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2004年01月02日(金) 旧暦 [n年日記]

あけました、おめでとうございますた

 PCが年末からクラッシュしてました。いや、マイッタマイッタ。マジで。
 昨年は色んな人に大変お世話になりました。御恩が返せるようにしつつ、本年もその御縁が維持できるように頑張りたいと思います。
 実家やらなんやらの疲労が溜まってるので、まあ、できるだけ今日は手短に。
  ファイズ は、村上は三ライダーのトリプルキックを喰らい、瀕死の状態で「オルフェノクの王」に出くわす。高笑いをあげながら自らその身を王に差し出す村上。それを見ていた花形は、ラッキークローバーと木場を前にして、王の打倒が最優先事項だと語る。一方、巧、草加、三原は木場に呼び出され、「オルフェノクの王」に対する共闘を申し込まれるが、人間を敵視する木場にいずれもがその申し出を断る。巧は木場に「人間とオルフェノクの共存という理想はどうした!」と詰め寄るが、二人の立場はよりはっきりと別れることに。そして木場はその後、海堂と会い、自分の為に働いてくれと頼む。やることを見失っていた海堂は「お前のことだから、人間のために戦うんだろ?」と、内容を深く聞きもせず請け負ってしまう。それが、オルフェノクの王=鈴木照夫の抹殺だということも知らず……
 オルフェノクも人間も、それぞれ生き残りのために、オルフェノクの王を挟んで対峙することに。お互いに友情を感じたまま、対立をしてしまう巧と木場。木場の目的が照夫抹殺だと知らぬまま木場に協力してしまう海堂、突如不調を訴える草加、そして、いまだ目的がはっきりしない花形……あと三回、これらのドラマはきちんと収束するのか、というのも含めてドキドキしながら見てしまう。
 新年しょっぱなっからアレなネタ。 自室で雑誌の山の中に行方不明にCNN )。あのー、笑えないんですけど。
  萌えるガンショップ 。え〜っと、見覚えのある絵が……ジオンメイドってこれだったか。
 ぐあ、いろんな人にお礼とかなんとか書かなきゃいけないのに、疲れて電池切れ〜。バタンキュー。


2004年01月03日() 旧暦 [n年日記]

