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2001年12月01日() 旧暦 [n年日記]

HAPPY ENDがいいだろ?

 今日、 ソードフィッシュ を割引鑑賞券で見に行ったら映画の日で寝耳に水。そういえば12月、1月は第一平日でなく1日だってのを忘れてた。慌てた見たので結局3本しか見れなかった。予定をきちんと立ててれば五本は見られたのに。
  ソードフィッシュ 、スタンリーは元腕利きのハッカー(クラッカー)だったが、現在はFBIによる逮捕を経て仮釈放中の身。しがない機械工として働く彼の元にジンジャーと名乗る美女が現れる。彼女のボスがスタンリーに会いたがっていると云う申し出を最初は鼻にもかけなかったが、手付金として差し出された10万ドルに目がくらみ、会うだけなら、と承諾する。彼は別れた妻と娘の親権を争って係争中だが、妻には現在の夫であるポルノ王がついていて金が必要だったのだ。引き合わされた男、ガブリエルはDEA(麻薬取締局)がかつて囮捜査の為に作った会社の利益の強奪を企んでおり、銀行のセキュリティ破りの為に彼を雇おうとしていた。人を人とも思わないガブリエルの態度と、ヤバイ匂いにスタンリーは一旦は話を断ろうとするが、娘の為に金を作るにはそれしなかいと、手を貸す事になる。しかしこの犯罪計画の裏には隠された目的があり…
 この映画はのっけから、人間爆弾、そしてビル爆破と云う、ショッキングなシーンから始まる。このビル爆破シーンが30秒もの史上最長のBULLET TIMEで描かれ、ビジュアル的にもストーリーも極めて派手。間違いなく面白い映画なのだけど、さすがに多少引っかかるところも。ラストの落ちも含め、何度か主人公の自発的行動も計画に組み込んでいたような部分があるのだけど、そうだとするとかなりおかしなことになる。第一主人公が最後RPGをぶっぱなしまでする理由は感じられない。クラックのシーンとかが技術的にあからさまなフィクションなのだとかはまあご愛嬌。トラボルタの悪役は、(バトル・フィールド・アースを除けば)やっぱりいいが、しかし個人的にはビニー・ジョーンズ(ロック・ストック〜で取立屋ビッグ・クリスを演じてた元サッカー選手)に期待してただけにあの退場の仕方が残念。2点。
 次、コーエン兄弟の最新作 オー・ブラザー! 。二十世紀初頭、三人の男が鎖につながれたまま脱獄した。理屈っぽくて見栄張りなエンヴァンスと、粗野丸出しの南部男ピート、少々頭の足りないデルマーの三人組みだ。三人はエヴァンスが投獄前に隠した120万ドルが目当てなのだ。お宝の隠し場所はダム建設予定地で、あと4日で水の底に沈んでしまう。しかし金もあてもない三人組の事、身を寄せた親戚には賞金目当てに裏切られたり、銀行強盗に巻き込まれたりしながら追手の警官からすったもんだの塗装劇を繰り広げる。3人はお宝眠るエヴァンスの故郷へと向かうが、実はお宝の埋蔵には秘密が隠されていて、さらにラジオ局から小銭を稼ぐために旅の途中で知り合った黒人のギター引きトミーと組んだ即席ユニット「ずぶぬれブラザーズ」が原因で事態は予想だにしない方向に転がっていく。
 コーエン兄弟独特のまったりとしながらもシニカルさを含んだロードムービー。云ってしまえば「脱獄囚の人情どたばた逃走劇」と云う事になるのだけど、各シーンでさりげないおかしさがあるのはやはりコーエン兄弟。エヴァンスの元妻との展開がちっとなんだという部分があるし、お勧めと言う程ではないのだけど、だからと言って凡作と云うには惜しい部分もある。1.5点。
 最後は「EVOLUTION」。ある日、アリゾナの砂漠に一つの隕石が落下する。その隕石の調査に、短大のしがない教授アイラは同僚のハリーにむりやり引っ張られるが、その隕石に付着していた生物を発見、その地球外生命体は単細胞生物から爆発的に進化している事を知り、しがない身分から脱出するチャンスと躍り上がる。しかしその一大発見はアイラのコンピューターを監視していた陸軍科学研究所により横取りされる。裁判で研究の権利を勝ち取ろうとするが、実は元陸軍研究所にいて、大失態をやらかして追放されたアイラの経歴から、結局裁判に負けてしまう。アイラとハリーはその生命体の危険性を陸軍の科学者アリソンに訴えるが、謎の宇宙生物の進化は留まるところを知らず、民間にも被害が出始めた。それのみならず、地球大気に適応した生物達は、類人猿にまで進化し…
 はっきり真面目なSFでなく、お馬鹿映画。最初から真面目にやろうという気が欠片もないあたりが、思い切りがいいと云うか。ハンニバルでクラリスを演じたジュリアン・ムーアがドジな女科学者を演じてる辺りも何と云うか。下品ギャグも、一つ一つは面白いわKではないのだけど、連続して出されるとつい笑ってしまう。下品・お気楽・アホ丸出しの登場人物と三拍子揃ったバカムービー、何も期待せずに見ましょう。そうすれば多分楽しめます。1点。


