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2005年12月01日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 中国のツンデレぷりったらもう!

  『小泉内閣無視』鮮明に 対日、民間交流に絞る東京新聞 )。
 以下、意訳。「あんたが悪いんだからね! 謝るまでは口利いてあげない! で、でも一緒に帰るくらいなら許してあげるわよ……な、なによ、その顔は」。
 経済的に日本と中国は不可分なのはわかり切った話で、日中が断交したら日本も困る以上に中国も困る。それを中国は勿論、日本も見透かしてやってるんでしょうね。胡錦涛政権はかなり現実主義っぽいのでその辺のことはわかってるのだろうけど、どうも党内の反日勢力により揚げ足を取られる(対日要求を弱めると党内から突き上げを食らう)のを恐れてもいるっぽい。
 この手の反日勢力との党内のバランス関係ってのはずっと昔からあるようで、前任者の江沢民などは、自身の政治歴における対日穏健派への反発、日本政府への不審、そして自身の党内での支持基盤の弱さを補うなどの理由から、反日政策を推し進めてきたという背景があるらしい。胡錦涛政権においては実利主義に則ってそのへんを弱めているのだけど、だからと言って前述の理由から完全に撤回する事もできない(第一、日本のことが好きなわけではなく、あくまで実利上の動機だろう)。
 その二律背反が「本音と態度の乖離」を引き起こしている。だから擬人化するとツンデレでも、本音の動機が動機なだけに、イマイチ萌えない……冗談にはできるんだが。
 中国外交筋は海外が中国に組すると見てるようだけど、ヨーロッパ、特にフランス辺りは中国市場狙いで中国側を支持するとかありえそうなのかな。WWIIがらみでは、イギリスも日本に悪感情を持ってるみたいだし。ドイツは、微妙っぽいか? でも最も大事であろう米国は、最近人権がらみで中国への圧力かけてるし、適度な強硬路線? この辺、小泉後、ブッシュ後がどうかってのが大きいし、もうちょっと長期には中国の国内諸問題がどうなるか、ってのもあるんで、さっぱりわかりません。中国としてはあと一年こんな調子でやりすごし、小泉の後任に期待をかけるのか、それともこの調子でなあなあでやるのか。後者の方が日中どちらのためにも良いと思う。
 中国は本音と建前をどうバランス取るか、ってのがあるのがわかるので幾分かは理解できた気になるのだけど、韓国辺りは、ちと厄介な気も。いや、韓国の人が反日で凝り固まってるってことじゃないが、社会的風潮で「なんとなく反日が是」というところがある。だから個人個人ではそんなことはなくとも、総意になるとそうなってしまう。しかも、それをどうコントロールするかにあぐねている感がある。てか、コントロールを放棄しているんじゃなかろうか。これで圧倒的な国力があれば高飛車お嬢様なのだけど、いかんせん、国力は明らかに格下。だから、擬人化すると痛いキャラにしかなんないんだよなぁ……中国と韓国の違いの由。

  細木数子さんの発言、養鶏協会が抗議 フジテレビに朝日 )。それだけ発言の影響力の大きさが懸念されてるってことでもあるんですが、まあ、そりゃ抗議しますわな。個人的には法定規制内の抗生物質の使用だとか卵鶏の飼育環境だとかよりも、赤玉は有精卵と限らず、そういうふうに品種改良された種であるとか、卵黄の盛り上がりが高いってのもそういう種があるだとか、ってことを案外と消費者が知らないで、なんとなくの情報でイメージを持ってるってことの方が気にはなりますけどね。(参考: 鶏卵の有精卵と無精卵栄養価は違うの? )。
 あと、細木数子氏についてもちょっと気になったので調べたり。こないだ実家に帰った時に姉から「彼女の夫は政界の相談役の大物占い師で、だから云々」という話を聞いたのを思い出したから。個人的には、その理屈がなんか妙な気もしていた。
 調べると確かに彼女は陽明学の大家で代々の政権の相談役だったという安岡正篤氏(故人)と結婚している。氏は「平成」の年号の考案者でもあるらしい。ただ気になるのは、彼女が安岡氏と結婚したのは最晩年の58年となっている。わずか数ヶ月で政界との強固なパイプを築いたとは考えづらいし、その辺はゴシップ以上のものではないと思える。つか、だったら90年代に一度スキャンダルで消えたりしないだろう。むしろそれより噂される後ろ暗い関係の方が説得力ありそうだが、その辺は推測の上に推測を重ねるので省略。
 この発言もだけど、かなり軽はずみな人間という気はする。

 広島の幼女殺人事件、容疑者の身元等で色々言われてますが、個人的にはこの辺が気になったり。→ 「容疑者は特定していたが、(現場周辺には)マスコミが多く、尾行や張り込みができなかった」朝日 )。本当かな、って本当っぽいところがなんとも。そうだとしたら、なんか酷くいびつに感じる。

[アニメ][マンガ]

