倒しているのです。というのは、ちょっとねえ……日本の軍備は防衛を前提に特化しているということを無視して諸元を比較しただけの能天気発言としか思えない。別に中国が即刻の脅威というわけではないけど、「脅威でありえない」というのもまた変。
  それだけに日本は国際法、国際ルールで中国に対処し、言うべきことはキチンと言うべきです。「国際ルール」というのが明文化されたもののみを指すのなら「寝言」、明文化されてないものも含めているのなら、まっとうな言い分だと思います。
 いや、個人的にはもっとも大きなとんちんかんは、「同文異種」の例出の仕方なんですが。中国の(デモなどでの)対応が適切かどうか、にこれでつなげるのは無理がある。
 ここら辺は「なにが原因か」と「どうすべきか」は色々入り組んでて「こうすべき」と簡単に示せるものでないのはわかるのですが、読み方の方向性を示すなり、判断材料提供に徹するなり、スタンスををはっきりさせてマスコミももうちょっとがんばって欲しい。


2006年01月11日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] 昨日に比べりゃ平和

  ノエイン 。カラスとの戦いに乱入した「ノエイン」により消失したフクロウ。カラスも重症を負い自己回復が不可能な状態に陥っていた。ハルカとユウは担任の雪恵と友人たちに助けを求めるが、カラスを救う方法がわかるわけがない。しかし、イサミたちはたまたまトビとアトリに出くわす。アトリにびびりまくるイサミだが、アトリはデコヒーレントの影響か、傷のせいか、記憶をなくして完全に無害化、ミホを妹の「サラ」と勘違いする。その彼らによれば、大量に喪失したレイズを補給することが出来れば、カラスを助けられるかもしれない、という。ハルカたちは雪恵の車でトビの指し示すレイズの収束ポイントへ向かうが、フクロウを殺したのはカラスと勘違いしたコサギが、再び彼らの前に立ちふさがる。
 いや、すげえびっくり。アトリが生きていたことにもだけど、まさかこういう展開とは……子供のようになって「サラ」という子に異様に執着するが、その子がアトリの歪みっぷりになにか関わってたんだろうか?
  復讐心と憎悪をカラスにぶつけようとするコサギは、フクロウを殺したのはカラスではないというハルカの言葉にも、龍のトルクは終局からまだ遠いこの世界にあってこそ次元を救うかもしれないというトビの言葉にも耳を貸そうとしない。そのコサギに「約束だから」と相対するアトリ。おいおい、急激に泣かせキャラになってますよ?
 そしてカラスとフクロウとの別れ。ラクリマ世界でのアマミクの反応は出なかったけど、フクロウは粛々と自分の運命を受け入れた様子。毎回毎回切ないシーン入れてくるなぁ。
 ラクリマ世界には残り二人となった竜騎兵のうちコサギは聞く耳持たず、クイナはシャングリラと通じてる。ラクリマ世界の崩壊は、もう確定してしまったもののような……
 来週はアトリとトビがハルカんちに居候? その上ハルカママの過去話?

  ムシキング 。ポポのウジウジも、長いですなぁ。でもきちんと自分の意思を持つよう、段階を踏んでる。助けを求める者があり、そして力をどう使うかを決めるのは結局自分だということ。いい加減、悩みのトンネルもこのくらいで抜けて欲しいところだけど、アダー陣営にも異変あり。デュークが造反? チョークは昔受けた恩義に則り、あくまでデュークに着いていくつもりのようだけど、実の息子と言うポポを襲うデュークを、ソーマはあくまで信用しない。デュークは本当にポポの父親?
 次回は新エンディングに登場していたキャラが登場、そしてセランに大きな転機が?

  「555ファイナル」イベントレポート 。1/8に開催された、 半田健人 ファンクラブ開始とのタイアップ企画? 番組終了後二年を経て行われたイベントですが、おもちゃを手にした子供さん連れもたくさん来て大盛況だったとか。二年たっても子供のファンがたくさんいるってのは、素直にすごいことかと。私も大人なんで「番組放送中に『子供無視のマニア向け自己満足番組』なんて言った奴出て来い!」だとか言いませんよ? いえ、本当に。プロモーションにアジア各国を回ったときの熱烈な歓迎(ライダーとかは放映されてるけど、出演者がプロモーションに行くことは稀らしい)ぶりとかも面白いんですが、それ以上にあいもかわらぬ物凄い建築物マニアっぷりが……(^^; 公式サイトにも こんな日記 があります。


2006年01月12日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] イメージ戦略

  陸自に感謝を伝える長野、新潟両県知事Y!hl )。アニメタイアップ広報では空海に遅れを取っている陸自ですが、こういう人々の生活に密着した活動を行ってるわけで、こういうのはきちんと流して欲しいっすね。
 でも、陸自って確かにアニメとかとのタイアップの相性悪そうだよなぁ……この手の災害救助活動は重要かつ身近だけど、災害救助物にはしにくいし、戦闘をやっちゃうとリアルすぎるし、怪獣映画では時間稼ぎとかやられ役が多いし、かと言ってまおちゃんは……つか、あれ日本の戦車じゃないだろ……いかん、なんか涙が出てきた。大丈夫、「ガメラ2」があるさ……

 そういうイメージ戦略は、大事だと思う反面、イメージが先行してなんだかなぁ、と実は思うときもないではない。と、言っても私が抱いてるのも実はイメージに過ぎず、世間とのイメージのズレに違和感を抱いてるのに過ぎんかもしれないけど。
 最近映画で話題になってる戦艦大和も個人的にはそういうイメージのずれがあったりするのだけど、閑話休題。とはいえ、自衛隊の広報タイアップはやってる業務を知ってもらうってのもだけど、「見慣れてもらう」ってのが大きいのかもなぁ。ヒステリックな拒絶反応の一部は、良くわからないものに対するものであろうし。

[アニメ][マンガ] エウレカセブン次期OPとか

  エウレカセブン の新主題歌(OP)に NIRGILISの新曲「sakura」がなることが発表されたbounce.com )そうな。って、シングルCDは3/1発売って……つか、ぶっちゃけ NIRGILIS って知らないんですが、オフィシャルサイトで曲の視聴をしてみたところ(「sakura」はありません)、明るくポップで結構いい感じかと。ところで「ポップ」って日本語でどう表現するんですかね? 「ポップコーン」のポップとは違うよな。popularの略だろうし……

 週刊チャンピオン。このところわりと気になってる連載「サイカチ」はヘラクレスオオカブトを使って虫の「怒り」を制御する練習を。クワガタが一瞬で怒りにスイッチが入りオフするのに対し、カブトムシはなかなか怒らないが一旦怒ると静めにくいという差が有るのを利用して、制御しにくいカブトムシを御することで怒り状態の甲虫のコントロールを特訓しよう、という理屈らしい。流石にこういった虫の生態に関することはコンピューターゲームとかじゃ出てこない。ヘラクレスオオカブトを選んだのも、単純に人気だからということじゃなく、ツノを使ってのはさみ方がクワガタの大あごの挟み方と似てるから、という、それらしい説明がなされている。なにより驚いたのは、練習試合の相手なんですが……第一話のヤンキー虫使い・タカアキが、ヤンキーはヤンキーのままだけどまっとうな虫使いとして再登場。ヤンキー仲間からは呆れられながらもしっかり虫を愛する虫狂いとしていい奴になってる。甲虫相撲の様子も巨獣対巨獣といった雰囲気で、前肢を折りたたみファイティングポーズを取るところなんか迫力。連載当初はムシキングによる甲虫ブームの乗っかり企画の雰囲気のあった連載だけど、いや、これ面白いですわ。
 「無敵看板娘」。新キャラ・ゲストキャラ投入を極力抑えて定番キャラの絡みだけでテンションを保っているという、コメディとしては驚異的な連載なのだけど、なんと今回はあがり症マジシャンの辻君が卒業! 確かにあがり症は徐々に克服されてきてたけど、新キャラ登場どころか、成長による卒業があるとは……つくづく侮れない。
 「フットブルース」はフットサル大会で強敵と相対するけど、上背のあるそこのエース、なんか雰囲気が妙だと思いきや、実は……王道王道。つか、相手チームの男の子たちの反応がまったく面白い。(笑)
 「ガキ警察」。痴漢冤罪編後編。過去のゲスト女の子キャラが続々登場。読者サービスでもあるけど、新年一発目のスペシャル版的でいい感じ。出てくる相談に来る子たちも決して綺麗な身じゃないけど、それでも救い、というかやり直しができると雷が示すところがこの連載の醍醐味かね。
 「ナルトヤ!」はなんとなく掲載位置的にも展開速度的にもちょっとヤバ目かも。ヤンキーラーメンは力及ばず敗退してレースから脱落。その相手とナルトヤが勝負することになるのだけど、これまたひと波乱ありそう。


2006年01月13日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] ソースにならないニュース

  小泉総理帰国の途に 中東和平の思惑かなわずY!hl )。 小泉総理大臣は、トルコ訪問を終えて、13日に帰国します。イスラエルのシャロン首相の緊急入院で、中東和平の仲介役を果たせず、年始めの外遊は思惑外れとなりました。え〜っと、他の報道を見ても、特に「失敗だった」という報道はないのですが、ANNは一体どのへんでそれを判断したのでしょうか……?  小泉首相トルコ訪問 現地メディア 破格の扱いにY!hl )と、唯一の訪問先となってしまったトルコではかなり歓迎ムードだったようで、それは無視なのだなぁ。シャロン首相の緊急入院は仕方ないことでさらに外遊前にわかっていたことなのに、それを今強調する意味がよくわからない……

  ドラクエ:発売から20年で初の欧州上陸へHotwired )。記事中にも書かれてるけど、意外。今回販売されるのはドラクエ8らしいけど、市場のタイプが違う欧州でどのように受け取られるのかな?

  民放の根幹を揺るがす、ある“深刻な”事態(1)〜テレビCMの限界が見え始めたnikkeiBP )。う〜ん、確かにテレビCMの有効性は以前から疑問視されていたけど、最近は番組自体をCM化する手法が多いんじゃないかな…… (参考: あるある大事典のニセ実験と洗脳 ) いずれにしてもこれが周知化したら、テレビ放送の形態は大きく変わらざるをえないよなあ。

[アニメ][マンガ] 新番組ラッシュもあともうちょい

  半分の月がのぼる空 。ウィルス性の肝炎で入院していた主人公と、転院してきた少女の恋愛もの? 事前情報何もナシだったのでナニか超能力とか妖怪とかが出てくるのかと身構えてましたが、そういうのはないようですな。その分地味というハンデがあるわけですが、それをフォローできるなにかがあったわけではないのが残念……おそらく原作は丁寧に二人の関わりを描写していったのだろうけど、原作第一巻を一話にまとめたそうで、そりゃはしょりすぎだわ、という感じでとにかく話が流れていったという印象しかない。う〜ん、スタッフには申し訳ないが、あまり原作を大事にした企画とは思えなかった。

  かしまし〜ガール・ミーツ・ガール 。世間では「あかほりさとる原作 なのに 面白い」とか「作画担当(桂遊生丸氏)に丸投げだかららしい」とか、褒められてんだかなんだかわからない評価ですが(実際はどういう作業分担なのか知りません)、キャラクターメイキングとかいきなり宇宙人とかいう呆れるくらいあざとい部分は確かにあかほり作品っぽいのだけど、それ以外の部分、作風とかは全然違う。噂も存外的を射てるのかも……第一話は女の子っぽい容姿がコンプレックスの主人公・はずむが想いを寄せてた女の子と仲良くなって、周囲の後押しもあって思い切って告白したのだけど玉砕。未練を断ち切るために植物採取に良く出かける山に入ったのだけど、そこで宇宙船と衝突、命を落としてしまう。宇宙人は規定によって死んだはずむを再生させるのだけど、その際性別を間違えてしまい、はずむは男から女に……
 まあ、ぶっちゃけ、そういったスラップスティック的要素よりも、突然女になってしまった少年を中心に、男だった時に告白されたけど男を意識できないが故に拒絶した少女、ずっとそばにいて密かに想いを寄せていた幼馴染など、ジェンダーの転換によっておこる関係の変化を結構きめ細かく描いている。スタッフもその辺の妙を心得てるようなので、安心して見れそうな部類かな?

