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2005年10月21日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 時事その他

  綿貫、亀井氏ら新党組9人を除名 自民党朝日 )。「離党」を許さないで「除名」かぁ。これはかなり厳しい。

  松浦さんところのこのエントリー で知ったのだけど、 空耳じゃないマイアヒ 。2chの有志がルーマニア語の原詩を訳したものを、フラッシュ化。原題の訳「菩提樹の下の恋」ってのを知って、切ない恋の歌なのだなと思ったが、実際その通りらしい。ちょっとびっくりしたのは、avexのCDについてる訳詞はルーマニア語の訳ではなく、英語で訳したものをさらに日本語に訳したもので、原詞と異なる部分があるということ。探せばルーマニア語の通訳くらい見つかるだろうに。
 空耳で受けて、それを使ってヒットを狙って、ということ自体は否定しないけど、その後どうするか、という展望がまるっきりないことに愕然とする。「本当はこういう歌なんですよ」と紹介し、O-ZONEのファンを増やしていけばいいものを、一発屋のイロモノ的な扱いでは……厳密に言えば有志のやったことは翻訳権の侵害の恐れがあるかもしれないが、それでも「こういうのがファンってものだろ」と心強く思ったりもする。

  朝日新聞、靖国問題で社内乱闘…40代社員が暴行zakzak )。うわ、すげ! 朝日の中身もエキサイティングになってきてるなぁ。被害者の三十代社員の主張していたアンケートの解釈というのが気になる。

  中国当局、反日運動の活動家起訴へサンスポ )。こんなニュースをスポーツ新聞でしか報道してないってのがいやはや……これまで大目に見られていた反日活動などに、流石にピリピリせざるを得なくなってきたわけですな。今年もかなりの成長率を見込まれている一方、様々な社会問題のみならず軍事・外交面でも風当たりが徐々に強くなってきて、胡錦涛も微妙な舵取りが要求されるのだろうなぁ。ドイツでは親中派だったらしいシュレーダーが負けて、その人権問題を重視し中国への武器禁輸解除反対派のメルケル氏が首相になったし。

 本日の買い物は ミリタリー・クラシックス ……い、いや、だって仕方なかったんだよ! 知り合いが仕事したんだもん! ご祝儀で買わざるを得ないじゃん! 仕方ないじゃんかよう! そんな目で俺を見るな〜!
#いや、マジな話、他にもっとまともなものも買ったんだけどね。


2005年10月23日() 旧暦 [n年日記]

[その他] ようやく身体が動く

 今朝まで風邪がぶり返してほとんど身体が動かず。今日になって近場に外出できる程度には回復したけど、遠出は無理。日中寝込んでいたら良くなってきたけど、まだ時々寒気がする。うう。

[アニメ][特撮] 寝ながら見た

  絶対少年 #22「消えたものと産まれたもの」。理絵子はあの晩に二種類の光を一緒に見たホームレス=羽鳥と再会する。それがきっかけで自分たちの閉塞に気付き、自分たちのしなければならないことを理解する。正樹と二人で、希紗のために何かできないかと模索する。
 りえぞ〜、開き直ったなぁ。羽鳥の「見たいものは他人が見ている自分」ということを指摘され、いい子で自分を飾ることからの脱却を目指す。希紗も、成基も、ついでに正樹も友達で、だから友達のためにできることをする。とても単純なことだけど、それが見えなくなるほどにみんな迷走していた。
 結果として希紗のブンちゃんを壊してしまったことを煩悶する歩も、夢枕にオカカ婆が立ったという阪倉からの電話で自分が次にしなければならないことを心定める。
 と、みんな前向きになってきたところで、希紗の作ったオブジェが変化。しかしそれはブンちゃんではなく、羽の生えた玉子のような姿だった。それに戸惑う希紗だが、さらに横浜上空に巨大な物体がよりはっきりと具現化する。
 多分、これからクライマックスに向かって一直線?