  ノエイン さん。ハルカはカラスと共に元の世界に帰って来たけど、あのケーブルがないとかなりまずいらしい。アトリとトビは食い物あさって浮浪者状態。まあ、ゴミって事実はともかく、食ってるもの自体は虫とかよりはあれなんじゃないかなぁ、と思えるけど……ラクリマではカラスの処分が決まり、アトリとトビもハルカを狙ってるはずで、状況は実はあまり改善してない。コサギもハルカのことを知ってるようなのだけど、どういう関係だったんだろう? カラスへの態度を見るに、恋敵?
 ユウもガラスの十代っぷりを発揮(十代だよね?)。サイコ入ってる母親に追い詰められたり、カラスを庇うハルカに嫉妬したり、バロンと戯れてハルカをからかってみたり。どうもユウの伯母さんに当たる人物の死がユウの母親に影響を与えてるらしいのだけど、理由は不明。ハルカの家で母親の襲撃を受け、カラスと一緒の部屋に隠れることに。ハルカはカラスが平行世界のユウの十五年後の姿だと気付いてるみたいだけど、ユウはまるで気付かない。来週は修羅場?

  ムシキング はポポが森の守護者としての力に目覚める。でも、これって微妙だよなぁ。主人公が「虫と心を通わせる」以外に特別な力を持たなかったのが、そうでなくなるのだから。実は作品の位置付けのパラダイム・シフトになるはずが、その辺が消化不良気味。
 それを上手くやってたのが「東京赤ずきん」の三巻。人外に人間が理不尽に振り回されるホラーだったのが、この巻で赤ずきんらのバックグラウンドを全部種明かし。ダークファンタジーへと転換している。だから三巻以降は視点が完全に人間主体じゃなくなってる。それに読者層がその転換についてくる層だからいいのだけど。

 週刊チャンピオンの「サイカチ」が、それなりにハードな展開。敵役のゴスロリが至極非道。ツンデレどころじゃねえや。彼女の虫に対する態度に、餌と保護を与えていない事に稲穂がショックを受けてたのは、虫の自由を奪い、戦いをさせて傷つけることを強要する代わりに、それ以外の安全と食料をせめて与える、という矜持の表れだろう。「パートナー」という視点の夏・稲穂と「隷属」という視点のゴスロリ。単に利害による敵対というだけじゃなく、スタンスの対立構造もしっかりしてる。
 あと、「バキ」が終わって「範馬刃牙」が始まったけど、いつまで続けるんかなぁ……


2005年12月02日(金) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] マンガのようなもの

 バールのようなもの、拳銃のようなもの、日本刀のようなもの……
 いや、 ヤングガンガン で韓国の方作画のものが二本掲載されたのだけど、何と言うか、う〜ん。
 言葉に困るのだけど、「マンガのようなもの」に見えてしまう。どこが、と言われると困るが、スムーズにマンガを読んでるという感じがしない。掲載されたのは日本人原作の新連載「JACKALS」と、ユン・インワン、ヤン・ギョンイルによる前後編読みきり「Let's BIBLE!」。両者に共通して言えるのは、コマの描写の「メリハリ」がない。なんというか、綺麗な絵を描こうとしているのだが、そのわりにキャラが立たないというか、全般的に埋没してしまっている。日本のマンガだと適度にコマごとにメリハリをつけてリズムを取ってくれるのだが、どうも全コマ通して一本調子で読みづらい印象がある。特に線の多いこの手の絵柄だと顕著だ。
 もう一つは、どうにも宙に浮いたような現実感の欠如だ。どっちもファンタジー?SF?とにかく現実にはありえない話だからってんじゃない。何というか、マンガを参考にしてマンガを描いたようなリアリティの欠如というか。あと、「JACKALS」は構成上のコマ割りの稚拙さがあるのだが、まあそれは略。
 恐らくどちらか一本だけ見てたら「そういう作風」と私も流していたのかもしれない。が、この妙に読んでいて地に足がつかない感じは、よくよく考えると多くの韓国マンガに共通していた。そういうものばかりではないし、作品により量の多少はあるけども。
 基本的に目にする韓国マンガの多くはお話の作り方が下手で(日本作家だってみんな上手いわけではないが……)、でも例えば昔モーニングで連載していた中流韓国人家庭を描いた黄美那作「李(イ)さん家の物語」はそういった遜色はまるで感じなかった *1 。ひょっとしたら韓国と日本の民族性による違いかもしれない、と思いつつ、そうでないものもある以上はそうではないんじゃないかとも思えるわけで……第一あちらでも日本の人気漫画はやはり人気があるのだ。
 一作一作では「そういうものか」と思えるのだが、まとめて見てそういう傾向が見出されると、「ひょっとしたらこれ(ら)はマンガではない、『マンガのようなもの』なのかも」などと思ってしまうのだが……無論、あまり良い意味ではない。日本のマンガと違う「マンファ」を目指すのならそれはそれで良いが、いずれにしてもレベルの底上げは必要だろう。
*1: 余談。昔、日韓翻訳掲示板で「読んだ事のある韓国マンガは?」という話題が出て、私はコレを挙げたのだが、韓国側の人はちょっと言葉を濁した感じで「それも悪くはないけど、黄美那だったらこっちの方が……」と別の作品を挙げたのを覚えている。日本人にとって外国人に何故小津映画があれほど受けるのか、よくわからないのと似てるのかもしれない。