  おろしたてミュージカル練馬大根ブラザーズ 。「落語天女おゆい」と並んで今期「鬼が出るか蛇が出るか」な新番組。「はれときどきぶた」以来、強すぎる作風の個性のためにイマイチぱっとしなかったナベシンことワタナベシンイチ氏の、個性的というか個性の強すぎる新作。メインライターに新ルパンの頃からのベテランの浦沢義雄氏を迎え、しかも主演は松崎しげる氏。「ミュージカルコメディ」というただでも難しいジャンルにアニメで挑もうというのは意欲的。どうなるかと思っていたけど、看板に偽りなくブルースブラザースばりと言っては言い過ぎかもしれないけどとにかく歌って踊って細かいことはノリでふっとばし、松崎しげる氏もかなりノリノリで演技していた。監督特有の下品なギャグも、シンプルな線のキャラと勢いであまり浮かずに済んだのが勝因? そういや、松崎氏ってアニメアフレコはこれが最初じゃないんだよな……「コブラ」の劇場版アニメで宇宙海賊コブラを演じてたっけ。テレビ版とは違ってたので違和感があったけど、独特のやんちゃでイナセな感じが結構良かった記憶があり、これも時は経ているけど同じ印象。心配なのはミュージカルを標榜している以上動きまくることになるのだけど、製作体制がどれだけついていけるかが……
 って、オープニング作詞が「石井竜也」って、カールスモーキー石井?
P.S.作曲が金子隆博氏だから、まず間違いないよ……>カールスモーキー石井

 今日の買い物。 サイカチ《真夏の昆虫格闘記》(1)/藤見泰高・カミムラ晋作
 週刊少年チャンピオンで連載中の本格昆虫格闘マンガ。原作の藤見氏は昆虫ライター兼マンガ家だけあって、虫の生態や格闘テクニックに詳しく、なにより虫への愛にあふれ、変に擬人化してないところが良い。新人のカミムラ氏も絵柄がややこなれていないところもありながらも、虫相撲の迫力を描ききる実力の持ち主。わりと女の子キャラが多くツンデレ幼馴染からドジっ子ダサ系けどナイスバデ年上、高飛車女王様までそっち系のニーズにも対応してます。


2006年01月14日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 久々の連絡

 知人から久々に連絡がありまして……このところ音信をとってなかったのですが、その知人の勤める会社が結構いろいろ大変な仕事をしてるのは知ってまして、どうしてるかなぁと思っていたのですが、その矢先、人伝で彼がその業務に配置転換になったことを知りまして。大丈夫かな? と思ってましたら、その知人から、今日久々にメールがありました。
 状況がわかんないのもそうですが、便りがないのが一番不安を煽っていたので、大変安心いたしました。それに加えて、しばらく音信を取ってなかったにも関わらずこのような気を遣っていただけたことにひたすら感謝感謝なわけで。
 大変であることには変わらないけど、安心し、なおかつなんか嬉しかったです。

[アニメ][マンガ] 新番組ラッシュもラスト?

  フェイト/ステイナイト #1。ん〜、予想通りの出来。つまり、悪い意味での予想通り。
 つってもこれはスタッフの力量不足が必ずしも原因ではないだろう。原作の骨格構造が悪いのだから、その構造を維持したままではどうやってもある程度以上には出来まい。原作作り手側が自分が作っているのがジャンクフードと気づかず、フルコースのつもりでいるというのが一番の問題だろう。ジャンクフードが悪いということではなく、ジャンクフードはジャンクフードとして供し、また食べるべきもので、フルコースぶった上にごてごて山盛り出すのは間違い。単純に言えば、登場人物も設定も多すぎで完全に作り手側からして消化不良を起こしてる。ゴシック様式を目指しているはずなのに、原作者がそれを自覚せず、その様式にあまりに無知すぎセンスもないのでただごちゃごちゃしたものだけが出来た。
 それが第一話の出来の根本原因。スタッフも大変ですね、としか言いようがない。これで「原作をダメにした」とか、文句言われたらたまらんわなぁ。でも、演出面でまだ余地がある気がするけど。
 とりあえず伝奇アクションとしてはノエインさんの爪の垢でも煎じて飲むべきですね。
 見る人が見ればわかると思いますが、今後良くなる予感ってのはあまりさせない。設計ミスによる破綻の兆候があちこちに見て取れるので。スタッフに神が降りてくれば別ですが……
 あと、これは好みの問題と言えなくもないが、どうにも主人公の薄っぺらさがなぁ……話を引っ張る中心の存在がコレなのは、やはりいかんでしょ。

  落語天女おゆい #2。圓朝が活躍してた時代ってことで、江戸時代編は調べて見ると安政から文久の間くらいみたいですね。つまり、必殺で言うと暗闇仕留人と必殺からくり人血風編の間くらい(って、必殺で言われてもなぁ)。
 前半の現代編はまあ、結構楽しく見れる。メインの一人妙が内気を通り越して陰気なところとか、小遊三師匠の落語シーンとか。唯の素人仕事との対比は良かったけど、ただ、落語シーンは最初から爆笑させすぎだったかな? これは演出の問題。最初はくすりと笑わせて徐々に、とやった方が良かった。江戸時代編も、美術は思ったよりがんばった形跡があるけど、戦闘シーンがかなり弱い。う〜ん、やはり美少女バトルとかなしで、現代のみを舞台にした方が良かったかも、と思ってしまうのだけど……

  ワンワンセレプ〜 それゆけ!徹之新 #2。タイトル間違ってました。「ワンワンセレブ」と思ってたら、「セレブなトイプードル」で「ワンワンセレプー」なんですな。それはそうと明日の生活費にも困る飼主の犬山家のために金策をどうにかしようとする徹之進。自分の身を売ってまで金策しようとする姿に打たれたセト様はじめ犬楽園の犬たちの協力により、値上がり確実の株を調べ上げる。それをパパに知らせるために、セト様の魔力により徹之進は人間に変身、セレブナイトに……
 って、そう来ましたか。子供番組なのにええんかなぁと個人的に少し思わないでもないけど、ま、これも昨今の時事風俗だし、隠すようなことでもないのでしょう。楽してあぶく銭なのは、まあ、子供番組ってのと尺の関係ってことで。でも、金銭感覚狂いっぱなしのおばあちゃんと奥さんは……なんかこの二人を禁治産者もしくは準禁治産者にした方が早い気がしてきた。って、心神耗弱者じゃないとダメなんだっけ?

 現在発売中の赤マルジャンプで「武装錬金」の完結編「武装錬金ピリオド」が掲載。「感動の」ではないけど、ひとまず綺麗にまとめましたか。


2006年01月15日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日はあったかい

 なんだか昨日からあったかい。暖房をつけてると暑いくらいにあったかい。ここんところの寒さが嘘のよう。天気予報を見ると、どーも明日明後日まで暖かくなりそうで……急に暖かくなられると調子が狂うなぁ。一昨日に大根を買ってきてせっかくふろふき大根作ったってのに。今日は今日でナベいっぱい煮物を作りましたが。

[アニメ] 無敵家族?

  エウレカセブン 。レントンはエウレカが父アドロックと面識があったと知り、どうして今までそのことを言わなかったのかとつい責めてしまう。エウレカは「父親」をめぐる感情のレントンとのギャップに悩むが、その様子を見たヒルダとギジェットがレントンに無理やり迫られたせいだと勘違い。一方レントンの方もノルブに「(特別な存在として意識するのではなく、普通の女の子としての)エウレカとどうなりたいか」と問いかけられ、マシューとムーンドギーを巻き込んで話は頓珍漢な方向に……
 久々のバカ乗り。ムーンドギーの空気を読まない「レントンとエウレカって……できるの?」発言には爆笑。エウレカの発言を誤解したホランドも暴走。なにこの期に及んでのこのノリ? と思ってたら、ちゃんと話の展開につながってました……なるほど。
 状況自体は悪化の一途。情報戦を制し首都を制圧、三賢人も排除したデューイに対し、もはやなすすべがない。ストナーは捏造された真実を覆す方法を求め、人間のレントンとコーラリアンのエウレカが一緒に写った写真に光明を求める。エウレカがコーラリアンと知られれば多分大変なことになるわけで、それでもまっすぐに立ち向かおうとするのはレントンたちの無知さゆえか、幼さゆえの強さか。
 しかしノルブのダンボールハウスは……(笑)

  マジレンジャー 。次の神罰執行神、ティターンは優しい神だった? その優しさを見抜いた芳香の言葉により神罰を取り止めたティターンだったが、絶対神ン・マ転生の依り代として選ばれてしまう。ティターンが死ねば、その魂を生贄にン・マが蘇る。ン・マ転生を防ぐためにティターンが向かうのは……?
 って、「アフロちゃん」はねーだろ、「アフロちゃん」は(笑)。ティターンが命の尊さに目覚めたり芳香との間に友情が芽生えるのは、流石に駆け足すぎ。ティターンが異色な神ってのは、先週匂わせてたけど。暗黒神のワイバーンは普段の好青年っぽい態度をもはや繕おうともせずウルザードに傷つけられた怒りを露にしてティターンやマジレンジャーたちに迫る。暗黒神はティターンを除いてもあと四柱いるんだけど、きちんと決着つくのかな? 次回予告では赤いウルザードが出てるんですが……

  響鬼 。重病に冒された直美にパネルを見たいとせがまれ、その練習のため一旦鬼の修行の中断をヒビキに申し出る明日夢。それが自分の進むべき道かと問いかけるヒビキに、明日夢は「それはわからないけど、明日死んでも悔いがないよう、精一杯生きたい」と答える。
 ヒビキが師匠を持ってないってのは、以前の発言と齟齬があるような……まあ、製作体制交代時に組みなおしたコンセプトとは一致してると思いますが。ヒビキが師匠としては実は不完全な存在とすることで、弟子・師匠双方の成長を描こうってことだろう。
 桐矢は明日夢の選択が理解できず、パネルの練習をする明日夢に食ってかかる。こんなに気取ってない桐矢ってのは初めてだな。思いもかけない明日夢の答えに逆に師匠としての自分の道を悟ったヒビキは、イブキ、トドロキを置いて一人で清めの儀式の場へ……ハイパー童子・姫も自己の存在への疑問に目覚め、創造主に反逆、崩壊の憂き目を見る。それぞれがそれぞれのピリオドを迎えつつ、次回最終回。

