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2002年12月01日() 旧暦 [n年日記]

ブルーインパルス見てきますた

 今日は航空自衛隊岐阜基地における 航空祭 だったので、ちょいと体調が良くなかったのを圧して外出。なんと言っても一昨年は事故で自粛だったブルーインパルスの展示飛行が、今回はちゃんとあるのだぜ(去年は私が見に行けなかった)。始まるのは9時前からなのだけど、家を出るのが遅くて到着は十時半頃。名鉄三柿野駅と基地の間の陸橋を渡っていると、近くを歩いていた人が空を見上げて「あっ!」と声を上げる。なにかと思ったら、 空挺部隊の降下実演 がもう始まってたのでした。そんな状態だからもう中は既に人だかり。航空機マニアはもちろん、普通の家族連れやカップルもかなりの数。 異種混合編成展示飛行 が行われている最中で、やはり滑走路のすぐ前とかのいいところはとっくの昔に陣取られている。っちゅーか、 人の林?  こちとら見られればとりあえずいいので、マニアが陣取る前列は避けて遮蔽物のないところで買い食いしながらのんびりと眺めている。以前とどう変ったのかはわからないけど、空を飛ぶ航空機の姿を見て迫力とかそういうのだけでなく、「美しい」と感動するようになった。それってのはいろんな人と接して、その人たちから伝えられたさまざまなことも関係しているのだと思うと、とても感謝したい気持ちにもなる。いや、航空機はいまだにド素人なんだけどね。しかし同時に陸自の展示の 八二式戦闘指揮車両 だとか OH−1観測ヘリ だとかにかなり長いこと釘付けになっておりました。地上展示されてる航空機も戦闘機よりは、P−3C哨戒機だとか、 C−130輸送機E−2C早期哨戒機 を見てる時間の方が長かったかなぁ。素人でも見てくれからなんとなく用途が推測できるので、より見ていて楽しいのかもしれない。ことにOH−1観測ヘリはパイロットの方が機能やら、使ってる立場で旧型であるOH−6との違いを説明してくださって、大変楽しゅうございました。そのうちきちんとセンサー取り付けて宙返りの展示飛行も見せてほしいなぁ。
 で、なんだかんだやってるうちにブルーインパルスの展示飛行へ。私みたいな素人が写真とってると、写真を取るのに気を取られて大事なところを見逃しそうだったので写真はナシ。なんつーか、やはり生で見るとかなり違いますな。テレビで見ても、下手すると「ふーん」くらいにしか思わないけど、実際に空気やら音やらで距離感を感じると、どれだけ高度なことをやっているのかというのが素人にでも身体に直接伝わってくる。心配だった天気も途中小雨がぱらついた程度で、身体に鞭打って見に行った甲斐はありました。
 でも今回、一番印象に残ったのは先のOH−1のパイロットの方が、旧式からの改善点を「これにより任務の遂行率が上がりました」と説明することが多かったこと。それは当然生存率の向上でもあるはずなのだけど、生存率あるいは生存性という言葉はほとんどつかってませんでした。自衛隊の議論についてはいろいろあるのは知ってますが、こういう人たちが文字通り身体をはってくれているんだというのは、議論とは別に真実なのだと思った。
 で、研究室へのお土産にゴフレットを買って帰り。食い物じゃないと喜ばないだろうしなぁ。
  龍騎 は新人ライダー二人受難編。英雄になるとか豪語していながら、浅倉はおろか北岡にまでいいようにやられてしまう東條。一番ちゃらちゃらしたような佐野にも「目が死んでる」と言われる。いや、本当に目が死んでる演技してるので、大したものだと思ったり。その佐野も、クライアントの教授が死んだことで契約解除の身となる。あちこちのライダーに自分を売り込むが、相手にされない。そんな佐野が北岡と浅倉にやられてボロボロの東條を自室で介抱する。来週はこの二人が結びつくらしいけど、どうにもこれまでの東條の行動を見ていると…… 東映 の次回予告を見ても、どうも佐野がそろそろやばそう。結構好きなんだけどなぁ、このキャラクター。
  ギャラクシーエンジェル (今週は引き分け)は、前半の二体のロボット、どうもどこかで見たことがある気がするんですが……アイ○ン○アと、マ○ン○ーZ? 後半も蘭花がスーパーサイヤ人化したり、暴走っぷりはなかなかでした。
  キングゲイナー はWOWOWノンスクランブルサービスデー。で、ついでに前後編の前編っぽい話。多分、はじめての人が見てもわからんだろうなぁ。面白かったけど。しかし、ミイヤの遺跡やらブリュンヒルデやら、そこはかとなくヒワイなんですが……まあ、セクハラ監督ですし。
 「映像の原則」も、航空祭への行き帰りで大分読み進んだ。富野監督って、ウチのボスにどことなく似た感じがするのだよなぁ。ほぼ同年齢だというだけが理由ではないと思うけど。あ、日記じゃいろいろ愚痴も書いてますが、基本的にウチのボスはスゴイと思うし、行動のすべてを無条件肯定してるわけではないですが、その根底にあるものはとても尊敬してます。同じ意味で、富野監督にも尊敬の念を抱きます。
 むう。ちょっと本当に体力辛いかも。(ならこんなに長々駄文を書いてるなって)