  BLOOD+ #3。TBS土曜夕方アニメ枠のプロデューサー、竹田青磁氏は、なんか結構サヨクっぽい発言をインタビューなんかでしてるけど、まあ、それでも本編ではそんなにイデオロギー色は出ていない。あんまりそういうこと気にして番組見たくないんだけどなぁ。
 物語の進行はかなりゆっくり目。自分の正体を知らされる小夜。あくまで家族として娘を守ろうとするジョージ。まだ強烈に物語として訴求するものはないけど、スロースターターなんかなぁ。

  マジレンジャー響鬼 。マジレンジャーはなんかン・マが倒されちゃってるんですけど……で、次回からはインフェルシアの神々ですか、ハァ……これまでは劇場版限定のロボだったセイントカイザーも登場、そういう展開的には上手い。響鬼は朱鬼編後編。やはり朱鬼はあきらのための反面教師だったのかな。あきらが朱鬼の最期をどう捕らえているかが不明でもやもやするけど。結局は鬼VS鬼にはならなかったが、鬼=職業という旧プロデューサーの描き方とのズレも、やはり気になるといえば気にはなる。鬼=超人というアプローチでは、納得はするが。威吹鬼が結構ヘタレ化してるんですけど……役回り上仕方ないとは言え、損な役回りだ。

  ゾイドG #29。バイオゾイドの秘密を探りに、コトナの生まれ故郷アイアンロックに潜り込むラ・カンとコトナ。「呪われた町」と言われていたが、実は太古の技術を闇の一族が守る町だった。そして一族から逃げ出したコトナは、実の妹に命を狙われることに。
 という本編よりも、あのEDはやはり……「ムシキングサンバ」で慣れたつもりだったけど、あれとはやはりポイントがずれてましたわ。無意味に眼鏡姿や水着姿が差し挟まられるし。狙ってる層があからさま。本編の方向性とは、やはりずれてるような……こういうのが嫌いだなどと聖人面はしませんが、 ミリタリー・クラシックス を見たときの脱力感、と申しましょうか。昨今の風潮って、こんなんなのかなぁ。


2005年10月24日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] ニュースに取り上げられたんだ。

  ホワイトバンド:趣旨説明不足で購入者から批判毎日 )。問題点としては主に「売り上げは募金等に使われるわけではない」「募金活動ではなくあくまで政治活動」ということが分かりにくいようにしたまま販売が行われていた事か。あと、「運動に参加するには市販されているホワイトバンドを使用する必要はない」ということも説明されていない(白いものを手首に巻いていればOK)。運動の主旨には触れてないけど、それ以外は私の問題視してる(た)点と同じ。個人的にはどうかと思える運動だけど、「するな」とも言えない(言う必要もない)しねえ。
 それはさておき、「ホワイトバンド運動に詳しい弁護士」という肩書きが気になったので紀藤正樹氏のことを調べると、消費者問題や統一教会等カルト宗教問題に積極的に動いている弁護士さんらしい。ホワイトバンド運動についてのコメントも、消費者問題の一環として。
P.S. ホワイトバンド のサイトを久々に見てみたら、あちこち修正しまくりで、より一層活動趣旨の具体性が わからなくなって ますな。運動のスタンスをはっきり明確に具体的にするんじゃなく、その逆方向へ突っ走ってる辺り、活動主体のどうしようもなさを示してるとしか思えない。

[アニメ] 新しいガイキング

  リメイク版ガイキング のサイトが結構いろいろ出来てた。昔のガイキングはちょっとは見たはずだけど、ほとんど覚えていない。あらすじ紹介見ると、どうかなぁというか微妙な感じもしないでもないけど、気になったのがシリーズ構成の部分。「三条陸」氏の名前が上がっている。「ダイの大冒険」などの原作をやった漫画原作者だ。テレビシリーズのシリーズ構成でこの名前を見るのはかなり意外と言うか、別名義でテレビとかの仕事もやっててもちっとも不思議じゃないのだけど、この名前で出て来るのはとのかく不思議な感じはする。「何故今ガイキング?」というのも不思議だけど、そういう意味でも不思議。