  ゾイドG 。奪還したトラフの街を拠点に、体制を組みなおすディガルド討伐軍。各地の抵抗勢力もトラフ奪還の噂を聞きつけ続々集まりだす。その中には無敵団の姿も……一方、トラフの再占拠の命を受けたザイリンは、バイオボルケーノとバイオラプトル・メガラプトル軍団を率いてトラフの街へ。巧みな戦術により城壁へのボルケーノの侵入を許すが、ルージがその前に立ちはだかる。しかし、ムゲンライガーでもバイオボルケーノには敵わず、徐々に圧されていく。そして危機一髪というとき、突如ボルケーノの中のザイリンの意識が朦朧となり……
 趣味の悪いカラーリングのモルガでバレバレな通り、無敵団再登場、しょぼ! と思ったら、いきなり「無敵兄者!」「無敵妹!」ってなんだよ!(笑) 今まで地味に脇を抑えた役どころだと思ってたティ・ゼの部下、ア・ランがア・カンの兄とは……っつーか、あのノリは家系かい! ルージたちも久々にもかかわらずちゃっかりポーズを取ってるし。ってか、確認の方法がそれかい!(笑) しかし前回は作画が良作画だったのに、無敵団は作画にめぐまれないというジンクスがあるんか?
 そんなアホノリとは裏腹にザイリンはトラフ奪還の作戦を練る。単純な作戦じゃなくちゃんと二重の作戦を取ってるところは、本当に無能なわけじゃなかったんだなぁ、と改めて感心。とは言えゾイド乗りとしての矜持が強すぎるところが、司令官としては失格か……戦闘シーンは偵察・斥候から通信手段、守備の対応など、しっかり描いてる。個対個では弱いシリーズだけど、こういう戦闘シーンはちゃんとやってるなぁ。戦闘中の食事シーンてのは、本当に珍しいんじゃないか? 実際に食事係が敵に狙われながら血まみれの握り飯を届けたりという情景は、兵士の手記などにも描写されてる。
 ザイリンはボルケーノでムゲンをあと一歩というところまで追い詰めるが、ボルケーノ操縦の負荷により意識が遠のく。ところがボルケーノが勝手に動き出し、バイオメガ粒子砲でルージを仕留めようとする。このことが、ザイリンのボルケーノとジーン総司令に対する疑念を引き起こした?
 細かいところではボラー司令官への処遇の情状をトラフ市長みずから嘆願したり、トラフの戦略的重要性を強調したりというあたりか。って、それじゃジェネレーター壊して使い物にならなくしちゃダメじゃん!>フェルミ


2006年01月16日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] ライブドア家宅捜索

  東京地検、証券取引法の風説の流布の疑いがあるとしてライブドアの関係先の一斉捜索へFNN )。が、Livedoor側の発表は ライブドア、証券取引法違反により捜索を受けたとの報道を否定Y!hl )。どっちが本当だ?
 と思ったら 東京地検、証券取引法違反容疑でライブドアを捜索へ日経 )。  「NIKKEI NET」で16日午後4時過ぎ、「東京地検、ライブドア捜索・証券取引法違反容疑」との記事を一時配信しましたが、その時点で家宅捜索の事実はありませんでした。当該記事は既に削除済みです。ということで、第一報の家宅捜索は間違い、証券取引法違反容疑の為に地検が動いた(捜査令状を取った)のは事実、ということか。(18:04の時点で) よく見りゃFNNのも「家宅捜索の方針」だったか。で、現在→ 東京地検、証取法違反容疑でライブドア本社など家宅捜索日経 )。
 まあ、別にこれが即堀江社長失脚ということにもならんのでしょうが……


2006年01月17日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] なーんかライブドア関係がすごいことになってるようで

 関連会社が軒並みストップ安だとか、なかなかすごい状況になってますな。昨日の日記に「これが即堀江社長失脚にならないだろうけど」と書いたけど、ちょっと予想が甘かったのか? まあ、後から立て直して反発するのかもしれないですが……マジで先行きが読めん。
 でも、マスコミがかなり糾弾調なのが驚いた。糾弾調というか、正確には「あ〜あ。だから言わんこっちゃない」てな感じか。「強引な手法でマネーゲームを演出」とか、別にマネーゲームを云々批判はしませんが、昨日今日わかったことでもあるまいに、今更すぎて、それはそれでなんなんだかなぁ、と思ってしまってもしかたないでしょう? 結局、堀江社長はプラス側マイナス側どっち方向に振れようがマスコミ的にはトリックスターってことなんでしょうな。

  「バターン死の行進」記事、ユダヤ人団体が文春に抗議読売 )。なんだかよく意味のわからないニュース。当時の行進と現在のこのレポートをまったく同じに比較するというわけにいかないのも確かだが、なぜユダヤ人団体が??? そりゃ、当時の捕虜の中にはユダヤ人もいただろうけど、なんか妙な感じ。 愛・蔵太の気ままな日記さんの1/16 にあるとおり、バターン関連の書籍を出版してるレスター・テニー氏へのつながりがいろいろアレそうですが、まあ、二番煎じだし確証はなさそうだしで深く突っ込む気もナシ。ただ、過酷な状況には違いなかったけど、日本軍の受け入れキャパを遥かに超えた投降だったとか、日本軍自体物資不足、特に衣料品が大きく不足していたとか、行進そのものは捕虜を苦しめるための虐待、というイメージは、異なっているような気はします。一方でそういうレベルではない話も一部にあって、そこにいろいろ胡散臭い名前もあったりして、批難がまったく正しいとも思わないけど、まったく非人道的行為がなかったというわけでもない、もっと込み入った状況だったようです。まあ、極限状態を現時点の基準だけで云々するのもどうかとも思いますが。

  民主党:対中政策で折衷案 「国の脅威」否定で調整へ毎日 )。まー、民主党も苦しいところですな。まったく同情はしませんが。少しでもまっとうな政治方針を打ち出してくれれば、応援する気にもなるんだけどねえ。

[アニメ] 新番組二話目

  よみがえる空 #2。北陸沿岸を襲った地震に、内田の配属された小松航空救難団にも出動がかかる。内田は非番だったが、隊に出頭。正規パイロットが捻挫していたこともあり、本郷三佐に挑発されて予備パイロットとして現場に出ることになる。UH-60Jで彼らの向かったのは被害の大きかった東うるま島。そこでは、避難場所になった小学校に多くの被災者が助けを待っていた。怪我人の収容を内田も手伝うが、被災者が家に忘れた薬を取りに行ったついでに、家にいた猫を連れて帰る。ところが、それを見た女の子が両親に言われ家に置いて来た飼い犬を連れて来ようと、家に向かってしまった。内田は自責の念から制止の声も聞かず飛び出してしまう。
 日常から一転、被災の現場に。一話でなにも起こらない情景を描いていただけに、そのギャップが浮かび上がる。「航空救難隊にいる意味」をなにも持たない内田だが、この事件を通してそれを掴んでいくのだろう。ただ、ちょっと引っかかるのが救難隊の中心となる本郷三佐の描き方。「新人を鍛え上げる鬼軍曹」という役どころだが(三佐なのに軍曹ってのもなんだけど)、どちらかと言うと今のところ小うるさい生活指導係の先生のように映ってしまう。ハートマン軍曹みたいなキャラの場合、徹底的にしごきあげ、これまでの常識やプライドをこそぎ落とすと共に苦しい課題を与え、それを乗り越えたことによる自信と誇り、引いては組織に対する帰属意識を身につけさせるという意味がある。どうも本郷三佐の言動から、どこまで考えているかが見えてこないものが結構あるのだが……(特に自転車云々のあたり。隊や現場での言動は、そうは感じないが)
 内田を鍛え上げる本郷三佐はじめ周囲の描き方が、この作品がどうなるかの肝かな?

  タクティカルロア #2。「護衛艦狩り」に襲われた漂介の乗る「パスカルメイジ」。正体不明だった敵艦は、軍から奪われた最新鋭の実験艦だった。姿の見えない敵に、暴風雨の中にあえて突っ込むことでかろうじて勝利し拿捕する。しかし奪われたとはいえ軍の艦に損害を与えたことや、パスカルメイジを快く思わない保険部担当官の濱口の報告により乗組員は全員艦内に謹慎、艦長の七海は事情聴取のために軍本部に向かう。七海が本社についた矢先、本部で爆発が起き、銃を持った女が七海たちの車を乗っ取る。彼女は「護衛艦狩り」の仲間で爆発も軍本部に収監されていた護衛艦狩りによる襲撃だった。
 あれか。濱口レマラは政治将校か。いや、監査役だけど。ま、民間組織だから採算は取らんといかんのだけど、交渉可能な相手だとは……戦闘シーンは、絵はそんなに悪くはなかったけど、相手がマヌケで勝ったという印象が……敵との攻防をどう描くかってのは、重要なんだけどなぁ。ゾイドG程度でも結構「おお」と思ったりするものだけど、それは望むべきもないか……? 監督によれば一話目はコメディ方面、二話目はシリアス方面に振っているらしいけど、まあ、シリアスに振ってもここまでか、と示している気も。基本的には女の子を見せるアニメだから、見所は勘違いしてはいけないのだろうなぁ。ってワケで護衛艦狩りの仲間のゴスロリ女ハァハァ。
 翼をからかってた男キャラはこれからもからむのか? しかし、翼にマジギレされてとまどってたが……基本的に生真面目な相手にあれで怒らないと思うってのは……
 今回、もっとも引っかかったのは、最後の七海が泣き崩れるくだり。これまで強がってたってことと、クルーは部下というより家族のようなものということなのだろうけど、ちょっと弱みさらしすぎというか、変という印象は免れない。まあ、女の子を見るアニメというところを間違えなければ、多分それなりに楽しめるんでしょうな……


2006年01月18日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他][アニメ] 好きよ好きよも

  北岡悟選手、『おねがいマイメロディ』で声優デビュー!PANCRACE )。
  おねがいマイメロディ ファンで番組を見て思いついた自身の技に「メロディマーク」と名づけたパンクラスの北岡選手が声優として登場するそうな……ファン冥利には尽きるでしょうな。

 なんか昨年末、自宅&職場の比較的近くに125kg型の不発弾が見つかったそうで、21日に撤去作業が行われるんだそうで。職場に区から来た通知が回ってきました。こういうところでも陸自。でも、うちや職場は避難区域に入っていないとはいえ、当然不発弾の周辺は当日立ち入り禁止で……一人でも市民が残ってると作業が行えないそうで、流石に見物なんぞに行けるわけもなく。でも見たいなぁ。もちろん行きやしませんが。

[アニメ][マンガ] ノエインさん+2

  ノエイン 。レイズの補給により助かったカラス。アトリとトビは野鳥保護のNGOという名目でハルカの家に下宿する。いつもの面々を交え、なごんだひと時を過ごす一同。しかしユウはカラスと仲良くするハルカの姿に嫉妬する。ユウの様子に気づいたカラスは木の上で二人きりの話をし、もし自分がハルカを守りきれずに斃れたときにはユウがハルカを守れ、と言う。一方、ハルカは壁にある、電話線の繋がってない古い電話がなるのを聞く。受話器を取ると、出たのはハルカの父、黛拓也だった。しかし、その声は母と離婚する前のもの。そのとき龍のトルクが発動し、ハルカは父と母が離婚直前の過去の時空へ。いさかいをはじめた二人に、ハルカが悲鳴を上げると、時間が巻き戻りまた同じ光景が繰り返される。だが、何度も繰り返すうち……
 今回はひとまず小康状態? でも、きっちり切なさ炸裂。ユウはカラスに嫉妬の気持ちをぶちまけるが、ユウがいつハルカに恋し始めたか、カラスとは違っていたのか意外な顔。自分と相同の存在だけどそうじゃない。ハルカもカラスの知ってるハルカとは違うけども、それでも守り続ける。ハルカもまた、相同の世界を、両親の破局しない世界を求めて、さまよう。きっとどこかにはそういう世界もあるのだけども、その世界を見つけてもハルカの世界は変わらないし、きっとそこには異なる現在があるはず。ハルカは時をさらにさかのぼり、両親の出会いを見て、過ちだから、辛いからと過去を変えてしまうことは正しくないことだと知る。きっとカラスも過去をやり直すためにではなく、このハルカたちの未来を守るために戦ってるのだろう。そして、別の時空の未来のハルカからの「大好きなユウを守って」というメッセージ。それはあるいはラクリマのハルカの……?
 しかし事態は急を告げ、シャングリラの手がこの時空に伸びてきた兆候が。絶対臨界回避の方法を求め、ハルカに会いに来た黛と接触しようとする内田、郡山とカラスの対決、そしてアトリにも異変が? サブタイトルはズバリ「シャングリラ」だけど、シャングリラは一体どういう時空?