2002年12月02日(月) 旧暦 [n年日記]

うらみーます、うらみーます♪

 人を恨むってのはとても疲れることだと思う。自分が恨みがましい性格なのでよくわかる。しかも、反骨精神とか闘争心とかに結びつけば別なのだけど、恨んでものごとが解決するということは滅多にない。だから私は人を恨むことは極力したくない。それは労力がいることだし、私はものぐさだからだ。でも、恨むというのは労力を費やすにも関わらず、とても楽なことでもある。心の中にたまった鬱憤を吐き出す先を、安易に与えてくれる。本当に解決の方法を考えるのをサボる口実を与えてくれる。そして、それに流されやすい人たちもいる。流されてしまうと、中々大変だ。恨みという行為自体が効率的なことではないし、それはつまり理論的なことではないので(人間には時として非効率的なことや非理論的なことが必要だとしても)、その恨みをどうにかしてしまうのは、なかなか難しい。でも、よく考えれば現代日本で「本当にどうしようもないこと」というのは、昔に比べれば多くはないはず。少しくらいのものなら飲んで友達に愚痴って忘れてしまうほうがよっぽどいい。(その代わり、友達の愚痴にはつきあってあげるのだ。それが互助というものだ。)だから私はそういう労力を無駄に使わずにへたれに生きていきたい。最近、わりと近く人を見てちょっとそう思った。
 最近、アンケートでも取ろうかなとか思ったけども、CGI拾ってきたりするのすら面倒だというものぐさっぷり。で、探してみると、 けっこう無料サービスがある 。需要があるのだなぁ。いや、実際にアンケートをやるかどうかはわかりませんが。
 ヤングマガジン見たら、「今日の5の2」がまたもや代理原稿で掲載。生産性を上げて週間連載してくれないかなぁ。
 画像が無茶苦茶圧縮できるというのが売りのソースネクストの「超縮」が 実はなんのことはない、jpeg2000をちょっといじっただけのものだったという話があるらしい/.JP ではお祭ワショーイ状態ですよ。叩く人叩き返す人。個人的には倫理云々より、「なんだ、がっかり」。
  SF番組打ち切りに、ファンが強い反発 。身につまされるなぁ。オタクとしては。
  日本マンガの進出に、海外冷めた目 。ま、最初はこんなものでしょう。あちらは日本のような作劇様式にはなじみはないのだし。でも、「宮崎アニメはいいが」と逃げを打ってる記者はヘタレですな。
  寝酒に頼る日本人 。カウンセルをやたらと忌避するのも問題だけど、アル中にならない程度の、ちょっとくらいならええやん。薬よりは生活に少しは彩りが出るし。いや、私も飲んでますが。
  MASTさん に返事。アクメツがやったことにカタルシスを感じるかは人によって左右されると思うので触れませんが、ヤンキーマンセーはむしろマガジンではないかぁ、とか思ったり。だからマガジンはイマイチ好きに……いや、多古西高校とか掛川高校のモデルに通っていた人間の言うことではないかもしれませんが。


2002年12月03日(火) 旧暦 [n年日記]

ハーブチーズ牛丼大盛!