2001年12月02日() 旧暦 [n年日記]

パワーパフガールズは年内で放送終了

 らしいんですが、 2ch PPGスレ での情報では、PPGは米国では隔週とか月一で新作を放送してるので、ストックが50話ちょいしかないらしい。で、それに追いついてしまったので終了、と云う所らしい。再開するのか、再放送とかやるかとかはわからない。
 良く考えると「ビーストウォーズ」も同じ体裁で、向こうでは次の放映までの間は再放送したりとかしてたらしいんで、それが向うでの放送の形態かもしれない。と、同時にPPGの質の高さがきちんと製作時間を取っている事が一要因だと云う事にもなる。単純に日米のシステム比較は出来ないが、毎週放映の日本で同じ質をコンスタントに作ろうとすれば、単純計算で倍から4倍の人員が必要と云う事になる。いや、そんな簡単な話では勿論ないんだけど。
 今日の ガオレンジャー は、話の内容云々よりも、クリスマスオルグの声が気になった。確かこの人結構なベテランだったはずなんだけど、誰だったかを度忘れしてしまった。テロップも見逃したし、ビデオにも撮ってないし…誰か知ってる人情報求む。と、思ったら思い出した。バビル二世でロデムの声やってた野田圭一氏だ。「 まほろまてぃっく 」でもロデムのパクリの黒ヒョウロボットの声やってたな…
  仮面ライダーアギト は中ボス・エルロード戦に決着。テレビでシャイニングのライダーキックは初披露か。劇場でアレ見たときは、別にライダーファンってワケじゃないけど、かなり震えました。テレビだと流石に予算の関係からかちっとスケールダウンしてるけど、それでも初見の人にゃ十分カッコ良かったのではないかと。そう云えばエクシードギルスの大切断ヒールクロウはテレビに出ないのかね。あかつき号事件が先週解明されて、翔一(実は本名は沢木哲也)の記憶も戻り、残る謎は風谷信幸殺しの真相と、恐らくはそれに繋がる翔一の姉・沢木雪菜の自殺の謎のみ。恐らく関わる人物は雪菜、沢木(本当の津上翔一)、それと美杉教授のはずなんだけど…今回ストーリー的に重要なのは、謎の青年がアギトに覚醒した者の力を奪い始めた事。まずは木野、そして残る涼と翔一も…そんなこと出来るんだったらなんで今までやらなかったの? と思ったら、アギトの力を吸収すると、青年はダメージを受けるらしい。相反する白い青年の力だからなんか? いや、それ以前に変身能力奪われたら話が終わっちゃう。どうすんの? 人物ドラマ的には、涼の他人への対応の対人関係のそっけなさが、実は父親との関係不全が原因でないかと思えた辺りが発見。今までも、言葉の端々から父親への反発とそれに反しての父親への執着があったので、そんな所だとは思ったけど。あかつき号以降はわからないけどあかつき号以前の涼の父親はどことなく翔一と似てるので、翔一に最初反発したけど妙に気が合わないでもないのはそのせいかも。設定・演出の齟齬や戦闘シーンが見劣りする部分があるのは事実だけど、でもこんだけ楽しませて貰ったらもう文句ありませんわ。なんだかんだ云って、結局これが今年の番組のベストかも。
 テイマーズは、うーん、基本設定とかは相変わらず好みなんだけど、どうにも歯切れが悪い。インプモンだったベルゼブモンにあまつさえ襲われ、レオモンを殺された怒りでギルモンを暗黒進化させてしまう、と云う山場のはずだけど、襲うベルゼブモンのアンヴィバレンツな感情が描写不足だったり、レオモンが殺されるまでの流れを演出もそこそこにあっさり済ませたり(最低限の伏線ははっているけど)、タカトがベルゼブモンに殺意を抱く過程、暗黒進化したメギドラモンを見て自分のしでかした事に愕然とする所、要所要所でやっつけ作業的な感じがする。うーん、小中さん、こんなものなのかなぁ……24話は秀逸だったのに。戦闘シーンが絡むとだめなんかな?
 夜9時ごろ、親から電話がかかってきて、何か大変な事でも起こったのかと思ったら、親が今買ってるジャイアント・シュナウツァーがドッグ・コンテストでチャンピオンになったと云う話だった。なんだ、自慢話か。ドッグブリーダーの世界の話はよく知らないのだけど、どうも高ランクの大会に出場すできるチャンピオンになるには過去の受賞経験などにおいて一定の条件があるらしく、公式に指定された大会で優勝する事がその条件の一つ。で、親の犬は小さい大会では優勝が幾つかあるものの、そういった大会では優勝経験は一度もなかったらしい。で、今回は物量作戦として、他所に飼われてるシュナウツァーの兄弟たちを借りて、まとめて出場と云う事をやったらしい。ところが予想外な事に、チャンピオン犬が登録して、これはダメかな、とか思ったとか。こういう場合、チャンピオン犬以外が優勝する事はまずないからなのだけど、ところが物量作戦が効いたのか、優勝してしまったらしい。各所へのご祝儀やらで出費するとか云いながらもやはり嬉しそう。犬関係の世界は一歩間違うとかなりどろどろしてるらしいけど、そういう深みにはまらない限りで楽しんでるのならこちらとしても嬉しい限り。