  エウレカセブン は昨日から3クール目。例によってOP・EDも変更だけど……OPは正直微妙。曲も悪いわけではないが、合ってるかと言われると首をひねるし、何より本編より作画レベルの落ちるOPというのは初めて見た。これはどういうことだろうと首を傾げてしまう。EDは、キャラの見分けがつかないという以外は結構良い。
 本編は、シリアスの色を強めていく中、チャールズ&レイのビームス夫妻が月光号を襲撃。ホランドがそれを迎え撃つ。結果、からくもホランドがチャールズを仕留めるが、レイは逃走。恐らく自身は子供を産めないレイは、エウレカが「ママ」と呼ばれることに激しい憎悪を見せる。SFO部隊にいた頃のエウレカしか知らないのだろうから、「化け物」呼ばわりもわからないではないが……チャールズの意外とあっけないとも思えるような退場だが、復讐鬼と化したレイが恐ろしいことになってくるよう。


2005年10月25日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 何度か繰り返し見てたら

 多少慣れて来ました。>ゾイドG新ED
 新EDのインパクトに本編の色々が吹っ飛んでしまったけど、改めて。作画は相変わらずで古代のゾイド工場内の設定とかが出鱈目すぎるんだけど、フェルミのシャワーシーンを始め、限界に挑戦? 伝令の兵士、絶対見たよなぁ。あの囲いじゃ。
 何気に強化パーツの威力をアピールしてるけど、ミィが助かったという消極的な効力だった前回と違い、今回はソードウルフもレインボージャークもあからさまなパワーアップ。でも、回想シーンのジャークにも強化パーツがついてたのはチョンボ。

  ぱにぽにだっしゅ 。いつもにも増して極力省力動画&無意味なまでに過剰なエロ極めポーズ。すっかり番組のカラーになったなぁ。だけどそれより一番印象に残ったのは「航星日誌云々」の台詞だったり。麦人本人に言わせるか……
P.S.「極力省力動画」ってのは誉めてます。一応。線が多く複雑な高い等身絵はあまり動かす場面に使わず、その上でにぎやかしい雰囲気をどう出すかというのは、各場面を良く見るといろいろ工夫されていて感心します。

  アニマル横丁 、よくよく考えれば(考えなくても)毎回毎回密室劇なのだよな。毎回の異様なテンション共々、よくやるなぁ……


2005年10月26日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 参拝とか

  靖国問題で政府答弁書決定 「戦犯」は存在せず 公式参拝であっても合憲Y!hl )。う〜ん、これ自体は正しいし、中国韓国の「A級戦犯吊るし」は明らかに異常なんだけど、ここまで強気に出るのも心配ではあるなぁ。変な神格化が起こらなきゃいいけど。
 サンフランシスコ講和条約の第11条はアムネスティ条項を適用外としてる、かなり異常な条項なのだけど、極東裁判の判決による刑の執行を確実ならしめるためのもので、それも既に条項に従い各国の了承を得て赦免等が行われた今となっては役割を終えている。今になって戦犯云々と言うのは政治的意図があると見るべきなのだけど、同時にその反動も気になりはする。

  民主党の野田国対委員長「『A級戦犯』と呼ばれた人たちは戦争犯罪人ではない」産経 )。咎なし、責任なし、ということではないけど、法的な云々でというのは色々破綻しているので、民主党側からもこういう意見が出るだろうなぁ。倫理的に云々というのも、言ってる人が主張しているような論旨はおかしいのだけど。少なくともそういうこと言ってる人は現在が見えてない、自分が見えてないのだろうな。

  「日本のたばこ税は欧米より安すぎてみっともない」東京新聞 )。そういう問題か??? なんだろう。この昨今のタバコの吊るし上げは。

  客とトランプは「接待」 松山のメードカフェを指導朝日 )。いや、どーでもいーけど、なんで「メード」って表記するんだ?

[アニメ] セカイ系≒ジュヴナイル?