2005年12月03日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] はいはい、でんぱでんぱ

  BLOOD+ 。案の定電波が滲み出てるなぁ……本編の流れにはあまり関わらない程度だけど。カイとリクが知り合ったベトナムの少女、ムイ。彼女の片足を吹き飛ばしたのは「不発弾」だと説明される。ま、別にそれはいいんだけど、「地雷」についてほとんど触れない。ムイが家族のために探すのは「不発弾や地雷」とようやく触れる。
 「ベトナムの人たちが苦しめられてるのはアメリカの落とした爆弾のせい」という誘導をしたいんだろうか? と思われても仕方ない。「地雷」のことに触れないのは、地雷の出元を辿れば多くが中国に行き当たるせい?
 別に反戦を訴えたいならそれはそれで構わない。だが、アメリカが戦争をするから酷いことが起こるのではない。戦争は酷いことなのだ。そして戦争をするのはアメリカだけではない。哲学を込めるのはいいが、イデオロギーを込めてどうするんだ。スタッフは。
 こう感じるのは自分だけかもと思ったけど、 2chのBLOOD+スレ でもやはりこの辺が鼻につく人の書き込みがあった。その一部
18 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2005/12/03(土) 18:23:53 ID:UShELmkw















19 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2005/12/03(土) 18:23:55 ID:ntHArwMH
反戦プロパガンダもこうまで露骨だと逆効果だろ
普通に作品として見れるレベルにしてから仕込んでくれ

28 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2005/12/03(土) 18:24:40 ID:UFFtdsyI
不発弾のくどい説明云々以外は普通に面白かった。

29 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2005/12/03(土) 18:24:41 ID:9J3gSpk6
反米ウンヌン言う前に

感動に至るまでのストーリー構成が全然説得力無い
上っ面の感動シーン積み重ねたって全然心に響いてこない
共産党か創価の宣伝アニメ思い出した

30 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2005/12/03(土) 18:24:48 ID:4kvtKizg
ベトコンの残したパンジースティックとかに足やられた奴も登場させろよ

42 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2005/12/03(土) 18:25:31 ID:KS2f7SMV
>>29
そうそう、宣伝アニメ
しかも変な方向に説教臭いって奴
なんかなあ

69 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2005/12/03(土) 18:27:33 ID:/s0Tb9Rm
押し付けの反米キター!

75 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2005/12/03(土) 18:27:58 ID:HQRYZ96Q
種も鋼もサヨ臭がちょっときついなと思ってたけど
これに比べれば全然まともだった
やっぱ現実世界が舞台なのはヤバス

85 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2005/12/03(土) 18:28:30 ID:qS9j0Rt4
戦争博物館
沖縄はアメリカの匂い
不発弾

見事な反米をありがとうございました
つか、テンプレに
Q.でも反戦反米ネタの批判ばかりが目立つのではあんまりだ。
A.本編が面白くなれば相対的にそれらの注目度も下がるでしょう。
 内容がうすあじなうちは仕方ありません。
 むしろ製作側が重要なテーマとしている意図がある点では成功しているとも言えるでしょう。
 ダメじゃん。流石にスタッフは少しは反省した方が言いと思う。反米云々以前に、きちんと作品を練りこめてないってことなのだから。その後のムイに金属探知機とお金を渡す展開も、日本人同士のやりとり。言葉がすんなり通じるのは構わないしあまりにリアルに違いを書く必要はないけど、せっかく世界を旅させるのだから価値観の相違をちゃんと感じさせて欲しい。このままだと、小夜とカイとリクが悪の総本山のアメリカに乗り込んでラスト、みたいになってもおかしくない……