 七……もとい、八事に すき家 が出来た。和食系ファーストフードといえば 吉野家 に支配されていた綾……名古屋市民にとっては、朗報と言えるだろう。が、 八事 といえば近所に中京大学を抱えているのをはじめとして、大学生の往来の激しい場所である。すなわち野暮ったい店構えではなぅなやんぐは振り向いてくれない。からかどうかは知らないが、今風のファーストフードっぽく、注文カウンターにテラス風のテーブルとコジャレた店内。いや、工事中通りかかったとき店の内装外装が にある店舗と違うんで「あれ?」とは思ったのだよ。くそう、私の求めていたすき家はこんなファッショナブルな店じゃないんだ! 気が付くとカウンター席でエースのジョー似の男が麻婆中華丼をかっこんでいたりする店なんだ!(もうメニューにないけど) こんな店じゃトカレフの柾も流れ星も来ねえよ、ウワーン。
 いや、結局ハーブチーズ牛丼を食ってきましたが。でも、内装云々を置いとくとしても、「セット」がないのは痛いなぁ。
 多分、あちこちで同様のコメントが出るのだろうなぁ、と思うとウケ狙い人間としてはいまいちコメントする意欲が減退するのだけど、 「千と千尋」DVD色調異常、消費者が提訴へ 。こりゃ提訴しなけりゃウソでしょ。「劇場の色調に忠実に」って、大多数の家庭では赤味が強く見えてるのだもの。大手配給会社のおごりでしかないですな。私は買ってませんが。
 韓国のロケットが打ち上げられたその一方、日本でも H2A四号機の打ち上げが14日に迫っているNASDAの実況ページ )。今度の四号機はロケット自体よりも、一度に四基の異なる衛星を打ち上げるというところが目玉。 環境観測技術衛星ADEOS−2 を筆頭に、 豪州小型衛星FedSat鯨生態観測衛星WEOS実験衛星μ−LabSat の小型衛星が一緒に打ち上げられる。この意義は実は結構大きい。というのも、これが成功すれば大型衛星を打ち上げる際のあまったペイロ−ド(搭載荷重)で、安価に小型衛星の打ち上げが出来るからだ。しかも今回は一度に四基である。商業的競争力につながるというわけだ。日本のマスコミ、世論は宇宙開発に対してかなり冷たいので(そりゃ、必ずしも暖かく支持しなければならないということもないには違いないのだけど)、是非とも百点満点に近い成功を収めるよう願うのみ。
 来年には 月探査機LUNAR−A の打ち上げも予定されているので、どーんとはずみをつけて欲しいところである。
 韓国の宇宙開発に関して冷や水ぶっかけるようなことも言ったけども、韓国は政治的な面(米国とのミサイル開発協定)のみならず、地理的な面からも宇宙開発に制約が大きい。というのも、 他国に囲まれているため、ロケットの射出方向がかなり限られている からだ(naver掲示板)。ロケットの打ち上げというのは、言うまでもなく赤道付近から、地球の自転方向である東に向かって打ち上げる方が有利。東がパレスチナに面するイスラエルはこの原則に則ることが出来ず、やむなく西側方向に向けてロケットを打ち上げたそうであるが、不利であるには違いない。こういうのを聞くと応援もしたくなるけども、技術開発に関する韓国の姿勢やら考慮したり、いまだにぬぐい切れない個人的嫌韓感情から、 「あきらめて日本に委託してつかぁさい。お安うしときまっせ」(どこの言葉だ?)とも思ってしまうのだけど……
 む、結局今日は宇宙開発関連の話題が多くなったな。


2002年12月04日(水) 旧暦 [n年日記]

