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2003年04月21日(月) 旧暦 [n年日記]

よく休み、よく休め

 朝もはよから家を出て、日にちが変わる直前に帰宅。ま、しゃあないんだけど。ストレスもたまるけども、やりがいがなくもない(ひねくれたものいい)。んな忙しいなら日記なんか書いてる暇があるかって? ここでストレス発散せんと、どこでストレス発散しろってんじゃ、うきゃー!
 録画してたアトムを見てふと気付く。新アトムって、小中和哉監督、小中千昭脚本の小中Bros.謹製じゃん……ここんとこつっぱしりっぱなしの小中脚本、大丈夫かしらん?
  ファイズ 。呪われたカイザギア。真理のいた「流星塾」同級生達は、カイザギアが託された意味に悩み、その存在に慄然とし、また、オルフェノクたちの襲来に怯えていた。一方、同窓会に顔を出さなかったにも関わらず寄せ書きにその名があった流星塾の元メンバー、草加雅人。彼と最も仲が良かった真理は、巧、啓太郎と共に彼が在学するという大学を訪れる。そして真理に会ってから様子のおかしい海堂は、突然「やっぱ俺、人間として生きるわ」「恋をするのだ!」と叫び、結花を連れて外に飛び出る。海堂とデートらしきものをして心はずむ結花だが、まったく悪気なく「予行演習」と海堂から告げられ、行き場のない気持をつのらせる。
 装着者を死に至らしめる呪われたアイテム・カイザギア。その適応者が今回始めて現われる。巧たちと合流しつつ、何か秘密を隠している様子の彼の謎が気になる。また、能天気にはしゃぐ海堂と結花の感情のすれちがい、そしてスマートブレインの粛清を暗示させるオルフェノク三人組も気になる。ところで、北条さんの変身するオルフェノクはムカデオルフェノクらしく、ワニ、ムカデ、と来て、残る二人は? と思ったら、エビ、龍、という説が何故かある。何かとおもったら、ハカイダー四人衆、だそうで……ギャフン!
 ここんところ、実は視聴を止めていた 明日のナージャ 。なんでかってえと、時間が惜しいってことも遠因としてないことはないのだけど、ヒロインのためにだけあるような世界観がどうにも耐えられなくって……まあ、日曜朝の子供向け番組なんだからそういうものかもしれないし、前番組と比べちゃいけないけど、どれみではあくまで相反する意見の大人などにも大人のどうしようもない事情がある、という話が多かっただけに……でも、なんか#12はOPも手がける細川守演出だというので見てみる。イキナリ学天則ですかい!? 西村晃呼んでマモーを登場させなきゃ! テンポは文句なしに良かったのだけど、脚本の偽外国人名、未だに続いていたんですか……
  カレイドスター 。とりあえず、よくできた王道の少女漫画スポコンものだってのは置いといて、一人でつまらないギャグ言って自分だけ受けてる渡辺明乃声のアンナ萌え。以上。<おいおい
 それはさておき、いじめっ子二人組みのうちの一人が大森玲子……昔は主役張っていたのにねえ。演技に磨きはかかってないようです。う〜む。
 人に勧められた 12月のベロニカ (貴子潤一郎/富士見ファンタジア文庫)を読了。う〜ん、悪いとは言わないけども、「もしかしたらロードス島戦記を祖とする和製ファンタジーの頂点」ってのは言い過ぎじゃないかなぁ、という気が。いや、普段ライトノベルファンタジーはほとんど読まないんで、ロードス島に端を発するTRPGファンタジーの系譜ってのはどうなってるのか知らないのですが。叙述トリック的な部分があって、そこは結構面白かった、とは言っておきます。
  愛知県新城市で、建設会社役員が誘拐され、被害者が遺体で見つかった( 朝日 )という。日曜にテレビを見てたらテロップが流れたので、びっくりした。その後に緊急特番が流れたのでなおびっくりした。被害者は身代金要求以前に殺されていた可能性があるという。極悪非道としか言いようがない。全てを事後となって知った今となっては、犯人の逮捕を祈るほかない。
  北朝鮮貨物船、麻薬の大量密輸でオーストラリアに拿捕朝日 )。万景峰号も是非調べてください。
 イラク情勢は、戦火こそ収まってきたものの以前国内情勢は不安で、近隣各国国境で難民関連のトラブルが続出してるらしい。アメリカ国内の最近のアンケートでは「イラクに民主化はムリ」という意見が以前より増えているらしい。民主主義という形態もそういう歴史の前提を持ち、そういう教育を国民のある程度が受けていることが必要である以上、ナニをイマサラと思うのだが、同時に、今そう思うのなら戦争時にそんな錦の御旗を掲げていたのは何なんだ、と思う。ネオコンの台頭、9.11テロのトラウマなど、様々な原因はあるだろうが、これはまぎれもなく米国(それを支持した日本も)引き起こした結果なのだ。どうするかはともかく、結果は受け入れる他ない。
  SCEが2005年に65ナノプロセス生産稼動を計画zdnet )。うーん、どんどん微小の世界に突っ込んでいくなぁ。
  MSがブラウザ戦争で得たもの失ったものzdnet )。ものごとの「たられば」を言っても詮無く、歴史に「IF」はない。IEの一極集中が悪いことばかりだったとは言わない。しかし、それでも存在しえた可能性の多くを惜しまずにはいられない。そして、市場の独占は結局MSに緩慢なる死しか与えないと思う。何故なら、MSが生み出した「本当に新しいもの」というのはほとんどなく、どこかで生まれた新しいものを自分達のものにしてきたのがMSの歴史だからでもある。ブラウザに限らず、我々が意識すらせずに踏みつけにしている死体の上にこそ、今の我々の生活スタイルが存在している。