2005年12月04日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 飯を食いに行ったら……

 丁度行った店の席が埋まっていて、それはメシ時でしかたないことなのだけど、けんもほろろに「外で待っててください」。って、外は小雨が降りしきってしかも異様な底冷えなんですけど……おまけにすっかり凍えてる。待ちの客は私一人だったんで、店内で待つこともできないわけではなかろうに。
 いや、別に店がそういう方針ってならそれでもいいんですけどね。説明の一言もない。こちらもそれならそれで勝手に「不快に思う」ことにいたしやすぜ。というわけで、寒さにかじかんだ顔を取り繕うこともせず、店前で立ってたわけです。メシ時だから家族連れとかも来たんですが、むすっとした顔で店前で待ってる私を見て、あ、いっぱいなんだ、こんな寒い軒先に待たされるんだ、と店員に確認もすることなく、立ち去っていきまして……別にわざとむすっとしてたわけじゃないですよ? 腹へって雨降りしきる底冷えした軒先に立たされて、むすっとしたって普通でしょう。私は店員じゃないですから、にこやかに呼び込みする義理もありませんしね。もし一言でも店の外に立たされることに弁明らしい言葉があればそんな顔しなかったのも確かでしょうけどね。
 で、店の座席が丁度空いたのを見計らって、店に入らずにさっさと撤収しました……そんな状態で食っても美味しいとは思えそうになかったですから。
 ちなみに、営業妨害に当たる事は一切してませんよ? 単に外で待ってろと言われたからそうして、それを見て新来の客が帰り、私はそんな状態で食っても美味しくないと思い直して食わずに帰っただけです。これら一連の出来事を計算してなかったとは言いませんが。でも大人げなかったですね、確かに。はい。
 けど、こちらもエサ食いに行ってるつもりもなかったんだけどなぁ。相互主義者ですから、あちらがこちらの気持ちを斟酌しないのなら、こちらもしません。まあ、これはこれっきりすっぱり忘れます。これでリセットリセット。

[アニメ][特撮] 日曜の

  エウレカセブン 。前回のメカ戦に対し、今回は人間主体? レントンはコーラリアンであることに苦しむエウレカを慰めるべく、自分に何が出来るのかを考える。一方、ホランドは自分の目的が当初のコーラリアンとの接触のみではなく、アゲハ計画の阻止という方向にずれていることを感じ、ゲッコーステートの解散を宣言、各々の選択を迫る。全身傷つき、かつての華麗さの影もないホランドのリフ、レントンにエウレカのために動く事を迫るタルホと、確かにモラトリアムは終わりを告げている。でも明るさを失ってないのは救い。

  マジレンジャー 。魁と芳香の精神が入れ替わってしまってるけど、二人とも相手の特徴を良く見て演技してるなぁ。殺陣もそれっぽくしている。しかし相変わらず魔法が意味不明だ……

  響鬼 。桐矢、性格はねじくれてるけど一途な奴ではあると思ってたのになぁ……ヒビキの修行メニューに、すぐさま音をあげるとは。ここで根性見せれば男を上げたのに。
 一方館の男女とスーパー童子・姫の動きが怪しげに。男女は魔化魍のコントロールを望んでいて、無秩序な発生である「オロチ」は望んでいない。一方、童子・姫は自己の存在について疑問を持ち始める。やばげな雰囲気。が、そんなこと言ってる間もなく、トドロキがオトロシに踏みつけられ、意識不明の重態に……ええ!?

  ゾイドG 。やっぱソウタはあれで戦死か。存外容赦ないな、この番組。風呂に入って鼻歌交じりにそのことを言及するフェルミが、また。ディガルドの強襲をしのいだルージたちは敵に動揺を与えなおかつ各地の反抗勢力にアピールするために逆にディガルドの首都ディグに奇襲をかけることを計画。奇襲には成功するが、その前にジーン大将の操るバイオティラノが立ちはだかる。このバイオティラノが反則な強さ。ガラガにバーサークモードの使用を一瞬決意させるほど。そのバイオティラノをもってしてまで破壊を防ごうとしたバイオゾイド、バイオラプター・グイは、天空人たちにもその存在が意外だったようで、どうやらディガルドは天空人にも秘密の計画を温めているらしい。また、ディガルドの上層部はルージたちの背後に天空人の影を感じるが、やはりロンがその関係者?
 また、今回、撤退時に灼熱のティ・ゼの操るブラストルタイガーのサーミックバーストが炸裂。地面溶けてるよ。地面。こりゃいくらバイオ装甲でもいかんわなぁ。
 着々と反ディガルドの気炎を上げてるルージたちだけど、ダ・ジンたちはちょっと微妙な表情。彼らの願いは打倒ディガルドではなく、キダ藩再興なのだから。その辺のずれが、またいろいろなにか起こしそう。

  おねがいマイメロディ 。あ〜、なんて言えばいいんでしょう? お子様、ついていけてるのか? アルマゲドンとかのパロディもあったりするし。とか思ったら、前半のアイキャッチ直前で「着いて来てる〜?」には参った。確信犯か。これだけ好き勝手やってこれだけのもの作れてれば、完全に脱帽。ひつじさんのアレは、むしろ少林サッカーかと。


2005年12月05日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] いかんいかん

 実感を離れて文字情報だけに依拠してしまってると碌な事を書かない。反省反省。

  記者Maiコラム:キムチ “食の安全”大切さ実感=猪飼順毎日 )。例の 感染したら逆にラッキーかも のコラムの、訂正謝罪です。まあ、気をつけてください、としか。

  日本人戸籍の売買横行 ペルーでは豊かな生活への切符朝日 )。件の事件の被疑者は日系人で間違いないようだけども、それによって日系人戸籍の売買の横行がにわかにクローズアップ。今さら感が強いのだけど(本当に今さらの話)、これによって妙な偏見とかが流布しなければいいのだけど。

