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2005年10月01日() 旧暦 [n年日記]

[その他] ご期待に応えてみる

  NHK「番組改変」報道、相応の根拠 本社第三者委朝日 )。第三者委を見ると「どこが第三者やねん」なのは置いといて、中身をちゃんと読んで解釈すると、タイトルは腰砕けもいいところなのがわかる。
1月の記事については相応の根拠があり、「真実と信じた相当の理由はある」と認めた。ただし、一部については確認取材が不十分だったとする厳しい見解を示した。
 だったらその「相応(相当)の根拠」とやらを示せばいいのだ。それが録音テープでも、倫理的な云々と言われるだけで法的には問題はなかろう。それが出来ないというのならその「根拠」は第三者にとってはちっとも「相応の根拠」ではなく、この言い様は単に朝日新聞が「私が悪うござんした、もうこれ以上突っ込まないでくださいよ。でも記事は捏造ってわけじゃないよ」という見苦しい撤退の際の捨て台詞にしか他ならない。
 ここまでしてどうしても「誤報でした」「先走りでした」ってことにしたくないのは、どこら辺が理由なんだろう? 記事を書いた本田記者をどうしてもかばいたいのか、田中県知事絡みの問題にさらにこの上ダメージを負いたくないのか。
 ただ、 毎日新聞社説 (10/1)などで攻撃が激しいのが気になる。まあ同業他社でライバルなんだけど、そこまで関係悪いのかってのは、ちょっとピンと来ない。田中知事関係の朝日の記事のきっかけも、毎日記者だっけ?

[アニメ] 元恋人がホームレス! あんたどうする!?

  絶対少年 #19「翼の生えた魚」。
 先週あの後どういう別れ方をしたのか激しく気になるが、ブンちゃんを破壊されたことにより希紗は迂闊に歩に会ったことを後悔し、恐らく歩からの連絡が入る携帯を破壊してしまう。希紗がこれだけの激しさを見せるのも初めてだが、携帯を壊したという事は、これまでかろうじて残していた他人との接触のきっかけを完全に放棄する意思表示、とも取れる。しかし、最後で必死にブンちゃんを直そうとする希紗の傍らで、作りかけの魚のオブジェがわずかに光を発したのは、どういうことなのだろう? しかもブンちゃんの発した寒色系の光ではなく、暖色系なのだが……
 りえぞーも成基との直接の対話を執拗に求めるなど、携帯を主軸にした関係が微妙に崩れ始めている。
 しかし今回のメインは希紗ではなく、横浜のウォールアートを求めて田菜から来た藤堂麻子。「ときみや」との意外なつながり、そして鍵になる人物と思われる羽鳥次郎との関係が明かされる。本筋とのつながりはイマイチ不明だが、昔の男がホームレス同然だったり容赦ない言葉を浴びせたりと、なかなかスゴイ展開。「空白の十年」の一端をうかがわせる。そりゃ、あれだけしたたかにもなりますわ。
 ちなみに伊藤和典氏の 昔書いた小説 に「藤堂麻子」なる人物が出てくるが、関係は不明。

  ハチミツとクローバー 最終回。まあ、落としどころとしてはここでしょうね。総合的に非常に良くできてるんじゃないかとは思う。無論、原作のいろんなものを落としている(そうせざるを得ない)のはわかっている。その落とし方がやや気に入らないというのはあくまで個人的な感想。他のスタッフとの相性もあるのだろうが、黒田洋介氏の、この手のシナリオライターとしての技量の高さはやはり高い、と思い知らされる(作家としてはどうかってのは、ノーコメント。少なくとも好きではない)。ただ、北の果てで見てきた風景についてのやりとりは削らないで欲しかったんだが……基本的にトレンディドラマ化ってことか。

  極上生徒会 も最終回。ここまで徹底して毒にも薬のならなさを徹底していれば、文句もない。これ、一応誉め言葉。こっちも黒田氏脚本なんだけどね。
 心に残るものは特にないが、性質上別にどうということはなかろう。