2003年04月22日(火) 旧暦 [n年日記]

セブンイレブンがものすごいイキオイで建つスレ

 昨年11月の進出からこっち、セブンイレブンの出店スピードがすごい。ひとつ隣の地下鉄駅の出入り口を抑えたと思ったら、次は最寄の地下鉄駅をおさえにかかった。地元では優位だったサークルK、サンクスもうかうかしてられない……大丈夫か?
  ジェームス・キャメロンが「銃夢」を映画化/.JP )。日本からコミック誌を取り寄せて読んでいるくらいの大のマンガファンであるキャメロンだけども、以前のターミネーター2のときの、T-1000とアイデアの似ていた「寄生獣」の映画化権を一応押さえておいた話と違い、今回は本当に映画化っぽい。 ダークエンジェル がキャメロン版「銃夢」じゃないかという話もあるのだけど(残念ながら、ダークエンジェルは未見)、まあ、「銃夢」もベデ(BD。フランスのコミックアート)の有名アーティストの作品の構図をぱくったりとかいう疑惑があるので、ぱくったりぱくられたりはいいとは思うのだけどね。ただ、キャメロンが映画化する際には心配な点がただ一つ。ケイト・ウィンスレットばりにごついヒロインにしたりせんだろうな? あと、クズ鉄町とザレムは当然人件費の安いメキシコの砂漠に1/1セットを作るのだよな?
 ぱくったりぱくられたりと言うと、以前「はじめの一歩」をそのままパクった韓国マンガのことを書いたけども、あのマンガははじめの一歩が韓国に正式に輸入される前に連載され、韓国ではじめの一歩が知られるようになってから韓国内でも大騒ぎになり、今ではその作者はマンガ家をやっていないとか。ほとんどはじめの一歩のトレースな内容だったと言うから、無理からぬか。
  人民軍の間にも栄養失調朝鮮日報 )。食糧援助を引き出そうというブラフって可能性もあるのだよなぁ……いずれにしても、自力での立ち直りをまったく考えず、援助をアテにしようという辺りで間違いがあるということに気付いてくらはい。>北朝鮮
  ひまわりの後継機種、二度目の打上げ延期Yahoo! )。原因はなんと衛星の製造を委託していた米国メーカー側のミス。前回の延期も米国メーカーの輸出ライセンス取得のせいで、これってまさか、アメリカ政府の圧力じゃあるまいな、と勘ぐり。そうでないとしても、延期した期間の気象情報は他国、具体的にはアメリカの衛星を借りて得る他なく、その分の賠償請求とかできんのだろうかとか、国内で生産するより本当に安上がりになるんだろうかとか、疑問が。
  在日系企業との契約で、契約反故にされたときのために仕掛けておいたトラップが炸裂、相手企業倒産ハングル板 )というかなりエゲツナイというか、スゴイ話が。ビジネスとはまさしく戦場ということか。死人だって本当に出るだろうなぁ。
  獣兵衛忍風帖<龍宝玉篇> #2。先週からちと微妙なラインの作画に「カラス天狗カブト」という不安な文字が頭をよぎる。わかんない人はそのままスルーしてください。スタイルとしては山風の「忍法帖」のように人数の定まった集団と集団(場合によっては個人)の脱落戦ではなく、毎回怪人が襲ってくるというパターンのよう。ただ、背景とか対立構造が見えにくい上、特にキャラの描かれ方がずばぬけて魅力的というわけでもないので、やっぱり引き込みが足りない感じはする。悪いと言うわけではなく、微妙なライン上なのでもう少し様子見。DVDの方は到着を楽しみにしていよう。
  Wolf's Rain で狼犬だということが判明したクエントの飼い犬『ブルー』が だという話が……マジデスカ? しかし関東に追いつくのは2週間後なのだった……トホホ。
 11日ぶりに firebird(元Phoenix)のnightly buildのMS-Windowsバイナリ が更新。いったいなにがあったのかしらん。ふむん。