まだまだ続くよ電池切れ

 夕べ酒をかっくらいながら日記を書いている最中に激しい頭痛により“再起不能(リタイヤ) To Be Continued”となってしまい、本日も朝起きて途中からMRRスペシャルを見たものの、やはり見終わってからバタンとキューで昼過ぎ頃まで意識不明。体温計ると、まあ、いつもの如く、アレ。それでも外せない用事があったので、仕方なしに大須へ。用事が順番待ちでイライラしながらも済ませ、ついでだからとその辺をブラブラ。大須観音のせいか、いつもの休日より心なしか人通りが多かった気も。三省堂シグマで「週刊わたしのおにいちゃん」の先行版が付録についた電撃萌王などがあるのを横目で見つつ(注:買ってません。人として当然だけどな!)、年末に見つからなかった 冗談新選組/みなもと太郎 を探すが、まるで見つからず。
 「萌え系書店では所詮ダメか!」と失礼な捨て台詞を残しつつ(散々お世話になってるくせに)、 ナディアパーク 内紀伊国屋書店へ。マンガのコーナーにて見つからず、もはやこれまで、と思いつつも店内検索端末で探したら「A2-26へ進め」とのご神託が書かれている札が( 本当です )。なんのこっちゃいな、と思いつつ、A2-26の棚へ向かうと……あった。ありました。なんとまあ、新選組関連書籍のところにごちゃっと。しかし、よく考えると「冗談新選組」はみなもと氏が出した同人誌を、通販もやってるのだからと、購入していたのだった。まあいいんだけど。二冊買って、一冊は親に郵送することに。冗談新選組はともかく、同時収録されている「仁義なき忠臣蔵」(赤穂のあたりは播州弁のはずなので、赤穂浪士は「仁義なき戦い」みたいな方言を喋っていたはずだ、ということで菅原文太みたいな喋りを赤穂浪士がしている。)は、親が好きそうなので。受けが良かったら「風雲児たち」をごちゃっと送りつけてやろう。
 大須で イタリアン風ラーメン を晩飯代わりに食しつつ(昼飯も朝飯も食ってないんだけど)、 グッドウィル 前で焼き芋を配っていたので思わずもらってしまう。太らんよなぁ、多分……
 PCが復帰してあちこち見ていて気付いたのだけど、オルフェノクの王って バッタ男 だったのな。まあ、「仮面ライダーシリーズ」である以上、これはある意味説得力はあるわなぁ。ちっちゃいお子さんは、なんでファイズ・カイザ・デルタが王に似てるの? と思うかもしれないが(その辺は、逆に「王に似せた」と言い切るのかな?)。
 実家にいる間に読もうと思って、実家に着くまでに読んでしまったのが 日中再考/古森義久 。産経新聞者の北京特派員だった著者が、「日中友好」の叫ばれる状況と、あまりに日本に対して攻撃的な中国側との落差を綴った新聞エッセイをまとめたもの。中国政府は「友好」を叫びつつ、その実、日本側の歴史見直しなどの行動にヒステリックに反応し、中国共産党を美化する為に、教育においても旧日本軍の行動を過剰に書き立て(しかも、国際的には事実とは認められていない事項も多く「事実」と教育されているし、日中戦争が歴史教科書の殆どを締めている)、戦後の日本が平和憲法を掲げ軍事行動をほとんど行っていないにひとしいことをまったく教えていない。これでは、一体中国の言う「友好」とはなんなのかと思わざるを得ない。後書きにて中国人に言われたように「あまりに暗い面ばかり書きすぎる」というのも事実なのだけど、その暗い面がまったく報道されてないにひとしいのも実情ではあるのだ。本当の友好には何が必要なのか、実情を踏まえてきちんと考えなければなるまい。こと、教育は非常に大切だろう。ただ、相手を拒絶するのではなく、理解する努力は怠ってはならない。
 今朝、MRRの後に「良寛さん」なんてやってたので見てしまったわけなんですが。え〜、こういう表現はどうかと思いますが、良寛さんって要は「ダメ人間だったんだなぁ」と、安心するやら、安心していてはいけない気分になるやら。
P.S.そういえば、ジャンプ次号に荒木飛呂彦最新作「スティール・ボール・ラン」の予告が掲載されているとか。舞台は19世紀末、物語は大陸横断レースを巡る話になる、ということはほぼ確実なのだけど、ジョジョシリーズとの関連性は一切不明。


2004年01月04日() 旧暦 [n年日記]

もうちょっと電池切れ

 もうちょっとだけ、もうちょっとだけ〜。
  ファイズ #48「雅人、散華」。海堂は人間に絶望した木場に絶縁を叩きつけ、自分が木場の理想を果たすために、三原に協力を頼んでライオトルーパーたちを叩き潰そうとする。草加は養父である花形からオルフェノクの滅びの運命と、流星塾生襲撃は自分の意図ではなかったこと、そしてカイザの変身に限界が訪れていることを語られる。それでも草加はオルフェノクでもある花形へのわだかまりが捨てられず、真理たちに会いに行こうとする花形の前に立ちふさがるが、花形はカイザに変身しようとする草加を押しとどめ、オルフェノクとしての限界を迎えた自らの身体を見せ、草加の目の前で灰と化す。そして木場はオルフェノクの王がオルフェノクの存続に必要なものであることを知り、オルフェノクの王を抹殺しようとする草加を、真理をさらっておびき寄せ……
 人間への絶望をあらわにする木場に、「俺はお前を尊敬してて、お前みたいに生きたいと思ってたんだ!」と感情をぶつける海堂、ずっとオルフェノクであり、また流星塾生襲撃の首謀者だったのかもしれない養父へのわだかまりが捨てられなかった草加が花形の灰をすくい上げ号泣するシーン、そしてもはや身体が限界を迎えていることを知りつつ、真理のためにカイザに変身するシーンと、サブキャラたちのクライマックスが続々と。オルフェノクの運命を知り、王を守ることを決めた木場と、人間を守るために戦う巧たち。でも、巧たちは照夫がオルフェノクの王であることを知らないわけで……草加は倒れ、カイザのベルトは木場の手に。次回予告では照夫がオルフェノクの王と知って迷う巧が出ているようだけど……あと、琢磨センセが北崎(人間体)をヒステリックにムチでしばく姿が……オルフェノク側も全然意思の統一が取れてないところがステキ。それにしても、海堂サン、今回大活躍だった分、死期を感じてしまうんですけど……生き残れるのかなぁ。
 番組終了後に 仮面ライダーブレード の予告が。ブレード(スペード)、ギャレン(ダイヤ)、カリス(ハート)の三ライダーが姿を見せてる。次回のライダーは怪人と戦う組織の戦士と言う設定らしいのだけど、ディレクターとかは大分変わってしまう。どうなるんだろう?
 しかし、まだ店開きしてない店が多くって不便なことこの上ない。コンビニくらいでしか酒買えないし〜。きゅう。