[映画] のんだくれハードボイルド

 こないだH氏とO氏と一緒に深+に行った時にマスターに「こん中でこれがわかるのは鈴木かなぁ」とビデオを渡された映画があった。ジャン・ギャバンとジャン・ポール・ベルモンドが競演している珍しい映画「冬の猿」だ。
 「次の映画の日には返せよ」と念を押されていた事もあり見終わったのだが……あ〜、久々に「映画見た」って感じになりましたわ。
 胸の中に昔と同じ想いを抱きながら、安定を求めるがゆえそんな彼の「爆弾」を不安に思う妻のため、酒と共に思い出を封じる男、カンタンだが、内に同じ熱さを秘め、そして酒によりそれを発散させるしかない旅行者フーケにより、その封印を再び解いていく。
 「銃撃戦のないハードボイルド」と言われたのだが、これはなんと言えばいいのか。冒険小説読みで、酒飲みで、多分もう一つ言えば妻帯者ならば文句なしにカンタンとフーケに感情移入するのではないだろうか?
 訳知り顔で退屈な周囲、安定を求める妻。それらが悪いわけではないのだが、それらに決して理解されない充足感の欠如。そんな自分たちをカンタンは中国で聞いた「冬の猿」の話にたとえる。冬になると、猿の子供が人恋しさに町に下りてくる。その猿と自分たちは同じだと。
 ああ、いや、これはもうなんと言ってもいいのか。別にヤクザや悪者は出てこないし、銃声の一発も鳴らない。(もっとも冒頭、爆撃と迎撃のシーンはあるし、あと、別のものもクライマックスで鳴るのだが)ある意味派手なところはない。でもこれはいい映画だし、ハードボイルドだろう。
 「口が悪くなるだけなら飲むな。彼は下劣なやつらを忘れるために飲む」
 ジャン・ギャバンの台詞がとにかく痺れまくる。


2005年10月02日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日は手短に……

 先日「クレヨンしんちゃん劇場版 嵐をよぶ! アッパレ戦国大合戦」を放映した影響で、なぜかそれがらみの検索ワードが多い。これ放送するの初めてではないけど、まだ浸透してなかったんだなぁ。
 ここまで徹底して大人向けなのはこれと「オトナ帝国の逆襲」くらいだけど、他のも大人も鑑賞できる作品が多くあるので、これをきっかけに見てみてください。オススメは「ブタのヒヅメ大作戦」。
 そういや今日国勢調査の回収があったんですが、微妙に回収時間拘束されて不便というほどではないけど、隔靴掻痒っぽいというか。でも、ネットでとか郵送でとかなると、また費用がかさんだりってことはあるのかも。回収員の人件費とどっちが高いのだろう? まあ、国勢調査も 国勢調査:調査員が悲鳴 市民団体設置の苦情電話に相談 だなんてご時世になりましたが。なんだかなぁ。まあ、ヲイラみたいなダメ人間のこの程度のデータ、どうひっくり返っても悪用できないので私は気にしないで協力してますけどね。
 アニメだ特撮だはまた後日。響鬼は……楽しんでもいるけど、言及しにくいなぁ。