  ノエイン を見ていてふと思ったのだけど、いわゆる「セカイ系」ってのは、ジュヴナイルの奇形進化なんじゃないだろうか? ジュヴナイルだと子供の頃は遠景にあこがれつつも中景を把握できるだけの知識も経験もないので遠景と近景のみになりがちなのはある面必然なのだけど、それがオトナになってもそういうのを求める需要がセカイ系を支えてるのだという気もする。
 #3「オワレテ…」。「アトリ」に襲われるハルカとユウだが、カラスのおかげで九死に一生を得る。しかしそのことを話しても両親はおろか友人も信じてくれない。おまけにユウは家出がばれて、母親から本格的に監禁状態を強いられる。そんな中、ハルカは不思議な感覚に導かれ、倉庫に隠れていたカラスと再会する……
 先週がらりと変わった絵柄は一話のものに戻る。でもやっぱり入浴シーンはアリ。風呂アニメ。ミホの突然の告白とその後の立ち直りの早さが笑える。OPまでのアバンタイトルの映像は前回の使い回しではなく、毎回作り直している。第一話はTVシリーズとしては破格の1万3千枚の動画で、冒頭の戦闘シーンだけで3千枚なのだそうな。呆気に取られますわ。そのおかげで戦闘シーンは異形の戦いという感じが出てるものの、情報量が多すぎて追いきれないという部分も……でも、ひたすら密度が濃くって、前半が終わった時「まだ半分だったんだ!」とはっと気付くほど。今期の新作No.1だなぁ。
  バンダイチャンネルでの配信 で、まだ第一話、第二話を見ることが出来るので、未見の方は是非。


2005年10月27日(木) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] どっかで見た顔

  コミック乱12月号 掲載の「風雲児たち幕末編」にて、緒方洪庵の適塾門下生として、どっかで見たことのある人登場。名は手塚良仙。手塚治虫のご先祖様だ。手塚良仙は適塾門下生として入門、福沢諭吉の自伝にも「仲間の手塚」として出てきている。手塚と福沢の出会いは完全に創作だが、こういうあれこれを想像できるのがまた楽しい。
 週刊少年マガジンは、結構いいマンガも載ってるのだけど、雑誌全体としてはどんどんビミョーな方向に向かって行ってるような。マンガとしての面白さはともかく、「トト!」の位置にあるマンガを切りっ放しで持って来れない辺りで、バランス感覚の悪さがにじみ出てるような……
 「焼きたて!じゃパン!」はどんどんマンガとしてみにくくなっていってるような。作者は色々勉強されているのはわかるし(それが作品に実を結んでるかはともかく)、まあ、人気があるってなら別にとやかく言うことじゃないですが。
 週刊少年チャンピオンは、編集長が変わったらしい。今週号でどうってのはまだ特にはないけど、雑誌編成が大幅に変わったりするんだろうか?
 今日じゃないけど いばらの王(5)岩原裕二ピルグリム・イェーガー(5)/冲方 丁・伊藤真美 を購入。いばらの王は……う〜ん、悪くはないんだけど、話を収集させることに注力させた印象が強く、最後の最後でテーマの表現において深いところまで表現しきれたか、というところが気にはなる。悪くはないんだけど。ピルグリム・イェーガーはいつものテンポ。この話、一巻冒頭のシーンの決着がついたら連載終了なんだろうか?

[その他] まあ、愚痴のようなもの、というか愚痴

 そういう話として聞き流してくださいまし。
 ま、私自身、頭が良い訳でも人格者でも立派な人間でもないことは自覚してるわけですが、人の話を聞いててどうにも我慢しがたいことってのはしばしばあるわけで。
 想像力の欠如、というのか、自分の想像力の外側を認識しないで独善を垂れ流されることと言いますのか。自分に判断できないことは判断できないとすればいいのに、できないことを無理矢理自分の足りてない物差しで計って滅茶苦茶なことを言い出す。聞いていてイライラいたしますな。
 まあ、こちらに関係ないことならそういうのは基本的に聞き流してますが、人間に対してそれをやってるのを見ると、当方に直接は関係ないことでも我慢しがたいものがあるのでございます。
 そのくせ、その相手の親身になるわけではなし。単に、自分の物差しに当てはめて、あからさまに独善な意見を吐くだけ。相手を貶めて自分が見識がある、まともであるという誤解を生み出す踏み台にする。しっぱなし。知らないという自覚が生まれないからそのことについて正しく理解しよう、調べようなどという意識も芽生えようはずもない。
 ま、私もあまりそういうこと言えた人間じゃないのはわかってはおりますが、思わずこう言いたくもなりますね。「あんたら、バカ?」と。
 「知らないということを知らない」というのは、愚民の第一条件なのだなぁ、などと生意気にも思ってしまったりもするので御座います。
 またこれも自戒。