2003年04月23日(水) 旧暦 [n年日記]

放送中止

  忌野清志郎のラジオライブ生中継で「あこがれの北朝鮮」を放送中断サンスポ )。記事によれば世界に中継していたらしいから、そりゃ、中断もするわなあ。しかし、放送局側の行動に必ずしも賛成するわけではないが、どうも「ちびまるこ」のED反戦ソングと言い、「否定のための否定」を強く感じるので、忌野氏をあまり支持する気もない。
  韓国で「アニメ一定放送枠義務」法案保留 。韓国内でのアニメ振興のために前放送時間中一定枠をアニメ放送を義務付け、市場を確保しようと言う法案が出ていたらしい。ある意味恐るべし、韓国。本数こなす以前に障害は他にある気がするのだけどなぁ。
  テレビ番組で優勝したばっかりに逮捕zakzak )。アイルランドで少女を轢き逃げ、死亡させた犯人が逃亡先のロンドンでテレビ番組録画に巻き込まれ、優勝して賞金を獲得するも、逮捕、ということらしい。それこそテレビみたいだ。
 昨日 RBB TODAY のメールニュースの号外で ソフトバンクBBが小畑氏への告訴を取下げで和解 というニュースが来たんで「なんだっけ?」と思って調べたら、ADSL通信規格についてのアレコレだったんですな。公的立場への発言に対し私人として訴えると言うそもそも無茶苦茶な裁判だったのだけど、おそらくTCCへの圧力が目的で、裁判での勝ち目なんて最初から度外視、途中で和解ってのは最初からの計画だったんでしょうな。おまけに氏の家へ脅迫電話や嫌がらせ電話が相次いだようで、この一事だけでもソフトバンクへの心象を大いに削ぐ。
 愛知県新城市の建設会社役員誘拐事件の容疑者(犯人とは確定してない。一応)が 被害者の友人朝日 )だったという事実に、納得するような、驚くような。当事者たちの間でどんな感情のやりとりがあったかは知る由もない。が、表層だけを見るなら「やりきれない」という感想が浮かぶ。
 戦争が終結気味な今、急速に世間の興味もしぼみつつあるイラク情勢。もはや戦後処理フェーズに移ってきているようではある。大量破壊兵器の証拠は見つからず、極東裁判のごとき復讐裁判ですべてをさばかれそうであり、それは戦争・外交・政治の常であるとは言え、今まで戦争反対だの叫んできた連中はどうしてそこを食いつかないのかとも思う。また、イラクはほぼ制圧したとは言え、それは短期的軍事行動においてであり、サダム・フセインの所在はいまだに知れない。それも含め、戦後処理をどうするのか、今こそ注目すべきときだと思うのだが……
 米中朝の三者会談の直前に、 金体制追放で中国と連携すべきとの米長官訴えのメモ産経 ) の報道アリ。報道をそのまま真実と受け取るのは危険だが、米国にとっても中国にとっても北朝鮮はもてあましていると言うのが正直なところだろうとは思う。
 本日中部地区での アニメ版GPM の放送開始。と共に、関東では最終回。うきー! そういえば、 アニメイト.tvプリンセスチュチュ 配信もそろそろか。いや、中部地区では微妙なタイミングで先行して放映してるんだけど……


2003年04月24日(木) 旧暦 [n年日記]