2005年10月03日(月) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 凱風快晴

 必殺シリーズ第十三弾「必殺からくり人 富嶽百景殺し旅」第十四話(最終回)。テレビ東京系時代劇アワー(月〜金AM11:35〜)で再放送してました。
 江戸からお艶一座に北斎の娘、おえいからの手紙が届く。手紙にはなんと北斎が自分を殺して欲しいと言っている、と書いてあった。驚いたお艶たちは江戸へ急ぐが、その道中、不気味な浪人が一座の後をつけてきていた。浪人のことが気になりながらも江戸へ着いたお艶が北斎に話を聞くと、版元や借金取りに追い掛け回される生活に嫌気がさしたから、お艶に上手く死んだ事にしてくれとのこと。お艶は呆れながらも北斎の依頼を果たす。しかし例の浪人・赤星が殺し屋の仕事にありつこうと唐十郎につきまとう。
 一方晴れて自由の身となった北斎だが金も底を付いた中、役者の中村歌八の顔にインスピレーションの沸かせ、これまでにない役者の特徴を誇張させた役者絵を仕上げた。その絵を売り込みに唯一北斎の死のからくりを知る梅屋に駆け込む。梅屋は死んだはずの北斎を家の中にかくまい絵を書かせる。それを聞いたお艶は嫌な予感を感じて唐十郎と鈴平に様子を見に行かせた。
 お艶の予感は的中。梅屋がその役者絵を「葛飾北斎」の名ではなく「東洲斎写楽」という名前で売り出したことに北斎は大激怒、梅屋を飛び出すが、その北斎を梅屋の用心棒になっていた赤星が始末しようとする。梅屋は北斎の元絵の値上がりで大儲けしており、北斎に生きていられては都合が悪いのだった。
 しかしその赤星にも用なしとばかりに梅屋と通じた守山藩の勘定方が襲い掛かる。その切り結ぶ様に魅入られ、自分の命が尽きようとするのも気にせず一心不乱に筆を走らせる北斎。赤星は斬られ、絵を描き続ける北斎もまた斬られる。鈴平と唐十郎、おえいが駆けつけるが、手当ての甲斐なく、最後まで絵に未練を残したまま北斎は死ぬ。
 北斎の最期を目の当たりにしたお艶たちは、富嶽百景最後の殺しを行う。
 梅屋と守山藩の勘定方たちを仕置し、唐十郎とも別れ江戸を去ろうとする一座。その一座が視線を上げると、屋根の上で死んだはずの北斎が富士を描いていた。驚くお艶たちに「ええがなええがな! 死のうが生きようが、どうでもええがな!」と言い放ち、嬉しそうに絵を描き続ける北斎。しかしその姿は霞の如く消えうせた。
 あの北斎の姿は現だったのか幻だったのか――お艶たちは再び旅の空へと戻る――

 とにかく最初から最後まで北斎に食われっぱなし。
 「写楽=北斎説」を下敷きにしているが、考証とかはあまり関係なし。一にも二にも北斎役の小沢栄太郎に尽きる。逆に言えばその他は大したことはないと言えるが、この北斎を見た後は「ええがなええがな!」という気になる。お勧めというわけではないが、この豪放磊落な、絵に取り付かれた北斎の姿ばかりは見ないとわからない。葛飾北斎に始まり葛飾北斎に終わる、ある意味シリーズの最終回にふさわしい話だった。タイトルも殺しの際に使った「 従千住花街眺望の不二 」ではなく「 凱風快晴 」にしたのは粋。
 惜しむらくは頼み人のはずの永寿堂がまったく絡まなかったことか。
 シリーズとしては殺しの殺陣や演出は円熟の域であったものの、シナリオの詰めが甘いものが多かったことやシリーズそのもののコンセプトが二番煎じの上詰めが甘かったこともあり、オススメとは言いがたい。しかし、金の受け渡しのシーンが削られたために裏稼業という印象が薄くなってしまった部分もあり、それを埋め合わせるかのように表立っては行動できない姿が描かれる事が多く、歯がゆくも裏稼業の無力さが浮き彫りにされてもいた。
 この時期の必殺は新仕置人でそのすべてを発散させてしまったかの如く新しいスタイルを模索し、迷走していた時期でもあり、これは意欲作である次シリーズ「翔べ!必殺うらごろし」の失敗、そしてシリーズ最終作の意気込みで作られた次々回作「必殺仕事人」へとつながっていく。

[アニメ][特撮] 昨日の

  エウレカセブン はホランドがようやく動き出したり、ビームス夫妻がレントンの正体を知ったり。レントンを自分たちの子供にしたかったビームス夫妻に正体がばれてどうなるんだと思ったけど、軍に引き渡したりするわけではなく、「どうするかは自分で選べ」と。最後の親心か。アドロック・サーストンって、これだけいろんな人に衝撃を与えるとは、何をやらかしたんだろう? レントンの帰りを待つエウレカはひたすらけなげ。

  響鬼 は、まあ、高寺体制のファンで怒る人がいるのは分かるというか、それも致し方ない事だよなぁ。ヒビキさんは日常生活落伍者みたいになってしまってるし(意図は別にあるのだが、旧体制のファンではそんなものを望んでいない人も多いだろう)。楽しんでるし変化の意図はそれなりに理解できる反面、私も前の趣旨のままでやってたらどうなってたろう、と残念には思う。どんな収束を見せたか(あるいは収束を放り出すか)ってのはとても気になってたのだけど。
 新OPの関東の鬼(+斬鬼)全員集合は、やっぱこれはやって欲しいよなぁ、という感じ。でも全部のスーツがあるってことは、ひょっとして最初から作ってあった? う〜ん、予算の使い方が……