2001年12月03日(月) 旧暦 [n年日記]

著作権の現代

 とか書くと大事そうだ。でもそんな話でなく、まずは 連邦控訴裁がDVDのコピープロテクト外し公開の停止を支持をする判決 をしたという話。米国と日本の現在の法律では、コピーを防止するプロテクトがなされていた場合、そのプロテクトを解除すると個人的利用目的であっても著作権侵害とみなされる。これはコピーが個人利用目的であるかそうでないかを判別する事は大変な為、自動的にコピーそのものを違法とすると云うことである。著作物の保護と云うよりは、商品の権益保護と云う面が強い法律だ。つまり、個人が取り回しを良くする為にビデオをPCに取り込んでも、コピープロテクトを解除したら違法と云うわけだ。音楽データの孫コピーも大抵違法、それどころかDVDのリージョンプロテクト(地域によりリージョンコードが規定されていて、その地域とは違うリージョンコードのDVDは再生できない再生機がもっぱら販売されている)の解除も著作権法違反である。
 ここで大抵の人は思うはず。ちょっと待て。コピーのプロテクトはまだわからないではない。でもリージョンコードって何だ? 著作権と何の関係がある? 事実その通り。本来的な著作権でリージョンコードの正当化を行う事は難しい。例えばアメリカのDVDソフトは日本よりかなり安い。もし日本語に拘らなければ、海外から輸入して日本で視聴すればかなり安く上がる事になる。消費者が安く上げられると云う事は、売り手はその分損をすると云う事である。そう、このプロテクトに関する法律は、著作権保護そのものよりも企業の権益確保の意味が強い法律なのである。馬鹿馬鹿しい話だが、これには著作権法が実情と合わなくなっていると云う背景がある。著作権法は、法文を見れば分かるが、その基本的概念は表現物(著作物)の表現性を保護する為のものである。誰かが勝手に表現物を使ったり、改変したりと云う事がないよう、表現者の権利と表現物を保護する法律だ。だからこれ事態は別に問題があるとは云わない。しかし、その表現として著作物の保護と、商品としての著作物の保護がごっちゃになって行われてしまっている。その事が混乱を招き、著作物の「過剰保護」を招いてしまっている。現状、商品の保護を行うためには「著作物」として著作権法を用いる、と云うのがソフトを売る側の基本的戦術なのだ。この事による矛盾点は、既に多くの人が気付いてはいる。例えば Hotwiredのこの記事 では、文化の一要素としての著作物が商品としての著作物保護の為に保護されるどころかむしろその発展を妨げられている事を指摘している。無論、商品の保護も重要だ。もしどうしたって正当な商品が儲からないシステムが構築されてしまえば、誰も商品を作ろうなんて考えない。だが、現在行われている事は供給側が利益を確保する為に旧来保障されていた消費者側の権利を奪うと云う行為である。ふざけるな、だ。
 このように著作権が企業の権益保護の為の法律と化してしまっているのは、商品の保護の上手いシステムが構築されないからではある。しかし、ここらでちゃんと「著作権」と云う文化的なものを楯にとっての欺瞞的行為でなく、正面から「商品の保護」を構築する努力をしてもいいんではないだろうか?
 もう一つ、 一番最初の判決 で面白いのは、判決が「コンピューターコードは言論ではあるが表現ではない」と断定している事だ。アメリカの著作権法は知らないが、日本の著作権法の第二条一項では、著作物の定義をこう行っている。
思想又は感情を創作的に 表現 したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。
 早い話、プログラムは表現物でない、ひいては著作物ではない、と云っているのだ。この言に依るならば、コピーしようが改変しようが、著作権の保護下にはなく、違法ではない、と云う事になる。文章や絵もデジタル化してPCに取り込めば、そのデータは「コンピューターコード」である。って事はつまり…?
 ああ、こいつらホンマにアホちゃうか?