2004年01月05日(月) 旧暦 [n年日記]

スティール・ボール・ラン、キター!

 ネットで一部情報が流出していたとおり、1/19発売号のジャンプの新連載「スティール・ボール・ラン」の予告が今週号のジャンプに掲載。フジテレビ721で放送されていた「週刊少年『』」での荒木氏のインタビューでは「ジョジョ第七部」としてタイトルが上げられていたのだけど、それをまとめた本では 「第七部」から「次回作」に書き換わっているらしい 。いや、ジョジョ第七部でも完全新作でもいいんだけど、自分でも予想以上に嬉しがっているワシ。こと、「GUN BRAZE WEST」なんてヌルイ西部劇を見せられた後だから(いえ、「武装練金」はある意味楽しみにさせていただいております)、一九世紀末が舞台と聞いてなおのこと期待してしまう。著名人なんて出てこなくてもイイ! 最低な男たちの最低のレースを見せてくれれば! 今の腑抜けたジャンプに喝を入れてくれ! いや、「DEATH NOTE」だけは別ですよ?
 その「武装練金」だけど、L.X.E.側の新たな刺客が、「桜花」「秋水」って、ああた……なんかいかにも微妙なやられ役っぽい名前だなぁ。あと、ふと思ったんだが、 わりとみんなが知ってるもの を符牒にしたんでは、符牒の意味がないんではなかろうか。って、そういうツッコミをするマンガではなかったか。
 「スティール・ボール・ラン」の情報を集めようと検索してたら、 こんなの を見つける。わははは。荒木テイストと萌えとの微妙なコラボレーション。世間的に見ると全然萌えじゃないと思いますが。
 先日大須に行った際、 6種類対応のメモリカード・リードライター が2004円(お年玉価格)で出ていたので購入。W2Kだと最初にドライバをインストールして再立ち上げをしなければいけないのがちょっと面倒だけど、それ以外は快適に使用できる。サイズもコンパクトだから持ち運びも楽。世の中便利になったものだ。いやはや。
  健康の秘訣は傷口に蛆虫X51.ORG )。蛆虫を傷口にわざと発生させるのは、腐敗部分とかを食べさせるためによくやってたとは聞くけども、現代でやっているところがあったとは。話によると、なんでも傷口がむずがゆくなるそうですな。
 NHK−BS2で、最近見つかったという小津安二郎の幻の映画「和製喧嘩友達」という奴をやっていた。なんとはなしに見ていて、終わった後に出演者の紹介が流されていたのだけど……渡辺篤ぃ〜〜〜!? 昭和四年の映画ですぜ? 渡辺篤って、そんな年代だったんだ。ちょっとびっくり。
 その後にやってた同監督「落第はしたけども」は、「和製『ザ・カンニング』」といった趣き。昭和五年でこれなんだから。まったく。って、こっちは田中絹代だったよ……
 今年のクレしん映画が クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! 夕陽のカスカベボーイズ に決定。昨年に続いて水島努監督・脚本だそうだけども、「ヤキニク・ロード」を見るに、若干心配ではある。若干ね。パロディだけが見所だった、ということにならなければ、いいのだけど。
 本日の体調は、まったく快調とは言わぬまでもまあまあ。かくのごとくいきたいものよの〜。


2004年01月06日(火) 旧暦 [n年日記]