  ムシキング 。アダーを排除し、自分がすべて事を進めようとするデューク。デュークのやり口にどうしても従えないソーマはデュークと決別するが、やはり自分の価値を求め、守護者の証をめぐってポポとの決着を求める。一方ポポたち一行は、石炭や石油でいっぱいの化石の森にさしかかる。引火の危険があるため火が起こせないこの森で、突然セランが水晶の結晶のような繭をつくり、閉じこもってしまう。セランの変化を感じ駆けつけたグルムによると、セランは真の姿と力を得ようとしているという。化石の森で繭を守りながらセランの目覚めを待つポポたちだったが、そこにソーマがギラファクワガタを引き連れて現れる。
 ソーマの件も、これで解決かな? 目覚めたセランは広いデコとつぶらな瞳にその痕跡を残すけどもぐっと頭身の上がった美少女に。ポポの持つ守護者の証は森の力を吸い取りムシキングに与えるものだが、セランの力は「癒し」。守護者の証による黒い森化を食い止める鍵? しかし、セラン、羽は生えてるし繭は作るし、森の民じゃ絶対ないよな……造反によりデュークの正体がまた不明になってきたけど、アダーもこのまま退場とも思えないし、三つ巴の争いになるのかな?
 次回、素手で甲虫と戦う男って……マスターアジア?

  アニマル横丁 。新キャラであみちゃんのともだちのくーちゃん登場。常識人だけど、趣味の編み物はカバーばかりというちょっと変なところも……華がないのを気にしてるクマのケンタがくーちゃんに一目ぼれするが、くーちゃんはケンタをぬいぐるみだと信じていて、本当のクマは怖がるので言うに言えず、うさぎのイヨにそこを徹底的にからかわれることに。
 基本定番キャラの密室劇だけど、毎回よーやるなぁ。すごいやね。

 で、買い物。今日じゃないけど めもり星人/海野蛍 とか、 夢幻紳士 幻想編/高橋葉介 とかサンデーGXとか。


2006年01月19日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他][マンガ] まーいまさら言うてもしゃーないですが

  NET EYE プロの視点:日本外交の失われた10年日経 )。のっけの見出しが「中国の台頭を無視し続けたチャイナスクール」と、産経と見まがいそうなコラムですが、日経です。っつーか、いまさらそんなこと言ってもな風味もありますが、言ってることは概ね正しいのかと。中国と外務省を絡めて仕事をした人が「どこの国の外務省だ!」と怒ったという話も聞きますしね……中国を敵対視するのではなくむやみな友好を口にするのでもなく「正しく評価する」ってのが必要。コラムの分析にもあるよう、今日対中強硬路線を打ち出さなければならないのも、この過去の過剰に中国に甘い路線が原因の一つでしょうね。まったく本末転倒ですが。

  「チワワCM中止を」=広告審査機構に申し立て−アイフル被害対策全国会議Y!hl )。これは、テレビ局に品位のかけらでもあるならそうすべきでしょうね。つまり、現状を見るにテレビ局の品位というのは、そういうことだということです。それに乗る方も悪い、というのは一見正論だが、人間はそもそもそんな頭のいい生き物じゃなくって統計学的振る舞いに従う程度単純な生き物だって事。性質の悪いのは、自分もそんな人間の一人だということを往々にして忘れがち。そしていいように食い物にされる。

  公明党の神崎武法代表は格差拡大を明確に指摘共同 )。え〜、 経済格差「確認できない」 内閣府、関係閣僚会議で共同 )ってニュースもあるんですが、内閣の示したデータに別のデータできちんと反論したのでしょうか? 単純に格差問題を選挙で展開したい公明党と、そうでない自民との意見の相違にすぎないように見えるんですが。まあ、具体的な論の展開がわからないと断定は出来ませんけどね。

 人に薦められてから購入まで半年ばかり、読み始めるまでこれまた半年ばかりと言う積読ぶりの 福野礼一郎の宇宙 甲 を読んでるのだけど、タバコの話が出てきてて、一度禁煙したときはタバコの臭いがきらいになったりして、常にイライラしていた、ってな感じのことが書かれてた。自分はタバコは吸わないけど、基本的に煙がもろにかからなければ気にしない。だが、元喫煙者とかの反応とか見てると、確かにそういうのはありそうだ。嫌なら嫌で「やめてくれ」ってのは至極まっとうなんだけど、禁煙禁煙言い出す前は、こんなにピリピリした世の中じゃなかったんじゃない? というのが個人的にはイヤってのはなくはない。第一、そんな副流煙を気にするまで長生きしたいか、とも個人的には思ってるし。

 「最強伝説黒沢」で、チーマーに狙われたホームレスに決起を促す黒沢が、戦争ものとか読んでるとすげえぞ、命がかかってるのにうかつなんだ、と力説してたが、確かに、とうなずいてしまった。確かにそんなものなんだよなぁ。相変わらずまったく無意味に才能を開花させてる主人公だ。ホームレスたちの打てど響かず笛吹けど踊らずぶりも相変わらず。(笑)

 「サイカチ」は、老け顔のチーマー虫使いタカアキがいかにカブトムシ使いとして更正したか、という前半と、ヘラクルスとコーカサスのバトルの後半。コーカサスって、あんな行動取るのか(ガトリングパンチはやりすぎにしても)。変にゲーム向けの必殺技作らなくても、十分虫の生態、面白いじゃん。


2006年01月20日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 韓流パチンコって……

  練馬大根ブラザーズ #2。前回は美少年好きのゲイの社長が悪役のゲイ能界編だったが(某ニーズを連想するが、それは言わぬが華)、今回は某韓国スターそっくりの店主が経営する韓流パチンコ。店員に韓流スターのそっくりさんを揃え(実は整形)、韓流に入れあげるおばちゃんたちから出玉を吸い取る悪事を働く。って、各所からヤバイヤバイという評判は聞いてましたが、無茶苦茶毒が効いてますな……パチンコ(パチンコ経営者には半島系が多い)、整形(韓国では整形が多い)、あるいは他人の土地を勝手に私物化とか……見る人が見たら、かなりキワドイネタですわ。アニメ業界、韓国スタジオには苦労させられてるだけあった黒い黒い。
 と言っても結構上手いこと処理してて、これらのネタは「韓国だから」という関連付けはどこにもされてない。ライバルでロシアパチンコとかインドパチンコとか中国パチンコ、メキシコパチンコと、経済的に成長株の各国を出してみたり、第一店主も韓国人とも日本人とも言っていない。だから、表層的には単に「韓流を利用してあくどい真似をする奴を懲らしめる」というだけに過ぎない。これより、毎回流れるであろう消費者金融CMネタの方がヤバイかもしれない……某フルのCMソングは流れるたびに「忘れないでお金よりも大切なものがある」ではなく「忘れないでお金よりも大切なものはない」と脳内変換されてますから……実は悪の親玉は消費者金融で最終回で対決とかやったら、まさしく神扱いですな。
 某ヨンジュンそっくりのパチンコ店店主の声が、80年代アニメの美形主人公御用達の井上和彦なのが、ナイスマッチというか。しかし前回の偽オーディションに騙された宇宙人たちはともかく、今回のおばちゃんたちは自業自得(しかもヒデキの畑を荒らしてるし)だよなぁと思ったら、最後におばちゃん対自衛隊の地域紛争に。ワロタ。
 風刺ってほど時事問題特異的じゃなくって、言ってみれば市井の愚痴的なものだけど面白いことは面白い。次は病院が舞台だそうだけど……

  かしまし 。女の子になってしまったはずむは、戸籍も変わり着るものからすべて女の子として生活することに。マスコミの好奇の目には晒されるが、級友や友人たちははずむを快く受け入れる。しかし、女の子になってしまったことを素直に受け入れた様子のはずむに、彼(?)への恋心を自覚したばかりのとまりは苛立ちを隠せない。「見た目が変わっても変わらない」と言うはずむに、とまりの苛立ちはさらにたかまるが……
 あかほり氏の上手い(?)ところってのが、あからさまに作風の違う作家の原作になってみると、はっきりとわかりますな。要は、はずむの周囲の人々(それもごく狭い)だけに焦点を合わせ、それ以外ははっきり言って舞台装置であり、背景でしかない。どうでもいいというわけじゃないが、引き立たせる以上の役割ではない。無茶苦茶な割り切りよう。だからそれ以外のキャラの行動がパターン過ぎるとか、ありきたりだとか、まあどうでもいいことなんでしょうな。でも、「オネニーサマ」ははげしく要らんと思いますが。
 今回はとまりがはずむが自分の知ってるはずむでなくなったことにとまどい、まずは受け入れるまでの話で、お見舞いから逃げてコンビニで時間を潰すなどのシーンは、作画の桂遊生丸氏の感性の方だろう。

[その他] その文脈を今更使うか

 テレビを何気なくつけていたら、NHKのニュースでライブドア関連のニュースを流していたのだけど……「やっていたことは企業経営ではなくマネーゲーム」「手法が強引」などなど、お定まり(事実に反しているということではない)の文句が。まあ、それはいいんですが、「法に触れない限り、儲かればなにをやってもいいという姿勢が問われた」というコメントを集めてきたのには参った。今まで散々それを容認し、スルーしてきたのに今更それを言うか。今までその文脈を大々的に使ったのはテレビ局への買収攻撃時くらいで、概ねスルーしてたくせに……視聴者にそういう価値観を提示してこなかったくせに、都合の良いときだけその価値観に乗っかろうとする。畑を耕してないのに収穫できるわけないだろ。まったく。

  米国産牛肉、再び禁輸に 成田の検疫で危険部位発見朝日 )。NHKの報道とかでは牛肉輸入再開を急いだ小泉総理の責任が問われるみたいなことを匂わせてたけど、むしろ対応の早さを評価すべきでしょう(適切さ、ではない。これらはそういう文脈上で語るべきものではない)。対米外交としてはこれがどう使われるのか、興味津々ではある。アメリカ側のチョンボという形であり、交渉的には無茶苦茶有利なので、これを上手く使わない手はないのだが、国内の世論がそれをわかっているかどうかだな。


2006年01月21日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 君は、「じゅげむ」を全部そらんじられるか?