2001年12月04日(火) 旧暦 [n年日記]

謎の転校生は謎のままでした

 本日最終回の ムリョウ 、正直最終2話直前まであまりにまったりしすぎていてもうすぐ終わると云う事に気付かなかったのだけど(マジで)、今年の番組の中ではまず上位に属する部類であるのは間違いない。最終回、何故天網市の人々に特殊な能力が宿るか、その中でもとりわけシングウの力とは何か、銀河連邦と銀河連盟とは何か、ワケありそうな宇宙人ジルトーシュの正体、ムリョウのじっちゃん、姉の正体と続々と明らかになったのだけど、結局肝心のムリョウの正体だけは明らかにならなかった。宇宙人でも天網の民でもなく、ワケアリそうで意味ありげで、本当か冗談か正体を匂わせはしたのだけど、結局本当のところはわからない。でも、こういうのもありかなぁ。ところでジルトーシュの本体、ウルトラマンですか?
 児童誌によると、 アギト には水のエルに続いて土のエルが出るらしい。でも、水のエルでも叶わなかったのにまたエルロードが相手しても……
 NHKで「光の帝国」っつージュヴナイルドラマをやっていた。超能力ものなのだけど、「その力は使いすぎると大変な事になる」と云う台詞に、つい、「アンノウンに襲われるんか?」と突っ込んでしまったり。でも、特撮はアギトよりチャチかったです。
 そう云えばウルフルズが紅白出場らしいですが、やっぱり「明日があるさ」なんだろうなあ。「事件だ!」なら嬉しいのだけど。
 ちなみに これ 、一発ネタ。(菊池さんのサイトは 心日庵 と名を変えてリニューアルしてます。審美庵ではないのか)


2001年12月05日(水) 旧暦 [n年日記]

またもや新ウィルス

 未だBadtransにひっかかったマヌケ…もとい、被害が収まらない内に新種のウィルスが海外で大発生らしい。
 名前は win32.goner.A 。コイツもOutlookExpressと、更にICQを使って広がるらしい。好い加減ユーザーも学習してくれい。頼むから。


2001年12月07日(金) 旧暦 [n年日記]