体調、晴れのち一時曇り

 なんか体調報告日誌になってきてるな。家に帰ってからちょっと悪くなってきた。
 武装練金の1巻( bk1 amazon )を買ってきて読む。この巻はまだ「蝶サイコー」も出ていないんでわりと「どうなんかなー、十週打ち切りなんかなー(最近は十週できっちり打ち切りはないけども)」と思っていた時期。単行本の作者言い訳というか解説とか見ていて、「るろうに剣心」のころから思ってたけども、計算とか本能で「読者にはこれが受けるはずだ!」と絶対の自信を持ってタマを突っ込むタイプではないのだなぁ。方向性を模索してそろそろとあれこれとやってるのが改めてわかる。で、得たのが「蝶サイコー」なわけですが。蝶最高。
 それとは別に、マンガってのは小説とかと違って(キャラクターの)主観ではなく俯瞰で描かれるものだなぁ、と改めて思ったり。小説やマンガも作品によりけりなんだけども。だから武装連金がどうこうではなく、実は自分は俯瞰でものを見たがるクセがついてるんじゃないだろうか、と最近思ったり。見たがる分にはいいのだろうけど、実際に俯瞰でものを眺めるにはとてつもなく物事を勉強しなければいけないわけで、あらためて危険だなぁ、と自分で思ったり。あう。
  英国の新生児の名前、男の子は九年連続「ジャック」がトップCNN )。日本ではいろいろ凝った名前をつける親も多いわけですが、なんか、英国の場合はわりと平々凡々なのが並んでますな。いや、変な名前付けられても困るだろうけど。名前を付けるときの基準って、英国とかの場合どんなんだろう? 知人とか身内からかな?
  PSXの売上好調。DVDレコーダー市場でシェア35%にロイター )。発売時にごたごたがあったんでどうかと思いましたが、売れてるんですな。でも ニューズウィークでは出井CEOがワースト経営者の一人に選ばれてたりYahoo!hl )してますが。まあ、リストラの遅延による全体的な業績の落ち込みを問題視してるんでしょうけど。
 うう、はよ寝よ。


2004年01月07日(水) 旧暦 [n年日記]

曇り、ところによっては一時晴れるでしょう

 こんなんばっかやな。夕べ食ったものが悪かったか。バーゲンの焼き鳥はもう二度と食わん。
 今日は週に一度のおつとめ。客商売はウケとか考えんといかんから大変だの〜。まあ、それなりに準備した甲斐はあったわけですが。しかし、最近の若いのはエッシャーとか知らんのか。ならもうちょっと悪乗りできるかの。
 おととい、IRCで友人から「NEWS23で小泉さんアンケートやってる」ってんで見たら、「なにがしたいの、小泉さん」とかいう特集で、田原総一郎氏と桜井良子女史を招いて討論みたいなことやらかしてた。その討論は「感情論でしか語らない田原VS比較的冷静に語る桜井+蚊帳の外の筑紫」みたいな感じだったのだけど、思わず「『なにがしたいの、筑紫さん』ってのをやった方がいいんじゃないの」とか思ってしまった。そしたら今日書店の店頭で 筑紫哲也「妄言」の研究/宝島社 ( bk1 ) なんてのが出てたんで、思わず購入。もー、ノリとイキオイだけで生きてるな、ワシ。内容は、ほとんどがネットで散々突っ込まれてることなので、「筑紫ちょームカツク。溜飲下げたい」って人でないとちょっとお値段分の価値は保証しかねる。けど、個人的にちょっと気になった記事は、与那原恵さんの「迷惑な沖縄愛」、清原信一さんの「戦場を知らないジャーナリスト」、上杉隆さんの「ドキュメント! 『NEWS23』の舞台裏」。一つ目は、東京出身ながらも沖縄系の家系の筆者による、「本土決戦悲劇の地」「おおらかな地上の楽園」「米軍基地を押し付けられた土地」というお仕着せに対する反論で、実際はそういう単純なものではなく、もっと複雑な経過と苦労があるし、問題が込み入ってそう単純なものではないことは沖縄県民自体が一番よく知ってるし、楽園的な報道も迷惑なだけだという、筑紫批判でなくとも安易な沖縄観に対する総合的な批判としてとらえられること。二つ目は、個人的にあまりに単純すぎる筑紫氏の自衛隊・軍隊観に対して溜飲が下がったというのもないではないけど、小泉政権における防衛庁・自衛隊改革の功績が短いながらもわかりやすく、簡単にまとめられていること。三つ目は、筑紫批判が筑紫哲也個人の問題というより(無論、個人の問題も多くあるのだけど)、筑紫哲也を中心とした「NEWS23」という番組制作体制、言ってしまえば「筑紫哲也という『しくみ』」がこれらの問題を生み出してるのではないか、というあたりで、単純な有名人批判で終わるべきではないという示唆も含んでいること(あたしゃ 続巷説 の「狐者異(こわい)」を連想しましたですだよ)。まあ、これらだけで1200円払う価値があるかといえば、流石にそれはないので、筑紫哲也に腹が立ってる人だけ、どうぞ。
 ジャンプ今週号のスティール・ボール・ラン予告で、テキストにはないのに、時代が「1890年」ってのが頭に残っていて、なんでかなぁと思ったら、モノクロページの予告にある、馬蹄型のモニュメントに“San Diego 1890 New York”の記述があったのを思い出す。ジョジョの奇妙な冒険第一部が1888−1889年の出来事なんで、その直後ということになり、ジョジョ第七部じゃないにしてもアメリカに渡ったスピードワゴンとかが見れるんじゃなかろうかとか、ちょっと期待してしまうよなぁ。
 それとはあまり関係ないけど、 ジョジョで不覚にも泣いたシーンは? スレジョジョを最初に読んだときを思い出すスレ (共に 漫画サロン板 )。ジョジョは連載開始時から読んでいたクチなので、イキナリ途中からあの世界を目の当たりにした人はどうなんかなぁ、ってのと、あと、結構「泣いたスレ」であがってたシーンが自分が泣いたのを思い出して、ジョジョって泣ける漫画だったんか、と意外。よく上がってる「アバッキオの昇天シーン」の「凶器のビンの破片を集めて組み立てる」ってのは、実際にあった事件が元ネタだってわかってるんだけど、それでもセリフとかで泣けるものなぁ。まるごとそれをパクってるんじゃなく、それを要素として別のストーリーを組み上げてしまう、ってのが、やっぱすごいところなんだろう。
  中高年に名作の「あらすじ本」が人気毎日 )。がー! そんなものは教養でもなんでもねえ! 読んでないんだったら読んでないって言え! 面白そうと思うんだったら読め! 時間がないのはみな同じじゃ! まあ、そりゃ「失われた時をもとめて」を全巻読めとか言われたら、私もあらすじ本に頼りますが。