反応

 こういう反応ってのはどうすべきか、迷うところなんですが、一部誤解を与える部分があったことは確実なようなので。
 一昨日の在日系企業にトラップをしかけた話のコメントは、トラップをしかけた方を「不人情だ」「相手の社員のことも考えろ」と批難するものではありません。最初に「えげつない」とか書いたのがミスリードの元だったのかなぁ……「えげつない」と感じたのは事実ですが、「戦争」を引き合いに出したのは、「こちらも撃ち返さなきゃ自分たちが撃たれるだけになる」と認識もしているとお考えいただければ幸いです。死人云々については明らかにこちらの書き方が悪く、「ビジネス全般」についてで、この事例で「死人が出てる」と憶測してるわけではありません。すいません。
 あと、「ルノアールのココアより甘い」は実際そのとおりだと自覚はしております。マロングラッセほおばりながらお汁粉飲んできまつ。

諸君、戦争は好きか?

 上のことにもちと関わるのだけど、「戦争は好きか?」と聞かれれば、普通、十中八九「キライ」と答えると思います。
 私はわかりません。
 人が死ぬのは、死んだと聞かされるのは、嫌な気分です。自分に近しい人ならそれどころではありませんが、そうでなくても嫌な気分です。その意味では戦争は嫌いです。でも、本当に「嫌い」「好き」と言えるほど知ってるのか、と言われれば、知っていない、としか答えられません。戦争経験者で、人を殺す体験をおもしろおかしく語り、「あんなに面白いことはない」と言う人間もいます。逆に、数十年経っても罪の意識におびえる人もいます。その両方である人も、それ以外の人もいるでしょう。しかし、私はそういう人たちと違い、戦争は文章や、テレビなどの媒体でしか知りません。彼らと同じように語ることなど到底出来ません。「戦争体験者でなければ語ってはいけないのか」と言えば、そうではないでしょう。しかし、それは「体験してない者としての戦争観」であることは確かだと思いますし、それは自覚せねばならないのだと思います。
 こんなことを書いた理由の一つは、米中朝三者協議が昨日から始まったから。一触即発とまで行くかは知らないけど、成り行き次第では北朝鮮の孤立化→戦争、というシナリオだってないとは言えない。米国が拘る部分は核であり、中国のコントロールをはずれているという点だと思う。逆に言えばそれさえ満たされれば日本の国益なんか知ったこっちゃないってことでもあるけど、まあそれはともかく、北朝鮮が米国と互角にわたりあうためのカードは核しかない、というのは歴然としている。しかし一方で、イラクでもわかる通り米国はそれを許してはくれない。千日手であり、どうなるかは協議最終日になっても方向性の定まらない可能性もあると思う。米国が痺れを切らせて強攻策に出れば知らないけどね。
  オウム真理教教祖松本被告、死刑宣告朝日 )。ようやく、とも言える。しかし、被害者の「執行されるまでは推定無罪」という言葉に、この事件は被害者も含めた当事者が生きている限り、終わることはないのだろうと感じる。それほど傷は深い。
  GPMアニメ版 はもう#1を見たので、 成恵の世界 #1。う〜ん、原作には忠実なのかもしれないけど、もうちょっと考ええよ、と思う。原作では(多分)わざとやってる古臭さをそのままやってしまっている。いや、作者のセンスと相乗効果的なところはわりとあると判断してるのだけど(それとは別に、作者の「何か」に対する敵対意識は正直読んでいて辛くはある)。そのセンスで書いている部分をそのまま映像化すると、古臭さばかりが強調される。この手のは継続して見ないとわからないけど、ちょっとなぁ、というのが正直なところ。
 日本ではSARS患者は、「疑わしい」はともかく、確定患者はまだ出ていない。一方、韓国は先日にも取り上げたとおり、患者が出てきている。にも関わらず WHO のSARS情報サイトでは 日本2、韓国0 。なんでも今のWHO理事長は韓国人らしい。まあ、単に韓国がまっとうに申告していないだけ、という可能性もあるけど、いかにも らしい
  bk1の「アースシーの風」紹介「ゲド戦記の世界へ」 。訳者の清水真砂子女史は、実は母校(高校)のOGだったりする。ゲド戦記を読み始めた遠因はそこにないわけではないけども、それだけではない。シリーズ五作目「アースシーの風」でも、前作「帰還」で感じたフェミニズム的部分はほぼ影を潜め、神話の解体的な部分が大きい。そして、この紹介文は、それを含めた私の感じたものをかなり適切に紹介している。
 冥府魔道の ロード・トゥ・パーディション を読む。まだ読みかけ。おまけに映画は未見。作者の マックス・A・コリンズウィンドトーカーズのノベライゼージョン も手がけている。今のところの感触としては、文章屋としての腕は、かなり良さそうではある。