 私は言えます。じゅげむじゅげむごこーのすりきれ……

  フェイト/ステイナイト #2。#1の印象から特に変化なし。設計ミスの部分はやはり確かそうだ。ひとつは詰め込みすぎでテレビシリーズに再構成する冗長性がほとんどないこと。ふたつ目は、すべてのシーンが「気張りすぎ」で、メリハリがつけられないのと肝心のシーンに力を重点的に配分できない、ということ。ダメな点はこの二つでほとんど説明できてしまうのが……幾分なりかは持ち直すこともできるかもしれないが、根本の設計に問題があるので根本的な問題解決は無理だろう、という印象を強くした。キャラクターの多彩さと戦闘主体というところを生かせばあるいは、だけど。

  落語天女おゆい 。今回から江戸時代編。戦闘は相変わらずメタメタだけど、全体としては思ってたほどにはメタメタではない。日常シーンの掛け合いが結構面白いから。陰気メガネはますます変なキャラになってくし、最後のじゃれあい的サービスシーンも悪くなさげ。圓朝とか、江戸時代のキャラとの掛け合いがどうなるか次第かな? 圓朝が意外とスカしたキャラでなかったので好印象。でもやっぱり戦闘シーンで落語の呪文とか出されると、緊迫感が思いっきりそがれますなぁ。元々あまりないけど。
 ところで舞台は思っていたより時代が下ってなくって、慶応三年とか。なんだ。必殺からくり人血風編のちょっと前なんじゃん。っつーか、時代的に大分混乱してる時期なんだけど、大政奉還云々とかは描かれるのか? 描かれんだろうな。

  それゆけ!徹之進 。わりと尖ったネタにも関わらず現実の事態の方が先行してしまった、ある意味運の悪い番組ですが、内容自体は堅調。徹之進は成り行きでセレブたちのペット犬トリミング大会に出場することに……
 ライバルの黒壁一家登場? 奇抜なトリミングをブームにして、一儲けを企み、御用達のペットトリマー・ゲイリー蒲田に無茶苦茶なトリミングをさせるのだけど……そりゃ、ウサギだのブタだのの格好をさせられたんじゃ犬もたまらんだろうねえ。犬楽園でもセト様がそんなの流行らせられたんじゃたまらないと大会でのゲイリー優勝阻止を目論む。最後は結局犬を思いやる心に目覚めたゲイリーにより野望は挫かれ大団円。ゲイリーも悪人ってワケじゃなかったあたりが後味がいい。でも、「お前に出来る返事は「はい」か「イエス」か「ボクにまかせるタイ」じゃ!」って、無茶苦茶すぎますがな、セト様。
 三話目で堅調な面白さを見せてるので、この路線で行けば結構良さげかな?

[映画] 炎の戦線 エル・アラメイン

 1942年、イギリス軍の圧倒的物量による反攻に、ジリ貧状態になっているエル・アラメインのイタリア軍最前線。学生からの志願兵セッラはそこに赴任する。しかしそこは彼が想像していた勇者の勇ましさとも戦争の詩情とも無縁な、放火と灼熱の太陽に晒された地獄だった。彼を陣地に案内していた伍長は目の前で敵の砲撃に吹き飛び、水も食料も十分に行き渡っていない。昼も夜も敵の襲撃に怯え、何年も故郷に帰れず、本部からは見捨てられたかのように冷遇され、しかしそれでも頑強な抵抗の意思を見せる兵士たち。
 セッラもそんな彼らと生活を共にするうち、戦争の現実を知っていく。そして、ついに初めての本格的な戦闘に遭遇する。

 イタリア軍ってえと「次はイタリア抜きでやろうな!」とジョークにもされてるように、弱い軍隊の代名詞みたいに扱われることも多いけども、ここで描かれるイタリア軍はとにかく熱い。故郷に帰る日を夢見ながらも、援軍の命令に「死ねと言うことですか?」と上官に聞き返しつつ、黙々と死地へと向かう。まず生き残ること、そして軍人としての義務を果たすこと。リッツオ曹長やフィオーレ中尉など、誇り高い人間が前線と後方の戦争のひずみに飲まれていく。
 実際のエル・アラメインの生き残りからの証言を元にしたらしく、そこには理想主義的反戦主張も、過度の美化もない。まあ、実際はもっともっと悲惨だっただろうとは思うけども、それでも画面から伝わる砂と灼熱と砲火の臭いは戦地の臭いの一端を伝える。
 ただ、主人公がいつまでいてもヒゲが綺麗にそられていたことが興ざめだったのと(水は厳しく配給宣言を受けていたので、ヒゲなんか剃りようがない)、最後の戦死者の墓地を流すのがおためごかしっぽかったのが、ちょっといただけなかった。


2006年01月22日() 旧暦 [n年日記]

[特撮][アニメ] フットサルやろうぜ?

  エウレカセブン 3クール目最後の話、なんだけど……ホランドはノルブの指示に従い、いきなりゲッコーステートの面々でフットサルをやると言い出す。まったくもって意味のわからないメンバーだが、昔一人でサッカーの練習をしていたレントンはエウレカにいいところを見せられると嬉しそう。しかし、ムーンドギーは本格的にサッカーをやっており、しかもレントンは一人で遊んでいたので他人にパスを出せないという大欠点が……めきめき腕を上げてしまったエウレカにも邪魔扱いされる始末。そんな折、ノルブがどこかから本格的なフットサルチームを連れてきて、試合をすることに……
 っつーかこの期に及んで、って前回も言った気がするな。いや、どう見てもバカ話です。本当にありがとうございました。って、「ノルブ」だからサッカーやりたかっただけだろう? とか思わず画面の前で突っ込んでました(ケンツェ・ノルブ監督 ザ・カップ 参照)。最初は調子に乗っていたレントンがどんどんその地位を失墜させていくところがなかなか愉快。エウレカも、人間らしくなったはずなのに最初の頃みたいに男の子の少年ハートをグサグサえぐる言葉を平気で投げかける。結局、最後はパスすることができるようになったレントンからエウレカがボールを受け、さらにツインシュートでゴール(でも試合は大負け)。立花兄弟かよ! なんとなくいい話で終わったようにも見えるけど……なんだこりゃ(笑)。でも一方でデューイは実効支配権を握り、ついにコーラリアン殲滅の為にグレートウォール突破を宣言する。
 事態はいよいよラストステージ。月光号もデューイも、グレートウォール突破をめぐっての最終決戦前。OP・EDも新曲になる。新OPは こちら で見られる。アメージング・グレイスの旋律から入るイントロでなかなか良さげ。

  マジレンジャー 。命の尊さに目覚めたが、ン・マ転生の依代に選ばれてしまったティターン。そのティターンはン・マ転生を防ぐために、入ったものを永遠の眠りにつかせる湖に向かい、芳香はそれを手伝おうとする。芳香を心配して一緒についてきた蒔人だが、ティターンを信用しきることができない。そんな蒔人の心配をよそに、芳香はティターンに人と支えあうことの尊さを語る。だが、ン・マ復活の為にティターンを葬ろうとワイバーンが追ってくる。
 まあ、それはさておき、ウルザード復活。赤いウルザードはパワーアップした「ウルザードファイアー」でした。最終回辺りは親子そろい踏みですかね? 芳香やマジレンジャー、そしてウルザードファイアーによってワイバーンは倒されるが、ダゴンによって結局ティターンは倒され、ン・マがついに復活する。次回はティターンと並んで暗黒神内で独自の動きを見せるスフィンクスが相対するらしいけど……自らの知的探究心に大きく動かされているようで、単純に敵って感じでもないのだよなぁ。

  響鬼 最終回。清めの儀式から一年後。桐矢はヒビキの弟子として順調に修行を重ね、明日夢は明日夢で医者を目指し、日々邁進していた。しかし、明日夢はこの一年、ヒビキにはまったく会っていなかった。甘味処たちばなの面々も、そんなヒビキと明日夢の関係を心配する。明日夢は明日夢でヒビキとのことは思い出、と言いながらも、子供を助けようとピンチに陥った際に、ヒビキに助けを求めようとして桐矢に連絡をとる。が、思いとどまり、自力でどうにかしようとする。結局は明日夢からの連絡を不審に思い駆けつけた桐矢に助けられるが、桐矢は桐矢で勝手に鬼の修行を投げ出し自分の前から消えた明日夢にわだかまりを持っており、明日夢に厳しい言葉をぶつける。そんなときあきらから持田が魔化魍に攫われたと連絡が入り……
 相変わらずツッコミどころは満載だが、テーマとしてはけりをつけましたな。明日夢は単純にヒビキを頼り、その背中を追いかけるのではなく、ヒビキの背中を見つつ自分の夢を追いかける。そのことを決心したための一年だろうし、近くにいて別の道を歩んでもヒビキの弟子であると納得できたからの最後のシーンだろう。
 桐矢も嫌味で自信過剰なキャラは変わらないけど、明日夢を通して他人を認めることができるようになるまで成長。道は違ってもライバルってことだろうな。
 館の男女は健在、しかも館の男女自身も何者かに「つくられたもの」で(でも最後に現れた創造主と思しき男女も、また誰かに作られたのかもしれない)、ある意味自我に目覚めたスーパー童子・姫こそが成功作だったんじゃ、とも思える。
 途中、プロデューサーの交代があり作風ががらっと変わってしまったりとトラブルも多かった番組だけども、テーマに沿ってなんとかきれいに着陸させることができた印象。

  ゾイドG 。ソラシティへの恭順をめぐってディガルド皇帝ララダ三世とジーンは意見を対立させる。そんな折、ジーンに都合よくララダ三世が倒れ、帰らぬ人に。ジーンは武帝ジーン一世として即位する。そんなディガルド側の混乱を突いて討伐軍はディガルドに支配された街や村の解放を進めていくが、討伐軍のシンボルであるルージは一つでも多くの街を解放しようと無理を重ねていく。その疲労は確実に蓄積し、ルージは戦闘中にピンチに陥る。
 前回はなんだったんだってくらい、今回は良作画。話自体は地味なのに。ディガルドはジーンが実権を握り、その野望を今まさに実現させようとする目前。その野望とは、地上も、ソラシティも自らの覇権に収めること。って、ララダ三世との会話を聞いてると、ジーンは天空人出身? それとも単に才能を見込んでの養子? いずれにしてもソラシティに弓引く意志は満々。そんなこととも知らず、ルージたちはこの政変に乗じ、町や村のディガルドからの解放を進める。しかし、ルージが気張りすぎており、後の不安材料に。ミィやセイジュウロウはおろか、ガラガにすら心配される。ミィはそんなルージを心配しつつも、未だに記憶を取り戻さないソウタのことも気にかかる。次回、ソウタは脱走し、ロンとフェルミの密会を聞いてしまうようだけど、記憶は取り戻しての上なんだろうか? ソウタはソウタで、その出自にまだ秘密を持ってるようなのだけど。

[その他] 昨日もカレー、今日もカレー、明後日は?