  ゾイドG は、反ディガルド軍、早々と崩壊。流石THE・烏合の衆! エレファンダーの隊長はかろうじて生き残ったんかね? 昔ディガルドにコテンパンにやられた恨みを持ってるこの人が、ラ・カンが弱腰と勘違いして先走りしたのが崩壊のきっかけなのだけど、元々寄せ集めだったからなぁ。
 全滅の危機に、先週のラ・カンの言葉をヒントにしてダムを決壊させディガルド軍を押し流そうとするルージ。その前に立ちはだかるうっかり少将ザイリン。ルージの作戦も先を読んだところまでは良かったけども、一騎打ちでしかもさっさと止めを刺さなかったところがやっぱりうっかり。メカ戦の迫力不足は否めないけど、乱戦の様子や突破力のあるハヤテで攻め、最後は突撃力の高いムラサメで締めるところは中々。
 ティゼのブラストルタイガーの「アレ」については、ゾイド板のジェネスレで早速ワクテカしてる人が多数いる模様。


2005年10月04日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ま、個人的にはどーでもえーことなんですが

  のまネコ の問題はちょっと他ごと(からくり人富嶽百景殺し旅感想書き)をやってる間にあれよあれよと進み、「のまネコ」「米酒」での商標申請取り下げ、これで事態は収束かと思いきや2chでの脅迫とも取れる書き込みに、さらにそのうちの一つがavexの子会社プロバイダからの書き込みだった事からさらにさらに話は関係ない方向に。松浦avex社長の厨房臭い反応も火に油を注ぐ形に。まあ、そんな脅迫書き込みする奴が問題には違いないんですが。
 ワタシ的には商品化自体はどうでも良くって、図形商標登録等の有無が注目点だったので、その他は大蛇足の騒動なんですけどねえ。
 今音楽業界界隈は斜陽かどうかは知らないけども、あちこち叩かれていて、原因はと言えば携帯などの新コンテンツの参入により消費者の可分所得が割かれる事で生じる音楽コンテンツ自体の魅力ある競争力不足を「本来ならこうではないはずだ」と勝手な予想収益に合わせる為に色々やって、その全部が悪いわけではないけどその中の幾つかが「消費者なめてるのか」という潜在的な反感を買っていて、その一端の噴出なのだろうなぁ。

  PCからiPodへのコピーをできなくすれば問題は解決する--法制小委第8回審議CNET Japan )。まあ、記事を読めば発言のひとつに過ぎないことはわかるんですが、iPodの利点を全然理解してないんじゃないかと……「カミソリって危ないよね! そうだ! カミソリの刃を落として全然切れないようにしちゃえば安全ジャン! 俺ってあったまい〜」みたいな感じか。
 その後に経済的影響の試算も出てますが……ふざけなさんなよ? JASRAC。

  ルイ・ヴィトンを持つブランド女が200円のお好み焼きをほおばる街商業施設新聞 )。まあ、面白おかしく話を作ってるのは当たり前なんですが、「そう言われてる」って話を体験談風にしてるのがちょっとだけ悪質かも。第一大須の米兵の前には200円お好み焼きはない。少し歩かないといけないし、その辺りはちょっとコメ兵の購買層からずれている。