2003年04月25日(金) 旧暦 [n年日記]

BLOOD IS STRONG

  米国amazon で注文したcapercaillieの新譜「 BLOOD IS STRONG 」が届く。久々のカパケリはええのー。ちなみに一緒に注文した「NINJA SCROLL」はまだ届いてません。
  北朝鮮が核保有明言産経 )、そして 3カ国協議最終日は10分で終了産経 )。北朝鮮は北朝鮮内メディアに 核問題解決に寛大な提案をした時事 )と言っているが、どんな内容だったのか、知る由もない。良い方、悪い方、いろいろ考えられるが、実際のことはもう少し見てみないとわからないのだろうなぁ。韓国・日本を交えた協議の日程発表を待ちたい。
 今朝、出勤前に黒猫さんちで荷物を受け取ってから研究室へ。留め置きがインターネットで指定できるようになるとは、便利な世の中ですのー。それはともかく、研究室で前日に業者の人に故障した機材を引き取りに来てもらうようお願いしたが、なかなか来ない。結局、その日の終わりがけに到着。そんな時間まで外回りしてるのであまり強くは言えないけど、いつ来るかとか、できればつまびらかにして欲しいなぁ。
  キムチがSARS特効薬? 北京で売れ行き急増室蘭民報 )。あのー、韓国の言ってることは、あまり真に受けすぎない方がいいですよ?
  本人が死亡したウェブログはどうなる?hotwired )。まあ、この場合「ウェブログ=ウェブ日記サービス」と考えて良いだろう。そのまま置いておくもの、遺族の意見を反映させるもの、さまざまあるようである。「書いてる人間が死んだらどうなるか」で、まっさきに思い浮かべたのは イラク戦争からの日記 だった(ご当人は熱射と砂塵により健康を害され、日記の継続が難しくなったようである。とりあえず生存されていたことを祝うと共に、快癒を祈りたい)。しかしこういった状況でなくとも、闘病日記を公開されている方もいるし、そんなことを考えてない私のような人間だって事件・事故に巻き込まれ突然逝ってしまうかもしれない。そのとき、残った文章はなんなんだろうか? 私のものに関しては、残る価値があるとは思えない。
  東京ブックフェアにてフレキシブル有機LEやRFIDが出展zdnet )。書籍の世界もどんどん「さいばー」になって行きそうである。
 最近、人事関係で愚痴を聞かされる。その愚痴は無理からぬことなので、黙って聞く。別に私の責任じゃないんだけどさ。じゃ、誰の責任かと言えば、あまりにはっきり責任の所在を断言できるので、逆に言わない(笑)。あるグループがあったとして、そのグループの雰囲気は簡単に特定個人により決定されうる。そして往々にして良い方向よりは、悪い方向の方が出来やすい。それをどうにかする究極の手段はある。しかし、それをする覚悟はできない。誰もが「このままではいけない」と思いつつ。
  google のトップページで、ワトソン&クリックの例の論文から半世紀ということを知る。その論文のコピーを読んだ事があるが、本当に1Pきりの簡潔な論文だった。確かにエポックメイキングにもなるわなぁ。


2003年04月26日() 旧暦 [n年日記]