2004年01月09日(金) 旧暦 [n年日記]

若い奴ほど石頭

 昔、「水戸黄門は東野黄門でなければ!」とかなんとか言ってるときに、「でも、じいちゃんとかはわりと気にしてないみたいだよ」と言われたことがある。よく考えてみればうちらにとっては小さい頃見たのは東野黄門だったり、西村黄門だったりするわけだが、爺ちゃん、婆ちゃんにしてみればその頃にすでに老年だった人もいるわけだし、「水戸黄門といえば月形竜之介に決まってるじゃろ!」とか言われても仕方なかったりするのだよな。
 「こうでなきゃいけない」ってのは、実は大抵思い込みに過ぎなかったりするわけで、そのへんは「どのくらい世の中は揺らぎうるか」を知ってる人ほど、わきまえている様子がある。まあ、私も全然石頭だったりするのだけど。
 ちょっと職場で貰った本場四川省の豆板醤をちょっと使ってみる。無茶苦茶旨い。日本で売ってる市販のと違って、かすかに果物みたいな甘味と香りがある。くれた人が日本の市販の豆板醤をボロクソに言うわけだ。
 パッケージを良く見ると、実際には豆板醤とはちょっと違うみたいで、「美楽香辣醤(シャンラージャン)」と書いてある。「 美楽(Mei Le) 」というのはブランド名らしい。完全に中国国内向けの商品のようで、英語の注意書き等は一切ない。しかし、それにしてもこれはマジで美味しい。くれた人が「御飯の上にのっけて食べられる」と言ったけど、過言ではない。つか、このままでも十分つまみになる。通販したいところだけど、英語ページすらない。ううむ、名古屋で取り扱ってるところないかしら?
 ここんとこPCが急に再起動したり不安定なのだけど、どうもアパートの電源がやはり問題の模様。昇圧かけてもらうとか、なんか対策考えないといかんのかの。
 今週末、妖しいお誘いがあったのを、「いや、今週から来週にかけてはちょっと」と返事をしたら、企画の実行自体を延ばしていただきました。大変申し訳ない(私の事情だけではなくはあったんだけど)。
  萌える英単語帳、いわゆる「もえたん」製作者のインタビュー を見る。ターゲットのダメさ加減はともかく、きちんと計算された上での本作りだったことを思い知る。まあ、そりゃ当たり前だろって言えばそうなんだけど。でも、ダメだ、ダメだと思いつつ、やっぱそういうところは立派だと思ってしまう。いや、やっぱりダメなんだけど。
 年甲斐もないことを思わずしてしまう。いや、雉も鳴かなきゃ撃つつもりはなかったんだよ! なかったんだけど!