 などと生意気なことはさておいて、先日判決の出た台湾と韓国の癩病患者収容施設の裁判、なんだか気になる文章を見かけ、検索すると こちらのサイト に癩病患者に対する昭和二十三年六月四日の国会での発言が記載。実際に公開された国会の議事録を調べると、 たしかにその発言 は行われたようで。この発言の小鹿島の韓国人癩病患者の実体が正確かはこれだけではわからないのだけど、いずれにせよ当時の実体というのは今日我々が安易に考えるようなものではなかった、ということは言えそう。


2005年10月28日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 本日の買い物

  新必殺仕置人DVD-BOX 丑の巻
  絶対少年(3)

 まとめて購入すると一気に出てってしまうなぁ。
 リンク貼るために改めてamazon見たら、割引率20%かよ……しかしamazonはDVDだとペリカンだから、受け取りが面倒なんだよなぁ……
 なんだかネタが切れ気味だから、ブックマークの中の実用フォルダの一覧なんかのっけてみる。
scirus
Yahoo!テレビ
オンライン書店ビーケーワン
セブンアンドワイ−インターネットでショッピング!
生活地図サイト MapFan Web - 全国どこでも簡単地図検索!地図と季節の情報満載!
Mapion [情報地図コミュニケーション マピオン]
ジョルダン株式会社
Amazon.co.jp: 通販サイト
ONTV JAPAN トップページ
東海ウォーカープラス - 名古屋・東海地域のエンターテイメント情報
日めくりカレンダー.com
ヤマト運輸ホームページ
オンライン書店「本やタウン」 サテライトブックストア
 ま、あんまり面白味はないですなぁ。こんなんもある、程度に。


2005年10月29日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 全国区でも「濁りません」

  絶対少年 #23「幸せを呼ぶ闇の光」。
 横浜上空に現れた巨大物体に、日本全国が騒然とする。電気も携帯も止まってしまった中、平然と営業するキッチンときみやに集う老人たちに、半ば感心し半ば呆れる理絵子。一方、特集番組のコメンテーターとして出演した須河原は、「マテリアルフェアリー」と「マテリアルイーヴル」のことを全国に明かすのだった。
 前半は延々としかしまったりと横浜での異変に騒ぐ人々を描く。まあ、いきなりこんなん現れても多分こんなもんだよなぁ。電気が止まっても七輪とろうそくの灯りで営業をしてるはな婆さんに、当然のように集まって来て騒ぐ老人どもが……まあ、東京大空襲とかに比べればいかほどのことかだよなぁ。ちらっといかにもオタクな2ちゃんねらーっぽいのが出てくるのもワロタ。
 後半は、異変に巻き込まれつつある逢沢歩、深山美佳たちを差し挟みつつ、「マテリアルフェアリー」「マテリアルイーヴル」とは何か、を須河原が明かす。ったって、これも正解かどうかなんてわからなくって、須河原の解釈に過ぎないわけだけど。須河原説では「マテリアルフェアリー・イーヴル」は付喪神と同じもの。歪みによって生じたイーヴルを消去するために生まれたのがフェアリーだが、フェアリーの存在を超えてイーヴルが増えすぎたことが今回の現象、だという。それが正解かどうかはわからないけど、マテリアルイーヴルが増えすぎると何かが起こるはずなのだが、それが電子機器の障害ってことなのか。須河原はちゃっかりテレビで全国デビューだなぁ。コメンテーターが足りなくなって、変な本出したジャーナリストがいるってんで確保されたんだろうか? その割にはパネルとか用意しまくって、その場を仕切りまくってたし。
P.S.あ、ひょっとするとアレか? 以前観覧車の停止でリポーターのマイク奪って勝手に実況したアレ。カメラ慣れしてるし、調べると面白そうな履歴の人物だったんで呼んだ、とかありそうだな。おそらくそれ以外でも仕事はしてただろうし。
 次回は「彼女たちの冒険」。「彼女たち」ってことは、歩は出番なし?
 それはそうと、全国区でもちゃんと「濁りません」なんだな。須河原。