ヤキニク食べ放題

  クレヨンしんちゃん劇場版!嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード を見てくる。監督は前回の原惠一氏から変わって、映画版初監督の水島努氏。
 朝食から険悪な雰囲気の野原家。その原因は、みさえが作った朝食の量があまりにも少なすぎることだった。これには理由がある、と言ってみさえが示した冷蔵庫の中には高級焼肉食材がずらり。ひと月まえから奮発するためにコツコツ節約し、少し足りない分朝食を削っていたのだ。ところが再び和やかムードに戻った一家に特徴的過ぎる顔の男(スティーブ・ブシェミ似!)が飛び込んできて「助けてくれ!」と訴える。わけがわからない野原一家だが、その男を追ってきたらしい男までもが朝の食卓の光景に乱入してくる。「例のものを出せ」と迫る追っ手の男・堂ヶ島少佐に、追われてきた男は「例のものはこの一家に託した!」と野原家一同を指差す。かくして野原家は謎の組織に追われることに……夕食の焼肉には間に合うのか?!
 水島監督の「ハレのちグゥ」とかを見てればわかるだろうけども、今回は前回二作のシリアスな雰囲気とはがらりと内容が変わり全編ギャグ。恒例のウソ予告でも分かる通り、堂ヶ島少佐は 地獄の黙示録キルゴア中佐 だわ、ブラックホークは墜落するわ、どう考えても子供にわからないギャグの多いこと。無論子供向けギャグシーンも満載で、笑い声で言うなら「オトナ帝国」や「アッパレ戦国大合戦」より上がるシーンが多かった。一方、ストーリー的にはあくまでギャグシーンの土台的な面が大きくって、大人からの評価は前二作ほどではないと思うけども、これは監督の作風の違いのほか、原惠一氏も脚本などで参加していることから推測するに、意図的に作風を変えたということかもしれない。前二作と同じ傾向を見に行くつもりで行くと肩透かしかもしれないが、最初から別の作品のつもりなら問題なくたのしめると思う。ただ、今回はあくまで野原一家にスポットライトを当てて、ということにしても、悪役キャラの立ち方がイマイチなのは残念かも。堂ヶ島少佐のみでなく、下田部長、天城も個性的だっただけに、なおさらそう思う。それはさておき、 「勝利の臭いだ!」 とか 「俺の水筒の水を飲む権利がある!」 とか 「俺のボードを持ってこい!」 とか 堂ヶ島少佐が去っていく時のヘリにサーフィンボードがくくりつけられてたりランチ(大型ボート)をぶら下げてたり したのって、地獄の黙示録見てないとさっぱりわからんだろう……周りの子達の笑いの合間に、一人だけずれたポイントで笑ってました……あと、確かに見終わった後は焼肉を食いたくなりました。
  北朝鮮、米からの次回協議への日韓参加を拒否朝日 )。まあ、これも外交の一手段で、出きるだけ自分達に有利な条件を事前に引き出しておこうってことなんでしょうけども、不快ではありますわな。北朝鮮(ってより金正日)には交渉以外に生き残れる可能性はないのだから、継続を望むのは当たり前の話。
  米国は拉致事件にも言及したようだけど産経 )、コレも相変わらず反応はナシ。相手側からの要求は出来るだけのらりくらりとかわすって戦術なんでしょうなぁ。もっとも北朝鮮が口に出したことでこれまでまっとうに約束が守られたためしがないので、どちらにしても当てにはならないのだけど。
  バグダッドで米軍の弾薬集積所爆発朝日 )。原因はつまびらかにされてないが、やはりフセイン派残党のテロを連想する。
  チャールトン・ヘストン氏が全米ライフル協会会長を辞任産経 )。アルツハイマーの兆候があるとのことで、おそらく健康上の理由も少なくないのでしょう。「ボウリング・フォー・コロンバイン」ではマイケル・ムーア監督にコロンバイン事件の被害者の写真を突きつけられたり、いろいろ大変だったみたいですが……
 少年エースの「低俗霊デイドリーム」のカラー扉で「深小姫」が「深 姫」に誤植されていた……主人公の名前ぐらい、辞書登録しておきましょうよう。(追加:誤植されていたのは「深子姫」で、正解が「深小姫」だった……ワシも間違えてるやん。)


2003年04月27日() 旧暦 [n年日記]