 晩酌してると作業がはかどらないのでローアルコールビール(ビールのようなもの)を買って来て替わりに飲んでみたが、0.4%なのにちょっと酔いが回る。うげげ。


2005年10月05日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] 響鬼騒ぎ

  響鬼 のプロデューサー交代からひと月が過ぎ、それに伴うごたごたも沈静化(つか、定着化)してきたわけですが、あれこれこれに関して気になることを。
 一つ目。反30話以降の言い分でよくあるのは「こんなのは××じゃない!」ってパターンで「××」には(番組名としての)「響鬼」とか(キャラクター名としての)「ヒビキさん」とか、あるいは「トドロキ」「ザンキさん」だったりとかするわけですが。
 いや、SF者だったらその言い回しはずっと昔から腐るほど聞いてるんです。「こんなのはSFじゃない!」って言い回しで。そういう比較の仕方をすれば、SF周辺の猛者だったらそれがいかに狭い範囲にしか通じない叫びであるのかが察せられる事と思います。それが「俺SF」について言ってるに過ぎないのと同様に、「俺響鬼」について言ってるに過ぎないのですから。
 無論、言ってもいいんです。言ってもいいのだけどそれは普遍的な何かを語ろうという態度ではないこと、もし普遍的な何かを語ろうとするのなら「俺響鬼」も相対化・客観化して語らねばならない。小さな他文化(他人の「俺響鬼」等)とのプチ衝突を真正面から受ける覚悟が必要になる。そうでなくてはただのグチで、グチを公言する事を恥じるのであればともかくあまつさえスタッフに対し「氏ね」とか書くのはその人のお里が知れるというものでしょう。脅迫にこそならねど、のまネコ騒動で2chに殺人予告を書く人とレベル的には大差ありません。
 二つ目。装甲響鬼を見て「あ〜あ、結局玩具が売れなかったからテコ入れで前プロデューサーは降ろされたのか」と確定事項のように語っている人が多い事。それに対する反証は 劇場版「仮面ライダー響鬼」公式ブログ:装甲響鬼(アームドヒビキ)誕生! の記述。新プロデューサーである白倉氏がテレビ版に関わる以前のはずの三月から既に新フォームの企画が動いており、ブログの内容を見る限りはデザインや設定には白倉氏はほとんど関わっていない。この内容だけで白倉氏の装甲響鬼に対する関与の度合いを断定することはできないけど、「装甲響鬼」について(1)最初期から新フォームの企画はとっくに動いていた(2)それは29話以前のテレビスタッフが主導で行われた という辺りは確かそうです。少なくとも装甲響鬼を指して「29話までのスタッフの意に沿わないもの」とする主張にはなんら根拠はないでしょう。
 批判とイチャモンを混同してはいけません。
 まあ、擁護するのはDAが次々に張り付いて装甲になっていくって演出が結構個人的に好きだってのもあるんですけどね。
 30話以降、響鬼から離れた人ってのはともかく、ずっと文句(非生産的なの)を言い続けてる人ってのもいて、まあ、気持ちはわかんないでもない。そうやって苦さを覚えて人は苦さを飲み込める大人になるのよ。などと特撮番組で言ってみる。
 大人(年齢的に)なのに飲み干せない、噛み下せるようになるべきだとも思わない人は、やはり困ったものかもしれません。いい年して特撮見て大人になれないも何もないのかも。それを言うなら自分もな、ですが。キモーイ。
 もひとつ。特撮と民俗学がらみで「翔べ!必殺うらごろし」が再評価されないものか。いろいろ面白いんだけどなぁ、アレ。ウハッ!

  カペタ 。月刊少年マガジンで連載中のゴーカートマンガのアニメ化。いろいろ曽田マンガっぽく、頑張ってるけど、3DCGでのゴーカートシーンは(演出的に努力は見られるが)やはり違和感が。セル絵(セルは今は使われないけどそれはそれ)との親和性がやはり課題か。というか、素材的に子供向けにも大人向けにも微妙なラインである気はする。

  アニマル横丁 。シュールなファンシーアニメ。これが女児向けマンガ誌で連載しているとするならば、現代の女児はいつの間にか恐ろしく高レベルになっていたのだなぁ。テンポよくセンスがいい。これ、大事。

 週マガで連載していた「ヴィンランド・サガ」が今回を区切りにアフタヌーンへ移動する事に。執筆ペースの関係らしい。う〜ん、週刊連載はやはりいろいろ大変なのだなぁ。


2005年10月06日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 謎の氷解 政治編

 小泉純一郎首相の政策やら手腕やら、全肯定するわけではないけどなんか妙に個人的に親和性があるなぁ、と思っていたら、その疑問が氷解した。小泉首相、エンニオ・モリコーネの映画音楽のファンだったんですな。参考: エンニオ・モリコーネ/私の好きなモリコーネ・ミュージック〜小泉純一郎選曲チャリティ・アルバム
 つまり、マカロニ・ウェスタンのファンでもあるということで……要は、首相だとか国のトップになっちゃいけないタイプじゃん! とはいえ、他に誰かいるかって聞かれても答えられないのが現状。首相も消去法か。