2004年01月10日() 旧暦 [n年日記]

スティール・ボール・ラン、キター! その2

 本日発売の「ジャンプリミックス ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けないVol.27 吉良吉影の新しい事情3」(長いな)に、次号ジャンプより連載開始の「スティール・ボール・ラン」の予告が。それによれば「主人公の名前はジャイロ・ツェペリ」「意外な登場人物が──?」だそうで。“ツェペリ”って、ツェペリさんの身内?(シーザーの父親とは名前が違うから、シーザーの親父ではありえない。シーザーの叔父?) おそらく「ジョジョ」と同じ世界ではあるのだろうけど、主人公がジョースター一族でないということは、「ジョジョ第七部」の可能性は少なそう。あと、「意外な登場人物」というのだから、やっぱりアメリカに渡ったあの男が出てくるのかしらん?
 年末に 消えた少年たち/オースン・スコット・カード を読み終える。父親のステップの仕事の関係上、田舎町へ引っ越してきたフレッチャー一家。しかし、ステップは新しい仕事先になかなか馴染めないが妻のディアンヌが出産を控えているため、辞めるわけにはいかない。長男のスティーヴィは学校で教師からイジメを受けたことを家族に明かせず、苦しむ。一家が田舎独特の人間関係に悪戦苦闘する中、スティーヴィが「見えない友達」を作り出してしまい……
 どこの書評でも触れてるとおり、最後の最後でそれまでの日常とあからさまに違和感のある世界に反転してしまう。その点をどう捉えるかで評価は激変してしまう。カードがSF小説家だということを知っていれば(これはSFジャンルとして売られている本ではないけど)そこまで驚かないとは思うが、個人的にはやはりバランスを崩してると思った。だが、そこに至るまでの家族の苦難とそれを乗り越えて絆を強くしていく様は、なにげない日常の連続ながらも力強く、共感させられる。自分みたいな一人身でも、「家族ってイイナァ」と思ってしまうくらいだから。最後のアレも、家族の絆という主軸から外れているわけではない。ただ、斎藤由貴による後書きは、ちょっとはしゃぎすぎている感じがして、浮いていると思った。のっけに「忙しいけど、モルモン教徒の作者が書いた本だから受けた」みたいなことを書かれても……
 今週末の用事を次週に延ばしていただいたので、丁度都合がついて、 旭堂左南陵師匠 の第二回植田寄席に。いや、これのために「都合が悪い」って言ってたわけじゃございませんが。前回より客足も悪く、前座もすべり気味だったので(申し訳ない言い方だけど、やはり後出の師匠がたとは年期の違いを感じた。ただ、若いだけあってがむしゃらな感じは好感)「こりゃまずいかな」と思ったけども、出し物がすすむにつれ客の方もノリがよくなり、トリの 四代目三遊亭歌笑師匠 ではかなりの盛り上がりを見せる。歌笑師匠は戦後に人気を博した 三代目三遊亭歌笑師匠 の御実弟。新作落語や純情詩集などが有名な先代と違い、こちらは古典落語をメインとした芸風。つっても、枕で師匠が先代をまねて演った「豚の夫婦」を聞いて、私もはじめて「あ、あの人だったのか」と気付いたんだけど。面目ない。演目は「うどんや」。よく知られてる演題なんだけど、オチを知ってても独特の間、しゃべりの緩急のつけ方に引き込まれてしまう。うどんを食う食いっぷりだけでも十分金を取れる芸になってるんだから、これをかぶりつきで見れたとなれば、なんだか得した気分になる。師匠は明日から大須演芸場で出演なさるとか。私はちと行けそうもありませんが。次回は二月の十四日のバレンタインデー。場所は変わって植田駅近くの喫茶店ORI COFFEE。