雨の降る日は機嫌が悪い

 悪いはずだよ雨が降る、っと。
 いまだ体調すぐれず。熱が37度前後をふらふら。常に身体がふらふらするほどではないけど、絶好調でもないのはたしか。しかし、今日ははずせない会議があるので朝一から出ねばならず。嗚呼、無常。明日もなんだけどさ。
 こういう体調のときに自分に関する良くないことを書かれているのを見ると、やっぱり滅入る。滅入るのがわかっていて見るのだから、大概自業自得なんだが。
 仕事に必要なものを探している最中、なぜか こんなもの(その1 その2) を見つける。泰羅助教授は研究者として「これだけでは批判もできないし、なにも言えない」と科学者らしい慎重論、一方山本弘氏はトンデモ本として大いに楽しんでいる。まあ、こんなものだよなぁ。どちらの立場もわりと共感できるのでどっちも面白い。しかし、この本が論理的に破綻していることはたしかそう。
 もうあちこちで取り上げられているけど、 ドラクエ8の画面公開 。PS2にして3D導入というのは、らしい慎重さだなあ。ただ、ゲームならいいのだけど個人的には純映像媒体へのトゥーンシェードってそんなに信奉してないのだけどね。
  エヴァンゲリオンの新作という噂がある のだけど……これもいまさらな話題。これだけだと続編かは断定できないのだけどね。けど、なんかコメントせねばならない気もするので一言。「とりあえず、続編はやめとけ」。 (っつーか、もし本当に続編なら、それまでに決着をつけなきゃいけない人もいるんでないかい?)
 えーっと、まず、ちょっと小さいけど これ の左側の画像をよく見てください。これは「 青い海のトリスティア 」っつーゲームのパッケージ画像です。見ましたね? それでは次に こちらの画像 を見てください。わかりますか? わかりますね? 後者が前者をパクった、というのは発表時期とあまりの構図の一致具合からするとそうなのですが、どうも単に「絵描きが構図をパクったのを、ゲーム会社側が気付かずに採用した」ということではないらしいです。 このレス参照 。(このレスにコピペされてる文章の元は ここ の掲示板) 誰の発言をどう信じるかは慎重になるべきだけども、どうやらとばっちりを食うのは東京ミュウミュウらしいです。ハイ。
 だめだ。やっぱ今日はあまり調子が出ない。
P.S. 来年のライダー 。うーん、やっぱり微妙。


2002年12月05日(木) 旧暦 [n年日記]

参考文献:攻殻機動隊

  ./JP より、 参考文献「士郎正宗, 攻殻機動隊, 講談社, 1991」 。わかってるよ、アンタ!

もりさがるBGM

 なぜか急に「 必殺仕置人 」のBGMを引っ張り出してBGMにしだす。うーん、全然すかっとしないけど、内圧はたかまってきますな。 Winamp でCDをかけると、きちんと曲のタイトルが GracenoteのCDDB に参照されて出てきてくれる。いいねえ。そいでもって、おそらく仕置人のようなドラマはもう出ないだろうと思うと、ちょいと悲しい。まあ、時代を加味しても暴走気味の番組ではあったけど。
 でも、新しい良いものも出続けている……と信じたい。
 ちょっと前にテレビ局の決算が出たのだけども、軒並み業績は下がっているようである。不動の座にいると思われたテレビも、かつての新聞やラジオがそうだったように、いつまでもメディアの王座に着き続けることはできないということだろう。これが没落の始まりだとまでは思わないけども。不調の原因を考えるとき、「くだらない番組ばっか作ってるからだ」と言うのは簡単だけども、そればかりとは言えない部分がある。テレビの代わりに台頭してきたものがなにかといえば、たとえばネットであり、またネットの端末として機能する携帯電話になる。それはかなり緩やかな範囲まで含めたコミュニティ形成のツールである。以前から、「流行もの」に関して、それはそれそのものが受けるものか否かということと同等に「友人間などのコミュニティにおける共通価値の提示のための通貨」であると考えてきた(ここで言う「通貨」とは貨幣とは違う意味であることを心に留めていただきたい)。しかし、昨今その役割を果たしてきたCDやゲームなどは売上が落ちるか伸び悩んでいる。市場が飽和しているということもあるが、すなわちコミュニティを維持する通貨としてCDやゲームなどの共通話題としての価値が薄れてきている、ということではなかろうかと思う。その一つには情報が多様化・分散化してきており、従来型のマスメディアの提供する一元的な価値観にまとめられた情報に受け手側が満足できない、刺激が足りない、ということがあるだろう。ニール・スティーヴンスンの「 ダイヤモンド・エイジ 」では、こういった多価値社会を踏まえた未来像が描かれている。音楽産業やテレビ局などはほとんど本能的と言えるほどこの構造変換を端的に表す「ネット」を、一方で利用しながらも敵視しているが、むしろ構造変換に対して適応した体制を作らないと新見南吉のランプ屋のような愚を冒すことにもなるだろう。
 と、メモ的にちょいと今のメディアについての考えをまとめ。携帯などを端末としたネットワークがメインのメディアになりうるかというと、それもまたちと疑問なのだけどね。
 ようやく「 無敵看板娘 」の単行本一巻を見つける。この人、マンガは下手だよなぁ。でも面白い。こういう場合、解析が結構難しい。マンガが上手くて面白いというのは、ある意味納得しやすい。しかし、上手くないのに面白いというのはやはりなかなか矛盾しているように見える。敢えて言うならば、マンガの「様式」そのものよりも、組み立て方、見せ方がきちんとエンタテイメントしてるということなのだろう。ん? それって結局マンガが上手いってことなのか? しかし、本当にそうなのかと言われると……うむむ。
 昨日、テレビで「GO!」をやっていた。ヤングチャンピオンに連載のマンガはわりと面白いのだけど、映画のほうはどうにも空回りの目立つ作品だった。これが日本アカデミーを八部門受賞したのだそうな。もし、審査員が本当にその価値があるのだと思うのなら日本の芸能界は病んでいるし、ないと思って受賞させたのならやっぱり病んでいる。
  ひとりのゲイナーがふたりのゲイナーに♪