[メモ] 多分自分宛

 批評と悪口を取り違えてはいけない。

[アニメ] 帝都は均しく、針地獄の様呈し居り候

 なんか こんなネタ まで振られてしまってるんですが 地獄少女 、友達に見せてもらってまずオープニングで大笑い。メインキャラのモノクロスチールを目まぐるしく切り替えていく手法はまさしく必殺シリーズのお家芸! *1  いきなりこんなもん見せて、必殺ファンを笑い死にさせる気ですか、スタッフは!?
 きちんと比較してはいないけど、第一弾「必殺仕掛人」もしくは第二弾「必殺仕置人」のパターンに近いだろうか? 「はらせぬ恨みをはらし」って、もろ仕掛人のOPナレーションだしねえ。最後、全員の顔アップを並べるのは仕掛人仕置人ではなく仕事人V旋風編だった気がするけど、それで正しいのだっけ? ギターメインのBGMは第七弾「必殺仕業人」っぽい。無理矢理こじつけると、ナレーションが若い女性というのは第十三弾「必殺商売人」が近いだろうか? ナレーションも声のトーンを低く抑え韻を取っているし、必殺アバンタイトルパロディの中ではかなり良くできていると思う。でもオカルト絡みだったら炎をバックに延々と九字の印を結んでいる方がいいかも(必殺ファンにしか通じない冗談)
 本編はというと、必殺というよりは恐怖マンガの一パターンかと。「スカイハイ?」って言ってるサイトもあったけど、恐らく並び方がちがくて、「スカイハイ」とこれは同じ幹から伸びてる枝。まあ、伝統的パターンに則ってるのだけど、「怖くない」というのはその手のジャンルとしてはナニかもしれません。モノとしては「コワカワイイ」と萌えてるのがいいのかも。
 番組全体を必殺のパロディと捉えてしまうと間違いで、必殺へのオマージュが部分的に埋め込まれていると考えた方がいいでしょう。サブタイトルの字が糸見渓南調じゃないし。BGMも平尾昌晃&竜崎孝路の歌謡曲調じゃないし。メインタイトルの直後にサブタイトルってのは、まあちょっと微妙なところ。OPがないのは今回だけみたいだし。
 正直今の世相は必殺のような番組は主流の娯楽にはなりにくいのかもなぁ、と思ってもいますが、しかしアニメだと「巷説百物語」(京極氏は有名な必殺オタク)、ゲームでは「天誅シリーズ」、「必殺裏稼業」と、なんかビミョーに需要があるような気もしたり。今の時代、あれを作れったって(特に初期必殺は)作れるものじゃないのはわかってるので、上手い事料理してくださいな。もしくは再放送増やせ。
 ちなみにOPの地獄絵の 河鍋暁斎関連のサイト
P.S.エンディングのスタッフロールの「筆文字  印玄 *2 」って(笑)。探せばもっとあちこちに小ネタがありそうだ。
*1: 必殺の場合は地獄絵ではなく無惨絵だけども。
*2: 「印玄」は必殺シリーズ第六弾「必殺仕置屋稼業」のメインキャラの一人。躁鬱だけど気のいい怪力乞食坊主。屋根の上に悪人を運んで突き落とすと悪人は「とめてやめて!」と連呼しながら屋根を滑り落ちていって転落死。(マジ)


2005年10月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 昨日の訂正

  地獄少女のOPナレーション、室井滋かぁ 。それじゃ「必殺商売人」の桜田淳子じゃなくって「必殺からくり人富嶽百景殺し旅」の吉田日出子の方か? 流石に「必殺仕置屋稼業」の(当時の年齢の)草笛光子とは申しません。ハイ。
P.S.と思ったけど、改めて調べてみたら当時の草笛さんとそんなに年齢違わないのか。ちょっとびっくり。(むしろ草笛さんに)


2005年10月08日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 失踪再び

 山にこもって来ます。原稿も書きます。うう。
  携帯ゲーム機:DSに軍配、新機軸ゲームヒットで エンターブレイン毎日 )。ニンテンドーDSの方が見ていてプレイバリューの方が高そうだと思ったが、やはりそういう結果になってしまったか。


2005年10月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 帰っては来ましたが

 明日、実家の方で葬儀に出席するためまた不在になります。