  ラムネ 。同名美少女ゲームのアニメ化。いわゆる「田舎でカラフルな髪の女の子に主人公がモテモテ」系。記号としての髪の色だってのはわかってはいるのだけど、一部キャラの髪型と相まって、なんだか「どこの星の出身の方ですか?」とか聞きたくなってしまいはする。第一話は、主要キャラの顔見せ程度か? この作品のカラーは? と言われても困るくらいに、典型的ハーレムアニメに見えてしまう。まあ、一応次も見ては見ますがね。

  ブラックキャット 。ジャンプで連載していた同名マンガのアニメ化。第一話はオリジナル。原作では描かれてなかった主人公のトレインと相棒のスヴェンの出会いが描かれる。ってか、これ、主人公スヴェンだろ? ってか、ほとんど藤原啓治だけで引っ張ってる。スヴェン以外では一番キャラが立ってたのがアニメオリジナルのウェイトレスってのは、間違ってるのか正しいのか。突っ込みどころは色々あるが、疲れるのでやんない。

[映画] 「血と砂」

 借りていた岡本喜八監督作品「血と砂」を見る。
 戦争末期の日本陸軍。敵前逃亡の咎で憲兵に処刑された見習士官の取り扱いに逆上した小杉曹長は、そのことで憲兵に殴り込んでしまい、その懲罰として処刑された見習士官の隊が受け持っていた拠点の八路軍からの奪還を命令される。しかし人員不足の中、小杉に付けられたのはまだ紅顔の楽団兵。理不尽とも思える命令に、小杉は一本気な憲兵の犬山一等兵(出刃)と戦闘から逃げ回って軍法会議にかけられた持田一等兵(葬儀屋)を加え、新兵たちを鍛える。それは、まだ少年の楽兵たちに少しでも生きる可能性を与えるためだった……
 のっけから日本兵がディキシーで「聖者の行進」を演奏しているシーンにぶっとぶ。入隊してからこっち、楽器しか持ったことのない彼らを鍛える小杉曹長に三船敏郎。心ならずも小杉らに過酷な命令を下す佐久間大隊長に仲代達也なのだけど、それより「葬儀屋」が伊藤雄之助なのに思わず「キター!」と叫んでしまったり。伊藤雄之助は初期の必殺にも何度か出演しており、そのしゃべり方そのままでガタイは大きいが気が弱い一等兵を演じている。「出刃」には岡本喜八作品常連だった佐藤充。
 楽兵のメンバーを受け持ちの楽器で呼ぶなど、しゃれっ気が効いていて中国大陸の戦場でディキシーを響かせるなど底抜けのシーンをちりばめながらも、全体としては戦争のバカバカしさ、憤りを描いている。これは岡本喜八作品の多くに共通したテーマ。
 でも、同時に戦闘シーンが異様にかっこいいんだよなぁ。中盤の砦を落とすシーンは西部劇さながら。この二律背反が岡本喜八作品のカラーでもあるのか。
 「血と砂」は今回初めて見たのだけど、「独立愚連隊」+「ジャズ大名」という印象。足して割らない。それどころか+αしてる。「血と砂」という重すぎるように思えるタイトルと裏腹に軽妙で滑稽で、かっこよく、しかし最後になって思い起こせば確かにタイトルにふさわしい重いものが描かれた作品。なんとも説明しづらい。
 確かに描かれているのは戦争のバカらしさへの嘲笑なのだが、戦う男の姿もあるし、洒落っ気のある斜に構えた態度もある。その複雑さが岡本喜八そのもの、なのかもしれない。
 戦場に散っていく少年兵たちの熱演も非常に良い。
 余談だが、最後に撤退した部隊と別れ、一人自ら理不尽な命令をくだした責任を全うすべく小杉小隊の元へ向かう佐久間大尉だが、これは「どぶ鼠作戦」のラストとも重なる。おそらく岡本監督にとっての「かくあるべき」(おそらくはそういう人もいた)軍人の姿なのだろう。