  眞鍋かをり:ブログ普及委員長に就任 「アキバ系」と告白毎日 )。で、 こっちがそのサイト 。どうもniftyによるココログの普及アピールらしい。記事タイトルの「アキバ系」って言葉もいい加減なんだかなぁ、なのだけど、それはまた余談。この手のネット上での情報発信の危険性について触れてるかな? と思ったが、ほとんど触れてないみたい。裾野が広がるってのはそういうことでもあるのだけど。鶴亀鶴亀。
 12/7追記:そういえば ココログの状況にユーザーから不満が出て社長が謝罪ITmedia )なんてこともあったばかりだっけ。新規開拓より、こっちをちゃんと対応しないと逆に足元を掬われるような。

  ソニー、米映画で苦戦・ヒット作なくシェア10.4%の3位日経 )。なんだか今年は踏んだり蹴ったりのソニー。 JPモルガン、ソニー銀全株を売却・投資効果見込めず とか、 携帯音楽プレーヤー国内販売、「iPod」が再びリード とか、 ソニー、今期の最終損益100億円の赤字に とか、 ソニーBMG、不正コピー防止機能付きCDを回収へ とか。泣きっ面に蜂。こういった水物さ加減はコンテンツ商売の常であるとは言え大変だなぁ。来年は良い年になりますよう。

  スラッシュドットJP 経由で、 Thomson、カノープスを買収Impress AV watch )。国産ビデオボードと言えばカノープス、という時代があったものだがなぁ。流石にびっくり。業績内容との関係は不明だが、ここ数年影は薄くなってたからなぁ……

[マンガ] 月刊マンガ誌

 マニア向けはよく話題にするけど、一般向け少年月刊誌はほとんど取り上げたことがないなぁ。
 月刊少年ジャンプで連載していた「アストラルエンジン」が十週打ち切りのような最終回。六ヶ月だけど。絵柄があまり月ジャンっぽくなくて、でも王道のボーイ・ミーツ・ガールでちょっと注目していたのだが、これはちと残念。連載終了の事情は不明。
 新連載で黒輪ビビコ「幻燈倶楽部」。以前読みきりで載ったのの連載版か。年ふりし器物に魂が宿った「機人」の起こす怪異を、古道具屋の娘と幻燈の機人が解決していくという話、になるのかな? 絵柄はいかにも今っぽい、オタク受けも良さそうな感じのもの。月ジャンにもこういう絵柄が増えてきたのは、やはり時代の流れなんだろうなぁ。

 月刊少年チャンピオンではいわさわ正泰作「野球しようぜ!」ではパン屋の娘でライバルの日横商業のマネージャーが腹黒さを露に。ちょい腹黒かと思ったら、かなり腹黒でした。
 主人公・天は父親が失踪し実の母も亡くし、母の妹に養子として引き取られている。姉を溺愛していた養母は姉を奪い苦労させた主人公の父親が野球選手だったことから、極度の野球嫌いに。天にも愛する姉の忘れ形見であると同時に憎むべき男の息子ということで矛盾した感情を抱き、そのはけ口にするかの如く辛く当たる。で、そんな養母だが天は一途に慕いつつ、内緒で高校に入ってから野球部に入部。ところが今回ライバル校マネージャーの陰謀で野球をする天が写った写真が送りつけられる。そのことを厳しく問い詰める養母だが、天は野球を続けるため、そして養母の心中を察してそれを否定し続ける。この尋問がなかなかすごい。両手に水の入ったバケツを持たせて立たせ、五時間経っても口を割らないと見るや、首からダンベルをぶら下げさせる。DVすれすれ、っつーか、そのもの。そんな今時大映ドラマ的な展開を、結構上手く書いている。これで全般的に絵が、特に脇のサブキャラが丁寧に描かれていれば、もうちょっと化ける気もするのだけど。
 同じく月チャンに連載の大西実生子作「イゾラバ!」。女性らしいポップかつシャープな絵柄なのだけど、絵柄に似ず結構古いものが趣味なのか、テーマは「能面」。この前に描いた読み切りも、中学生彫り物師の話だったしなぁ。もっとも「能面」と言っても能がテーマではなく、祖先の能面師が起こした行き違いの恋愛のいざこざのせいで、その祖先に恋慕していた花魁の悪霊?常盤に付きまとわれるはめになってしまった高校生・以蔵が主人公。その悪霊に呪われて、代々男児は短命ということを聞かされ大ショック。密かに恋する高校の女教師に子ども扱いされるのが嫌で、早く大人になりたかったのが、これでは大人になる前に死んでしまうと慌てるが、当の呪いの主のはずの常盤はお侠(きゃん)で恋人一途な妙に可愛らしい少女。以蔵を恋人の生まれ変わりと仔犬のようにひたすらまとわりつく。能面はそこかしこにアイテムとして出てくる感じ。
 デビューは1998年で結構前だが、これが多分初連載? 週刊連載のペースが難しいとしても、もっと早くに活躍しててもよさそうなものなんだけどなぁ。もっとも、月チャンってのも微妙な位置ですが。
 月マガは……良くも悪くも安定してて、特筆して取り上げたいものが特にないので。