 なんだか「自分で作ったカレーが食べたい病」が発生したので、欲望に従うことに。具はオーソドックスにニンジン、ピーマン、ジャガイモ、たまねぎ、鶏肉、マッシュルームなんだけども、ジャガイモがいつもながら困りものなんだよなぁ。煮物にはメークインってのが定番だけど、メークインも煮崩れにくいだけで煮崩れないわけじゃない。ネットで検索して、今回はジャガイモ投入のタイミングを遅らせて、ルーを入れるのと同時にしてみる。まあ、まったく煮崩れないってわけではないけど、流石に煮崩れはマシになりました。鍋いっぱいに作ったので、タッパーに保存。でも、あと二日くらいでなくなるな……

  考:「いただきます」って言ってますか? 「給食や外食では不要」ラジオで大論争毎日 )。なんつーか、これも狂った議論だと思うのですが……別の流儀があるってなら強制はしませんが、「宗教的だ」とかって、あんたねえ……「ありがとう」「おじゃまします」「いらっしゃいませ」、これらも宗教的? 半端な印象でものを感情的に語る人間ってのはたちが悪い。「給食費を払ってるんだから言う必要はない」って、そういう問題でもないでしょう? 「金さえ払えばいい」って考え方を子供に植え付けたいの? 一体誰に対してそう言うのか、考えさせることもまた教育でない? こんな礼儀知らずが増える社会は、生きづらいだろうなぁ。

  韓国本物軍艦 海自を“迎撃” 国防省 映画撮影に協力 「韓半島」西日本新聞 )。韓国人ってのも、難儀なものですなぁ……いまだに日本が責めてくるって幻想を抱かないといけない。その幻想を持ちつづけることで何を失いつづけてるか、目を逸らしつづける……まあ、日本もあまり人のことを言えないところはあるんですが、せめて韓国のはなはだしい事例を反面教師としたいものです。

  外国人客、台湾ほぼ一色 北陸の温泉地 「中流層多く、親日的」 中国「皆無に等しい」北陸新聞 )、 季節は逆、時差はなし 北海道に豪州からスキー客大挙朝日 )。別に「だから中国は云々」ってことではなく、外交ってのはいろんな国とのお付き合い、という話。中国の人もいい人ですよ。個人的な知り合いもいますし。


2006年01月23日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 堀江社長逮捕

  ライブドアの堀江社長ら4人を逮捕 東京地検特捜部朝日 )。この事件ってのはなんなのか、正直言うとさっぱりわからない。「悪いことしてましたよ」ってのはまあ分かるのだけど、一体何故このタイミングで、とか、誰かの意図があるのかないのかとか、全然わからない、ということ。一部では経済界の旧勢力が云々、って予想も出てるけど、それもどーなんだろーねー、とか思うし。目ぇつけられたにしても、誰に? って感じだし。私の予備知識が欠如してるのもあるけど、あんまりしっくり来る説明ってのはいまだ見ない。
 逮捕劇そのものよりも逮捕の報道にあわせて何が行われるか、って方がまだ見ていてわかりやすい。
 しっかしなんなんだろうねえ、ホント。
  フジの社員は「堀江容疑者のやり方は、汗水流さずに大金を得るようなもの。そんなのおかしいと思っていたから、逮捕は当然。我が社にとってはいいことだと思う」毎日 )。う〜ん、倫理観や感情の問題としてはともかく、そういう考え方もどうかと。違法性とそれとはまたちょっと別の話ですしね。

  上映禁止:中国で「SAYURI」 反日感情悪化を懸念毎日 )。これもまたどうなんだろう。「従軍慰安婦問題を思い起こさせる」って、まったくもって「アホかい」なのだが、中国なりの苦慮かもしれない。でも、「鬼が来た!」って中国産抗日映画を、「日本兵が人間的に描かれすぎてる!」と上映禁止にした前科もあったりして。う〜ん。

  H2A打ち上げ、24日に延期朝日 )。こちらもすっかりもろもろで影が薄くなってますが……


2006年01月24日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 相変わらず飛ばしてる

 麻生外相、相変わらず飛ばしてるな〜。
  「堀江貴文社長が逮捕をどう受け止めてますか?」「マスコミも随分はやしてましたものね」外務省 )。さすがライバルはマスコミ(笑)。思わずファンになりそうだ。首相にと言われると、微妙ですが。
 他には こんな話 も。
48 名前:日出づる処の名無し 投稿日:2006/01/24(火) 18:10:06 ID:6i0diKUs
 最近出た別冊正論にこんな話がありました。

>>8の麻生さんの「創氏改名は朝鮮人が望んだ」発言を野中が自民党総務会で糾弾していた時に
奥野誠亮氏が、「野中君は若いから知らないのだろうが、麻生君の言うことは100パーセント正しいよ。~ あの時、朝鮮人は商売の都合上、創氏改名を求めていた。それを許可したのは内務省。私だよ。」と発言。
形勢不利の野中は火病って中座。その後、野呂田芳成氏が「奥野先生、今日の話は大変勉強になりました」とコメント。
 「野中君は若いから知らないのだろうが」って、えらい皮肉ですな。別に日本の行為を擁護とかするわけじゃないけど、どういうことがあったのかとか、事実を正確に把握する努力は必要かと。ってえか、事実を事実として変な宣伝に利用されずに知ることのできる世の中になるといいのになぁ。

  『ホリエモン』生まれた理由東京新聞 )。 数字(視聴率)が取れるからとメディアの側も無自覚に堀江氏に乗っかり、そのことが株価にも影響を及ぼし、ビジネスに利用された。ふたを開けてみれば『共犯関係』になっていた。堀江社長叩きが正しいかどうかはともかく、まっとうな事言ってますな。

  堀江容疑者は社長辞任へ、新社長に平松氏・ライブドア日経 )。「これが即堀江社長失脚ということにもならんのでしょうが……」と一週間程前に書きましたが、あっさりなってしまいましたな。う〜ん、大ハズレ。しかしこの流れの速さは恐ろしいなぁ……

  陸自の最新型ミサイルデータ、総連団体に流出産経 )。北朝鮮がどうこうって話じゃなく、やっぱりスパイ防止法は必要だと思うよ。うん。

[アニメ][マンガ] 現実は……

  よみがえる空 。犬を迎えに行った女の子は、土砂崩れに巻き込まれ、瓦礫にはさまれる。駆けつけた内田らにより女の子は助け出され、ヘリに収容されるが、搬送されるヘリの中で様態が急変、意識不明の危篤状態に陥る。瓦礫などに押しつぶされ壊死した組織から血流に様々な物質が流れる「クラッシュ症候群」で、一刻も早く病院に運ばないと命が危ない。しかしヘリは燃料が足らず、一旦基地に戻ることを本郷三佐は決定する。責任を感じる内田は出動している海自の護衛艦上での給油を提案する。たまたま近くにいたはるなで給油、直接病院へ向かう。しかし……
 うわ、救われねえ! プロが全力をもってしても報われない結果に終わることもある……それも取り返しのつかない結果として。自分のなすべきことと自分のできることを推し量り、最善を尽くす。内田が感情に走りすぎてるのは、新人だから致し方ないことか……今回は、本郷三佐の言動が全面的に正しいように見える。引きずってでも内田を病院から連れてこなかったのはなんですが。内田は内田で気持ちはわからないではないし……
 望んだわけではない職場だが、その重責を最悪の形で実感し、プロとして成長していくのだろう。技量以前に、まだまだ問題は山積みなのを見せ付けられた。しかし、病院にたどり着くまでのシークエンスがいちいち劇的だっただけに、その結果との落差は本当に落とし込まれた。さすが脚本がガンダム0080の監督の高山氏だ。これはへこむよ。

  タクティカルロア 。洋衛軍の公聴会に参考人として召還される七海。しかし洋衛軍は海賊による実験艦奪取の事実を認めようとせず、事故により漂流していた実験艦をパスカルメイジが救助した、ということにしようとしていた。そんな軍の行動に嫌悪を感じる七海だが、たかが一民間企業の艦長の発言など、鼻にもかけられない。それどころか対処の不適切さを指摘され、護衛艦隊からの追放すらほのめかされる。
 う〜ん、七海が洋衛軍の隠蔽に対し嫌悪を感じるのはともかく、それを覆そうとするのはどうかなと。そこまでするなにかが過去あったんだろうか? 結局は軍のお偉方を脅すような形で、追放処置を撤回させるのだけど。一方で臨時休暇をもらったパスカルメイジのクルーは海水浴の大サービス大会? まー、ひとつのお約束? 漂介が転んで翼の胸を掴んでしまって、というのは王道っちゃ王道なんだけど、事故とは言え揉まれまでした以上は問答無用でぶん殴ってもいいと思いますよ? なんか泣き虫艦長が確定したり、漂介→七海への片思い(?)がわかったり(実の姉弟じゃないのか)、翼が漂介を意識したり(唐突な気はするが)、強大な敵の存在がにおわされたりと起承転結の起が終わった感じ。でも、漂介、船下りちゃったんですけど……おそらく再度乗り込むことになるのだろうけど、どういう名目で乗ることになるんだろう?

 今日買ったもの。 怪物王女(1)/光永康則月刊少年シリウス 連載中のコメディ風味の伝奇アクションコミック? よく考えると、ジャンルを説明しにくいなぁ。事故で死んでしまい、怪物の王族である「姫」により半不死の命を与えられる代わりにその下僕として忠誠を誓わされたヒロが主人公。「姫」は兄弟たちから命を狙われており、その刺客が「姫」とヒロに次々襲ってくることに……でも、ヒロって不死な以外、何のとりえも無いんだよなぁ(笑)。逆におびき出しのための餌に使われることも……
 最初「姫」を吸血鬼と思ってたんで気がつかなかったけど(吸血鬼ではなく別格の怪物らしい)、最新号で味方になりそうな吸血鬼美少女が出てきたところで、「怪物の王女」に「人造人間」「狼少女」と「吸血鬼」が揃い、ようやく気づいた。あ、「怪物くん」か。主人公は「ヒロ」(ヒロシじゃないけど)だし、お姉さんと二人きりだし。メインキャラが出揃うまで全然気づかなかった。不覚。


2006年01月25日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] ヤマハの件

  ヤマハ発、ヘリ性能過少申告で不正輸出か産経 )って、正直、私もあまりピンと来る話ではなかったんですが、 ヤマハの無人ヘリ紹介ページ 見たり人様の話聞くうちに、「こりゃ単純にラジコンヘリを輸出したって解釈していい話じゃないな」と考え直し、さらに (ヤマハの無人ヘリを参考に開発したことにより)「視界外まで飛んでいったヘリを再び帰還させるという難題を解決した」産経 )という発言があったことを知るに及び、こりゃ真っ黒クロスケだなと。前科あり。パクる気、パクらせる気満々じゃねえっスか。それも実際に運用実績があるものを。そこに詰められたノウハウを丸々。ヤマハ側がどういう意識だったのかはわかりませんが、実質、やってることは軍事技術提供なわけで。売国云々以前に売社行為と思うが……無闇なバッシングに走るのは宜しくないですが、「大騒ぎするほどのことではない」ってのも正しくないみたいですね。