2002年12月06日(金) 旧暦 [n年日記]

ゴーストが囁くんです

  昨日の光学迷彩云々のニュースに関連して、 攻殻までは求めないから、せめてプレデターくらいは言ってくれ 。関係ないが、「プレデター」って言ったら「リン・クロサワ」。
  発泡酒増税反対署名 。あたしゃ発泡酒なんて飲まないので関係ありません。
 でも 増税は関係あるのだよなぁ 。タバコはひとまず関係ないんですが。でもこんな増税をしながら一方で 破綻した朝銀に公的資金投入とかほざいてやがりますよ、小泉さんは 。たすけてくれよ、アクメツ!(こないだ良くないようなこと言ってたクセに)
  タバコが出たら、R指定 。アホですか? もっともタバコがらみの議論ってのはエリザベス女王の時代からの伝統ですが。
  日本人、悲観的なのに悩みナシ (字余り)。まあ、そういう民族なんです。
  アメリカ版少年ジャンプ、批難されながらも完売 。これからの様子を見ながらでないと結論は言えないんですが、アメリカマスコミの反応に反して発展の余地はありそうですな。
 こないだのエヴァ新作?疑惑の正体は結局 リニューアルDVD らしいです。続編でなかったのは安心なんだけど、こういう話題の振り方するかなぁ。おとなしく ぷちぷり*ユーシィ をちゃんと作りなさい!> GAINAX
 実際にはリマスタだけじゃないらしいのだけど( 参照 )、よほどネタに詰まってるのかなんなのか……まだ書いてる人は、さっさと書き上げちゃった方がいいですよ〜<何を?
  /.JP より、 し、真空管マザーボード ……電圧の過負荷と核には強そうですが、確かに。
  どこをどうひっくり返せばフェアという言葉が出るのか知りたい 。やあ、この次のW杯からはきっとラフ……フェアプレー続出ですね?
 昨日の「多価値化していく社会」について考えていて、それって結局一番人間が面白いと感じるのは、概して人間なんだろうということだと思った。では、それに飽きてしまったらどうなるのだろう? そんなに簡単に飽きるものか、と思うかもしれないけど、この流れというのは深い人間的洞察などに基づくものではない。さらなる刺激などあるのだろうか? とんでもない方向に進みはしないだろうか、とも思ってしまう。まあ、それ以前に技術の進歩で人間の欲求を埋めるものが出てくるだろうので、あまり心配はしてないのだけど。(こういうところ、結局科学万能主義なのかもしれない)
 ヤングアニマル増刊嵐が出ていた。相変わらず 中島零氏 の器用さには驚かされる。しかし、この誌面に岩明均氏の「ヘウレーカ」が掲載されていたというのは、ちょっとした奇跡の気もするな、今から見ると。12月19日に単行本発売だそうです。他には甘詰留太氏のがちょっと良かった。逆にあかほりさとるは脚本家としてはもうとことんクズだということを再認識しますた。おとなしく解脱してプロデュース業に専念してください。


2002年12月07日() 旧暦 [n年日記]

「ええ話やな〜」本当?