2005年12月06日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 特定アジアとかアジアとか

 ここ最近ネットの一部で「特定アジア」って言葉を良く見かける。よく中国や韓国などが日本を糾弾する時に「アジア諸国の感情を」云々と言うのを揶揄して、「(主に中国、韓国、北朝鮮のみの)特定のアジアのことでしょ?」という意味合いで使われている。まあ、その程度の揶揄だったらいいのだけど、それを越えて使われる事例が多く見られるのが、なんとも。
 一部の人には意外かもしれないけど、私は「特定アジア」って言葉好きじゃないんです。実際ここでは一回も使った事はない。ただでもバカ丸出しの日記が、余計バカっぽくなるんで。バカはバカでもどういうバカと表明するか位は、流されるんでなく自分で決めたっていいでしょ?
 要は各々の国に各々の方針があるというのに過ぎないのに無理矢理まとめたって仕方ない。中国が「日本はアジアではない」などと言う時は、中国の構想するアジア地域の方針に日本が合致してない(のと、日本にとって対米外交第一であるという事実の指摘である)のに過ぎない。韓国の日本に対する抗議と、中国のもの、北朝鮮のものは、当たり前だがそれぞれ事情が違う。
 差別がいけない、とか清廉ぶるつもりはない。ただ、モデル化はモデル化であり、省略形は省略形であり、本来の姿ではない、という当たり前のことを忘れたくないだけ。
 言葉に過ぎないじゃないか、と思うかもしれないけど、言葉ってのは危険なもので、そのつもりはなくても普段目にしていたり繰り返し口にしているといつの間にか思考に深い影響を与えている。意図的に汚い言葉を使うのなら、絶えず自己チェックと修正の必要がある。これは自戒も込めて。
 ついでに右翼とか愛国主義者を気取ってるとか勘違いされてるかもと、自分のその手のスタンスについて書こうと思ったけど蛇足過ぎるので、それはいずれ機会があれば。

[その他] 日本が直接相手でないと

 やっぱり比較的冷静だなぁ。 しかし、中国人の男性俳優と日本人の女優との濡れ場だったとすれば、このように怒っただろうか?朝鮮日報 )。(芸者が主役のハリウッド映画 SAYURI において、主人公のSAYURI役のチャン・ツィイーが日本人俳優(渡辺謙か?)とベッドシーンを演じた事に、中国の愛国ネチズンが怒ったことに対しての批評)
 自国が当事者でなく、日本が直接相手でないと冷静に批評できるんだなぁ。そのような場合、国内の一部からの苦情があるってことなのかもしれないけど。
 ちと芸者と女郎の区別がちゃんとついてるんだろうかとか、美術考証があちこちおかしいだとかついツッコミ入れそうになるけど、「SAYONARA」とかの時代に比べれば全然マシか。まあ気にするな。

  反日の裏にネット世論 中国メディアめぐりシンポ 札幌北海道新聞 )。 今春の反日騒動をあおったのは、都市部の若い男性を中心とした「インターネット世論」だったと指摘する一方、「中国の大半の国民は冷静で、彼らを支持していない。相手の立場を考えた顔の見える交流が必要だ」と述べた。別方面から聞いた情報(複数)と完全に一致してますな。まあそんなものか。

  75%が米国産食べたくない 牛肉輸入再開で世論調査共同通信 )。
 で、
「吉牛」復活迫る!“食べたい派”は7割突破夕刊フジ )。どっちやねん! ってどっちもか。まあ、人間ってそんなものでさぁね。


2005年12月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 芸者と幇間(ほうかん)

 昨日の SAYURI (原題は「Memory of Geisya」だが、確かにこの題で日本公開するのはあんまりだ)のことで、この映画では幇間(太鼓持ち *1 )は描かれてるんだろうかというのが気になった。予告編を見る限りではその影はない。どうも西洋の高級娼婦と同じようなものとして捉えてしまっているらしい。だから違うっちゅーねん。
 実際の芸者社会がどうなってたかってのはちゃんと調べたことがないのだが、「幇間」というのが少なからぬ位置を占めていたことは古典芸能などを見ても確かそうではある。
 で、この手の社会のイメージってのは私的には 必殺からくり人血風編 第六話「悲恋を葬る紅い涙」の幇間と芸者の夫婦だったりする。むろん幇間と芸者の恋愛沙汰はご法度で、隠れ夫婦ではある。この芸者を丁度いい具合に脂の乗った鮎川いづみが、幇間を春風亭柳朝が演じている。特筆すべきは春風亭柳朝が子供の頃住んでいた下町には芸者の置き屋などがまだあり、直に芸者や幇間を見て育っているということだ。つまり、柳朝の演技にはそれが反映されていると想像できる。昔の作品を侮ってはいけない、というのは、こういうところでもある。昔の人は本当にホンモノを見て育ってる人が多い。
 まあ、米国で作る映画だから細かいところまで言っても詮無い。でも、やっぱりなんだかなぁ。
 と、思って探したら、本物の幇間である 太鼓持あらいさんのページ があった。これはちょいとびっくり。いやあ、スゴイ世の中になったもんだ。