[その他] カメラ慣れ

 上のエントリの絶対少年のことでちらと思い出したのだが、なんだかどうにも引っかかった件がある。
 NHKのドキュメントで、震災に見舞われた山古志村の復興の様子を追っていったものなのだが、結局村にいるおじいさんは借金をして棚田を直すことになる、と流れを掻い摘めばそういうものだった。で、最後に街に住んでいてしばしば手伝いに来る息子さん家族のインタビューが差し挟まれたのだが、それで「家族ですから、これから助けるのが当然です」と目をきらきら輝かさんばかりの滑らかな標準語と演出で言っていたのがものすごく引っかかった。
 それが偽り、というつもりはない。きっとそれはその人の「そうしたい」というものではあるのだろう。が、同時にもの凄く違和感があるのだ。本当はもっとあるはずだろう。「田舎に戻って田畑を継ぐべきかもしれないけど、そういうわけにはいかないし、出来ることは出来るだけするが……」とか、場合によっては、もっと生臭い生活や人生設計と直結したいろいろが。
 視聴者がそんなもの見たがるか? と言われるとなんだが、「視聴者が見たくないからそういうものがないように見せる」ってのはドキュメント性の放棄であり、もの凄く萎えた理由でもある。今更テレビやらになに期待してるんだ、って言われそうだけど、期待はしてないが、その程度の「らしさ」も演出できないような頭悪い番組なんだなぁ、ということです。
 で、この生きてることに付随する生臭さを徹底的に排除して、白々しい、うそ臭いと言い換えてもいい「家族愛」で演出したのは誰か、ということになると、製作スタッフもそうではあろうし、また、登場した人物自身もそうではないかと思える。つまり、「テレビに出たらこういうこと言うべきだろう」というフォーマットが漠然と刷り込まれているのだろう。これは、私とかも偉そうなことは言えない。きっとマイクとカメラを向けられると「ここまで言うとこういう反応が返ってくるだろう」ということをかなり無意識的に計算するだろう。
 昔はわからなかった。テレビを取り巻く環境が違ったということもある。製作側の事情も違う。マイクを向けるとそんなしちめんどくさい計算抜きの本音が飛び出たことも多かったろうし、あるいは製作者がそういうものが出るよう、誘導したことも少なくはなかったろう。
 今は「視聴者が求めてない」という理由で、ドキュメントにすべき最も大事なそういう部分があっさり切り捨てられ、創作なら三文芝居で切り捨てられる臭い台詞が「天然実話100%」と言うどこまで本当かわかったものじゃない胡散臭いラベルをつけて売り出される。視聴者もまた、信じたいがゆえにそれを信じる。
 なんともしちめんどくさく、つまらない世の中になったことか。


2005年10月31日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 洒落にならん……

  自殺の遺体、ハロウィーン装飾と間違え数時間放置CNN )。時節柄がまずかったと言うか、何と言うか。

 そのハロウィーン関係で日本でも 仮装をした外国人450名が乱入して大阪の駅で電車の運行などに障害Y!hl )ってな事態が。まあ、多少のイレギュラーは楽しみのうちかもしれないが、450人ともなるとそれだけでコワ!