 昨日のあかほり氏の記述に関して姉から「(内容は概ね賛同するが)根拠を出さずに個人攻撃する内容になっており、大人気ない」と指摘を受けた。いや、大人気ないのは持病みたいなものなんですが。ただ、この書き方はドギツイ(汚い・下品である・よろしくない・程度が知れる)とは自分で思ってはいたのだけど。
 なぜあかほり氏を(脚本家として)「クズ」呼ばわりしたかを追記する(その他については別の評価基準軸となり、必ずしも同じ評価ではない)。
 ものすごく大雑把な話だけども、人がある作品をさして「面白い話」という時には、大抵二種類ある。ひとつは「良くできている話」であり、もうひとつは「願望・欲望の代理充足となる話」になる。前者の要素が強ければ話としては上品な話になるし、後者の要素が強ければ話としては下品になる。人間とは上品な部分も下品な部分も併せ持つ存在なので、後者は邪道でだからクズだ、と潔癖な純文学畑人間じみたことは言わない。むしろ、エンタテイメントとしては両者の要素が上手く組み合わさらなければ広く受け入れられることは難しいし、どちらがどちらと単純に分けがたい場合も多くある。
 あかほり氏は、両者の内では後者の要素が強い。無論、それだけではないけど。それは悪くはない。オタク相手とはいえ、対象のニーズをつかむにはセンス(先天性のものという意味ではなく、素養、研究、洞察によりはぐくまれるもの)が必要になる。しかし、人間は刺激に対してなれていく。上手い人はそれをちゃんと意識的無意識的に知っていて、きちんと対策をする。あかほり氏はそれがきちんとできていなかった。のみならず、引出しが尽きている状況で、もうとっくに切り札ではなくなったカードをさもエースであるかのように誤認して使っている。昔はエースになりえたかもしれないが、欲望というカードであるかぎり、どんな強いカードであっても、むしろ強烈であればあるほど、使いつづけているうちに価値は目減りしていく。どんな作者だろうと波はあるし、出来不出来はどうしてもできてしまうにしろ、もはや切り札でないと気付いていないのか、気付いていてももはや他にカードがないのか、それを出し続けている姿は滑稽でもあり哀れでもありお粗末でもあり、またそれで読者が満足すると考えている辺りがお金を払ってくれる読者に対して不誠実である。私が偉そうにいう筋合いはないのだろうけど、一番のベテランが雑誌の中で一番つまらない、みどころのない話を作るのだからいたしかたない。雑誌にお金払ったし。
 でも、これとおなじ轍を踏んでいるのではないかと思われる脚本家もいるのだよなぁ。具体名は上げませんが。
 う、長くなった。
 WinNT系のファイルシステム、NTFSには機能としてはリンクが備わっているということは知っていたけど、使いたいと思いつつも使い方がわからなかった。で、 リンク作成シェル拡張 というツールがあるのを知って導入……しようとしたら、インストールでエラーが出て導入できず……うう。あとでもうちょっとちゃんと調べよう。
 研究室の留学生Sさんが来週の月曜に学位審査発表ということで慌ててその準備をしている。かなり基礎的なところから誤解が結構あるのだけども、なんとか修正していってます。日本語がかなり堪能なので助かる。まあ、こっちも今更こっそりポアソン分布だとか素量解析やらを勉強しなおしてますが。比較的簡単に再導出できるので、やはり物理的素養というのはありがたいものだ。
  関西オープンソースフリーウェア があったらしい。これには私も使っているメールクライアント 電信八号 の開発に関わっている人も出ている。MLで流れた話題では(私はROMです)、電八をモデルに「フリーウェアのビジネスモデル」について話すとのことだったけど。別に「フリーウェアでかせごう」ということでなく、フリーウェアの活動のための資金をいかに捻出するか、ということ。電八はフリーウェアとしては珍しく視覚障害者の読み上げソフトに対しても留意して作られており、事実MLで視覚障害の方も交えての議論もなされている。ちょっとクセはあるし、仕様的に時代に遅れてるところもある(しかし、その遅れは小さくなりつつある)のだけど、こういうところがあるのでいいのだよなぁ。