 昨日スーパーで買った煮凝りがわりかし酷いものだったので、薬味とかでどうにかならないだろうかと検索していたら、たまたま見つけたこんなページ。 脊椎魚介ざざむし 。いや、スゴイ。なにがスゴイかってとにかく食う。どんな魚でも食う。釣って食う。ダイナンウミヘビ、シビレエイ。見てくれがどうとか一切文句言ってません。 トップページ に行くともっとスゴイモノ食ってます。これぞ大自然に対する敬意。いや、すばらしい。
 あ、煮凝りはどうしよう……溶かして味付けしなおすか?
*1: 「太鼓持ち」って言うと現代では「力のある者に媚びへつらう者」という意味合いで取られることがあるが、実際はお座敷を盛り上げ客をリラックスさせ芸者の芸の間を取り持つ重要な役割を果たす。

[その他] まあ、その通りなんだけどね……

  「日本は天皇中心の国」 自民・武部幹事長が会合で発言朝日 )。う〜ん、いや、まあ、これ事実なんですけどね。天皇崇拝とかそういうことでなく、国としての正当性をそこに置いている基礎設計なんすよ。アメリカでも大統領の専制に聖書を使うのと同じ。でも、まあ色々タイミングとか文脈的に、ねえ。

  ヤギ容疑者 出生届も偽造かNHK )。先日「日系人らしい」と書いといてなんだけど、わけわからんくなってきた。情報が錯綜してるんでもう少し落ち着かないとちゃんとしたことはわかんないんだろうけど、日系人じゃないとしたら取材に答えた母親とか兄夫婦とかは一体???

 ふと気になったのはこんなニュース。 杉村太蔵衆院議員が「臭い、汚い、格好悪い、金がかかるなどのようなイメージ戦略を」と提案静岡新聞 )。「臭い、汚い、格好悪い、金がかかる」それって人生そのものじゃないか? 何か問題が? なんかこの「喫煙撲滅運動」って、やってる人たち自身がなぜやってるかをわかってないんじゃないかと時々思える。

[マンガ][アニメ]

 サンデーで若木民喜作「聖結晶アルバトロス」が開始。絵柄的には小野敏洋氏からエロ分を抜いた感じ。読みきりが一年前に載ったらしいが、覚えているような覚えていないような。って、 東雲さんの崩壊日記改 さんによれば、 新人大賞をとったのが十二年前 ってことらしいんですが……マジ?

  ノエイン #09。 ハルカの家に逃れてきたユウは未来の自分だとカラスに言われ、ハルカを守れと迫られる。一方ユウ追って母の美由紀がやってくる。玄関にあった靴からユウが隠れているのがばれてしまうが、ハルカの母の明日香が機転を利かせ、強引に一緒に飲みだす。美由紀は二年前に死んだ母親が出来のいい姉のみを愛していたと思い込み、鬱屈した感情を抱き、姉の面影をユウに重ねることで無意識にそれを晴らそうとしていたのだ。しかしそんな美由紀の感情に誘発されたように龍のトルクが発動、美由紀は過去に飛ばされてしまう。そこで彼女が見たのは、まだ若かった頃の自分たちだった……
 ユウの問題はこれで解決? ハルカの方は、過去に飛ばされた美由紀を戻すために龍のトルクの力を意図的に発動。それは同時に、ラクリマからの追っ手の追走劇の始まりでもある。
 予告ではトビがアトリを止めてたり、コサギがハルカに恨み言をぶつけてたりと、波乱の予感。やっぱりコサギはカラスとなにかあった?

  ムシキング 。ポポたちが訪れた村は偶然敵であるグルムの生まれ育った村だった。穏やかで優しいグルムの近況を気にする村人たちだが、アダーの手先となって虫を愛する心を傷つけられたグルムのことを、ポポたちは言い出しにくい。そんなポポたちをソーマが急襲するが、その前に立ちはだかったのはなんとグルムだった……
 元々戦いには向かない性格だったグルムだが、正式に戦線脱落。これまでのエピソードを上手くつなげている。話自体も結構上手くできてたが、ソーマとポポの対比を明確にする意味合いでも上手くできていた。

 明日、NHK-BS220:00〜「雲のむこう、約束の場所」が放映。


2005年12月08日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 特に面白いニュースはないなぁ

 強いて言えば、 朝日新聞 が社説とコラム(天声人語)で毎度の開戦記念日ネタを飛ばしているくらい。「日本はアジアを植民地支配から解放した」としか見ないのも問題だが、朝日新聞の言ってることもなぁ……どちらも単純な言葉に落とし込んでいるという意味では大差ない。むしろ新聞の知見がこの程度か、という辺りで……
 結局のところうちらは戦争体験当事者ではなく、当事者であっても全体像を見渡せてるわけではない。じゃ、どう考えればいいか、ってのが考えどころ。
 朝日新聞については、戦前戦中に書いていた記事を出し、それを分析批判するだけでもこんなヨタ記事の数倍役に立つと思う。別に自己反省しろって意味ではなく。いや、それもあるか。