2006年01月26日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] タバコの煙もくもく

  福野礼一郎の宇宙 甲 に続いて 福野礼一郎の宇宙 乙 を読み始め。いや、マジで面白いっすよ。特に道具にこだわり持ってたり、車、飛行機、てっぽなど、機械が好きだって人にはマジオススメ。二冊あわせて税込みで3150円だけど決して高くない。
 それはそうと、これのなかにレザーマンのマルチツールの話が載ってて、角がするどくゴツゴツしてるので、使いやすくするにはデホーンが必要だ、と書いてあった。デホーンってのはde-horn、角取り。この場合には面取りだが、握ったとき触ったときに角が痛い部分をヤスリで削ってしまうということだ。これをやると使い勝手が格段に上がるというのでやってみた……
 実は話半分くらいに考えていたのだが、これが大間違い。まったくもって、完全に本当だった。ちょっと油をつけたオイルストーンで気になるところを面取りしてやるだけで、格段に握り心地、使い勝手が良くなる。本当の本当に本当なのだ。ゴツゴツした感触も持ち味だと思ってたけど、道具としては手になじむ方がいいに決まっている。「自分の能力が500%アップしたことを実感する」と書いてあったけど、それすらも誇張じゃない。道具との一体感ってのは一種の快楽で、使いたくなってうずうずしてきてしまうのだよなぁ。本末転倒だけど。

 ま、それはさておき。
 ひと月ほど前に知人に、「(部屋中煙でもくもくなどの極端なのはともかく)最近の嫌煙風潮ってのはどうかねえ。健康に悪いって、自分たちが普段どんなもの食べてるかとか知らないんだろうか?」と言ったら、「そういうことはマラソンで自分に勝ってから吸えって言うよ?」と、こちらの意図とは大分ずれた返答をされまして。はい。
 どうずれてるかってのは各々考えてくださいで済ますとして(その知人の職場環境は周囲がヘビースモーカーだらけらしいんでタバコ嫌いもさもありなんなのだけど)、極端な流煙があるってのは勿論論外として、タバコの煙が嫌いだから近くで吸って欲しくない、とかは、まあわかるんですよ。それで分煙を、ってのもわかる。それが嫌な人間のそばで嫌なことをするのはマナー違反ですからね。でも、「健康に悪いからタバコはすべて追放すべし」「有害だからちょっとのタバコの煙もあってはいけない」みたいな風潮は、ねえ。そんなこと言ってたら排気ガスでいっぱいの街中なんか歩けないし、食い物だってもかなりのものが食えなくなりますよ? 出されてくるときには綺麗にパッケージングされたり盛り付けられたりしてるんでそんな気がしないだけでね。
 結局この嫌煙風潮というかもはや喫煙弾圧風潮と呼んでもいいけど、これはなにかと言うと、いろいろ話題をふりまく杉村太蔵議員が「臭い、汚い、格好悪い、金がかかる、などの言葉を『3K』として、若者が喫煙を敬遠するようなイメージ戦略を進めてはどうか」とアホ丸出しな発言したことが端的に表してるでしょうね……分煙までは筋が通ってるにしても、タバコ追放運動にまでなると単なる社会的ヒステリックです。タバコ税増税とかの理屈もワケわからん。単に見えにくいところや立場の弱い人間から取るもの取っておこう、って話でしょう?
 そんなの愛煙家の言い訳だろうって? 私、タバコは一切やらんのですよ。でも、まあ酒は好きですからね。「あんなの身体に悪い」「いいこと何もない」と言われりゃ概ねその通り。だけどほっとけって話ですよ。誰かの「自分たち以外の全員も自分の考えるとおり健康的であるべき」なんてのを押し付けられるのはまっぴらですね……前世紀初期アメリカの禁酒法でもやらかそうって話じゃないんですから。あれ、随分とマフィアとその周辺が儲けたみたいですね……JFKの爺さんもそのクチですが。おっと話がずれた。つまりは、「なんでタバコがいかんの?」と言われると「タバコは身体に悪い!」としか返せないような連中が、複数の方向から物事を眺めようとせず、宣伝されたイメージに振り回されるだけの人間が大手を振ってるってのが癇に障るだけです。人権持って投票権持ってるんだから少しは頭使って考えろ少なくともその努力はしろとか毒づきたくもなりますが、まあ私も褒められた頭の使い方はしてませんから。
 ちなみに、明らかに健康に悪そうな環境になっても一顧だにしないとか、マナー違反だとか、そういうのの擁護では全然ありませんのでその辺はお間違えなきよう。

[アニメ] ノエイン#15とムシキング#43

  ノエイン 。ラクリマからの襲撃もなく、久々になにもない穏やかな日々を過ごすハルカたち。ハルカは東京から月に一度会いに来る父の黛と遊園地でデートをしていたが、黛は量子テレポーテーション通信の実用化を無理押ししようとする篠原に脅されて急遽引き返すことに。そんなこととは知らず、黛との接触に備え絶対臨界の危険性を示すデータを集める内田と郡山は、シャングリラの襲撃の兆候を調べるカラスとトビに出くわす。郡山は銃を突きつけ彼らの正体を問いただすが、そんなものが役に立つはずもない。しかし会話の断片から、内田は彼らが別の量子時空から来た存在だと気づく。トビはそんな内田なら自分たちの話が通じるかもしれないと行動を共にするが、調べていた臨界場に異常が発生する。同じ頃、遊びに来ていたアイとミホを見送ったハルカに、シャングリラの刺客が迫っていた。
 ラクリマとシャングリラ、そして仮面の男「ノエイン」がどういうものか、そしてその目的の概要が明らかにされる。「ノエイン」は可能性分岐世界を一つに収束させようとし、未来の世界をラクリマとシャングリラだけにしてしまった。そして、ハルカによってシャングリラを唯一無二の世界にしてしまうこと。それがノエインの望み。彼によって連れ去られたハルカの見たシャングリラは、一面に広がる草原。美しく、静かだけど誰もいない寂しい世界。ノエインはシャングリラで共にいようと言うが、ハルカはノエインがフクロウ=別世界のイサミを消し去ったことを忘れても許してもいない。その言葉を拒否し、助けに来たカラスが逆に消し去られようとするのを龍のトルクの力でとどめるが、ハルカ自身は別の時空間へ……
 次回は「クリカエシ」。総集編だけど総集編じゃない? 仮面ライダー龍騎の総集編みたいなものか?

  ムシキング 。成長し成体へと変化したセランは再び黙って姿を消したソーマの後を追い、一同はポポ、パム、ビビ、バビ、ブゥ、そしてグルムの六人に。そんな彼らは訪れた先で甲虫と素手で格闘する森の民と出会う。ビビたちが「団長」と呼ぶその老人ビックは、なんとビビたちの師匠で甲虫拳の使い手。彼の住む谷は、アダーの改造に失敗した甲虫たちの最後に行き着く場所。改造され損ねた甲虫は苦しみながら最後を迎えるが、ビックは可能な限りそれを直し、あるいは最後を看取っていた。ビックはデュークを昔の優しい父に戻したいというポポに、「それならば覚悟をして一歩も退かないこと」とアドバイスをする。そんな時、ポポの持つ守護者を証を奪おうと、谷をデュークとヘラクレスオオカブトが襲う。
 なんかセランにやたらと力入れてましたな。今回。不必要に動きがエロかったです(笑)。その分、中盤以降の作画がやや微妙でしたが……ソーマは自分の立場に迷いを深めつつポポたちの後を追い、ポポも父であるデュークと対決、だが一瞬の迷いからビックが犠牲に……しかしビックが最期に作った隙に与えた一撃により割れたデュークの仮面の下から現れた素顔は……? 一瞬だけど、OPとかのポポの父親には見えなかったけど……むしろ、それを見たソーマが動揺してるのだけど。つまり、デュークの正体ってん……
 次回は「父と子」だけど、「子」ってのは誰を指してるのだろう?


2006年01月27日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 自然のままで、ったって

 まだちと身体の中にいろいろ毒がたまっておりますので、もう一日頭の悪い文章にお付き合いください。

  日本捕鯨に批判広告 英紙、「テムズ川」絡め共同 )。まあ、こないだも ドイツの反捕鯨活動団体が日本大使館前に腐った鯨の死体を放置するという事件ロイター )があったわけですが。
 ちょっとURLを失念しましたが、どこぞの日記で「日本も反捕鯨勢力も自分たちの都合の良いデータしか出さず、勝手なことをいうばかりだ。だから私は国内では捕鯨禁止の立場を取るし、海外では捕鯨賛成の立場を取る」というようなことが書かれてたのを先日目にしましたが、それもなんか違うと思うんですよね……捕鯨賛成・反対の議論のみならず、自然保護の議論全般を見ていてピントがずれてるなぁ、という印象を受けることが多いのですが、それって何かと言うと「人間は自然をどうしたいのか」って視点なんですよ。
 「自然のままに」なんてのは80年代頃の似非エコロジーの広めたおかしなイメージだと思いますよ。人間ってのがこれだけ数が増えた以上、環境に影響するなって方が無理なんです。無論、破壊して構わない、ってことではなくってね。
 例えば日本の国土を覆う一面の森林ですが、あれは自然に、というか勝手になったわけでなく、人の手が入ることで維持されてたわけですね。最近ではそういう人手が減ったので竹林による侵食だとか、いろんな問題が起きてもいるわけで。竹林による侵食は「自然のまま」で起こることです。バランスを保つためには人間が手を入れなければならないことも多い。ブラックバスとかの問題もそうで、つまり、「自然を自然のままに」ってスローガンは実はまったく意味がないんです。「人間はこれからの自然をどうデザインしたいのか」。行き着くところはそれでしょう? 鯨を絶滅させたくない、というなら保護を、という話です。保護はまあコンセンサスが取れるでしょう。問題は捕鯨を最終的なデザインの中に組み込むか否か、それだけの話に過ぎないのです。「鯨の知能は高いから」「かわいいから」って話は当然論外。優性主義じゃないんですから。そういう頭の悪いこと言ってるから「捕鯨は文化」という意見も出されるのです。実際には日本がやってることは、データの正確さとかには議論はあるでしょうが、デザインの中に捕鯨の割り込む余裕を確保しようって話です。反捕鯨派は? 私にはよくわかりませんね。
 だから私的には、「捕鯨? 種の保護と並存させられるならやればいいじゃん」です。「やっちゃいけない理由」は私には思いつきません。が、捕鯨反対派の中には自然デザインの上で保護と捕鯨は共存できないという理論的背景を持ってる方がいるかもしれませんので、捕鯨禁止の人はおかしい、とは思いません。でも、「こっちではああ言うが、こっちでは反対の主張をする」ってのは、自然をデザインするという話を置いといても不定見だと思うのですが。まあ、真意は正確な議論が出来るように両方に圧力をかけたい、ってことだってのはわかるのですが。

[アニメ] まあ、軽めに

  練馬大根ブラザーズ #3。今回は悪徳病院ネタ。だけど、ちょうど最近知り合いが危うく薬害を受けそうになってわりとシャレにならなかったり……テンションは相変わらずだけど今回新曲はナシ(歌詞は勿論変わってる)で、それはちょっと残念か……次回からはブラザーズを追う女刑事が登場するらしい。ちゃんと自分の持ち歌もあるそうで。