2002年12月08日() 旧暦 [n年日記]

テレビと歌謡曲な日曜

 トヨタがスポンサードの ドライブ A GO! GO! という番組があって、しばしば 学園戦記ムリョウ のBGMが流れているのだけど、とりあえずそれは本筋ではない。
 当然トヨタの番組なので、トヨタの車のCMが流れる。そのCMをぼーっと眺めていたら、外国語でなんとなく聞き覚えのあるメロディが流れる。どこかで聞いたことがあると思ったら中島みゆきの「悪女」だった。しかも、友達が教えてくれたところでは カヴァーしているのはクレモンティーヌらしい 。ちょいとびっくり。このCMのためにカヴァーしてもらったんだろうか? タイアップだとしてもかなり贅沢なBGMだなぁ。
 もうひとつトヨタのCMで「おや?」と思ったのはistのCMで、流れている曲がDusty SpringfieldのSpookyだった。この曲、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」のストリップのシーンで流れていた曲というとわかる人もいるかもしれない。調べて見ると、そんなに流行ったわけではない曲みたいなのだけど、よく採用したなぁ。
 で、次はトヨタとは関係なく、IRCで友達が突然 あぃまぃみぃストロベリーエッグ が云々、という話をしだす。オタク狙いのキャッチィなギャルアニメだったのだけど、実は骨子は熱血教師もので結構面白かった(その熱血教師が諸々の事情で女装してるってのがあれなんだけど)。聞いてみると、この番組のOP曲に原曲があるという話。番組ではDearestというタイトルで別の歌手がカヴァーしていたのだけど、原曲はシンガーソングライターの 沢田聖子 さんの「親愛なる人へ」という曲。原曲と言ってもメロディラインもほとんどアレンジがなく歌詞もまったく同じなので、OPの方はほぼただのカヴァーである。
 こういうのを聞くといつ作られた曲なのか、というのが気になる性分で、検索で調べたのだけど、調べてみて驚いた。「親愛なる人へ」は、1999年に亡くなられた村下孝蔵氏のことを歌った曲だという(村下孝蔵氏というと、私はつい不謹慎にも「食神」で広東語バージョン「初恋」の流れるシーンを思い出してしまうが)。
 それを知って初めて歌詞の意味がすべてつながった。それまでは印象の薄い曲だったというのに、その薄い印象までもががらりと変ってしまう。私がそうなだけかもしれないが、人間というのはげんきんなものかもしれない。いずれにしても、この曲を聞くときは村下孝蔵氏のことがもはや切り離せなくなってしまったと思う。それが沢田さんの希望なのかもしれない。歌の強さというものを感じる。
 でも肝心の発表年月日は調べ損ねた……
  仮面ライダー龍騎 は、ここのところ状況を引っ掻き回していた佐野満の退場。案の定、東條が裏切って。無定見で調子が良いキャラクターだったけど、想像はついていたにしてもあの最期はなかなかショックだった。しかし、ここでもドゥームズデイを使わなかったってことは、番組中、もう最後まで使われないんかいな?
 関東の友達が昨日緊急入院。と、言っても、お見舞いに行った別の友達の話では命に別状があるわけではなくって一安心。なんだかんだ言って健康は大事なのだよな。ご快癒を祈ります。


2002年12月09日(月) 旧暦 [n年日記]