虫がいい。

 カンダハルに立て篭もっていたタリバーンが投降の姿勢を見せたと云う話を聞いてはいたのだけど、その条件と云うのを聞いて吃驚した。
 「オマール師が投降後、尊厳を持って生きることを認めるという条件」だそうだ。
 分かりやすく噛み砕いて云うと、「生命の保証をしろ」「罪は不問にふせ」と云う事らしい。そりゃまあカンダハルの明渡しは事実上の停戦交渉なのだから、出来るだけ有利な条件を引き出そうとするのは当たり前と云えば当たり前なのだけど、今更どの顔を下げて「罪を不問にふせ」と云っているのだろう? 北部同盟を中心とした暫定政権側としては、確かにオマール氏の影響力を上手く使えば新政権の安定化を図る事が出来るかもしれない。しかし同時に、オマール氏は今回の戦争におけるタリバーン側の最高責任者でもある。敗戦側には大抵は戦争責任と云うものが負わされる。それは賠償金であったり責任者の処分であったり様々だけど、今回はアフガンの内戦と云う面に加え、アメリカのNYWTCテロに対する報復と云う面もある。事実アメリカは オマール氏の免責に反対している 。最終的にはどう云う処分を決めるかはアフガン暫定政権に任されるわけで、バシュトゥーン人勢力への内政と、テロ支援国家の政権だったタリバーンの処分と云う外交的なバランスを上手く取らねばならないだろう。でも、自身はジハードを標榜して敵味方を問わず死地に追い遣って来た人間が、何の罰も受けず罪も問われず安穏としているなどと云うのは許せないものがある。戦争責任を問う難しさは今も昔も変わらないし、戦争が長引いて人死にが更に出るのはカンベンと云うのは間違いないのだけど。一日も早く爆撃も砲撃も銃撃も心配しないでいい世の中になるのが一番なのだけど。


2001年12月08日() 旧暦 [n年日記]

小松崎茂氏逝去

  本日、プラモデルのボックスアートなどで有名な小松崎茂画伯が亡くなられた そうです。謹んでお悔み申し上げます。
 それとは関係ないけど、「ガンダム」は現在もバンダイの売上で結構な割合を占めていて(本当に関係ないな)、関連商品だけでなく、新作OVAとかも結構作られていた。なんか来年も秋からガンダムの新作をやるそうだけど(好い加減にしろとは云いたい)、これには冨野さんはノー・タッチらしい。また話がずれた。三つくらい種類があるOVAの中で、大抵の人は何が好きかと云うと 0083スターダストメモリー と答えると思うのだけど、私は 0080ポケットの中の戦争 の方が好きだったりする。 08小隊 ? 見てないっす。
 またもや話がずれた。0080はよく見ると脚本が オネアミス の監督だった山賀博之氏だったりするのだけど、話的には極めて地味。中立コロニーに密かに搬入された新型ガンダムの奪取あるいは破壊を目的としてジオン工作員が潜入するのだけど、ルーキー一人を除いて全滅、新型を破壊しないとジオンが核でコロニーもろとも破壊する事を知り、そのルーキーとコロニーの少年が壊れかけのザク一機で新型を破壊しようとする、と云うのが粗筋。新型一機になんでそんなに畏怖を抱くかとか変なところは多々あるのだけど、ザク一機で新型にカチコミをかけるところが好きで、それ以上に戦火とは無縁なはずの一少年の目を通して画面で見ているだけの戦争と実際に目の当たりにする戦争の違い、戦争での死には感傷も人間味も無縁である事を描いてるところが好きだったりする。まあワシは小学生の時に近藤和久氏の「MS戦記」読んで喜んでたしなぁ。マンガ版では若干結末が違うそうだけど、少年の成長物としてはOVAの結末の方が上だと思う。
 いや、木曜に前の研究室での忘年会があって、そこで「 ALEX (0080に出てきた新型ガンダム)のライフルって FAMAS に似てると云う話から急に思い出しただけなんだけど、アフガンの情勢を伝える番組を見ていて、自分たちと重ねて思い浮かべてしまった。そんな物知り顔をしたところで何も知らない事には違いない(調べる事は出来るけど)から、知っているつもりにはなってはいけないのだろう。せめて知らない事をきちんと自覚したい。
  ヴァンドレッド は突然脈絡なく主人公の出生(素性、の方が正しいか)の秘密が暴かれて更に急に悟りを開く主人公。視聴者おいてけぼり。この番組らしいと云えばらしいけど。
  フルーツバスケット は、まあこんなもんだろうなぁと思いながら。別に特に好きでもないのになんで見てるのだろうとか思いつつも、演出とかキャラの動きとか、動く部分が面白くて見てるんだろうなぁなどと考えて見る。純粋で優しいという事は素晴らしい事かもしれないけど、でもそれは単体では多分意味をなさない。云ってみればオプションカード。メインのカードに付け合せて初めて意味を持つのだろう。無方位無制限の優しさは一時心地良いかもしれないけど、残るものも少ない。いや、登場人物が能天気だとかそう云う事を云いたいのではなくって、うーん、上手く云えない。
  HELLSING はなんだこりゃ。何がやりたいのかわからない。へたれてる事が悪いんでも原作と違うことが悪いんでもない。視聴者に何を期待させ、期待に沿いたいのか裏切りたいのか、それすら読み取れない。 小中さん の脚本は割と好きなのが多い、或いは何か気になる物があるのだけど、これにOKは出せない。
 え〜っと、 人妻型ヒューマリット?