  軍隊のない国・コスタリカ 児玉さんが体験語る埼玉新聞 )とかもかな? 今さら「軍隊のない国コスタリカ」ネタを出してくる人がいるとは……「常設軍」は確かにないが、実質軍事力は「公安警察」に内包されており、また米国と密接な軍事協調を結んでいる。軍事費を増やせばいいというものではないのは確かだが、コスタリカもそれらの上に平和を築いているのは変わりない。この方たちの願いは素朴で真摯なものかもしれないが、その見方は必ずしも現実に則しているわけではない。

  茶わん1膳分炊けます 電子レンジで15分Y!hl )。飯盒じゃダメですか? とか思ったが(飯盒は金属なので電子レンジで使えません)、 、良く考えると飯盒ってどう考えても日本産のものだよなぁ、欧米で米飯の炊飯は必要ないはずだから、と気になり、検索して出てきたのが 自衛隊の飯盒 。そしたら実はドイツのM1893 mess kitsを元にしてるとか。日本で出来たわけじゃなかったのか。基本的なつくりは現在の飯盒とほとんど同じ(もっとも中蓋は米の炊飯のために日本で付け加えたらしいが)。良く考えたら、外国の戦争映画にも出てたっけな。どこ見てたんだ、自分。
 飯盒と言うと飯盒炊爨があるので「調理器具」と思いがちだが、本来的には食器で、簡易調理器具「にも」なる、ということらしい。今の自衛隊でも携行糧食はほとんどレトルトパウチだしなぁ。飯盒は主に容器&保温&温め器具。考えてみれば当たり前か。特に調理済み食品の保存技術が進んだ現代、調理器具としての割合はより減っているのだろう。
 しかし"messtin"で検索してみるとさらに eBayにこんな出品 が。旧日本軍マニア向けアイテムをオークションしているらしい。で、"JM328 WWII Original Messtin ( Rice cooker ) for ARMY NCO"とある。やはり日本の飯盒は米飯の炊事に特化してるという事は認識されているらしい。
 つまり、一人暮らしの家庭は土鍋で炊け、ということですな。<違う

  「無差別攻撃の空襲は国際法違反では」と意見を求めると、2人からは「真珠湾攻撃と同じ。我々も敵に最大限の損害を与えようとした」朝日 )。軍人だから勉強してるとは、まあ、そりゃ限らないんですけどね……対比するならせめて重慶爆撃とかにしてくれ。

 おまけ。 極東wiki - 特定アジア


2005年12月10日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 狙われない街

  愛・蔵太の気ままな日記 さんの 12/7分 において ウルトラマンマックス「メトロン星人が現代に復活」 とのことなので、見てみたんですが……実相寺監督、はっちゃけすぎ! 寺田農がメトロン星人の人間態をやってるんですが、これがまた胡散臭い親爺で……
 ウルトラセブン「狙われた街」では、メトロン星人がタバコに人間を凶暴化させる赤い結晶を仕込み、それをかぎつけたモロボシ・ダンがメトロン星人が潜伏する団地の一室でメトロン星人と対峙する、というシーンがあった。その対峙シーンが和室でちゃぶ台を挟んで、というもので、あまりにシュールすぎる光景に、当時の視聴者の印象に残りまくりだった。
 で、そのちゃぶ台とメトロン星人の組み合わせが21世紀に復活!
 今回のメトロンはセブンで登場したメトロン星人そのもの(パラレル?)で、アイスラッガーで真っ二つにされた後、地元の地球人に助けられて母星からの迎えを潜伏して待っていたらしい。で、帰る直前になんでこんな騒ぎを起こしたのかが謎。「もう地球も、この街も、狙わないさ」と、「便利な道具に溺れて退化する人間は勝手に滅びる」と嘯きながらも、今度は人間を凶暴化させる携帯をばらまく。
 でも嬉々として地球のお土産をカバンに詰め込みながら迎えを待ったり、実はメトロンの潜伏を知りながら匿ってた刑事と再会の抱擁をしたりと、寺田農の飄々とした演技と相まって本当になにをやりたいんだかわからない。w
 すっかりお茶目になったメトロン星人が、最後の最後にいたずらを置き土産していったとしか思えんのだが……
 当時の演出のファンなら、実相寺演出が炸裂しまくりで、それだけでも楽しめるのだがその上に更に変な話が展開していくので……
  こちらのブログ を見てもそう感じるが、実相寺監督にとってウルトラ怪獣・宇宙人は悪い奴だけど、懐かしい、憎めない連中ってことなんだろうなぁ。
 「いいから地球から出て行けよ!」と一人気炎を吐く主人公に、全然まともに相手をしてないで煙に巻きつづける寺田メトロンが大変よろしかったです。(笑)