今日のボスとの会話

ボス「だからね、研究者はね、素人にもわかるように、自分の研究の意義を言えるようにしなくちゃいけないの」
ワシ「そうですね」
ボス「ニュートリノでノーベル賞とった人、あの人、自分の研究がどう役に立つって説明してる?」
ワシ「あの、小柴先生、マスコミに『何の役に立つのか』と聞かれて『役には立ちません』と答えたんですけど……」
ボス「……」
ワシ「……」
 まあ、揚げ足取りの冗談です。(実際には小柴教授の業績はとても意義があると思います)
 今日、研究室の留学生のSさんの学位審査発表があって、その流れでこういう話題が出たんですが。
 ボスはいい人なんだけど、欠点もやはり幾つかある。私も本気で無茶苦茶腹が立つことも結構ある。それでも、基本的には尊敬している。多分、相手にはそうは思われていないだろうけど。
 理由は具体的にひとつひとつ挙げていけばいくつも挙げられるのだけど、総じて言えば、ボスが「本物のプロ」だからである。だから少しくらい常識から見て変なことを言われたり厳しいことを言われても、根源的に根に持つことはない。本物のプロってのはこれまた説明が難しいもので、仕事が上手くできるとか、稼げるとか、そういうところだけではない。ただ、「本物のプロ」というのは総じてかっこいい。容姿云々でなく、かっこよさが伝わってくる。だから、ボスもかっこいいと思う。かっこいいというのは、美しいということでもある。美しいというのは、人間の脳の中のあるパターンマッチングにひっかかるということで、そういうパターンを頭の中に養っていきたいし、またそういうパターンにひっかかる人間にもなりたい。今の私は全然ダメダメだけどね。
  キングゲイナー #13。丁度折り返し地点で、旅もようやく半ば。で、今回前後編の後編。はっきり言って、前半の作画は、あまり作画の出来自体は云々しない私でも気になるくらいにはひどかった。けど、演出方法が良いのか、やはり物語自体が破綻するほどには気にならない。その分、後半はかなり作画がんばってました。DVDでは前半修正されてるといいな。
 物語は、アーリーミイヤのオーバーマン、ブリュンヒルデを巡る話になる。サラとアスハムがブリュンヒルデのコックピットの中で見る初代ミイヤの姿。「オーバーデビル」という単語が出てくる。良くはわからないが、初代五賢人たちが恐れる、なにか忌わしいものらしい。おそらくこれからの展開に深く関わるのではないかと思われる。ストーリーは、特にブリュンヒルデになにか愛着を持たせることをしたわけではないのに、ブリュンヒルデに感情移入させられる。サラに引きずられたのか、いずれにしても今回も良いつくりでした。前半の作画以外は、ですが。
 次回はついにあのキャラが出るらしい。
  マイクロソフトの研究者がP2Pコンテンツ交換撲滅は不可能と発表 。内容の正当性はすぐには判断できないけど、これがどう波及するか。
 先日の調査では 中国で、日本に親しみを持ってるのは6% という結果が出ていたけども、これって必ずしも日本にばかり責任があるということではない。と、いうのも、中国政府が日本から援助を引き出したりする手段として、反日を政策としている部分があるから。でも逆にやりすぎて、中国進出を促さねばならないのに逆にその妨げになりかねないというので政府の方が慌ててたりするんだけど。で、 その一例 。南京で日本軍が恥じるべき事件はあったとは思います。が、いわゆる「事実」があやふやな状態で一方的な主張の「事実」を強弁するのは両国にとって良いことではないと思うが如何か。研究室の中国人留学生の人たち、ちょっと習慣とかが違うところはあるけど、いい人ばかりだから、中国とは仲良くして欲しいってのはある。日本が譲歩ばかりする形でなくってね。
 今年のノーベル賞の田中さん受賞について、 スウェーデンで議論が起こっているらしい 。しかし、田中さんの受賞は別に根拠のないものではなく、 きちんとした調査の結果 。実用化も大事なことには違いないけど、日の目を見ない基礎技術の発明者に光が当てられなければ、ノーベル賞の意義というのは少なからず損なわれるのではないだろうか?
  日本SF大賞決定 。すいません。古川さんの作品読んだことありません。(^^;
 沢田聖子さんの「親愛なる人へ」と「Dearest」について、一部事実誤認。歌詞は一部変っているようです。
 それと、よくわからない人のために SpookyのMIDI 。ちょっとイメージ違うけどね。
 噂では来年のクレしん劇場版は、原監督から水島監督にバトンタッチするらしい。ちょっと残念だけど、続投であれば今年の路線は期待されただろうし、そうすると子供向けという基本路線から逸脱してしまった可能性もないではない。その意味では、良い采配、なのかな? いや、「アッパレ戦国」大好きなんだけどね。
 だから誰だよ! 「佐野×東條」で検索してくるやつは!