  かしまし #3も、安定して。他人の顔が認識できないって症状は実在するけど、男性だけってのは多分ないはず。まあ、フィクションですけど。


2006年01月29日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 自然保護補足

 先日の自然保護についての話ですが、人様より指摘がありましたので二点ほど追加、というか補足。
 第一には事例として出した日本の森林(の目につく多く)は人造林であると言う点。ブラックバスなど外来生物と同様で人間の手によりもたらされたということで「自然」の例示としてはどうか、ということ。
 第二には、原生林に対してきちんと人の影響がないよう保護する活動をされている方・団体もいるということ。
 この二点について、誤解を招き、特に二点目についてはそのような活動をされてる方にも失礼なものでもありましたので、補足し、また謝罪いたします。申し訳ありません。

[アニメ][特撮] 新番組 仮面ライダーカブトとか。

  エウレカセブン 。4クール目に入ってOPとED変更。本編の方もグレートウォール突入に先駆け、ボダラクの聖地に突入。ノルブの対の存在だったサクヤに会いに行くためだけど、そのサクヤの現在の姿は……
 アドロックが元々構想していたアゲハ計画は、やはりスカブ・コーラル抹殺ではなく、スカブ・コーラルと共に新しい地平を目指そうというものだったらしい。デューイはその最終段階をよしとせず、抹殺しようとしてるみたいだけど。コーラリアンを信用してないのか毛嫌いしてるのか。それがアネモネに対する冷たさの原因でもあるのか。次回は「アクペリエンス-3」。これが最後のアクペリエンスか? エウレカの姿も次回予告の中で変わってるんですが。

  マジレンジャー 。いきなりマジトピア全滅!? 展開早いですなぁ。番組内で結婚式挙げるのって、珍しいんじゃ……と思ったけど、そうでもないのか? そんな気もする。スフィンクスはやっぱ敵になりきれないまま退場。ゴーゴンの予言どおりになったとは言え、惜しいメガネを亡くしました。

  仮面ライダーカブト 。冒頭にいきなり渋谷への隕石落下シーン。その隕石は渋谷の壊滅だけではなく、ワームと呼ばれる未知の生命体までもたらした。それから七年後、ワームの存在は公には伏せられ、それを人知れず駆逐する組織「ゼクト」が暗躍していた。だがそれも幼生体状態のワームならまだしも、脱皮し成体になったワームの速さにはついていけず、成体ワームに対抗するための装備・マスクドライダーシステムを開発していた。が、システムを使いカブトに変身したのはゼクトの人間ではなく、不敵な一般人・天道総司だった。
 総司は何故ゼクトが最近開発したライダーベルトを昔から持ってたのか。どうしてその存在を知っていたのか。謎振りまくりの第一回。今回はゼクトと幼生ワームとの集団対集団と、ライダーと成体ワームの超高速の戦いの二段構え、ってことになるのか。それにあわせて、OPも疾走感あふれるものに。
 メインライターは白倉プロデューサーがこれまで多く組んでいた井上敏樹氏ではなくシブヤフィフティーンの米村正二氏。弓削智久氏の名前がキャストされてたり(でもどこに出たのかわからなかった)、OPの妖精イラストを唐橋充氏が描いてたりと、シブヤフィフティーン色が強い気もする。おそらく白倉氏にとっては「何色」ってことはなく、これまでの人脈もフルに使うのだろうけど。

  ゾイドG 。無理を圧して出撃しようとするルージは、ラ・カンに止められ、休息を命じられるが、ルージは気持ちが空回りして落ち着かない。ロンはジーンを監視する役目であるはずのフェルミを呼び出し、その真意を問いただす。フェルミのバイオプテラがその密会現場に向かうのを見たソウタはそれを追い、脱走。心配するミィはルージと一緒にソウタを追跡するが……
 ロンがフェルミの名前を知ってたこととか、全部ちゃんと伏線だったんですな。ロンもフェルミも本来の役割以上に対象にのめりこんでるけど、フェルミは快楽主義だから性質が悪い。ソウタのことも興味をなくした玩具のようにロンもろとも葬り去ろうとする。これって、フェルミの明確な裏切りだよな……天空人も表向きはディガルドとの協調関係を維持してるから切られたりはしないんだろうか?
 ルージの方は、相変わらず無理を重ねてピンチ。そこに仲間たちが駆けつけ助けられる。ルージ一人が気張る必要はない、とルージもようやく知ったか? 反乱軍の求心力のなさ、ムラサメの象徴化、ルージの気負いすぎ、そして今回と、ちゃーんとシリーズでシークエンスが繋がってる。
 ソウタは今回で完全にディガルド、ってよりフェルミと決別。「どんなゾイドでも乗りこなせる」という特殊才能の持ち主らしいので、何かには乗るんだろうけど……ひょっとしてアレ?


2006年01月30日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] それはギャグで言っているのか?

  「たばこは有毒な大気汚染物質」…米カリフォルニア州読売 )。え〜っと。これは魔女裁判ですか? 宗教裁判? そりゃ、煙を吸って肺に入れるんですから喫煙者や濃い副流煙を吸ってる人は健康に悪いと思います。まあ、それを意思に反して無理やりやらされてるってなら問題なんですけどね。これは流石になぁ……

  「低タールたばこ」ならいいの?日経BP )。まー、いや、まったくおっしゃってることは正しいので、この記事自体がどう、ってことではないのですが……「たばこ会社の思うつぼ」とあるけど、その背景にある全面的な禁煙が是とされる風潮ってのは誰の思うつぼなのか、って話で。陰謀論をデッチあげる気はないので先に言うと、「誰が言ってる」ってのの中心はなくって、そういうイメージが流布して、そのイメージを利用するためにさらにそれを肯定し、という状態なのだと思います。思ってるだけなので違うかもしれないけど。いや、個々には肺がんの患者やその家族遺族など、深刻な動機から活動されてる方も多いと思います。ただ、政治の大きな流れとしては、イメージによる支配が主流ではないかと。

 一方で 中国産キャベツに基準値超す農薬、大阪府が回収命令読売 )。健康に気を使うというならトータルに考えねばならないはずなのに、比較的こういうのは見過ごされてるんですね……なんだかすごくちぐはぐな感じ。本当に気にしてるのは健康ではなく、イメージだけなんじゃないか、と思ったり。

[特撮] カブトと911

 特に考えがまとまってるわけではないので、とりとめもないまま。
  仮面ライダーカブト のOP映像を見返していて、本編はどうかわからないけど、これって911のテロが大きく影響してるのだな、と思った。隕石の落下シーン然り、主人公とマスクドフォームのカブトが背中合わせに、平和な光景と瓦礫の山が入れ替わるシーンも然り。隕石の落下シーンで如実なのは、土煙だ。あの事故以前、大都市に何かが落下して都市が崩落した時、どういう光景が繰り広げられるか、ちゃんと意識していた人というのはおそらくほとんどないはずだ。せいぜいが砲撃だが、それと結びつけられることはほとんどなかった。その光景がリアリティを持ったのは、やはりあの映像のせいなのだ。
 そしてその後の被災の映像。それは911のみだけではなく、震災など、そういったものも反映されていると思う。
 それらが本編にまで影響を与えているか。それは断言は出来ない。ただ、OP映像に「今」はちゃんと切り取られている。
補足:当時の報道の感想は ここ に。我ながら見返して当時のショックを思い起こした。


2006年01月31日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ものの値段

 東横インにおける障害者宿泊設備を条例に反して撤去していた件、まあ条例違反は条例違反だし、社長の言い分がいかにも子供じみてて、世間の批難が集中するのはさもありなんなのですが……
 ただ、行動自体を見ると東横イン側の行動原理もわかるのではある。年に数回使われるか使われないかの部屋が存在しつづけ、ほとんどデッドスペースの空間が存在しつづける。ならばその分を効率よく回したい。「商売優先ってこと?」とも取れるが、逆にそのデッドスペース分の負荷が客側にかかるとしたら、客はどう反応するだろう? 使われない部屋の分、料金が上乗せされる、デッドスペース分、ロビーが狭くなる……ためらいなく「それでも障害を負った人のためだから」という人もいるだろう。でもそうでない人もいるはずだ。
  野菜高値でも頑張る餃子 宇都宮、1人前170円死守朝日 )。こういうニュースもある。この社長は本当に立派だと思う。しかし、国産野菜の価格高騰が続けば、これを維持することは出来ない。原価を下げるか、価格を上げるか。あるいは別のメニューを設けてそちらで稼ぐか。商売倫理は必要だろうが、商売は利益が出なければ意味がない。当たり前だが安ければ安いなりに、高ければ高いなりに理由がある。もっとも、安いものを様々な理由で価格を釣り上げることはあるが……
 「良いものを安く」それは消費者の当然の欲求だが、それにも限度がある。中には金融品など、本来の価格より下がったものもあるだろうが、それは特殊な事例だ。商売者は利益を出さねば商売を維持できない。ならば商品が安ければ安いなりの理由がなければおかしい。それでも客は言うかもしれない。そんなのは経営努力でどうにかしろと。いや、努力は必要ですけどね。限界ってものはあるでしょう。「足りぬ足りぬは工夫が足りぬ」ですか? 最近はブランドや株式など、イメージに値段が付くものも多いですから、価格には実体があるというのは必ずしもそうではないですが、そうならざるを得ないものもあるってことは忘れちゃだめですね。
 こういった価格競争に消費者である自分は無関係なふりは少なくともよしましょうや。

[アニメ] よみがえる空#4とタクティカルロア#4

  よみがえる空 。要救助者であった女の子の死のショックから立ち直れないまま内田はゴールデンウィークを迎えるが、帰省もせずぼんやりと休日を過ごす。そこに東京から恋人のめぐみが内田を訪ねてきた。小松は何もない、と金沢を案内する内田だが、その間にもしきりに職場から携帯電話がかかってくるめぐみの様子に、仕事に充実していると嫉妬し、鬱憤をぶつけてしまう。二人の間はぎくしゃくとしたまま夜を迎えるが……
 他人の芝生は青い、ってことなんだろうな。めぐみはめぐみで望んだ編集部ではなく営業に回されていて、内田は自分ばかりが思い通りになってないと子供のような駄々を捏ねていたことに気付く。めぐみも内田が重い経験をしたことに気付き、安易ななぐさめをしたことに気付く。めぐみは内田を「子供たちが崖から落ちないよう捕まえるキャッチャーだ」と言ったが、内田にとってはめぐみこそが自分が落ちないように捕まえてくれるキャッチャーだった。これで内田も少し成長したのかな。少なくとも今の現場で踏ん張れるという実感は抱いたよう。でも実際、この後も大変なことは続くのだろうけど。

  タクティカルロア #4。漂介は「新機材のモニタリング」という名目でやっぱりパスカルメイジに出戻り。そのパスカルメイジは観艦式での外国の要人警護と言う重責を負うことに。で、観艦式の会場に向かうまでの間の漂介のうれしはずかし同居生活だったり、どっきりイベントだったり、まあお約束。つか、姉弟って設定ではなってるけど、やっぱ実の姉弟じゃないんじゃないかと思えたり。翼にも地味にフラグが立ってますが、急に翼の一人称が「ボク」になってますな……公式の人物紹介の通りなんですが。そいでもって護衛する要人は副大統領なのに何故か若干十四歳の少女でしかもレズ? いや、まあそういう番組なんだけどさ。
 でも、一番萌えたのは変態テロリスト姉妹の姉がぶつくさ文句言いながらソフトウェアの設定をしてるところだったりするんですが。