  第3次小泉改造内閣が発足Y!hl )。いっとき人気の高い安部晋三氏が外れるという噂がありましたが、順当に内閣官房長官。まあ、民間の女性有名人が内閣入りするってんで塩野七生氏が、って噂までありましたから、そんなものかも。外務大臣は町村氏から麻生太郎氏かぁ。町村さんも首相の対中戦略を受けて、頑張ってたと思うのだけど。もっとも麻生氏も言動はバリバリに対中強硬派。対中戦略は現行路線ということか。気になるのは少子化・男女共同参画担当に抜擢された猪口邦子氏。ジェンダーフリー推進派で、軍縮推進派って取り合わせなのが……

  遺棄化学兵器処理費中国要求丸のみ巨額化Y!hl )。中国に遺棄されている化学兵器は日本軍が破棄したものとは限らず、ソ連軍や日本軍から武装解除で武器の管理が移った中国軍が処分に困って埋めたものも多く、その内訳は実は正確にはわかってない。それでも中国は「日本の毒ガス」と言って、日本は唯々諾々と受けてきて、その当然の結果。「中国、とんでもない!」だけじゃなくって、自分たちもちゃんと反省しないとね。

[アニメ][その他] 日曜のとか

  エウレカセブン #28。チャールズを失ったレイはエウレカへの憎悪を募らせ、月光号へ強襲をかける。一方チャールズの最期を目の当たりにしたレントンは、自分に出来ることをしようと決意する。
 レイがエウレカを憎んだのは、セブンスウェルの光で子供が産めない身体になったからなのか。それは、気持ちとしてはわからないではないが。チャールズが未来を示したにも関わらず、チャールズと共に歩む未来しか見れなかったレイは自滅。自ら袋小路に進む大人たちを目にして、レントンはただ絶望するのではなく、力になれなかったことを悔やむ。
 次回は、久しぶりにアクセル・サーストンが登場。ガイドブックにあったニルヴァーシュspec2へのver. upに関わるのか?

  マジレンジャー は第三部のインフェルシアの神々編に。いきなり十人(柱)も出てきたけど、残り話数考えると、今回見せた圧倒的な強さにも関わらずサクサク倒されていきそうだなぁ。

  ゾイドG #30。今回はガラガとセイジュウロウのコンビ。意外な取り合わせっぽい感じだけど、熱血&冷静で取り合わせが存外といい。お互い、表面に出ているのと違う一面を見せるという演出も上手く、これにゲストの老婆が絡む。この声、ムシキングの発明婆さんと同じ竹口安芸子氏か。つか、ルージの婆ちゃんと同じでんがな。味のある婆さんを演じるなぁ。相変わらず。リーオの武器がないとは言え、ケーニッヒウルフもそれなりに見せ場アリ。でも、どんなに目立っても最後の最後で結局ミィ様に全部持ってかれるのだった……
 次回はエレファンダー部隊の先走りの煽りを受けて戦死した、あの金髪のの妹が出てくるらしい。

 OURsの「OURs的アニメ生活」なのだけど、ライターの小林治氏の主張は、時々違うんじゃないかなーと思えるときがある。いや、おそらくそれほど高くない原稿料での仕事でしょうので、細かくとやかく言うつもりはないんですが。有体に言ってしまうと、そのアニメの見方って、嫌なオタクの視点じゃないかなぁ、と思えることが。昔と比べて今は作品を新鮮な気持ちで見れないってのは、書き手の実感としてはまごうことなくそうなのだろうけど、昔の作品も言うほど斬新だったろうか、と言うと、それらを卑下するわけではないけど、そういうわけではない。下敷きになった作品があり、それを知ってる人には「あれがなんでここで使われてるの?」とは思うかもしれないが、まったく一から作り出したものではない。まあ、確かに作り手側の問題ってのもあるのかもしれない。けど、「新鮮に感じない」だけではそれは作り手の問題か受け手の問題か、さっぱりわからない。とは言え、「今期の新番組のオリジナル作品率は高い」などの情報は有益ではある。でもやっぱりちばぢろう氏のイラストコメントとの共感率の方が高い。(66%くらい?)まあ、イラストコメントはピンポイントで狙ってくるから、フォーマット自体がそもそも違うのだけど。