かいどうなおやは にげだしたぞ

  仮面ライダーファイズ はカイザベルトの適応者・草加の登場により新しい局面になる。真理に「一緒にオルフェノクを倒そう」と言う草加だが、その草加にうさんくさいものを感じる巧。一方、木場、結花、海堂の前に、ラッキークローバーの一人・琢磨が刺客として現われる。
 北條さんつえー(って北條じゃないって)。ジェイが「三つ命がある」とは言えカイザのための当て馬化してるのに対し、ムカデオルフェノクの琢磨はオルフェノク三人をまったく子ども扱い。一昨年の今ごろ、北條さんと言えばタコアンノウンに怯えてG3システムを捨てて逃げ出したのに、今回は逆に海堂を怯えて背走させるとは。一方、草加の方も巧にずばりと急所をつかれ逆ギレするなど、何か裏がありそう。来週、河に落ちた巧を結花が介抱し、「オルフェノク全部が本当に悪い奴なのか」と巧が悩む展開になりそうだけど、その相手がオルフェノク三人組の中で、憎しみで無関係の人間を殺しつづけてる結花だというのがなんとも皮肉……あと、真理に関して意味ありげな海堂の台詞があったけど、あれって本当に伏線なのかな? それとも単に惚れた弱み?
  ファイズ東映ページ には、なぜか旧G3チームが勢ぞろい。カメオ出演? そういえば、要潤の出ている「動物のお医者さん」まだ見てなかったなぁ。
  カレイドスター #3。練習生が全員新作に登場することになり、役が発表されるが何故かそらだけ役がない。「お前にあるのはこの役だけだ」とやらされたのが、休憩時間中に子供たちにペンライトを配る役。オーナーの意図がわからず、ふてくされつつも仕事をするそらだが……
 このままイジメイジメで行ってしまうと一昔前の大映ドラマか世界名作劇場だが、そうではなくあくまで夢をかなえるまでの過程を、プロフェッショナリズムを逃げずに正面から描きながら追っているのがいい。公式ページを見ると人間関係にもひと波乱ありそうで、作画的にはちと心配な面も出てきたけど、演技シーンも良いし、なかなか期待できそう。あと、当然渡辺明乃声のアンナもな!
 OPのメインキャラ三人がカレイドスコープ(万華鏡)状に演技をしてるシーン、その後五人に増えるのだけど、増えた二人っていじめっ子二人組みだよなぁ。いや、この二人の声優って、過去にホリプロタイアップアニメで主役張ってたんですけどね……
  韓国、北朝鮮に核廃棄を要求産経 )。最初から強く言ってくださいって……
  一人脳挫傷、一人失明、でも犯人は「殺意ナシ、金を奪うつもりもなかった」産経 )。ゆとり教育の弊害で脳がとろけてますか?
  スクウェアエニックスの放つ「ヤンキーゲー」 。「熱血硬派くにおくん」だったら買う気にもなりますが……もしくはフライング根性焼き。
  ヒカルの奇妙な碁 。そう来たか! 本編は最新号で打ち切り気味の連載終了という噂を聞いてますが……
  マガジンZ で新連載が二本ほどはじまったので一応チェック。一本は サンデーGXラーゼフォン のコミック化をした百瀬武昭氏のものだったんだけど……え〜、とりあえずパンツマンガでした。いや、ヒロインの容姿と性格と名前がどこかで見たような気がしないでもないですが。
  すいません 。ヲイラが人生変えてしまいましたか? 変えてしまいましたか? 人の人生に干渉しないよう、干渉されないよう慎ましやかに生きていこうと誓ったのに(大嘘)。いや、でも実際のところ、私がこの世に存在しなくても濃いいオタクになったんじゃあないかなぁ、とごくたまに、ときどき、ときおりちらりと思ったり。
   GWは飛び飛びに用事が入るので、更新も飛び飛びになります。


2003年04月29日(火) 旧暦 [n年日記]