2001年12月09日() 旧暦 [n年日記]

起きたらソン・ガンホ

 昨日、テレビのタイマーで勝手に朝7時にNHK教育のハングル講座が点いてしまったのだけど、ちょうど「JSA」「シュリ」に出演していた韓国の俳優 ソン・ガンホ が出ていたので思わず無理矢理起きてしまった。いや、それだけなんだけど。相変わらず四角い顔してました。
 今朝の PPG は博士を攫ったカレ(名前を呼ぶのも恐ろしいので“カレ(him)”と呼ぶのだそうな)がガールズに難問を次々と突きつける。オチが大笑い。カレって本当に恐ろしいのか? しかしサルのクイズが一体どういう意味だったのか気になる。
 ガオレンジャーは来週に ガオケンタウロス が出るっぽい。ケンタウロスって割には下半身は馬じゃないけど。
  アギト は最後の謎「風谷伸幸殺し」が遂に明らかになりだす。身近な謎から段々大きな謎に行くのが大体はSFのフォーマットだけど、まあそんな事はどうでもいいか。やはり絡むのは沢木(本当の津上)、雪菜、そして美杉教授。雪菜が殺したで決定かと思ったけど、そうすると美杉教授の「私が伸幸兄さんを死なせてしまったんだ」の意味がわからない。「死なせた」であって「殺した」ではないので、単純な話ではない気がするのだけど……最初のアギトである翔一の姉、雪菜が伸幸殺しの犯人かもしれないということで、来週は真魚がアギトに拒否反応を示すらしい。またアギトである事を悩みだす翔一。謎の青年(設定上は斗真と云う名前)がアナザーアギト、ギルスと次々に変身能力が奪われる展開と繋がるのか? いや、最後まで引っ張る引っ張る。
 デジモンテイマーズは、先週と比べるとずいぶんまともな出来に。特に酷いご都合主義もなく、デュークモンに進化。声が野沢御大なんでどうしても悟空に聞こえるけど。しかしこのシナリオのばらつき具合はどうにかならないものだろうか。ギルモンがデータ云々ってのは、デジタルワールドでデータ化してるテイマーたちとの合成(ジョグレス)進化の前振りだったか。
 そんなこんなでテレビわき目にずっと作業してて、昼にボスに原稿を送付。ふう。
 夜はベストキッド2をやっていたので見てしまったのだけど、ここは60〜70年代のサイゴンですか? え? 沖縄? そりゃまた失礼しました。最後のでんでん太鼓の奥義の腰砕けっぷりったら…いや、結構色んな意味で楽しめましたが。


2001年12月10日(月) 旧暦 [n年日記]

遂に公開!

 兎に角 コレ 見れ。今年のSF大会宇宙開発の部屋で「口外厳禁」と固く口止めされながら公開されたプロジェクトが具体的に動き出したようです。まだ予算がついたわけではないようですが、いや、もう云いたくてうずうずしてたんですわ。
 いや、今日は時間がないのでこれくらいで。