ヒロウコンパイ

 強行軍でごちゃごちゃと。大変疲れるが、もう一つ5/1に強行軍がある予定。GWってなんだ!? 休日が固まっている期間じゃなかったのか!? ちっとも休めないぞ!? とは言え生活のためとかお世話になってる人へのご奉公とか、色々あるもんである。まあ、わりと自分でも楽しんでやってるからしゃあない。一生に一度は SFセミナー にも行きたいものだが、今年もムリそうである。つか、少しは休ませて。
 移動中に「 ロード・トゥ・パーディション 」、「 戦争の犠牲者 」、「 クルドの暗殺者 」、「 強救戦艦メデューシン 」(下)を読み終える。「メデューシン」はちときちんと書かないといけない個人的負い目があるので、その感想は後日。「ロード・トゥ・パーディション」の著者、マックス・A・コリンズは、映画「ロード・トゥ・パーディション」の原作のコミック形式のノベルの原作者らしい。めんどくさい。で、原作者による映画のノベライズだけあって、雰囲気がとてもよく出ている。実質主人公のマイケル・サリヴァン(シニア)はトム・ハンクスではいまいちイメージと合わないところがあるが、映画を見てないのでそこらへんはなんとも。サリヴァンを付けねらう殺し屋がジュード・ロウってのはなんとなく納得。信頼していた組織に裏切られ、子供を連れながら復讐行を続けるサリヴァンの描写はともすれば陳腐になりかねないが、そこらへんを人間関係の機微と暗黒街組織の闇の利権闘争とをからめて描く手法は秀逸だと思った。映画のノベライズとしては上の部類に属すると思う。
 フォーサイスの「戦争の犠牲者」とハンターの「クルドの暗殺者」は、連続して読んで、両者の決定的な差が感じられた気がする。それはフォーサイスが量産が効かないタイプの作家ということとも関連しているけども。フォーサイスの作品では小品感はあるけども、描かれ方と描かれるものの重厚さはなんら変わるわけではない。「クルドの暗殺者」は、フォーサイスとは違った意味で楽しめた。と言うのは、こちらの方がエンタテイメント寄りという意味ではある。フォーサイスがエンタテイメントではない、ということではないのだけど、「クルドの暗殺者」は狭義ではハンターの、広義では冒険小説のあるパターンに当てはめて構成されている、ということではある。それぞれに優れた書き手ではある。
 で、実はこれら二つと「メデューシン」を比べて思うところもあるのだが、それはまた後日、きちんと考えて書かなければいけないと思う。
  ネットコンテンツ閲覧料詐欺請求犯逮捕産経 )。うちにも何通か届いてますが(当然無視)、「完璧でばれない」って、入金される口座はどうしようもないっつーねん。つか、600人も騙される(身に覚えがあって払ってしまった)人間がいることの方が呆れるっつーか。


2003年04月30日(水) 旧暦 [n年日記]

受け取り不可能

 自転車の定期検診に出していた自転車屋から連絡があり、なにかと思ったら、前輪のブレーキパッドが磨り減ってるので交換しなければならないが、有料だけどもいいか、という話でした。いや、別に有料なのはかまわないので、早くに直して欲しかったんですが……自転車の機動力がないと結構困るもので、先日 米国amazon に注文したブツが届いたにも関わらず、郵便局に受け取りに行けない。明日は出張があるので明日自転車を引き取りに行くこともできない。せっかく届いてるのになあ。ふにゅう。
  イラク日本大使館を守ったのは隣人Yahoo! )。ニュースで、日本大使館は電化製品などは盗まれていたが内部の保存状態はよく、大使館の再開が容易であることを報ぜられていたが、それがこういった人たちにより守られていたというのを知ってさすがにびっくりした。日本人自身はほどんど燃やされてもなんとも思わないだろうに、「国旗が燃やされたら悲しむだろうと思って」と国旗を保管していたり、盗賊に銃を持って応戦したりと、身を張って大使館を守っていてくれたという。こういった好意を受けたからには、こういう好意を受けるに値する身であるよう、努力し、好意に報いねばならないのだろうなぁ、と思う。
  バトルロワイヤル2予告編 。え〜、見ていて「どっかで見たような映像」と思うのは気のせいなんでしょうか? 今度は、戦争だ! と言うか、日本でこれだけの映像を作るのはすごいとは思いますが。
 YOUNG KING OURsを買う。ジオブリの急展開というか、ジオブリ世界の核心に迫る話になってきてびっくり。いや、ここ数年の展開を考えると……細かいことは書かないけど、まさか主人公だから死ぬことはないとは思うけど……田波君の取り出したお札に銃弾痕が残ってるのが痛々しすぎる。つか、伊藤さんがこれだけ「痛い」表現を出来る「作家」だということをあらためて思い知らされた。歯を抜かれて剥き出しの神経をぐりぐりされてるような痛さ。
 「メデューシン」についての感想。をちゃんとやるには時間が足りないので、とりあえずちょっとだけ。小川氏のスキルは間違いなく上がっている。しかし、ライトノベルとしては戦争を出しすぎて、戦争を出すには戦争に踏み込めてなかった、という印象。個々の描写はさすが、と思う。しかし、戦争を描くならもう一歩、いや、半歩踏み出してくれていれば……と思ってしまう。決して悪い作品ではないが、一緒に読んだのがハンターとフォーサイスというのがまずかった、としか言いようがない。